JPH09107505A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH09107505A
JPH09107505A JP7263184A JP26318495A JPH09107505A JP H09107505 A JPH09107505 A JP H09107505A JP 7263184 A JP7263184 A JP 7263184A JP 26318495 A JP26318495 A JP 26318495A JP H09107505 A JPH09107505 A JP H09107505A
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JP
Japan
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photoelectric conversion
image pickup
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pickup device
amount
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Withdrawn
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JP7263184A
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Inventor
Kenichi Kondo
健一 近藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高画質のフレームモード読み出し画像、およ
びフレームモードと同程度の画質のフィールドモード読
み出し画像を得る。 【解決手段】 ホトダイオード3のフレームモードでの
最大蓄積電荷量cと、各転送セル1、2に蓄積すること
ができる最大電荷量a、bの和(垂直転送部の最大転送
電荷量a+b)とが、a+b=c、または、a+b=c
+α(αはスミア分など)を満たすように、画素面積配
分がなされている。フィールドモードでは、半導体基板
部の電位を制御してホトダイオード3の最大蓄積電荷量
を1/2にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCDのような撮
像素子を有する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路技術の向上によるメモリ
ICの小型化、高容量化および低コスト化によって、撮
像素子としてCDD(Charge Coupled Device :電荷結
合素子)を用いたビデオカメラや電子カメラなどのディ
ジタル化された撮像装置が数多く開発され販売されてい
る。また、マルチメディア機器においては、ビデオ信号
に規制されないディジタル画像データが求められてい
る。例えば、ビデオ信号に規制されないデータを扱うよ
うにしたディジタルカメラが実現されている。このよう
なディジタルカメラに使用するCCDなどの撮像素子
は、ビデオ信号に規制されないことから比較的高い自由
度で設計することが可能であるが、製品価格を抑制する
ためにはむしろビデオカメラ用の撮像素子をそのまま使
用する方が好ましい。そこで、ディジタルカメラに使用
したビデオムービーカメラ用撮像素子を、ビデオムービ
ーカメラに使用したときとは異なる方法で駆動すること
によって、より高画質の画像データを得ることが提案さ
れている。
【0003】図5は、ビデオカメラ用CCDとして一般
的なインターライン型CCDの概略構成を示す図であ
る。補色市松色差順次方式の色フィルタ構成でホトダイ
オードなどの光電変換要素(画素)24が配列された光
電変換部20は、入射した光のうち透過した4つの特定
波長域の光(Mg,G,Cy,Ye)から電荷を発生す
る。各画素24はアンチブルーミング機構として縦形オ
ーバーフロードレイン(VOD:Vertical Overflow Dr
ain )構造を採用している。垂直転送部(VCCD)2
1は、転送ゲート電極(転送セル)25に4つの電荷転
送パルスV1 〜V 4 が印加されることによって画素24
のそれぞれに蓄えられた電荷を読み出し、垂直方向に転
送する。水平転送部22は、垂直転送部21から転送さ
れてきた電荷を水平方向に転送する。フローティングデ
ィフュージョンアンプ(FDA)23は、水平転送部2
2から転送されてきた電荷を電圧信号に変換して出力す
る。
【0004】図5に示すように、CCDからの撮像信号
は、一般に、1フィールド期間毎に全ラインの画素を走
査し、奇数フィールドと偶数フィールドとで1段ずらし
た画素ラインの信号電荷を例えば垂直ブランキング期間
中に垂直転送部21の各転送段に転送し、垂直転送部2
1で上下2画素を加算して読み出すフィールドモード
(フィールド加算読み出し、または擬似インタレース読
み出し)によって読み出される。
【0005】しかし、フィールドモードでは、1フィー
ルドのみの画像取り込みで画像を得ることから、撮像素
子が本来もつ最大解像度をはるかに下回る解像度の画像
しか得ることができない。そこで、一般に用いられるム
ービービデオカメラ用のインターライン型CCDを、図
5に示すように、個々の画素を加算することなく、1フ
ィールド期間毎に1ラインおきの画素をインターレース
走査して読み出すフレームモード(全画素フレーム読み
出し)で読み出すことが提案された。フレームモードで
は、例えば、奇数行の信号を最初のフィールド期間に読
み出し、次のフィールド期間に偶数行の信号を読み出
し、それぞれの信号をそのままメモリに取り込み、メモ
リに記憶された各画素データに撮像信号処理を行うこと
により、解像度の高い画像が得られる。
【0006】次に、図5のCCDの構造について、図6
を参照して説明する。図6(a)は、図5の1つの画素
24とこれに対応する垂直転送部21とを示す断面図で
ある。図6(a)には、1つの光電変換要素(画素)2
4と、これに隣接する垂直転送部(VCCD)21とが
示されており、N型シリコン基板71上の画素24部分
には、下方から、P- 層72、P- 層72とともにホト
ダイオード(PD)を構成するN層73、P +層74お
よびシリコン酸化膜75が順次形成されている。また、
N型シリコン基板71上の垂直転送部21部分には、下
方から、P- 層72、P層76、信号電荷の通路となる
N層78、シリコン酸化膜75および電荷転送パルスV
1 〜V4 が印加される遮光性の転送ゲート電極25が順
次形成されている。また、P +層74は、垂直転送部2
1に隣接する一端部分が他端部分よりも深く形成される
ことによって、チャネルストッパ77を構成している。
【0007】図6(b)は、図6(a)のII−II線
に沿ったポテンシャル図である。図6(b)の斜線部で
示す画素24のPN接合部に蓄積される電荷蓄積容量
は、シリコン基板71の電位Vsub と、転送ゲート電極
25に印加される電荷転送パルスV1 〜V4 の転送電位
とで決められる。例えば、シリコン基板71の電位Vsu
b が高くなるほど電荷が蓄積されるPN接合部のシリコ
ン基板71側のポテンシャル障壁が低くなり、画素24
の電荷蓄積容量が減少する。また、転送電位が高くなる
ほど電荷が蓄積されるPN接合部の垂直転送部21側の
ポテンシャル障壁が低くなり、画素24の電荷蓄積容量
が減少する。
【0008】また、シリコン基板71の電位Vsub をΔ
Vだけ高くすることにより、PN接合部のシリコン基板
71側のポテンシャル障壁がなくなるので、PN接合部
に蓄積されていた電荷はすべてシリコン基板71方向に
掃き捨てられる。このような電子シャッター機能によ
り、画素への蓄積電荷量を調節することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したような、
汎用的なビデオカメラ用のCCD撮像素子は、フィール
ドモードでの駆動を前提としているため、フィールドモ
ードで最適となるようにダイナミックレンジが設定され
ている。従って、このようなCCDを用いてフレーム読
み出しを行うと、垂直転送部21の容量を有効に生かせ
ないために、CCD撮像素子のダイナミックレンジがフ
ィールド読み出しのときよりも狭くなってしまう。つま
り、画素24の1個分の最大電荷蓄積容量(飽和電荷
量)が垂直転送部21の転送ゲート電極25の1段分の
最大電荷蓄積容量(最大電荷転送量)よりも小さい(1
/2程度)ために、フレームモードでは転送ゲート電極
25部分よりも先に画素24部分の電荷が飽和してしま
い、フィールドモードよりも飽和レベルが低くなる。
【0010】このように、汎用CCD撮像素子では、2
画素分のダイナミックレンジに対して転送ゲート電極2
5の1段分のダイナミックレンジが対応しているので、
フレームモードにおいてフィールドモードと同等のダイ
ナミックレンジを確保することができず、ダイナミック
レンジがほぼ半減してしまう。そのため、特に、垂直高
解像度を実現するためにフレーム読み出しを行い静止画
像を記憶する電子カメラでは、ダイナミックレンジの減
少によってフィールドモードでのAGCゲインよりも倍
程度高くゲインをかけることになり、結果として画像の
S/N比が著しく悪化することになる。もともとがフィ
ールドモードでの特性のみを考慮した設計のCCD撮像
素子であれば、これは致命的な画質劣化につながる。
【0011】この問題を解決すべく、フレームモードで
のダイナミックレンジを増加させるための発明が、本出
願人により出願されている(特願平6−137318号
(平成6年6月20日出願)など)。これらの発明で
は、主として基板電位Vsub および電荷転送パルスV1
〜V4 の転送電位の大きさをモード切り換えに合わせて
調節することで、フレームモードでのダイナミックレン
ジをフィールドモードでのダイナミックレンジに近づけ
るようにしている。従って、これらの発明を用いたディ
ジタルカメラでは、フレームモードでの画素の飽和電荷
量を撮像素子の飽和電荷量として撮像素子以外の回路処
理を設定するので、カメラとしての飽和電荷量はフィー
ルドモードでもフレームモードでも同じになる。
【0012】ただし、この場合でも、フィールドモード
とフレームモードとの感度の違いはそのままであるの
で、それぞれのモードでの露光量は露光絞りの開口また
は露光時間を変えることで1段切り換えられる。このよ
うにすれば、フィールドモードでもフレームモードでも
標準信号電圧レベルを同等にし、S/N比のほぼ等しい
画像を得ることができる。従って、本来フィールドモー
ドでの読み出しがなされるように設計されたタイプのC
CD撮像素子であっても、フレームモードでの読み出し
において実用上何ら問題のないレベルの画質が得られ
る。
【0013】しかし、上述のような撮像装置では、フィ
ールドモードで読み出した画像の画質が、本来フィール
ドモードよりダイナミックレンジが低くなる分、標準信
号レベルが低くなることで、その分S/N比も低くなる
ため、本来フィールドモードで読み出した画像で得られ
るべき画質よりも悪くなる。また、フレームモードで読
み出した画像の使用用途の幅広さのためにさらに高画質
が求められており、そのために、フレームモードでの読
み出しが主体であって、高画質のフレーム読み出し画像
が得られ、且つフィールドモード読み出しでもフレーム
モード読み出しに匹敵する画質が得られるフィールド読
み出し−フレーム読み出し兼用のインターライン型CC
Dイメージセンサが求められている。
【0014】そこで、本発明の目的は、インターライン
型CCDイメージセンサを備えた撮像装置において、高
画質のフレーム読み出し画像が得られるとともに、フィ
ールドモード読み出しとフレームモード読み出しとで同
程度の画質を得ることができるフィールド読み出し−フ
レーム読み出し兼用の撮像装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の撮像装置は、半導体基板部の上に形成さ
れた複数の光電変換要素からなる光電変換部と、前記光
電変換部からの電荷を一方向に転送する垂直転送部と、
前記垂直転送部からの電荷を前記一方向と交差する方向
に転送する水平転送部とを備えたインターライン型CC
D撮像素子を有する撮像装置であって、前記撮像素子
が、1フィールド期間ごとに水平方向の全ラインの前記
光電変換要素の信号電荷を前記垂直転送部を走査するこ
とで上下2ラインを加算して読み出すフィールドモード
と、1フィールド期間ごとに水平方向の1ラインおきの
前記光電変換要素の信号電荷をインターレース走査して
読み出すフレームモードとの2つのモードで駆動される
撮像装置において、前記光電変換要素の前記フレームモ
ードでの飽和電荷量と前記垂直転送部の最大電荷転送量
との比が実質的に1:1となるように、前記光電変換要
素と前記垂直転送部とが面積配分されている。
【0016】また、請求項2の撮像装置は、半導体基板
部の上に形成された複数の光電変換要素からなる光電変
換部と、前記光電変換部からの電荷を一方向に転送する
垂直転送部と、前記垂直転送部からの電荷を前記一方向
と交差する方向に転送する水平転送部とを備えたインタ
ーライン型CCD撮像素子を有する撮像装置であって、
前記撮像素子が、1フィールド期間ごとに水平方向の全
ラインの前記光電変換要素の信号電荷を前記垂直転送部
を走査することで上下2ラインを加算して読み出すフィ
ールドモードと、1フィールド期間ごとに水平方向の1
ラインおきの前記光電変換要素の信号電荷をインターレ
ース走査して読み出すフレームモードとの2つのモード
で駆動される撮像装置において、前記光電変換要素の前
記フレームモードでの飽和電荷量に特定量の光が前記光
電変換要素に入射したときの偽信号電荷量を加算した電
荷量と、前記垂直転送部の最大電荷転送量との比が実質
的に1:1となるように、前記光電変換要素と前記垂直
転送部とが面積配分されている。
【0017】また、請求項3の撮像装置は、半導体基板
部の上に形成された複数の光電変換要素からなる光電変
換部と、前記光電変換部からの電荷を一方向に転送する
垂直転送部と、前記垂直転送部からの電荷を前記一方向
と交差する方向に転送する水平転送部とを備えたインタ
ーライン型CCD撮像素子を有する撮像装置であって、
前記撮像素子が、1フィールド期間ごとに水平方向の全
ラインの前記光電変換要素の信号電荷を前記垂直転送部
を走査することで上下2ラインを加算して読み出すフィ
ールドモードと、1フィールド期間ごとに水平方向の1
ラインおきの前記光電変換要素の信号電荷をインターレ
ース走査して読み出すフレームモードとの2つのモード
で駆動される撮像装置において、前記光電変換要素の前
記フレームモードでの飽和電荷量と前記垂直転送部の最
大電荷転送量との比が実質的に1:1となるように、前
記光電変換要素および前記垂直転送部の前記半導体基板
部内の電位が制御されている。
【0018】また、請求項4の撮像装置は、半導体基板
部の上に形成された複数の光電変換要素からなる光電変
換部と、前記光電変換部からの電荷を一方向に転送する
垂直転送部と、前記垂直転送部からの電荷を前記一方向
と交差する方向に転送する水平転送部とを備えたインタ
ーライン型CCD撮像素子を有する撮像装置であって、
前記撮像素子が、1フィールド期間ごとに水平方向の全
ラインの前記光電変換要素の信号電荷を前記垂直転送部
を走査することで上下2ラインを加算して読み出すフィ
ールドモードと、1フィールド期間ごとに水平方向の1
ラインおきの前記光電変換要素の信号電荷をインターレ
ース走査して読み出すフレームモードとの2つのモード
で駆動される撮像装置において、前記光電変換要素の前
記フレームモードでの飽和電荷量に特定量の光が前記光
電変換要素に入射したときの偽信号電荷量を加算した電
荷量と、前記垂直転送部の最大電荷転送量との比が実質
的に1:1となるように、前記光電変換要素および前記
垂直転送部の前記半導体基板部内の電位が制御されてい
る。
【0019】また、請求項5の撮像装置は、前記半導体
基板部の電位Vsub および前記垂直転送部のゲート電極
の電位の少なくともいずれか一方を制御することによ
り、前記比が実質的に1:1となるように微調整を行う
ことができるように構成されている。
【0020】また、請求項6の撮像装置は、前記フィー
ルドモードにおいては、前記光電変換要素の前記フレー
ムモードでの飽和電荷量を1/2倍した量と前記垂直転
送部の最大電荷転送量との比が実質的に1:1となるよ
うに、前記半導体基板部の電位Vsub が制御される。
【0021】また、請求項7の撮像装置は、前記フィー
ルドモードにおいては、前記光電変換要素の前記フレー
ムモードでの飽和電荷量を1/2倍した量に特定量の光
が前記光電変換要素に入射したときの偽信号電荷量を加
算した電荷量と、前記垂直転送部の最大電荷転送量との
比が実質的に1:1となるように、前記半導体基板部の
電位Vsub が制御される。
【0022】また、請求項8の撮像装置は、前記フィー
ルドモードでの前記特定量の光は、前記フレームモード
に対して実質的に1/2倍に設定される。
【0023】また、請求項9の撮像装置は、前記特定量
の光が前記光電変換要素に入射したときの偽信号電荷を
前記撮像素子から除去することができるように構成され
ている。
【0024】また、請求項10の撮像装置は、前記偽信
号電荷は実効的な偽信号量である。
【0025】請求項1、3の発明によると、光電変換要
素と垂直転送部との面積配分または半導体基板部の電位
によって光電変換要素のフレームモードでの飽和電荷量
と垂直転送部の最大電荷転送量との比を実質的に1:1
にしているので、事実上画素面積を増加させることがで
きて感度が向上し、また、フレームモードでの取り扱い
電荷量が増加するので、高品位のフレームモード読み出
し画像が得られる。
【0026】また、請求項2、4の発明によると、光電
変換要素と垂直転送部との面積配分または半導体基板部
の電位によって光電変換要素のフレームモードでの飽和
電荷量に特定量の光が光電変換要素に入射したときの偽
信号電荷量を加算した電荷量と、垂直転送部の最大電荷
転送量との比が実質的に1:1にしているので、偽信号
電荷が存在する場合であってもこれに適した処理を行う
ことができるようになるので、高品位のフレームモード
読み出し画像が得られる。
【0027】また、請求項5の発明によると、半導体基
板部の電位Vsub を制御することにより前記比が実質的
に1:1となるように微調整を行うことができるので、
撮像素子の製造時のばらつきがあっても確実に前記比を
1:1にすることができる。
【0028】また、請求項6および7の発明によると、
半導体基板部の電位Vsub をフィールドモードでの処理
に適した電位に制御するので、フィールドモード読み出
しでの画質を向上させることができ、フィールドモード
読み出しとフレームモード読み出しとで同程度の画質を
得ることができる。
【0029】また、請求項8の発明によると、フィール
ドモードでの特定量の光がフレームモードの実質的に1
/2倍に設定されることにより、フィールドモードとフ
レームモードとで同等のS/N比の画像を得ることがで
きる。
【0030】また、請求項9、10の発明によると、特
定量の光が光電変換要素に入射したときの偽信号電荷を
撮像素子から除去することができるので、特定量の光が
入射したときに発生するスミアなど偽信号電荷分だけ実
信号飽和レベルを増加させることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を一実施形態につき
図面を参照して説明する。
【0032】図1は、本発明の一実施形態のディジタル
カメラの概略構成を示すブロック図である。図1におい
て、光学レンズ31は、被写体からの光を撮像素子33
の撮像面に結像する。シャッタ32は、機械的(メカニ
カル)なものであり、撮像素子33に入射する光線の入
射時間を制御する。撮像素子33は、図2に示すような
補色市松色差順次方式の色フィルタ構成で配列されたイ
ンターライン型CDDであり、被写体からの光の光信号
を電気信号に変換する。タイミング信号発生回路(T
G)34は、撮像素子33を動作させるために必要なタ
イミング信号を発生する。駆動電圧設定回路35は、撮
像素子33を駆動するための駆動電圧を発生する。撮像
素子駆動回路36は、タイミング信号発生回路34から
の信号を撮像素子33の駆動に必要なレベルに増幅す
る。
【0033】前置処理回路37は、内部に撮像素子33
の出力ノイズ除去のためのCDS(相関2重サンプリン
グ)回路やAGC(自動利得制御)回路を含む回路であ
る。A/D変換器38は、前置処理回路37から出力さ
れるアナログ信号をディジタル信号に変換する。撮像信
号処理回路39は、ディジタル化された信号を撮像信号
処理する。記録媒体インターフェイス(I/F)41
は、記録媒体40に記録のための信号を送る。操作部4
2は、カメラの撮像開始や撮像素子33の読み出しモー
ドを撮影者が制御するためのものである。設定切換回路
43は、操作部42によって設定された撮像素子33の
読み出しモードに応じて、タイミング信号発生回路34
の信号タイミングの設定のための信号を出力する。EV
F(ビューファインダ)44は、撮像信号処理回路39
からの画像信号をディスプレイに表示する。バスコント
ローラ45は、ディジタル信号を一時記憶するバッファ
メモリ46とのデータの送受を行う。
【0034】次に、本実施形態のディジタルスチルカメ
ラの動作についての一例を説明する。
【0035】まず、撮影者が操作部42の第1スイッチ
をオンすることにより、EVF44に画像を映し出すた
めのファインダモードが起動され、撮像信号の読み出し
速度を速くすることのできるフィールドモードによる撮
像動作が始まる。すると、シャッタ32が絞り(図示せ
ず)とタイミング信号発生回路34からの電子シャッタ
制御用パルスとにより撮像素子33への露光量を制御す
る。
【0036】そして、撮像素子33から読み出された信
号は、前置処理回路37でCDS処理やゲインコントロ
ールなどの信号処理を施される。この際、ゲインコント
ロール回路のゲインは、撮像素子33の感度で決められ
るので、カメラの製造時に設定される。前置処理回路3
7の出力信号は、A/D変換器38でディジタル信号に
変換され、バスコントローラ45を経て撮像信号処理回
路39に供給される。撮像信号処理回路39で処理され
た信号は動画像としてEVF44に出力され、撮影者は
撮像範囲や被写体の状況を確認することができる。
【0037】次に、撮影者が操作部42の第2スイッチ
をオンすることにより、記録媒体40に画像を記録する
ための記録媒体記憶モードが起動され、フレーム読み出
しによる撮像動作が始まる。フレーム読み出しでは、ま
ず、撮像素子33への露光が開始され、所望の露光量を
得るとシャッタ32が閉じられる。シャッタ32が閉じ
られると、最初に例えば電荷転送ゲートV3 に読み出し
電圧を印加することにより、図5のようにカラーフィル
タが配置された撮像素子33からして奇数ラインの画素
(Cy,Ye)が垂直転送部21に読み出され、垂直転
送部21の各電極に転送パルスを印加することでこの信
号を順次転送して出力する。
【0038】読み出した撮像出力に対して前置処理回路
37でCDS処理やゲインコントロールなどの信号処理
を施す。ゲインコントロールは、撮像素子33の飽和電
圧が増大したことから、フィールド読み出しのときと同
じかまたはわずかに高めのゲインに設定される。前置処
理回路37の出力信号は、A/D変換器38でディジタ
ル信号に変換され、バスコントローラ45を経てバッフ
ァメモリ46に記憶される。
【0039】図2は、フレームモードで読み出された撮
像信号のバッファメモリ46への記憶の概念図である。
図2(a)に示すように、奇数ラインの画素(Cy,Y
e)24から読み出された信号は、1ラインおきにとび
とびにメモリマップ上に記憶される。そして、奇数ライ
ンの画素の記憶が終わると、図2(b)に示すように偶
数ラインの画素(Mg,G)24が電荷転送ゲートV1
で読み出され、前置処理回路37やA/D変換器38を
介してバッファメモリ46の1ラインおきにメモリマッ
プ上に記憶される。
【0040】以上のようにして撮像素子33から得られ
た撮像信号のバッファメモリ46への書き込みが終わる
と、所定の手順で画像データが読み出され、撮像信号処
理回路39で所定の処理をされ、フレーム映像出力とし
て記録媒体I/F41で特定フォーマットへの変換処理
がされた後、記録媒体40に静止画像として記録され
る。
【0041】次に、図1の撮像素子33における画素配
分について、これを図式化した図3を参照して説明す
る。なお、図3において、撮像素子全体の概略構成は、
図5および図6で説明したのと同じである。
【0042】図3において、垂直転送部を構成する2つ
の転送セル1、2は、1つのホトダイオード(画素)3
に対向して設けられている。ホトダイオード3は、読み
出しゲートおよびチャネルストップからなる分離部4で
取り囲まれている。ここで、a、bは、垂直転送部の駆
動中に各転送セル1、2に蓄積することができる最大電
荷量であり、cはホトダイオード3の最大蓄積電荷量で
ある。
【0043】ここで、従来の画素面積配分について説明
する。従来においては、上述のように2画素の信号電荷
が加算されるフィールドモードでの使用を前提としてい
たので、ほぼ、 a+b=2c (1) となるように画素内の面積配分を設定していた。ここ
で、a+bは垂直転送部の最大転送電荷量を意味する。
【0044】ところが、実際の使用に当たっては、
(1)式は、 a+b=2c+α (2) となるように調整される。ここで、αはスミア分やホト
ダイオード3から垂直転送部への読み出し期間中に光電
変換される電荷分などであって、対ブルーミンブ特性を
標準光量の何倍に設定するかによって値が異なる。従っ
て、画素内の面積配分を決めるに当たっては、上記αの
値を考慮した(2)式が適用されることが好ましい。
【0045】もっとも、実際に製造される撮像素子はプ
ロセスのばらつきにより設計どおりにはならないので、
例えば縦形オーバーフロードレイン構造の撮像素子の場
合であれば、基板電圧Vsub を制御して(2)式の関係
が成り立つように調節する。もし、横形オーバーフロー
ドレイン構造であれば、オーバーフローコントロールゲ
ートの電圧を変えることで、同様に調節することが可能
である。
【0046】これに対して、本実施形態では、 a+b=c (3) または a+b=c+α (4) となるように画素の面積配分がなされる。ここで、a、
bは、垂直転送部の駆動中に各転送セル1、2に蓄積す
ることができる最大電荷量であり、cはホトダイオード
3のフレームモードでの最大蓄積電荷量である。
【0047】このような画素面積配分とすることで、ホ
トダイオード3の面積を従来よりも大幅に増加させるこ
とができ、これによって感度も向上する。さらに、フレ
ームモード読み出しでの取扱い電荷量が増加するので、
ディジタルカメラのフレームモードでの画像は高品位な
画質となる。なお、このとき製造時のばらつき制御が、
オーバーフロードレインのレベルを変えてホトダイオー
ド3の飽和容量を調節することによってなされるのは、
上述したのと同様である。なお、オーバーフロードレイ
ンを変えることでの調節が通常なされるが、本出願人に
よる特願平6−137318号などで示されている垂直
転送パルスのハイ側レベルを変えることにより、これを
調節することもできる。
【0048】次に、本実施形態のように(3)式または
(4)式の関係を満たす面積配分のCCD撮像素子を使
用した撮像装置において、フィールドモード読み出しの
手順を説明する。
【0049】本実施形態でのフィールドモード読み出し
は、ホトダイオード3の飽和容量がフレームモード読み
出しのときの1/2になるように調整して行われる。こ
の調整は、具体的には、例えば縦形オーバーフロードレ
イン構造のCCD撮像素子の場合であれば基板電位V
sub を制御することによって実現される。つまり、図6
(b)に示すように、基板電位Vsub を大きくすると、
ホトダイオード3の飽和容量が減少するので、この飽和
容量をフレームモード読み出しのときの1/2に調整す
ることができる。また、例えば横形オーバーフロードレ
イン構造のCCD撮像素子の場合であれば、オーバーフ
ローコントロールゲートの電圧を高くすることで調整す
ることができる。
【0050】ただし、この場合、もしもホトダイオード
3の飽和容量がフレームモード読み出しのときの1/2
を超えると、垂直転送部で加算された電荷量が垂直転送
部の最大転送電荷量a+bを超えることになり、この超
えた分の電荷が電荷転送時に前後の転送セル1、2にこ
ぼれ、ブルーミング現象が生じてしまう。したがって、
ホトダイオード3の飽和容量はフレームモード読み出し
のときの1/2以下となるように調整しなければならな
いが、飽和容量を最大とするためには1/2を大幅に下
回らないようになるべく1/2近傍に調節することが好
ましい。
【0051】次に、本実施形態における光量とCCD撮
像素子の出力との関係について、図4を参照して説明す
る。
【0052】図4において、横軸は光量を表し、縦軸は
撮像素子の出力を表す。また、aはフィールドモード読
み出しでの光量と撮像素子の出力との関係を示し、bは
フレームモード読み出しでの光量と撮像素子の出力との
関係を示す。図4から明らかなように、フィールドモー
ド読み出しはフレームモード読み出しに対してほぼ2倍
の感度を有しているが、両者の飽和レベルは同じであ
る。
【0053】この撮像素子では、フィールドモード読み
出しでもフレームモード読み出しでも、標準電圧は同じ
電圧値で処理が行われる。従って、フレームモード読み
出しでのカメラの露光量は、フィールドモード読み出し
でのほぼ2倍になるように切り換えられる。このように
して撮像される画像は、フィールドモード読み出しでも
フレームモード読み出しでもほぼ同等のS/N比の画質
を得ることができる。
【0054】上述のように、フィールドモード読み出し
に対してフレームモード読み出しの標準光量がほぼ2倍
になることは、実効上のスミアもフィールドモード読み
出しに対してフレームモード読み出しでほぼ2倍になる
ことを意味する。従って、画素面積が上記(4)式のよ
うに調節されているならば、 a+b=c/2+α/2 (5) となるようにαを1/2倍として、フィールドモード読
み出し時の飽和容量を大きく設定しておくこともでき
る。
【0055】次に、本実施形態のディジタルカメラの有
効な使用方法について説明する。
【0056】図1で説明したディジタルカメラのフィー
ルドモード読み出しは、主としてEVF44に信号を提
供することを目的として行われるものである。この場
合、撮像素子33の出力は、ビデオムービー信号として
繰り返し出力されることが望まれる。このため、フィー
ルドモード読み出し時にはシャッタ32は常時開放され
る。
【0057】一方、フレームモード読み出しでは、シャ
ッタ32は開放されたままで、撮像素子33に電子シャ
ッタパルスが加えられて画素のホトダイオードが空にさ
れる。しかる後、適正露光量を得るとシャッタ32が閉
じられる。シャッタ32が閉じられると、その直後に垂
直転送部内のスミア成分を除去すべく垂直転送部の転送
段数以上の高速転送(VCCDクリア)がなされ、これ
が終了してから画素からの信号電荷の読み出しおよび転
送が行われる。
【0058】このようなメカニカルなシャッタ32を使
用したカメラでは、シャッタ32を開放するフィールド
モード読み出し時に(5)式のように設定され、かつ、
シャッタ32を閉じた後にVCCDクリアでスミア成分
を除去したフレームモード読み出し時に(3)式のよう
に設定されるように、それぞれのモードに合わせて基板
電位Vsub を制御することで、撮像素子33のダイナミ
ックレンジを最大限大きくした条件での使用が可能にな
る。
【0059】なお、本実施形態においては、図4からも
分かるように、フィールドモード読み出しのダイナミッ
クレンジがフレームモード読み出しの場合の半分程度と
なる。しかしながら、本実施形態の撮像装置が主として
対象とする画像はフレームモードで撮像されること、お
よびフィールドモード読み出しの出力はEVF44に供
給されるのがほとんどであることから、この点は実際の
使用に当たり問題とはならない。また、どうしてもフィ
ールドモード読み出しのダイナミックレンジを増加させ
たいのであれば、上述のαをフレームモード時の半分の
値とした設定や、フィールドモード読み出しの場合の標
準信号レベルをフレームモード読み出しの場合よりも低
くする設定によって、画質を同程度に保持しつつダイナ
ミックレンジを増加させることも可能である。さらに、
ホトダイオードと垂直転送部との最大転送電荷量の比
を、垂直転送部の最大転送電荷量が多少大きくなるよう
にあらかじめ設定しておく(αを大きめに設定する)の
も有効な手段である。
【0060】さて、以上では、(3)(4)式の関係を
満たすのに面積配分によったが、半導体製造における不
純物濃度、不純物の打ち込み深さなどを制御することに
より半導体基板内の電位を制御することによって、
(3)(4)式の関係を満たすようにすることもでき
る。また、面積配分および半導体基板内の電位制御の両
方の手段により、(3)(4)式の関係を満たすように
してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による
と、、フィールド読み出し−フレーム読み出し兼用の撮
像装置において、高画質のフレームモード読み出し画像
が得られるとともに、フィールドモード読み出しとフレ
ームモード読み出しとで同程度の画質を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の撮像装置の概略構成を示
すブロック図である。
【図2】図1のバッファメモリ46への記録状態を示す
図である。
【図3】本実施形態の画素の面積配分を説明するための
図である。
【図4】本実施形態の撮像装置における光量−出力の特
性図である。
【図5】インターライン型CCDの概略構成を示す図で
ある。
【図6】縦形オーバーフロードレイン(VOD)構造の
CCD撮像素子の画素の断面図およびポテンシャル図で
ある。
【符号の説明】
1、2 転送セル 3 ホトダイオード 31 光学レンズ 32 シャッタ 33 撮像素子 34 タイミング信号発生回路(TG) 35 駆動電圧設定回路 36 撮像素子駆動回路 37 前置処理回路 38 A/D変換器 39 撮像信号処理回路 40 記録媒体 41 記録媒体インターフェイス(I/F) 42 操作部 43 設定切換回路 44 EVF(ビューファインダ) 45 バスコントローラ 46 バッファメモリ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板部の上に形成された複数の光
    電変換要素からなる光電変換部と、前記光電変換部から
    の電荷を一方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送
    部からの電荷を前記一方向と交差する方向に転送する水
    平転送部とを備えたインターライン型CCD撮像素子を
    有する撮像装置であって、前記撮像素子が、1フィール
    ド期間ごとに水平方向の全ラインの前記光電変換要素の
    信号電荷を前記垂直転送部を走査することで上下2ライ
    ンを加算して読み出すフィールドモードと、1フィール
    ド期間ごとに水平方向の1ラインおきの前記光電変換要
    素の信号電荷をインターレース走査して読み出すフレー
    ムモードとの2つのモードで駆動される撮像装置におい
    て、 前記光電変換要素の前記フレームモードでの飽和電荷量
    と前記垂直転送部の最大電荷転送量との比が実質的に
    1:1となるように、前記光電変換要素と前記垂直転送
    部とが面積配分されていることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板部の上に形成された複数の光
    電変換要素からなる光電変換部と、前記光電変換部から
    の電荷を一方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送
    部からの電荷を前記一方向と交差する方向に転送する水
    平転送部とを備えたインターライン型CCD撮像素子を
    有する撮像装置であって、前記撮像素子が、1フィール
    ド期間ごとに水平方向の全ラインの前記光電変換要素の
    信号電荷を前記垂直転送部を走査することで上下2ライ
    ンを加算して読み出すフィールドモードと、1フィール
    ド期間ごとに水平方向の1ラインおきの前記光電変換要
    素の信号電荷をインターレース走査して読み出すフレー
    ムモードとの2つのモードで駆動される撮像装置におい
    て、 前記光電変換要素の前記フレームモードでの飽和電荷量
    に特定量の光が前記光電変換要素に入射したときの偽信
    号電荷量を加算した電荷量と、前記垂直転送部の最大電
    荷転送量との比が実質的に1:1となるように、前記光
    電変換要素と前記垂直転送部とが面積配分されているこ
    とを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板部の上に形成された複数の光
    電変換要素からなる光電変換部と、前記光電変換部から
    の電荷を一方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送
    部からの電荷を前記一方向と交差する方向に転送する水
    平転送部とを備えたインターライン型CCD撮像素子を
    有する撮像装置であって、前記撮像素子が、1フィール
    ド期間ごとに水平方向の全ラインの前記光電変換要素の
    信号電荷を前記垂直転送部を走査することで上下2ライ
    ンを加算して読み出すフィールドモードと、1フィール
    ド期間ごとに水平方向の1ラインおきの前記光電変換要
    素の信号電荷をインターレース走査して読み出すフレー
    ムモードとの2つのモードで駆動される撮像装置におい
    て、 前記光電変換要素の前記フレームモードでの飽和電荷量
    と前記垂直転送部の最大電荷転送量との比が実質的に
    1:1となるように、前記光電変換要素および前記垂直
    転送部の前記半導体基板部内の電位が制御されているこ
    とを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板部の上に形成された複数の光
    電変換要素からなる光電変換部と、前記光電変換部から
    の電荷を一方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送
    部からの電荷を前記一方向と交差する方向に転送する水
    平転送部とを備えたインターライン型CCD撮像素子を
    有する撮像装置であって、前記撮像素子が、1フィール
    ド期間ごとに水平方向の全ラインの前記光電変換要素の
    信号電荷を前記垂直転送部を走査することで上下2ライ
    ンを加算して読み出すフィールドモードと、1フィール
    ド期間ごとに水平方向の1ラインおきの前記光電変換要
    素の信号電荷をインターレース走査して読み出すフレー
    ムモードとの2つのモードで駆動される撮像装置におい
    て、 前記光電変換要素の前記フレームモードでの飽和電荷量
    に特定量の光が前記光電変換要素に入射したときの偽信
    号電荷量を加算した電荷量と、前記垂直転送部の最大電
    荷転送量との比が実質的に1:1となるように、前記光
    電変換要素および前記垂直転送部の前記半導体基板部内
    の電位が制御されていることを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板部の電位Vsub および前
    記垂直転送部のゲート電極の電位の少なくともいずれか
    一方を制御することにより、前記比が実質的に1:1と
    なるように微調整を行うことができるように構成されて
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記フィールドモードにおいては、前記
    光電変換要素の前記フレームモードでの飽和電荷量を1
    /2倍した量と前記垂直転送部の最大電荷転送量との比
    が実質的に1:1となるように、前記半導体基板部の電
    位Vsub が制御されることを特徴とする請求項1または
    3に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記フィールドモードにおいては、前記
    光電変換要素の前記フレームモードでの飽和電荷量を1
    /2倍した量に特定量の光が前記光電変換要素に入射し
    たときの偽信号電荷量を加算した電荷量と、前記垂直転
    送部の最大電荷転送量との比が実質的に1:1となるよ
    うに、前記半導体基板部の電位Vsubが制御されること
    を特徴とする請求項2または4に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記フィールドモードでの前記特定量の
    光は、前記フレームモードに対して実質的に1/2倍に
    設定されることを特徴とする請求項7に記載の撮像装
    置。
  9. 【請求項9】 前記特定量の光が前記光電変換要素に入
    射したときの偽信号電荷を前記撮像素子から除去するこ
    とができるように構成されていることを特徴とする請求
    項2、4または7に記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記偽信号電荷は実効的な偽信号量で
    あることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009159635A (ja) * 2009-04-13 2009-07-16 Sony Corp 固体撮像装置およびその駆動方法並びにカメラシステム
JP2009159634A (ja) * 2009-04-13 2009-07-16 Sony Corp 固体撮像装置およびその駆動方法並びにカメラシステム
US7898589B2 (en) 2003-10-03 2011-03-01 Panasonic Corporation Driving apparatus for driving an imaging device
JP2011155702A (ja) * 2011-05-02 2011-08-11 Sony Corp 固体撮像装置およびその駆動方法並びにカメラシステム
EP2579579A1 (en) 2011-09-26 2013-04-10 Fujifilm Corporation Imaging apparatus, imaging program and imaging method

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