JPH09123850A - 自動車用樹脂製バンパー - Google Patents

自動車用樹脂製バンパー

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JPH09123850A
JPH09123850A JP28529095A JP28529095A JPH09123850A JP H09123850 A JPH09123850 A JP H09123850A JP 28529095 A JP28529095 A JP 28529095A JP 28529095 A JP28529095 A JP 28529095A JP H09123850 A JPH09123850 A JP H09123850A
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JP
Japan
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bumper
wall portion
reinforcement
vertical ribs
bumper reinforcement
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Withdrawn
Application number
JP28529095A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Tsukisaka
和彦 月坂
Michiaki Kobayashi
路明 小林
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Daikyo Nishikawa Corp
Original Assignee
Nishikawa Kasei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なくて、製造コストが低く、車
体フレームへの取付作業の容易な自動車用樹脂製バンパ
ーが得られるようにする。 【解決手段】 バンパーレインフォース部6をバンパー
フェース部2と一体成形して、その構造をバンパーフェ
ース部2の表側が開口となった凹部6aと、この凹部6
a内にバンパー長手方向に間隔をあけて配置された複数
の縦リブ11,11,…とを有するものとし、凹部6a
の奥壁部5に、凹部6aの開口6b側からバンパー1を
サイドフレーム9へ取り付ける締結部7を形成する。こ
のバンパー1のサイドフレーム9への取付後に、バンパ
ーモール17をバンパーレインフォース部6の凹部6a
の開口6bにバンパーフェース部2の表側から取り付け
て上記開口6bを閉塞するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用樹脂製バ
ンパーに関し、特にバンパーフェ−ス部とバンパーレイ
ンフォース部とが一体成形されるものの技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の自動車用樹脂製バン
パーとして、該バンパーとは別体のバンパーレインフォ
ースメントを介して車体フレームに取付固定するように
したものは知られている。例えば図8及び図9に示すよ
うに、この種のバンパー30は、その長さ方向の中央部
下側にダクト状の長孔18′を有するバンパーフェース
部2′と、該バンパーフェース部2′の裏面の上部より
略水平方向に突出した突壁部31とを有する。これに対
し、バンパーレインフォースメント38は、表裏2枚の
金属板からなるパネル材33,37を閉断面構造に接合
したもので、その表側のパネル材33の上壁部33aに
上記バンパーの突壁部31が重ね合わされて、両者がボ
ルト34によりバンパー長手方向の複数箇所で締結さ
れ、一方、表側パネル材33の下壁部33bに、バンパ
ーの長孔18′の壁面であってバンパーフェース部2′
から連続して裏側へ略水平方向に延びる上壁部32とが
重ね合わされて、両者がボルト35によりバンパー長手
方向の複数箇所で締結されている。そして、このように
してバンパー30が締結されたバンパーレインフォース
メント38をその表裏パネル材33,37の接合部にて
車体左右側部を前後方向に延びるサイドフレーム9′の
端部にボルト締結することにより、バンパー30をバン
パーレインフォースメント38を介してサイドフレーム
9′に締結するようになっている。
【0003】しかし、この従来例のものでは、バンパー
レインフォースメント38となる部材がバンパー30と
は別個に必要であるため、部品点数が多くなる。
【0004】また、バンパー30を車体に取り付けるに
は、そのバンパーフェース部2′とバンパーレインフォ
ースメント38との締結、及び該バンパーレインフォー
スメント38とサイドフレーム9′との締結を要する。
さらに、このバンパーフェース部2′とバンパーレイン
フォースメント38との締結、及びバンパーレインフォ
ースメント38とサイドフレーム9′との締結は、バン
パーフェース部2′の裏側でボルトを締付ける作業が必
要で特殊な工具を用いねばならず、これらによってバン
パーの取付作業が面倒になるという問題があった。
【0005】そこで、このようにバンパーを、それとは
別体のバンパーレインフォースメントを用いることなく
車体に取り付けるようにしたものとして、従来、実開平
4−11168号公報に示されるように、バンパーに閉
断面形状のバンパーレインフォース部を一体成形したも
のが提案されている。
【0006】また、実開昭57−69743号公報に示
されているように、バンパーにそのフェース部から裏側
に延びる凹部を形成して、その凹部の底壁部をバンパー
表側からボルトで車体パネルに締結するようにすること
は知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の従来例(実
開平4−11168号公報)のものでは、バンパーフェ
ース部とバンパーレインフォース部との一体成形により
部品点数を低減でき、バンパーを車体フレームに直接締
結するだけでよい。
【0008】ところが、その反面、バンパーレインフォ
ース部は閉断面構造で、その表側はバンパーフェース部
によって塞がれているので、このバンパーレインフォー
ス部を成形するためには、バンパー長手方向に抜く割り
型が必要となり、製造コストが高くなるという問題があ
る。
【0009】また、バンパーの車体フレームへの締結に
おいても、バンパーレインフォース部の表側はバンパー
フェース部によって塞がれているため、バンパーレイン
フォース部の裏側でボルトを締付ける必要があり、やは
り、特殊な工具を必要として取付作業の容易化は期待で
きない。
【0010】一方、後者の提案例(実開昭57−697
43号公報)のものでは、バンパーの車体への取付時
に、バンパーの表側からボルトを締付けることができ、
バンパーの取付作業は容易となる。
【0011】しかし、このものには、バンパーをその端
部が車体パネルから浮き上がるのを防止するための締結
構造が示されているのみであって、バンパーのレインフ
ォース部の構造ではなく、強度及び剛性を必要とするバ
ンパーレインフォース部の締結には適用が困難である。
【0012】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、バンパーフェース部
に一体成形されたバンパーレインフォース部の構造を改
善することで、バンパーの部品点数を低減するととも
に、バンパーの成形を容易にして製造コストを低くし、
さらにバンパーの車体フレームへの取付作業を容易にし
ようとすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、バンパーフェース部と一体のバン
パーレインフォース部を、バンパーフェース部の表側が
開口となった凹部と、この凹部内にバンパー長手方向に
間隔をあけて配置された複数の縦リブとを有する構成と
し、上記凹部の奥壁部に締結部を形成して、この締結部
にて凹部の開口側から車体フレームへ取り付け得るよう
にした。
【0014】具体的には、請求項1の発明では、バンパ
ーフェ−ス部とバンパーレインフォース部とが一体成形
され、上記バンパーレインフォース部にて車体フレーム
に締結される自動車用樹脂製バンパーを前提としてい
る。
【0015】そして、上記バンパーレインフォース部
は、各々バンパーフェース部から連続してその裏側へ略
水平方向に延びる上壁部及び下壁部と、該上下壁部間に
連続して立設され、バンパー長手方向に沿って延びる奥
壁部とからなり、かつ上記上下壁部及び奥壁部間に凹部
を形成し、上記バンパーレインフォース部の奥壁部にバ
ンパーを車体フレームに締結する締結部を形成する。
【0016】また、上記バンパーレインフォース部の上
壁部と下壁部とを、バンパー表裏方向に沿って延びかつ
バンパー長手方向に所定の間隔をあけて配置された複数
の縦リブによって一体に連結し、上記バンパーレインフ
ォース部の凹部の開口に、該開口部をバンパーフェース
部の表側から閉塞するバンパーモールを取り付けるよう
にしている。
【0017】上記の構成により、この発明では、バンパ
ーレインフォース部をバンパーに一体成形したので、従
来の如きバンパーレインフォースメントが別個に不要と
なり、部品点数を低減することができる。
【0018】また、このバンパーレインフォース部は凹
部を有し、その表側はバンパーフェース部によって塞が
れておらずに開口構造になっているので、バンパー長手
方向に抜く割り型を必要とすることなく成形でき、製造
コストを低減することができる。
【0019】さらに、バンパーレインフォース部の上下
壁部を連結する複数の縦リブをバンパー長手方向に所定
の間隔をあけて配設したので、バンパーレインフォース
部の強度及び剛性は従来のものと遜色がない。
【0020】しかも、バンパーレインフォース部の奥壁
部にバンパーを車体フレームに締結する締結部を形成し
たので、バンパーの車体フレームへの取付けの際に、バ
ンパーレインフォース部の凹部開口側から工具を挿入し
てボルトを締付けることができるようになり、特殊な工
具を用いずとも済み、バンパーの取付作業が容易とな
る。
【0021】さらに、バンパーを車体フレームに取り付
けた後に、バンパーモールをバンパーレインフォース部
の凹部開口にバンパーフェース部の表側から取り付けて
上記開口を閉塞すればよい。このことで、バンパーレイ
ンフォース部の縦リブや締結部のボルト等が外部から見
えなくなり、バンパーの外観上の見映えも良くなる。
【0022】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、バンパーレインフォース部を、上壁部、下壁部、
奥壁部及び一対の隣り合う縦リブからなる前側に開放さ
れた前側開放箱状部と、上壁部、下壁部、バンパーフェ
ースの表側近傍に位置する前壁部及び一対の隣り合う縦
リブからなる後側に開放された後側開放箱状部とが、隣
接する前側開放箱状部及び後側開放箱状部の相対する箱
状部側の縦リブ同士を共通にした状態で、バンパー長手
方向に交互に並べて構成する。
【0023】上記の構成により、この発明では、バンパ
ーレインフォース部がその壁部により、バンパーの表裏
面に開口する2種類の箱形状の組合せ構造に形成され、
バンパーレインフォース部の強度及び剛性をさらに増大
させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)以下、本発明の実施形態を図面に基づい
て説明する。図1〜図4において、1は本発明の実施形
態1に係る自動車用樹脂製の前側バンパーで、左右方向
に延びる正面部1aと該正面部1aの両側より一体的に
後方向に延びる左右側面部1b,1bとからなる。この
バンパー1は、略上下方向に延びる鉛直部と、該鉛直部
の上下端に連続してその裏側に弧状湾曲する湾曲部とか
らなるバンパーフェース部2を有する。上記バンパーフ
ェース部2の鉛直部の左右方向中央部において上下方向
中央部よりも下側にはバンパー長手方向に長いダクト状
長孔18があけられている。
【0025】上記バンパーフェース部2における鉛直部
の上下方向中央部よりも上側には、バンパーレインフォ
ース部6が一体に形成されている。このバンパーレイン
フォース部6は、バンパーフェース部2の鉛直部上端部
から連続して裏側へ略水平方向に延びる上壁部3と、上
記鉛直部における上下方向中央部から連続して裏側へ上
記上壁部3と平行に略水平方向に延びる下壁部4と、こ
れら上壁部3及び下壁部4の各先端部間に連続一体的に
繋げられ、バンパー長手方向に沿って延びる上下方向の
奥壁部5とで構成されている。すなわち、バンパーレイ
ンフォース部6は上壁部3、下壁部4及び奥壁部5間に
囲まれる部分に、バンパーフェース部2の表側に開口す
る凹部6aを有し、この凹部6aはバンパー1の長手方
向の略全体に亘って形成されている。
【0026】上記バンパーレインフォース部6の左右両
側部における奥壁部5にはバンパー1を車体フレームに
締結するための締結部7が形成されている。すなわち、
図4に示すように、この各締結部7は他の箇所よりもや
や後方(裏側)に突出した奥壁部5で構成され、その締
結部7(奥壁部5)には2つのボルト挿通孔10,10
が左右に並んで形成されている。そして、バンパー1
は、左右の締結部7,7にてそれぞれ車体の左右側部を
前後方向に延びるサイドフレーム9,9の前端部9a,
9aに各ボルト挿通孔10を通る取付ボルト8によって
締結されて取り付けられている。
【0027】上記締結部7,7間に位置するバンパーレ
インフォース部6の凹部6a内には、バンパー1の表裏
方向に沿って延びる複数の縦リブ11,11,…がバン
パー長手方向に略等間隔をあけて配設され、この各縦リ
ブ11により上壁部3と下壁部4とが一体に連結されて
いる。
【0028】また、上記凹部6aの奥壁部5には、上記
各締結部7両側の隣り合う一対の縦リブ間を除いた部分
に、バンパーフェース部2の表面近くまで延びる先端面
を有する上下2本の横リブ12,12が上下壁部3,4
と平行に突設され、これら横リブ12,12は締結部
7,7間では各縦リブ11に略直交してそれと一体に形
成されている。
【0029】上記バンパーレインフォース部6における
凹部6aの開口6bはバンパーモール17によって閉塞
されている。このバンパーモール17は、左右方向中央
に位置するプレート取付部16と、左右両側に位置し、
凹部6aの開口6bをバンパー1の左右半分に分けてバ
ンパーフェース部2と略面一となるように閉塞する左右
のモール部15,15とを備えてなる。各モール部15
はバンパー1の正面部1a及び側面部1bにそれぞれ対
応する正面部15c及び側面部15dからなり、その正
面部15cの裏面上下2箇所に後方に延びる係合爪15
a,15a,…が、また側面部15dの裏面上下2箇所
にも後方に向かう係合爪15b,15b,…がそれぞれ
突設されている。そして、正面部15c裏面の各係合爪
15aをバンパー1の正面部1aにおける凹部6a内の
上下側面(上下壁部3,4)に形成した係合部(図示せ
ず)にスナップ係合し、かつ側面部15d裏面の各係合
爪15bをバンパー1の左右側面部1bにおける凹部6
a内の係合部(図示せず)に係合することによって、左
右のモール部15,15がそれぞれ凹部6aの開口6b
を閉塞した状態でバンパー1にその前側から一体的に結
合される。
【0030】一方、上記プレート取付部16は図外のナ
ンバープレートを取付固定するためのもので、その裏面
上下2箇所に上記各モール部15と同様の係合爪16
a,16a,…が突設されている。そして、このプレー
ト取付部16は、各係合爪16aをバンパー1の正面部
1aにおける左右方向中央部の凹部6a内に形成した係
合部(図示せず)にスナップ係合することによって、凹
部6aの開口6bを閉塞しかつ左右両縁部が左右モール
部15,15のバンパー中央側端部に前側から重なった
状態でバンパー1に結合される。したがって、バンパー
レインフォース部6の凹部6aの開口6bは、左右方向
中央部がプレート取付部16によって、また左右両側が
モール部15,15によってそれぞれ閉塞されることに
なる。
【0031】以上の構成からなるバンパー1を車体のサ
イドフレーム9,9に取り付けるには、先ず、バンパー
モール17(モール部15,15及びプレート取付部1
6)が取り付けられていない状態で、図3に示すよう
に、バンパーレインフォース部6における左右の締結部
7,7(奥壁部5)の裏面をそれぞれサイドフレーム
9,9の前端部9a,9aに当接させ、この各締結部7
のボルト挿通孔10,10にボルト8,8を通し、この
各ボルト8を工具13によってバンパーレインフォース
部6の凹部6aの開口6b側から順次サイドフレーム9
に締付けることにより、バンパー1を左右のサイドフレ
ーム9,9に取付固定する。
【0032】このようにしてバンパー1をサイドフレー
ム9,9に取り付けた後に、バンパーモール17のモー
ル部15,15をそれぞれバンパー1の左右両側におけ
るバンパーレインフォース部6の凹部6aに嵌め込み、
その係合爪15a,15bを凹部6a内上下壁面の係合
部に係合させることで、モール部15,15をバンパー
1に結合し、次に、その上から、プレート取付部16を
バンパー1の左右方向中央部でバンパーレインフォース
部6の凹部6aに嵌め込み、その係合爪16aを凹部6
a内の係合部に係合させることで、プレート取付部16
をバンパー1に結合する。以上でバンパーレインフォー
ス部6の凹部6aの開口6bがバンパーモール17によ
り閉塞される。
【0033】したがって、この実施形態では上記のよう
に工具13をバンパー1の表側(バンパーフェース2表
側)から挿入してバンパー1をサイドフレーム9に取り
付けるので、バンパー1の取付時に特殊な工具が要ら
ず、その取付作業が容易となり、しかも取付作業時間も
短縮することができる。
【0034】また、バンパーレインフォース部6の凹部
6a内には、上壁部3と下壁部4とを連結しかつバンパ
ー1の表裏方向に沿って延びる縦リブ11,11,…が
バンパー長手方向に略等しい間隔で形成されているとと
もに、これら縦リブ11,11,…に略直交するように
バンパー長手方向に延びる2本の横リブ12,12が設
けられているので、これら各縦リブ11及び各横リブ1
2による補強によりバンパーレインフォース部6の強度
及び剛性が増大する。それ故従来のもののようにバンパ
ーレインフォースメントを用いずとも、それと遜色のな
い構成の樹脂製バンパーを得ることができる。
【0035】しかも、このバンパーレインフォース部6
はその凹部6aの前側がバンパーフェース部によって塞
がれていなくて開口したものであるので、バンパー1の
成形時に長手方向に抜く割り型は必要がなく、製造コス
トを低くすることができる。
【0036】さらに、上記のようにバンパーモール17
のモール部15,15及びプレート取付部16により、
バンパーフェース部2の表側よりバンパーレインフォー
ス部6の凹部6aの開口6bが閉塞されるので、縦リブ
11、横リブ12、ボルト8等がバンパーモール17に
よって完全に隠されて前側から見えることはなくなり、
バンパー1の外観上の見映えが良くなる。
【0037】尚、本実施形態では、バンパーレインフォ
ース部6の上壁部3と下壁部4の間にそれらと平行の2
本の横リブ12,12を形成しているが、この各横リブ
12は必ずしも必要ではなく、縦リブ11の数やその配
置する間隔を考慮してそれらの要件のみで必要な強度及
び剛性が得られれば省略してもよい。
【0038】また、バンパーモール17のプレート取付
部16をバンパー1の中央部に配置したために、バンパ
ーモール17のモール部15は左右2つに分けられてい
るが、例えばナンバープレートをバンパーレインフォー
ス部6とは別の箇所に取り付け得る場合等には、左右の
モール部15,15を一つにしてそれのみでバンパーモ
ールを構成するようにする、つまり外形形状がバンパー
レインフォース部6の凹部6aの開口形状と略等しい一
つのバンパーモールによってバンパーレインフォース部
6の凹部6aの開口6bを閉塞するようにしてもよい。
【0039】(実施形態2)図5〜図7は本発明の実施
形態2に係るバンパーを示す(尚、図1〜図4と同じ部
分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略
し、他の異なる箇所のみを説明する)。
【0040】すなわち、この実施形態では、バンパー2
0のバンパーレインフォース部22の形状が実施形態1
とは異なり、左右に隣り合う一対の縦リブ11,11の
間に奥壁部5を配置しない箇所が設けられ、この奥壁部
5を配置しない隣り合う一対の縦リブ11,11の間に
はそのバンパーフェース部2の表側近傍位置にバンパー
長手方向に沿って延びる前壁部21が形成されており、
隣り合う一対の縦リブ11,11ごとに交互に前壁部2
1及び奥壁部5が形成されている。
【0041】したがって、バンパーレインフォース部2
2は、上壁部3、下壁部4、奥壁部5及び隣り合う一対
の縦リブ11,11で囲まれる前側に開放された前側開
放箱状部23と、同様に、上下壁部3,4、前壁部21
及び隣り合う一対の縦リブ11,11で囲まれる後側に
開放された後側開放箱状部24とが、隣接する前側開放
箱状部23及び後側開放箱状部24の相対する箱状部側
の縦リブ11,11同士を共通にした状態で、バンパー
長手方向に交互に並べられて構成される。このため、バ
ンパーレインフォース部22の強度及び剛性をさらに増
大させることができる利点がある。
【0042】尚、実施形態1と同様に、前側開放箱状部
23内及び後側開放箱状部24内に補強用の縦リブ又は
横リブを設けて、さらに強度及び剛性を向上させること
もできる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、バンパーフェース部と一体のバンパーレインフ
ォース部を、バンパーフェース部の表側が開口となった
凹部と、この凹部内にバンパー長手方向に間隔をあけて
配置された複数の縦リブとを有する構成とし、上記凹部
の奥壁部にバンパーを車体フレームへ締結する締結部を
形成するとともに、バンパーレインフォース部の凹部の
開口にバンパーモールをバンパーフェース部の表側から
取り付けて上記開口を閉塞するようにしたことにより、
別体のバンパーレインフォースメントを不要として部品
点数を低減することができるとともに、バンパー長手方
向に抜く割り型を要することなく成形して、製造コスト
を低減することができ、バンパーの取付作業も容易化す
ることができ、さらにバンパーの外観上の見映えの向上
を図ることができるという実用上優れた効果が得られ
る。
【0044】請求項2の発明によると、バンパーレイン
フォース部を、上壁部、下壁部、奥壁部及び一対の隣り
合う縦リブからなる前側に開放された前側開放箱状部
と、上壁部、下壁部、バンパーフェースの表側近傍に位
置する前壁部及び一対の隣り合う縦リブからなる後側に
開放された後側開放箱状部とが、隣接する前側開放箱状
部及び後側開放箱状部の相対する箱状部側の縦リブ同士
を共通にした状態で、バンパー長手方向に交互に並べて
構成したので、バンパーレインフォース部の強度及び剛
性のより一層の増大化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る自動車用樹脂製バン
パーの構成を示す分解斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】実施形態2を示す図1相当図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】図5のVII −VII 線断面図である。
【図8】従来のバンパーの左右方向略中央部での縦断面
図である。
【図9】従来のバンパーの締結部での縦断面図である。
【符号の説明】
1,20 バンパー 2 バンパーフェース部 3 上壁部 4 下壁部 5 奥壁部 6,22 バンパーレインフォース部 6a 凹部 7 締結部 11 縦リブ 12 横リブ 17 バンパーモール 21 前壁部 23 前側開放箱状部 24 前側開放箱状部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパーフェ−ス部とバンパーレインフ
    ォース部とが一体成形され、上記バンパーレインフォー
    ス部にて車体フレームに締結される自動車用樹脂製バン
    パーにおいて、 上記バンパーレインフォース部は、各々バンパーフェー
    スから連続してその裏側へ略水平方向に延びる上壁部及
    び下壁部と、該上下壁部間に連続して立設され、バンパ
    ー長手方向に沿って延びる奥壁部とからなり、かつ上記
    上下壁部及び奥壁部間に凹部が形成され、 上記バンパーレインフォース部の奥壁部にバンパーを車
    体フレームに締結する締結部が形成され、 上記上壁部と下壁部とが、バンパー表裏方向に沿って延
    びかつバンパー長手方向に所定の間隔をあけて配置した
    複数の縦リブによって一体に連結され、 上記バンパーレインフォース部の凹部の開口に、該開口
    部をバンパーフェースの表側から閉塞するバンパーモー
    ルが取り付けられていることを特徴とする自動車用樹脂
    製バンパー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用樹脂製バンパー
    において、 バンパーレインフォース部は、上壁部、下壁部、奥壁部
    及び一対の隣り合う縦リブからなる前側に開放された前
    側開放箱状部と、上壁部、下壁部、バンパーフェースの
    表側近傍に位置する前壁部及び一対の隣り合う縦リブか
    らなる後側に開放された後側開放箱状部とが、隣接する
    前側開放箱状部及び後側開放箱状部の相対する箱状部側
    の縦リブ同士を共通にした状態で、バンパー長手方向に
    交互に並べられて構成されていることを特徴とする自動
    車用樹脂製バンパー。
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