JPH0879801A - 立体プロジェクタ装置 - Google Patents
立体プロジェクタ装置Info
- Publication number
- JPH0879801A JPH0879801A JP6230731A JP23073194A JPH0879801A JP H0879801 A JPH0879801 A JP H0879801A JP 6230731 A JP6230731 A JP 6230731A JP 23073194 A JP23073194 A JP 23073194A JP H0879801 A JPH0879801 A JP H0879801A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- eye
- filter
- screen
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 第１光学手段２８により、被写体の右目光像
及び左目光像をビデオ・カメラ１０の撮像部の夫々半分
に結像させる。画像発生器３４は、ビデオ・カメラから
の電気信号に応じて光像を再生する。第１偏光フィルタ
３８及び第２偏光フィルタ４０は、この画像発生器から
の光像の夫々半分を通過させて異なる第１方向及び第２
方向に偏光する。第３偏光フィルタ６０及び第４偏光フ
ィルタ６２は、レンズを挟んで夫々第１及び第２偏光フ
ィルタと対向して配置される。第２光学手段５８は、第
３及び第４偏光フィルタを通過した光像スクリーン上で
重ね合わせる。観察者は、第１方向の偏光フィルタで、
第２方向の偏光フィルタである眼鏡を介してスクリーン
を観察する。 【効果】 従来の安価なＮＴＳＣテレビジョン・カメラ
及びプロジェクタをそのまま使用して立体像表示がで
き、その際に、第２光学手段による不要な投影像の形成
を防止できる。
及び左目光像をビデオ・カメラ１０の撮像部の夫々半分
に結像させる。画像発生器３４は、ビデオ・カメラから
の電気信号に応じて光像を再生する。第１偏光フィルタ
３８及び第２偏光フィルタ４０は、この画像発生器から
の光像の夫々半分を通過させて異なる第１方向及び第２
方向に偏光する。第３偏光フィルタ６０及び第４偏光フ
ィルタ６２は、レンズを挟んで夫々第１及び第２偏光フ
ィルタと対向して配置される。第２光学手段５８は、第
３及び第４偏光フィルタを通過した光像スクリーン上で
重ね合わせる。観察者は、第１方向の偏光フィルタで、
第２方向の偏光フィルタである眼鏡を介してスクリーン
を観察する。 【効果】 従来の安価なＮＴＳＣテレビジョン・カメラ
及びプロジェクタをそのまま使用して立体像表示がで
き、その際に、第２光学手段による不要な投影像の形成
を防止できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、安価なハードウエアを
利用して立体表示が可能な立体プロジェクタ装置に関す
る。
利用して立体表示が可能な立体プロジェクタ装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】立体表示装置は、観察者の右目及び左目
の視差を利用して、観察者からの距離に応じてずれた右
目用光像及び左目用光像を表示スクリーン上に表示し、
画像がこの表示スクリーンから飛び出して、立体的に見
えるようにする装置である。この立体表示装置は、娯楽
や、種々の模擬設計などのバーチャル・リアリティに利
用されている。特に、立体プロジェクタ装置は、大きな
スクリーンに立体画像を表示するために、一度の多くの
観察者が観察でき、プレゼンテーションや教育現場に最
適である。
の視差を利用して、観察者からの距離に応じてずれた右
目用光像及び左目用光像を表示スクリーン上に表示し、
画像がこの表示スクリーンから飛び出して、立体的に見
えるようにする装置である。この立体表示装置は、娯楽
や、種々の模擬設計などのバーチャル・リアリティに利
用されている。特に、立体プロジェクタ装置は、大きな
スクリーンに立体画像を表示するために、一度の多くの
観察者が観察でき、プレゼンテーションや教育現場に最
適である。
【０００３】従来の立体プロジェクタ装置の１つ（第１
従来例）では、右目用ビデオ・カメラ及び左目用ビデオ
・カメラで撮影して得た右目画像及び左目画像信号や、
コンピュータで編集出力された右目画像及び左目画像信
号を、夫々専用の右目用プロジェクタ及び左目用プロジ
ェクタで再生し、これら再生画像スクリーン上で重なる
ようにしている。この際、右目用プロジェクタの光出力
及び左目用プロジェクタの光出力を、偏光角が９０度異
なる縦偏光フィルタ及び横偏光フィルタで夫々偏光す
る。よって、スクリーン上に表示された右目用光像は縦
偏光されており、左目用光像は横偏光されている。一
方、観察者は、一方の片目が縦偏光フィルタで、他方の
片目が横偏光フィルタである眼鏡を介してスクリーンを
観察するので、スクリーン上の右目用画像は、観察者の
右目のみで見え、左目用画像は観察者の左目のみで見
え、右目画像及び左目画像のずれに応じて、その奥行き
が異なって見える。よって、立体画像が観察される。
従来例）では、右目用ビデオ・カメラ及び左目用ビデオ
・カメラで撮影して得た右目画像及び左目画像信号や、
コンピュータで編集出力された右目画像及び左目画像信
号を、夫々専用の右目用プロジェクタ及び左目用プロジ
ェクタで再生し、これら再生画像スクリーン上で重なる
ようにしている。この際、右目用プロジェクタの光出力
及び左目用プロジェクタの光出力を、偏光角が９０度異
なる縦偏光フィルタ及び横偏光フィルタで夫々偏光す
る。よって、スクリーン上に表示された右目用光像は縦
偏光されており、左目用光像は横偏光されている。一
方、観察者は、一方の片目が縦偏光フィルタで、他方の
片目が横偏光フィルタである眼鏡を介してスクリーンを
観察するので、スクリーン上の右目用画像は、観察者の
右目のみで見え、左目用画像は観察者の左目のみで見
え、右目画像及び左目画像のずれに応じて、その奥行き
が異なって見える。よって、立体画像が観察される。
【０００４】また、別の従来の立体プロジェクタ装置
（第２従来例）では、１台のプロジェクタの光像出力端
に、偏光角の切り替え可能な可変偏光フィルタを設けて
いる。プロジェクタが、右目用光像及び左目用光像をＴ
Ｖ信号のフィールド（又はフレーム）毎に交互に発生す
る一方、この光像の切り替えに同期して、即ち、フィー
ルド（又はフレーム）毎に可変偏光フィルタの偏光角を
交互に切り替えている。よって、例えば、右目用光像が
縦偏光され、左目光像が横偏光されて、スクリーンに投
影される。第１従来例と同様の眼鏡を用いてスクリーン
を観察すると、立体表示を体験できる。この装置は、本
願出願人が、４１９０オプション３３型プロジェクショ
ン・システムとして製造販売している。
（第２従来例）では、１台のプロジェクタの光像出力端
に、偏光角の切り替え可能な可変偏光フィルタを設けて
いる。プロジェクタが、右目用光像及び左目用光像をＴ
Ｖ信号のフィールド（又はフレーム）毎に交互に発生す
る一方、この光像の切り替えに同期して、即ち、フィー
ルド（又はフレーム）毎に可変偏光フィルタの偏光角を
交互に切り替えている。よって、例えば、右目用光像が
縦偏光され、左目光像が横偏光されて、スクリーンに投
影される。第１従来例と同様の眼鏡を用いてスクリーン
を観察すると、立体表示を体験できる。この装置は、本
願出願人が、４１９０オプション３３型プロジェクショ
ン・システムとして製造販売している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】第１従来例では、２台
のビデオ・カメラ及び２台のプロジェクタが必要なた
め、その構成が高価となる。一方、第２従来例では、右
目画像及び左目画像が交互に表示されるために、単位時
間当たりのフィールド数が通常の２倍必要となり、立体
プロジェクタ装置の周波数帯域が広くなければならな
い。また、フィールド毎に偏光角の切り替え可能な偏光
フィルタが必要であり、第２従来例でも構成が高価にな
る。
のビデオ・カメラ及び２台のプロジェクタが必要なた
め、その構成が高価となる。一方、第２従来例では、右
目画像及び左目画像が交互に表示されるために、単位時
間当たりのフィールド数が通常の２倍必要となり、立体
プロジェクタ装置の周波数帯域が広くなければならな
い。また、フィールド毎に偏光角の切り替え可能な偏光
フィルタが必要であり、第２従来例でも構成が高価にな
る。
【０００６】したがって、本発明の目的は、安価な従来
装置を用いて実現できる立体プロジェクタ装置の提供に
ある。本発明の他の目的は、スクリーン上の不要な投影
像の形成を防止する立体プロジェクタ装置の提供にあ
る。
装置を用いて実現できる立体プロジェクタ装置の提供に
ある。本発明の他の目的は、スクリーン上の不要な投影
像の形成を防止する立体プロジェクタ装置の提供にあ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の立体プロジェク
タ装置では、第１光学手段により、被写体の右目光像を
ビデオ・カメラの撮像素子のほぼ半分に結像させると共
に、この被写体の左目光像をビデオ・カメラの撮像素子
の残りのほぼ半分に結像させる。画像発生器は、ビデオ
・カメラからの電気信号に応じて光像を再生する。第１
偏光フィルタは、この画像発生器からの光像のほぼ半分
を通過させて第１方向に偏光し、第２偏光フィルタは、
画像発生器からの光像の残りのほぼ半分を通過させて、
第１方向と異なる第２方向に偏光する。第３偏光フィル
タは、レンズを挟んで第１偏光フィルタと対向して配置
され、第１方向又は上記第２方向の一方に偏光し、第４
偏光フィルタは、レンズを挟んで第２偏光フィルタと対
向して配置され、第１方向又は上記第２方向の他方に偏
光する。第２光学手段は、第３偏光フィルタを通過した
光像及び上記第４偏光フィルタを通過した光像をスクリ
ーン上で重ね合わせる。観察者は、一方の片目が第１方
向の偏光フィルタで、他方の片目が第２方向の偏光フィ
ルタである眼鏡を介してスクリーンを観察する。
タ装置では、第１光学手段により、被写体の右目光像を
ビデオ・カメラの撮像素子のほぼ半分に結像させると共
に、この被写体の左目光像をビデオ・カメラの撮像素子
の残りのほぼ半分に結像させる。画像発生器は、ビデオ
・カメラからの電気信号に応じて光像を再生する。第１
偏光フィルタは、この画像発生器からの光像のほぼ半分
を通過させて第１方向に偏光し、第２偏光フィルタは、
画像発生器からの光像の残りのほぼ半分を通過させて、
第１方向と異なる第２方向に偏光する。第３偏光フィル
タは、レンズを挟んで第１偏光フィルタと対向して配置
され、第１方向又は上記第２方向の一方に偏光し、第４
偏光フィルタは、レンズを挟んで第２偏光フィルタと対
向して配置され、第１方向又は上記第２方向の他方に偏
光する。第２光学手段は、第３偏光フィルタを通過した
光像及び上記第４偏光フィルタを通過した光像をスクリ
ーン上で重ね合わせる。観察者は、一方の片目が第１方
向の偏光フィルタで、他方の片目が第２方向の偏光フィ
ルタである眼鏡を介してスクリーンを観察する。
【０００８】
【作用】本発明によれば、ビデオ・カメラの撮像部及び
画像発生器の画面を半分に分割して、右目画像及び左目
画像を割り当てているので、従来の安価なＮＴＳＣテレ
ビジョン・カメラ及びプロジェクタをそのまま使用して
立体像表示ができ、その際に、スクリーン上で右目画像
及び左目画像を重ねるための光学手段の性質による不要
な投影像の形成を防止できる。
画像発生器の画面を半分に分割して、右目画像及び左目
画像を割り当てているので、従来の安価なＮＴＳＣテレ
ビジョン・カメラ及びプロジェクタをそのまま使用して
立体像表示ができ、その際に、スクリーン上で右目画像
及び左目画像を重ねるための光学手段の性質による不要
な投影像の形成を防止できる。
【０００９】
【実施例】図１は、本発明の好適な実施例の概略図であ
る。ビデオ・カメラ１０は、従来形式の通常のＮＴＳＣ
カメラであり、例えば、ソニー株式会社製ＤＸＣ−９３
０型ビデオ・カメラを利用できる。このビデオ・カメラ
１０のレンズの前には、カメラ・アダプタ１２が取り付
けられる。アダプタ１２は、開口１６及び１８が設けら
れた匡体１４と、匡体１４内に収容された反射鏡２０、
２２、２４及び２６から成る第１光学手段２８とを含
む。第１光学手段２８は、被写体の右目光像をビデオ・
カメラ１０内の撮像素子のほぼ半分に結像させると共
に、被写体の左目光像をビデオ・カメラ１０内の同じ撮
像素子の残りのほぼ半分に結像させる。このため、開口
１６は被写体からの右目用光像が通過させ、開口１８は
同一の被写体からの左目用光像を通過させる。開口１６
及び１８間の距離は、人間の標準的な右目及び左目の間
隔を考量して決定する。なお、ビデオ・カメラ１０の撮
像素子は、例えば、ＣＣＤ撮像素子である。
る。ビデオ・カメラ１０は、従来形式の通常のＮＴＳＣ
カメラであり、例えば、ソニー株式会社製ＤＸＣ−９３
０型ビデオ・カメラを利用できる。このビデオ・カメラ
１０のレンズの前には、カメラ・アダプタ１２が取り付
けられる。アダプタ１２は、開口１６及び１８が設けら
れた匡体１４と、匡体１４内に収容された反射鏡２０、
２２、２４及び２６から成る第１光学手段２８とを含
む。第１光学手段２８は、被写体の右目光像をビデオ・
カメラ１０内の撮像素子のほぼ半分に結像させると共
に、被写体の左目光像をビデオ・カメラ１０内の同じ撮
像素子の残りのほぼ半分に結像させる。このため、開口
１６は被写体からの右目用光像が通過させ、開口１８は
同一の被写体からの左目用光像を通過させる。開口１６
及び１８間の距離は、人間の標準的な右目及び左目の間
隔を考量して決定する。なお、ビデオ・カメラ１０の撮
像素子は、例えば、ＣＣＤ撮像素子である。
【００１０】開口１６からの光は、反射鏡２０及び２２
に反射されて、ビデオ・カメラ１０に入射する。同様
に、開口１８からの光も、反射鏡２４及び２６に反射さ
れて、ビデオ・カメラ１０に入射する。カメラ１０に入
射した光は、カメラ１０内のレンズを介して撮像素子に
結像される。
に反射されて、ビデオ・カメラ１０に入射する。同様
に、開口１８からの光も、反射鏡２４及び２６に反射さ
れて、ビデオ・カメラ１０に入射する。カメラ１０に入
射した光は、カメラ１０内のレンズを介して撮像素子に
結像される。
【００１１】ビデオ・カメラ１０の撮像素子が光像を受
けるので、その出力電気信号（ビデオ信号）は、１フィ
ールド内に右目画像と左目画像とは分割されて割り当て
られている。なお、ビデオ・カメラ１０は、インターレ
ース方式であっても、非インターレース方式であっても
よい。ビデオ・カメラ１０からのビデオ信号は、必要に
応じて、録画再生装置であるビデオ・テープ・レコーダ
（ＶＴＲ）３０に録画される。このＶＴＲ３０も、特別
な仕様を必要とせず、通常のＶＴＲをそのまま使用でき
る。
けるので、その出力電気信号（ビデオ信号）は、１フィ
ールド内に右目画像と左目画像とは分割されて割り当て
られている。なお、ビデオ・カメラ１０は、インターレ
ース方式であっても、非インターレース方式であっても
よい。ビデオ・カメラ１０からのビデオ信号は、必要に
応じて、録画再生装置であるビデオ・テープ・レコーダ
（ＶＴＲ）３０に録画される。このＶＴＲ３０も、特別
な仕様を必要とせず、通常のＶＴＲをそのまま使用でき
る。
【００１２】ビデオ・カメラ１０からの直接のビデオ信
号、又はＶＴＲ３０から再生されたビデオ信号をプロジ
ェクタ３２に供給する。このプロジェクタ３２は、陰極
線管又は液晶表示装置及びバックライトの組み合わせか
ら成る画像発生器３４及び出力レンズ３６を有し、右目
光像及び左目光像を出力する。プロジェクタ３２は、更
に、画像発生器３４の出力面の右半分の直前に配置さ
れ、右目光像を通過させる第１偏光フィルタ３８と、左
半分の直前に配置され、左目光像を通過させる第２偏光
フィルタ４０とを有する。第１偏光フィルタ３８は右目
光像を、第１方向、例えば縦に（垂直方向）に偏光し、
第２偏光フィルタ４０は左目光像を第２方向、例えば横
（水平方向）に偏光する。
号、又はＶＴＲ３０から再生されたビデオ信号をプロジ
ェクタ３２に供給する。このプロジェクタ３２は、陰極
線管又は液晶表示装置及びバックライトの組み合わせか
ら成る画像発生器３４及び出力レンズ３６を有し、右目
光像及び左目光像を出力する。プロジェクタ３２は、更
に、画像発生器３４の出力面の右半分の直前に配置さ
れ、右目光像を通過させる第１偏光フィルタ３８と、左
半分の直前に配置され、左目光像を通過させる第２偏光
フィルタ４０とを有する。第１偏光フィルタ３８は右目
光像を、第１方向、例えば縦に（垂直方向）に偏光し、
第２偏光フィルタ４０は左目光像を第２方向、例えば横
（水平方向）に偏光する。
【００１３】プロジェクタ３２の出力レンズ３６側に
は、プロジェクタ・アダプタ４２を取り付ける。このア
ダプタ４２は、開口４６及び４８が設けられた匡体４４
と、匡体４４内に収容された反射鏡５０、５２、５４及
び５６から成る第２光学手段５８を含む。匡体４４は匡
体１４と、第２光学手段５８は第１光学手段２８と同一
構成であり、反射鏡５０、５２、５４及び５６は、反射
鏡２０、２２、２４及び２６に相当する。ただし、第２
光学手段５８では、光の進行方向が第１光学手段と反対
である。アダプタ４２は、更に、アダプタ４２をプロジ
ェクタ３２に取り付けた状態で出力レンズ３６を挟ん
で、第１偏光フィルタ３８に対向する第３偏光フィルタ
６０と、第２偏光フィルタ４０に対向する第４偏光フィ
ルタ６２を有する。第３偏光フィルタ６０及び第４偏光
フィルタ６２の偏光方向は、第２偏光フィルタ４０及び
第１偏光フィルタ３８の偏光方向と夫々同じである。ア
ダプタ４２の前方には、画像発生器３４から発生される
光像が投影されるスクリーン６４が配置される。
は、プロジェクタ・アダプタ４２を取り付ける。このア
ダプタ４２は、開口４６及び４８が設けられた匡体４４
と、匡体４４内に収容された反射鏡５０、５２、５４及
び５６から成る第２光学手段５８を含む。匡体４４は匡
体１４と、第２光学手段５８は第１光学手段２８と同一
構成であり、反射鏡５０、５２、５４及び５６は、反射
鏡２０、２２、２４及び２６に相当する。ただし、第２
光学手段５８では、光の進行方向が第１光学手段と反対
である。アダプタ４２は、更に、アダプタ４２をプロジ
ェクタ３２に取り付けた状態で出力レンズ３６を挟ん
で、第１偏光フィルタ３８に対向する第３偏光フィルタ
６０と、第２偏光フィルタ４０に対向する第４偏光フィ
ルタ６２を有する。第３偏光フィルタ６０及び第４偏光
フィルタ６２の偏光方向は、第２偏光フィルタ４０及び
第１偏光フィルタ３８の偏光方向と夫々同じである。ア
ダプタ４２の前方には、画像発生器３４から発生される
光像が投影されるスクリーン６４が配置される。
【００１４】図２は、プロジェクタ３２及びアダプタ４
２の動作を説明するための図である。画像発生器３４か
ら発生される右目光像及び左目光像を矢印で示す。左目
光像からの光線は第２偏光フィルタ４０で第２方向に偏
光される。偏光された左目光像の光線のうちレンズ３６
を介して第３偏光フィルタ６０に達する光線はこのフィ
ルタ６０を通過し、反射鏡５２及び５０で反射されてス
クリーン６４上に投影像６６を形成する。一方、左目光
像の光線のうち第４偏光フィルタ６２に達する光線は、
このフィルタ６２により遮断される。もし、このフィル
タ６２が存在しなければ、左目光像の光線は点線で示す
様に進行し、スクリーン６４上に不要な投影像６８が形
成されることになる。したがって、第４偏光フィルタ６
２は、左目光像の不要な投影像６８の形成を防止する。
投影像６６及び６８は同様の像であるので、いずれを採
用してもよい。第３及び第４偏光フィルタ６０及び６２
の偏光方向を反対にすれば、投影像６８がスクリーン６
４上に形成される。
２の動作を説明するための図である。画像発生器３４か
ら発生される右目光像及び左目光像を矢印で示す。左目
光像からの光線は第２偏光フィルタ４０で第２方向に偏
光される。偏光された左目光像の光線のうちレンズ３６
を介して第３偏光フィルタ６０に達する光線はこのフィ
ルタ６０を通過し、反射鏡５２及び５０で反射されてス
クリーン６４上に投影像６６を形成する。一方、左目光
像の光線のうち第４偏光フィルタ６２に達する光線は、
このフィルタ６２により遮断される。もし、このフィル
タ６２が存在しなければ、左目光像の光線は点線で示す
様に進行し、スクリーン６４上に不要な投影像６８が形
成されることになる。したがって、第４偏光フィルタ６
２は、左目光像の不要な投影像６８の形成を防止する。
投影像６６及び６８は同様の像であるので、いずれを採
用してもよい。第３及び第４偏光フィルタ６０及び６２
の偏光方向を反対にすれば、投影像６８がスクリーン６
４上に形成される。
【００１５】図示を省略するが、右目光像に関しても同
様に、右目光像の光線のうち第４偏光フィルタ６２に達
する光線は、このフィルタ６２を通過して、反射鏡５６
及び５４で反射されて、スクリーン６４上に投影像が形
成される。右目光像の光線のうち第３偏光フィルタ６０
に達する光線は、このフィルタ６０により遮断されるの
で、右目光像の不要な投影像の形成は防止される。反射
鏡５０〜５６の角度を調整することにより、右目及び左
目の投影像をスクリーン６４上で重ね合わせる。
様に、右目光像の光線のうち第４偏光フィルタ６２に達
する光線は、このフィルタ６２を通過して、反射鏡５６
及び５４で反射されて、スクリーン６４上に投影像が形
成される。右目光像の光線のうち第３偏光フィルタ６０
に達する光線は、このフィルタ６０により遮断されるの
で、右目光像の不要な投影像の形成は防止される。反射
鏡５０〜５６の角度を調整することにより、右目及び左
目の投影像をスクリーン６４上で重ね合わせる。
【００１６】観察者は、一方の片目が第１方向の偏光フ
ィルタで、他方の片目が第２方向の偏光フィルタである
眼鏡７０を介してスクリーン６４を観察することによ
り、右目では右目光像のみを観察し、左目では左目光像
のみを観察するので、スクリーン６４上の投影像を立体
的に観察できる。
ィルタで、他方の片目が第２方向の偏光フィルタである
眼鏡７０を介してスクリーン６４を観察することによ
り、右目では右目光像のみを観察し、左目では左目光像
のみを観察するので、スクリーン６４上の投影像を立体
的に観察できる。
【００１７】上述は、本発明の好適な実施例についての
説明であり、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変
更及び変形が可能である。例えば、第１及び第２光学手
段に反射鏡を用いているが、プリズムを用いて同じ作用
を達成してもよい。この様なプリズムとして、株式会社
ケンコー製特殊効果用フィルタ「バリミラージュ」を使
用できる。また、直線偏光フィルタについて説明した
が、λ／４位相差板及び直線偏光フィルタを組み合わせ
た円偏光フィルタを用いてもよい。画像信号発生手段と
して、第１光学手段及びビデオ・カメラを用いる代わり
に、コンピュータを用いて、１フレームの画像のほぼ半
分に右目画像を有し、残りのほぼ半分に左目画像を有す
る画像信号を発生してもよい。この場合、元の画像は、
ビデオ・カメラで録画したものを用い、特殊効果装置と
してのコンピュータで加工してもよい。また、コンピュ
ータ・グラフィック装置を用いて、元の画像自体を作成
してもよい。
説明であり、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変
更及び変形が可能である。例えば、第１及び第２光学手
段に反射鏡を用いているが、プリズムを用いて同じ作用
を達成してもよい。この様なプリズムとして、株式会社
ケンコー製特殊効果用フィルタ「バリミラージュ」を使
用できる。また、直線偏光フィルタについて説明した
が、λ／４位相差板及び直線偏光フィルタを組み合わせ
た円偏光フィルタを用いてもよい。画像信号発生手段と
して、第１光学手段及びビデオ・カメラを用いる代わり
に、コンピュータを用いて、１フレームの画像のほぼ半
分に右目画像を有し、残りのほぼ半分に左目画像を有す
る画像信号を発生してもよい。この場合、元の画像は、
ビデオ・カメラで録画したものを用い、特殊効果装置と
してのコンピュータで加工してもよい。また、コンピュ
ータ・グラフィック装置を用いて、元の画像自体を作成
してもよい。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、ビデオ・カメラの撮像
部及び画像発生器の画面を半分に分割して、右目画像及
び左目画像を割り当ているので、従来の安価なＮＴＳＣ
テレビジョン・カメラ及びプロジェクタをそのまま使用
して立体像表示ができ、その際に、スクリーン上で右目
画像及び左目画像を重ねるための光学手段の性質による
不要な投影像の形成を防止できる。
部及び画像発生器の画面を半分に分割して、右目画像及
び左目画像を割り当ているので、従来の安価なＮＴＳＣ
テレビジョン・カメラ及びプロジェクタをそのまま使用
して立体像表示ができ、その際に、スクリーン上で右目
画像及び左目画像を重ねるための光学手段の性質による
不要な投影像の形成を防止できる。
【図１】本発明の好適な実施例を説明する図である。
【図２】本発明の好適な実施例の動作を説明する図であ
る。
る。
１０ ビデオ・カメラ ２８ 第１光学手段 ３０ 録画再生装置 ３２ プロジェクタ ３４ 画像発生器 ３６ レンズ ３８ 第１偏光フィルタ ４０ 第２偏光フィルタ ５８ 第２光学手段 ６０ 第３偏光フィルタ ６２ 第４偏光フィルタ ６４ スクリーン ７０ 眼鏡
Claims (2)
- 【請求項１】 光像を電気信号に変換するビデオ・カメ
ラと、 被写体の右目光像を上記ビデオ・カメラの撮像素子のほ
ぼ半分に結像させると共に、上記被写体の左目光像を上
記ビデオ・カメラの撮像素子の残りのほぼ半分に結像さ
せる第１光学手段と、 上記ビデオ・カメラからの電気信号に応じて光像を再生
する画像発生器と、 該画像発生器からの光像のほぼ半分を通過させて第１方
向に偏光する第１偏光フィルタと、 上記画像発生器からの光像の残りのほぼ半分を通過させ
て、上記第１方向と異なる第２方向に偏光する第２偏光
フィルタと、 上記第１及び第２偏光フィルタの前に配置されたレンズ
と、 該レンズを挟んで上記第１偏光フィルタと対向して配置
され、上記第１方向又は上記第２方向の一方に偏光する
第３偏光フィルタと、 上記レンズを挟んで上記第２偏光フィルタと対向して配
置され、上記第１方向又は上記第２方向の他方に偏光す
る第４偏光フィルタと、 スクリーンと、 上記第３偏光フィルタを通過した光像及び上記第４偏光
フィルタを通過した光像を上記スクリーン上で重ね合わ
せる第２光学手段とを具え、 観察者は、一方の片目が上記第１方向の偏光フィルタ
で、他方の片目が上記第２方向の偏光フィルタである眼
鏡を介して上記スクリーンを観察することを特徴とする
立体プロジェクタ装置。 - 【請求項２】 １フレームの画像のほぼ半分に右目画像
を有し、残りのほぼ半分に左目画像を有する画像信号を
発生する画像信号発生手段と、 該画像信号発生手段からの画像信号に応じて光像を再生
する画像発生器と、 該画像発生器からの光像のほぼ半分を通過させて第１方
向に偏光する第１偏光フィルタと、 上記画像発生器からの光像の残りのほぼ半分を通過させ
て、上記第１方向と異なる第２方向に偏光する第２偏光
フィルタと、 上記第１及び第２偏光フィルタの前に配置されたレンズ
と、 該レンズを挟んで上記第１偏光フィルタと対向して配置
され、上記第１方向又は上記第２方向の一方に偏光する
第３偏光フィルタと、 上記レンズを挟んで上記第２偏光フィルタと対向して配
置され、上記第１方向又は上記第２方向の他方に偏光す
る第４偏光フィルタと、 スクリーンと、 上記第３偏光フィルタを通過した光像及び上記第４偏光
フィルタを通過した光像を上記スクリーン上で重ね合わ
せる第２光学手段とを具え、 観察者は、一方の片目が上記第１方向の偏光フィルタ
で、他方の片目が上記第２方向の偏光フィルタである眼
鏡を介して上記スクリーンを観察することを特徴とする
立体プロジェクタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6230731A JPH0879801A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 立体プロジェクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6230731A JPH0879801A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 立体プロジェクタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0879801A true JPH0879801A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16912423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6230731A Pending JPH0879801A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 立体プロジェクタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0879801A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1317899C (zh) * | 2003-04-08 | 2007-05-23 | 索尼株式会社 | 图像拾取装置和立体图像产生装置 |
| JP2007271828A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Victor Co Of Japan Ltd | 立体画像投射装置 |
| JP2010124366A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Sony Corp | 画像信号処理装置、画像信号処理方法および画像投射装置 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP6230731A patent/JPH0879801A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1317899C (zh) * | 2003-04-08 | 2007-05-23 | 索尼株式会社 | 图像拾取装置和立体图像产生装置 |
| JP2007271828A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Victor Co Of Japan Ltd | 立体画像投射装置 |
| JP2010124366A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Sony Corp | 画像信号処理装置、画像信号処理方法および画像投射装置 |
| US8803946B2 (en) | 2008-11-21 | 2014-08-12 | Sony Corporation | Image signal processing device, method and projecting device for stereoscopic images |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0775137A (ja) | 立体映像用めがね | |
| WO2009004742A1 (ja) | 立体テレビジョンシステム及び立体テレビジョン受像機並びに立体映像観賞用メガネ | |
| KR20110114671A (ko) | 입체 영상 촬상 표시 시스템 | |
| JP4421662B2 (ja) | 立体映像撮像表示システム | |
| KR100354840B1 (ko) | 입체영상 취득을 위한 촬영기 및 촬영방법 | |
| JPH07504766A (ja) | ２組のスクリーンによる画像形成システム | |
| KR19990053446A (ko) | 다중 액정 슬리트를 이용한 3차원 입체 화상 생성 장치 | |
| JPH07284128A (ja) | 立体映像表示方法及びその装置 | |
| JPH09224265A (ja) | 立体視画像記録方法並びに装置 | |
| JPH0954375A (ja) | 立体視用液晶投写装置 | |
| JPH0879801A (ja) | 立体プロジェクタ装置 | |
| JPH0434512A (ja) | 映像表示装置 | |
| JP3543455B2 (ja) | ビデオカメラ装置 | |
| JP2994967B2 (ja) | 立体映像表示装置 | |
| JPH07288851A (ja) | 立体プロジェクタ装置 | |
| JPH05191838A (ja) | 三次元情報記録再生装置 | |
| JP3463960B2 (ja) | 立体画像表示装置 | |
| JP4103308B2 (ja) | 立体実写映像撮影提示システム | |
| US20230379596A1 (en) | Light field endoscope with look around capability | |
| JPH05103350A (ja) | 液晶立体プロジエクタ | |
| JP4496122B2 (ja) | 立体映像撮影再生装置 | |
| JPS60180291A (ja) | 立体ビデオ記録再生システム | |
| JP3142316B2 (ja) | 動画立体像表示装置 | |
| JPH0418893A (ja) | 立体表示装置 | |
| JPH0865714A (ja) | 立体プロジェクタ装置 |