JPH09106868A - 回路基板間の電気接続構造 - Google Patents

回路基板間の電気接続構造

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JPH09106868A
JPH09106868A JP7290455A JP29045595A JPH09106868A JP H09106868 A JPH09106868 A JP H09106868A JP 7290455 A JP7290455 A JP 7290455A JP 29045595 A JP29045595 A JP 29045595A JP H09106868 A JPH09106868 A JP H09106868A
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circuit boards
electrical connection
connection structure
circuit board
wire
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JP7290455A
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Kazuto Saka
和人 阪
Atsushi Nakamura
篤 中村
Norio Itou
準夫 伊藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/306Lead-in-hole components, e.g. affixing or retention before soldering, spacing means
    • H05K3/308Adaptations of leads
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電路自体にコネクタ機能を備えさせること
によりコネクタを不要にし、もって低コストの電気接続
構造を提供する。 【解決手段】 同一平面上に所定のギャップG1を隔て
て並べられたプリント回路基板20の対向端面には、内
面が金属でメッキされた上下に延びる半円溝22が形成
されており、テープ電線10との接点部が形成されてい
る。テープ電線10の導体線条11は、両端側が予め曲
げ加工によって所定形状に屈曲成形されている。そして
自然状態では、導電線条の両接続端部11b間の距離A
1 は、接点部23間のギャップG1 よりも広く設定され
ている。この構成で両基板20間のギャップにテープ電
線10を上から圧入すると、導電線条11はバネ特性を
有するために両接続端部11bは接点部23に圧設し、
電気的接続が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は対をなす回路基板間
を接続するための電気接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば上下に配置した2枚のプリント回
路基板間を接続配線するための構造としては、図17に
示すようなテープ電線を使用したものが一般的である。
これは、例えば一方のプリント回路基板1にテープ電線
2の一端部を半田付けするとともに、テープ電線2の他
端部にコネクタ3を接続する。そして、他方のプリント
回路基板4には基板取付形のコネクタ5を半田付けして
固定しておき、このコネクタ5にテープ電線2のコネク
タ3を嵌合接続するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にテー
プ電線は導電路を確保する機能だけしか有さず、例えば
他の電気回路の接点に接離可能に接続する等のコネクタ
機能は有すべくもない。半田付けや圧着方式によらずし
て他の電気回路との接続をとるには、相手方回路の接点
部に所定の接触圧をもって弾性的に接触することが必要
であるのに、テープ電線の導体は配線作業性等を考慮し
て柔軟な軟銅線やより線により形成されているからであ
る。
【0004】従って、従来の回路基板間の電気接続構造
では、前述したように、テープ電線2の端部にコネクタ
3を接続し、このコネクタ3に内蔵したバネ性を有する
端子金具3a(図示せず)を介して接続をとる必要があ
ったのである。しかし、上述のようなコネクタ3は、コ
ネクタハウジング3b内に複数本の端子金具3aを収容
して構成されているから、コネクタハウジング3bを樹
脂にて成形し、端子金具3aをバネ性金属板から打ち抜
いて曲げ加工し、ここに電線を圧着してコネクタハウジ
ング3bに収容するという複雑な工程を経て製造せざる
を得ず、コスト低減には大きな限界があるという問題が
あった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、導電路自体にコネクタ機能を備えさせ
ることによりコネクタを不要にし、もって低コストの電
気接続構造を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
<請求項1の発明>請求項1の電気接続構造は、対をな
す回路基板にそれぞれ形成した電気回路間を接続するた
めのものであって、バネ特性を有する導電線条を回路基
板間に渡すように配置し、この導電線条の両端の接続端
部を回路基板に形成した接点部に対してそのバネ特性に
基づく接触圧をもって接触させるところに特徴を有す
る。
【0007】上記構造では、回路基板の接点部間に導電
線条が渡されているから、その導電線条を通して電気的
接続が形成される。この導電線条はバネ特性を有するか
ら、接点部に対して電気接続に必要な接触圧をもって接
触することができ、バネ特性を有する端子金具を備えた
コネクタを要さずしてコネクタ機能が発揮される。
【0008】<請求項2の発明>請求項2の電気接続構
造は、上記発明において、複数本の導電線条を間隔を隔
てて並べ、これらの導電線条を保持テープによって並列
状態に保持するところに特徴を有する。
【0009】これによれば、複数回路を同時に接続する
ことができ、しかも、導電線条がテープ状となって一体
化されるから、取扱いが簡単になり、低コストで製造す
ることができる。
【0010】<請求項3の発明>請求項3の電気接続構
造は、請求項1又は2の発明において、導電線条の両側
の接続端部を弧状となるように曲げ加工したところに特
徴を有する。このようにすると、弧状部の側面で相手方
の接点部に接触させることができるから、安定した接触
状態を得ることができる。
【0011】<請求項4の発明>請求項1ないし3の発
明において、導電線条は、引張強さが400N/mm2 以
上の機械特性を有するものとすることができる。
【0012】この場合には、相手方の接点部に対して最
も適切な接触圧にて接触することができるようになり、
より安定した接触状態を得ることができるようになる。
また、バネ限界値が250N/mm2 であることがより好
ましい。
【0013】<請求項5の発明>請求項5の発明に係る
電気接続構造は、請求項1ないし4の発明において、両
回路基板の各接点部は互いに対面する面に設けられると
ともに、自由状態における導電線条の接続端部間の距離
は、各回路基板の接点部間のギャップよりも広く設定し
たところに特徴を有する。
【0014】これにより、導電線条を回路基板間に押し
込むようにすると、導電線条が接続端部間を弾性的に縮
めて挿入され、接続端部が接点部に対して適切な接触圧
によって接触するとともに、その弾発力によって導電線
条が回路基板間で突っ張るようになって自ずと固定され
ることになる。
【0015】従って、導電線条は特別な保持構造を採用
しなくても、安定的に回路基板間に配置され、構造が一
層簡単になる。
【0016】<請求項6の発明>請求項6の発明に係る
電気接続構造は、請求項1ないし4の発明において、両
回路基板の各接点部は互いに逆向きの面に形成されると
ともに、自由状態における導電線条の接続端部間の距離
は、各回路基板の接点部間の距離よりも狭く設定されて
いるところに特徴を有する。
【0017】これにより、導電線条にて両回路基板を挟
むようにすると、導電線条が接続端部間を弾性的に広げ
て挿入され、接続端部が接点部に対して適切な接触圧に
よって接触するとともに、その弾発力によって導電線条
が両回路基板を挟み付けるようにして自ずと固定される
ことになる。
【0018】従って、導電線条は特別な保持構造を採用
しなくても、回路基板に対して安定的に固定され、構造
が一層簡単になる。
【0019】<請求項7の発明>請求項7の発明に係る
電気接続構造は、請求項2ないし請求項4のいずれかの
発明において、両回路基板が同一平面上に所定のギャッ
プを隔てて並べて配置されている場合に、両回路基板の
同一方向の面に接点部がそれぞれ形成され、保持テープ
が回路基板に係止されることで導電線条の接続端部が回
路基板の接点部に対して接触する構成としたところに特
徴を有する。
【0020】この構成では、保持テープが回路基板に係
止されているから、この保持テープに固着されている導
電線条の各接続端部が両側の回路基板の接点部を押さえ
付けるようになる。この結果、導電線条の接続端部が接
点部に対して電気接続に必要な接触圧をもって接触する
ことができ、やはりバネ特性を有する端子金具を備えた
コネクタを要さずしてコネクタ機能が発揮される。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の電気接続構造のい
くつかの実施形態を具体的に説明するが、まず、これら
の実施形態に使用されるテープ電線10について図1及
び図2を参照して説明しておく。テープ電線10は複数
本の導電線条11を保持テープ12にて横並び状態に保
持してなる構成である。導電線条11としては、バネ特
性を有する導電線材であれば各種の材料が使用可能であ
る。例えば燐青銅製の線材が好適し、半田、錫、金等に
よりメッキしてあることがより好ましい。他にも、ベリ
リウム銅、鉄入り銅等の銅合金や、ピアノ線、ステンレ
ス線等の鉄系合金等が利用できる。
【0022】一方、保持テープ12は合成樹脂製であっ
て、所定方向に沿って間隔を隔てて並べた複数本の導電
線条11を保持すべく、導電線条11の両端部を露出さ
せた状態で導電線条11の両側から挟むように付着され
ている。その材料としては各種の合成樹脂が利用でき、
例えばPETフィルムやPVCとPETとをラミネート
した複合樹脂フィルムが好適し、特に難燃性材料がより
好ましい。なお、実施の一形態をより具体的に例示する
と、導電線条11は直径0.65mmの半田メッキ燐青銅
線で、例えば2.5mmピッチで並んでおり、保持テープ
12は、図2に示すようにPVCフィルム12a及びP
ETフィルム12bからなるラミネートフィルムであ
り、PVCフィルム12a側を貼り合わせて導電線条1
1を挟み付け、その状態で厚さ約1mmとなる。また、上
記テープ電線を製造するには、複数個のドラムに巻回し
た各導電線条11を所定方向に沿って並べて引き出し、
その途中部を間欠的にフィルムで上下に挟んで熱圧着す
ることによって保持テープ12により導電線条11群を
固着し、その後、保持テープ12間において導電線条1
1を切断すれば良い。
【0023】<第1実施形態>さて、上記テープ電線1
0を利用して、同一平面上に所定のギャップを隔てて並
べられた2枚のプリント回路基板20間を接続するに
は、例えば図3及び図4に示した構成が可能である。
【0024】プリント回路基板20の表面には電気回路
を構成する導体パターン21がプリント配線手段によっ
て形成され、対向端面には上下に延びる半円溝22が形
成されている。この半円溝22の内面には上記導体パタ
ーン21に連なって金属メッキにより接点部23が形成
されている。
【0025】上記テープ電線10の導体線条11は両端
側において、予め曲げ加工によって所定形状に屈曲成形
されている。すなわち、保持テープ12から突出する部
分に、まず横向きのU字状折り返し部11aが形成さ
れ、その先方で下向きに延びる接続端部11bが形成さ
れ、さらに上向きのU字状返し部11cが形成されてい
る。導体線条11を曲げ加工した後の自由状態では、両
接続端部11b間の距離A1 は、プリント回路基板20
の接点部23間のギャップG1 よりも広く(A1>G1
)、接続端部11bの上下方向寸法はプリント回路基
板20の厚さ寸法とほぼ同様に設定されている。
【0026】この構成で、プリント回路基板20間の接
続を行うには、両基板20間のギャップ内に導体線条1
1を所定形状に曲げ加工したテープ電線10を上から圧
入するように配置する。すると、導体線条11のU字状
返し部11cがまずプリント回路基板20の上面に接触
するから、その曲線形状に沿って導体線条11の両端側
が狭まるように弾性変形してテープ電線10の挿入が許
容される。そして、U字状返し部11cがプリント回路
基板20の下方に突き抜けるようになると、蓄勢された
弾発力によって導体線条11の両接続端部11bが広が
るように弾性変形し、接続端部11bがプリント回路基
板20の各接点部23に圧接するようになる。
【0027】これにて各接点部23の間はテープ電線1
0の導体線条11を介して電気的接続が形成される。こ
の導電線条11はバネ特性を有するから、接点部23に
対して電気接続に必要な接触圧をもって接触することが
でき、複雑形状の端子金具を備えたコネクタを要さずし
てコネクタ機能が発揮される。従って、従来のコネクタ
を使用する電気接続とは異なり、コネクタハウジングの
成形、端子金具のプレス成形や組立等の工程が不要にな
り、単に、テープ電線10の導体線条11を所要の形状
に成形する曲げ加工だけで済むから、総コストを大幅に
低減させることができる。また、この実施形態では、導
体線条11の先端部にU字状返し部11cを設けたか
ら、これがプリント回路基板20の下面に引っかかり状
態となり、テープ電線10の脱落が確実に防止される。
なお、テープ電線10を取り外して電気接続を断つに
は、U字状返し部11cを摘んでこれを狭めるように弾
性変形させればよい。
【0028】<第2実施形態>図5は、やはり2枚のプ
リント回路基板20を横並びにした場合の接続例を示
す。前記第1実施形態との相違は、保持テープ12部分
も弧状に曲げ加工したところにあり、その他は第1実施
形態と同様であり、同一部分には同一符号を付して重複
する説明を省略する。
【0029】これにても前記第1実施形態と同様な効果
が得られ、さらに、保持テープ12部分も滑らかに曲げ
られているから、導電線条11の全体がバネ機能を発揮
し、テープ電線10が小型であっても、十分な接触圧を
得ることができる。
【0030】<第3実施形態>図6及び図7は本発明の
第3実施形態を示す。ここでは、上下2段に配置した2
枚のプリント回路基板30間の接続を形成する例を開示
する。
【0031】上下の各プリント回路基板30には電気回
路を構成する導体パターン(図示せず)がプリント配線
手段によって形成され、両回路基板30の互いに対向す
る面、すなわち上段のプリント回路基板30の下面と、
下段のプリント回路基板30の上面とには、それぞれ接
点部31が対向状態で形成されている。
【0032】一方、テープ電線10は前記第2実施形態
と同様に、導電線条11が保持テープ12とともに曲げ
加工され、保持テープ12から上下に延びる部分におい
て弧状の曲げ返し部11dが形成され、さらに、その先
方が逆向きに曲げ返されている。上記曲げ返し部11d
は、導電線条11の接続端部として機能し、プリント回
路基板30間にテープ電線10が挿入されると、各曲げ
返し部11dがプリント回路基板30の接点部31に所
定の接触圧によって接触し、電気接続が得られる。従っ
て、両曲げ返し部11dの間隔寸法A3 は、テープ電線
10の自然状態において両プリント回路基板30の接点
部31間の間隔寸法G3 よりも大きくなるように(A3
>G3 )設定してある。
【0033】この実施形態でも、第1実施形態と同様
に、コネクタを要さずしてテープ電線10だけでコネク
タ機能が発揮されるから、総コストを大幅に低減させる
ことができるという効果が得られる。
【0034】<第4実施形態>図8は本発明の第4実施
形態を示す。ここでも、上下2段に配置した2枚のプリ
ント回路基板30間の接続を形成する例を開示するが、
接点部31の形成位置が前記第3実施形態とは相違す
る。
【0035】すなわち、上下の各プリント回路基板30
には電気回路を構成する導体パターン(図示せず)がプ
リント配線手段によって形成され、両回路基板30の互
いに逆向きの面、すなわち上段のプリント回路基板30
の上面と、下段のプリント回路基板30の下面とに、そ
れぞれ接点部31が対向状態で形成されている。
【0036】一方、テープ電線10は前記第3実施形態
と類似する構造で、保持テープ12から上下に延びる部
分においてまず弧状に曲げ返され、さらに、その先方に
逆向きの曲げ返し部11eが形成されている。上記曲げ
返し部11eは、導電線条11の接続端部として機能
し、上下のプリント回路基板30を挟むようにテープ電
線10が装着されると、各曲げ返し部11eがプリント
回路基板30の接点部31に所定の接触圧によって接触
し、電気接続が得られる。従って、両曲げ返し部11e
の間隔寸法A4 は、テープ電線10の自然状態において
両プリント回路基板30の接点部31間の間隔寸法G4
よりも小さくなるように(A4 <G4 )設定してある。
【0037】この実施形態でも、第1実施形態と同様
に、コネクタを要さずしてテープ電線10だけでコネク
タ機能が発揮されるから、総コストを大幅に低減させる
ことができるという効果が得られる。
【0038】<第5実施形態>図9は本発明の第5実施
形態を示す。ここでは、再び、同一平面上に所定のギャ
ップを隔てて並べられた2枚のプリント回路基板40間
を接続する接続例を開示するが、両プリント回路基板4
0の同一方向の面に接点部41が形成された例である。
【0039】プリント回路基板40には導体パターン
(図示せず)がプリント配線手段によって形成され、そ
の上面の端縁近傍にはそれぞれ接点部41が形成されて
いる。
【0040】上記テープ電線10の導体線条11は両端
側において、予め曲げ加工によって下に凸となる弧状屈
曲部11fが形成されている。そして、保持テープ12
には、固定爪13を備えた取付部材14が接着等により
固着されており、その固定爪13をプリント回路基板4
0間に挿入できるようになっている。
【0041】テープ電線10は、取付部材14の固定爪
13をプリント回路基板40間のギャップに挿入してプ
リント回路基板40に係止することでプリント回路基板
40と一体化される。この取付状態で、導体線条11の
弧状屈曲部11fが接続端部として機能し、これがプリ
ント回路基板40の接点部41に押さえつけられる。従
って、導電線条11はバネ特性を有するから、接点部4
1に対して電気接続に必要な接触圧をもって接触するこ
とができ、コネクタを要さずしてコネクタ機能が発揮さ
れ、この実施形態でも総コストを大幅に低減させること
ができる。
【0042】<第6実施形態>図10は、やはり横に並
べられた2枚のプリント回路基板50間の接続例に係る
第6実施形態を示す。
【0043】プリント回路基板50には導体パターン
(図示せず)がプリント配線手段によって形成され、そ
の上面の端縁近傍にはそれぞれ接点部51が形成される
とともに、その接点部51の近傍に係止孔52が形成さ
れている。
【0044】一方、テープ電線10は複数本の導体線条
11を保持テープ12にて一体化してなり、導体線条1
1群のうち、並び方向の左右両側の2本は両端部におい
て下向きに屈曲されて案内軸部11gが形成され、その
下端に係止用返し部11hが形成されている。また、並
び方向の左右両側に挟まれた残りの導体線条11につい
ては、前記第5実施形態と同様に、両端側において、予
め曲げ加工によって下に凸となる弧状屈曲部11iが形
成されている。
【0045】この構成では、導体線条11のうち案内軸
部11gがプリント回路基板50の係止孔52に挿入さ
れ、下端の係止用返し部11hが係止孔52の開口縁部
に引っかかって係止される。これにより、テープ電線1
0がプリント回路基板50に固定されるから、導電線条
11の弧状屈曲部11iがプリント回路基板50の接点
部51に対して電気接続に必要な接触圧をもって接触す
ることになる。これにても前記第5実施例と同様な効果
を奏し、しかも導体線条11を利用してテープ電線10
をプリント回路基板50に固定できるから、構造が一層
簡単になるという利点がある。
【0046】<第7実施形態>図11ないし図13は本
発明の第7実施形態を示す。これは、やはり横に並べら
れた2枚のプリント回路基板60間の接続例を示してお
り、テープ電線10自体でプリント回路基板60に固定
できるようにしている。
【0047】プリント回路基板60には導体パターン
(図示せず)がプリント配線手段によって形成され、そ
の上面の端縁近傍にはそれぞれ接点部61が形成されて
いる。
【0048】一方、テープ電線10は、やはり複数本の
導体線条11を保持テープ12にて一体化してなり、導
体線条11の両端部には予め曲げ加工によって下に凸と
なる弧状屈曲部11jが形成され、保持テープ12には
一方の面に2本の係止突条15が突設されている。係止
突条15は、保持テープ12と同材質のテープを図12
に示すように融着してなるもので、その融着後に図13
に示すように熱プレス加工によって曲げ加工してある。
【0049】この構成で、プリント回路基板60間の接
続を行うには、両基板60間のギャップ内に図13に示
すテープ電線10を上から圧入する。すると、テープ電
線10が横方向に圧縮されつつテープ電線10の係止突
条15がプリント回路基板60の下面に突き抜け、これ
がプリント回路基板60の下面縁部に係止される。
【0050】これにてテープ電線10の導体線条11の
弧状屈曲部11iがプリント回路基板60の接点部61
に圧接して電気的接続が形成される。従って、従来のコ
ネクタを要さずしてコネクタ機能が発揮され、単にテー
プ電線10の導体線条11を所要の形状に成形するとい
う曲げ加工だけで済むから、やはり総コストを大幅に低
減させることができる。
【0051】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施の形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施の形態も本発明の技術的範囲
に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲
内で種々変更して実施することができる。
【0052】(1)第1実施形態に示した導電線条11
の接続端部11bにおいて、図14及び図15に示した
ように、直線状の接続端部11bに、プリント回路基板
20側に確実に接触を取るための突起部11kをひと
つ、或いは複数個形成してもよい。
【0053】(2)また、第1実施形態に示す接続端部
11bを、図16に示すように弧状に屈曲させてもよ
く、その場合にはプリント回路基板20の厚さ寸法を考
慮し、その弧状屈曲部11mがプリント回路基板20の
端縁部で確実に接触するように曲率を決定すれば良い。
【0054】(3)また、導電線条としては、所要の機
械特性(引張強さが400N/mm2以上)を備えれば特
に前述したような断面丸形の燐青銅線材に限らず、テー
プ状であっても、軟銅製であってもよい。また、導電線
条は必ずしも複数本を並べなくとも、1本だけを使用す
るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープ電線を示す斜視図
【図2】テープ電線を示す断面図
【図3】本発明の第1実施形態のテープ電線を用いた電
気接続構造を示す斜視図
【図4】同じく第1実施形態のテープ電線を用いた電気
接続構造を示す断面図
【図5】本発明の第2実施形態のテープ電線を用いた電
気接続構造を示す斜視図
【図6】本発明の第3実施形態のテープ電線を用いた電
気接続構造を示す断面図
【図7】同じく第3実施形態のテープ電線を用いた電気
接続構造を示す断面図
【図8】本発明の第4実施形態のテープ電線を用いた電
気接続構造を示す断面図
【図9】本発明の第5実施形態のテープ電線を用いた電
気接続構造を示す断面図
【図10】本発明の第6実施形態のテープ電線を用いた
電気接続構造を示す断面図
【図11】本発明の第7実施形態のテープ電線を用いた
電気接続構造を示す断面図
【図12】同じく第7実施形態の製造途中のテープ電線
を示す斜視図
【図13】同じく第7実施形態のテープ電線を示す斜視
【図14】本発明の他の実施形態のテープ電線を用いた
電気接続構造を示す断面図
【図15】同じく他の実施形態のテープ電線を用いた電
気接続構造を示す断面図
【図16】同じく他の実施形態のテープ電線を用いた電
気接続構造を示す断面図
【図17】従来のテープ電線を用いた電気接続構造を示
す斜視図
【符号の説明】
10…テープ電線 11…導電線条 12…保持テープ 20…プリント回路基板 23…接点部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対をなす回路基板にそれぞれ形成した電
    気回路間を接続するための電気接続構造であって、バネ
    特性を有する導電線条を前記回路基板間に渡すように配
    置し、この導電線条の両端の接続端部を前記回路基板に
    形成した接点部に対してそのバネ特性に基づく接触圧を
    もって接触させることを特徴とする回路基板間の電気接
    続構造。
  2. 【請求項2】 導電線条は複数本が所定方向に沿って間
    隔を隔てて並べられ、その導電線条群にはこれらを並列
    状態で保持するための合成樹脂製の保持テープが固着さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の回路基板間の
    電気接続構造。
  3. 【請求項3】 導電線条は、その両端の接続端部が弧状
    をなすように曲げ加工されていることを特徴とする請求
    項1又は2記載の回路基板間の電気接続構造。
  4. 【請求項4】 導電線条は、引張強さが400N/mm2
    以上の機械特性を有することを特徴とする請求項1ない
    し請求項3のいずれかに記載の回路基板間の電気接続構
    造。
  5. 【請求項5】 両回路基板の各接点部は互いに対面する
    面に設けられるとともに、自由状態における導電線条の
    接続端部間の距離は、各回路基板の接点部間のギャップ
    よりも広く設定されていることを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかに記載の回路基板間の電気接続構造。
  6. 【請求項6】 両回路基板の各接点部は互いに逆向きの
    面に形成されるとともに、自由状態における導電線条の
    接続端部間の距離は、各回路基板の接点部間の距離より
    も狭く設定されていることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載の回路基板間の電気接続構造。
  7. 【請求項7】 両回路基板は同一平面上に所定のギャッ
    プを隔てて並べて配置されるとともに同一方向の面に接
    点部がそれぞれ形成され、前記保持テープが前記回路基
    板に係止されることで前記導電線条の接続端部が前記回
    路基板の接点部に対して接触していることを特徴とする
    請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の回路基板間
    の電気接続構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006135088A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Fujitsu Ltd モジュール回路ユニット及びそれを搭載する電子機器
KR200457468Y1 (ko) * 2011-08-29 2011-12-20 박미정 피씨비 접지와 콘넥터 접합 고정이 용이한 구조를 갖는 피비에이
CN105390841A (zh) * 2014-09-09 2016-03-09 上海贝尔股份有限公司 一种射频模块中的连接装置

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