JP4207530B2 - 被処理体の搬送機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハ等の被処理体の搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、半導体集積回路を製造するためにはウエハに対して成膜、エッチング、酸化、拡散等の各種の処理が行なわれる。そして、半導体集積回路の微細化及び高集積化によって、スループット及び歩留りを向上させるために、同一処理を行なう複数の処理装置、或いは異なる処理を行なう複数の処理室を、共通の搬送室を介して相互に結合して、ウエハを大気に晒すことなく各種工程の連続処理を可能とした、いわゆるクラスタ化された処理システムが、すでに知られている。
【0003】
この種の処理システムにあっては、例えば処理システムの前段に設けてある被処理体の導入ポートに設置したカセット容器より搬送機構を用いて半導体ウエハを取り出してこれを処理システムの導入側搬送室内へ取り込み、そして、このウエハを、位置合わせを行うオリエンタにて位置合わせを行った後に、真空引き可能になされたロードロック室内へ搬入し、更にこのウエハを複数の真空になされた処理室が周囲に連結された真空雰囲気の共通搬送室に他の搬送機構を用いて搬入し、この共通搬送室を中心として上記ウエハを各処理室に対して順次導入して処理を連続的に行うようになっている。そして、処理済みのウエハは、例えば元の経路を通って元のカセット容器へ収容される。
【0004】
ところで、上記したように、この種の処理システムにあっては、内部に単数、或いは複数の搬送機構を有しており、ウエハの受け渡し、及び搬送はこれらの搬送機構により自動的に行われる。
この搬送機構は、例えば水平移動、屈伸、旋回及び昇降自在になされた多関節アームよりなり、このアーム先端に設けたピックでウエハを直接的に保持して搬送位置まで水平移動してウエハを所定の位置まで搬送するようになっている。
【0005】
上記した従来の搬送機構としては、以下のようなものが知られている。
特開平3−19252号公報(特許文献1)には、回転軸に連結されたピボットアームを用いて回転運動を直接運動に変換し、スライドレールに沿って直線運動するピボットアームの先端にピックを設け、このピックで半導体ウエハを保持して搬送するようにした搬送機構が開示されている。
特開平4−129685号公報(特許文献2)には、互いに180度反対方向へ進退する、いわゆるフロッグレグタイプになされた2つの多関節アーム機構を旋回可能に設け、各アームの先端にウエハを保持するピックを設けて2つのウエハを搬送できるようにした搬送機構が開示されている。
特開平6−338554号公報(特許文献3)には、並設されて異軸構造になされた2つの回転軸に、それぞれ独立して屈曲する多関節アームを設け、各アームの先端のピックでウエハを搬送するようにした搬送機構が開示されている。この場合、2つのピックは互いに干渉を避けるために、互いに高さを異ならせてそれぞれアームに取り付けられている。
【0006】
【特許文献1】
特開平3−19252号公報(第4−5頁、図1−図4)。
【特許文献2】
特開平4−129685号公報(第2頁、図1)。
【特許文献3】
特開平6−338554号公報(第2−3頁、図1−図3)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1に示す搬送機構にあっては、ウエハを保持するピックが1つであるため、ウエハの交換作業に時間を要する、といった問題点があった。
また、上記特許文献2に示す搬送機構にあっては、2つのピックが180度異なる方向に進退するような構造になっているため、処理済みのウエハを取り出して搬出し、そこに未処理のウエハを搬入するためには、この搬送機構全体を180度旋回する必要があり、従って、特許文献1に示す搬送機構よりはスループットが改善されているが、この場合にもウエハの交換にかなりの時間を要す、といった問題があった。
【0008】
更に、上記特許文献3に示す搬送機構にあっては、2つのピックの水平レベル位置が異なるので、同一水平レベルの位置に対してウエハの交換を行うためには、この搬送機構自体を昇降させる昇降機構を設けなければならず、装置自体の複雑化を余儀なくされてしまう、といった問題があった。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、昇降機構を設けることなく2つの被処理体の交換等の搬送操作を迅速に行うことが可能な被処理体の搬送機構及び処理システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、被処理体を保持して搬送するための搬送機構において、回転可能になされた第1から第3の3本の回転軸と、前記第3の回転軸に取り付けられたベース部材と、前記ベース部材に取り付けられた第1及び第2の案内レールと、前記第1の案内レールに沿って移動する第1の移動体と、前記被処理体を保持するために前記第1の移動体に連結された第1の保持部材と、前記第1の回転軸に連結される第1のアームと、前記第1のアームの回転運動を前記第1の移動体の直線運動に変換する第1の運動方向変換機構と、前記第2の案内レールに沿って移動する第2の移動体と、前記被処理体を保持するために前記第2の移動体に連結された第2の保持部材と、前記第2の回転軸に連結される第2のアームと、前記第2のアームの回転運動を前記第2の移動体の直線運動に変換する第2の運動方向変換機構とを備え、前記ベース部材の上面には前記第1の案内レールが設けられ、下面には前記第2の案内レールが設けられることを特徴とする被処理体の搬送機構である。
【0010】
このように、旋回可能になされたベース部材に、第1及び第2の案内レールをそれぞれ設け、これらの案内レールに沿って移動する第1及び第2の移動体に被処理体を保持する第1及び第2の保持部材をそれぞれ設け、第1及び第2の回転軸の回転運動を直線運動に変換して上記各保持部材を直線移動させるようにしたので、被処理体の交換作業等の搬送操作を迅速に行うことが可能となる。
【0011】
請求項2の発明は、被処理体を保持して搬送するための搬送機構において、回転可能になされた第1から第3の3本の回転軸と、前記第3の回転軸に取り付けられたベース部材と、前記ベース部材に取り付けられた第1及び第2の案内レールと、前記第1の案内レールに沿って移動する第1の移動体と、前記被処理体を保持するために前記第1の移動体に連結された第1の保持部材と、前記第1の回転軸に連結される第1のアームと、前記第1のアームの回転運動を前記第1の移動体の直線運動に変換する第1の運動方向変換機構と、前記第2の案内レールに沿って移動する第2の移動体と、前記被処理体を保持するために前記第2の移動体に連結された第2の保持部材と、前記第2の回転軸に連結される第2のアームと、前記第2のアームの回転運動を前記第2の移動体の直線運動に変換する第2の運動方向変換機構とを備え、前記ベース部材の上面または下面のいずれか一方には、前記第1及び第2の案内レールが設けられ、前記第1及び第2の案内レールは互いに異なった高さ位置に配置されることを特徴とする被処理体の搬送機構である。
請求項3の発明は、被処理体を保持して搬送するための搬送機構において、回転可能になされた第1から第3の3本の回転軸と、前記第3の回転軸に取り付けられたベース部材と、前記ベース部材に取り付けられた第1及び第2の案内レールと、前記第1の案内レールに沿って移動する第1の移動体と、前記被処理体を保持するために前記第1の移動体に連結された第1の保持部材と、前記第1の回転軸に連結される第1のアームと、前記第1のアームの回転運動を前記第1の移動体の直線運動に変換する第1の運動方向変換機構と、前記第2の案内レールに沿って移動する第2の移動体と、前記被処理体を保持するために前記第2の移動体に連結された第2の保持部材と、前記第2の回転軸に連結される第2のアームと、前記第2のアームの回転運動を前記第2の移動体の直線運動に変換する第2の運動方向変換機構とを備え、前記第1の運動方向変換機構は、前記第1の移動体に設けられた第1の補助案内レールと、前記第1の補助案内レールに沿って移動可能に設けられると共に前記第1のアームの先端に回動自在に取り付けられた第1の補助移動体とよりなり、前記第2の運動方向変換機構は、前記第2の移動体に設けられた第2の補助案内レールと、前記第2の補助案内レールに沿って移動可能に設けられると共に前記第2のアームの先端に回動自在に取り付けられた第2の補助移動体とよりなることを特徴とする被処理体の搬送機構である
この場合、例えば請求項4に規定するように、前記第1及び第2の保持部材の先端には、前記被処理体を直接的に保持する第1及び第2のピックをそれぞれ有し、前記第1及び第2の保持部材の一方には、前記第1及び第2のピックを互いに実質的に同一水平レベルに位置させるための段部が形成されている。
【0012】
また、例えば請求項5に規定するように、前記第1及び第2の案内レールは、互いに所定の角度だけ異なった方向に向けられている。
また、例えば請求項6に規定するように前記第1及び第2の案内レールは、同一平面にあると仮定した場合に互いに交差するように配置される。これによれば、搬送機構の最小旋回半径を大きくすることなく、被処理体を保持する保持部材の移動距離を大きくすることができる。
また、例えば請求項7に規定するように、前記第1と第2の案内レールの開き角度を調整するための調整手段が設けられている
また、例えば請求項8に規定するように、前記第1と第2の補助案内レールは、前記第1と第2の案内レールに対してそれぞれ直交するように配置されている。
【0013】
また、例えば請求項9に規定するように、前記第1から第3の回転軸は、第3の回転軸に中に第1及び第2の回転軸が並列させて異軸構造で設けられている。
請求項10に係る発明は、被処理体を保持して搬送するための搬送機構において、回転可能になされた第1及び第2の回転軸と、前記第2の回転軸に取り付けられたベース部材と、前記ベース部材に取り付けられた案内レールと、前記案内レールに沿って移動する移動体と、前記被処理体を保持するために前記移動体に連結された保持部材と、前記第1の回転軸に連結されるアームと、前記アームの回転運動を前記移動体の直線運動に変換する運動方向変換機構とを備え、前記運動方向変換機構は、前記移動体に設けられ、且つ前記案内レールと略直交するように設けられた補助案内レールと、前記補助案内レールに沿って移動可能に設けられると共に前記アームの先端に回動自在に取り付けられた補助移動体とよりなることを特徴とする被処理体の搬送機構である。
従って、被処理体を保持する保持部材が進退動作を開始するとき、または停止するときには、保持部材の速度を小さくすることができ、且つ保持部材が進退動作中においては、その速度を速くすることができる。この結果、搬送のスループットを低下させることなく被処理体を安全確実に搬送することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る被処理体の搬送機構の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明の被処理体の搬送機構を設けた処理システムの一例を示す構成図、図2は本発明の被処理体の搬送機構を示す斜視図、図3は図2に示す搬送機構の上面図、図4は図2に示す搬送機構の下面図、図5は搬送機構の軸受構造を示す概略断面図、図6は搬送機構の動作を示す動作説明図である。
【0015】
まず、上記処理システムについて説明する。
図1に示すように、この処理システム2は、複数、例えば4つの処理室4A、4B、4C、4Dと、略六角形状の真空引き可能になされた共通搬送室6と、ロードロック機能を有する真空引き可能になされた第1及び第2ロードロック室8A、8Bと、細長い導入側搬送室10とを主に有している。
具体的には、略六角形状の上記共通搬送室6の4辺に上記各処理室4A〜4Dが接合され、他側の2つの辺に、上記第1及び第2ロードロック室8A、8Bがそれぞれ接合される。そして、この第1及び第2ロードロック室8A、8Bに、上記導入側搬送室10が共通に接続される。
【0016】
上記共通搬送室6と上記4つの各処理室4A〜4Dとの間及び上記共通搬送室6と上記第1及び第2ロードロック室8A、8Bとの間は、それぞれ気密に開閉可能になされたゲートバルブGが介在して接合されて、クラスタツール化されており、必要に応じて共通搬送室6内と連通可能になされている。また、上記第1及び第2各ロードロック室8A、8Bと上記導入側搬送室10との間にも、それぞれ気密に開閉可能になされたゲートバルブGが介在されている。
【0017】
上記4つの処理室4A〜4D内には、それぞれ被処理体としての半導体ウエハを載置するサセプタ12A〜12Dが設けられており、被処理体である半導体ウエハWに対して同種の、或いは異種の処理を施すようになっている。そして、この共通搬送室6内においては、上記2つの各ロードロック室8A、8B及び4つの各処理室4A〜4Dにアクセスできる位置に、進退及び旋回可能になされた第2搬送機構14が設けられており、これは2つのピック14A、14Bを有しており、このピック14A、14Bにウエハを保持して一度に2枚のウエハを取り扱うことができるようになっている。尚、この第2搬送機構14の詳しい構造については後述する。
【0018】
上記導入側搬送室10は、横長の箱体により形成されており、この横長の一側には、被処理体である半導体ウエハを導入するための1つ乃至複数の、図示例では3つの搬入口16が設けられ、各搬入口16には、開閉可能になされた開閉ドア21が設けられる。そして、この各搬入口16に対応させて、導入ポート18A、18B、18Cがそれぞれ設けられ、ここにそれぞれ1つずつカセット容器20を載置できるようになっている。各カセット容器20には、複数枚、例えば25枚のウエハWを等ピッチで多段に載置して収容できるようになっている。
【0019】
この導入側搬送室10内には、ウエハWをその長手方向に沿って搬送するための導入側搬送機構である第1搬送機構22が設けられる。この第1搬送機構22は、導入側搬送室10内を長さ方向に沿って延びるように設けた案内レール24上にスライド移動可能に支持されている。この案内レール24には、移動機構として例えばエンコーダを有するリニアモータが内蔵されており、このリニアモータを駆動することにより上記第1搬送機構22は案内レール24に沿って移動することになる。
【0020】
また、上記第1搬送機構22は、上下2段に配置された2つの多関節アーム32、34を有している。この各多関節アーム32、34の先端にはそれぞれ2股状になされたピック22A、22Bを取り付けており、このピック22A、22B上にそれぞれウエハWを直接的に保持するようになっている。従って、各多関節アーム32、34は、この中心より半径方向へ屈伸自在及び昇降自在になされており、また、各多関節アーム32、34の屈伸動作は個別に制御可能になされている。上記多関節アーム32、34の各回転軸は、それぞれ基台36に対して同軸状に回転可能に連結されており、例えば基台36に対する旋回方向へ一体的に回転できるようになっている。尚、ここで上記多関節アーム32、34は2つではなく、1つのみ設ける場合もある。
【0021】
また、導入側搬送室10の他端には、ウエハの位置合わせを行なうオリエンタ26が設けられ、更に、導入側搬送室10の長手方向の途中には、前記2つのロードロック室8A、8Bがそれぞれ開閉可能になされた前記ゲートバルブGを介して設けられる。
上記オリエンタ26は、回転台28を有しており、この上にウエハWを載置した状態で回転するようになっている。この回転台28の外周には、ウエハWの周縁部を検出するための光学センサ30が設けられ、これによりウエハWの位置決め切り欠き、例えばノッチやオリエンテーションフラットの位置方向やウエハWの中心の位置ずれ量を検出できるようになっている。
【0022】
また、上記第1及び第2ロードロック室8A、8B内には、ウエハWを一時的に載置するためにウエハ径よりも小さい直径の載置台38A、38Bがそれぞれ設置されている。そして、この処理システム2の動作全体の制御、例えば各搬送機構14、22やオリエンタ26等の動作制御は、例えばマイクロコンピュータ等よりなる制御部40により行われる。
【0023】
次に、図2〜図6も参照して、上記共通搬送室6内に設けた第2搬送機構14について説明する。
まず、この第2搬送機構14は、図5に示すように、共通搬送室6の底板6Aに形成した取付孔に気密状態で設けた3つの回転軸50、52、54によって動作される。これらの3つの回転軸50、52、54は、例えば特開平11−198070号公報等にも開示されているように、各回転中心が同一となるように3軸同軸構造になされており、その中心より外側に向けて最内周回転軸(第1の回転軸)50、中間回転軸(第3の回転軸)52、最外周回転軸(第2の回転軸)54として順次同軸状に構成される。そして、同軸状に隣り合う回転軸50、52、54間及び最外周回転軸52と底板6Aの取付孔区画面との間には、それぞれ軸受56が介設されており、各回転軸50、52、54をそれぞれ個別に回転自在としている。
【0024】
また、各回転軸50、52、54の下部は、上記底板6AにOリング等のシール部材58を介して取付られたケーシング60により気密に囲まれている。そして、上記各回転軸50、52、54の下部と、ケーシング60の内壁との間には、ロータとステータとよりなる例えばステップモータのような駆動モータ62、64、66がそれぞれ設けられており、各回転軸50、52、54を正逆回転し得るようになっている。
【0025】
図2乃至図4に戻って、この第2搬送機構14は、前述したようにウエハを直接的に保持する2つのピック14A、14Bを有している。具体的には、まず、この第2搬送機構14は、略V字形状に成形された板状のベース部材68を有しており、このベース部材68は、水平状態になるように中間回転軸(第3の回転軸)52に取り付け固定され、旋回可能になされている(図5参照)。尚、ここで”第1〜第3の回転軸”の用語は、回転軸の配列位置を示すものではなく、単に3つの回転軸を形式的に区別するために用いている。上記ベース部材68のV字形状は、例えばその開き角度が60度程度に設定されている。この開き角度は、第2の搬送機構14の回転中心に対する隣接された処理室4A〜4D同士の取り付け方向及び第1と第2のロードロック室8A、8Bの取り付け方向の開き角度と同一になるように設定されている。
【0026】
そして、図3にも示すようにこのベース部材68の上面の一側には、第1の案内レール70Aが直線状に設けられており、この第1の案内レール70Aにはこのレールに沿って移動可能に第1の移動体72Aが外れないように嵌装されている。
そして、この第1の移動体72Aの上面側には、L字状に成形されて、先端側が上記第1の案内レール70Aと略平行になるようになされた第1の保持部材74Aが取り付け固定されている。そして、この第1の保持部材74Aの先端部に上記一方のピック14Aが取り付けられている。
【0027】
また、上記第1の保持部材74Aの基部側には、第1の運動方向変換機構76Aが設けられている。そして、上記最内周回転軸(第1回転軸)50には、その基部側を連結させて第1のアーム78Aが取り付けられており、この第1のアーム78Aの先端部は上記第1の運動方向変換機構76Aに連結されて、この第1のアーム78Aの回転運動を上記第1の移動体72Aの直線運動に変換するようになっている。具体的には、この第1の運動方向変換機構76Aは、上記第1の保持部材74Aの基端部、すなわち第1の移動体72A側に取り付けた短い第1の補助案内レール80Aと、この第1の補助案内レール80Aに沿って移動可能に外れないように嵌装させて設けられた第1の補助移動体82Aとよりなり、上記第1のアーム78Aの先端部が、上記第1の補助移動体82Aの上部に回転軸84Aを介して回転自在に取り付けられている。この場合、上記第1の補助案内レール80Aは、この下部の第1の案内レール70Aに対して平面的に見て略直交するように配置されている。
【0028】
このように構成することにより、上記最内周回転軸50を回転して第1のアーム78Aを正逆方向へ旋回することにより、上記第1の運動方向変換機構76Aの第1の補助移動体82Aが第1の補助案内レール80A上をスライド移動し、この時、この下部の第1の移動体72Aは第1の案内レール70Aに沿ってスライド移動するので、第1の保持部材74Aの先端に設けたピック14Aは、上記第1の案内レール70Aに沿って前進及び後退することになる。
ここで他方のピック14Bに対しても、ベース部材68の下面側(裏面側)に全く同様な構成で取り付けられている。
【0029】
そして、図4にも示すように上記ベース部材68の下面(裏面)の他側には、第2の案内レール70Bが直線状に設けられており、この第2の案内レール70Bにはこのレールに沿って移動可能に第2の移動体72Bが外れないように嵌装されている。
そして、この第2の移動体72Bの上面側(図2では下面側)には、L字状に成形されて、先端側が上記第2の案内レール70Bと略平行になるようになされた第2の保持部材74Bが取り付け固定されている。そして、この第2の保持部材74Bの先端部に上記他方のピック14Bが取り付けられている。
【0030】
また、上記第2の保持部材74Bの基部側には、第2の運動方向変換機構76Bが設けられている。そして、上記最外周回転軸(第2回転軸)54には、その基部側を連結させて第2のアーム78Bが取り付けられており、この第2のアーム78Bの先端部は上記第2の運動方向変換機構76Bに連結されて、この第2のアーム78Bの回転運動を上記第2の移動体72Bの直線運動に変換するようになっている。具体的には、この第2の運動方向変換機構76Bは、上記第2の保持部74Bの基端部、すなわち第2の移動体72B側に取り付けた短い第2の補助案内レール80Bと、この第2の補助案内レール80Bに沿って移動可能に外れないように嵌装させて設けられた第2の補助移動体82Bとよりなり、上記第2のアーム78Bの先端部が、上記第2の補助移動体82Bの上部(図2では下部)に回転軸84Bを介して回転自在に取り付けられている。この場合、上記第2の補助案内レール80Bは、この下部の第2の案内レール70Bに対して平面的に見て略直交するように配置されている。
【0031】
このように構成することにより、上記最外周回転軸54を回転して第2のアーム78Bを正逆方向へ旋回することにより、上記第2の運動方向変換機構76Bの第2の補助移動体82Bが第2の補助案内レール80B上をスライド移動し、この時、この下部の第2の移動体72Bは第2の案内レール70Bに沿ってスライド移動するので、第2の保持部材74Bの先端に設けたピック14Bは、上記第2の案内レール70Bに沿って前進及び後退することになる。
【0032】
ここで第2の保持部材74Bは、第1の保持部材74Aとは異なり、この第2の保持部材74Bの長手方向の途中には、これを2つに切断して両者を上下に高さを異ならせて接続した段部86が設けられており、これにより、両ピック14A、14Bを互いに実質的に同一水平レベルになるようにしている。尚、この段部86を第2の保持部材74Bではなく、第1の保持部材74Aに設けるようにしてもよい。尚、図3及び図4から分かるように、第1、第2の案内レール70A、70Bは、それらが同一平面にあると仮定したならば、それらは交差するように配置されている。従って、搬送機構の最小旋回半径を大きくすることなく、被処理体を保持する保持部材の移動距離を大きくすることができる。
【0033】
次に、以上のように構成された本実施例の動作について説明する。
まず、図1に示すように、3つの導入ポート18A〜18Cの内のいずれかの導入ポートに設置されたカセット容器20内からは、第1の搬送機構22を用いて未処理の半導体ウエハWが取り出され、このウエハWはオリエンタ26に搬送されてここで位置合わせが行われる。
この位置合わせ後のウエハWは、再度、第1の搬送機構22に保持されて、第1及び第2のロードロック室8A、8Bの内のいずれか一方のロードロック室へ搬入される。このロードロック室内のウエハWは、共通搬送室6内に設けた本発明に係る第2の搬送機構14を用いて予め真空状態になされている共通搬送室6内に取り込まれ、そして、このウエハWは、4つの処理室4A〜4Dの内の所定の処理室内に搬入されてこのウエハWに対して所定の処理が行われる。このウエハWを処理室内へ搬入する際には、一般的には、先に処理室内に搬入されて処理済みになっている処理済みウエハと未処理ウエハとの置き換えが行われる。このようにして、ウエハWは、上記第2の搬送機構14を用いて必要に応じて順次他の処理室へ搬送され、その都度、所定の処理が行われる。そして、全ての処理が完了したウエハWは2つのロードロック室8A、8Bの内のいずれか一方のロードロック室を介して、元のカセット容器20内に戻されることになる。
【0034】
次に、上記第2の搬送機構14の動作について図2〜図6も参照して詳しく説明する。
また、第2の搬送機構14の特定のピックが特定の方向、例えば特定の処理室やロードロック室に向くように方向付けする場合には、この中間回転軸52を回転することによってベース部材68を旋回させて、特定のピック、例えばピック14Aをその方向に向ける(図6(A)参照)。この際、両ピック14A、14Bを、これらの旋回方向以外の方向に対する静止状態を維持するためには、最内周回転軸50及び最外周回転軸54も上記中間回転軸52と同期させて周方向に回転する。
【0035】
そして、この状態で第1のピック14Aを進退させるには、最内周回転軸50を正逆回転して第1のアーム78Aを正逆方向へ旋回することにより、第1の運動変換機構76Aの第1の補助移動体82Aが第1の補助案内レール80A上をスライド移動し、この時、第1の移動体72Aは第1の案内レール70Aに沿ってスライド移動するので、第1の保持部材74Aの先端に設けたピック14Aは、第1の案内レール70Aに沿って前進及び後退することになる。このようにして、各処理室4A〜4D内や第1及び第2のロードロック室8A、8B内に対してウエハWの搬出入を行うことができる(図6(B)及び図6(C)参照)。
【0036】
また、他方のピック14Bに対しては、最外周回転軸54を正逆回転することにより、上述したと同様にピック14Bを進退させることができる。従って、処理室内のウエハWの置き換えをする場合には、一方の空のピック、例えばピック14Aで処理済みのウエハを受け取り、その後、ベース部材68を60度旋回し、他方のピック14Bに保持している未処理のウエハを処理室内に搬入するように動作する。
ここで、両ピック14A、14Bは略同一水平レベルに設定されているので、第2の搬送機構14の全体を昇降させる昇降機構を設けることなく、ウエハWの搬出入を行うことが可能となる。尚、ここで略同一水平レベルとは、処理室内等に設けられるウエハWを受け渡しするためのリフタピン(図示せず)によって吸収することができる高さの差分は同一水平レベルに含まれるものとする。
【0037】
また、ウエハの置き換え時には、ベース部材68を60度程度だけ旋回すればよいので、従来機構の場合よりもその旋回角度が少なくて済み、その分、置き換え操作を迅速に行うことができる。更には、両ピック14A、14Bの開き角度、すなわち進退方向は、隣り合う2つの処理室同士の設置方向にそれぞれ向けられているので、必要な場合には、同時に2つのピック14A、14Bを進退させて両処理室に対して同時にアクセスすることもできる。
尚、この両ピック14A、14Bの開き角度は60度に限定されず、0〜180度の任意の開き角度で設定してもよいが、いずれにしても両ピック14A、14BのウエハWが互いに干渉しないように設定する。
【0038】
また、ベース部材68に対する上記第1及び第2の案内レール70A、70Bの取り付け位置を調整する調整手段を設けて両ピック14A、14Bの開き角度を調整するようにしてもよく、これによれば取り付ける共通搬送室6の平面形状の角数に対応させて両ピック14A、14Bの開き角度を調整することができる。
また、上記第1及び第2の案内レール70A、70B及び第1及び第2の補助案内レール80A、80Bの各スライド面にはパーティクルが発生し難い、例えばフッ素樹脂等の被膜を形成するのが好ましい。
【0039】
また、上記実施例では、中間回転軸52のベース部材68を取り付け、最内周回転軸50に第1のアーム78Aを取り付け、最外周回転軸54に第2のアーム78Bを取り付けるようにしたが、これに限定されず、例えば図7に示すように構成してもよい。図7は各回転軸と第1及び第2のアーム及びベース部材との取り付け状態の変形例を示す構成図である。すなわち、最外周回転軸54にベース部材68を取り付け、最内周回転軸50に第1のアーム78Aを取り付け、中間回転軸52に第2のアーム78Bを取り付けるようにしてもよい。
【0040】
この場合には、第1の案内レール70Aは、上記ベース部材68の一側から起立させた第1の脚部90Aを介して取り付けられる。また、第2の案内レール70Bは、上記ベース部材68の他側から起立させた第2の脚部90Bを介して取り付けられる。ここでこの第2の脚部の高さ(長さ)は上記第1の脚部の高さ(長さ)とは異ならせてあり、第1及び第2の案内レール70A、70B同士が干渉しないようになっている。他の部分の構成は図2〜図5において説明したと同様である。ここでは、第1の回転軸は最内周回転軸50となり、第2の回転軸は最外周回転軸54となり、第3の回転軸は中間回転軸52となる。
【0041】
この場合には、最も大きな回転トルクが負荷されるベース部材68が取り付けられる回転軸を、3つの回転軸50、52、54の内の直径が最も大きな最外周回転軸54としたので、図5に示す構造の搬送機構よりも、その回転動作の安定性を向上させることができる。この場合、第2の案内レール70Bを第2の脚部90Bに取り付ける代りに、これをベース部材68に取り付けてもよい。
また、上記各実施例の場合には、3つの回転軸50、52、54が3軸同軸構造になされている場合を例にとって説明したが、これに限定されず、例えば図8に示すような軸構造に本発明を適用してもよい。
図8は異なる軸構造の一例を示す概略断面図である。すなわち、図8に示すように、共通搬送室6の底板6Aに支持部材90を設け、この底板6Aと支持部材90とで、直径の一番大きな内部が中空状の大口径回転軸92を、軸受94を介して回転自在に設ける。
【0042】
そして、上記大口径の回転軸92内を挿通させるように並列させて2本の回転軸96、98をそれぞれ軸受100、102を介して回転自在に設ける。これにより、2つの回転軸96、98は、異軸構造で並列されることになる。
そして、各回転軸92、96、98の下方は、シール部材58を介して設けたケーシング60により気密に覆われることになる。尚、図示例では駆動モータの記載は省略している。
この場合には、大口径回転軸92が第3の回転軸となって、これにベース部材68(図7参照)が取り付けられる。そして、2つの回転軸96、98が例えば第1及び第2回転軸となって、それらに第1のアーム78A及び第2のアーム78Bがそれぞれ取り付けられることになる。
【0043】
また、上記各実施例では、第2の搬送機構14全体は、水平方向へは移動できない構造となっているが、この第2の搬送機構14に水平移動機構を設けてこの全体を水平方向(X軸方向)へ移動できるようにしてもよい。
また、上記した第2の搬送機構14を、ここでは真空引き可能になされた共通搬送室6内に設けたが、これに限定されず、大気圧雰囲気の搬送室に設けてもよいし、或いは前述した水平移動機構を伴って、導入側搬送室10に設けるようにしてもよい。
また、ここでは被処理体として半導体ウエハを例にとって説明したが、これに限定されず、ガラス基板、LCD基板等の場合にも本発明を適用できるのは勿論である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の被処理体の搬送機構によれば次のように優れた作用効果を発揮することができる。
旋回可能になされたベース部材に、第1及び第2の案内レールをそれぞれ設け、これらの案内レールに沿って移動する第1及び第2の移動体に被処理体を保持する第1及び第2の保持部材をそれぞれ設け、第1及び第2の回転軸の回転運動を直線運動に変換して上記各保持部材を直線移動させるようにしたので、被処理体の交換作業等の搬送操作を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被処理体の搬送機構を設けた処理システムの一例を示す構成図である。
【図2】本発明の被処理体の搬送機構を示す斜視図である。
【図3】図2に示す搬送機構の上面図である。
【図4】図2に示す搬送機構の下面図である。
【図5】搬送機構の軸受構造を示す概略断面図である。
【図6】搬送機構の動作を示す動作説明図である。
【図7】各回転軸と第1及び第2のアーム及びベース部材との取り付け状態の変形例を示す構成図である。
【図8】異なる軸構造の一例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
2 処理システム
4A〜4D 処理室
6 共通搬送室(搬送室)
8A,8B ロードロック室
10 導入側搬送室(搬送室)
14 第2搬送機構
14A,14B ピック
22 第1搬送機構
50,52,54 回転軸
68 ベース部材
70A 第1の案内レール
70B 第2の案内レール
72A 第1の移動体
72B 第2の移動体
74A 第1の保持部材
74B 第2の保持部材
76A 第1の運動方向変換機構
76B 第2の運動方向変換機構
78A 第1のアーム
78B 第2のアーム
80A 第1の補助レール
80B 第2の補助レール
82A 第1の補助移動体
82B 第2の補助移動体
86 段部
90A 第1の脚部
90B 第2の脚部
W 半導体ウエハ(被処理体)

Claims (10)

  1. 被処理体を保持して搬送するための搬送機構において、
    回転可能になされた第1から第3の3本の回転軸と、
    前記第3の回転軸に取り付けられたベース部材と、
    前記ベース部材に取り付けられた第1及び第2の案内レールと、
    前記第1の案内レールに沿って移動する第1の移動体と、
    前記被処理体を保持するために前記第1の移動体に連結された第1の保持部材と、
    前記第1の回転軸に連結される第1のアームと、
    前記第1のアームの回転運動を前記第1の移動体の直線運動に変換する第1の運動方向変換機構と、
    前記第2の案内レールに沿って移動する第2の移動体と、
    前記被処理体を保持するために前記第2の移動体に連結された第2の保持部材と、
    前記第2の回転軸に連結される第2のアームと、
    前記第2のアームの回転運動を前記第2の移動体の直線運動に変換する第2の運動方向変換機構とを備え、
    前記ベース部材の上面には前記第1の案内レールが設けられ、下面には前記第2の案内レールが設けられることを特徴とする被処理体の搬送機構。
  2. 被処理体を保持して搬送するための搬送機構において、
    回転可能になされた第1から第3の3本の回転軸と、
    前記第3の回転軸に取り付けられたベース部材と、
    前記ベース部材に取り付けられた第1及び第2の案内レールと、
    前記第1の案内レールに沿って移動する第1の移動体と、
    前記被処理体を保持するために前記第1の移動体に連結された第1の保持部材と、
    前記第1の回転軸に連結される第1のアームと、
    前記第1のアームの回転運動を前記第1の移動体の直線運動に変換する第1の運動方向変換機構と、
    前記第2の案内レールに沿って移動する第2の移動体と、
    前記被処理体を保持するために前記第2の移動体に連結された第2の保持部材と、
    前記第2の回転軸に連結される第2のアームと、
    前記第2のアームの回転運動を前記第2の移動体の直線運動に変換する第2の運動方向変換機構とを備え、
    前記ベース部材の上面または下面のいずれか一方には、前記第1及び第2の案内レールが設けられ、前記第1及び第2の案内レールは互いに異なった高さ位置に配置されることを特徴とする被処理体の搬送機構。
  3. 被処理体を保持して搬送するための搬送機構において、
    回転可能になされた第1から第3の3本の回転軸と、
    前記第3の回転軸に取り付けられたベース部材と、
    前記ベース部材に取り付けられた第1及び第2の案内レールと、
    前記第1の案内レールに沿って移動する第1の移動体と、
    前記被処理体を保持するために前記第1の移動体に連結された第1の保持部材と、
    前記第1の回転軸に連結される第1のアームと、
    前記第1のアームの回転運動を前記第1の移動体の直線運動に変換する第1の運動方向変換機構と、
    前記第2の案内レールに沿って移動する第2の移動体と、
    前記被処理体を保持するために前記第2の移動体に連結された第2の保持部材と、
    前記第2の回転軸に連結される第2のアームと、
    前記第2のアームの回転運動を前記第2の移動体の直線運動に変換する第2の運動方向変換機構とを備え、
    前記第1の運動方向変換機構は、
    前記第1の移動体に設けられた第1の補助案内レールと、
    前記第1の補助案内レールに沿って移動可能に設けられると共に前記第1のアームの先端に回動自在に取り付けられた第1の補助移動体とよりなり、
    前記第2の運動方向変換機構は、
    前記第2の移動体に設けられた第2の補助案内レールと、
    前記第2の補助案内レールに沿って移動可能に設けられると共に前記第2のアームの先端に回動自在に取り付けられた第2の補助移動体とよりなることを特徴とする被処理体の搬送機構。
  4. 前記第1及び第2の保持部材の先端には、前記被処理体を直接的に保持する第1及び第2のピックをそれぞれ有し、前記第1及び第2の保持部材の一方には、前記第1及び第2のピックを互いに実質的に同一水平レベルに位置させるための段部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の被処理体の搬送機構。
  5. 前記第1及び第2の案内レールは、互いに所定の角度だけ異なった方向に向けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の被処理体の搬送機構。
  6. 前記第1及び第2の案内レールは、同一平面にあると仮定した場合に互いに交差するように配置されることを特徴とする請求項5記載の被処理体の搬送機構。
  7. 前記第1と第2の案内レールの開き角度を調整するための調整手段が設けられていることを特徴とする請求項5又は6記載の被処理体の搬送機構。
  8. 前記第1と第2の補助案内レールは、前記第1と第2の案内レールに対してそれぞれ直交するように配置されていることを特徴とする請求項3記載の被処理体の搬送機構。
  9. 前記第1から第3の回転軸は、第3の回転軸に中に第1及び第2の回転軸が並列させて異軸構造で設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の被処理体の搬送機構。
  10. 被処理体を保持して搬送するための搬送機構において、
    回転可能になされた第1及び第2の回転軸と、
    前記第2の回転軸に取り付けられたベース部材と、
    前記ベース部材に取り付けられた案内レールと、
    前記案内レールに沿って移動する移動体と、
    前記被処理体を保持するために前記移動体に連結された保持部材と、
    前記第1の回転軸に連結されるアームと、
    前記アームの回転運動を前記移動体の直線運動に変換する運動方向変換機構とを備え、
    前記運動方向変換機構は、
    前記移動体に設けられ、且つ前記案内レールと略直交するように設けられた補助案内レールと、
    前記補助案内レールに沿って移動可能に設けられると共に前記アームの先端に回動自在に取り付けられた補助移動体とよりなることを特徴とする被処理体の搬送機構。
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