JPH09102526A - 真空内基板搬送装置 - Google Patents

真空内基板搬送装置

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JPH09102526A
JPH09102526A JP25900395A JP25900395A JPH09102526A JP H09102526 A JPH09102526 A JP H09102526A JP 25900395 A JP25900395 A JP 25900395A JP 25900395 A JP25900395 A JP 25900395A JP H09102526 A JPH09102526 A JP H09102526A
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JP
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shaft
joint link
arm
joint
vacuum
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JP25900395A
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English (en)
Inventor
Satoshi Sato
敏 佐藤
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スループットを向上し、搬送装置からの発塵
・汚染を防止でき、容器内が大気または真空時、搬送装
置の上下方向の位置がずれることがなく、容器板厚をで
きるだけ薄く、かつ容器重量をできるだけ軽くすること
のできる基板搬送装置を提供する。 【解決手段】 真空容器1の上面板1aと底面板1bに
は旋回軸30が支持され、その旋回軸30に多段関節リ
ンク機構Aを設け、その多段関節リンク機構Aの搬送腕
を複数段取付けたことを特徴とする。また、多段関節リ
ンク機構Aの第1と第2の関節リンク52,57を共通
にし、この第1の関節リンク52を3腕の関節リンク構
造の搬送腕を駆動する基板搬送装置のある軸に固定し、
この1つの第2の関節リンク57上に櫛歯状の第3腕を
垂直に固定し、複数段の第3の関節リンク62,62・
・・は1つの櫛歯状の第3腕に夫々保持してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置,
LCD製造装置の様に真空内で処理を行う装置におい
て、真空内をウェーハ等の基板を搬送する為の真空内基
板搬送装置、更に詳細には図11,12示のような真空
容器1内においてその内部よりシリコンウェーハのよう
な基板2をその側方に上下複数段に設けた処理室3,3
・・・とロードロック室4,4・・・内に搬入またはそ
れらより搬出する基板搬送装置に関する。図11は処理
室3,3・・・とロードロック室4,4・・・を4段、
図12は同じく3段に設けた場合を示す。
【0002】
【従来の技術】かかる作業を行うため、従来は図13に
示すように真空容器1の中心においてその上面板1aと
底面板1b間に一対の縦のガイド軸10,10によりガ
イドブロック11を上下動すべく設け、このガイドブロ
ック11はネジ軸12により上下に駆動し、このガイド
ブロック12上に基板1を水平方向に搬送する第1腕1
3,第2腕14,第3腕15を支持していた。なお図中
16はネジ軸12を駆動部17を介して駆動するモー
タ、18,18は上下の支持ベアリング、19は磁気シ
ールである。
【0003】基板2の垂直搬送はモータ16の駆動によ
りネジ軸12を回転させ、ガイド軸10,10に沿って
ガイドブロック11を上下移動させる。ガイドブロック
11に取付けられた進退・旋回可能な3関節リンク構造
の第1〜3腕13〜15の搬送腕をもつ搬送装置によっ
て水平搬送が行なえる。よって垂直方向・水平多方向で
の搬送が可能である。この搬送装置はモータの駆動部1
7以外は真空容器1内に設置され、大気側設置のモータ
駆動部からの駆動伝達のためのシール方法は磁気シール
19を用いている。これにより、真空内での搬送が可能
となっている。
【0004】図14,15は従来の他の例を示すもの
で、図13と同じ符号を用いて示すと、その底面板1b
の中心筒状部1cに固定した軸受20内に3腕の関節リ
ンク構造の搬送腕を駆動する基板搬送装置22のある軸
21を上下動及び回動すべく設け、基板2を水平方向に
搬送するこの軸21の上面に上部第1腕13,第2腕1
4,第3腕15を設けたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記基板搬送装置は、
1枚ずつ基板2を搬送するもので、垂直方向・水平多方
向の基板搬送が可能であるが、搬送に要する時間は処理
室ないしはロードロック室等の搬送しなければならない
部屋の段数が増えれば増えるほど長くなり、装置性能で
あるスループット(単位時間の処理枚数)の向上はそれ
程望めない。また、図13示の搬送装置はネジ軸,ガイ
ド軸,支持ベアリング等の摺動部が真空内に存在するた
め、この摺動部からの発塵・汚染が問題視されている。
また、図14,15示のものは上下方向の移動ストロー
クが長くなればなる程、搬送腕駆動部が比例的に長くな
り、かつ、上下方向のガイドが難しくなる。この搬送装
置は真空容器の底面板に取り付けられており、通常、組
立・搬送調整は容器内が大気の時に行い、容器内を真空
にし、搬送確認を行うが、底面板1bの強度(たわみ)
により上下方向の位置ずれが起こりやすく、容器内真空
時においても搬送調整を行う必要がある。そのため、底
面板1bを最適な厚さにするか、補強を施すと厚くなっ
てしまい、真空容器1そのものも重くなってしまう欠点
がある。
【0006】本発明の目的は、かかる従来技術の搬送時
間が装置性能のスループットに大きな影響を与えてお
り、スループット向上が図れないという問題点と、ま
た、搬送装置からの発塵・汚染の問題を解決し、搬送時
間の短縮によりスループットを向上することができ、搬
送装置からの発塵・汚染を防止できる真空内基板搬送装
置を提供することである。また、従来の真空容器の強度
(たわみ)により、容器内が大気または真空時、搬送装
置の上下方向の位置がずれる問題を解決し、容器板厚を
できるだけ薄く、かつ容器重量をできるだけ軽くするこ
とのできる基板搬送装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、真空容器1の
上面板1aと底面板1bには旋回軸30が支持され、そ
の旋回軸30に多段関節リンク機構Aを設け、その多段
関節リンク機構Aの搬送腕を複数段取付けたことを特徴
とする。また、旋回軸30内には、進退駆動軸41を通
し、この進退駆動軸41の回転駆動により多段関節機構
Aの搬送腕を一括して同時に動作できるようにしたもの
である。また、真空容器1の上面板1aと下面板1bに
は旋回軸30を回転及び上下動すべく設け、この旋回軸
30には上下動機構Cを設けると共に旋回軸30の上部
と下部にはそれを気密に保持するための伸縮可能なベロ
ーズ89,90を設けてなる。また、上記旋回軸30に
は進退駆動軸41を回動及び上下動すべく設け、この進
退駆動軸41にはその上下動機構Dを設け、旋回軸30
には多段関節リンク機構Aの摺動部分を気密に保持する
伸縮可能なベローズ94を設けてなる。さらに、第1と
第2の関節リンク52,57を共通にし、この第1の関
節リンク52を3腕の関節リンク構造の搬送腕を駆動す
る基板搬送装置22のある軸95に固定し、この1つの
第2の関節リンク57上に櫛歯状の第3腕62aを垂直
に固定し、複数段の第3の関節リンク62,62・・・
は1つの櫛歯状の第3腕62aに夫々保持してなる真空
内基板搬送装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を従来と同じ部分は同じ符号を用いて詳細に説明する。
図1,図2示のように、真空容器1の中心においてその
上面板1aと下面板1bには真空容器1内を垂直方向に
貫通する中空の旋回軸30の上部と下部とを支持ベアリ
ング31,32により回動すべく設け、その支持ベアリ
ング31,32の内側には磁気シール33,34を設け
る。この旋回軸30の上部に第1と第2の支持台35,
36を介して固定した軸37は旋回駆動部38を介して
支持台39上に固定した旋回用モータ40に連結する。
上記旋回軸30内の中心には進退駆動軸41の上下部を
ベアリング42とスラストベアリング43により回動す
べく支持し、この進退駆動軸41の上端突出部は第1の
支持台35上に固定した駆動部44を介して進退用モー
タ45に連結する。
【0009】前記旋回軸30には3腕の多段関節リンク
機構Aを設ける。図1,2は図12に合わせて3段の場
合を示すが、図11に合わせて4段或いはその他の段数
でよい。この多段関節リンク機構Aは上記処理室3,3
・・・とロードロック室4,4・・・に対応させて複数
段に搬送腕を有する。すなわち、旋回軸30には上記処
理室3,3・・・とロードロック室4,4・・・とに対
応する高さの位置に中空のフランジ46,46・・・を
一体に設け、これらのフランジ46,46・・・内に回
動すべく支持した垂直軸47に固定した歯車48は中間
ベルト49を介して上記進退駆動軸41に設けた歯車5
0に連結する。上記垂直軸47は磁気シール51を介し
て上方に突出させ、この突出端部に中空の第1関節リン
ク52を固定し、この第1関節リンク52の端部に回動
すべく支持した垂直軸53に固定した歯車54は上記フ
ランジ46に固定した垂直軸51と同軸の歯車55にベ
ルト56により連結する。上記垂直軸53の上方突出端
部には中空の第2関節リンク57を固定し、この第2関
節リンク57の端部に回動すべく支持した垂直軸58に
固定した歯車59は第1の関節リンク52に固定した垂
直軸53と同軸の歯車60にベルト61を介して連結す
る。上記垂直軸53の上方突出端部には基板2を載せる
第3の関節リンク62を固定する。進退駆動軸41から
搬送腕への回転伝達方法は、タイミングベルトとプー
リ,スチールワイヤとプーリ,歯車組合せ等、自由であ
る。
【0010】次に上記装置の動作を説明する。旋回用モ
ータ40が回動すると旋回駆動部38、軸37、支持台
36,35を介して旋回軸30が回動し、フランジ4
6,46・・・の向きが変わる。次に進退用モータ45
が回動すると進退駆動軸41とその歯車50,50・・
・が回動し、ベルト49、歯車48、垂直軸47を介し
て第1関節リンク52,52・・・が回動し、また歯車
55よりベルト56、歯車54、垂直軸53を介して第
2関節リンク57,57・・・が回動し、更に歯車60
よりベルト61、歯車59、垂直軸58を介して各段の
第3関節リンク62,62・・・が回動し、その各段の
搬送腕上に載った複数個の基板2,2・・・は一括して
同時に連動して水平方向に任意の位置に搬送される。ま
た真空容器1とその外界に接する可動部分は磁気シール
33,34、51,51によりシールされる。
【0011】上記3腕の関節リンク機構Aの搬送腕はす
でに公知の事例として真空内での基板搬送用として用い
られ、発塵・汚染対策が施されている。それ以外からの
摺動部は真空容器内に無いため、搬送装置からの発塵・
汚染は基板処理上問題とならないレベルである。また、
搬送腕が複数段取り付けられ、一括動作可能となってい
るため、基板の一括搬送が可能である。この搬送装置は
真空容器の上面板と底面板に支持されているため、容器
内が大気であろうとも真空であろうとも、たわみによる
影響を受けずらく、搬送調整を容器内大気時に行うだけ
で容器内真空時には確認だけでよい。また、板厚をでき
るだけ薄く、かつ容器重量をできるだけ軽くすることが
できる。
【0012】次に図3につき各処理室3,3・・・とロ
ードロック室4,4・・・における基板1の搬入,搬出
装置を説明する。(イ)示のように上記処理室3,3・
・・或いはロードロック室4,4・・・内には基板受け
渡し機構Bを設ける。この基板受け渡し機構Bは基板設
置部70が水平に固定され、その下側には基板2の上下
動用のピン71,71を植設した昇降板72があり、こ
の昇降板72の中心棒73は上下移動用のエアシリンダ
74のピストン75にフローティングジョイント76を
介して連結される。上記中心棒73の下部フランジ77
はエアシリンダ74を吊り下げる棒78,78に上下動
すべく嵌合したガイド79により案内し、上記処理室
3,3・・・或いはロードロック室4,4・・・との間
はそれと下部フランジ77間に挿入したベローズ80に
より気密に保持する。
【0013】図3(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は基板2の
搬入の順序を示すもので、(ロ)示のように第3関節リ
ンク62が基板2を基板設置部70の上方に搬入すると
(ハ)示のようにエアシリンダ74によりピン71,7
1が上昇し、基板2を持ち上げる。次に(ニ)示のよう
に第3関節リンク62のみが脱出し、(ホ)示のように
ピン71,71が下降し、基板2は基板設置部70上に
設置される。基板2を搬出するときは上記と全く逆の動
作が行われる。上記第1の実施の形態では、旋回軸30
は上下動しないが、上下動するようにしてもよい。
【0014】図4,5は本発明の第2の実施の形態を示
すもので、図1,2と同じ部分は同じ符号を用い、異な
る部分のみを説明する。旋回軸30には上下動機構Cを
設ける。すなわち、旋回軸30は支持ベアリング31,
32内に回動および上下動すべく設け、その上面に固定
したリング81は上下移動用ガイド82により上下動す
べく案内し、またその下面に固定した断面L型の筒83
は底面板1bに設けた上下移動用ガイド84により上下
動すべく案内する。上記リング81のナットは上下移動
用ネジ軸85に係合し、そのネジ軸85は上下駆動部8
6を介して支持台87上に固定した上下動用モータ88
に連結する。上記上下移動用ガイド82の内側には真空
容器1外において磁気シール33を包囲する伸縮可能な
ベローズ89を設け、上記上下移動用ガイド84の外側
には真空容器1内においてそれを包囲する伸縮可能なベ
ローズ90を設ける。次に上記装置の動作を説明する。
上下動用モータ88によりネジ軸85が回動するとその
ねじ溝によりリング81が上下動され、旋回軸30及び
それに保持された多段関節機構Aは上下に作動される。
この際、ベローズ89と90は伸縮し、旋回軸30の上
部と下部の気密を保持する。
【0015】以上のように旋回軸30は真空容器1内を
貫通させ、上部・下部を磁気シールを介して支持ベアリ
ングにて、旋回可能にかつ気密にシールし支持する。そ
の旋回軸に必要段数の3関節リンク構造の搬送腕を磁気
シールにより旋回可能にかつ気密にシールし取り付け
る。3腕の多段関節リンク機構Aの搬送腕の進退駆動は
旋回軸内を上下で支持した進退駆動軸41の回転により
行われる。旋回軸30上部,下部の伸縮可能なベローズ
89,90と上下移動用ガイドを設け、上下移動用ネジ
軸の回軸により上下移動用ガイドにならってこの搬送装
置が上下できるようになっている。この他に旋回軸・進
退駆動軸に関しても独立のモータ駆動部をもっており、
複数段の搬送腕を一括して旋回・進退また上下移動可能
とし、基板の真空内一括搬送が行なえる。進退駆動軸か
ら搬送腕への回転伝達方法は、タイミングベルトとプー
リ,スチールワイヤとプーリ,歯車組合せ等自由であ
る。
【0016】この第2の実施の形態の場合、多段関節機
構Aは上下動できるので処理室3,3・・・とロードロ
ック室4,4・・・には必ずしも基板受け渡し機構Bは
必要ではない。図6(イ)(ロ)(ハ)(ニ)はその場
合の各処理室3,3・・・とロードロック室4,4・・
・の基板2の搬入順序を示すもので図3と同じ部分は同
じ符号を用いる。すなわち(ロ)示のように第3関節リ
ンク62が基板2を基板設置部70の上方に搬入して
(ハ)示のように下降すると、基板2は基板設置部70
上に載置され、(ニ)示のように第3関節リンク62は
脱出する。基板2を搬出するときは上記と全く逆の動作
が行われる。上記実施例では旋回軸30全体が上下動し
ているが、多段関節機構Aとそれを作動する進退駆動軸
41のみが上下動するようにしてもよい。
【0017】図7,8はその第3の実施の形態を示すも
ので、前記実施の形態と同じ部分は同じ符号を用い、異
なる部分のみを説明する。進退駆動軸41は旋回軸30
の中心にベアリング42,43により回動及び上下動す
べく嵌合し、この進退駆動軸41には上下動機構Dを設
ける。すなわち、その駆動部44と進退用モータ45を
支持する支持台35のナットは上下移動用のネジ軸85
aに係合し、このネジ軸85aは上下駆動部86aを介
して支持台87a上に固定した上下動用モータ88aに
連結する。この進退駆動軸41の歯車50の上側には搬
送腕取付けベース91をベアリング92により回動すべ
く支持し、この搬送腕取付けベース91の先端にはフラ
ンジ46に固定した回転防止ガイド93を係合する。垂
直軸47及び歯車55は回転防止ガイド93によってフ
ランジ46に上下動すべく嵌合され、回転防止ガイド9
3とフランジ46との間にはその多段関節リンク機構A
の摺動部分を包囲する伸縮可能なベローズ94を設け
る。
【0018】次にこの装置の動作を説明する。上下動用
モータ88aによりネジ軸85aが回動すると、そのね
じ溝により支持台35が上下に作動され、進退用モータ
45と駆動部44を介して進退駆動軸41は上下に作動
し、また回転防止ガイド93を介して垂直軸47,歯車
55及び第1,第2,第3関節リンク52,57,62
等の多段関節リンク機構Aは上下に作動し、この際ベロ
ーズ94は多段関節機構Aの摺動部を気密に保持する。
【0019】以上のように旋回軸30を真空容器1の上
面1aと底面板1bに磁気シールを介して支持ベアリン
グにて、旋回可能にかつ気密にシールし支持する。その
旋回軸30内を進退駆動軸41が回転と上下移動可能に
上部・下部で支持し、進退駆動軸41に回転可能に支持
された複数段の搬送腕取付ベースを取り付ける。搬送腕
取付けベースに各々伸縮可能なベローズ94を介して3
関節リンク機構Aの搬送腕を、磁気シールにより回転と
上下移動可能にかつ気密にシールしながら取り付ける。
旋回軸30の回転により複数段の搬送腕が旋回軸30を
中心に旋回し、旋回軸内の進退駆動軸41の回転・上下
移動により複数段の搬送腕が進退・上下移動する。これ
らにより、基板2の真空内一括搬送が行なえる。進退駆
動軸41から搬送腕への回転伝達方法は、タイミングベ
ルトとプーリ,スチールワイヤとプーリ,歯車の組合せ
等自由である。上記多段関節リンク機構Aにおいて、第
1,2,3の関節リンク52,57,62は同じ動きを
する。したがって基板2を載せる第3の関節リンク62
以外は1つにまとめることができる。
【0020】図9,10は本発明の第4の実施の形態を
示すもので、3関節リンク構造の搬送腕を駆動する基板
搬送装置22のある軸95を回動すべく設ける。第1と
第2の関節リンク52,57を共通にし、この第1の関
節リンク52を軸95の上面に固定する。この1つの第
2の関節リンク57上に櫛歯状の第3腕を垂直に固定
し、第3の関節リンク62,62・・・は1つの櫛歯状
の第3腕62aに夫々保持する。したがって、この第3
腕62aは1つの共通の第1,2の関節リンク52,5
7上に支持しているので、多段関節リンク機構Aの構造
を簡素化しうるものである。以上のように、3関節リン
ク機構Aの搬送腕をもつ真空内基板搬送装置の第3腕6
2aを櫛歯状にして複数枚の基板2を一括搬送できる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明では、真空容器1の
上面板1aと底面板1bに旋回軸30が支持されている
ので、容器内が大気または真空時、搬送装置の上下方向
の位置がずれる問題が解決され、容器板厚をできるだけ
薄く、かつ容器重量をできるだけ軽くすることができ
る。また、その旋回軸30に多段関節リンク機構Aを設
け、その搬送腕を複数段取付けているので、従来のよう
にネジ軸,ガイド軸,支持ベアリング等の摺動部が真空
内に存在せず、したがって搬送装置の摺動部からの発塵
・汚染が少なく、また進退駆動軸41の回転駆動により
多段関節機構Aの搬送腕を一括して同時に動作できるの
で、スループットの性能が向上するものである。また請
求項3のように旋回軸30に上下動機構Cを設けると、
或いは請求項4のように旋回軸30に進退駆動軸41を
回動及び上下動すべく設け、この進退駆動軸41にはそ
の上下動機構Dを設けると、処理室3とロードロック室
4には基板受渡し機構Bが不要となり、効果的である。
更に請求項5のように第1と第2の関節リンク52,5
7を共通にすれば、多段関節機構Aの構造を簡素化しう
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略を示す斜視図
である。
【図2】その縦断面図である。
【図3】(イ)(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)は処理室3或
いはロードロック室4における基板の搬入搬出状態を順
次示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の概略を示す斜視図
である。
【図5】その縦断面図である。
【図6】(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は処理室3或いはロ
ードロック室4における基板の搬入搬出状態を順次示す
説明図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の概略を示す斜視図
である。
【図8】その縦断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態の概略を示す斜視図
である。
【図10】その縦断面図である。
【図11】(イ)は本発明を適用する真空搬送室の平面
図、(ロ)はその縦断面図である。
【図12】(イ)はその他の例を示す平面図、(ロ)は
その縦断面図である。
【図13】従来の装置の斜視図である。
【図14】従来の装置の更に他の例を示す斜視図であ
る。
【図15】その縦断面図である。
【符号の説明】
1 真空容器 1a 上面板 1b 底面板 22 基板搬送装置 30 旋回軸 41 進退駆動軸 52 第1の関節リンク 57 第2の関節リンク 62 第3の関節リンク 62a 櫛歯状の第3腕 89,90 ベローズ 94 ベローズ 95 軸 A 多段関節リンク機構 C 上下動機構 D 上下動機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器(1)の上面板(1a)と底面
    板(1b)には旋回軸(30)が支持され、その旋回軸
    (30)に多段関節リンク機構(A)を設け、その多段
    関節リンク機構(A)の搬送腕を複数段取付けたことを
    特徴とする真空内基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 旋回軸(30)内には、進退駆動軸(4
    1)を通し、この進退駆動軸(41)の回転駆動により
    多段関節機構(A)の複数段の搬送腕を一括して同時に
    動作できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の真空内基板搬送装置。
  3. 【請求項3】 真空容器(1)の上面板(1a)と下面
    板(1b)には旋回軸(30)を回転及び上下動すべく
    設け、この旋回軸(30)には上下動機構(C)を設け
    ると共に旋回軸(30)の上部と下部にはそれを気密に
    保持するための伸縮可能なベローズ(89,90)を設
    けてなる請求項1に記載の真空内基板搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記旋回軸(30)には進退駆動軸(4
    1)を回動及び上下動すべく設け、この進退駆動軸(4
    1)にはその上下動機構(D)を設け、旋回軸(30)
    には多段関節リンク機構(A)の摺動部分を気密に保持
    する伸縮可能なベローズ(94)を設けてなる請求項1
    に記載の真空内基板搬送装置。
  5. 【請求項5】 多段関節リンク機構(A)において、第
    1と第2の関節リンク(52,57)を共通にし、この
    第1の関節リンク(52)を3腕の関節リンク構造の搬
    送腕を駆動する基板搬送装置(22)のある軸(95)
    に固定し、この1つの第2の関節リンク(57)上に櫛
    歯状の第3腕(62a)を垂直に固定し、複数段の第3
    の関節リンク(62,62・・・)は上記1つの櫛歯状
    の第3腕(62a)に夫々保持してなる真空内基板搬送
    装置。
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