JPH09122470A - 顔料分散剤 - Google Patents

顔料分散剤

Info

Publication number
JPH09122470A
JPH09122470A JP7315750A JP31575095A JPH09122470A JP H09122470 A JPH09122470 A JP H09122470A JP 7315750 A JP7315750 A JP 7315750A JP 31575095 A JP31575095 A JP 31575095A JP H09122470 A JPH09122470 A JP H09122470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment
dye residue
parts
pigment dispersant
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7315750A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunji Kitamura
勲次 北村
Toshiyuki Miki
敏行 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Color Works Ltd
Original Assignee
Sanyo Color Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Color Works Ltd filed Critical Sanyo Color Works Ltd
Priority to JP7315750A priority Critical patent/JPH09122470A/ja
Publication of JPH09122470A publication Critical patent/JPH09122470A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B68/00Organic pigments surface-modified by grafting, e.g. by establishing covalent or complex bonds, in order to improve the pigment properties, e.g. dispersibility or rheology
    • C09B68/40Organic pigments surface-modified by grafting, e.g. by establishing covalent or complex bonds, in order to improve the pigment properties, e.g. dispersibility or rheology characterised by the chemical nature of the attached groups
    • C09B68/44Non-ionic groups, e.g. halogen, OH or SH
    • C09B68/446Amines or polyamines, e.g. aminopropyl, 1,3,4,-triamino-pentyl or polyethylene imine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B1/00Dyes with anthracene nucleus not condensed with any other ring
    • C09B1/005Di-anthraquinonyl and derivative compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B19/00Oxazine dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B3/00Dyes with an anthracene nucleus condensed with one or more carbocyclic rings
    • C09B3/14Perylene derivatives
    • C09B3/16Preparation by synthesis of the nucleus
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B47/00Porphines; Azaporphines
    • C09B47/04Phthalocyanines abbreviation: Pc
    • C09B47/08Preparation from other phthalocyanine compounds, e.g. cobaltphthalocyanineamine complex
    • C09B47/22Obtaining compounds having nitrogen atoms directly bound to the phthalocyanine skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B57/00Other synthetic dyes of known constitution
    • C09B57/08Naphthalimide dyes; Phthalimide dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B68/00Organic pigments surface-modified by grafting, e.g. by establishing covalent or complex bonds, in order to improve the pigment properties, e.g. dispersibility or rheology
    • C09B68/40Organic pigments surface-modified by grafting, e.g. by establishing covalent or complex bonds, in order to improve the pigment properties, e.g. dispersibility or rheology characterised by the chemical nature of the attached groups
    • C09B68/46Aromatic cyclic groups
    • C09B68/467Heteroaromatic groups
    • C09B68/46776-Membered rings
    • C09B68/46775Triazine

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記一般式(I)〔化1〕で表わされる化合
物又はその金属塩又はそのアンモニウムもしくはアミン
塩である顔料分散剤。 【化1】 〔式中Uはアゾ系色素残基を除く有機色素残基、Aはエ
チレン基又はフェニレン基、もしくはナフチレン基であ
って置換基を含むものであってもよい。Bは水酸基又は
−NH−A−SOHで示される基を示す。nは1〜2
の整数を示す。〕 【効果】 本発明の顔料分散剤はインキ、塗料などの非
水系ビヒクルに対し、顕著な改善効果を発揮し、インキ
及び塗料などの流動性を著しく改善するだけでなく、顔
料の凝集を防ぎ、鮮明で優れた光沢を有する被膜を得る
ことができるという効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非凝集性に優れた顔料分
散体を提供する顔料分散剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に顔料は塗料又はインキビヒクル中
で分散された際に生じる凝集によって、流動性の悪化、
他の顔料との混合時の色分れ或は塗面光沢の低下など、
各種の好ましくない現象を生じることが多い。
【0003】この様な顔料の欠陥を改良する方法として
は界面活性剤、金属石けん、各種樹脂などによる顔料の
表面処理とか、有機顔料の各種の誘導体の利用などが提
案されている。
【0004】例えばUSP 3,296,001にフタ
ロシアニンブルーをロジンのカルシウム塩で処理する方
法、USP 3,582,380ではリソールルビンを
ジアルキルスルホコハク酸の金属塩で処理する方法、U
SP 3,275,637ではキナクリドン顔料の誘導
体、また特開平3−9957号ではジアリーリド/ジス
アゾピラゾロン顔料の誘導体の利用が報告されている。
しかしながら、いまだに塗料及びインキ中で非凝集性を
与える効果において充分に満足しうるものが得られてい
ないのが実状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は有機顔料の非
水系ビヒクル中での凝集に対し顕著な改善効果を与える
顔料分散剤を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意研究を
行なった結果、上記問題点を解決する実用上極めて有用
な顔料分散剤の開発に成功したもので、本発明は下記一
般式(I)〔化1〕で表わされる化合物又はその金属塩
又はそのアンモニウムもしくはアミン塩である顔料分散
剤である。
【化1】 〔式中Uはアゾ系色素残基を除く有機色素残基、Aはエ
チレン基又はフェニレン基、もしくはナフチレン基であ
って置換基を含むものであってもよい。Bは水酸基又は
−NH−A−SOHで示される基を示す。nは1〜2
の整数を示す。〕
【0007】Uで示されるアゾ系色素を除く有機色素と
しては、例えばフタロシアニン系色素(実施例1〜1
4、19、31、32)、キナクリドン系色素(実施例
15、21、24、26)、ジオキサジン系色素(実施
例23、34)、アントラキノン系色素(実施例16、
20、27、29、33)、アントラピリミジン系色
素、インダンスロン系色素(実施例18)、アンサンス
ロン系色素(実施例28)、フラバンスロン系色素、ビ
ランスロン系色素、ペリノン系色素、ペリレン系色素
(実施例17、22、25)、イソインドリン系色素
(実施例30、35)などの顔料又は染料があげられ
る。
【0008】Aがエチレン基又はフェニレン基もしくは
ナフチレン基であってスルホン基1個を有する代表的な
脂肪族又は芳香族アミンとしてはタウリン、スルファニ
ル酸、メタニル酸、オルタニル酸、ナフチオン酸、トビ
アス酸、2−アミノフェノール−4−スルホン酸、2−
メトキシアニリン−5−スルホン酸、4−クロロアニリ
ン−3−スルホン酸、2−ニトロアニリン−4−スルホ
ン酸、4B酸(p−トルイジン−m−スルホン酸)、2
B酸(o−クロロ−p−トルイジン−m−スルホン
酸)、C酸(3−アミノ−6−クロロトルエン−4−ス
ルホン酸)、CB酸(3−アミノ−6−クロロ安息香酸
−4−スルホン酸)、ガンマー酸(2−アミノ−8−ナ
フトール−6−スルホン酸)などがあげられる。
【0009】一般式(I)で示される化合物の金属塩の
金属としてはMn、Sr、Ba、Ca、Al等があげら
れる。又アミン塩のアミンとしてはデヒドロアビエチル
アミン、ステアリルアミン等があげられる。
【0010】本発明の顔料分散剤を作成するためには、
アミノ基を有する有機色素が必要である。それには濃硫
酸とイソプロピルアルコール混合溶媒中で有機色素と硫
酸ヒドロキシルアミンを添加し、触媒としてモリブデン
酸アンモニウムを使用し、加熱してアミノラジカルを発
生させ、ラジカル反応により有機色素に直接アミノ基を
導入する方法が有利である。またその他種々の方法でア
ミノ基を有する有機色素を製造することが出来る。
【0011】上記の方法でアミノ基を有する有機色素を
あらかじめ調製したならば、本発明の顔料分散剤は下記
の1)、2)の2つの方法で調製するのが一般的であ
る。ここでは顔料分散剤(a)〔化2〕を例としてその
調製法の概略を示す。
【化2】 (但しCuPCは銅フタロシアニン残基を示す。)
【0012】1)まずモノアミノ銅フタロシアニンと塩
化シアヌルを反応させると〔化3〕で示される化合物
(II)が得られる。
【化3】
【0013】次に化合物(II)とスルファニル酸1個
を反応させた後、残りの1個のClを加水分解させると
顔料分散剤(a)が得られる。
【0014】2)先に塩化シアヌルとスルファニル酸1
個を反応させると〔化4〕で示される化合物(III)
が得られる。
【化4】
【0015】次にモノアミノ銅フタロシアニンと(II
I)を反応させた後、残りの1個のClを加水分解させ
ると顔料分散剤(a)が得られる。また1)、2)で示
した以外にもさまざまな調製法が可能である。
【0016】
【作用】本発明の顔料分散剤は市販の有機顔料全般に優
れた分散効果を発揮する。中でも最も効果を発揮するの
は同一もしくは類似構造を有する有機顔料に使用した場
合である。本発明の顔料分散剤を有機顔料100重量部
に対し0.5〜30重量部配合するのが好ましい。0.
5重量部より少ないと目的とした効果が得られず、また
30重量部より多く用いてもそれだけの効果が得られな
い。
【0017】本発明の顔料分散剤の使用方法としては、
顔料分散剤と顔料とを粉体配合して用いるのが普通であ
るが、非水系ビヒクルへ顔料とともに加えても良い。又
予め顔料自体の調製時に配合して利用することも出来
る。本発明の顔料分散剤は塗料、インキなどの非水系ビ
ヒクルだけに限定されず、プラスチックの着色にも利用
することが出来る。
【0018】以下に本発明の顔料分散剤の合成法の概略
を製造例として述べる。例中「部」とは重量部を示す。
【0019】製造例1 モノアミノ銅フタロシアニンの調製 濃硫酸(98%)200gとイソプロピルアルコール1
5.4gの混合溶媒中に銅フタロシアニン11.6g、
硫酸ヒドロキシルアミン13.4g、モリブデン酸アン
モニウム0.3gを添加し、60℃で5時間反応させた
後、この溶液を1lの氷水中に排出し、ろ過、水洗して
取り出し、アミノ基1個を導入したモノアミノ銅フタロ
シアニン10.4gを得る。
【0020】次に水100部にモノアミノ銅フタロシア
ニン10部を加え分散させ、アミノ基1個と反応する量
の塩化シアヌル3.1部を加えて20℃で1時間反応さ
せる。次に2.9部のスルファニル酸を加え、90℃で
1時間反応し、残りの1個のClを加水分解させると
〔化2〕の構造を有する顔料分散剤(a)14.5部が
得られる。
【化2】
【0021】製造例2 水100部にモノアミノ銅フタロシアニン10部を加え
分散させ、アミノ基1個と反応する量の塩化シアヌル
3.1部を加えて20℃で1時間反応させる。次に5.
8部のスルファニル酸を加え90℃で1時間反応させ
〔化5〕の構造を有する顔料分散剤(b)17.1部を
得る。
【化5】
【0022】製造例3 モノアミノトリクロル銅フタロシアニンの調製 製造例1と同様の方法で銅フタロシアニンのかわりにト
リクロル銅フタロシアニンを使用してアミノ基1個を導
入したモノアミノトリクロル銅フタロシアニンを作成す
る。
【0023】次にモノアミノトリクロル銅フタロシアニ
ンを水100部に分散させ、アミノ基1個と反応する量
の塩化シアヌル2.7部を加えて30℃で1時間反応さ
せる。次に2.5部のスルファニル酸を加え80℃で2
時間反応させ、残りのClを加水分解させた〔化6〕の
構造を有する顔料分散剤(c)13.9部を得る。
【化6】
【0024】製造例4 製造例2でスルファニル酸を反応させた後、30%Na
OH水溶液でpH≒10に調整後、CaCl水溶液を
添加し、Caでレーキ化した〔化7〕の構造を有する顔
料分散剤(d)17.8部を得る。
【化7】
【0025】製造例5 製造例1でスルファニル酸を反応させた後、ステアリル
アミンの酢酸水溶液を添加し、30%NaOHでpH≒
10に調整してステアリルアミン塩とした〔化8〕の構
造を有する顔料分散剤(e)19.1部を得る。
【化8】
【0026】製造例6 アミノ基1個を有するモノアミノヘキサクロル銅フタロ
シアニン10部を水100部に分散させ、このアミノ基
と反応する量の塩化シアヌル2.3部を加えて20℃で
1時間反応させる。次に2.2部のメタニル酸を加え9
0℃で1時間反応させ、残りのClを加水分解させる。
その後30%NaOH水溶液でpH≒10に調整した
後、BaCl水溶液を添加しBaでレーキ化した〔化
9〕の構造を有する顔料分散剤(f)14.2部を得
る。
【化9】
【0027】製造例7 水100部にスルファニル酸5.3部と炭酸ナトリウム
1.8部を加えスルファニル酸を完全に溶解させる。こ
のものに塩化シアヌル5.6部を加え20℃で1時間反
応させた後、モノアミノキナクリドン10部を加え90
℃×2時間反応後、残りのClを加水分解させた〔化1
0〕の構造を有する顔料分散剤(g)18.2部を得
た。
【化10】
【0028】製造例8 製造例7でスルファニル酸のかわりにタウリン及びモノ
アミノキナクリドンのかわりにジアミノインダンスレン
10部を用いた以外は全く同様の手順をくり返して〔化
11〕の構造を有する顔料分散剤(h)19.9部を得
た。
【化11】
【0029】製造例9 製造例7でスルファニル酸のかわりに2−アミノフェノ
ール−4−スルホン酸及びモノアミノキナクリドンのか
わりにアミノ基1個を有するPigmentRed 1
77 10部を用いた以外は全く同様の手順をくり返し
て〔化12〕の構造を有する顔料分散剤(i)16.2
部を得た。
【化12】
【0030】製造例10 製造例7でスルファニル酸のかわりにナフチオン酸及び
モノアミノキナクリドンのかわりにアミノ基1個を有す
るPigment Violet 23 10部を用い
た以外は全く同様の手順をくり返して〔化13〕の構造
を有する顔料分散剤(j)15.3部を得た。
【化13】
【0031】製造例11 製造例7でモノアミノキナクリドンのかわりにアミノ基
1個を有するPigment Red 149 10部
を用いた以外は全く同様の手順をくり返して〔化14〕
の構造を有する顔料分散剤(k)14.4部を得た。
【化14】
【0032】製造例12 製造例7でモノアミノキナクリドンのかわりにアミノ基
1個を有するPigment Red 168 10部
を用いた以外は全く同様の手順をくり返して〔化15〕
の構造を有する顔料分散剤(l)15.6部を得た。
【化15】
【0033】製造例13 製造例7でモノアミノキナクリドンのかわりにアミノ基
1個を有するPigment Yellow 139
10部を用いた以外は全く同様の手順をくり返して〔化
16〕の構造を有する顔料分散剤(m)17.5部を得
た。
【化16】
【0034】製造例中の顔料分散剤(a)〜(m)が目
的とする構造になっていることの確認は元素分析法によ
り行なった。元素分析はC、H、N、S、Cl、Cu、
Ca、Baについて行ない、C、H、Nは自動分析法、
S、Clはフラスコ燃焼法のカラムクロマト法により行
なった。Cu、Ca、Baは発光分析法により行なっ
た。
【0035】次に顔料分散剤(a)組成式(C41
2313Cu)についての元素分析結果を
表1に示す。酸素についての分析値は理論値を示す。
【表1】 表1の分析結果からC、H、N、S、Cuのいずれにつ
いてもほぼ理論値に近い値が得られ、目的とする構造の
化合物が得られていることを確認した。
【0036】また(a)以外の顔料分散剤(b)〜
(m)についても同様にC、H、N、S、Cl、Cu、
Ca、Baの元素分析を行ない、それぞれほぼ目的とす
る構造の化合物が得られていることを確認した。
【0037】次に実施例、比較例をあげその効果を述べ
るが、例中の部および百分率は重量基準で示す。なおア
ルファベットで示す各顔料分散剤の化学構造は製造例に
表示したものと対応する。
【0038】
【実施例、比較例】
実施例1 容器150mlのガラス容器に C.I.Pigment Blue 15 9.0部 顔料分散剤(a) 1.0部 一液型ウレタンワニス 45.0部 (樹脂固形分30%、重量平均分子量約5万) シンナー 45.0部 (トルエン/IPA/MEK=40/20/40) アルミナビーズ(直径3mm) 100部 を入れペイントコンディショナーで60分間分散させ
た。
【0039】得られたグラビア用ウレタンインキをアル
ミナビーズから分離し粘度及び展色後の光沢を測定し
た。その結果は表2に示すようにすぐれた性質を示し
た。
【0040】粘度及び光沢は下記の方法に従って測定し
た。 粘度:B型粘度計を用いて25℃、30rpmと60r
pmで測定した。 光沢:バーコーター(巻線の太さ0.15mm)を用
い、ポリプロピレンフィルムに展色した後、乾燥後の展
色面を光沢計にて60゜/60゜反射率を測定した。
【0041】比較例1 実施例1において顔料分散剤(a)の添加を行なわずP
igment Blue 15を10部としたインキを
作成した。その結果は表2に示すように実施例1よりも
劣った。
【0042】実施例2〜6 実施例1において顔料分散剤(a)のかわりに顔料分散
剤(b)〜(f)をそれぞれ1.0部用いること以外は
実施例1をそのまま行なってそれぞれのインキを作成し
た。その結果を表2に示す。
【0043】比較例2〜10 比較例1でPigment Blue 15のかわりに
Pigment Green 36、Pigment
Green7、Pigment Red 122、P
igment Blue 60、Pigment Re
d 177、Pigment Violet 23、P
igment Red 149、Pigment Re
d 168、Pigment Yellow 139を
それぞれ10部とし顔料分散剤を添加しないインキを作
成した。その結果を表2に示す。
【0044】実施例7〜30 実施例1でPigment Blue 15のかわりに
Pigment Green36、Pigment
Green7、Pigment Red 122、Pi
gment Blue 60、Pigment Red
177、Pigment Violet 23、Pi
gment Red 149、Pigment Red
168、Pigment Yelow 139をそれ
ぞれ9.0部使用し、1.0倍使用する顔料分散剤の種
類も製造例中(a)〜(m)まで種々組合わせたインキ
を作成した。その結果を表2に示す。
【0045】
【表2】 表2に示したように本発明による顔料分散剤(a)〜
(m)を添加した全ての場合に効果が認められたが、中
でも同一構造の顔料から作成した顔料分散剤を配合した
場合に最も優れた効果が認められた。またこれらのイン
キは1週間放置後に同じ粘度計で測定しても粘度の増加
はほとんど認められなかった。
【0046】実施例31 n−ブチルメタクリレート50重量%、ブチルメタクリ
レート30重量%、メタクリレート20重量%からなる
アクリル共重合体10部、シクロヘキサノン74.9部
に対しPigment Blue 15 14.3部、
顔料分散剤(a)0.8部を容器に入れ、ボールミルで
十分に分散させ、カラーフィルター用青色組成物を作成
した。この組成物の流動性及び展色物の光沢を測定した
結果を表3に示す。
【0047】比較例11 実施例31において顔料分散剤(a)の添加を行なわず
にPigment Blue 15を15.1部とした
青色組成物を作成した。この組成物の流動性及び展色物
の光沢を測定した結果を表3に示す。(粘度、光沢の測
定方法はグラビア用ウレタンインキの場合と同様に行な
った。)
【0048】実施例32〜35 実施例31でPigment Blue 15 14.
3部のかわりにPiment Green 36、Pi
gment Red 177、PigmentViol
et 23、 Pigment Yellow 139
14.3部を用い、顔料分散剤(a)0.8部のかわ
りに顔料分散剤(c)、(i)、(j)、(m)をそれ
ぞれ0.8部としたカラーフィルター用緑色、赤色、紫
色、黄色組成物を作成した。これらの組成物の流動性及
び展色物の光沢を測定した結果を表3に示す。
【0049】比較例12〜15 実施例32〜35において顔料分散剤(c)、(i)、
(j)、(m)の添加を行なわず、Pigment G
reen 36、Pigment Red 177、P
igment Violet 23、Pigment
Yellow139をそれぞれ15.1部とした緑色、
赤色、紫色、黄色組成物を作成した。これらの組成物の
流動性及び展色物の光沢を測定した結果を表3に示す。
【0050】
【表3】 表3に示したようにカラーフィルター用樹脂ワニスにお
いても、本発明による顔料分散剤を配合したものが流動
性、光沢において優れた結果を示した。
【0051】さらに本発明にかかわる顔料分散剤を添加
した顔料はニトロセルロースラッカー、焼付けメラミン
アルキド塗料、常乾アルキド塗料、ウレタン系樹脂塗
料、アクリルラッカー、アミノアクリル樹脂焼付け塗
料、ポリアミド/硝化綿インキ、各種ロジン変性樹脂等
のオフセットインキ、ライムロジンインキ、塩化ビニル
樹脂インキ等でも凝集を起こさず良好な分散性を示し
た。
【0052】
【発明の効果】本発明の顔料分散剤はインキ、塗料など
の非水系ビヒクルに対し、ほぼ全ての有機顔料において
顕著な改善効果を発揮し、インキ及び塗料などの流動性
を著しく改善するだけでなく、顔料の凝集を防ぎ鮮明で
優れた光沢を有する被膜を得ることができる。さらに本
発明の顔料分散剤は、その調製の容易さから実用的にも
極めて有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)〔化1〕で表わされる
    化合物又はその金属塩又はそのアンモニウムもしくはア
    ミン塩である顔料分散剤。 【化1】 〔式中Uはアゾ系色素残基を除く有機色素残基、Aはエ
    チレン基又はフェニレン基、もしくはナフチレン基であ
    って置換基を含むものであってもよい。Bは水酸基又は
    −NH−A−SOHで示される基を示す。nは1〜2
    の整数を示す。〕
  2. 【請求項2】 有機色素残基であるUがフタロシアニン
    系色素残基、キナクリドン系色素残基、ジオキサジン系
    色素残基、アントラキノン系色素残基、アントラピリミ
    ジン系色素残基、インダンスロン系色素残基、アンサン
    スロン系色素残基、フラバンスロン系色素残基、ビラン
    スロン系色素残基、ペリノン系色素残基、ペリレン系色
    素残基、又はイソインドリン系色素残基のいずれかであ
    る請求項1記載の顔料分散剤。
JP7315750A 1995-10-28 1995-10-28 顔料分散剤 Pending JPH09122470A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7315750A JPH09122470A (ja) 1995-10-28 1995-10-28 顔料分散剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7315750A JPH09122470A (ja) 1995-10-28 1995-10-28 顔料分散剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09122470A true JPH09122470A (ja) 1997-05-13

Family

ID=18069102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7315750A Pending JPH09122470A (ja) 1995-10-28 1995-10-28 顔料分散剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09122470A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003066225A (ja) * 2001-08-23 2003-03-05 Sanyo Shikiso Kk カラーフィルタ用顔料組成物及びカラーフィルタ
JP2003066224A (ja) * 2001-08-23 2003-03-05 Sanyo Shikiso Kk カラーフィルタ用顔料組成物及びカラーフィルタ
JP2004224948A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Toyo Ink Mfg Co Ltd 乾式処理によるカーボンブラックの製造方法
GB2421027A (en) * 2004-12-02 2006-06-14 Avecia Inkjet Ltd Magenta anthanthrone dyes with at least one water solubilising substituent, and inks for use in ink-jet printing
JP2007112919A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Toray Ind Inc 顔料分散液、着色剤組成物、およびカラーフィルター
JP2007186681A (ja) * 2005-12-12 2007-07-26 Sanyo Shikiso Kk 顔料誘導体及びこれを用いた顔料分散剤並びにこれらを含有する顔料分散体及び水性インク
EP1944339A2 (en) 2006-11-02 2008-07-16 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Pigment compositions, colored compositions making use of the pigment compositions, and color filters
JP2011093988A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Fujifilm Corp 顔料微粒子分散体、これを用いた光硬化性組成物及びカラーフィルタ、並びにこれに用いられる顔料誘導体化合物
JP2015145497A (ja) * 2007-08-23 2015-08-13 センシエント カラーズ エルエルシー 自己分散型顔料ならびにその製造方法および使用
JP2020094155A (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 Dic株式会社 着色組成物及びカラーフィルタ

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003066225A (ja) * 2001-08-23 2003-03-05 Sanyo Shikiso Kk カラーフィルタ用顔料組成物及びカラーフィルタ
JP2003066224A (ja) * 2001-08-23 2003-03-05 Sanyo Shikiso Kk カラーフィルタ用顔料組成物及びカラーフィルタ
JP2004224948A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Toyo Ink Mfg Co Ltd 乾式処理によるカーボンブラックの製造方法
GB2421027A (en) * 2004-12-02 2006-06-14 Avecia Inkjet Ltd Magenta anthanthrone dyes with at least one water solubilising substituent, and inks for use in ink-jet printing
GB2421027B (en) * 2004-12-02 2007-07-18 Avecia Inkjet Ltd Magenta dyes and inks for use in ink-jet printing
US7270700B2 (en) 2004-12-02 2007-09-18 Fujifilm Imaging Colorants Limited Magenta dyes and inks for use in ink-jet printing
JP2007112919A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Toray Ind Inc 顔料分散液、着色剤組成物、およびカラーフィルター
JP2007186681A (ja) * 2005-12-12 2007-07-26 Sanyo Shikiso Kk 顔料誘導体及びこれを用いた顔料分散剤並びにこれらを含有する顔料分散体及び水性インク
EP1944339A2 (en) 2006-11-02 2008-07-16 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Pigment compositions, colored compositions making use of the pigment compositions, and color filters
US7655087B2 (en) 2006-11-02 2010-02-02 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Pigment compositions, colored compositions making use of the pigment compositions, and color filters
US7828891B2 (en) 2006-11-02 2010-11-09 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Pigment compositions, colored compositions making use of the pigment compositions, and color filters
JP2015145497A (ja) * 2007-08-23 2015-08-13 センシエント カラーズ エルエルシー 自己分散型顔料ならびにその製造方法および使用
JP2017031413A (ja) * 2007-08-23 2017-02-09 センシエント カラーズ エルエルシー 自己分散型顔料ならびにその製造方法および使用
JP2018197346A (ja) * 2007-08-23 2018-12-13 センシエント カラーズ エルエルシー 自己分散型顔料ならびにその製造方法および使用
JP2020097729A (ja) * 2007-08-23 2020-06-25 センシエント カラーズ エルエルシー 自己分散型顔料ならびにその製造方法および使用
JP2011093988A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Fujifilm Corp 顔料微粒子分散体、これを用いた光硬化性組成物及びカラーフィルタ、並びにこれに用いられる顔料誘導体化合物
JP2020094155A (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 Dic株式会社 着色組成物及びカラーフィルタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6088185A (ja) 顔料分散剤
JP3518300B2 (ja) 顔料分散剤、及びそれを含有する顔料組成物
JPH0326767A (ja) 顔料分散剤および顔料組成物
JPS6317101B2 (ja)
KR20060124779A (ko) 프탈로시아닌 안료를 기제로 하는 안료 제제
JPH09122470A (ja) 顔料分散剤
JPS63305173A (ja) 顔料分散剤
JP3561846B2 (ja) 顔料分散剤
JPH06212088A (ja) 顔料組成物及び塗料
EP0492501B1 (de) Grenzflächenaktive Triazinverbindungen, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
JPH0816200B2 (ja) 表面改質顔料組成物
JP2507810B2 (ja) 顔料分散剤,顔料組成物,塗料および印刷インキ
JPS61246261A (ja) 顔料分散剤
JP3561847B2 (ja) 顔料分散剤および顔料組成物
JP5439693B2 (ja) 新規な顔料誘導体
JP2018529785A (ja) ナフトールas顔料混合物
JPH0819346B2 (ja) 顔料組成物および顔料分散体
EP0696620B1 (en) Solid solutions of pyrrolo- 3,4-c -pyrroles with quinacridonequinones
JPH0741689A (ja) 水性顔料分散剤ならびにそれを含有する顔料組成物
JP3170697B2 (ja) 顔料分散剤
JP4645865B2 (ja) 顔料添加剤、顔料組成物及び塗料用樹脂組成物
JP4602029B2 (ja) カラーフィルター用着色塗布液
JPH0252659B2 (ja)
JP2629070B2 (ja) 銅フタロシアニン顔料組成物およびそれを用いた顔料分散体組成物
US5779783A (en) Composition for printing inks