JP2007112919A - 顔料分散液、着色剤組成物、およびカラーフィルター - Google Patents
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Abstract
【課題を解決するための手段】(A)イソインドリン系顔料、(B)イソインドリン系顔料にスルホン酸基が導入された顔料誘導体、及び溶剤を含有する顔料分散液であって、溶剤成分として有機溶剤を全溶剤中で60重量%以上含有し、該顔料誘導体の吸収ピークの位置が410〜428nmの範囲に存在することを特徴とする顔料分散液。
【選択図】図1
Description
本発明の顔料分散液には、(A)イソインドリン系顔料と(B)スルホン酸基が導入された顔料誘導体、及び(C)有機溶剤を必須成分として含有するが、それ以外の成分、例えば、調色のためのイソインドリン系顔料以外の顔料、分散安定性向上のためのイソインドリン系顔料以外の顔料誘導体、高分子分散剤、あるいは樹脂等が含まれていても良い。
黄色顔料の例としては、ピグメントイエロ−(以下PYと略す)12、13、17、20、24、83、86、93、95、109、110、117、125、129、137、138、147、148、150、153、154、166、168などが使用できる。なお、上記顔料は必要に応じて、ロジン処理、酸性基処理、塩基性処理、顔料誘導体処理などの表面処理が施されているものを使用しても良い。
本発明の着色剤組成物の樹脂としては、特に限定はなく、通常、カラーフィルターに使用している樹脂、すなわちアクリル系、エポキシ系、あるいはポリアミック酸等の樹脂を好ましく用いることができる。使用する樹脂によって、非感光性、あるいは感光性とすることができ、カラーフィルター製造プロセスに応じて適宜選択することができる。
カラーフィルターは、通常、ブラックマトリクス(BM)を形成せしめた透明基板上に、RGB3色のパターンを形成させた構造を持つ。
A.顔料誘導体の吸収スペクトルの測定
顔料誘導体をイオン交換水に投入して超音波を印加することにより混合液を作製し、紫外可視分光光度計((株)島津製作所製MultiSpec−1500)を用いて400〜800nmにおける吸収スペクトルの測定を行った。 B.顔料分散液の粘度・降伏値測定
円錐平板型粘度計(東機産業(株)製RE100L)を用い、異なるずり速度での粘度を3点測定し、Cassonの式を用いることにより求めた。得られた降伏値の値より顔料分散液の保存安定性を評価した。降伏値が1×10−3Pa以下であるとき、分散安定性が良好であると見なすことができる。
着色剤組成物塗膜のC光源におけるXYZ表色系における色度座標(x、y)、及びYは、大塚電子(株)製、顕微分光光度計“MCPD−2000”を用いて測定した。
着色剤組成物塗膜の膜厚は、東京精密(株)製、表面段差計“サーフコム1400D”を用いて測定した。なお、着色組成物塗膜の膜厚は、同じ色度で比べた場合、小さいほど、薄膜で高色純度化できており表面段差が小さくなるという点で好ましい。
着色剤組成物をガラス基板上に塗布して形成させた塗膜を作製し、膜面が全測定面積に入るように偏光子と検光子の間に置き、偏光子と検光子が平行の時の光線透過率(I1)と、偏光子と検光子が直行したときの光線透過率(I2)の比(I1/I2)を測定することにより測定した。偏光子と検光子には日東電工(株)製偏光フィルム”NPF−G1220DUN”を使用した。光源には熱陰極管を用いたバックライトユニットである明拓システム製”FL8A−EX/70”を使用した。間にカラーフィルター基板が挿入された2枚の偏光フィルムを透過する光の輝度を、色彩輝度計、トプコン(株)製”BM−5A”を使用して視野1°の条件で測定し、コントラスト比を求めた。なお、コントラスト比が600以上である場合、必要十分であり良好と見なせる。
A.顔料誘導体の合成
PY185(ビーエーエスエフ社製“パリオトールイエロー”(商品名)D1155)60gを攪拌しながら90℃で発煙硫酸(28%SO3)780g中に投入した。3時間攪拌した後、氷水1500g中に注ぎ入れた。30分間放置後、生じた懸濁液を濾過し、得られた生成物を300mlの純水で洗浄した。純水2000ml中へ前記生成物を投入し、アンモニア水溶液でpHが7以上になるまでアンモニア水溶液を添加し、中和を行い、次いで濾過を行った。得られたウェット結晶を純水で洗浄した後、80℃で乾燥した。乾燥して得られたものを純水による洗浄、濾過、乾燥という操作を10回繰り返して、62gのPY185スルホン酸基含有誘導体YS−Aを得た。上記に示した方法により、YS−Aの吸収スペクトルを測定したところ、421nmに吸収スペクトルが存在した。
B.ポリアミック酸の合成
4、4′−ジアミノジフェニルエーテル 95.1gおよびビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン 6.2gをγ−ブチロラクトン 525g、N−メチル−2−ピロリドン 220gと共に仕込み、3、3′、4、4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物 144.1gを添加し、70℃で3時間反応させた後、無水フタル酸 3.0gを添加し、さらに70℃で2時間反応させ、25重量%のポリアミック酸溶液(PAA−1)を得た。
4、4′−ジアミノベンズアニリド 161.3g、3、3′−ジアミノジフェニルスルホン 176.7g、およびビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン 18.6gをγ−ブチロラクトン 2667g、N−メチル−2−ピロリドン 527gと共に仕込み、3、3′、4、4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物 439.1gを添加し、70℃で3時間反応させた後、無水フタル酸 2.2gを添加し、さらに70℃で2時間反応させ、20重量%のポリアミック酸溶液(PD−1)を得た。
ピグメントグリーンPG7 43.20g(顔料全体の40wt%)、ピグメントグリーンPG36 21.60g(顔料全体の20wt%)、ピグメントイエローPY138 32.40g(顔料全体の30wt%)、ピグメントイエローPY185 10.48g(顔料全体の9.7wt%)、PY185誘導体YS−Ad 0.32g(顔料全体の0.3wt%、PY185とYS−Adとの合計量に対し3wt%)とポリマー分散剤(PD−1) 60gおよびγ−ブチロラクトン 832gを混合し、ホモディスパーで攪拌してスラリーを作製した。スラリーを入れたビーカーを循環式ビーズミル分散機(ウイリー・エ・バッコーフェン社製“ダイノーミル”KDL−A)とチューブでつなぎ、メディアとして直径0.3mmのジルコニアビーズを使用して、3200rpm、3時間の分散処理を行い、顔料分散液を得た。この顔料分散液の顔料組成比、粘度、降伏値を表に示す。
Dで作製した顔料分散液587.3gにポリマー溶液(PAA−1) 131.56gをγ−ブチロラクトン 151.43g、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール 129.64gで希釈した溶液を添加、混合し、さらにbic chemie社製界面活性剤“BYK361”を固形分全体の1000ppmになるよう添加し、緑色着色剤組成物を得た。この緑色着色剤組成物の顔料/ポリマー比(重量比)は50/50である。
透明ガラス基板上に上記緑色着色剤組成物をスピナーを用いて塗布し、その後熱風オーブン中120℃、10分加熱処理することにより、緑色着色剤組成物塗膜を得た。なお、赤色着色剤組成物の塗布は、スピナー回転数を調整して、パターンの色度がC光源でy=0.600になるようにした。続いてこの上にポジ型フォトレジスト(東京応化(株)製“OFPR−800”)を塗布し、90℃で10分乾燥した。キヤノン(株)製紫外線露光機“PLA−501F”を用い、クロム製のフォトマスクを介して60mJ/cm2(365nmの紫外線強度)露光した。露光後、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイドの2.25%の水溶液からなる現像液に浸漬し、フォトレジストの現像、ポリイミド前駆体の着色塗膜のエッチングを同時に行った。エッチング後不要となったフォトレジスト層をメチルセロソルブアセテートで剥離した。さらにポリイミド前駆体の着色塗膜を270℃で30分熱処理し、ポリイミドに転換した。以上により緑色カラーフィルターを形成させた。得られたカラーフィルターのC光源での色度、コントラスト比、膜厚を表に示す。
反応温度を80℃としたこと以外は、実施例1と同様の方法でスルホン化反応、精製を行い、58gのPY185スルホン化誘導体YS−Bdを得た。上記に示した方法により、YS−Bdの吸収スペクトルを測定したところ、423nmに吸収スペクトルが存在した。
緑色顔料分散液、着色剤組成物、カラーフィルターを作製した。顔料分散液の顔料組成比、粘度、降伏値、カラーフィルターのC光源での色度、コントラスト比、膜厚を表に示す。
反応温度を95℃としたこと以外は実施例1と同様の方法でスルホン化反応、精製を行い、6gのPY185スルホン化誘導体YS−Cdを得た。上記に示した方法により、YS−Cdの吸収スペクトルを測定したところ、419nmに吸収スペクトルが存在した。
反応温度を60℃としたこと以外は実施例1と同様の方法でスルホン化反応、精製を行い、65gのPY185スルホン化誘導体YS−Ddを得た。上記に示した方法により、PY185スルホン化誘導体YS−Ddの吸収スペクトルを測定したところ、425nmに吸収スペクトルが存在した。
緑色顔料分散液、着色剤組成物、カラーフィルターを作製した。顔料分散液の顔料組成比、粘度、降伏値、カラーフィルターのC光源での色度、コントラスト比、膜厚を表に示す。
反応温度を50℃としたこと以外は実施例1と同様の方法でスルホン化反応、精製を行い、66gのPY185スルホン化誘導体YS−Edを得た。上記に示した方法により、吸収スペクトルを測定したところ、428nmに吸収スペクトルが存在した。
緑色顔料分散液、着色剤組成物、カラーフィルターを作製した。顔料分散液の顔料組成比、粘度、降伏値、カラーフィルターのC光源での色度、コントラスト比、膜厚を表に示す。
ピグメントイエローPY185 10.27g(顔料全体の9.5wt%)、PY185誘導体YS−Ad 0.53g(顔料全体の0.5wt%、PY185とYS−Adとの合計量に対し5wt%)添加したこと以外は実施例1と同様の方法で緑色顔料分散液、着色剤組成物、カラーフィルターを作製した。
PY185の代わりに、PY139(チバ・スペシャルティケミカルズ社製“イルガフォアイエロー”(商品名)2R−CF)を使用した以外は実施例1と同様にしてスルホン化反応、精製を行い、60gのPY139スルホン化誘導体YS−Gdを得た。上記に示した方法により、吸収スペクトルを測定したところ、423nmに吸収スペクトルが存在した。
反応温度を30℃としたこと以外は実施例1と同様の方法でスルホン化反応、精製を行い、66gのPY185スルホン化誘導体YS−Fdを得た。上記に示した方法により、吸収スペクトルを測定したところ、429nmに吸収スペクトルが存在したが、410〜428nmには吸収スペクトルが存在しなかった。
緑色顔料分散液、着色剤組成物、カラーフィルターを作製した。顔料分散液の顔料組成比、粘度、降伏値、カラーフィルターのC光源での色度、コントラスト比、膜厚を表に示す。
顔料誘導体を添加せず、ピグメントイエローPY185 10.80g(顔料全体の10wt%)を添加したこと以外は実施例1と同様の方法で緑色顔料分散液、着色剤組成物、カラーフィルターを作製した。この場合、ピグメントイエローPY185は410〜428nmには吸収スペクトルが存在せず、430nmに、吸収スペクトルが存在した(図2参照)。
モノアゾ顔料であるPY74(ビーエーエスエフ社製“シコ”(商品名)イエローFR1252)60gを室温で攪拌しながら98%濃硫酸780g中に投入した。5時間攪拌した後、氷水1500g中に加えた。純粋2000ml中へ前記生成物を投入し、中和(pHが7以上になるまでアンモニア水溶液を添加)し、次いでろ過を行った。得られたウェット結晶を純水で洗浄した後、80℃で乾燥した。乾燥して得られたものを純水による洗浄、濾過、乾燥という操作を10回繰り返して、63gのPY74スルホン酸基含有誘導体YS−Gを得た。次に、実施例1と同様の方法で透析を行い、精製されたPY74誘導体YS−Gdを得た。
キノフタロン顔料であるPY138(ビーエーエスエフ社製“パリオトール”(商品名)イエローD0960)60gを25℃で攪拌しながら発煙硫酸(28%SO3)780g中に投入した。3時間攪拌した後、氷水1500g中に加えた。純粋2000ml中へ前記生成物を投入し、中和(pHが7以上になるまでアンモニア水溶液を添加)し、次いでろ過を行った。得られたウェット結晶を純水で洗浄した後、80℃で乾燥した。乾燥して得られたものを純水による洗浄、濾過、乾燥という操作を10回繰り返して、63gのPY138スルホン酸基含有誘導体YS−Gを得た。次に、実施例1と同様の方法で透析を行い、精製されたPY138誘導体YS−Hdを得た。
顔料分散液の顔料組成比、粘度、降伏値、カラーフィルターのC光源での色度、コントラスト比、膜厚を表に示す。
顔料として、ピグメントグリーンPG7 27.00g(顔料全体の25wt%)、ピグメントグリーンPG36 48.60g(顔料全体の45wt%)、ピグメントイエローPY138 23.76g(顔料全体の22wt%)、ピグメントイエローPY185 8.38g(顔料全体の7.76wt%)、PY185誘導体YS−Ad 0.26g(顔料全体の0.24wt%、PY185とYS−Adとの合計量に対し3wt%)を使用した以外は実施例1と同様の方法で緑色顔料分散液、着色剤組成物、カラーフィルターを作製した。
顔料として、ピグメントグリーンPG36 86.40g(顔料全体の80wt%)、ピグメントイエローPY138 15.12g(顔料全体の14wt%)、ピグメントイエローPY185 6.29g(顔料全体の5.82wt%)、PY185誘導体YS−Ad 0.19g(顔料全体の0.18wt%、PY185とYS−Adとの合計量に対し3wt%)を使用した以外は実施例1と同様の方法で緑色顔料分散液、着色剤組成物、カラーフィルターを作製した。
顔料として、ピグメントグリーンPG7 59.40g(顔料全体の55wt%)、ピグメントイエローPY138 33.48g(顔料全体の31wt%)、ピグメントイエローPY185 14.67g(顔料全体の13.58wt%)、PY185誘導体YS−Ad 0.45g(顔料全体の0.42wt%、PY185とYS−Adとの合計量に対し14wt%)を使用した以外は実施例1と同様の方法で緑色顔料分散液、着色剤組成物、カラーフィルターを作製した。
顔料として、ピグメントグリーンPG7 49.68g(顔料全体の46wt%)、ピグメントグリーンPG36 33.48g(顔料全体の31wt%)、ピグメントイエローPY185 24.10g(顔料全体の30.07wt%)、PY185誘導体YS−Ad 0.75g(顔料全体の0.93wt%、PY185とYS−Adとの合計量に対し31wt%)を使用した以外は実施例1と同様の方法で緑色顔料分散液、着色剤組成物、カラーフィルターを作製した。
G.アクリルポリマー使用顔料分散液の作製
ピグメントグリーンPG7 48.00g(顔料全体の40wt%)、ピグメントグリーンPG36 24.00g(顔料全体の20wt%)、ピグメントイエローPY138 36.00g(顔料全体の30wt%)、ピグメントイエローPY185 11.64g(顔料全体の9.7wt%)、PY185誘導体YS−Ad 0.36g(顔料全体の0.3wt%、PY185とYS−Adとの合計量に対し3wt%)と分散剤として味の素ファインテクノ製”アジスパー”PB821の35%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)溶液 102.86g、アクリルポリマーとして、ダイセル化学製”サイクロマー”ACA250(45wt%溶液) 80.00gおよびPGMEA 697.14gを混合し、ホモディスパーで攪拌してスラリーを作製した。スラリーを入れたビーカーを循環式ビーズミル分散機(ウイリー・エ・バッコーフェン社製“ダイノーミル”KDL−A)とチューブでつなぎ、メディアとして直径0.3mmのジルコニアビーズを使用して、3200rpm、3時間の分散処理を行い、顔料分散液を得た。この顔料分散液の顔料組成比、粘度、降伏値を表に示す。
Gで得た顔料分散液 720.59gに、ダイセル化学製アクリルポリマー”サイクロマー”ACA250(45wt%溶液) 9.16g、日本化薬製多官能モノマー”カヤラッド”DPHA 30.06g、チバ・スペシャルティケミカルズ製光開始剤”イルガキュア”907 18.04g、日本化薬製増感剤”カヤキュア”DETX−S 9.02gをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 212.72gで希釈した溶液、計279.41gを添加混合し、さらにbic chemie社製界面活性剤“BYK333”を固形分全体の2000ppmになるよう添加し、アクリル樹脂を使用した感光性の緑色着色剤組成物を得た。この緑色着色剤組成物の顔料/樹脂比(重量比)は50/50である。
透明ガラス基板上に上記緑色着色剤組成物をスピナーを用いて塗布し、その後熱風オーブン中90℃、10分加熱処理することにより、緑色着色剤組成物塗膜を得た。なお、緑色着色剤組成物の塗布は、スピナー回転数を調整して、パターンの色度がC光源でy=0.600になるようにした。次にネガマスクを介し所定領域を露光し、0.04%水酸化カリウム水溶液に、非イオン界面活性剤として“エマルゲン”A−60(HLB12.8、ポリオキシエチレン誘導体))(花王(株)製)を現像液総量に対して0.1質量%添加したアルカリ現像液で90秒間揺動しながら浸漬を行い現像し、続いて純水洗浄することにより、パターンニング基板を得た。得られたパターンニング基板を熱風オーブン中で220℃で30分保持することにより、アクリル系樹脂の硬化を行った。以上により緑色カラーフィルターを作成した。得られたカラーフィルターのC光源での色度、コントラスト比、膜厚を表に示す。
顔料誘導体を添加せず、ピグメントイエローPY185 12.00g(顔料全体の10wt%)を添加したこと以外は実施例12と同様の方法で緑色顔料分散液、着色剤組成物、カラーフィルターを作製した。
Claims (6)
- (A)イソインドリン系顔料、(B)イソインドリン系顔料にスルホン酸基が導入された顔料誘導体、及び溶剤を含有する顔料分散液であって、溶剤成分として有機溶剤を全溶剤中で60重量%以上含有し、該顔料誘導体の吸収ピークの位置が410〜428nmの範囲に存在することを特徴とする顔料分散液。
- 前記顔料誘導体において、イソインドリン系顔料がPY139、またはPY185であることを特徴とする請求項1に記載の顔料分散液。
- 少なくとも顔料、樹脂、および溶剤を含有する着色剤組成物であって、請求項1または2のいずれかに記載の顔料分散液を使用して調製されることを特徴とする着色剤組成物。
- 前記顔料がPG7およびPG36を含むことを特徴とする請求項3に記載の着色剤組成物。
- 前記顔料がさらにPY138を含むことを特徴とする請求項4に記載の着色剤組成物。
- 任意の色数で各色別に所望のパターン状に設けられた着色層からなる画素を有するカラ−フィルターにおいて、該着色層が請求項3〜5のいずれかに記載の着色剤組成物により形成される着色膜であることを特徴とするカラーフィルター。
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