JPH0880704A - ドライブシャフト - Google Patents

ドライブシャフト

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Publication number
JPH0880704A
JPH0880704A JP21716994A JP21716994A JPH0880704A JP H0880704 A JPH0880704 A JP H0880704A JP 21716994 A JP21716994 A JP 21716994A JP 21716994 A JP21716994 A JP 21716994A JP H0880704 A JPH0880704 A JP H0880704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
velocity joint
shaft
constant velocity
type constant
coil spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21716994A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemi Tanaka
重美 田中
Sadanori Murai
禎紀 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP21716994A priority Critical patent/JPH0880704A/ja
Publication of JPH0880704A publication Critical patent/JPH0880704A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定式等速ジョイントのガタの軽減を図るこ
とができるドライブシャフトを提供する。 【構成】 シャフト1の一端部に摺動式等速ジョイント
10を接続し、他端部に固定式等速ジョイント20を接
続する。摺動式等速ジョイント10の外輪11の内部に
シャフト1を固定式等速ジョイント20に向けて押圧す
るコイルスプリング30を組込み、そのシャフト1の軸
方向の移動によって固定式等速ジョイント20のガタの
軽減を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のドライブシ
ャフトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、FF車や4WD車のフロント用
ドライブシャフトにおいては、図4に示すように、シャ
フト40のディファレンシャル41側の端部とタイヤホ
イール42側の端部とに等速ジョイント43、44が取
付けられている。
【0003】ディファレンシャル41側の等速ジョイン
ト43には、トリポードジョイント等の摺動式等速ジョ
イントが用いられ、一方、タイヤホイール42側の等速
ジョイント44にはボールフィクストジョイント等の折
れ角が大きくとれる固定式等速ジョイントが用いられ
る。
【0004】ここで、固定式等速ジョイントの外輪と保
持器および保持器と内輪の嵌合面間等においてガタが存
在すると、騒音、振動が発生して乗り心地性が悪くなる
所謂NVH発生の起因となる場合がある。そのガタを低
減させるため、固定式等速ジョイントにおいては、その
ジョイントを構成する部品を部品間のすきまが小さくな
る組み合わせとし、かつ、内輪とシャフトのセレーショ
ン嵌合は圧入による嵌合を採用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、部品間
のすきまが小さくなる組み合わせや、セレション嵌合に
圧入を採用したとしても、固定式等速ジョイントのガタ
を皆無にすることは不可能である。また、等速ジョイン
トの作動時の摩耗によってガタが生じ、そのガタによっ
てNVHが発生するおそれがある。
【0006】この発明の課題は、固定式等速ジョイント
のガタの低減を図り、NVHの発生を抑制することを技
術的課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、シャフトの一端部に摺動式
等速ジョイントを接続し、他端部に固定式等速ジョイン
トを接続したドライブシャフトにおいて、前記摺動式等
速ジョイントの外輪の内部に前記シャフトを固定式等速
ジョイントに向けて押圧するコイルスプリングを組込ん
だ構成を採用している。
【0008】そして、シャフトが角度をとって回転する
場合においても、そのシャフトを軸方向に確実に押圧す
るため、シャフトの一端に球面を形成し、その球面をコ
イルスプリングの他端部に固定した球面座で押圧する構
成を採用している。
【0009】また、摺動式等速ジョイントにおける外輪
の軸方向長さを変化させることなく有効長の長いコイル
スプリングが使用できるように、摺動式等速ジョイント
における外輪の閉塞端面に、上記コイルスプリングの一
端部が圧入される軸方向の嵌合孔を形成した構成を採用
している。
【0010】
【作用】上記のように、摺動式等速ジョイントの外輪の
内部にコイルスプリングを組込んでシャフトを固定式等
速ジョイントに向けて押圧することにより、固定式等速
ジョイントのガタの軽減を図ることができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。
【0012】図1に示すように、シャフト1の一端部に
は摺動式等速ジョイント10が接続され、また、他端部
には固定式等速ジョイント20が接続されている。
【0013】固定式等速ジョイント20は、外輪21
と、内輪22と、外輪21の球形内面に形成されたトラ
ック溝23と内輪22の球形外面に形成されたトラック
溝24間に組込まれて内輪22の回転を外輪21に伝達
するボール25およびそのボール25を保持する保持器
26とから成る。
【0014】シャフト1は内輪22に挿入され、セレー
ション27によって互に係合している。このセレーショ
ン27は圧入による嵌合とされてガタつきのない接続と
され、シャフト1に設けたフランジ28とシャフト1の
端部に取付けた止め輪29によって抜け止めされてい
る。
【0015】また、上記固定式等速ジョイント20にお
いては、外輪21と保持器26、および保持器26と内
輪22の組み合わせは、すきまを小さくする組み合わせ
とされているが、ガタを皆無とすることができず、その
ガタの存在によってNVHが発生するおそれがある。
【0016】図2は、前記摺動式等速ジョイントの詳細
を示す。この摺動式等速ジョイントは、外輪11の内径
面に軸方向の3本のトラック溝12を設け、トリポード
部材13に設けた3本の脚軸14にローラ15を回転自
在に取付け、そのローラ15を上記トラック溝12に沿
って移動自在としたトリポード等速ジョイントから成っ
ている。
【0017】トリポード部材13にはシャフト1の一端
部が挿入され、セレーション16により、互に連結され
ている。また、シャフト1に設けた肩部17と止め輪1
8とに抜け止めされている。
【0018】前記外輪11の閉塞端面には軸方向の嵌合
孔19が形成され、その嵌合孔19にコイルスプリング
30の一端部が圧入されている。コイルスプリング30
の他端部には、球面座31の背面に設けた突軸32に圧
入されている。
【0019】球面座31はシャフト1の一端に形成した
球面33に圧接され、シャフト1はコイルスプリング3
0によって固定式等速ジョイント20に向けて押圧され
ている。
【0020】上記のように、コイルスプリング30によ
ってシャフト1を固定式等速ジョイント20に向けて押
圧することにより、固定式等速ジョイント20のガタの
低減を図ることができ、NVHの発生を抑制することが
できる。
【0021】また、球面座31を介してシャフト1を押
圧したことにより、シャフト1が角度をとって回転する
場合においても、コイルスプリング30によってシャフ
ト1を軸方向に確実に押圧することができる。
【0022】ここで、コイルスプリング30一端部は嵌
合孔19に圧入され、また、他端部は球面座31の突軸
32に圧入されているため、ドライブシャフトを車両に
組み付ける以前の取扱い時に、トリポード部材13が外
方向に移動して球面座31からシャフト1の球面33が
離れた場合でも、コイルスプリング30および球面座3
1は、外輪11の中心線上に安定よく保持される。
【0023】このため、ドライブシャフトを車両に組み
付けることにより、シャフト1の球面33は球面座31
に圧接してコイルスプリング30を収縮させることにな
り、コイルスプリング30でシャフト1を確実に押すこ
とができる。
【0024】図3は、この発明の他の実施例を示す。こ
の実施例では、球面座31として薄鉄板のプレス成形品
を用いており、その球面座31の外周に形成された筒部
34の内側にコイルスプリング30の端部を圧入してい
る。
【0025】また、嵌合孔19および球面座31の筒部
34に対するコイルスプリング30の抜け力の向上を図
るため、コイルスプリング30の両端部における数巻き
の螺旋杆部30aを密着状態としている。
【0026】なお、実施例では、摺動式等速ジョイント
として、トリポード等速ジョイントを示したが、ダブル
オフセットジョイントであってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るドライブ
シャフトにおいては、摺動式等速ジョイントの外輪内部
にコイルスプリングを組込み、そのコイルスプリングで
シャフトを固定式等速ジョイントに向けて押圧するよう
にしたので、固定式等速ジョイントのガタの軽減を図
り、NVHの発生を抑制することができる。
【0028】また、コイルスプリングとシャフトの一端
に形成した球面との間に球面座を設けたことにより、シ
ャフトが角度をとった場合でも、そのシャフトを軸方向
に確実に押圧することができる。
【0029】さらに、摺動式等速ジョイントの外輪の閉
塞端面にコイルスプリングの一端部が圧入される嵌合孔
を形成したことにより、コイルスプリングの安定化を図
り、車両へのドライブシャフトの組み付け前の取扱いの
段階でコイルスプリングとシャフトの間に間隔が生じた
場合でも、ドライブシャフトの組み付けにより、シャフ
トを軸方向に押圧する状態に確実に戻すことができると
共に、有効長の長いコイルスプリングを用いることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るドライブシャフトの一実施例を
示す断面図
【図2】同上の摺動式等速ジョイントとシャフトの接続
部を示す断面図
【図3】同上の摺動式等速ジョイントとシャフトの接続
部の他の例を示す断面図
【図4】ドライブシャフトの組付け状態を示す概略図
【符号の説明】
1 シャフト 10 摺動式等速ジョイント 11 外輪 19 嵌合孔 20 固定式等速ジョイント 30 コイルスプリング 31 球面座 33 球面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトの一端部に摺動式等速ジョイン
    トを接続し、他端部に固定式等速ジョイントを接続した
    ドライブシャフトにおいて、前記摺動式等速ジョイント
    の外輪の内部に前記シャフトを固定式等速ジョイントに
    向けて押圧するコイルスプリングを組込んだことを特徴
    とするドライブシャフト。
  2. 【請求項2】 前記シャフトの一端に球面を形成し、そ
    の球面をコイルスプリングの他端部に固定した球面座で
    押圧することを特徴とする請求項1に記載のドライブシ
    ャフト。
  3. 【請求項3】 前記摺動式等速ジョイントにおける外輪
    の閉塞端面にコイルスプリングの一端部が圧入される軸
    方向の嵌合孔を形成した請求項1又は請求項2に記載の
    ドライブシャフト。
JP21716994A 1994-09-12 1994-09-12 ドライブシャフト Pending JPH0880704A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0968867A1 (de) * 1998-06-30 2000-01-05 Pankl R&D GmbH Halbachsenfixierung
JP2006213270A (ja) * 2005-02-07 2006-08-17 Ntn Corp 後輪用アクスルモジュール
JP2013036611A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Dr Ing Hcf Porsche Ag 自動車で使用される継手装置
DE102007015413B4 (de) * 2007-03-28 2016-08-18 Cp Autosport Gmbh Gelenk

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