JPH09111203A - 感熱性粘着材 - Google Patents
感熱性粘着材Info
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- JPH09111203A JPH09111203A JP7271086A JP27108695A JPH09111203A JP H09111203 A JPH09111203 A JP H09111203A JP 7271086 A JP7271086 A JP 7271086A JP 27108695 A JP27108695 A JP 27108695A JP H09111203 A JPH09111203 A JP H09111203A
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- JP
- Japan
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- sensitive adhesive
- layer
- pressure
- heat
- adhesive material
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-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
- G09F19/00—Advertising or display means not otherwise provided for
- G09F19/22—Advertising or display means on roads, walls or similar surfaces, e.g. illuminated
- G09F19/228—Ground signs, i.e. display signs fixed on the ground
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- Business, Economics & Management (AREA)
- Accounting & Taxation (AREA)
- Marketing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】粘着材層の表面に対する剥離シート（セパレー
タ）を不要とするとともに、粘着材層の耐熱性を高める
ことによって、熱収縮性の基材シートを用いた場合にお
ける粘着材層の被着体からのずれや剥がの発生を無く
し、ブロッキングの発生を解消することにある。 【解決手段】基材１上に感圧粘着剤層２が設けられ、該
粘着材層２の粘着表面にその粘着性を阻止する加熱易破
壊性のマイクロカプセル層３が被覆され、該マイクロカ
プセル層３を加熱破壊することにより前記感圧粘着剤層
２の粘着表面２ａを露呈させて粘着性を付与する。
タ）を不要とするとともに、粘着材層の耐熱性を高める
ことによって、熱収縮性の基材シートを用いた場合にお
ける粘着材層の被着体からのずれや剥がの発生を無く
し、ブロッキングの発生を解消することにある。 【解決手段】基材１上に感圧粘着剤層２が設けられ、該
粘着材層２の粘着表面にその粘着性を阻止する加熱易破
壊性のマイクロカプセル層３が被覆され、該マイクロカ
プセル層３を加熱破壊することにより前記感圧粘着剤層
２の粘着表面２ａを露呈させて粘着性を付与する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱により粘着性
が付与される感熱性粘着材に関する。
が付与される感熱性粘着材に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の粘着材としては、合成樹脂を不揮
発性溶剤にて溶解して粘着性を付与した粘着性付与樹脂
を用いた一般的な感圧性粘着材がある。
発性溶剤にて溶解して粘着性を付与した粘着性付与樹脂
を用いた一般的な感圧性粘着材がある。
【０００３】また高分子材料と、加熱により活性化され
て粘着性を増強する粘着付与剤と、常温では固体で融点
以上に加熱すると溶融して高分子材料や粘着付与剤を膨
潤・溶解して粘・接着性を発現させる固体可塑剤とによ
り構成され、加熱により一旦溶融した後は、結晶化し難
くなって長時間の粘着性が付与される感熱性粘着材があ
る。
て粘着性を増強する粘着付与剤と、常温では固体で融点
以上に加熱すると溶融して高分子材料や粘着付与剤を膨
潤・溶解して粘・接着性を発現させる固体可塑剤とによ
り構成され、加熱により一旦溶融した後は、結晶化し難
くなって長時間の粘着性が付与される感熱性粘着材があ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記感圧性粘着材は、
図３（ａ）に示すように、所定の基材シート１１上に上
記感圧性粘着材を塗布して感圧粘着材層２を設けること
により、感圧性粘着シートとして利用されているが、そ
の粘着材層２は、常に粘着性（タック）を持っているた
めに取り扱い難く、そのため、シリコーン樹脂、パラフ
ィンなどの離型剤をシート上に塗布して得られる剥離シ
ート１２（セパレータ）を、前記粘着材層２の粘着性表
面に一時的に仮接着して、使用する際には、図３（ｂ）
に示すように、前記剥離シート１２を粘着材層２の表面
より剥離して使用することによって扱い易くしている。
図３（ａ）に示すように、所定の基材シート１１上に上
記感圧性粘着材を塗布して感圧粘着材層２を設けること
により、感圧性粘着シートとして利用されているが、そ
の粘着材層２は、常に粘着性（タック）を持っているた
めに取り扱い難く、そのため、シリコーン樹脂、パラフ
ィンなどの離型剤をシート上に塗布して得られる剥離シ
ート１２（セパレータ）を、前記粘着材層２の粘着性表
面に一時的に仮接着して、使用する際には、図３（ｂ）
に示すように、前記剥離シート１２を粘着材層２の表面
より剥離して使用することによって扱い易くしている。
【０００５】このように従来の感圧性粘着材を用いた粘
着シートは、取り扱い易さの点から剥離シートを必要と
するため、剥離シートの原価が余分に掛かるだけでな
く、この感圧性粘着シートを各種の産業上において多量
に使用する場合、かなりの量の剥離シートが産業廃棄物
として焼却処理などの廃棄処理を必要としている。
着シートは、取り扱い易さの点から剥離シートを必要と
するため、剥離シートの原価が余分に掛かるだけでな
く、この感圧性粘着シートを各種の産業上において多量
に使用する場合、かなりの量の剥離シートが産業廃棄物
として焼却処理などの廃棄処理を必要としている。
【０００６】一方、従来の感熱性粘着材は、図４（ａ）
に示すように、所定の基材シート１１上に、高分子材料
と粘着付与剤とによる樹脂成分２２中に固体可塑剤２３
を分散混合した感熱性粘着材を塗布して感熱粘着材層２
１を設けることにより、感熱性粘着シートとして利用さ
れるが、基材シート１１に熱収縮性のフィルムを用いた
場合は、図４（ｂ）に示すように、感熱性粘着材層２１
の加熱（ｈ）により固体可塑剤２３が溶融して、感熱性
粘着材層２１に粘着性が付与されるものの、加熱による
流動性が大きく、基材シート１１の収縮応力に負けて、
粘着材層２１が被着体に対してずれを生じたり剥がれた
りする場合があった。
に示すように、所定の基材シート１１上に、高分子材料
と粘着付与剤とによる樹脂成分２２中に固体可塑剤２３
を分散混合した感熱性粘着材を塗布して感熱粘着材層２
１を設けることにより、感熱性粘着シートとして利用さ
れるが、基材シート１１に熱収縮性のフィルムを用いた
場合は、図４（ｂ）に示すように、感熱性粘着材層２１
の加熱（ｈ）により固体可塑剤２３が溶融して、感熱性
粘着材層２１に粘着性が付与されるものの、加熱による
流動性が大きく、基材シート１１の収縮応力に負けて、
粘着材層２１が被着体に対してずれを生じたり剥がれた
りする場合があった。
【０００７】また、従来の感熱性粘着材は、耐熱性が低
いために耐ブロッキング性が悪く、輸送、保管、あるい
は粘着シートに対する印刷加工など後工程において、ブ
ロッキングを起こす恐れが大きい。
いために耐ブロッキング性が悪く、輸送、保管、あるい
は粘着シートに対する印刷加工など後工程において、ブ
ロッキングを起こす恐れが大きい。
【０００８】本発明は、粘着材層の表面に対する剥離シ
ート（セパレータ）を不要とするとともに、粘着材層の
耐熱性を高めることによって、熱収縮性の基材シートを
用いた場合における粘着材層の被着体からのずれや剥が
の発生を無くし、ブロッキングの発生を解消することに
ある。
ート（セパレータ）を不要とするとともに、粘着材層の
耐熱性を高めることによって、熱収縮性の基材シートを
用いた場合における粘着材層の被着体からのずれや剥が
の発生を無くし、ブロッキングの発生を解消することに
ある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材１上に感
圧粘着剤層２が設けられ、該粘着材層２の粘着表面にそ
の粘着性を阻止する加熱易破壊性のマイクロカプセル層
３が被覆され、該マイクロカプセル層３を加熱破壊する
ことにより前記感圧粘着剤層２の粘着表面を露呈させて
粘着性を付与することを特徴とする感熱性粘着材であ
る。
圧粘着剤層２が設けられ、該粘着材層２の粘着表面にそ
の粘着性を阻止する加熱易破壊性のマイクロカプセル層
３が被覆され、該マイクロカプセル層３を加熱破壊する
ことにより前記感圧粘着剤層２の粘着表面を露呈させて
粘着性を付与することを特徴とする感熱性粘着材であ
る。
【００１０】
【実施の形態】本発明の感熱性粘着材は、図１の側面図
に示すように、基材シート１上に感圧粘着材層２が設け
られ、該感圧粘着材層２の粘着表面を被覆するように、
マイクロカプセル層３が施されている。
に示すように、基材シート１上に感圧粘着材層２が設け
られ、該感圧粘着材層２の粘着表面を被覆するように、
マイクロカプセル層３が施されている。
【００１１】前記感圧粘着材層２の粘着表面は、粘着性
の無いマイクロカプセル層３によって被覆されており、
表面に露呈していない。
の無いマイクロカプセル層３によって被覆されており、
表面に露呈していない。
【００１２】前記感圧粘着材層２としては、例えば天然
ゴム又は／及び、ブタジエン−スチレンゴム、アクリル
ゴム等の合成ゴムを主成分とするゴム系粘着剤、アク
リル酸、アクリル酸ブチル、アクリル酸２エチルヘキシ
ル等を主成分とするアクリル系粘着剤などの感圧粘着剤
であり、具体的には、オリバインＢＰＷ４６５５（水性
溶媒分散型アクリル系エマルジョン型粘着剤；東洋イン
キ製造（株）製）などがある。
ゴム又は／及び、ブタジエン−スチレンゴム、アクリル
ゴム等の合成ゴムを主成分とするゴム系粘着剤、アク
リル酸、アクリル酸ブチル、アクリル酸２エチルヘキシ
ル等を主成分とするアクリル系粘着剤などの感圧粘着剤
であり、具体的には、オリバインＢＰＷ４６５５（水性
溶媒分散型アクリル系エマルジョン型粘着剤；東洋イン
キ製造（株）製）などがある。
【００１３】前記マイクロカプセル層３としては、加熱
により溶融破壊する中空の合成樹脂製の粘着性のないマ
イクロカプセルが使用され、例えば、油性溶剤にて溶解
可能であって、融点が１００℃以上の合成樹脂（共重合
体樹脂）若しくは複合の合成樹脂により形成された中空
のマイクロカプセルが使用される。
により溶融破壊する中空の合成樹脂製の粘着性のないマ
イクロカプセルが使用され、例えば、油性溶剤にて溶解
可能であって、融点が１００℃以上の合成樹脂（共重合
体樹脂）若しくは複合の合成樹脂により形成された中空
のマイクロカプセルが使用される。
【００１４】前記マイクロカプセル層３として使用され
る中空マイクロカプセルは、例えば１００〜１８０℃程
度の融点を有するものが使用できるが、本発明において
は特に限定されない。
る中空マイクロカプセルは、例えば１００〜１８０℃程
度の融点を有するものが使用できるが、本発明において
は特に限定されない。
【００１５】本発明の感熱性粘着材は、感圧性粘着材層
２の表面に、マイクロカプセルが該粘着材層２の粘着表
面に付着した状態、又は該粘着材層２の粘着表面に該マ
イクロカプセル周面の一部分が埋設した状態で、ほぼ単
層状態に積層されている。
２の表面に、マイクロカプセルが該粘着材層２の粘着表
面に付着した状態、又は該粘着材層２の粘着表面に該マ
イクロカプセル周面の一部分が埋設した状態で、ほぼ単
層状態に積層されている。
【００１６】上記本発明の感熱性粘着材のマイクロカプ
セル層３は、図２（ａ）に示すように、その融点近くま
で加熱（ｈ）することにより、各カプセルは溶融破壊し
て、図２（ｂ）に示すように、各カプセルの中空容積が
縮小するとともに、カプセルとしての中空状態が消失し
て、各カプセルの間に粘着材層２の粘着表面２ａが部分
的に露呈して、該粘着材層２の粘着表面２ａにより粘着
性が付与されるものである。
セル層３は、図２（ａ）に示すように、その融点近くま
で加熱（ｈ）することにより、各カプセルは溶融破壊し
て、図２（ｂ）に示すように、各カプセルの中空容積が
縮小するとともに、カプセルとしての中空状態が消失し
て、各カプセルの間に粘着材層２の粘着表面２ａが部分
的に露呈して、該粘着材層２の粘着表面２ａにより粘着
性が付与されるものである。
【００１７】
【実施例】本発明の感熱性粘着材を、具体的実施例に従
って以下に詳細に説明する。
って以下に詳細に説明する。
【００１８】＜実施例１＞基材シートとして厚さ５０μ
ｍのポリエチレンテレフタレートフィルム上に、水性エ
マルジョンタイプのアクリル系粘着剤を、ナイフコータ
ーを用いて塗布して、厚さ２０μｍの感圧性粘着材層を
形成した。次に、スチレン系樹脂による粒径０．４〜
０．５μｍの中空マイクロカプセル（芯材無しのマイク
ロカプセル）をアクリル系樹脂による水性エマルジョン
液に分散させた粘着阻害剤を、水性溶剤（水、又はアル
コール）にて希釈し、該希釈した粘着阻害剤を、前記感
圧性粘着材層上に均一に塗布して、０．３〜１μｍの層
厚のマイクロカプセル層を形成して、前記感圧性粘着材
層の粘着表面に、マイクロカプセル層による非粘着性層
を形成し、本発明の感熱性粘着材を作成した。
ｍのポリエチレンテレフタレートフィルム上に、水性エ
マルジョンタイプのアクリル系粘着剤を、ナイフコータ
ーを用いて塗布して、厚さ２０μｍの感圧性粘着材層を
形成した。次に、スチレン系樹脂による粒径０．４〜
０．５μｍの中空マイクロカプセル（芯材無しのマイク
ロカプセル）をアクリル系樹脂による水性エマルジョン
液に分散させた粘着阻害剤を、水性溶剤（水、又はアル
コール）にて希釈し、該希釈した粘着阻害剤を、前記感
圧性粘着材層上に均一に塗布して、０．３〜１μｍの層
厚のマイクロカプセル層を形成して、前記感圧性粘着材
層の粘着表面に、マイクロカプセル層による非粘着性層
を形成し、本発明の感熱性粘着材を作成した。
【００１９】＜比較試験１＞上記実施例１により得られ
た本発明の感熱性粘着材と、従来のアクリル系の感圧性
粘着材と、従来の感熱性粘着材のそれぞれ各環境温度で
の耐熱性についてそれぞれ比較評価した結果を下記表１
に示す。
た本発明の感熱性粘着材と、従来のアクリル系の感圧性
粘着材と、従来の感熱性粘着材のそれぞれ各環境温度で
の耐熱性についてそれぞれ比較評価した結果を下記表１
に示す。
【００２０】 各環境温度での耐熱性テスト条件； 使用した基材シート；ポリエチレンテレフタレートフィルム（厚さ５０μｍ） 被着体；ステンレス金属板（ＳＵＳ板） 従来感熱性粘着材；公知のディレイドタック感熱性粘着材を使用 従来感圧性粘着材；実施例１にて用いた感熱性粘着材を使用 粘着性付与のための加熱温度；実施例１の粘着材１８０℃にて１０秒間 ；従来感熱性粘着材１２０℃にて２０秒間 貼着圧力；実施例１の粘着材層と従来感熱性粘着材層及び従来感圧性粘着材層の それぞれ粘着表面をステンレス金属板（ＳＵＳ板）に２ｋｇ／ｍ（線 圧）の荷重にて加圧ロールにより押圧して貼着した。 貼着後の放置時間；上記各環境温度下にて２４時間放置した。 粘着力の測定；２５ｍｍ幅のサンプルを３００ｍｍ／分の速度で１８０°剥離を 行い、その時の剥離抵抗（ｋｇ）を測定した。
【００２１】その結果、表１に示すように、実施例１の
感熱性粘着材は、従来の感熱性粘着材に比較して、常温
環境下での粘着性は良好であり、また４０℃〜６０℃の
環境下においても、従来の感熱性粘着材に比較して、良
好な粘着力を示した。
感熱性粘着材は、従来の感熱性粘着材に比較して、常温
環境下での粘着性は良好であり、また４０℃〜６０℃の
環境下においても、従来の感熱性粘着材に比較して、良
好な粘着力を示した。
【００２２】
【表１】
【００２３】＜比較試験２＞中空マイクロカプセルを用
いて非粘着性層を形成した上記実施例１により得られた
本発明の感熱性粘着材と、従来の感熱粘着材の各加熱温
度における粘着材層のブロッキング発生の有無を比較評
価し、その結果を下記表２に示す。
いて非粘着性層を形成した上記実施例１により得られた
本発明の感熱性粘着材と、従来の感熱粘着材の各加熱温
度における粘着材層のブロッキング発生の有無を比較評
価し、その結果を下記表２に示す。
【００２４】ブロッキングテスト条件；粘着材層の粘着
表面をステンレス金属板（ＳＵＳ板）に１ｋｇ／ｃｍ2
の荷重にて押圧して１時間加熱し、その時のブロッキン
グの発生の有無を調べた。
表面をステンレス金属板（ＳＵＳ板）に１ｋｇ／ｃｍ2
の荷重にて押圧して１時間加熱し、その時のブロッキン
グの発生の有無を調べた。
【００２５】その結果、表２に示すように、実施例１の
感熱性粘着材は、従来の感熱性粘着材に比較して、８０
℃程度の加熱まではブロッキングの発生がなく、良好な
耐ブロッキング性を示した。
感熱性粘着材は、従来の感熱性粘着材に比較して、８０
℃程度の加熱まではブロッキングの発生がなく、良好な
耐ブロッキング性を示した。
【００２６】
【表２】
【００２７】
【作用】本発明の感熱性粘着材は、基材１上に感圧粘着
剤層２が設けられ、該粘着材層２の粘着表面に、その粘
着性を阻止する加熱易破壊性のマイクロカプセル層３が
被覆され、該マイクロカプセル層３を加熱破壊すること
により前記感圧粘着剤層２の粘着表面２ａを露呈させて
粘着性を付与するようにしたものである。
剤層２が設けられ、該粘着材層２の粘着表面に、その粘
着性を阻止する加熱易破壊性のマイクロカプセル層３が
被覆され、該マイクロカプセル層３を加熱破壊すること
により前記感圧粘着剤層２の粘着表面２ａを露呈させて
粘着性を付与するようにしたものである。
【００２８】本発明の感熱性粘着材は、感圧性粘着材層
２の表面に粘着性の無いマイクロカプセルが該粘着材層
２の粘着表面に付着した状態、又は該粘着材層２の粘着
表面に該マイクロカプセル周面の一部分が埋設した状態
で、ほぼ単層状態に積層されているので、加熱操作以前
における常温若しくは加熱操作温度以下においては、表
面のマイクロカプセル層３が感圧性粘着材層２の粘着性
を阻害して非粘着性を呈している。
２の表面に粘着性の無いマイクロカプセルが該粘着材層
２の粘着表面に付着した状態、又は該粘着材層２の粘着
表面に該マイクロカプセル周面の一部分が埋設した状態
で、ほぼ単層状態に積層されているので、加熱操作以前
における常温若しくは加熱操作温度以下においては、表
面のマイクロカプセル層３が感圧性粘着材層２の粘着性
を阻害して非粘着性を呈している。
【００２９】上記本発明の感熱性粘着材のマイクロカプ
セル層３に対して、カプセル溶融温度以上（例えば１０
０℃以上）にて加熱操作することにより、各マイクロカ
プセルは溶融破壊を生じ、カプセルとしての中空状態を
消失するとともに、各カプセルの間に粘着材層２の粘着
表面２ａが露呈して、該粘着材層２による粘着性を呈す
るものである。
セル層３に対して、カプセル溶融温度以上（例えば１０
０℃以上）にて加熱操作することにより、各マイクロカ
プセルは溶融破壊を生じ、カプセルとしての中空状態を
消失するとともに、各カプセルの間に粘着材層２の粘着
表面２ａが露呈して、該粘着材層２による粘着性を呈す
るものである。
【００３０】
【発明の効果】本発明の感熱性粘着材は、加熱操作以前
においては、マイクロカプセル層によって、常に粘着性
を呈していないため、粘着材層の表面に対する剥離シー
ト（セパレータ）を不要とする効果がある。
においては、マイクロカプセル層によって、常に粘着性
を呈していないため、粘着材層の表面に対する剥離シー
ト（セパレータ）を不要とする効果がある。
【００３１】また、マイクロカプセル層の下層に耐熱性
のある感圧性粘着材を用いているために、マイクロカプ
セル層に用いるマイクロカプセルの耐熱性を確保するだ
けで粘着材層の耐熱性を高めることができ、加熱により
粘着材層の被着体からのずれや剥がれの発生が無く、積
載、移送、保管都議におけるブロッキングの発生も解消
できる効果がある。
のある感圧性粘着材を用いているために、マイクロカプ
セル層に用いるマイクロカプセルの耐熱性を確保するだ
けで粘着材層の耐熱性を高めることができ、加熱により
粘着材層の被着体からのずれや剥がれの発生が無く、積
載、移送、保管都議におけるブロッキングの発生も解消
できる効果がある。
【図１】本発明の感熱性粘着材の側断面図である。
【図２】（ａ）〜（ｂ）は本発明の感熱性粘着材の粘着
性付与操作を説明する側断面図である。
性付与操作を説明する側断面図である。
【図３】（ａ）〜（ｂ）は剥離シートを用いた従来の感
圧性粘着材を説明する側断面図である。
圧性粘着材を説明する側断面図である。
【図４】（ａ）〜（ｂ）は従来の感熱性粘着材の粘着性
付与操作を説明する側断面図である。
付与操作を説明する側断面図である。
１…基材 ２…感圧性粘着材層 ２ａ…粘着性表面 ３…中空マイクロカプセル層 ３ａ…溶融破壊したマイ
クロカプセル層 １１…基材 １２…剥離シート ２１…感熱性粘着材層 ２２…
クロカプセル層 １１…基材 １２…剥離シート ２１…感熱性粘着材層 ２２…
Claims (1)
- 【請求項１】基材１上に感圧粘着剤層２が設けられ、該
粘着材層２の粘着表面に、その粘着性を阻止する加熱易
破壊性のマイクロカプセル層３が被覆され、該マイクロ
カプセル層３を加熱破壊することにより前記感圧粘着剤
層２の粘着表面を露呈させて粘着性を付与することを特
徴とする感熱性粘着材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7271086A JPH09111203A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 感熱性粘着材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7271086A JPH09111203A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 感熱性粘着材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09111203A true JPH09111203A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17495178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7271086A Pending JPH09111203A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 感熱性粘着材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09111203A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2431963A2 (en) | 2010-09-16 | 2012-03-21 | Seiko Instruments Inc. | Adhesive Label and Apparatus for Producing the same |
| EP2442292A2 (en) | 2010-10-15 | 2012-04-18 | Seiko Instruments Inc. | Adhesive label, method of producing the same, and apparatus for producing the same |
| EP2498240A2 (en) | 2011-03-10 | 2012-09-12 | Seiko Instruments Inc. | Adhesive label and label issuing device |
| EP2500391A1 (en) | 2011-03-18 | 2012-09-19 | Seiko Instruments Inc. | Adhesive label and label issuing device |
| EP2562737A2 (en) | 2011-08-26 | 2013-02-27 | Seiko Instruments Inc. | Pressure-sensitive adhesive label and label issuing device |
| EP2634764A2 (en) | 2012-02-28 | 2013-09-04 | Seiko Instruments Inc. | Pressure-sensitive adhesive label and label issuing device |
| EP2633994A1 (en) | 2012-02-28 | 2013-09-04 | Seiko Instruments Inc. | Pressure-Sensitive Adhesive Label and Label Issuing Device |
-
1995
- 1995-10-19 JP JP7271086A patent/JPH09111203A/ja active Pending
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