JPH09112636A - 変速装置 - Google Patents

変速装置

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JPH09112636A
JPH09112636A JP7296085A JP29608595A JPH09112636A JP H09112636 A JPH09112636 A JP H09112636A JP 7296085 A JP7296085 A JP 7296085A JP 29608595 A JP29608595 A JP 29608595A JP H09112636 A JPH09112636 A JP H09112636A
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JP
Japan
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transmission
shaft
shift
clutch
speed
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JP7296085A
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English (en)
Inventor
Osamu Hyodo
兵頭  修
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速切替操作がスムースに行われ、しかもコ
ンパクトかつ低コストの変速装置を提供する。 【解決手段】 シンクロメッシュ機構による変速部32
の伝動上手側と下手側に油圧クラッチ機構による変速部
31,33をそれぞれ配設し、各変速部31,32,3
3を電磁制御によるアクチュエータでシフトチェンジす
る構成とし、シンクロメッシュ機構による変速部32の
変速操作をする際に油圧クラッチ機構による変速部3
1,33の動力を切るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタ等の走行
車両の変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタの変速装置は、前後進変速部と
主変速部と副変速部とからなり、前後進変速部で前進と
後進を切り替えると共に、主変速部による主変速と副変
速部による副変速の組み合わせで多数段(例えば16
段)の変速位置を設定している。従来のトラクタにおい
て、これら各変速部をシンクロメッシュ機構で構成した
ものと、油圧クラッチ機構で構成したものとがあった。
【0003】シンクロメッシュ機構による構成は、油圧
クラッチ機構による構成に比べ構造が簡単でコストが安
いという利点がある反面、伝動側と被伝動側の回転を円
滑に同調させるためには変速部の伝動上手側もしくは下
手側で伝動を断つクラッチが必要であり、しかもクラッ
チを設けることにより、シフトチェンジ時の操作過程が
増えるので、素早いシフトチェンジを行えないという難
点がある。
【0004】これに対し、油圧クラッチ機構による構成
は、伝動側から被伝動側への伝動を瞬時にON・OFF
することができるので、別にクラッチを設けることな
く、シフトチェンジを迅速かつスムースに行える。しか
しながら、油圧クラッチ機構による構成は、作動油を送
る油路を伝動軸内に設けなければならないので構造が複
雑であり、また、各変速部を前後に並べて配置する場
合、変速装置全体の前後長が長くなるという問題があ
る。更に、全ての変速部を油圧クラッチ機構とするとコ
ストが高くつくというのも大きな問題である。
【0005】そこで、シンクロメッシュ機構による変速
部と油圧クラッチ機構による変速部を組み合わせ、油圧
クラッチ機構による変速部を切った状態でシンクロメッ
シュ機構による変速部をシフトチェンジすることによ
り、シフトチェンジのためのクラッチを別に設けない構
成とした提案がなされている(特公昭61−58691
号、実公平6−2038号)。
【0006】
【発明を解決しようとする課題】しかしながら、変速位
置を変更する際には複数の変速部を切替操作しなければ
ならないので、上記の如くシンクロメッシュ機構による
変速部と油圧クラッチ機構による変速部を組み合わせた
構成であると、その切替操作のタイミングが狂うとシフ
トチェンジがスムーズに行われずショックが生じること
があった。
【0007】また、特公昭61−58691号公報に開
示されている伝動構造は、原動軸16及び従動軸9の外
側に配したクラッチ支持軸17,18に多板式油圧クラ
ッチ29,30,31,32が設けられているので、前
後方向と直行する方向にかさばるという問題があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、素早いシフト
チェンジ操作を可能とするためにノークラッチ化を実現
し、しかも中小型のトラクタにも適するように比較的低
コストかつコンパクトな変速装置を提供することを課題
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明に
かかる変速装置は、シンクロメッシュ機構による変速部
の伝動上手側と下手側に油圧クラッチ機構による変速部
をそれぞれ配設し、各変速部を電磁制御によるアクチュ
エータでシフトチェンジする構成としたことを特徴と
し、前記油圧クラッチ機構による変速部を切った状態で
前記シンクロメッシュ機構による変速部をシフトチェン
ジすることにより、シフトチェンジのためのクラッチを
別に設けない構成としている。
【0010】また、本発明にかかる変速装置は、原動軸
の延長線上に第一変速軸を設け、その第一変速軸に前記
原動軸から当該第一変速軸への回転動力を入・切する2
つの油圧クラッチを設けると共に、前記第一変速軸と平
行に第二変速軸を設け、その第二変速軸に前記原動軸か
ら当該第二変速軸への回転動力を入・切する2つの油圧
クラッチを設け、第一変速軸側の油圧クラッチと第二変
速軸の油圧クラッチを軸方向と交差する方向に近接して
配置した変速部を有することを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の変速装置を設けた
トラクタの一実施例について説明する。
【0012】図1に示すトラクタ1は、前後四輪駆動車
両であって、機体の四隅部に前輪2,2と後輪3,3を
備えている。前輪2,2の車軸を支持する前車軸ケース
5は前フレーム7の下側に取り付けられ、後輪3,3を
支持する後車軸ケース6,6は、ミッションケース8の
後部側面に取り付けられている。前車軸ケース5はその
左右方向中央部で前フレーム7に固定の前後方向に向く
軸心回りに左右揺動自在に軸着され、地面の凹凸により
前輪2,2が上下動するようになっている。
【0013】前フレーム7の中央上側には、エンジン1
0が着脱自在に搭載されている。11はラジエター、1
2は冷却ファン、13はファンベルトであって、これら
はエンジン10の前方に配設されている。14はボンネ
ットであって、エンジン10や補器類(図示省略)の前
方や側方を覆っている。
【0014】16はハンドルであって、該ハンドルを左
右回転させると、前輪2,2が左右に舵取り揺動するよ
うになっている。また、17は変速レバーであって、こ
れによって変速操作するようになっている。左右の後輪
3,3の前方から上方にかけてフェンダー21,21が
取り付けられ、この左右フェンダー21,21の間に座
席22が設けられている。座席22の下部の運転者足元
部は、略平板状のフロア23となっている。
【0015】機体の後部には昇降油圧シリンダ26で上
下回動させるリフトアーム27,27が設けられてい
る。このリフトアーム27,27の先端部と作業機装着
用のロワリンク27a,27aの中間部とがリフトロッ
ド27b,27bで連結されており、リフトアーム2
7,27を上げ作動及び下げ作動させることにより、ロ
ワリンク27a,27aの後端部に装着したロータリ耕
耘装置等の作業機が昇降する。また、片方のリフトロッ
ド27b(図示例では右側)は左右傾動用の油圧シリン
ダになっており、該油圧シリンダを伸縮させることによ
り、作業機の左右傾斜が調整される。なお、ロワリンク
27a,27aの上方かつ左右中央部にトップリンク2
7dを取り付け、ロワリンク27a,27aとトップリ
ンク27dで構成される三点リンク機構により作業機を
支持する。
【0016】図2はこのトラクタの伝動機構図、図3〜
図5はその要部を構造を表す断面図である。まず、伝動
機構の概要について説明する。
【0017】エンジン10の回転動力は、ミッションケ
ース8に入力される。ミッションケース8の入り口部に
は主クラッチ30が設けられ、伝動を入り切りするよう
になっている。主クラッチ30を経た動力は、前輪及び
後輪を駆動する走行駆動力と外部動力取出のPTO駆動
力の二系統に伝動分岐される。走行駆動力は、前後進変
速部31、主変速部32、副変速部33からなる走行変
速装置を経て後輪デフ装置34に伝動され、左右の後輪
3,3を駆動する。また、走行変速装置で変速後の動力
は、4WD切替装置35を経由し、ミッションケース8
の前面部に取り出され、それから前輪伝動軸5aにより
前車軸ケース5内の前輪デフ装置36に伝動され、左右
の前輪2,2を駆動する。一方、PTO駆動力は、PT
O正逆転装置37とPTO変速装置38を経由し、ミッ
ションケース8の背面部から後方に突出するPTO軸3
9に取り出される。PTO軸39の突出部に、各種作業
機(図示省略)への伝動軸が着脱自在に伝動連結するよ
うになっている。
【0018】次に、走行変速装置の各変速部の構造につ
いて説明する。前後進変速部31は、主クラッチ軸S1
の回転を前後進変速軸S3に正転または逆転方向に選択
的に切り替えて伝動する変速部である。主クラッチ軸S
1の後端部に取り付けたギヤG1が中継軸S2のギヤG
2に噛み合い、更にそのギヤG2はニードルベアリング
により前後進変速軸S3に回転自在に嵌合する前進ギヤ
G3に噛み合っている。また、中継軸S2には前記ギヤ
G2とは別にギヤG4が取り付けられており、そのギヤ
G4がカウンタ軸S4のカウンタギヤG5を介して、前
後進変速軸S3にニードルベアリングにより回転自在に
嵌合する後進ギヤG6に噛み合っている。よって、前進
ギヤG3と後進ギヤG6は互いに逆方向に回転するよう
になっている。
【0019】前進ギヤG3及び後進ギヤG6は、湿式多
板油圧クラッチ構造の前進クラッチCF と後進クラッチ
B により前後進変速軸S3に伝動連結される。すなわ
ち、前後進変速軸S3に駆動ドラム41がスプラインに
よって一体回転するよう組み付けられ、かつ該駆動ドラ
ムの内周部に、前記前進ギヤG3に一体成形された前進
クラッチボス42Fと前記後進ギヤG6に一体成形され
た後進クラッチボス42Bが内装されており、駆動ドラ
ム側の摩擦板43,…と前進及び後進クラッチボス側の
摩擦板44,…とが交互に並列状態で配設されている。
また、駆動ドラム41の仕切壁41aの両側には、前進
クラッチ入切用ピストン45Fと後進クラッチ入切用ピ
ストン45Bが配設されている。ミッションケース8内
に充填されている潤滑油の一部を油圧ポンプ(図示せ
ず)で吸引加圧し、それを前後進変速軸S3内に設けた
油路を通して仕切壁41aと前進クラッチ入切用ピスト
ン45Fの間の油室46F、または仕切壁41aと後進
クラッチ入切用ピストン45Bの間の油室46Bのいず
れか一方に供給することにより、前進クラッチ入切用ピ
ストン45Fまたは後進クラッチ入切用ピストン45B
を作動させるようになっている。これら前進クラッチC
F 及び後進クラッチCB は前後進切替用ソレノイドバル
ブV1(図6参照)によって入・切制御される。
【0020】前進クラッチ入切用ピストン45Fを作動
させ、駆動ドラム41側の摩擦板43,…と前進クラッ
チボス42F側の摩擦板44,…を圧着させると、前進
クラッチCF が入となり、前後進変速軸S3が主クラッ
チ軸S1と同方向に回転する「前進」シフトとなる。ま
た、後進クラッチ入切用ピストン45Bを作動させ、駆
動ドラム41側の摩擦板43,…と後進クラッチボス4
2B側の摩擦板44,…を圧着させると、後進クラッチ
B が入となり、前後進変則軸S3が主クラッチ軸S1
と逆方向に回転する「後進」シフトとなる。いずれのク
ラッチCF ,CB もクラッチ切の状態にすると、以後の
走行駆動系統への伝動が絶たれる「中立」シフトとな
る。伝動側の摩擦板と被伝動側の摩擦板の圧着及び離反
は油圧により瞬時に行われるので、主変速部31のシフ
トチェンジは迅速かつ円滑になされる。
【0021】なお、中継軸S2のギヤG2は正逆転変速
軸S5の外周部に回転自在に嵌合する正転ギヤG7とも
噛み合い、カウンタ軸S4のカウンタギヤG5は正逆転
変速軸S5の外周部に回転自在に嵌合する逆転ギヤG8
とも噛み合っていて、PTO駆動力をPTO正逆転装置
37に伝達している。PTO正逆転装置37は、これら
ギヤG7,G8と正逆転変速軸S5にスプラインで嵌合
するハブ48とを軸方向に摺動自在なスリーブ49で伝
動連結可能に構成され、正転ギヤG7とハブ48を伝動
連結すると正逆転変速軸S5が正転方向に回転し、逆転
ギヤG8とハブ48を伝動連結すると正逆転変速軸S5
が逆転方向に回転し、正転ギヤG7及び逆転ギヤG8の
いずれともハブ48を伝動連結させないと正逆転変速軸
S5が回転停止するようになっている。
【0022】主変速部32は、前後進変速軸S3と一体
回転するよう設けた主変速駆動軸S6から、これと平行
に設けた主変速従動軸S7へ4段階に選択的に変速して
伝動する変速部である。主変速駆動軸S6には1速駆動
ギヤG9、2速駆動ギヤG10、3速駆動ギヤG11、
及び4速駆動ギヤG12がそれぞれ回転自在に嵌合させ
て設けられ、また主変速従動軸S7には1速従動ギヤG
13、2速駆動ギヤG14、3速従動ギヤG15、及び
4速従動ギヤG16が対となる前記駆動ギヤG9〜G1
2と常時噛合する状態で一体に取り付けられている。こ
れら4対の主変速ギヤの伝動比は、4速ギヤ、3速ギ
ヤ、3速ギヤ、1速ギヤの順に大きくなっている。
【0023】各駆動ギヤG9〜G12はシンクロメッシ
ュ機構により主変速駆動軸S6に伝動連結される。すな
わち、主変速駆動軸S6にハブ51がスプラインで嵌合
し、更にそのハブ51の外周部にスリーブ52がスプラ
インで嵌合し、そのスリーブ52に形成された溝にキー
53が嵌り込み、そのキー53の軸方向両側にリング5
4,54が駆動ギヤG9,G10(またはG11,G1
2)の円錐部55,55に対向して設けられている。ミ
ッションケース8の外部に設けたプッシュプル油圧シリ
ンダA,B(図6参照)で作動されるシフタ56により
スリーブ52を軸方向いずれかに動かすと、キー53に
押されて片方のリング54が駆動ギヤの円錐部55に接
触し、摩擦によりリング54の回転が円錐部55に伝わ
り、駆動ギヤと主変速駆動軸S6の回転速度が同調す
る。更にスリーブ52を動かすと、スリーブ52のスプ
ライン部が駆動ギヤのスプライン部と噛み合って、主変
速駆動軸S6と駆動ギヤとが完全に伝動連結された状態
となる。前記油圧シリンダA,Bはそれぞれ主変速用ソ
レノイドバルブV2,V3(図6参照)によりプッシュ
・プル制御される。
【0024】主変速駆動軸S6と1速駆動ギヤG9が伝
動連結されると「1速」シフトとなる。主変速駆動軸S
6と2速駆動ギヤG10が伝動連結されると「2速」シ
フトとなる。主変速駆動軸S6と3速駆動ギヤG11が
伝動連結されると「3速」シフトとなる。また、主変速
駆動軸S6と4速駆動ギヤG12が伝動連結されると
「4速」シフトとなる。ハブ51側の回転ギヤG9,G
10,G11,G12の回転を円滑に同調をするには伝
動上手側もしくは下手側からの動力を遮断する必要があ
るため、前後進変速部31もしくは副変速部33を「中
立」にしてシフトチェンジする。
【0025】副変速部33は、主変速従動軸S7の回転
を第一副変速軸S8と第二副変速軸S9へ4段階に選択
的に変速して伝動する変速部である。主変速従動軸S7
の筒状部S7aと一体の高速クラッチボス62Hに形成
されたギヤG17が、第二副変速軸S9に回転自在に嵌
合する中速クラッチボス62Mに形成されたギヤG18
と減速伝動するように噛み合っている。また、高速クラ
ッチボス62Hに形成されたもう一つのギヤG19が、
中継軸S10に一体に設けたギヤG20と減速伝動する
ように噛み合い、且つ中継軸S10に一体に設けたもう
一つのギヤG21が、第一副変速軸S8に回転自在に嵌
合する低速クラッチボス62Lに形成されたギヤG22
に減速伝動するように噛み合っている。更に、低速クラ
ッチボス62Lに形成されたもう一つのギヤG23が、
第二副変速軸S9に回転自在に嵌合する超低速クラッチ
ボス62LLに形成されたギヤG24に減速伝動するよ
うに噛み合っている。よって、各クラッチボスは常時一
体回転し、その回転速度は高速クラッチボス62H、中
速クラッチボス62M、低速クラッチボス62L、超低
速クラッチボス62LLの順に大きくなっている。
【0026】また、第一副変速軸S8にスプラインで嵌
合するギヤG25が、第二副変速軸S9にスプラインで
嵌合するギヤG26に噛み合っている。更に、ギヤG2
6と一体のギヤG27が、4WD切替装置伝動軸S11
のギヤG28に噛み合っている。なお、第一副変速軸S
8の後端部には、後輪デフ装置34に伝動するドライブ
ピニオンG29が一体形成されている。
【0027】高速クラッチボス62H及び低速クラッチ
ボス62Lと第一副変速軸S8とは副変速クラッチC
H ,CL により伝動連結され、中速クラッチボス62M
及び超低速クラッチボス62LLと第二副変速軸S9と
は副変速進クラッチCM ,CLLにより伝動連結される。
これら副変速クラッチCH ,CM ,CL ,CLLは、前記
前進クラッチCF や後進クラッチCB と同様の湿式多板
油圧クラッチ機構であって、副変速用ソレノイドバルブ
V4,V5,V6,V7(図6参照)でそれぞれ入・切
制御される。副変速クラッチについて符号名のみを記す
と、61は駆動ドラム、63,64は摩擦板、65はピ
ストン、66は油室である。
【0028】各副変速クラッチCH ,CM ,CL ,CLL
を作動させる作動油は、ミッションケース8内に充填さ
れている潤滑油の一部を油圧ポンプ(図示せず)で吸引
加圧し、それを第一副変速軸S8または第二副変速軸S
9内に設けた油路を通して油室66,…へ送り込むよう
になっている。第一副変速軸S8の後端部にはドライブ
ピニオンG29が一体形成され、更にその前側にはテー
パローラベアリングが外装されており、第一副変速軸S
8の後端側から作動油を取り入れることは無理なので、
副変速クラッチCH ,CL の油室66,66へ送る作動
油は第一副変速軸S8の前端側から取り入れる必要があ
る。そこで、主変速従動軸S7の筒状部S7aに通孔6
7,…を設け、この通孔67,…の位置に対応して第一
副変速軸S8の外周部に環状溝68,…を形成し、その
環状溝68,…と第一副変速軸S8内の油路69,…と
結ぶ構成としている。この油路構成とすることにより、
第一副変速軸S8に作動油取入れのための部分を特別に
設けなくてよいので構成がコンパクトになると共に、作
動油取入れ部がミッションケース8の前後中央部に位置
しているため、ミッションケース8の外側面に設けられ
る油圧バルブV4,V5,V6,V7と作動油取入れ部
を結ぶ配管を短くすることができる。
【0029】副変速クラッチCH を入とすると、高速ク
ラッチボス62Hの回転が第一副変速軸S8へ伝動さ
れ、更にその第一副変速軸S8の回転がドライブピニオ
ンG29より後輪デフ装置34へ伝動されると共に、ギ
ヤG25,G26の組み合わせ、及びギヤG27,G2
8の組み合わせを介して4WD切替装置伝動軸S11へ
伝動される「高速」シフトとなる。
【0030】副変速クラッチCM を入とすると、中速ク
ラッチボス62Mの回転が第二副変速軸S9に伝動さ
れ、更にその第二副変速軸S9の回転が、ギヤG26,
G25の組み合わせにより第一副変速軸S8へ伝動さ
れ、ドライブピニオンG29より後輪デフ装置34へ伝
動されると共に、ギヤG27,G28の組み合わせによ
り4WD切替装置伝動軸S11へ伝動される「中速」シ
フトとなる。
【0031】副変速クラッチCL を入とすると、低速ク
ラッチボス62Lの回転が第一副変速軸S8へ伝動さ
れ、更にその第一副変速軸S8の回転が、ドライブピニ
オンG29より後輪デフ装置34へ伝動されると共に、
ギヤG25,G26の組み合わせ、及びギヤG27,G
27の組み合わせを介して4WD切替装置伝動軸S11
へ伝動される「低速」シフトとなる。
【0032】副変速クラッチCLLを入とすると、超低速
クラッチボス62LLの回転が第二副変速軸S9へ伝動
され、更にその第二副変速軸S9の回転が、ギヤG2
6,G26の組み合わせにより第一副変速軸S8へ伝動
され、ドライブピニオンG29より後輪デフ装置34へ
伝動されると共に、ギヤG27,G28の組み合わせに
より4WD切替装置伝動軸S11へ伝動される「超低
速」シフトとなる。
【0033】いずれの副変速クラッチCH ,CM ,C
L ,CLLもクラッチ切の状態にすると、主変速部32か
ら前後輪への伝動を断つと共に前後輪の惰性による回転
が主変速部32へ伝わるのを遮断する「中立」シフトと
なる。伝動側の摩擦板と被伝動側の摩擦板の圧着及び離
反は油圧により瞬時に行われるので、副変速部33のシ
フトチェンジは迅速かつ円滑になされる。
【0034】このように副変速部33は、原動軸である
主変速従動軸S7の延長線上に第一変速軸S8を設け、
その第一変速軸S8に前記主変速従動軸S7から当該第
一変速軸S8への回転動力を入・切する2つの油圧クラ
ッチCH ,CL を設けると共に、前記第一変速軸S8と
平行に第二変速軸S9を設け、その第二変速軸S9に前
記主変速従動軸S7から当該第二変速軸S9への回転動
力を入・切する2つの油圧クラッチCM ,CLLを設け、
4段階に変速可能に構成している。
【0035】このように副変速部33を構成することに
より、4つの副変速クラッチを直列に配置する構成に比
べ前後方向の寸法が約半分になっている。また、機体後
部に位置する変速部である副変速部33をこの構成とす
ることにより、油圧クラッチCH ,CL が設けられる軸
とドライブピニオンG29が設けられる軸を共通の軸
(第一変速軸S8)とすることができ、その結果、例え
ば前記特公昭61−58691号公報に開示されている
従来構成に比べ軸数が減り、部品数が低減され構成が簡
略になると共に、軸方向(前後方向)に対し交差する方
向(上下方向)の寸法が短くなっている。更に、第一変
速軸S8側の油圧クラッチCH ,CL と第二変速軸S9
の油圧クラッチCM ,CLLを上下方向に近接して配置し
ていることによっても、副変速部33の上下方向の寸法
を更に短くすることが可能となっている。
【0036】4WD切替装置34は、前輪2,2と後輪
3,3の平均回転速度(周速度)がほぼ等速である「前
後輪等速四駆」状態と、前輪2,2の平均回転速度が後
輪3,3の平均回転速度に対して周速度比でほぼ2倍で
ある「前輪増速四駆」状態と、前輪2,2の駆動を切っ
て後輪3,3だけを駆動する「後輪二駆」状態とに切り
替える装置で、前後進変速部31や副変速部33と同様
に湿式多板油圧クラッチ式の変速機構を用いた構造とな
っている。また、PTO変速装置37は、PTO駆動力
を4段階に変速する装置で、ドッグクラッチ式の変速機
構を用いた構造となっている。
【0037】以上に説明した如く、このトラクタの走行
変速装置は、前後進変速部31と主変速部32と副変速
部33とからなり、前後進変速部31により前進と後進
を切り替えると共に、主変速部32による主変速と副変
速部33による副変速の組み合わせにより全16段の変
速位置を選択する。主変速と副変速の組み合わせは表1
のようになっている。
【0038】
【表1】
【0039】前後進変速部31と副変速部33は油圧ク
ラッチ機構、主変速部32はシンクロメッシュ機構であ
り、シンクロメッシュ機構の主変速部32の伝動上手側
と下手側に油圧クラッチ機構の前後進変速部31と副変
速部33をそれぞれ配設した構成となっている。このよ
うに、油圧クラッチ機構による変速部とシンクロメッシ
ュ機構による変速部を組み合わせることにより、シンク
ロメッシュ機構による変速部(主変速部32)のシフト
チェンジをする際に油圧クラッチ機構による変速部(前
後進変速部31と副変速部33)で動力を切ることがで
き、クラッチを別に設けることが不要となっている。
【0040】ところで、油圧関連部品の僅かな寸法誤差
や作動油温度等の条件によって、油圧装置等の構成部品
や主変速シフタ56を作動させる油圧シリンダの動作に
若干バラツキが生じるため、主変速部32のシフトチェ
ンジに要する時間は一定ではない。よって、油圧クラッ
チ機構による変速部で動力を切るタイミングと主変速部
32のシフトチェンジのタイミングとが合わず、主変速
部32でショックが生じたり、或は油圧クラッチ機構の
クラッチ滑りが生じたりする。この影響を小さくするた
めに、次のようにしている。
【0041】シフトチェンジ時に動力を切ると、地面か
らの抵抗によって車輪側の回転が減速する。一方、高速
レンジ側にシフトチェンジする時は、走行変速装置の前
後のトータル減速比がチェンジ前に比べて小さくなるの
で、前記両タイミングが多少ずれてもショックは小さ
い。したがって、主変速部32の伝動上手側である前後
進変速部31で動力を遮断してシフトチェンジする。こ
れに対し、低速レンジ側にシフトチェンジする時は、シ
フトチェンジ前とシフトチェンジ後のトータル減速比の
差が大きくなり、前記両タイミングが少しずれただけで
もショックは大きいので、主変速部32の伝動下手側で
ある副変速部33で動力を遮断してシフトチェンジす
る。このように、シフトチェンジする位置に応じて伝動
上手側の動力を切るか或は伝動下手側の動力を切るかを
選択することができ、それによってどの位置へもスムー
スなシフトチェンジが可能となっている。
【0042】電磁制御されるアクチュエータ、すなわち
油圧クラッチCF ,CB ,CH ,C M ,CL ,CLL及び
油圧シリンダA,Bで各変速部31,32,33をシフ
トチェンジし、その各アクチュエータをCPUで制御す
る構成であるので、主変速部32のシフトチェンジのタ
イミングと前後進変速部31もしくは副変速部33の油
圧クラッチの入切のタイミングに狂いが生じず、常に正
確でスムースなシフトチェンジが行われる。
【0043】主変速部32は各段の変速ギヤを前後直列
に配した構造であるため、主変速部32をシンクロメッ
シュ機構で構成することにより、これを油圧クラッチ機
構で構成する場合に比較して前後方向の長さを短くでき
る。また前述した如く、副変速部33は前後方向にも上
下方向にも寸法が短いので、これらのことから変速装置
全体がコンパクトになっている。更に、油圧クラッチ機
構に比べ構造が簡単で安く作れるシンクロメッシュ機構
を主変速部32に採用することで、低コスト化を実現し
ている。
【0044】変速位置の切り替えは前記変速レバー17
で行う。図7に示すように、変速レバー17はガイド溝
18に沿って前後に回動させられるようになっていて、
その回動範囲の後側から前側へ順に「超低」、「ロータ
リ」、「代かき・プラウ」、「中立」、「走行」の各操
作位置が設けられている。「超低」はクリープ作業等の
超低速で作業を行う時のモード、「ロータリ」はロータ
リ耕耘作業時のモード、「代かき・プラウ」は代かき作
業もしくはプラウ作業時のモード、「中立」は走行停止
のモード、「走行」は路上走行時のモードであって、変
速レバー17で作業(または路上走行)モードを選択す
ると、それに適した複数段(4〜6段)の変速可能領域
が設定される。更に、変速レバー17のグリップには指
操作する増速ボタン17a及び減速ボタン17bが設け
られており、これら変速ボタン17a,17bによって
前記変速可能領域内で増減速する。
【0045】例えば、「ロータリ」の変速可能領域は第
5段〜第10段であり、変速レバー17で「ロータリ」
を選択すると始めに第7段の変速位置になる。そして、
第7段を起点として、増速ボタン17aを1度押すごと
に変速段数が1段づつ上り、減速ボタン17bを1度押
すごとに変速段数が1段づつ下がる。各モードの変速可
能領域と起点変速段数は図8に示す通りである。
【0046】
【発明の効果】本発明にかかる変速装置は、シンクロメ
ッシュ機構による変速部の伝動上手側と下手側に油圧ク
ラッチ機構による変速部をそれぞれ配設し、油圧クラッ
チ機構による変速部の動力を切ってシンクロメッシュ機
構による変速部をシフトチェンジする構成とすることに
より、クラッチを別に設けることなくスムースなシフト
チェンジが可能となると共に、コンパクト化と低コスト
化が図れるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの全体側面図である。
【図2】伝動機構図である。
【図3】走行変速装置の前後進変速部及びPTO正逆転
装置の断面図である。
【図4】走行変速装置の主変速部の断面図である。
【図5】走行変速装置の副変速部の断面図である。
【図6】変速装置制御用の油圧回路図である。
【図7】変速レバーの斜視図である。
【図8】変速位置における主変速と副変速の組み合わ
せ、及び走行速度を表す図である。
【符号の説明】
A,B 油圧シリンダ(電磁制御によるアクチュエー
タ) CF ,CB ,CH ,CM ,CL ,CLL 油圧クラッチ
(電磁制御によるアクチュエータ) 1 トラクタ 2 前輪 3 後輪 8 ミッションケース 17 変速レバー 17a 増速ボタン 17b 減速ボタン 31 前後進変速部(油圧クラッチ機構による変速部) 32 主変速部(シンクロメッシュ機構による変速部) 33 副変速部(油圧クラッチ機構による変速部)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【請求項2】 原動軸の延長線上に第一変速軸を設け、
その第一変速軸に前記原動軸から当該第一変速軸への回
転動力を入・切する2つの油圧クラッチを設けると共
に、前記第一変速軸と平行に第二変速軸を設け、その第
二変速軸に前記原動軸から当該第二変速軸への回転動力
を入・切する2つの油圧クラッチを設け、第一変速軸側
の油圧クラッチと第二変速軸の油圧クラッチを軸方向と
交差する方向に近接して配置した変速部を有することを
特徴とする変速装置。
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明解決しようとする課題】しかしながら、変速位
置を変更する際には複数の変速部を切替操作しなければ
ならないので、上記の如くシンクロメッシュ機構による
変速部と油圧クラッチ機構による変速部を組み合わせた
構成であると、その切替操作のタイミングが狂うとシフ
トチェンジがスムーズに行われずショックが生じること
があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】機体の後部には昇降油圧シリンダ26で上
下回動させるリフトアーム27,27が設けられてい
る。このリフトアーム27,27の先端部と作業機装着
用のロワリンク27a,27aの中間部とがリフトロッ
ド27b,27bで連結されており、リフトアーム2
7,27を上げ作動及び下げ作動させることにより、ロ
ワリンク27a,27aの後端部に装着したロータリ耕
耘装置等の作業機が昇降する。また、片方のリフトロッ
ド27b(図示例では右側)は左右傾動用の油圧シリン
ダになっており、該油圧シリンダを伸縮させることによ
り、作業機の左右傾斜が調整される。なお、ロワリンク
27a,27aの上方かつ左右中央部にトップリンク2
を取り付け、ロワリンク27a,27aとトップリ
ンク27で構成される三点リンク機構により作業機を
支持する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】図2はこのトラクタの伝動機構図、図3〜
図5はその要部構造を表す断面図である。まず、伝動
機構の概要について説明する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】主変速駆動軸S6と1速駆動ギヤG9が伝
動連結されると「1速」シフトとなる。主変速駆動軸S
6と2速駆動ギヤG10が伝動連結されると「2速」シ
フトとなる。主変速駆動軸S6と3速駆動ギヤG11が
伝動連結されると「3速」シフトとなる。また、主変速
駆動軸S6と4速駆動ギヤG12が伝動連結されると
「4速」シフトとなる。ハブ51側の回転ギヤG9,G
10,G11,G12の回転を円滑に同調させるには伝
動上手側もしくは下手側からの動力を遮断する必要があ
るため、前後進変速部31もしくは副変速部33を「中
立」にしてシフトチェンジする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】各副変速クラッチC,C,C,C
LLを作動させる作動油は、ミッションケース8内に充
填されている潤滑油の一部を油圧ポンプ(図示せず)で
吸引加圧し、それを第一副変速軸S8または第二副変速
軸S9内に設けた油路を通して油室66,…へ送り込む
ようになっている。第一副変速軸S8の後端部にはドラ
イブピニオンG29が一体形成され、更にその前側には
テーパローラベアリングが外装されており、第一副変速
軸S8の後端側から作動油を取り入れることは無理なの
で、副変速クラッチC,Cの油室66,66へ送る
作動油は第一副変速軸S8の前端側から取り入れる必要
がある。そこで、主変速従動軸S7の筒状部S7aに通
孔67,…を設け、この通孔67,…の位置に対応して
第一副変速軸S8の外周部に環状溝68,…を形成し、
その環状溝68,…と第一副変速軸S8内の油路69,
とを結ぶ構成としている。この油路構成とすることに
より、第一副変速軸S8に作動油取入れのための部分を
特別に設けなくてよいので構成がコンパクトになると共
に、作動油取入れ部がミッションケース8の前後中央部
に位置しているため、ミッションケース8の外側面に設
けられる油圧バルブV4,V5,V6,V7と作動油取
入れ部を結ぶ配管を短くすることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンクロメッシュ機構による変速部の伝
    動上手側と下手側に油圧クラッチ機構による変速部をそ
    れぞれ配設し、各変速部を電磁制御によるアクチュエー
    タでシフトチェンジする構成としたことを特徴とする変
    速装置。
  2. 【請求項2】 原動軸の延長線上に第一変速軸を設け、
    その第一変速軸に前記原動軸から当該第一変速軸への回
    転動力を入・切する2つの油圧クラッチを設けると共
    に、前記第一変速軸と平行に第二変の速軸を設け、その
    第二変速軸に前記原動軸から当該第二変速軸への回転動
    力を入・切する2つの油圧クラッチを設け、第一変速軸
    側の油圧クラッチと第二変速軸の油圧クラッチを軸方向
    と交差する方向に近接して配置した変速部を有すること
    を特徴とする変速装置。
JP7296085A 1995-10-18 1995-10-18 変速装置 Pending JPH09112636A (ja)

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JP7296085A JPH09112636A (ja) 1995-10-18 1995-10-18 変速装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000006927A1 (en) * 1998-07-28 2000-02-10 Ernest Paul Goatley Gearbox adaptor

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