JPH087687A - ワイヤハーネス用グロメット - Google Patents

ワイヤハーネス用グロメット

Info

Publication number
JPH087687A
JPH087687A JP6159408A JP15940894A JPH087687A JP H087687 A JPH087687 A JP H087687A JP 6159408 A JP6159408 A JP 6159408A JP 15940894 A JP15940894 A JP 15940894A JP H087687 A JPH087687 A JP H087687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waterproof
grommet
hole
wire harness
skirt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6159408A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Kito
俊治 鬼頭
Chigusa Ichio
千草 一尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP6159408A priority Critical patent/JPH087687A/ja
Publication of JPH087687A publication Critical patent/JPH087687A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Bodies (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤハーネス10の挿通管部4を上方に有
し、下端に防水リップ6を周設した弾性質のグロメット
主部2と、バーリング部9を有する貫通孔8への係止爪
5を設けた硬質短筒体の取着部材3との組合せからな
り、防水リップ6を貫通孔8の周縁に圧接して防水する
ワイヤハーネス用グロメット1において、貫通孔8部位
の防水性の向上安定を図る。 【構成】 グロメット主部2の防水リップ6の内側に、
環状の防水スカート14を一体に設けると共に、グロメ
ット主部2と取着部材3との正常な結合状態において、
防水スカート14の内側に接合する帯状の防水突部15
を、取着部材3の胴部16に周設し、防水突部15によ
る防水スカート14の拡径によって、防水スカート14
をバーリング部9の内周に圧接して防水状態になし、第
二シールポイント20を構成する構造が特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体・機器の隔板を貫
通して配設するワイヤハーネスに装着して、その隔板の
貫通孔部位に取り付け、ワイヤハーネスの配設姿勢を整
えて保持すると共に、その貫通部位の防水を図るのに使
用するワイヤハーネス用グロメットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネス用グロメット1は(図2
参照)、ワイヤハーネス10を防水状に通す挿通管部4
を上方に有し、下端周縁に防水リップ6を設けたゴム製
のグロメット主部2と、係止爪5を下端に設けた短筒状
硬質の取着部材3との組合せからなり、その取着部材3
とグロメット主部2を組合せ結合し、車体・機器の隔板
7の貫通孔8に、その係止爪5をかみ合せ係止して、貫
通孔8の周縁に取り付け固定し、挿通管部4に挿通した
ワイヤハーネス10を、貫通孔8に貫通させて保持する
と共に、貫通孔8の周縁に防水リップ6を圧接して、こ
の貫通孔8部位の防水を図る構造になっている。なお、
図中の11はグロメット主部2の結合凹部、12はその
結合凹部11に嵌める取着部材3の結合フランジであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来構造のワイ
ヤハーネス用グロメット1は、隔板7に圧接した防水リ
ップ6のみによって、貫通孔8部位の防水を図る構造が
基本であり、その防水リップ6はゴム質からなるので、
高温・寒冷の厳しい使用環境に曝される自動車用のもの
では、経時劣化して弾性を失い、防水性を次第に低下す
る傾向があり、さらに、配設状態のワイヤハーネス10
が外力を受けると(図2の(B)参照)、ワイヤハーネ
ス用グロメット1が、隔板7に対して傾き、防水リップ
6による圧接姿勢が崩れて、当該部位のシール不良を生
ずる難点がある。
【0004】そして、隔板7の板材を孔縁に沿って若干
量引き起こし、短筒状のバーリング部9を設けたバーリ
ング部つき貫通孔8の場合は、そのバーリング部9を成
形するときの不備によって、バーリング部9の孔中心線
18が隔板7の上面17に対して傾斜する不良形状のも
のを生ずることがあり、このような不良形状のバーリン
グ部つき貫通孔8に、ワイヤハーネス用グロメット1を
取り付けると、そのバーリング部9の形状に追従するワ
イヤハーネス用グロメット1は、隔板7に対して傾斜す
るので、防水リップ6の隔板7への一様な圧接が得難
く、同じく当該部位のシール不良を生ずる不具合があ
る。
【0005】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
るワイヤハーネス用グロメットを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のワイヤハーネス用グロメットは、「ワイヤハ
ーネスを挿通する挿通管部を上方に有し、下端周縁に、
車体・機器の隔板の貫通孔の周縁に圧接する防水リップ
を有する弾性質のグロメット主部と、バーリング部つき
貫通孔の孔縁に係止する係止爪を有し、前記グロメット
主部と結合する硬質短筒体の取着部材からなるワイヤハ
ーネス用グロメットにおいて、前記グロメット主部に、
前記バーリング部つき貫通孔への取り付け状態におい
て、前記バーリング部の内周に臨む防水スカートを環状
に設け、前記取着部材の胴部外周に、前記防水スカート
の内周に接して、該防水スカートを拡径状態になす防水
突部を周設し、前記防水突部によって拡径した前記防水
スカートを、前記バーリング部内周に圧接して防水状態
になす構造」になっている。
【0007】即ち、本発明のワイヤハーネス用グロメッ
トは、その防水スカートを貫通孔のバーリング部の内周
に圧接して防水状態になす防水機構を有するもので、こ
のバーリング部内周部位の防水を第二シールポイント、
貫通孔周縁の隔板に圧接する防水リップを第一シールポ
イントになす二重シール構造が特徴である。そして、そ
の第二シールポイントを構成する防水突部は、防水スカ
ートによる防水作用を一段と安定させるために、貫通孔
の挿入方向に幅を有する帯状にしたり、貫通孔への挿入
性を向上する意図で、その防水スカート、または、防水
スカートと防水突部を、貫通孔への挿入側の下端が最小
環形となって上方へ拡径するテーパー形状の態様が採択
される。
【0008】
【作用】以上の構成の本発明のワイヤハーネス用グロメ
ットは、前記の二重シール構造を有するので、従来の防
水リップのみによるものより、貫通孔部位の防水性が特
段に向上する。そして、その第二シールポイントを構成
する防水スカートは、バーリング部の内周に圧接して防
水するので、ワイヤハーネスに生じた外力によってワイ
ヤハーネス用グロメットが隔板に対して傾いたり、バー
リング部の形状不良によって、ワイヤハーネス用グロメ
ットが隔板に対して傾斜する取り付け状態の場合でも、
それ等の傾斜による圧接崩れの影響が、防水リップより
小さく(防水リップの環径より、防水スカートの環径が
小のため、傾斜によるバーリング部内周への圧接乱れ
は、防水リップの隔板への圧接乱れより少い)、この第
二シールポイントの防水作用は、前記の第一シールポイ
ントより有効となる。
【0009】さらに、前記の帯状の防水突部のものは、
バーリング部内周に接合する帯幅によって、前記の傾斜
による圧接崩れを吸収するので、第二シールポイントに
よる防水作用が一段と向上し安定する。
【0010】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。即
ち、本発明の一実施例を示す図1を参照して、ワイヤハ
ーネス10を防水状に挿通する挿通管部4を上方に有
し、下端周縁に防水リップ6を環状に設けたゴム製のグ
ロメット主部2と、係止爪5を下端外周に突設して、上
端の結合フランジ12を、グロメット主部2の結合凹部
11に嵌めて結合する樹脂製硬質短筒体の取着部材3か
らなり、その係止爪5を、車体の隔板7を打ち抜いて板
材を折り曲げた短小筒体のバーリング部9を孔周とする
貫通孔8に通して、そのバーリング部9の縁部に係止
し、防水リップ6を貫通孔8の周縁に圧接して防水状態
に取り付け固定するワイヤハーネス用グロメット1にお
いて、下記に詳述する第二シールポイント20が設けら
れている。
【0011】詳しくは、グロメット主部2の環状の防水
リップ6の内側には、防水リップ6と同心状の帯状環体
をなす防水スカート14が一体に周設されると共に、グ
ロメット主部2と取着部材3の正常な結合状態におい
て、この防水スカート14の内側に接合して、防水スカ
ート14を拡径姿勢になす帯状環体の防水突部15が、
取着部材3の胴部16の外周に隆設周設されている。
【0012】そして、この防水スカート14と防水突部
15は、ワイヤハーネス用グロメット1の係止爪5の部
分を貫通孔8に入れて、係止爪5をバーリング部9の孔
縁に係止して、ワイヤハーネス用グロメット1を、貫通
孔8に取り付けたとき、防水突部15に押されて拡径し
た防水スカート14が、バーリング部9の内周に圧接し
て防水状態を呈し、第二シールポイント20を構成する
構造になっている。
【0013】なお、この実施例の防水スカート14と防
水突部15は、貫通孔8への挿入方向に幅を有する帯状
をなすと共に、バーリング部9への挿入前端となる下端
が直径D1・D2の最小径にして、上端方向へ漸増径と
なるテーパー形状を有し、貫通孔8への挿入直前の防水
スカート14の下端径D3が、貫通孔8の直径より僅か
に小さく、その状態で押し込むと、漸増径の防水スカー
ト14がバーリング部9の内周に圧接され、所要の圧接
状態になる形状を有している。
【0014】以上の図1実施例のものは、前記の作用が
あり、防水リップ6による第一シールポイントと、防水
スカート14と防水突部15からなる第二シールポイン
ト20による二重シール構造を有するので、防水性が向
上し、ワイヤハーネス用グロメット1の隔板7に対する
姿勢崩れを生じても、必要な防水性が確保できる。そし
て、防水スカート14と防水突部15が前記のテーパー
形状を有するので、貫通孔8へ挿入し易く、その挿入の
ときに、防水スカート14が貫通孔8の孔縁と干渉して
めくれたりする不良現象発生のおそれがなく、貫通孔8
への円滑・的確な挿入着ができる。
【0015】
【発明の効果】以上の説明のとおり本発明のワイヤハー
ネス用グロメットは、車体・機器の隔板のバーリング部
つき貫通孔に取り付けるものにおいて、その貫通孔部位
の防水性を一段と向上安定し、グロメット性能の改良向
上を図る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例のワイヤハーネス用グロメット
を示し、図中の(A)はその構成部材の斜視図、図中の
(B)はその構成部材の正面断面図、図中の(C)はそ
の使用状態の正面断面図
【図2】従来のワイヤハーネス用グロメットを示し、図
中の(A)はその正面断面図、図中の(B)はその使用
状態の正面断面図
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス用グロメット 2 グロメット主部 3 取着部材 4 挿通管部 5 係止爪 7 隔板 8 貫通孔 9 バーリング部 10 ワイヤハーネス 14 防水スカート 15 防水突部 16 胴部 20 第二シールポイント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスを挿通する挿通管部を上
    方に有し、下端周縁に、車体・機器の隔板の貫通孔の周
    縁に圧接する防水リップを有する弾性質のグロメット主
    部と、バーリング部つき貫通孔の孔縁に係止する係止爪
    を有し、前記グロメット主部と結合する硬質短筒体の取
    着部材からなるワイヤハーネス用グロメットにおいて、
    前記グロメット主部に、前記バーリング部つき貫通孔へ
    の取り付け状態において、前記バーリング部の内周に臨
    む防水スカートを環状に設け、前記取着部材の胴部外周
    に、前記防水スカートの内周に接して、該防水スカート
    を拡径状態になす防水突部を周設し、前記防水突部によ
    って拡径した前記防水スカートを、前記バーリング部内
    周に圧接して防水状態になす構造を特徴とするワイヤハ
    ーネス用グロメット。
  2. 【請求項2】 防水突部が、貫通孔の挿入方向に幅を有
    する帯状をなす請求項1のワイヤハーネス用グロメッ
    ト。
  3. 【請求項3】 防水スカート、または、防水スカートと
    防水突部が、貫通孔の挿入方向の下端を最小環径となす
    テーパー形状を有する請求項1または請求項2のワイヤ
    ハーネス用グロメット。
JP6159408A 1994-06-17 1994-06-17 ワイヤハーネス用グロメット Pending JPH087687A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6159408A JPH087687A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 ワイヤハーネス用グロメット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6159408A JPH087687A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 ワイヤハーネス用グロメット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH087687A true JPH087687A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15693116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6159408A Pending JPH087687A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 ワイヤハーネス用グロメット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH087687A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100665328B1 (ko) * 2005-12-15 2007-01-09 삼성전기주식회사 압전 초음파 진동자의 구동 장치
CN100446132C (zh) * 2005-01-14 2008-12-24 Ls电线有限公司 高压复合绝缘子的制造方法
JP2010058657A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Denso Corp 車両用衝突検知装置
JP2013038981A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Sumitomo Wiring Syst Ltd グロメット
JP2013532935A (ja) * 2010-07-17 2013-08-19 ハルティング エレクトリック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト ケーブルストレインリリーフ部材
CN114498473A (zh) * 2020-10-28 2022-05-13 住友电装株式会社 护线套

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100446132C (zh) * 2005-01-14 2008-12-24 Ls电线有限公司 高压复合绝缘子的制造方法
KR100665328B1 (ko) * 2005-12-15 2007-01-09 삼성전기주식회사 압전 초음파 진동자의 구동 장치
JP2010058657A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Denso Corp 車両用衝突検知装置
JP2013532935A (ja) * 2010-07-17 2013-08-19 ハルティング エレクトリック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト ケーブルストレインリリーフ部材
JP2013038981A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Sumitomo Wiring Syst Ltd グロメット
CN114498473A (zh) * 2020-10-28 2022-05-13 住友电装株式会社 护线套

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5248154A (en) Bidirectional gasket
JPH087687A (ja) ワイヤハーネス用グロメット
JP3843288B2 (ja) 管継手
JPH0945444A (ja) ランプソケット用防水構造
JP3373095B2 (ja) グロメット
JP2003072599A (ja) 防水型クリップ
JPH07245031A (ja) ワイヤハーネス用グロメット
JP2999528B2 (ja) 空気ばね用防雪カバーおよびそれを用いた空気ばね
JP3480424B2 (ja) グロメット
JPH036984Y2 (ja)
JP2002070051A (ja) マンホール用可撓継手
JPH09259672A (ja) グロメット
JPH10255573A (ja) ワイヤハーネス用グロメット
JPH0628738Y2 (ja) ワイヤハーネスグロメット
JPH087688A (ja) ワイヤハーネス用グロメット
JPH1141756A (ja) グロメット
JPH03735Y2 (ja)
JPH1026106A (ja) ワイヤハーネス類固定用クランプ
JPH0214184B2 (ja)
JP3361668B2 (ja) グロメット
JP3487087B2 (ja) ウエザストリップの取付構造
JP4425498B2 (ja) マンホール耐震ジョイント
JP3194361B2 (ja) 水抜栓の外部操作部接続構造
JPH0225037Y2 (ja)
JPH087686A (ja) グロメット