JPH09118115A - 車両のリヤサスペンション - Google Patents

車両のリヤサスペンション

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JPH09118115A
JPH09118115A JP27605095A JP27605095A JPH09118115A JP H09118115 A JPH09118115 A JP H09118115A JP 27605095 A JP27605095 A JP 27605095A JP 27605095 A JP27605095 A JP 27605095A JP H09118115 A JPH09118115 A JP H09118115A
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JP
Japan
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vehicle body
arm
wheel
view
vehicle
Prior art date
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Application number
JP27605095A
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English (en)
Inventor
Toshihide Koyama
敏秀 小山
Isao Toda
功 任田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アンチスクォートおよびアンチリフトを妨げる
ことなく、バンプ時における後輪のトーインを確実に行
い得るリヤサスペンションを提供する。 【解決手段】A型アームよりなるアッパアーム44と、ア
ッパアーム上方のロアアーム48とを備える。ロアアーム
を、A型アームよりなるアーム部材44と、アーム部材お
よびナックル部材にそれぞれ揺動自在に連結されたトー
コントロールリンク47とで構成する。アーム部材を、そ
の後側のメンバ側支持部45b が前側のメンバ側支持部45
a よりも平面視で車体内方側に位置しかつ前側のメンバ
側支持部が後側のメンバ側支持部よりも側面視で上方に
位置するように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両におけるウィ
ッシュボーン・タイプのリヤサスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のリヤサスペンションとして
は、例えば、特開平4−232108号公報に開示され
るように、前後2点で車体側に前後2点で、車輪支持部
材側に1点でそれぞれ揺動自在に連結されたA型アーム
よりなるアッパアームと、車体側に前後2点で、車輪支
持部材側に1点でそれぞれ揺動自在に連結されたA型ア
ームよりなるロアアームと、該ロアアームの前側と車輪
支持部材側とにそれぞれ揺動自在に連結されたトーコン
トロールリンクとを備えて構成されたウィッシュボーン
・タイプのものが知られている。そして、上記アッパア
ームの車体側の前後2点の連結点を結ぶ車体側連結点軸
およびロアアームの車体側の前後2点の連結点を結ぶ車
体側連結点軸は、それぞれ水平方向に延びていて、車体
前後方向に延びる車体中心線と車体平面視および車体側
面視で平行となっており、アッパアームの車輪支持部材
側連結点とロアアームの車輪支持部材側連結点とを結ぶ
車輪支持部材側連結点軸と、鉛直線との交差角度が、車
輪の上下方向へのストロークに伴って変更されなくとも
トーコントロールリンクによって側面視で変更されるこ
とになり、よって車輪がトーイン調整されるようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
リヤサスペンションでは、トーコントロールリンクのロ
アアームとの連結点と車輪支持部材側との連結点との間
の距離つまりトーコントロールリンクの長さが、ロアア
ームの車体側との前側の連結点と車輪支持部材側との連
結点との間の距離つまりロアアームの前側アームの長さ
よりも短いため、車輪のバンプ時にトーコントロールリ
ンクの揺動許容範囲を越えると、車輪をバンプ時にトー
イン調整できなくなるといった欠点を有している。
【0004】そこで、上記のリヤサスペンションのレイ
アウトに改良を加え、各アームの車体側連結点軸をそれ
ぞれ前端が後端よりも車体側面視で下方に位置するよう
に傾斜させるようにレイアウトすることで、各アームの
車輪支持部材側連結点軸と鉛直線との交差角度が、車輪
の上下方向へのストロークに伴って車体側面視で変更さ
れるようにし、車輪のバンプ時にトーコントロールリン
クの揺動許容範囲とは無関係に確実にトーイン調整され
るようにすることが考えられる。しかし、このようなリ
ヤサスペンションのレイアウトでは、発進時などの急加
速時に車輪支持部材の回転中心に作用する車体前方向き
の力が両アームに作用すると、該両アームには前方への
力の分力として上向きの力(分力)が作用し、この上向
きの分力によって両アームが車体側に移動、つまり車体
が相対的に沈み込みことになり、急加速時に車体後部の
沈み込みを防止するアンチスクォートの妨げとなる。一
方、制動時などに車輪接地点に作用する車体後方向きの
力が両アームに作用すると、アッパアームに上向きの分
力が、ロアアームに下向きの分力がそれぞれ作用する
が、ロアアームに作用する下向きの分力の方が大きいた
めに車体が相対的に浮き上がり、制動時に車体後部の浮
き上がりを防止するアンチリフトの妨げとなる。
【0005】また、上述のリヤサスペンションにおい
て、アンチスクォートおよびアンチリフトの妨げとなら
ないレイアウトにするには、アッパアームの車体側連結
点軸およびロアアームの車体側連結点軸をそれぞれ前端
が後端よりも車体側面視で上方に位置するように傾斜さ
せれば良いのであるが、このようなレイアウトでは、両
アームの車輪支持部材側連結点がそれぞれ車輪の上下方
向へのストロークに伴って車体側面視で後方へ移動する
ため、車輪がバンプ時にトーアウトすることになる。
【0006】本発明はかかる諸点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、アンチスクォートおよび
アンチリフトを妨げることなく、バンプ時における車輪
のトーインを確実に行い得るリヤサスペンションを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、車体側に
前後2点で、車輪支持部材側に1点でそれぞれ揺動自在
に連結されたアッパアームと、該アッパアームの下方に
配されたロアアームとを備え、該ロアアームを、車体側
に前後2点で、車輪支持部材側に1点でそれぞれ揺動自
在に連結されたアーム部材と、該アーム部材および車輪
支持部材側にそれぞれ揺動自在に連結されたトーコント
ロールリンクとで構成する車両のリヤサスペンションを
前提とする。そして、上記アーム部材を、その車体側の
後側連結点が前側連結点よりも平面視で車体内方側に位
置するように配置する構成としたものである。
【0008】これにより、請求項1記載の発明では、ア
ーム部材の車体側の前後の連結点を結んで車体平面視で
傾斜する車体側連結点軸を軸にした車輪支持部材側の連
結点の移動により、アッパアームおよびアーム部材の車
輪支持部材側の連結点間を結ぶ車輪支持部材側連結点軸
と、鉛直線との交差角度が車輪の上下方向へのストロー
クに伴い車体側面視で変更され、この車輪支持部材側連
結点軸の傾斜角度(鉛直線との交差角度)の変更に伴い
トーコントロールリンクの車輪支持部材側連結点の上下
方向への軌跡が車体側面視で変更されることによって、
バンプ時における車輪のトーイン調整が可能となる。ま
た、発進時などの急加速時に車輪支持部材の回転中心に
車体前方向きの力がアッパアームおよびアーム部材の車
体側連結点軸に作用しても、該アッパアームおよびアー
ム部材の車体側連結点軸に上下方向の分力が作用するこ
とはなく、急加速時に車体後部の沈み込みを防止するア
ンチスクォートの妨げにはならない。一方、制動時など
に車輪接地点に作用する車体後方向きの力がアッパアー
ムおよびアーム部材の車体側連結点軸に作用しても、該
アッパアームおよびアーム部材の車体側連結点軸に上下
方向の分力が作用することはなく、制動時に車体後部の
浮き上がりを防止するアンチリフトの妨げにはならな
い。
【0009】請求項2記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1記載の発明の車両のリヤサスペンションを同様
に前提とし、アーム部材を、その車体側の前側連結点が
後側連結点よりも側面視で上方に位置するように配置す
る構成としたものである。
【0010】これにより、請求項2記載の発明では、ア
ーム部材の車体側の前後の連結点を結んで車体側面視で
傾斜する車体側連結点軸を軸にした車輪支持部材側の連
結点の移動により、アッパアームおよびアーム部材の車
輪支持部材側連結点軸と鉛直線との交差角度が車輪の上
下方向へのストロークに伴い変更され、この車輪支持部
材側連結点軸の傾斜角度の変更に伴いトーコントロール
リンクの車輪支持部材側連結点の上下方向への軌跡が車
体側面視で変更されることによって、バンプ時における
車輪のトーイン調整が可能となる。また、急加速時に車
輪支持部材の回転中心に車体前方向きの力がアッパアー
ムおよびアーム部材の車体側連結点軸に作用すると、上
記一方の車体側連結点軸には前方への力の分力が下方に
作用することになり、該一方の車体側連結点軸が反車体
側に移動して車体を相対的に浮き上がらせることで、急
加速時のアンチスクォートが促進される。一方、制動時
などに車輪接地点に作用する車体後方向きの力が両アー
ムに作用すると、上記一方の車体側連結点軸がアッパア
ームおよびアーム部材のいずれのものである場合にも該
車体側連結点軸に上向きの分力が作用することになり、
該一方の車体側連結点軸が車体側に移動して車体を相対
的に沈み込ませることで、制動時のアンチリフトが促進
される。
【0011】請求項3記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1記載の発明の車両のリヤサスペンションを同様
に前提とし、アーム部材を、その車体側の後側連結点が
前側連結点よりも平面視で車体内方側に位置しつつ該前
側連結点が後側連結点よりも側面視で上方に位置するよ
うに配置する構成としたものである。
【0012】これにより、請求項3記載の発明では、ア
ーム部材の車体平面視で傾斜する車体側連結点軸を軸に
した車輪支持部材側の連結点の移動、並びにアーム部材
の車体側面視で傾斜する車体側連結点軸を軸にした車輪
支持部材側の連結点の移動により、車輪支持部材側連結
点軸と鉛直線との交差角度が車輪の上下方向へのストロ
ークに伴い効果的に変更されてトーコントロールリンク
の車輪支持部材側連結点の上下方向への軌跡を円滑に変
更し、バンプ時における車輪のトーイン調整が積極的に
かつ確実に行える。また、車体側面視で傾斜する車体側
連結点軸が急加速時に下向きの分力により反車体側に移
動することで急加速時のアンチスクォートが促進される
一方、車体側面視で傾斜する車体側連結点軸が制動時な
どに上向きの分力により車体側に移動することで制動時
のアンチリフトが促進される。
【0013】請求項4記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1記載の発明の車両のリヤサスペンションを同様
に前提とし、アッパアームを、その車体側の前側連結点
が後側連結点よりも平面視で車体内方側に位置するよう
に配置する構成としたものである。
【0014】これにより、請求項4記載の発明では、ア
ッパアームの車体側の前後の連結点を結んで車体側面視
で傾斜する車体側連結点軸を軸にした車輪支持部材側の
連結点の移動により、アッパアームおよびアーム部材の
車輪支持部材側連結点軸と鉛直線との交差角度が車輪の
上下方向へのストロークに伴い変更され、この車輪支持
部材側連結点軸の傾斜角度の変更に伴いトーコントロー
ルリンクの車輪支持部材側連結点の上下方向への軌跡が
車体側面視で変更されることによって、バンプ時におけ
る車輪のトーイン調整が可能となる。また、発進時など
の急加速時に車輪支持部材の回転中心に車体前方向きの
力がアッパアームおよびアーム部材の車体側連結点軸に
作用しても、該アッパアームおよびアーム部材の車体側
連結点軸に上下方向の分力が作用することはなく、急加
速時に車体後部の沈み込みを防止するアンチスクォート
の妨げにならない。一方、制動時などに車輪接地点に作
用する車体後方向きの力がアッパアームおよびアーム部
材の車体側連結点軸に作用しても、該アッパアームおよ
びアーム部材の車体側連結点軸に上下方向の分力が作用
することはなく、制動時に車体後部の浮き上がりを防止
するアンチリフトの妨げにならない。
【0015】さらに、請求項5記載の発明が講じた解決
手段は、請求項1記載の発明の車両のリヤサスペンショ
ンを同様に前提とし、トーコントロールリンクを、その
アーム部材側連結点が車輪支持部材側連結点よりも側面
視で上方に位置するように配置する構成としたものであ
る。
【0016】これにより、請求項5記載の発明では、ア
ーム部材の車体側連結点軸を軸にした車輪支持部材側の
連結点の移動が、トーコントロールリンクの車輪支持部
材側連結点の上下方向の軌跡により、車輪支持部材側連
結点軸と鉛直線との交差角度が車輪の上下方向へのスト
ロークに伴い効果的に変更され、バンプ時における車輪
のトーイン調整が積極的にかつ確実に行える。また、発
進時などの急加速時に車輪支持部材の回転中心に車体前
方向きの力がアッパアームおよびアーム部材の車体側連
結点軸に作用しても、該アッパアームおよびアーム部材
の車体側連結点軸に上下方向の分力が作用することはな
く、急加速時に車体後部の沈み込みを防止するアンチス
クォートの妨げにならない。一方、制動時などに車輪接
地点に作用する車体後方向きの力がアッパアームおよび
アーム部材の車体側連結点軸に作用しても、該アッパア
ームおよびアーム部材の車体側連結点軸に上下方向の分
力が作用することはなく、制動時に車体後部の浮き上が
りを防止するアンチリフトの妨げにならない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】図5ないし図7は本発明の実施の形態に係
るリヤサスペンションを備えた車両の後部を示し、この
車両1の後部には、車体左右両側部を前後方向へ延びる
リヤサイドフレーム2,2が設けられている。該各リヤ
サイドフレーム2は、断面略逆ハット状に形成され、車
体後部の底壁および縦壁を構成するリヤフロアパネル3
の裏面に接合されて閉断面に形成されてなる。上記各リ
ヤサイドフレーム2は、車室4の下面左右両側部を車体
前後方向に延びる下端位置の後端よりヒップラインhを
迂回して上方に立ち上がったのち後方へ略水平に延設さ
れており、その上方に立ち上がる立上がり部分2aの上
端部間には、車幅方向に延びる第1リヤクロスメンバ5
の左右端が連結されているとともに、上記各リヤサイド
フレーム2の立上がり部分2aの上端部より車体平面視
および車体側面視で真直ぐ後方へ延びる延設部分2bの
車体前後方向略中央部間には、第2リヤクロスメンバ6
の左右端が連結されている。さらに、上記車室4の車幅
方向中央部には、各リヤサイドフレーム2の立上がり部
分2aの上端部とほぼ一致する高さ位置を車体前後方向
に延びるセンタフレーム7が設けられており、このセン
タフレーム7の後端は、上記第1リヤクロスメンバ5の
車幅方向略中央に連結されている。そして、上記立上が
り部分2aと第2リヤクロスメンバ6との間には、各リ
ヤサイドフレーム2間に下端が挾まれた状態でフューエ
ルタンク8が配設されている。上記リヤフロアパネル3
は、上記各リヤサイドフレーム2に沿って配されてい
て、立上がり部分2aと第2リヤクロスメンバ6との間
において各リヤサイドフレーム2の延設部分2bの前部
(第2リヤクロスメンバ6よりも前側)間でフューエル
タンク8を覆い包み込むように、フューエルタンク8の
形状にほぼ則して凸状断面に形成されており、そのリヤ
フロアパネル3の下端(後端)が上記第2リヤクロスメ
ンバ6に連結されている。上記各リヤサイドフレーム2
の延設部分2bの後端には、リヤバンパフェース9の内
方(前方)において剛体部を構成するバンパレインフォ
ースメント10が設けられており、このバンパレインフ
ォースメント10とセンタフレーム7とは、各リヤサイ
ドフレーム2の延設部分2bおよび第1リヤクロスメン
バ5によって車体側面視でほぼ水平に真直ぐ車体前後方
向に延びて連結されるようになっている。
【0019】また、上記フューエルタンク8の後方には
トランクルーム11が設けられている。該トランクルー
ム11は、上記各リヤサイドフレーム2の下側に位置
し、その延設部分2bの後部間(第2リヤクロスメンバ
6よりも後側)における車幅方向寸法で立上がり部分2
aの下端部とほぼ一致する高さ位置に下面が位置する下
部収容空間11aと、上記各リヤサイドフレーム2の上
側に位置し、該下部収容空間11aをフューエルタンク
8の上端まで上方に拡大させると共に、各リヤサイドフ
レーム2よりも上側部分を後輪12の外側部つまりリヤ
フェンダ13の配設位置まで左右両側方に拡大させる上
部収容空間11bとからなる。上記下部収容空間11a
の下部には、後輪12よりも小径でかつ幅の狭いスペー
スセーバタイヤ14を下面に沿って寝かせた状態で収容
するタイヤ収容部15が設けられている。上記下部収容
空間11aは、そのタイヤ収容部15を下部に形成する
上で、上記第2リヤクロスメンバ6の下端に上端がボル
ト止めされて下部を前方へ突出させる断面略コ字状の第
1リヤフロアパネル材15aと、該第1リヤフロアパネ
ル材15aの下端に前端がボルト止めされて後方に延び
たのち各リヤサイドフレーム2(延設部分2b)の後端
に向かって上方へ延びる第2リヤフロアパネル材15b
とからなる。上記トランクルーム11(下部収容空間1
1aおよび上部収容空間11b)は、その前部において
スペースセーバタイヤ14のみならず図示しない前輪お
よび後輪12を起立させた状態で収納可能な高さ寸法に
形成されている。
【0020】さらに、上記各リヤサイドフレーム2の延
設部分2b後部側の外側方、つまりトランクルーム11
の下部収容空間11aの左右両側方には、サイレンサ2
1,21が配設されている。該各サイレンサ21には、
図示しない車体前部に搭載されたエンジンの排気マニホ
ールドより2本に分岐する排気管22,22の後端が接
続されている。該各排気管22は、車両1の地上最低高
さ位置をセンタフレーム7に沿って後方に延びたのち第
1リヤクロスメンバ5付近において斜め外方向きに後方
へ延び、後述するロアアーム48のアーム部材45の後
側のメンバ側支持部45bとの干渉を回避するように上
方へ迂回して配されている。
【0021】そして、上記フューエルタンク8の下方つ
まり各リヤサイドフレーム2の延設部分2bの前部間つ
まり立上がり部分2aおよび延設部分2bの内方には、
車体平面視で枠形状を呈するサスペンションクロスメン
バ31が設けられている。該サスペンションクロスメン
バ31は、その前側左右端が第1リヤクロスメンバ5の
下面にボルト32,32締結されているとともに、後側
左右端が第2リヤクロスメンバ6の直前方に位置する各
リヤサイドフレーム2より内方に延設されたブラケット
33,33を介してボルト34,34締結されている。
さらに、上記サスペンションクロスメンバ31の前側側
部は、上記各リヤサイドフレーム2の立上がり部分2a
に対して車体側面視でオーバラップしており、そのオー
バラップ部分が各リヤサイドフレーム2の立上がり部分
2aに車幅方向からボルト35(図では一箇所のみ示
す)締結されている。
【0022】また、上記サスペンションクロスメンバ3
1の左右両側部には、デファレンシャル装置41より左
右両側方に延びるドライブシャフト42,42との干渉
を回避しつつその前後両位置よりそれぞれ下方に延びる
サスペンション支持片43,43が設けられている。そ
して、図1にも示すように、上記サスペンションクロス
メンバ31の左右両側部上側には、A型アームよりなる
アッパアーム44の前後2点をサスペンションクロスメ
ンバ31に対して揺動自在に連結する車体側連結点とし
てのメンバ側支持部44a,44bが設けられている一
方、左右両側部下側つまり各サスペンション支持片43
には、A型アームよりなるアーム部材45の前後2点を
サスペンションクロスメンバ31に対して揺動自在に支
持する車体側連結点としてのメンバ側支持部45a,4
5bが設けられている。上記アッパアーム44の外方端
には、その外方端を車輪支持部材としてのナックル部材
46の上部位置に対して揺動自在に支持する車輪支持部
材側連結点としてのナックル部材側支持部44cが設け
られている。また、上記アーム部材45の外方端には、
その外方端をナックル部材46の後側下部位置に対して
揺動自在に支持する車輪支持部材側連結点としてのナッ
クル部材側支持部45cが設けられている。さらに、上
記アーム部材46の前側には、トーコントロールリンク
47が設けられている。このトーコントロールリンク4
7には、内方端をアーム部材45の前側のメンバ側支持
部45a付近に対して揺動自在に連結するアーム部材側
支持部47aが設けられている一方、外方端をナックル
部材46の前側下部位置に揺動自在に連結するナックル
部材側支持部47bが設けられている。上記アッパアー
ム44の各支持部44a〜44c、アーム部材45の各
支持部45a〜45cおよびトーコントロールリンク4
7の各支持部47a,47bは、それぞれ車体前後方向
へ延びる軸心を有する弾性ブッシュにより構成されてい
る。そして、上記アーム部材45およびトーコントロー
ルリンク47によってロアアーム48が構成され、上記
アッパアーム44とによりウィッシュボーン・タイプの
リヤサスペンション49を構成している。尚、図6中5
0はバッテリー、51はジャッキである。
【0023】そして、本発明の特徴部分として、図3お
よび図4にも示すように、上記アーム部材45は、その
後側のメンバ側支持部45bが前側のメンバ側支持部4
5aよりも平面視で車体内方側に位置するように配置さ
れている。また、図2に示すように、上記アーム部材4
5の前側のメンバ側支持部45aは、後側のメンバ側支
持部45bよりも側面視で上方に位置するように設けら
れている。つまり、アーム部材45の前後の両メンバ側
支持部45a,45bを結ぶメンバ側支持部軸mは、そ
の後端が前端よりも車体平面視で車体内方に位置するよ
うに、車体の中心を前後方向に延びる車体中心線xに対
して車体平面視で交差角度αを存して傾斜(交差)して
いるとともに、前端が後端よりも車体側面視で上方に位
置するように、水平線yに対して車体側面視で交差角度
βを存して傾斜(交差)している。
【0024】上記アッパアーム44のナックル部材側支
持部44cとアーム部材45のナックル部材側支持部4
5cとを結ぶナックル部材側支持部軸nは、鉛直線kに
対して車体側面視で交差角度θを存して交差している。
尚、図中jは、アッパアーム44の前後の両メンバ側支
持部44a,44bを結ぶメンバ側支持部軸である。
【0025】また、上記アーム部材45には、小径(例
えば50〜60mm程度)なショックアブソーバ61
と、該ショックアブソーバ61を軸にして外部に巻回さ
れた大径(例えば100〜120mm程度)なコイルバ
ネ62とからなるコイルバネ付ショックアブソーバ63
が設けられている。該コイルバネ付ショックアブソーバ
63は、その下端がアーム部材45のナックル部材側支
持部45cよりも車体内方側位置で凹設された凹部45
d内に、上端が各リヤサイドフレーム2の延設部分2b
の前部外側方に設けられたマウント部材(図示せず)に
それぞれ車体前後方向に延びる軸心を有するブッシュ6
4(図では上側のみ示す)を介して揺動自在に支持され
ている。そして、上記コイルバネ62は、ショックアブ
ソーバ61の下半分部(アーム部材45側)に位置して
いて、各リヤサイドフレーム2の延設部分2bの外側方
にショックアブソーバ61の上側部分(上半分部の上
側)を対応させることで、各リヤサイドフレーム2の延
設部分2bとコイルバネ付ショックアブソーバ63との
干渉が回避されるようにしている。
【0026】したがって、上記実施の形態では、ロアア
ーム48のアーム部材45のメンバ側支持部軸mは、後
端が前端よりも車体平面視で車体内方に位置するように
車体中心線x(平行線x´)に対して交差角度αを存し
て傾斜しているとともに、前端が後端よりも車体側面視
で上方に位置するように鉛直線kに対して交差角度θを
存して傾斜しているので、車体平面視で車体中心線x
(平行線x´)に対して交差角度αを存して傾斜すると
共に車体側面視で交差角度θを存して傾斜するアーム部
材45のメンバ側支持部軸mを軸にしたナックル部材側
支持部45cの移動により、ナックル部材側支持部軸n
と鉛直線kとの交差角度θが後輪12の上下方向へのス
トロークに伴い車体側面視で変更され、このナックル部
材側支持部軸nの傾斜角度(鉛直線kとの交差角度θ)
の変更に伴いトーコントロールリンク47のナックル部
材側支持部47bの上下方向への軌跡が車体側面視で変
更されることによって、バンプ時における後輪12のト
ーイン調整を行うことができる。
【0027】さらに、発進時などの急加速時にナックル
部材46の回転中心oに車体前方向きの力がアッパアー
ム44およびアーム部材45のメンバ側支持部軸j,m
に作用する場合、アッパアーム44のメンバ側支持部軸
jには上下方向の分力が作用することはなく、急加速時
に車体後部の沈み込みを防止するアンチスクォートの妨
げを回避することができる。一方、アーム部材45のメ
ンバ側支持部軸mには前方への力の分力が下向きに作用
することになり、該メンバ側支持部軸mが下方(反車体
側)に移動してサスペンションクロスメンバ31を相対
的に浮き上がらせることで、急加速時のアンチスクォー
トを促進することができる。
【0028】また、制動時などに後輪12の接地点に作
用する車体後方向きの力がアッパアーム44およびアー
ム部材45のメンバ側支持部軸j,mに作用する場合、
アッパアーム44のメンバ側支持部軸jには上下方向の
分力が作用することはなく、制動時に車体後部の浮き上
がりを防止するアンチリフトの妨げを回避することがで
きる。一方、アーム部材45のメンバ側支持部軸mには
後方への力の分力が上向きに作用することになり、該メ
ンバ側支持部軸mが上方(車体側)に移動してサスペン
ションクロスメンバ31を相対的に沈み込ませること
で、制動時のアンチリフトを促進することができる。
【0029】しかも、上記実施の形態では、サスペンシ
ョンクロスメンバ31が各リヤサイドフレーム2の立上
がり部部2aおよび延設部分2bの内方に設けられてい
るとともに、各リヤサイドフレーム2の延設部分2bの
外側方に小径なショックアブソーバ61の上側部分が位
置しているので、各リヤサイドフレーム2は、サスペン
ションクロスメンバ31およびコイルバネ付ショックア
ブソーバ63との干渉を回避する上で延設部分2bを上
下方向および車体内方側に屈曲させる必要がなく、ショ
ックアブソーバ61の上側部分との干渉回避可能な車体
外方位置に設けることが可能となり、車室4およびトラ
ンクルーム11の容積を上下方向および車幅方向に拡大
させることができる。また、サスペンションクロスメン
バ31の前部側が、第1リヤクロスメンバ5にボルト3
2締結されているとともに、立上がり部分2aとのオー
バラップ部分に車幅方向からボルト35締結されている
ので、サスペンションクロスメンバ31の前部側におけ
る取付強度が飛躍的に向上するとともに、微妙な調整を
強いられるトーコントロールリンク47の狂いも可及的
に防止できる。さらに、センタフレーム7とバンパレイ
ンフォースメント10とを第1リヤクロスメンバ5を介
して連結する各リヤサイドフレーム2は、車体側面視に
おいて略水平な直線となり、バンパレインフォースメン
ト10からの荷重に対して十分に耐え得る剛性強度が確
保されるとともに、立上がり部分2a上端より真直ぐ後
方へ延びる延設部分2bによって荷重の伝達および立上
がり部2aを介した荷重の分散が効率良く行える。
【0030】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、その他種々の変形形態を包含するもので
ある。例えば、上記実施の形態では、アーム部材45の
メンバ側支持部軸mを、その後端が前端よりも車体平面
視で車体内方に位置するように車体中心線xに対して交
差角度αを存して傾斜させるとともに、前端が後端より
も車体側面視で上方に位置するように鉛直線kに対して
交差角度βを存して傾斜させたが、アーム部材のメンバ
側支持部軸を、その後端が前端よりも車体平面視におい
てのみ車体内方に位置するように車体中心線に対して交
差角度を存して傾斜させるようにしても良く、その場合
には、この車体平面視で傾斜するメンバ側支持部軸回り
にナックル部材側支持部を移動させてナックル部材側支
持部軸の傾斜角度を車体側面視で変更し、トーコントロ
ールリンクのナックル部材側支持部の上下方向への軌跡
を変更させて、バンプ時に後輪のトーイン調整を確実に
行うことができるとともに、急加速時にアッパアームお
よびアーム部材のメンバ側支持部軸に上下方向の分力を
作用させずにアンチスクォートの妨げを回避できる一
方、制動時などにアッパアームおよびアーム部材のメン
バ側支持部軸に上下方向の分力を作用させずにアンチリ
フトの妨げを回避できる。
【0031】また、アーム部材のメンバ側支持部軸を、
その前端が後端よりも車体側面視においてのみ上方に位
置するように鉛直線に対して交差角度を存して傾斜させ
るようにしても良く、その場合には、この車体側面視で
傾斜するメンバ側支持部軸回りにナックル部材側支持部
を移動させてナックル部材側支持部軸の傾斜角度を車体
側面視で変更しかつトーコントロールリンクのナックル
部材側支持部の上下方向への軌跡を変更させて、バンプ
時に後輪のトーイン調整を確実に行うことができるとと
もに、急加速時にアッパアームおよびアーム部材のメン
バ側支持部軸に下向きの分力を作用させてアンチスクォ
ートを積極的に行うことができる一方、制動時などにア
ッパアームおよびアーム部材のメンバ側支持部軸に上向
きの分力を作用させてアンチリフトを積極的に行うこと
ができる。
【0032】さらに、上記実施の形態では、アーム部材
45のメンバ側支持部軸mのみを車体平面視および車体
側面視でそれぞれ傾斜させたが、アッパアームのメンバ
側支持部軸のみまたはアーム部材のメンバ側支持部軸と
共に、そのアッパアームのメンバ側支持部軸前端が後端
よりも車体平面視で車体内方に位置するように車体中心
線に対して交差角度を存して傾斜させるようにしても良
く、その場合においても、バンプ時に後輪のトーイン調
整を確実に行うことができるとともに、急加速時および
制動時などにアッパアームおよびアーム部材のメンバ側
支持部軸に上下方向の分力を作用させずにアンチスクォ
ートおよびアンチリフトの妨げを回避できる。また、ト
ーコントロールリンクのみまたはアーム部材のメンバ側
支持部軸と共に、そのトーコントロールリンクのアーム
部材側支持部がナックル部材側支持部よりも側面視で上
方に位置するようにしても良く、この場合においても、
バンプ時に後輪のトーイン調整を確実に行うことができ
るとともに、急加速時および制動時などにアッパアーム
およびアーム部材のメンバ側支持部軸に上下方向の分力
を作用させずにアンチスクォートおよびアンチリフトの
妨げを回避できる。
【0033】しかも、アッパアームのメンバ側支持部軸
を側面視で後ろ下がりにしても、バンプ時に後輪のトー
イン調整を確実に行うことができるものの、アンチリフ
トが若干妨げられ、アッパアームのメンバ側支持部軸を
側面視で前下がりにしても、バンプ時に後輪のトーイン
調整がある程度行えてアンチリフトを積極的に行うこと
ができ、このことから、アッパアームのメンバ側支持部
軸を側面視で前下がりにしつつ平面視で前端を内方に位
置付けるようにアッパアームを配置しても良く、これに
よって、アンチリフトを積極的に行得るとともに、その
メンバ側支持部軸の前下がりの角度を小さく抑えること
で、バンプ時に後輪のトーイン調整を積極的にかつ確実
に行うことができる。
【0034】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明におけ
る車両のリヤサスペンションによれば、アーム部材をそ
の車体側連結点軸の後端を前端よりも平面視で車体内方
側に位置させるように配置したので、この車体側連結点
軸回りに車輪支持部材側連結点を移動させて車輪支持部
材側連結点軸と鉛直線との交差角度を車体側面視で変更
し、トーコントロールリンクの車輪支持部材側連結点の
上下方向への軌跡を変更させて、バンプ時に車輪のトー
イン調整を確実に行うことができる。しかも、急加速時
にアッパアームおよびアーム部材の車体側連結点軸に上
下方向の分力を作用させることなくアンチスクォートの
妨げを回避できる一方、制動時などにアッパアームおよ
びアーム部材の車体側連結点軸に上下方向の分力を作用
させることなくアンチリフトの妨げを回避できる。
【0035】請求項2記載の発明における車両のリヤサ
スペンションによれば、アーム部材を、その車体側連結
点軸を側面視で前端が上方に位置するように傾斜させた
ので、この車体側連結点軸回りに移動する該一方の車輪
支持部材側連結点により車輪支持部材側連結点軸と鉛直
線との交差角度を車体側面視で変更させてトーコントロ
ールリンクの車輪支持部材側連結点の上下方向への軌跡
を変更し、バンプ時に車輪のトーイン調整を確実に行う
ことができる。しかも、車体側面視で傾斜する車体側連
結点軸に対し、急加速時に下向きの分力を作用させてア
ンチスクォートを促進させることができる一方、制動時
などに上向きの分力を作用させてアンチリフトを促進さ
せることができる。
【0036】請求項3記載の発明における車両のリヤサ
スペンションによれば、アーム部材を、車体側連結点軸
を平面視で後端が車体内方側に位置するように傾斜さ
せ、かつその車体側連結点軸を車体側面視で前端が上方
に位置するように傾斜させたので、この車体平面視およ
び車体側面視で傾斜する車体側連結点軸の軸回りに移動
する車輪支持部材側連結点により車輪支持部材側連結点
軸と鉛直線との交差角度を車体側面視で効果的に変更さ
せてトーコントロールリンクの車輪支持部材側連結点の
上下方向への軌跡を円滑に変更し、バンプ時に車輪のト
ーイン調整を積極的にかつ確実に行うことができる。し
かも、車体側面視で傾斜する車体側連結点軸に対して急
加速時に下向きの分力および制動時に上向きの分力を作
用させて、急加速時のアンチスクォートおよび制動時の
アンチリフトを共に促進させることができる。
【0037】請求項4記載の発明における車両のリヤサ
スペンションによれば、アッパアームの車体側の前側連
結点を後側連結点よりも平面視で車体内方側に位置させ
たので、アッパアームの車体側連結点軸を軸にした車輪
支持部材側の連結点の移動により、アッパアームおよび
アーム部材の車輪支持部材側連結点軸と鉛直線との交差
角度を変更し、トーコントロールリンクの車輪支持部材
側連結点の上下方向への軌跡を変更して、バンプ時にお
ける車輪のトーイン調整を積極的に行うことができる。
しかも、急加速時にアッパアームおよびアーム部材の車
体側連結点軸に上下方向の分力を作用させることなくア
ンチスクォートの妨げを回避できる一方、制動時などに
アッパアームおよびアーム部材の車体側連結点軸に上下
方向の分力を作用させることなくアンチリフトの妨げを
回避できる。
【0038】さらに、請求項5記載の発明における車両
のリヤサスペンションによれば、トーコントロールリン
クのアーム部材側連結点を車輪支持部材側連結点よりも
側面視で上方に位置させたので、アーム部材の車体側連
結点軸を軸にした車輪支持部材側の連結点の移動をトー
コントロールリンクの車輪支持部材側連結点の上下方向
への軌跡により効果的に変更し、バンプ時における車輪
のトーイン調整を積極的にかつ確実に行うことができ
る。しかも、急加速時にアッパアームおよびアーム部材
の車体側連結点軸に上下方向の分力を作用させることな
くアンチスクォートの妨げを回避できる一方、制動時な
どにアッパアームおよびアーム部材の車体側連結点軸に
上下方向の分力を作用させることなくアンチリフトの妨
げを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るリヤサスペンション
の斜視図である。
【図2】リヤサスペンションの車輪バンプ時の動きを説
明するスケルトン図である。
【図3】リヤサスペンションを車体上方から視た平面図
である。
【図4】リヤサスペンションを車体側方から視た側面図
である。
【図5】車体後部の平面図である。
【図6】車体後部の縦断正面図である。
【図7】車体後部の縦断側面図である。
【符号の説明】
31 サスペンションクロスメンバ(車体) 46 ナックル部材(車輪支持部材) 44 アッパアーム 45 アーム部材 45a,45b アーム部材前後のメンバ側支持部(前
後の連結点) 47 トーコントロールリンク 48 ロアアーム 49 リヤサスペンション

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に前後2点で、車輪支持部材側に
    1点でそれぞれ揺動自在に連結されたアッパアームと、 該アッパアームの下方に配されたロアアームとを備え、
    該ロアアームは、車体側に前後2点で、車輪支持部材側
    に1点でそれぞれ揺動自在に連結されたアーム部材と、
    該アーム部材および車輪支持部材側にそれぞれ揺動自在
    に連結されたトーコントロールリンクとで構成されてお
    り、 上記アーム部材は、その車体側の後側連結点が前側連結
    点よりも平面視で車体内方側に位置するように配置され
    ていることを特徴とする車両のリヤサスペンション。
  2. 【請求項2】 車体側に前後2点で、車輪支持部材側に
    1点でそれぞれ揺動自在に連結されたアッパアームと、 該アッパアームの下方に配されたロアアームとを備え、
    該ロアアームは、車体側に前後2点で、車輪支持部材側
    に1点でそれぞれ揺動自在に連結されたアーム部材と、
    該アーム部材および車輪支持部材側にそれぞれ揺動自在
    に連結されたトーコントロールリンクとで構成されてお
    り、 上記アーム部材は、その車体側の前側連結点が後側連結
    点よりも側面視で上方に位置するように配置されている
    ことを特徴とする車両のリヤサスペンション。
  3. 【請求項3】 車体側に前後2点で、車輪支持部材側に
    1点でそれぞれ揺動自在に連結されたアッパアームと、 該アッパアームの下方に配されたロアアームとを備え、
    該ロアアームは、車体側に前後2点で、車輪支持部材側
    に1点でそれぞれ揺動自在に連結されたアーム部材と、
    該アーム部材および車輪支持部材側にそれぞれ揺動自在
    に連結されたトーコントロールリンクとで構成されてお
    り、 上記アーム部材は、その車体側の後側連結点が前側連結
    点よりも平面視で車体内方側に位置しつつ該前側連結点
    が後側の連結点よりも側面視で上方に位置するように配
    置されていることを特徴とする車両のリヤサスペンショ
    ン。
  4. 【請求項4】 車体側に前後2点で、車輪支持部材側に
    1点でそれぞれ揺動自在に連結されたアッパアームと、 該アッパアームの下方に配されたロアアームとを備え、
    該ロアアームは、車体側に前後2点で、車輪支持部材側
    に1点でそれぞれ揺動自在に連結されたアーム部材と、
    該アーム部材および車輪支持部材側にそれぞれ揺動自在
    に連結されたトーコントロールリンクとで構成されてお
    り、 上記アッパアームは、その車体側の前側連結点が後側連
    結点よりも平面視で車体内方側に位置するように配置さ
    れていることを特徴とする車両のリヤサスペンション。
  5. 【請求項5】 車体側に前後2点で、車輪支持部材側に
    1点でそれぞれ揺動自在に連結されたアッパアームと、 該アッパアームの下方に配されたロアアームとを備え、
    該ロアアームは、車体側に前後2点で、車輪支持部材側
    に1点でそれぞれ揺動自在に連結されたアーム部材と、
    該アーム部材および車輪支持部材側にそれぞれ揺動自在
    に連結されたトーコントロールリンクとで構成されてお
    り、 上記トーコントロールリンクは、そのアーム部材側連結
    点が車輪支持部材側連結点よりも側面視で上方に位置す
    るように配置されていることを特徴とする車両のリヤサ
    スペンション。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040006288A (ko) * 2002-07-11 2004-01-24 현대자동차주식회사 소형자동차의 리어현가장치
KR100427312B1 (ko) * 2001-08-21 2004-04-14 현대자동차주식회사 자동차의 후륜 현가장치
WO2004062950A1 (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Honda Motor Co., Ltd. 車両用サスペンション装置

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