JP4602029B2 - カラーフィルター用着色塗布液 - Google Patents

カラーフィルター用着色塗布液 Download PDF

Info

Publication number
JP4602029B2
JP4602029B2 JP2004235293A JP2004235293A JP4602029B2 JP 4602029 B2 JP4602029 B2 JP 4602029B2 JP 2004235293 A JP2004235293 A JP 2004235293A JP 2004235293 A JP2004235293 A JP 2004235293A JP 4602029 B2 JP4602029 B2 JP 4602029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color filter
pigment
dispersant
color
blue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004235293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005097562A (ja
Inventor
宏明 西勝
茂 坂本
雅則 高鴨
誠七 佐々木
宏光 柳本
好正 土屋
哲男 福田
明男 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Original Assignee
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd filed Critical Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Priority to JP2004235293A priority Critical patent/JP4602029B2/ja
Publication of JP2005097562A publication Critical patent/JP2005097562A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4602029B2 publication Critical patent/JP4602029B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)

Description

本発明は、有機顔料の分散剤、易分散性顔料組成物、顔料分散液、カラーフィルター用着色塗布液(以下顔料で着色された着色塗布液を単に「塗布液」という)、カラーフィルターの製造方法およびカラーフィルターに関する。
液晶ディスプレイなどに使用されるカラーフィルターは、カラーフィルター基板にフォトレジスト(感光性樹脂液)に顔料を分散させてなる塗布液を、スピンコート法などの、コーティング法あるいは電着法により塗布後、形成された着色塗布膜にフォトマスクを介して露光後現像し、塗布膜をパターン化して画素を形成し、RGB(赤、緑、青)画素が所定のパターンで形成されるまで上記プロセスを繰り返す方法、所謂顔料分散法(着色剤として顔料を使用する方法)により主に作製されている。
上記カラーフィルターを製造する際に、青色画素の形成に使用する塗布液の着色顔料としては、ε型フタロシアニン(C.I.ピグメントブルー15:6)に加えて、色補正(調色)の目的で、紫色のジオキサジンバイオレット(C.I.ピグメントバイオレット23)が配合されて用いられてきた。特に、近年、需要が著しく伸長しているTVモニター用のカラーフィルターの青色画素をより好ましい色品位の画素とするために、青色顔料としての前記ε型フタロシアニンに対するジオキサジンバイオレットの配合割合を高めることが要求されている。
しかしながら、上記ε型フタロシアニンとジオキサジンバイオレットとからなる配合顔料を、フォトレジストなどの分散媒体中に分散させる際、通常の分散機で分散させるだけでは、上記配合顔料が充分に分散しないことから、得られる塗布液から青色画素を形成すると、該画素は光透過性に欠け、カラーフィルターの青色画素として光透過率が不充分であり、上記の配合顔料からなる塗布液は、カラーフィルターの塗布液としては不満足なものであった。
一方、前記顔料の分散媒体であるフォトレジストに一般的に使用されている樹脂としては、露光後の着色塗布膜がアルカリ水溶液で現像可能であるように、酸価が高いアクリル系ポリマーが主に採用されている。しかしながら、前記の配合顔料と、上記高酸価アクリル系樹脂を含むフォトレジストからなる塗布液では、顔料の凝集が生じて塗布液の粘度が高くなりやすく、また、経時で塗布液が増粘し、塗布液の貯蔵安定性が悪くなる場合が多いという問題がある。
以上のような問題点を伴う塗布液によりカラーフィルターの各色の画素を作製する場合、塗布液はスピンコート法により基板に塗布され、その後に塗布膜が露光および現像によりパターン化されるが、使用する塗布液が粘度が高かったり、顔料が凝集してチクソトロピックな粘性を示す場合には、塗布液からなる塗布膜(露光前)の中央部が盛り上がるため、大画面LCD用のカラーフィルターを作製する際には、基板の中央部の画素と周辺部での画素とは色相にむらや濃度差が発生するという問題がある。
従って、カラーフィルター用塗布液は、通常、顔料濃度が5〜20質量%の高濃度範囲にあるにもかかわらず、その分散状態は顔料粒子が凝集せず、かつ一般的な常乾塗料や焼き付け塗料に比べて粘度が低く(例えば、5〜20mPa・s程度)、かつ貯蔵安定性に優れたものでなければならない。
上記の要求を満たすために、従来、顔料が、ε型フタロシアニン(C.I.ピグメントブルー15:6)の場合には、フタロシアニンブルーの置換誘導体やジオキサジンバイオレットの置換誘導体を分散剤として上記顔料に添加したり、または上記顔料を上記誘導体で処理する方法などが提案されている(例えば、特許文献1〜6参照)。
特開昭56−167762号公報 特公平1−34268号公報 特開平4−246469号公報 特開平6−240161号公報 特開平6−240162号公報 特開平7−188576号公報
一方、カラーフィルターのさらなる性能向上の要請から、着色画素の透明性の改善や、着色画素の透過光のコントラストのアップや、着色画素の顔料濃度を高める必要が生じてきた。しかしながら、顔料の分散に上記顔料誘導体を分散剤として使用する方法では、顔料の分散性向上による着色画素の透明性の改良や、顔料濃度が高くなることによる粘度の増大および貯蔵安定性の低下を防止することは困難であり、これらの改善が要望されている。
本発明者らは、顔料濃度が高いカラーフィルター用塗布液の調製に際して、上記顔料誘導体を顔料の分散剤として使用した場合の前記の問題点を解決し、カラーフィルター用塗布液の色品位の向上および低粘度化を可能にする顔料分散剤を開発すべく鋭意研究した結果、特定のインダントロン化合物が、より少ない量で優れた顔料の分散剤として作用し、カラーフィルター用塗布液の低粘度化を達成でき、かつ貯蔵時の該塗布液の増粘やゲル化を防止するとともに、カラーフィルターとして最も重要な特性の一つである着色画素の透明性も向上させることを見いだし、本発明を完成するに至った。
本発明の構成は以下の通りである。
1.有機顔料をカラーフィルター用樹脂ワニス中に分散剤により分散してなるカラーフィルター用着色塗布液において、上記有機顔料が、ε型フタロシアニンブルー(C.I.ピグメントブルー15:6)100質量部当たりジオキサジンバイオレット(C.I.ピグメントバイオレット23)を3〜50質量部含んでなり、上記分散剤が、下記一般式(1)で表される化合物、その金属の塩、アンモニアの塩、モノアルキルアミン、ジアルキルアミンおよびトリアルキルアミンからなる群より選ばれる有機アミンの塩並びにテトラメチルアンモニウムクロライド、テトラエチルアンモニウムクロライド、テトラブチルアンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシドおよびトリラウリルメチルアンモニウムクロライドからなる群より選ばれる有機第4級アンモニウム化合物の塩からなる群から選ばれる1種であることを特徴とするカラーフィルター用着色塗布液。
Figure 0004602029
(但し、式中のR1およびR2は、同じでも異なってもよく、それぞれ独立して水素原子またはハロゲン原子を、R3およびR4は、同じでも異なってもよく、それぞれ独立して水素原子またはメチル基を、nは、スルホン酸基の平均導入個数であって0.5〜3の数である。)
2.R1およびR2がそれぞれ独立して水素原子または塩素原子である前記1に記載のカラーフィルター用着色塗布液。
3.前記分散剤が、下記一般式(2)で表される化合物である前記1に記載のカラーフィルター用着色塗布液。
Figure 0004602029
(但し、式中のR5は同一または異なるメチル基、エチル基またはブチル基を表す。)
4.前記分散剤が、一般式(1)で表される化合物またはその金属の塩である前記1に記載のカラーフィルター用着色塗布液。
5.前記分散剤が、一般式(1)で表される化合物である前記1に記載のカラーフィルター用着色塗布液。
6.R 3 およびR 4 のうち少なくとも一方がメチル基である前記1に記載のカラーフィルター用着色塗布液。
7.R 5 がエチル基である前記3に記載のカラーフィルター用着色塗布液。
.カラーフィルター用基板に、赤色、緑色および青色の着色パターンを形成するカラーフィルターの製造方法において、少なくとも上記青色パターンを、前記に記載の塗布液を使用して形成することを特徴とするカラーフィルターの製造方法。
.前記に記載の方法で製造されたことを特徴とするカラーフィルター。
本発明の有機顔料の分散剤は、各種有機顔料を、塗料、印刷インキ、カラーフィルター用塗布液などの分散媒体中に高濃度かつ低粘度に安定に分散させることができる。本発明の易分散性顔料組成物および分散液は、カラーフィルター用塗布液の着色剤として有用であり、顔料として、PB15:6とPV23とを組み合わせた場合には、優れた分光透過率特性を有し、鮮明で冴えた、透明感の高い、しかも耐光性、耐熱性、耐溶剤性、耐薬品性、耐水性などの諸堅牢性に優れた青色画素を形成することができる。
次に好ましい実施の形態を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
[分散剤]
本発明の有機顔料の分散剤は、前記一般式(1)で表される化合物、その金属の塩、アンモニアの塩、有機アミンの塩および有機第4級アンモニウム化合物の塩からなる群から選ばれる1種であることを特徴としている。前記一般式(1)において、R1およびR2が水素原子または塩素原子であり、R3およびR4が水素原子またはメチル基であることが好ましい。
前記一般式(1)で表される化合物は、例えば、インダントロン化合物を従来方法に従って、濃硫酸、発煙硫酸、クロロスルホン酸、三酸化イオウなどと反応させてスルホン化することによって得られる。この際導入されるスルホン酸基の数(n)は0.5〜3.0であり、好ましくは1.0〜1.5である。nが0.5未満では優れた分散能を有する分散剤が得られない。また、nが3.0を超えると一般式(1)の化合物の水溶性が増大し、一般式(1)の化合物の有機顔料表面への吸着能力が低下して顔料分散剤としての性能が低下するので好ましくない。
また、前記一般式(1)の化合物は、フリーのスルホン酸基の状態でも使用でき、また、該スルホン酸基が、リチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属の塩、カルシウム、バリウム、アルミニウム、マンガン、ストロンチウム、マグネシウム、ニッケルなどの多価金属の塩、モノ、ジまたはトリアルキルアミン、アルキレンジアミン、モノ、ジまたはトリアルカノールアミンなどの有機アミンの塩、有機第4級アンモニウム化合物の塩などとしても有用である。
特に下記一般式(2)で表される前記一般式(1)の化合物と有機第4級アンモニウム化合物の塩は、有機顔料に対して優れた親和性を有するので好適である。
Figure 0004602029
(但し、式中R1〜R5およびnは前記と同じ意味を有する。)
上記一般式(2)の塩を得るために用いる有機第4級アンモニウム化合物としては、テトラアルキル(またはアリール)アンモニウム化合物が挙げられ、具体例としては、テトラメチルアンモニウムクロライド、テトラエチルアンモニウムクロライド、テトラブチルアンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド、トリラウリルメチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリブチルアンモニウムクロライド、トリメチルフェニルアンモニウムクロライド、およびベンジルジメチルアンモニウムパークロレイトなどが挙げられる。特に好ましい第4級アンモニウム化合物としては、テトラエチルアンモニウムクロライドが挙げられる。上記一般式(2)で表される塩は、前記一般式(1)で表されるスルホン酸化合物に、上記有機第4級アンモニウム化合物を反応させることによって得られる。有機第4級アンモニウム化合物の使用量は前記スルホン酸化合物のスルホン酸基とほぼ当量である。前記スルホン酸化合物と上記有機第4級アンモニウム化合物との反応は、水性媒体中において両者を混合し、混合液のpHを弱酸性にすることによって行なわれる。
上記本発明の有機顔料の分散剤は、種々の公知の有機顔料の分散剤として有用である。本発明の分散剤は青色に着色した物質であり、PV23、PB60、PB15:6、PG36およびPBk7の分散に特に有用である
[易分散性顔料組成物」
本発明の易分散性顔料組成物は、有機顔料と前記本発明の分散剤とからなる。該易分散性顔料組成物における有機顔料と本発明の分散剤の配合割合は有機顔料100質量部当たり分散剤が約0.5〜50質量部、特に1〜30質量部の割合で使用することが好ましい。分散剤の使用量が0.5質量部未満であると、易分散性顔料組成物を分散媒体に充分安定に分散させることが困難である場合があり、一方、分散剤の使用量が50質量部を超えても分散剤の分散能が飽和してコスト的に不利となる。
上記易分散性顔料組成物の製造方法は、有機顔料と分散剤とを単に混合するのみでもよいが、例えば、以下の方法が好ましい。いずれの場合にも有機顔料は単独でも2種以上の混合物として使用してもよい。分散剤も同様である。
(1)有機顔料の水性スラリーと分散剤の水性スラリーとを緊密に混合し、濾過、水洗、乾燥して有機顔料と分散剤とを組成物にする方法。
(2)有機顔料と分散剤とを濃硫酸に溶解し、該濃硫酸溶液を大量の水中に注入して両者を同時に析出させ、濾過、水洗、乾燥して有機顔料と分散剤とを固溶体状にする方法。
(3)両者を少量の液体の存在下にボールミルなどにより湿式摩砕して両者を微粉末混合物とする方法。
本発明の易分散性顔料組成物は、種々の着色用途、例えば、塗料、印刷インキ、天然または合成樹脂、筆記具用インキ、インクジェットインキなどの着色に有効であり、特にカラーフィルター用塗布液の着色に有用である。なかでも、PV23、PB60、PB15:6、PG36およびPBk7から選ばれる少なくとも1種の有機顔料を用いた易分散性顔料組成物は、カラーフィルター用塗布液の着色剤として有用である。
[顔料分散液]
本発明の顔料分散液は、有機顔料を分散媒体中に分散剤により分散してなる顔料分散液において、上記分散剤が前記本発明の分散剤であることを特徴としている。好ましい有機顔料は前記と同じであり、また、有機顔料と分散剤の使用割合も前記と同一である。該顔料分散液は、任意の分散媒体中に有機顔料を本発明の分散剤により分散させて得られる。該分散方法としては、前記本発明の易分散性顔料組成物を任意の分散媒体中に加えて分散させる方法や、任意の分散媒体中に有機顔料と本発明の分散剤を加えて、任意の分散機や摩砕機によって分散させて得られる。このような顔料分散液の用途は、前記易分散性顔料組成物の用途と同様である。
[カラーフィルター用塗布液]
本発明のカラーフィルター用塗布液は、有機顔料をカラーフィルター用樹脂ワニス中に前記本発明の分散剤により分散してなることを特徴としている。上記カラーフィルター用樹脂ワニスとしては、従来公知の感光性樹脂ワニス(フォトレジスト)および非感光性の樹脂ワニスのいずれも使用できる。該塗布液に使用する好ましい有機顔料、それらの組み合わせ、有機顔料と分散剤との使用比率は、前記本発明の易分散性顔料組成物の場合と同様である。また、カラーフィルター用塗布液の製造方法は、分散媒体がカラーフィルター用樹脂ワニスであることを除き、前記顔料分散液の場合と同様である。
上記カラーフィルター用塗布液において、青色、緑色または黒色顔料を用いた場合には、それぞれ青色塗布液、緑色塗布液、または黒色塗布液(ブラックマトリックス形成用)が得られ、有機顔料として上記のPV23を用いた場合には紫色の塗布液が得られる。該紫色塗布液はそれ自体単独でカラーフィルター用塗布液として使用されることはないが、青色顔料としてε型フタロシアニンブルーを用いた塗布液の調色用に有用である。すなわち、青色塗布液による着色塗布膜の分光透過率特性は、図1の曲線Aに示されるが、従来技術で述べたように、現在でのTVモニターに使用されるカラーフィルターの青色画素は、図1の曲線Cに示される分光透過率特性が要求されている。上記青色塗布液による着色塗布膜の分光透過率特性Aは、その分光透過率特性が、図1の曲線Bで示される上記紫色塗布液を、青色塗布液に適量加えることによって、すなわち、該混合塗布液からなる塗布膜の分光透過率特性として、図1の曲線Cに示す特性に近付けることができる。
また、本発明においては、PB15:6とPV23とを含む前記易分散性顔料組成物を前記樹脂ワニス中に分散させるか、または両者を、前記本発明の分散剤によって前記樹脂ワニス中に同時に分散させることによって、図1の曲線Cで示される分光透過率特性を有する塗布膜(画素)を与えるカラーフィルター用塗布液とすることができる。このような分光透過率特性を得るためには、PB15:6の100質量部当たりPV23を1〜100質量部、好ましくは 3〜50質量部の割合で使用する。
[カラーフィルターの製造方法]
本発明のカラーフィルターの製造方法は、カラーフィルター用基板に、赤色、緑色および青色の着色パターンを形成するカラーフィルターの製造方法において、少なくとも上記青色パターンを、前記本発明のカラーフィルター用塗布液を使用して形成することを特徴としている。青色以外の塗布液は、従来公知の方法で別途用意してもよく、緑色塗布液は前記本発明のカラーフィルター用緑色塗布液を用いてもよい。なお、カラーフィルターの製造方法それ自体は従来公知のいずれの方法でもよい。
次に実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。なお、文中の「部」または「%」とあるのは特に断りのない限り質量基準である。
[分散剤の実施例]
実施例A−1
インダントロンブルー(PB60)30部を20%発煙硫酸300部に添加し、その後60℃で6時間反応させる。冷却後、反応混合物を3,000部の氷水中に析出させ、析出物を濾過によって集め水洗し、水ペースト110.2部(純量33.8部)を得た。この水ペーストを乾燥させ、硫黄の元素分析の結果より1分子あたり平均1.1個のスルホン酸基が導入されている、下記構造式で表わされる青色粉末(分散剤1)33.1部を得た。
Figure 0004602029
実施例A−2
実施例A−1で得られた分散剤1の水ペースト48.9部(固形分15.0部)を水500部に加えて充分にリスラリー化し、テトラエチルアンモニウムクロライド9.5部を加えて10分攪拌し、そのpHを10%水酸化ナトリウム水溶液にて徐々に弱酸性まで調整して、3時間攪拌後に混合物を濾過して、フィルターケーキを充分に水洗し下記構造式で表わされる青色粉末(分散剤2)18.2部を得た。
Figure 0004602029
実施例A−3
実施例A−1においてPB60の代わりにN−メチルインダントロンを用い、同様にして下記構造式で表わされる分散剤3を得た。
Figure 0004602029
実施例A−4
実施例A−3の分散剤3とテトラエチルアンモニウムクロライドを実施例A−2と同様に反応させ、下記構造式で表わされる青色粉末(分散剤4)を得た。
Figure 0004602029
実施例A−5
実施例A−1においてPB60の代わりにN,N’−ジメチルインダントロンを用い、同様にして下記構造式で表わされる分散剤5を得た。
Figure 0004602029
実施例A−6
実施例A−5の分散剤5とテトラエチルアンモニウムクロライドを実施例A−2と同様に反応させ、下記構造式で表わされる青色粉末(分散剤6)を得た。

Figure 0004602029
実施例A−7
実施例A−1においてPB60の代わりに4−クロロインダントロンを用いて、同様に下記構造式で表わされる分散剤7を得た。
Figure 0004602029
実施例A−8
実施例A−7の分散剤7とテトラエチルアンモニウムクロライドを実施例A−2と同様に反応させ、下記構造式で表わされる青色粉末(分散剤8)を得た。
Figure 0004602029
実施例A−9
実施例A−1のPB60の代わりに5,5’−ジクロロインダントロンを用いて、同様に下記構造式で表わされる分散剤9を得た。
Figure 0004602029
実施例A−10
実施例A−9の分散剤9とテトラエチルアンモニウムクロライドを実施例A−2と同様に反応させ、下記構造式で表わされる青色粉末(分散剤10)を得た。
Figure 0004602029
[易分散性顔料組成物の実施例]
実施例B−1
PV23のプレスケーキ(固形分26%)を顔料分が100部になるように取り、水2,000部を加えて充分にリスラリー化する。これに分散剤1のプレスケーキ(固形分30%)を固形分が5部になるように加えて1時間高速攪拌する。その後濾過し、フィルターケーキを充分に水洗し、80℃で乾燥して104部の易分散性顔料組成物1を得た。
実施例B−2
PV23のプレスケーキ(固形分26%)を顔料分が100部になるように取り、水2,000部を加えて充分にリスラリー化する。これに分散剤2のプレスケーキ(固形分35%)を固形分が5部になるように加えて1時間高速攪拌する。5%炭酸ナトリウム水溶液を弱酸性になるまで徐々に滴下し、その後1時間攪拌して濾過する。そして、フィルターケーキを充分に水洗し、80℃で乾燥して104部の易分散性顔料組成物2を得た。
[顔料分散液の実施例]
実施例C−1
アクリル樹脂ワニス(メタクリル酸/ベンジルアクリレート/スチレン/ヒドロキシエチルアクリレートを25/50/15/10のモル比で共重合させたもの(分子量12,000、固形分40%)50部にPV23を20部と分散剤1を1部および溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)(以下PMAと略す)を20部配合し、プレミキシングの後、横型ビーズミルで分散処理して紫色顔料分散液を得た。
実施例C−2
分散剤1の代わりに分散剤2を使用する以外は実施例C−1と同様にして紫色顔料分散液を得た。
実施例C−3〜C−10
分散剤1の代わりに、分散剤3〜10をそれぞれ使用し、実施例C−1と同様にして紫色顔料分散液を得た。
実施例C−11、12
実施例C−1で使用したPV23と分散剤1の代わりに、易分散性顔料組成物1および2をそれぞれ使用し、実施例C−1と同様にして2種の紫色顔料分散液を得た。
比較例C−1
実施例C−1で使用した分散剤1の代わりに、市販の顔料分散剤(モノスルホン化フタロシアニンブルー)を使用し、実施例C−1と同様にして紫色顔料分散液を得た。
比較例C−2
比較例C−1で使用した市販の顔料分散剤の代わりに、市販の顔料分散剤(モノスルホン化フタロシアニンブルーの第4級アンモニウム塩)を使用し、比較例C−1と同様にして紫色顔料分散液を得た。
上記の実施例C−1〜12および比較例C−1、2の紫色顔料分散液中の顔料の平均粒子径を測定した。また、保存安定性を見るため、紫色顔料分散液を室温で1ヶ月間貯蔵し、粘度の変化を測定した。粘度はB型粘度計を用い、ローターの回転数6rpmで測定した。また、分光透過率特性を調べるため、紫色顔料分散液をそれぞれスピンナーでガラス基板に塗布し、乾燥後、波長440nmにおける塗膜の透過率を測定した。その結果を表1に示す。
表1から明らかなように、実施例C−1〜12の紫色顔料分散液は、比較例C−1、2の紫色顔料分散液と対比すると、各実施例の紫色顔料分散液からなる塗膜の方が最大光透過率が高く、初期粘度および貯蔵後の粘度(1ヶ月後)ともに低いことが明らかである。
[カラーフィルター用塗布液の実施例]
実施例D−1
実施例C−1で使用したPV23の代わりにPB15:6を使用し、実施例C−1と同様の操作にて青色の顔料分散液を得た。表2に示したように、この青色の顔料分散液も、初期粘度および貯蔵後の粘度(1ヶ月後)ともに低く、カラーフィルター用塗布液として優れた性質を有していた。
実施例D−2
実施例C−1で使用したPV23の代わりにPG36を使用し、実施例C−1と同様の操作にて緑色の顔料分散液を得た。表2に示したように、この緑色顔料分散液も、初期粘度および貯蔵後の粘度(1ヶ月後)ともに低く、カラーフィルター用塗布液として優れた性質を有していた。
実施例D−3
実施例C−1で使用したPV23の代わりにPBk7を使用し、実施例C−1と同様の操作にて黒色の顔料分散液を得た。表2に示したように、この黒色の顔料分散液も、初期粘度および貯蔵後の粘度(1ヶ月後)ともに低く、カラーフィルター用塗布液(ブラックマトリックス用)として優れた性質を有している。
Figure 0004602029
Figure 0004602029
参考例1
実施例C−1で使用したものと同じアクリル樹脂ワニス50部にアントラキノニルレッド顔料(C.I.ピグメントレッド177)17部、イソインドリノンエロー顔料(C.I.ピグメントエロー139)3部と顔料分散剤として2,4−ビス[アントラキノニル(−1’)−アミノ]−6−(N,N−ジメチルアミノ)エチルアミノ−s−トリアジンを2部および溶媒としてPMAを20部配合し、プレミキシングの後、横型ビーズミルで分散し、赤色の顔料分散液を得た。
参考例2
参考例1で使用した顔料に代えてPG36の17部、キノフタロンエロー顔料(C.I.ピグメントエロー138)13部を使用し、参考例1と同様の操作にて緑色の顔料分散液を得た。
[カラーフィルターの製造方法の実施例]
実施例E−1
RGBのカラーフィルターを作製するために、下記の表3の配合処方によりR、GおよびBのカラーフィルター用塗布液を得た。
Figure 0004602029
シランカップリング剤処理を行ったガラス基板をスピンコーターにセットし、表3のRの塗布液を最初300rpmで5秒間、次いで1,200rpmで5秒間の条件でスピンコートした。次いで80℃で10分間プリベークを行い、モザイク状のパターンを有するフォトマスクをプリベークした塗布膜に密着させ、超高圧水銀灯を用い100mJ/cm2の光量で露光を行った。次いで専用現像液および専用リンスで現像および洗浄を行い、ガラス基板上に赤色のモザイク状パターン(画素)を形成させた。
引き続いて緑色モザイク状パターンおよび青色モザイク状パターンを表3のGおよびBの塗布液を用いて上記の方法に準じて塗布および焼き付けを行って形成し、RGBの画素を有するカラーフィルターを得た。得られたカラーフィルターは優れた光透過性を有し、耐光性、耐熱性などの堅牢性に優れ、また、分光透過率特性にも優れ、液晶カラーディスプレイ用カラーフィルターとして優れた性質を示した。
本発明の有機顔料の分散剤は、各種有機顔料を、塗料、印刷インキ、カラーフィルター用塗布液などの分散媒体中に高濃度かつ低粘度に安定に分散させることができる。本発明の易分散性顔料組成物および分散液は、カラーフィルター用塗布液の着色剤として有用であり、顔料として、PB15:6とPV23とを組み合わせた場合には、優れた分光透過率特性を有し、鮮明で冴えた、透明感の高い、しかも耐光性、耐熱性、耐溶剤性、耐薬品性、耐水性などの諸堅牢性に優れた青色画素を形成することができる。
着色塗布膜の分光透過率特性を説明する図。

Claims (9)

  1. 有機顔料をカラーフィルター用樹脂ワニス中に分散剤により分散してなるカラーフィルター用着色塗布液において、上記有機顔料が、ε型フタロシアニンブルー(C.I.ピグメントブルー15:6)100質量部当たりジオキサジンバイオレット(C.I.ピグメントバイオレット23)を3〜50質量部含んでなり、上記分散剤が、下記一般式(1)で表される化合物、その金属の塩、アンモニアの塩、モノアルキルアミン、ジアルキルアミンおよびトリアルキルアミンからなる群より選ばれる有機アミンの塩並びにテトラメチルアンモニウムクロライド、テトラエチルアンモニウムクロライド、テトラブチルアンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシドおよびトリラウリルメチルアンモニウムクロライドからなる群より選ばれる有機第4級アンモニウム化合物の塩からなる群から選ばれる1種であることを特徴とするカラーフィルター用着色塗布液。
    Figure 0004602029
    (但し、式中のR1およびR2は、同じでも異なってもよく、それぞれ独立して水素原子またはハロゲン原子を、R3およびR4は、同じでも異なってもよく、それぞれ独立して水素原子またはメチル基を、nは、スルホン酸基の平均導入個数であって0.5〜3の数である。)
  2. 1およびR2がそれぞれ独立して水素原子または塩素原子である請求項1に記載のカラーフィルター用着色塗布液。
  3. 前記分散剤が、下記一般式(2)で表される化合物である請求項1に記載のカラーフィルター用着色塗布液。
    Figure 0004602029
    (但し、式中のR5は同一または異なるメチル基、エチル基またはブチル基を表す。)
  4. 前記分散剤が、一般式(1)で表される化合物またはその金属の塩である請求項1に記載のカラーフィルター用着色塗布液。
  5. 前記分散剤が、一般式(1)で表される化合物である請求項1に記載のカラーフィルター用着色塗布液。
  6. 3およびR4のうち少なくとも一方がメチル基である請求項1に記載のカラーフィルター用着色塗布液。
  7. 5がエチル基である請求項3に記載のカラーフィルター用着色塗布液。
  8. カラーフィルター用基板に、赤色、緑色および青色の着色パターンを形成するカラーフィルターの製造方法において、少なくとも上記青色パターンを、請求項1に記載の塗布液を使用して形成することを特徴とするカラーフィルターの製造方法。
  9. 請求項8に記載の方法で製造されたことを特徴とするカラーフィルター。
JP2004235293A 2003-08-27 2004-08-12 カラーフィルター用着色塗布液 Expired - Fee Related JP4602029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004235293A JP4602029B2 (ja) 2003-08-27 2004-08-12 カラーフィルター用着色塗布液

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003302714 2003-08-27
JP2004235293A JP4602029B2 (ja) 2003-08-27 2004-08-12 カラーフィルター用着色塗布液

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005097562A JP2005097562A (ja) 2005-04-14
JP4602029B2 true JP4602029B2 (ja) 2010-12-22

Family

ID=34467207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004235293A Expired - Fee Related JP4602029B2 (ja) 2003-08-27 2004-08-12 カラーフィルター用着色塗布液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4602029B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006299050A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd 顔料分散剤およびこれを含む顔料組成物
JP4628206B2 (ja) * 2005-07-15 2011-02-09 住化カラー株式会社 カラーフィルタ用有機顔料の製造方法
JP5393944B2 (ja) * 2006-07-26 2014-01-22 戸田工業株式会社 自己分散型着色微粒子、該自己分散型着色微粒子を含む水系分散体ならびにインクジェット記録用インクまたはカラーフィルター用インク
WO2012102395A1 (ja) 2011-01-28 2012-08-02 東洋インキScホールディングス株式会社 カラーフィルタ用着色組成物、およびカラーフィルタ
JP5801976B1 (ja) * 2015-03-31 2015-10-28 大日精化工業株式会社 顔料組成物の製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002004563A1 (en) * 2000-07-07 2002-01-17 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Pigmentary copper phthalocyanine solid solution and transparent dispersion comprising it
WO2002048269A1 (en) * 2000-12-13 2002-06-20 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Rheology improvers and pigment compositions having improved rheology

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56147151A (en) * 1980-04-18 1981-11-14 Canon Inc Positively chargeable toner for electrophotography
US4692189A (en) * 1986-07-21 1987-09-08 Ciba-Geigy Corporation Novel compositions based on indanthrone blue pigments

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002004563A1 (en) * 2000-07-07 2002-01-17 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Pigmentary copper phthalocyanine solid solution and transparent dispersion comprising it
WO2002048269A1 (en) * 2000-12-13 2002-06-20 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Rheology improvers and pigment compositions having improved rheology

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005097562A (ja) 2005-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5215684B2 (ja) 有機顔料の分散剤およびその使用
JP4668801B2 (ja) 顔料分散剤およびその使用
JP3625143B2 (ja) 顔料の分散剤、顔料分散液及びカラーフイルター
TWI395797B (zh) 畫素形成用著色劑及其使用
JP2009029886A (ja) 顔料分散剤、顔料組成物、顔料着色剤およびカラーフィルター用着色剤
JP5215782B2 (ja) 有機顔料の分散剤およびその使用
JP5215785B2 (ja) カップラー、色素、該色素の製造方法、該色素を用いた着色剤および着色方法
KR100789079B1 (ko) 유기안료의 분산제
JP4602029B2 (ja) カラーフィルター用着色塗布液
JP3595291B2 (ja) カラーフィルタ用顔料組成物及びカラーフィルタ
JP5108258B2 (ja) 顔料改質剤の製造方法
JP3605379B2 (ja) カラーフィルタ用顔料組成物及びカラーフィルタ
JP5801972B1 (ja) 顔料組成物、それを使用した着色組成物
JP5730221B2 (ja) 顔料分散剤、顔料組成物、及び顔料着色剤
JP6570461B2 (ja) 顔料分散剤、顔料組成物、及び顔料着色剤
JP5801976B1 (ja) 顔料組成物の製造方法
JP5823432B2 (ja) 顔料分散剤、顔料組成物、及び顔料着色剤
JP5823431B2 (ja) 顔料分散剤、顔料組成物、及び顔料着色剤
JP5705754B2 (ja) 顔料分散剤、顔料組成物、及び顔料着色剤
JP5952228B2 (ja) 顔料着色剤
JP2010007084A (ja) 分散剤の製造方法
JP2013142115A (ja) 顔料分散剤、顔料組成物、及び顔料着色剤

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050222

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100929

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees