JPH0883917A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0883917A
JPH0883917A JP21983094A JP21983094A JPH0883917A JP H0883917 A JPH0883917 A JP H0883917A JP 21983094 A JP21983094 A JP 21983094A JP 21983094 A JP21983094 A JP 21983094A JP H0883917 A JPH0883917 A JP H0883917A
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JP
Japan
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concentration impurity
impurity layer
film
conductivity type
silicon film
Prior art date
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Pending
Application number
JP21983094A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Nishiwaki
克彦 西脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0883917A publication Critical patent/JPH0883917A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 半導体基板11上に設ける絶縁膜13上に、
アモルファスシリコン膜を結晶化して得られる多結晶化
シリコン膜17を設け、多結晶化シリコン膜17に設け
るフッ素を含む第1導電型の低濃度不純物層19と、第
1導電型の高濃度不純物層21と、第2導電型の高濃度
不純物層23を備える。 【効果】 アモルファスシリコン膜を結晶化して得られ
る多結晶化シリコン膜を用いることによって、結晶粒径
を大きく成長でき結晶粒界数を低減できる。さらにま
た、多結晶化シリコン膜中にフッ素を導入することによ
り、結晶粒界に存在するダングリングボンドをこのフッ
素により終端することができ、結晶粒界を安定化でき
る。これらの結果、粒界で発生するリーク電流を低減で
き、良好なダイオード特性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の構造に関
し、とくに半導体基板上の絶縁膜を介して設けるダイオ
ードの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体基板上の絶縁膜を介して設
ける多結晶シリコン膜からなるダイオードの構造を、図
5の断面図を用いて説明する。
【0003】図5に示すように、半導体基板11上に絶
縁膜13を設ける。この絶縁膜13上に多結晶シリコン
膜25を設ける。
【0004】さらに多結晶シリコン膜25に第1導電型
の高濃度不純物層21と、第2導電型の高濃度不純物層
23とを設けることによりダイオードを有する半導体装
置を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この図5を用いて説明
したダイオードにおいては、第1導電型の高濃度不純物
層21と第2導電型の高濃度不純物層23との境界領域
でのリーク電流が大きくなり、充分なダイオード特性が
得られない。
【0006】この原因は従来の半導体装置では、多結晶
シリコン膜25を用いているため、多結晶シリコン膜2
5の膜形成時において安定な結晶が形成されている。こ
の安定な結晶構造を有する多結晶シリコン膜25に熱処
理を加えても、結晶成長しにくく、結晶粒界が多数存在
する。
【0007】さらに第1導電型の高濃度不純物層21と
第2導電型の高濃度不純物層23との境界において、こ
の結晶粒界が多数存在するため結晶粒界を介したリーク
電流が多量に発生し、ダイオード特性を示さない。
【0008】本発明の目的は、上記の課題を解決して、
リーク電流を低減した良好なダイオード特性を有する半
導体装置の構造を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置は、下記記載の手段を採用す
る。
【0010】本発明の半導体装置は、半導体基板上に酸
化シリコン膜からなる絶縁膜を介して設ける第1導電型
の高濃度不純物層と第1導電型の低濃度不純物層と第2
導電型の高濃度不純物層とを備え、第1導電型の低濃度
不純物層は多結晶化シリコン膜からなりハロゲンを含む
ことを特徴とする。
【0011】本発明の半導体装置は、半導体基板上に酸
化シリコン膜からなる絶縁膜を介して設ける第1導電型
の高濃度不純物層と第1導電型の低濃度不純物層と第2
導電型の高濃度不純物層とを備え、第1導電型の低濃度
不純物層は多結晶化シリコン膜からなりフッ素を含むこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の半導体装置は、アモルファスシリコン
膜を結晶化した多結晶化シリコン膜を第1導電型の低濃
度不純物層として用いている。このため従来の多結晶シ
リコン膜の結晶粒径と比較して、本発明の第1導電型の
低濃度不純物層は3倍程度大結晶化しており、結晶粒界
数を低減することができる。
【0013】さらに、この多結晶化シリコン膜中にフッ
素を導入することにより、結晶粒界に存在するダングリ
ングボンドを、このフッ素により終端し安定化させる。
これらのことにより、結晶粒界でのリーク電流を低減す
ることができる。その結果、リーク電流を低減すること
が可能となり、特性が良好なダイオード特性を得ること
ができる。
【0014】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例における半
導体装置を説明する。図3の断面図を用いて本発明の半
導体装置の構造を説明する。
【0015】図3に示すように、半導体基板11に二酸
化シリコン膜からなる絶縁膜13を設け、絶縁膜13上
にアモルファスシリコン膜を結晶化する多結晶化シリコ
ン膜17を設ける。
【0016】そして、多結晶化シリコン膜17にフッ素
を含む第1導電型の低濃度不純物層19を設ける。さら
に、多結晶化シリコン膜17に第1導電型の高濃度不純
物層21と第2導電型の高濃度不純物層23を設けるこ
とによりダイオードを有する半導体装置とする。
【0017】図3に示すように、本発明の半導体装置
は、アモルファスシリコン膜15を結晶化した多結晶化
シリコン膜17を用いている。このため図5に示す従来
の多結晶シリコン膜25の結晶粒径と比較して、本発明
の多結晶化シリコン膜17の結晶粒径は3倍程度大結晶
化しており、結晶粒界数の低減ができる。
【0018】さらに、この多結晶化シリコン膜17中に
フッ素を導入することにより、結晶粒界に存在するダン
グリングボンドをこのフッ素により終端し安定化させ
る。これらのことにより、結晶粒界でのリーク電流を低
減することができる。
【0019】その結果、本発明のダイオードにおいて
は、リーク電流を低減した良好なダイオード特性を得る
ことが可能となる。
【0020】つぎにこの図3に示す半導体装置の構造を
形成するための製造方法を、図1から図3の断面図を用
いて簡単に説明する。
【0021】まず図1に示すように、半導体基板11を
温度1000℃で酸化処理して、二酸化シリコン膜から
なる絶縁膜13を形成する。
【0022】その後、温度540℃でモノシランを反応
ガスとして用いる化学気相成長法により、膜厚が450
nmのアモルファスシリコン膜15を形成する。
【0023】その後、図2に示すように、アモルファス
シリコン膜15を窒素雰囲気中で、温度1000℃、時
間30分の条件で結晶化を行なことにより多結晶化シリ
コン膜17を形成する。
【0024】このアモルファスシリコン膜15を結晶化
処理して形成した多結晶化シリコン膜17に、二フッ化
ボロン(BF2 )を1×1013atoms/cm-2程度
のイオン注入量でイオン注入法により導入し、第1導電
型の低濃度不純物層19を形成する。
【0025】その後、窒素雰囲気中で、温度1000
℃、時間30分の条件で熱処理を行なうことにより結晶
粒界にフッ素を拡散させる。
【0026】つづいて図3に示すように、多結晶化シリ
コン膜17の上に感光性樹脂(図示せず)を回転塗布法
により全面に形成し、所定のフォトマスクを用いて感
光、現像処理を行ない、感光性樹脂をダイオードを形成
する島状にパターニングする。
【0027】この多結晶化シリコン膜17のエッチング
は、反応性イオンエッチング装置を用い、エッチングガ
スとして六フッ化硫黄と酸素との混合ガスを用いて行な
う。その後、エッチングマスクに用いた感光性樹脂を除
去する。
【0028】つづいて多結晶化シリコン膜17上に感光
性樹脂(図示せず)を回転塗布法により全面に形成す
る。その後、所定のフォトマスクを用いて感光、現像処
理を行ない、感光性樹脂を第1導電型の高濃度不純物層
21の形成領域が開口するようにパターニングする。
【0029】その後、第1導電型の高濃度不純物層21
を形成するためイオン注入法によりボロンをイオン注入
量として、3×1015atoms/cm-2程度の条件で
行なう。その後、イオン注入に用いた感光性樹脂を除去
する。
【0030】つづいて多結晶化シリコン膜17上に感光
性樹脂(図示せず)を回転塗布法により全面に形成す
る。その後、所定のフォトマスクを用いて感光、現像処
理を行ない、感光性樹脂を第2導電型の高濃度不純物層
23の形成領域が開口するようにパターニングする。
【0031】その後、第2導電型の高濃度不純物層23
を形成するためのイオン注入法によりリンをイオン注入
量として、3×1015atoms/cm-2程度の条件で
行なう。その後、イオン注入に用いた感光性樹脂を除去
する。
【0032】その後の工程は図示しないが、リンとボロ
ンとを含む酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜を化学気
相成長法により形成し、さらに感光性樹脂をエッチング
マスクに用いて層間絶縁膜にコンタクトホールを形成
し、さらにシリコンと銅とを含むアルミニウムからなる
配線材料をスパッタリング法により形成し、感光性樹脂
をエッチングマスクに用いて配線材料をエッチングして
配線を形成して、ダイオードを有する半導体装置を得る
ことができる。
【0033】以上の実施例の説明では、第1導電型の低
濃度不純物層19にフッ素を導入する実施例で説明した
が、フッ素以外に塩素や臭素やヨウ素などのハロゲンを
導入してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の半導体装置の構造と製造方法とにおいて、アモルファ
スシリコン膜を結晶化した多結晶化シリコン膜を用い、
さらにこの多結晶化シリコン膜にフッ素の結晶粒界への
導入により、結晶粒界数の低減と結晶粒界で発生するリ
ーク電流の低減が可能となる。
【0035】本発明の半導体装置と従来の半導体装置の
ダイオード特性を図4のグラフに示す。本発明の特性を
実線27に示し、従来の特性を破線29に示す。図4に
示すように、従来と比較して本発明の半導体装置は良好
なダイオード特性が得られ、また、逆バイアス印加時の
リーク電流が1/100程度となる。この結果、従来の
半導体装置より、良好な特性を有するダイオードを有す
る半導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における半導体装置を示す断面
図である。
【図2】本発明の実施例における半導体装置を示す断面
図である。
【図3】本発明の実施例における半導体装置を示す断面
図である。
【図4】本発明と従来例における半導体装置のダイオー
ド特性を対比して示すグラフである。
【図5】従来例における半導体装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11 半導体基板 13 絶縁膜 17 多結晶化シリコン膜 19 第1導電型の低濃度不純物層 21 第1導電型の高濃度不純物層 23 第2導電型の高濃度不純物層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に酸化シリコン膜からなる
    絶縁膜を介して設ける第1導電型の高濃度不純物層と第
    1導電型の低濃度不純物層と第2導電型の高濃度不純物
    層とを備え、第1導電型の低濃度不純物層は多結晶化シ
    リコン膜からなりハロゲンを含むことを特徴とする半導
    体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に酸化シリコン膜からなる
    絶縁膜を介して設ける第1導電型の高濃度不純物層と第
    1導電型の低濃度不純物層と第2導電型の高濃度不純物
    層とを備え、第1導電型の低濃度不純物層は多結晶化シ
    リコン膜からなりフッ素を含むことを特徴とする半導体
    装置。
JP21983094A 1994-09-14 1994-09-14 半導体装置 Pending JPH0883917A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8114722B2 (en) 2007-08-24 2012-02-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Manufacturing method of semiconductor device

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