JPH086681A - 省電力制御システム - Google Patents

省電力制御システム

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JPH086681A
JPH086681A JP7079151A JP7915195A JPH086681A JP H086681 A JPH086681 A JP H086681A JP 7079151 A JP7079151 A JP 7079151A JP 7915195 A JP7915195 A JP 7915195A JP H086681 A JPH086681 A JP H086681A
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power saving
saving control
cpu
power
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JP7079151A
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Inventor
Ryuichi Hattori
隆一 服部
Yukihiro Seki
行宏 関
Yasuhiro Hida
庸博 飛田
Atsushi Hara
原  敦
Toshihiko Ogura
敏彦 小倉
Koichi Okazawa
宏一 岡澤
Takashi Oeda
高 大枝
Makoto Sano
真 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチプロセッサ方式の情報処理装置に適用
される省電力制御システムに関し、全体的な動作の整合
性を損なわずに待機状態のシステムの消費電力が抑制さ
れるように、各々のCPUの状態遷移制御およびその動
作状態に応じた個別の省電力制御を行う。 【構成】 複数のCPUを備えるマルチプロセッサシス
テムにおいて、プロセッサバスを監視することで個々の
CPUの動作状態を検出するプロセッサバス監視部と、
システムの負荷状態を監視するシステム状態監視部とを
設ける。また、システム状態監視部からの通知に基づい
て個々のCPUによる消費電力を制御するシステム状態
制御部を設ける。キー入力待ちなどのために特定のCP
Uに対する負荷が少ない状態が続くと、そのことがプロ
セッサバス監視部などによってシステム状態制御部に通
知され、システム状態制御部はクロック切替え部に指令
して当該CPUへ供給するクロックを低い周波数に切り
替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は省電力制御システムに係
り、特に、マルチプロセッサ方式を採用している情報処
理装置に適用される省電力制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ノートブックタイプの小型パ
ソコンやワードプロセッサなどの情報処理装置において
は、内蔵バッテリーを使用した場合の動作時間を長くす
ることなどを目的として、例えば図24に示すような省
電力制御システムが採用されている。
【0003】図24は、従来の省電力制御システムの一
例を示すブロック図であり、特開平4−130510号
公報において開示されているものである。同図中、シス
テムバス11には、CPU7,キーボード3,キー入力
待ち判別手段1,ROM8,RAM9および出力装置1
0がそれぞれ接続されており、システムがキーボードか
らの入力待ち状態にあることを常時検出して、入力待ち
状態にある間はCPU1に与えるクロックを通常動作時
に比べて周波数の低いクロックに切り替えることによ
り、入力待ち状態中におけるシステムの消費電力を低減
させている。
【0004】すなわち、システムバス11に接続されて
いるキー入力待ち判別手段1は、RAM9に格納された
応用プログラムを実行中のCPU7がROM8に格納さ
れたキーセンス・ルーチンを呼びだしたときに、キー入
力待ち信号35をアクティブ状態とする。また、上記キ
ーセンスルーチンが連続して呼び出されている間、キー
入力待ち判別手段1は、キー入力信号12をアクティブ
状態に保持する。そして、キー入力信号12が所定の時
間以上連続してアクティブ状態であったとき、制御手段
2は、クロック切り替え信号13を切り替え手段4に対
して送出する。これに応じて、切り替え手段4は、高ク
ロック5および低クロック6のいずれかを切り替えてC
PU1に送出する。このように、消費電力を低減する方
法の一つとして、システムが待機状態にあることを検出
し、CPUの動作クロック周波数をより低い周波数に切
り替える方法が従来より知られている。また、最近の傾
向として、日経エレクトロニクス誌1993年9月13日号(No.590:
P103〜123)に記載のように、米国のエナジースタープ
ログラムなどにおいて商用電源で動作する一般の情報処
理機器においても、待機状態にあるときの消費電力を削
減することが求められつつある。
【0005】一方、小型情報処理機器の分野においても
複数個のCPUを搭載したマルチプロセッサシステムが
普及しつつある。一般的に、これらのマルチプロセッサ
システムにおいては、演算性能が高く消費電力の大きな
CPUが複数個搭載されることから、システム全体の消
費電力が大きくなってしまう。そこで、電源回路の小型
化を目的として、例えば図25に示すようなマルチプロ
セッサシステムにおける電源供給方式などが提案されて
いる。
【0006】図25は、従来のマルチプロセッサシステ
ムにおける電源供給方式の一例を示すブロック図であ
り、特開平4−155512号公報において開示されて
いるものである。同図中、主電源部21は、N個のプロ
セッサ221〜22Nに対し、各プロセッサに供給すべき
定格電圧V1のN倍の直流電圧NV1を供給している。そ
して、各プロセッサ221〜22Nには、定電圧回路23
1〜23Nがそれぞれ電圧V1を供給している。すなわ
ち、実装するプロセッサの数に応じて、定電圧回路の個
数と主電源部の電圧のみを変更することにより、電源装
置の構成を簡単にしている。このように、マルチプロセ
ッサシステムでは、システムを構成するプロセッサ数に
応じて消費電力が異なるため、プロセッサ数に応じて適
切な電源装置を設けなければならない。
【0007】上記従来技術の他、近年では製造当初から
省電力機能が搭載されているCPUも発表されている。
省電力機能を内蔵したプロセッサとしては、例えば米国
インテル社の Pentiumプロセッサなどが広く利用されて
おり、その省電力機能については、インテル社発行のデ
ータシート「Pentium TM Family User's Manual Volume
1:Data Book」Order Number 241428-003,1994年発行に
おける30−1〜30−11ページの記載により、一般
に公開されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の省電力制御システムは、単一のCPUを有するシン
グルプロセッサ方式の情報処理装置への適用を想定した
ものであり、マルチプロセッサ方式の情報処理装置につ
いては全く考慮されていない。例えば、マルチプロセッ
サシステムにおいて、あるCPUがキーセンス・ルーチ
ンを呼び出したとき、システムバスに接続されているキ
ー入力待ち判別手段は、キーセンス・ルーチンがどのC
PUによって呼び出されたのかまで判別することは不可
能であり、したがって、省電力制御の対象とすべきCP
Uを特定できないという問題点があった。
【0009】また、上記従来の省電力制御システムは、
オペレーティングシステム(以下OSと略す)からはソ
フトウェア的に透過であるように構成され、専用のハー
ドウェアによって省電力制御を行っていたが、マルチプ
ロセッサシステムでは、OS側でソフトウェア的に省電
力制御を行うことも必要となる。例えば、複数のCPU
を備えるマルチプロセッサシステムの状態遷移制御(通
常状態←→待機状態)を行う場合には、複数のCPUの
うちのいずれのCPUの状態を遷移させるのかを決定し
て、当該CPUの起動または停止処理を行うとともに、
接続されているハードウェア資源の論理的な管理を行う
必要がある。しかしながら、従来のマルチプロセッサシ
ステム対応のOSは、このような省電力制御を行うこと
ができないという問題点があった。
【0010】一方、上記従来のマルチプロセッサシステ
ムにおける電源供給方式では、実装されているすべての
CPUに対して常時電力供給を行う構成とされているた
め、任意のCPUの動作を停止させたり、あるいは当該
CPUへの電源供給を停止させるという、省電力制御に
必要な処理を行うことは不可能であるという問題点があ
った。
【0011】また近年、小型情報処理機器の本体の消費
電力が増大するとともに、24時間通電状態で使用する場
合も増大していることから、システム全体の消費電力の
増大が大きな問題とされるようになった。このため、例
えば米国環境保護局の定めたエナジースタープログラム
のように、システムが使用されていない待機時間中にお
ける消費電力を一定値以下に抑えることが求められてい
る。ところが、最近では、マルチプロセッサシステムを
比較的容易に構成できるCPUが続々と発表されつつあ
り、このようなCPUを複数個備えたマルチプロセッサ
システムは、通常その消費電力が大きいので、上述した
ような省電力制御を行うことが以前にも増して重要な課
題となっている。そこで、特に個々のプロセッサの消費
電力が大きいマルチプロセッサシステムにおいては、シ
ステムが待機状態であるときに一度に動作させるCPU
の個数を減らすことにより、省電力化を図る方法(日経
エレクトロニクス誌1993年9月13日号p103〜p123に記載)が提案
されている。
【0012】さらに、上述した Pentiumプロセッサなど
のCPUに内蔵されている省電力機能を利用する場合、
当該CPUを単体で用いれば特に問題は起こらないが、
複数の当該CPUを一度に動作させるマルチプロセッサ
システムでは、システム全体の動作に不都合が発生する
ことのないように、十分に配慮しなければならないとい
う問題点があった。
【0013】したがって本発明の目的は、上記の問題点
を解決して、複数のCPUを備えるマルチプロセッサシ
ステムにおいて、システム全体の動作の整合性を損なう
ことなく、システムが待機状態にあるときの消費電力が
一定値以下となるように、各々のCPUの状態遷移制御
およびその動作状態に応じた個別の省電力制御を行うこ
とのできる省電力制御システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の省電力制御システムは、少なくとも二以上
のCPUを備えるマルチプロセッサシステムにおいて、
システムの動作状態を常に検知する状態監視手段と、前
記状態監視手段に検知されるシステムの動作状態が所定
の境界条件を越えて変化したとき、指定されたCPUに
ついて状態遷移制御(CPUの動作状態を通常状態から
待機状態に遷移させる省電力制御と、CPUの動作状態
を待機状態から通常状態に遷移させる復帰制御のいずれ
か)を行う状態制御手段とを具備する構成としたもので
ある。
【0015】そして、前記状態制御手段は、前記状態遷
移制御を各々のCPUごとに順次行い、特に前記省電力
制御に際しては、システム全体における消費電力があら
かじめ定めた最小電力より小さくなるまで、あるいは、
通常状態にあるCPUがひとつとなるまで、繰り返し前
記省電力制御を行うものとする。
【0016】また、前記省電力制御の開始条件を、シ
ステムの動作状態が前記境界条件の規定値を下回ってい
る状態を前記状態監視手段が検知したとき、システム
の動作状態が前記境界条件の規定値を下回った状態が一
定時間以上継続していることを前記状態監視手段が検知
したとき、指定された入力手段が入力待ち状態にある
ことを前記状態監視手段が検知したとき、などのように
定めるとともに、前記復帰制御の開始条件を、システ
ムの動作状態が前記境界条件の規定値を上回っている状
態を前記状態監視手段が検知したとき、システムの動
作状態が前記境界条件の規定値を上回った状態が一定時
間以上継続していることを前記状態監視手段が検知した
とき、指定された入力手段への入力操作があったこと
を前記状態監視手段が検知したとき、などのように定め
るものである。
【0017】また、前記状態制御手段による具体的な状
態遷移制御として、前記省電力制御ではCPU内に設
けられたクロック停止手段を用いて当該CPUの動作を
休止させる一方、前記復帰制御では当該CPUの動作を
再開させる、前記省電力制御ではCPUに供給するク
ロック周波数を通常状態用より低い省電力用周波数に切
り替える一方、前記復帰制御では前記クロック周波数を
通常状態用の周波数に切り替える、前記省電力制御で
はCPUへの電源供給を遮断して当該CPUを停止させ
る一方、前記復帰制御では当該CPUへの電源供給を再
開して当該CPUを再起動させる、などの処理を行うよ
うにしたものである。
【0018】また、前記状態監視手段による具体的な検
知処理として、前記境界条件の規定値を、システムの
構成要素間でやり取りされる信号を中継するバス(シス
テムバスまたはプロセッサバスおよびI/Oバスのうち
の少なくともひとつ)の負荷状態を表す特定の値とし、
現時点におけるバスの負荷状態をシステムの動作状態と
して検知する、前記境界条件の規定値を、システム全
体におけるアプリケーション実行の負荷状態を表す特定
の値とし、現時点におけるアプリケーション実行の負荷
状態をシステムの動作状態として検知する、前記境界
条件の規定値を、アプリケーションの機能を実現させる
タスクまたはジョブを各々のCPUに分配するためのタ
スク・キューまたはジョブ・キューの状態および前記タ
スクまたはジョブの実行順序を制御するスケジューラの
状態であるスケジューリング状態を表す特定の値とし、
現時点におけるスケジューリング状態をシステムの動作
状態として検知する、などの処理を行うようにしたもの
である。
【0019】そしてさらに、前記状態監視手段および前
記状態制御手段を、複数のCPUを用いたアプリケーシ
ョン実行に必要なタスク・スレッドの生成および分配と
スケジューリング制御とを行うマルチプロセッサ対応の
オペレーティングシステムの内部に具備するとともに、
あらかじめ前記境界条件の規定値を登録しておくための
システム負荷参照テーブルをファームウェアに具備し、
前記境界条件の規定値の登録または更新を行う際、前記
システム負荷参照テーブルを前記ファームウェアからメ
モリ上に読み出し、システムの動作状態に応じてメモリ
上の当該テーブル中に登録された各種の設定値を更新し
た後、新たに得られた当該テーブルを前記ファームウェ
アに書き込んだ上で、前記状態制御手段によるCPUの
省電力制御に際して、システムの全体的な制御に影響を
与えることのないアイドルスレッドを当該CPUに実行
させるようにしたものである。
【0020】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0021】本発明の省電力制御システムでは、少なく
とも二以上のCPUを備えるマルチプロセッサシステム
において、システムの動作状態を常に検知する状態監視
手段と、前記状態監視手段に検知されるシステムの動作
状態が所定の境界条件を越えて変化したとき、指定され
たCPUについて状態遷移制御(CPUの動作状態を通
常状態から待機状態に遷移させる省電力制御と、CPU
の動作状態を待機状態から通常状態に遷移させる復帰制
御のいずれか)を行う状態制御手段とを具備する構成と
したことにより、マルチプロセッサシステムの運用状況
などに応じて同時に動作するCPUの個数を切り替えな
がら、最適な消費電力での運用を維持することができ
る。
【0022】そして、前記状態制御手段は、前記状態遷
移制御を各々のCPUごとに順次行い、特に前記省電力
制御に際しては、システム全体における消費電力があら
かじめ定めた最小電力より小さくなるまで、あるいは、
通常状態にあるCPUがひとつとなるまで、繰り返し前
記省電力制御を行うことにより、マルチプロセッサシス
テムによる消費電力の限界値をあらかじめ設定して、よ
り効率的な省電力化を図るとともに消費電力を最小限に
抑えることができる。
【0023】また、前記省電力制御の開始条件を、シ
ステムの動作状態が前記境界条件の規定値を下回ってい
る状態を前記状態監視手段が検知したとき、システム
の動作状態が前記境界条件の規定値を下回った状態が一
定時間以上継続していることを前記状態監視手段が検知
したとき、指定された入力手段が入力待ち状態にある
ことを前記状態監視手段が検知したとき、などのように
定めるとともに、前記復帰制御の開始条件を、システ
ムの動作状態が前記境界条件の規定値を上回っている状
態を前記状態監視手段が検知したとき、システムの動
作状態が前記境界条件の規定値を上回った状態が一定時
間以上継続していることを前記状態監視手段が検知した
とき、指定された入力手段への入力操作があったこと
を前記状態監視手段が検知したとき、などのように定め
ることにより、演算処理などによる負荷が比較的少ない
アイドリング状態のCPUを特定して、選択的に省電力
制御の対象とすることができる。
【0024】また、前記状態制御手段による具体的な状
態遷移制御として、前記省電力制御ではCPU内に設
けられたクロック停止手段を用いて当該CPUの動作を
休止させる一方、前記復帰制御では当該CPUの動作を
再開させる、前記省電力制御ではCPUに供給するク
ロック周波数を通常状態用より低い省電力用周波数に切
り替える一方、前記復帰制御では前記クロック周波数を
通常状態用の周波数に切り替える、前記省電力制御で
はCPUへの電源供給を遮断して当該CPUを停止させ
る一方、前記復帰制御では当該CPUへの電源供給を再
開して当該CPUを再起動させる、などの処理を行うよ
うにしたことにより、同時に動作するCPUの個数に応
じてマルチプロセッサシステム全体の消費電力を低減さ
せることができる。
【0025】また、前記状態監視手段による具体的な検
知処理として、前記境界条件の規定値を、システムの
構成要素間でやり取りされる信号を中継するバス(シス
テムバスまたはプロセッサバスおよびI/Oバスのうち
の少なくともひとつ)の負荷状態を表す特定の値とし、
現時点におけるバスの負荷状態をシステムの動作状態と
して検知する、前記境界条件の規定値を、システム全
体におけるアプリケーション実行の負荷状態を表す特定
の値とし、現時点におけるアプリケーション実行の負荷
状態をシステムの動作状態として検知する、前記境界
条件の規定値を、アプリケーションの機能を実現させる
タスクまたはジョブを各々のCPUに分配するためのタ
スク・キューまたはジョブ・キューの状態および前記タ
スクまたはジョブの実行順序を制御するスケジューラの
状態であるスケジューリング状態を表す特定の値とし、
現時点におけるスケジューリング状態をシステムの動作
状態として検知する、などの処理を行うようにしたこと
により、実際に稼動している個々のマルチプロセッサシ
ステムの特徴に合わせて最適な省電力制御を行うことが
できる。
【0026】そしてさらに、前記状態監視手段および前
記状態制御手段を、複数のCPUを用いたアプリケーシ
ョン実行に必要なタスク・スレッドの生成および分配と
スケジューリング制御とを行うマルチプロセッサ対応の
オペレーティングシステムの内部に具備するとともに、
あらかじめ前記境界条件の規定値を登録しておくための
システム負荷参照テーブルをファームウェアに具備し、
前記境界条件の規定値の登録または更新を行う際、前記
システム負荷参照テーブルを前記ファームウェアからメ
モリ上に読み出し、システムの動作状態に応じてメモリ
上の当該テーブル中に登録された各種の設定値を更新し
た後、新たに得られた当該テーブルを前記ファームウェ
アに書き込んだ上で、前記状態制御手段によるCPUの
省電力制御に際して、システムの全体的な制御に影響を
与えることのないアイドルスレッドを当該CPUに実行
させるようにしたことにより、オペレーティングシステ
ムを介して各々のCPU自体が有する省電力機能を利用
することでハードウェア構成に依存しない省電力制御を
行うとともに、マルチプロセッサシステムのアイドリン
グ状態を前記システム負荷参照テーブルに定義しておく
ことでシステム構成に変更があってもそれに応じて柔軟
な省電力制御を行うことができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の省電力制御システムの一実施
例を図面を用いて詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明の省電力制御システムの一
実施例の全体構成を示すブロック図である。同図中、n
個のプロセッサ部103〜105はホストバス113に
接続され、さらにホストバス113はI/Oバスブリッ
ジ108を通じてI/Oバス114へ接続されている。
また、主メモり106はホストバスに、キーボード10
9、ファイルシステム115、表示制御部112及びR
OM107はI/Oバス114に接続されている。
【0029】図1において、システム状態監視部101
(請求項中の“状態監視手段”に相当する)はホストバ
ス101を通じて、上記n個のプロセッサ部103〜1
05それぞれの動作状態と、キーボード109からの入
力の有無を監視し、システムがキーボード109からの
入力待ち状態または低負荷状態のいずれかになったこと
を検出する。そして、システムが入力待ち状態または低
負荷状態になってから一定時間が経過したとき、システ
ム状態制御部102(請求項中の“状態制御手段”に相
当する)に対して省電力制御を開始するように要求信号
を送出する。これに応じて、システム状態制御部は、入
力待ち状態または低負荷状態となっているプロセッサ部
に対して、当該プロセッサに供給するクロック信号を低
速なクロック信号(通常より低い省電力用周波数のクロ
ック信号)に切り替える旨の要求信号および当該プロセ
ッサへの電源供給を停止する旨の要求信号を送出すると
ともに、システムの消費電力に応じて容量の異なる電源
装置を適宜切り替えるための電源切り替え信号を電源装
置110に対して送出する。この他、ファイルシステム
115に対してハードディスクドライブのモータ停止要
求信号を、表示制御部112に対してCRT電源停止要
求信号を送出するなどにより、システム全体の省電力制
御を行う。
【0030】図2は、図1中のプロセッサ部の構成を示
すブロック図である。図2においては、通常動作時にC
PUに供給する高クロック(通常動作用の高い周波数の
クロック信号)と省電力制御時に供給する低クロック
(省電力用の低い周波数のクロック信号)とを切り替え
るようにプロセッサ部が構成されている。
【0031】図3は、図2中のプロセッサにおけるクロ
ック切り替えの処理フローを示す図である。以下、図2
および図3を用いてプロセッサ部における省電力制御の
動作の一例を説明する。図3において、プロセッサバス
監視部156は、プロセッサ154とホストバス113
との間のプロセッサバス157に接続され、プロセッサ
の動作状態を判別する。例えば、プロセッサ154がキ
ーボードからの入力待ち状態になったときには、キーセ
ンスルーチン(通常、図1中のROM107または主メ
モり106に格納されているプログラム)が実行され
る。プロセッサバス監視部156は、このキーセンスル
ーチンが実行されていることを判別し(図6中のステッ
プ501)、システム状態監視部101に対してプロセ
ッサ154がキー入力待ち状態にあることを示す信号を
出力する。システム状態監視部101は、あらかじめ決
められた一定時間以上、キー入力待ち状態が続いている
ことを検出すると(ステップ502)、上記キー入力待
ち状態となった特定のプロセッサ154に対する省電力
制御を開始すべき旨の省電力制御要求信号をシステム状
態制御部102に対して出力する(ステップ503)。
すると、システム状態制御部102は、当該プロセッサ
部のクロック切り替え部153に対し、低クロックへの
切り替え要求信号を送出し(ステップ504)、これに
応じてクロック切り替え部は、プロセッサ154に対し
て低クロック151の供給を開始する(ステップ50
5)。一般に、動作周波数が低いほど、プロセッサによ
る消費電力が少ないため、キー入力待ち状態など高速な
演算性能を必要としない場合には、低速なクロックに切
り換えてやることでマルチプロセッサシステムの消費電
力を低減することができる。
【0032】図4は図2中のプロセッサの停止・電源切
断の処理フローを示す図である。以下、図2および図4
を用いてプロセッサ部における省電力制御の動作の他の
例を説明する。図4において、プロセッサ154がキー
入力待ち状態に入ったことをプロセッサバス監視部15
6が検出する(図4中のステップ541)と、システム
状態監視部101に対してプロセッサ154がキー入力
待ち状態にあることを示す信号を出力する。そして、シ
ステム状態監視部101は、キー入力待ち状態が一定時
間以上連続していることを検出すると(ステップ54
2)、システム状態制御部102に対してキー入力待ち
状態にある当該プロセッサ154を停止させる旨のプロ
セッサ停止要求を送出する(ステップ533)。これに
応じて、システム状態制御部102は、システムの統括
管理を行っているオペレーティングシステム(以下OS
と略す)に対して、当該プロセッサ154の停止処理の
開始を要求する(ステップ534)。OSによるプロセ
ッサ154の停止処理が終了すると(ステップ53
5)、システム状態制御部102は、動作停止中の当該
プロセッサ154に電源を供給する電源制御部155に
対し、電源供給停止を要求する信号を送出する(ステッ
プ536)。これに応じて、電源制御部155は当該プ
ロセッサ154への電源供給を停止させる(ステップ5
37)。この他のOSの詳細な動作については後述す
る。
【0033】なお、上述したクロック切り換え処理また
はプロセッサの停止処理は、キー入力待ち状態になった
単独のプロセッサのみを対象として行ったが、ひとつの
プロセッサがキー入力待ち状態になったとき、複数のプ
ロセッサを対象として上述した省電力化制御を行なうよ
うにしてもよい。これは、図3に示した処理フロー中の
ステップ503の直後に、クロック切り換えの対象とす
るCPUを決定する処理を追加することによって実現さ
れる。また、図4に示した処理フロー中のステップ53
3の直後に、停止処理の対象とするプロセッサを決定す
る処理を追加するとともに、処理535において対象と
された全てのプロセッサの停止処理が終了したかどうか
を判定することによって実現される。
【0034】次に、プロセッサの停止処理の詳細につい
て説明する。
【0035】図5は、CPUの停止処理の詳細を示す図
であり、図4中のステップ534,535で行われるプ
ロセッサの停止処理の詳細を示している。プロセッサの
停止処理にあたっては、コヒーレンシ維持処理(プロセ
ッサ内部のキャッシュメモリおよび外部の二次キャッシ
ュメモりの内容と、主メモりの内容とを一致させる処
理)が必要不可欠である。すなわち図5において、プロ
セッサの停止処理を行なう場合には、最初に、プロセッ
サおよび二次キャッシュメモりに対してキャッシュフラ
ッシュ信号を送出する(ステップ561)。フラッシュ
信号を受け付けると、当該プロセッサおよび二次キャッ
シュメモりは、メモリ内に保持しているデータの中で、
プロセッサからの書き込みなどのために内容が更新さ
れ、主メモり内の該当アドレスに保持されている内容と
不一致を生じているもの(これを“ダーティデータ”と
いう)を、主メモり内の該当アドレスに書き込む処理
(これを“掃き出し”という)を行なう(ステップ56
2)。そして、ダーティデータの掃き出しがすべて完了
すると(ステップ563)、当該プロセッサに対し停止
命令を発行し(ステップ564)、当該プロセッサの停
止処理が完了する。
【0036】なお、上述したキャッシュメモりのフラッ
シュ機能を有するプロセッサとしては、例えば、米国イ
ンテル社からマイクロプロセッサ Pentium(TM)など
が提供されており、フラッシュ機能については、米イン
テル社発行のデータシートPentium (TM) Processor Use
r's Manual Volume1:Pentium Processor Data Book中の
5−31ページに記載がある。
【0037】次に、図2中のプロセッサバス監視部15
6の構成およびキーセンスルーチンの動作について図6
を用いて説明する。
【0038】図6は、図2中のプロセッサバス監視部の
構成を示すブロック図である。キーセンスルーチンに
は、フラグレジスタ156aの設定動作と同時にカウン
タ156eの内容をクリアする動作を追加しておく。図
6において、カウンタ156eは、その内容をクリアさ
れるとすぐにカウントを開始し、カウント値がレジスタ
156dに予め設定しておいた値を超えたとき、フラグ
レジスタ156aの内容をクリアする信号が送出され
る。これによって、キーセンスルーチンが連続して実行
されている間はカウンタ156eの内容が連続してクリ
アされるので、フラグレジスタ156aはクリアされず
に当該プロセッサがキー入力待ち状態であることを示す
信号を出力し続ける。また、キーセンスルーチンの実行
が開始されてから一定時間内にキー入力待ち状態が解消
された場合には、所定の時間の後にカウンタ156eの
カウント値がレジスタ156dに設定された値より大き
くなってフラグレジスタ156aの内容がクリアされる
ため、キー入力待ち状態を示す信号は解除される。
【0039】次に、図1中のプロセッサ部の他の2つの
構成例を示す。
【0040】図7は、図1中のプロセッサ部の他の構成
を示すブロック図(その1)である。同図の例は、高
クロック152の代わりにホストバスのシステムクロッ
ク信号159を利用し、低クロック発生手段151で
は、システムクロック信号159を分周することによっ
て低クロックを発生させ、ROM107とは別にプロ
セッサバス157上にROM158を設けてプロセッサ
の停止処理を行なうシャットダウンルーチンなどのプロ
グラムを格納する構成としたものである。これにより、
クロック発生回路を節約して製造コストを低減させると
ともに、プロセッサごとに異なるプログラムをROM1
58に格納して各々のプロセッサに固有の処理を実行さ
せることもできる。
【0041】図8は、図1中のプロセッサ部の他の構成
を示すブロック図(その2)である。同図の例は、シ
ステム状態監視部101およびシステム状態制御部10
2の代わりに、プロセッサバス監視部156と省電力制
御部159をプロセッサバス157に接続させ、図3
および図4に示した省電力動作を省電力制御部159に
おいて行なうようにしたものである。これにより、ホス
トバス113を含むマルチプロセッサシステムの本体に
は影響を与えずに、プロセッサ部において独自に省電力
制御を実行することができる。
【0042】なお、上述したプロセッサの低クロック動
作状態または停止状態から、通常動作状態への復帰は、
キーボードからの入力や通信ポートからの割り込みなど
を契機として行われる。
【0043】次に、マルチプロセッサシステム対応OS
を主体とする省電力制御システムについて説明を行う。
【0044】図9は、図1のシステムで動作するマルチ
プロセッサシステム対応OSの全体構成を示す図であ
る。同図中、マルチプロセッサ対応OS201は、m個
のプロセッサ1541〜154mを有するマルチプロセッ
サシステム218上で動作する。そして、OS201
は、OSとしての基本機能を有するカーネル205,
アプリケーションソフトとの入出力を行なうアプリケ
ーションインターフェース204,ユーザとの入出力
を担当するユーザインターフェース203,プロセッ
サのブートアップルーチン217などの基本入出力ソフ
トウエアであるBIOS217,カーネル205に対
しマルチプロセッサシステム218などのハードウェア
を仮想化するハードウェア仮想化層213から構成され
る。そして、カーネル205は、OSの資源であるn個
の仮想CPU2121〜212nを管理しており、上記仮
想CPU2121〜212nによって処理されるタスクの
待ち行列であるn個のタスクキュー2111〜211
nと、上記タスクキュー2111〜211nに対するタス
クの割当てを行うタスク割り当て部206からなる。ま
た、ハードウエア仮想化層213は、上記n個の仮想C
PU2121〜212nを実際のマルチプロセッサシステ
ム218(図1に示したマルチプロセッサシステムに相
当する)におけるm個のCPU1541〜154mに対応
させるCPU割り当て部214と、マルチプロセッサシ
ステム218の省電力制御を行なう省電力制御部215
からなる。
【0045】次に、図10〜図12を用いて、図9に示
したマルチプロセッサOS201による省電力制御の説
明を行う。マルチプロセッサ対応OS201による省電
力制御は、負荷監視部209がタスクキュー2111
211nおよびタスク割り当て部206を監視してシス
テムの負荷状態を判断し、これに応じてハードウエア仮
想化層213内部の省電力制御部215がシステム状態
監視部101およびシステム状態制御部102を制御す
ることにより実現する。
【0046】図10は、図9のOSによるプロセッサの
クロック切り替え動作の処理フローを示す図である。同
図中、負荷監視部209はタスクキュー2111〜21
nの状態をモニタして、システムの負荷が一定値より
少ないことを検出する(ステップ511)。そして、シ
ステムの負荷が一定値より少ない状態が一定時間以上続
いたことを検出すると(ステップ512)、省電力制御
部215が、システム状態監視部101に対してシステ
ムの省電力制御を行なうべき旨の設定を行う(ステップ
513)。以下、ステップ514,515においては、
図3中のステップ504,505と同様の処理を行う。
【0047】図11は、図9のOSによる任意のCPU
の停止・電源切断の処理フローを示す図である。同図
中、ステップ511〜513については図10と同一の
処理を行う。そして、システム状態制御部102がOS
201に対して割り込みを発生させるなどにより、CP
Uの停止処理を要求する(ステップ534)。これに応
じてOS201は、図5中に示したプロセッサの停止処
理を行ない、停止処理が完了すると(ステップ53
5)、図4中のステップ536,537に示したのと同
様の処理によって当該プロセッサへの電源供給を停止さ
せる。
【0048】図12は、任意のCPUの停止処理の詳細
を示す図であり、OS201のハードウエア仮想化層2
13における処理を示す。ハードウエア仮想化層におい
てはOS201内部の仮想CPU2121〜212nと実
際のマルチプロセッサシステムにおけるCPU1541
〜154mとの対応付けを行なっているため、プロセッ
サの停止処理を行なう場合には、CPU割り当て部20
4が次の動作を行う。すなわち図12において、プロセ
ッサの停止要求を受け付けると、ハードウエア仮想化層
213におけるCPU割り当て部214は、停止要求の
対象となるCPUへの仮想CPUの割り当てを禁止する
(ステップ591)。そして、当該CPUにおいて現在
タスクが実行されているかどうかを調べ(ステップ59
2)、実行されている場合には当該タスクの終了を待っ
て(ステップ593)、前述したキャッシュメモリーの
コヒーレンシ一致処理を行う(ステップ594)。この
後、当該プロセッサに対して停止命令を発行し(ステッ
プ595)、システム状態制御部102に対して当該プ
ロセッサの停止処理が完了したことを通知する(ステッ
プ596)。
【0049】図13および図14は、図9のOSによる
他の省電力制御の動作を示すフローチャートであり、マ
ルチプロセッサシステム全体の消費電力を常に一定値以
下にするものである。
【0050】最初に、システムの複数のプロセッサを停
止させて、消費電力を低減する処理について説明する。
図13において、システムの省電力制御を開始すると、
停止させるプロセッサの選択を行ない(ステップ60
1)、当該プロセッサの停止処理を行う(ステップ60
2)。さらに、当該プロセッサへの電源供給を停止して
から(ステップ603)、マルチプロセッサシステム全
体の消費電力を計測する(ステップ604)。そして、
システムの消費電力が予め設定した設定値以下になった
かどうかを判断し(ステップ605)、設定値以下でな
い場合には再びステップ601からの処理を繰り返し、
システム全体の消費電力が設定値以下になるまで、ある
いは動作状態にあるプロセッサが一つになるまで、順次
プロセッサの停止処理を行なう。
【0051】次に、システムの複数のプロセッサが停止
している状態から、順次プロセッサを復帰し稼動させて
いく処理について説明する。図14において、復帰制御
を開始すると、まず復帰させるプロセッサの選択を行な
い(ステップ611)、当該プロセッサへの電源供給を
再開する(ステップ612)。さらに、当該プロセッサ
の復帰処理を行ってから(ステップ613)、システム
全体の消費電力を計測する(ステップ614)。そし
て、システムの消費電力が予め定めた設定値以上になっ
たかどうかを判断し(ステップ615)、設定値以下で
ある場合には、再びステップ611から他のプロセッサ
の復帰処理を行ない、全てのプロセッサが通常動作状態
になるまで、順次この復帰処理を繰り返す。
【0052】なお、上記図13および図14において説
明した処理のうち、説明を省略した部分については、図
1〜図12における相当部分と同様の処理が行われる。
【0053】図15は、本発明の省電力制御システムに
おける電源部の一構成例を示すブロック図である。同図
中、電源部は大容量電源部701と小容量電源部704
とからなり、それぞれ整流及び平滑回路702、705
および定電圧回路703、706から構成されている。
電源部切り換え制御部707は、前記図1におけるシス
テム状態制御部102が送出するモード切り換え信号7
08に応じて、大容量電源部701および小容量電源部
704のどちらか一方を切り替えて、または、両方同時
に使用して、システム電源の供給を行う。
【0054】図16は、本発明の省電力制御システムに
おける電源部の他の構成例を示すブロック図である。同
図中、電源装置はn個の電源部7101〜710nからな
り、各電源部はそれぞれ、整流及び平滑回路7141
714nと、定電圧回路7151〜715nから構成され
ている。電源容量制御部720は、前記システム状態制
御部102が送出するモード切り換え信号708に応じ
て、上記各電源部7101〜710nのうちの任意の電源
部を選択して、または、全ての電源部を同時に動作させ
ることにより、システム電源を供給する。
【0055】図17は、本発明の省電力制御システムに
おける電源部のさらに他の構成例を示すブロック図であ
る。同図中、CPU部a7301〜CPU部n730
3と、表示制御部123およびCRT124への電源供
給は、電源装置110から行われる。システム状態監視
回路733は、システムが待機状態に入ったことが検出
されると、システム電源制御回路732を通じて、電源
制御部7311,7312,....731nおよび表示制御部
132に対して電源制御信号を順に送出する。電源制御
部7311,7312,....731nは、電源制御信号を受
け取ると、それぞれの電源制御部に対応するCPU部a
7301〜CPU部n7303の停止処理が完了した後
に、各CPU部a7301〜CPU部n7303への電源
供給を停止する。さらに、表示制御部123は、電源制
御信号を受け取ると、CRT124に対して表示データ
の制御を行う、あるいはCRT124に対してさらに電
源制御信号を送出するなどにより、CRT124の省電
力制御を行う。
【0056】次に、図18〜図23を用いて、本発明の
省電力制御システムの他の実施例についての説明を行
う。
【0057】図18は、本発明の省電力制御システムの
他の実施例の全体構成を示すブロック図である。同図
中、CPU-1(103),CPU-2(10
4),......,CPU-n(105)のn個(nは自然
数)のCPUは、それぞれCPU内部のクロック動作を
停止する機能を有しており、システムバス801を介し
てI/Oバスブリッジ108,システムマネジメント部
802,主メモリ106に接続されている。なお、本実
施例では、請求項中の“状態監視手段”に相当する部分
はシステムマネジメント部802に、“状態制御手段”
に相当する部分は各々のCPU内部に、それぞれ設けら
れているものとする。
【0058】図19は、図18のシステムにおける省電
力制御動作の処理フローを示す図である。以下、図18
のシステムの各部の動作を図19を用いて説明する。
【0059】図18において、システムマネジメント部
802は、前述したシステムバス801およびI/Oバ
ス114の動作状態を監視して(ステップ830)、こ
れら2つのバスの両方あるいはどちらか一方のバスの動
作状態からバス負荷率を算出し(ステップ831)、さ
らに、図18のマルチプロセッサシステム全体の負荷状
態に基づき、当該システムがアイドル状態に入ったか否
かを判定する(ステップ832)。そして、当該システ
ムがアイドル状態に入ったと判定した場合(ステップ8
32=YES)、システムマネジメント部802は、当
該システム全体の負荷状態に応じて、前述したn個のC
PUのうちの任意のCPUに対して、当該CPU内部の
クロック信号を停止させるクロック停止信号801-1
-nを送出する(ステップ833)。
【0060】ここで、上述したシステムマネジメント部
802は、当該システムの負荷状態を検出するために、
システムバス801における単位時間当たりのトランザ
クション回数,システムバス801上のトランザクショ
ンの種別,トランザクションのアクセスアドレス範囲な
どの情報を参照する。なお、これらシステムバス801
上のトランザクションに関する情報の代わりに、I/O
バス114におけるトランザクション回数や、システム
バス801に接続された主メモリ106への単位時間当
たりのアクセス回数、あるいは、I/Oバス114に接
続されている特定の入出力装置へのアクセス状況などを
監視するようにしてもよい。
【0061】図20は、図18のシステムで動作するマ
ルチプロセッサシステム対応OSの全体構成を示す図で
あり、図9と同一構成部分については同一符号を付し、
その説明を省略する。同図中、オペレーティングシステ
ム201aは、m個のCPUを有するマルチプロセッサ
システム218aとの組み合わせにより、以下のように
動作する。
【0062】すなわち、オペレーティングシステム20
1a中のハードウエア仮想化層213は、マルチプロセ
ッサシステム218a中のシステムマネジメント部80
2を制御するためのシステム制御部215aを具備し、
システムマネジメント部802を介してシステムバス8
01の動作状態を監視する。システム制御部215a
は、このシステムバス801の監視結果から検出された
マルチプロセッサシステム218aの負荷状態を、あら
かじめオペレーティングシステム201a内のシステム
負荷参照テーブル803(詳細については後述する)に
登録されている値と比較する。そして、システム制御部
215aはこの比較結果に基づき、当該マルチプロセッ
サシステム218aの負荷状態に応じたシステムの省電
力制御を行なう。このとき、具体的なシステムの省電力
制御としては、図18に示した各々のCPU自体に設
けられている省電力機能を用いる方法、図1〜図17
を用いて説明したように各々のCPUに外部から与える
クロック周波数を切り替える方法、任意のCPUを選
択して前述したCPUの停止処理を行なった後に当該C
PUへのクロック起用給と電源供給を停止させる方法の
うち、いずれの方法を採用してもよい。
【0063】なお、図20のオペレーティングシステム
201aについて、任意のCPUに対する省電力処理と
して当該CPUへのクロック供給を停止させる機能を用
いる場合には、オペレーティングシステム201aの全
体的な動作に何らかの不具合が生じないように、あらか
じめクロック供給を停止させるべきCPUを選択してか
ら、タスク割当部206およびタスクキュー2111
211n を介して当該オペレーティングシステム201
aの機能に対して全く無関係なアイドルタスク804を
実行させておくとよい。以下、図21のフローチャート
を用いてこの処理の説明を行う。
【0064】図21は、図20のOSによる省電力制御
動作の処理フローを示す図である。同図中、システム制
御部215aは、システムマネジメント部802を介し
てシステムバス801及び図18に示したI/Oバス1
14の動作を監視し、検出された2つのバスの動作状態
をシステム負荷参照テーブル803の登録値と比較する
(ステップ840)。システム制御部215aは、この
比較結果に基づいてマルチプロセッサシステム218a
がアイドル状態に入ったか否かを判定する(ステップ8
41)。そして、マルチプロセッサシステム218aが
アイドル状態に入ったと判定された場合(ステップ84
1=YES)、当該マルチプロセッサシステム218a
を構成する複数のCPUの中から停止させるCPUを選
択し、オペレーティングシステム201a全体の動作に
不都合が生じないようにアイドルタスクを与える(ステ
ップ842)。さらに、システムマネジメント部802
を介して、ステップ842で選択された停止させるCP
Uに対して、当該CPU内部の省電力機能を動作させる
ための信号(STPCLK#信号)を送出する(ステップ84
3)。
【0065】続いて、図20に示したオペレーティング
システム201aにおけるシステム負荷参照テーブル8
03の具体例について説明する。
【0066】図22は、図20中のシステム負荷参照テ
ーブルの一例を示す図である。同図中、前述したシステ
ム負荷参照テーブル803は、マルチプロセッサシステ
ム218aにおけるBIOS-ROM107に格納されており、
BIOS-ROMアドレスマップ801に示されるように、BIOS
領域811とマルチプロセッサシステム218aに固有
のファームウェア領域812とから構成される。図22
の例では、BIOS領域812の容量が128KBで、かつ、
ファームウェア領域812の容量が128KBとされてい
る場合を示している。システム負荷参照テーブル803
は、前述したファームウェア領域812内にあり、マル
チプロセッサシステム218aにおけるシステムバス8
01またはI/Oバス114、あるいは、主メモリ10
6または特定の入出力デバイスに対するCPUからのア
クセス頻度などの情報が格納される。すなわち、図22
に示すシステム負荷参照テーブル803では、例えば、
マルチプロセッサシステム218aのシステムバス80
1上における単位時間当たりのメモリリード回数の情報
(814)や、単位時間当たりのメモリライト回数の情
報(815)などを登録している。
【0067】この他、マルチプロセッサシステム218
aのシステムバス801または主メモリ106へアクセ
スする際のメモリアドレス範囲の上限の情報(816)
や同じくメモリアドレス範囲の下限の情報(817)を
さらに登録するようにしてもよい。また、マルチプロセ
ッサシステム218aにおけるI/Oバス114の動作
状態を検出するための情報として、I/Oバス114上
のトランンザクションがアクセスする特定のI/Oアド
レス情報(818)や単位時間当たりのI/Oリード回
数の情報(819)や同じく単位時間あたりのI/Oラ
イト回数の情報(820)を登録するようにしてもよ
い。また、マルチプロセッサシステム218aに接続さ
れた周辺機器からCPUに対する単位時間あたりの割り
込み処理要求回数の情報(821)を登録するようにし
てもよい。
【0068】最後に、システム負荷参照テーブル803
の更新について説明する。
【0069】図23は、図20のOSによるシステム負
荷参照テーブルの更新処理フローを示す図である。図1
8および図20に示したマルチプロセッサシステム21
8aにおいて、システム負荷参照テーブル803は、図
22に示したように当該マルチプロセッサシステム21
8aに固有のファームウェアとしてBIOS-ROM107に格
納されている。そこで、図20に示したオペレーティン
グシステム201aは、当該マルチプロセッサシステム
218aの起動時に、BIOS-ROM107からシステム負荷
参照テーブル803を主メモリ106上に読み出す。
【0070】図23において、負荷参照テーブル803
を更新する場合には、図18中のCRT111およびキ
ーボード109を用いて、当該マルチプロセッサシステ
ム218aのユーザとの対話形式で更新作業を行なう。
すなわち、ユーザとの対話処理を通じ、オペレーティン
グシステム以外のアプリケーションプログラム(負荷プ
ログラム)を全て停止する(ステップ850)。その
後、負荷プログラムが全て停止して、マルチプロセッサ
システム218aがアイドル状態に入ったことを確認し
てから(ステップ851=YES)、一定時間の間、シ
ステムマネジメント部802を通じてシステムバス80
1及びI/Oバス114の動作状態を監視する(ステッ
プ852)。そしてさらに、2つのバスの監視結果から
各々のバスにおける単位時間あたりの当該バスの負荷状
態を算出し、これに基づいてメモリ上のシステム負荷参
照テーブル803への登録パラメータを作成する(ステ
ップ853)。このようにして得られたシステム負荷参
照テーブル803をBIOS-ROM107におけるファームウ
ェア内のテーブルに書き込む(ステップ854)。この
とき、BIOS-ROM107のファームウェア部分について
は、例えばEEPROM(電気的消去可能なROM)などの書
き替え可能なデバイスで構成すればよい。
【0071】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明の省
電力制御システムによれば、少なくとも二以上のCPU
を備えるマルチプロセッサシステムにおいて、システム
の動作状態を常に検知する状態監視手段と、前記状態監
視手段に検知されるシステムの動作状態が所定の境界条
件を越えて変化したとき、指定されたCPUについて状
態遷移制御(CPUの動作状態を通常状態から待機状態
に遷移させる省電力制御と、CPUの動作状態を待機状
態から通常状態に遷移させる復帰制御のいずれか)を行
う状態制御手段とを具備する構成としたことにより、マ
ルチプロセッサシステムの運用状況などに応じて同時に
動作するCPUの個数を切り替えながら、最適な消費電
力での運用を維持することができるという効果が得られ
る。
【0072】そして、前記状態制御手段は、前記状態遷
移制御を各々のCPUごとに順次行い、特に前記省電力
制御に際しては、システム全体における消費電力があら
かじめ定めた最小電力より小さくなるまで、あるいは、
通常状態にあるCPUがひとつとなるまで、繰り返し前
記省電力制御を行うことにより、マルチプロセッサシス
テムによる消費電力の限界値をあらかじめ設定して、よ
り効率的な省電力化を図るとともに消費電力を最小限に
抑えることができるという効果が得られる。
【0073】また、前記省電力制御の開始条件を、シ
ステムの動作状態が前記境界条件の規定値を下回ってい
る状態を前記状態監視手段が検知したとき、システム
の動作状態が前記境界条件の規定値を下回った状態が一
定時間以上継続していることを前記状態監視手段が検知
したとき、指定された入力手段が入力待ち状態にある
ことを前記状態監視手段が検知したとき、などのように
定めるとともに、前記復帰制御の開始条件を、システ
ムの動作状態が前記境界条件の規定値を上回っている状
態を前記状態監視手段が検知したとき、システムの動
作状態が前記境界条件の規定値を上回った状態が一定時
間以上継続していることを前記状態監視手段が検知した
とき、指定された入力手段への入力操作があったこと
を前記状態監視手段が検知したとき、などのように定め
ることにより、演算処理などによる負荷が比較的少ない
アイドリング状態のCPUを特定して、選択的に省電力
制御の対象とすることができるという効果が得られる。
【0074】また、前記状態制御手段による具体的な状
態遷移制御として、前記省電力制御ではCPU内に設
けられたクロック停止手段を用いて当該CPUの動作を
休止させる一方、前記復帰制御では当該CPUの動作を
再開させる、前記省電力制御ではCPUに供給するク
ロック周波数を通常状態用より低い省電力用周波数に切
り替える一方、前記復帰制御では前記クロック周波数を
通常状態用の周波数に切り替える、前記省電力制御で
はCPUへの電源供給を遮断して当該CPUを停止させ
る一方、前記復帰制御では当該CPUへの電源供給を再
開して当該CPUを再起動させる、などの処理を行うよ
うにしたことにより、同時に動作するCPUの個数に応
じてマルチプロセッサシステム全体の消費電力を低減さ
せることができるという効果が得られる。
【0075】また、前記状態監視手段による具体的な検
知処理として、前記境界条件の規定値を、システムの
構成要素間でやり取りされる信号を中継するバス(シス
テムバスまたはプロセッサバスおよびI/Oバスのうち
の少なくともひとつ)の負荷状態を表す特定の値とし、
現時点におけるバスの負荷状態をシステムの動作状態と
して検知する、前記境界条件の規定値を、システム全
体におけるアプリケーション実行の負荷状態を表す特定
の値とし、現時点におけるアプリケーション実行の負荷
状態をシステムの動作状態として検知する、前記境界
条件の規定値を、アプリケーションの機能を実現させる
タスクまたはジョブを各々のCPUに分配するためのタ
スク・キューまたはジョブ・キューの状態および前記タ
スクまたはジョブの実行順序を制御するスケジューラの
状態であるスケジューリング状態を表す特定の値とし、
現時点におけるスケジューリング状態をシステムの動作
状態として検知する、などの処理を行うようにしたこと
により、実際に稼動している個々のマルチプロセッサシ
ステムの特徴に合わせて最適な省電力制御を行うことが
できるという効果が得られる。
【0076】そしてさらに、前記状態監視手段および前
記状態制御手段を、複数のCPUを用いたアプリケーシ
ョン実行に必要なタスク・スレッドの生成および分配と
スケジューリング制御とを行うマルチプロセッサ対応の
オペレーティングシステムの内部に具備するとともに、
あらかじめ前記境界条件の規定値を登録しておくための
システム負荷参照テーブルをファームウェアに具備し、
前記境界条件の規定値の登録または更新を行う際、前記
システム負荷参照テーブルを前記ファームウェアからメ
モリ上に読み出し、システムの動作状態に応じてメモリ
上の当該テーブル中に登録された各種の設定値を更新し
た後、新たに得られた当該テーブルを前記ファームウェ
アに書き込んだ上で、前記状態制御手段によるCPUの
省電力制御に際して、システムの全体的な制御に影響を
与えることのないアイドルスレッドを当該CPUに実行
させるようにしたことにより、オペレーティングシステ
ムを介して各々のCPU自体が有する省電力機能を利用
することでハードウェア構成に依存しない省電力制御を
行うとともに、マルチプロセッサシステムのアイドリン
グ状態を前記システム負荷参照テーブルに定義しておく
ことでシステム構成に変更があってもそれに応じて柔軟
な省電力制御を行うことができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の省電力制御システムの一実施例の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のプロセッサ部の構成を示すブロック図
である。
【図3】図2中のプロセッサにおけるクロック切り替え
の処理フローを示す図である。
【図4】図2中のプロセッサの停止・電源切断の処理フ
ローを示す図である。
【図5】CPUの停止処理の詳細を示す図である。
【図6】図2中のプロセッサバス監視部の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】図1中のプロセッサ部の他の構成を示すブロッ
ク図(その1)である。
【図8】図1中のプロセッサ部の他の構成を示すブロッ
ク図(その2)である。
【図9】図1のシステムで動作するマルチプロセッサシ
ステム対応OSの全体構成を示す図である。
【図10】図9のOSによるプロセッサのクロック切り
替え動作の処理フローを示す図である。
【図11】図9のOSによる任意のCPUの停止・電源
切断の処理フローを示す図である。
【図12】任意のCPUの停止処理の詳細を示す図であ
る。
【図13】図9のOSによる他の省電力制御の動作を示
すフローチャート(その1)である。
【図14】図9のOSによる他の省電力制御の動作を示
すフローチャート(その2)である。
【図15】本発明の省電力制御システムにおける電源部
の一構成例を示すブロック図である。
【図16】本発明の省電力制御システムにおける電源部
の他の構成例を示すブロック図である。
【図17】本発明の省電力制御システムにおける電源部
のさらに他の構成例を示すブロック図である。
【図18】本発明の省電力制御システムの他の実施例の
全体構成を示すブロック図である。
【図19】図18のシステムにおける省電力制御動作の
処理フローを示す図である。
【図20】図18のシステムで動作するマルチプロセッ
サシステム対応OSの全体構成を示す図である。
【図21】図20のOSによる省電力制御動作の処理フ
ローを示す図である。
【図22】図20中のシステム負荷参照テーブルの一例
を示す図である。
【図23】図20のOSによるシステム負荷参照テーブ
ルの更新処理フローを示す図である。
【図24】従来の省電力制御システムの一例を示すブロ
ック図である。
【図25】従来のマルチプロセッサシステムにおける電
源供給方式の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 システム状態監視部 102 システム状態制御部 103,104,105 プロセッサ部 106 主メモり 107 ROM 109 キーボード 110 電源装置 113 ホストバス 151 低クロック 152 高クロック 153 クロック切り換え手段 154 プロセッサ 155 電源制御部 156 プロセッサバス監視部 157 プロセッサバス 158 ROM 202 シェル 203 ユーザインターフェース 204 アプリケーションインターフェース 205 カーネル 206 タスク割り当て部 207 負荷監視部 208 メモり管理部 2111,2112,211n タスクキュー 2121,2122,212n 仮想CPU 213 ハードウエア仮想化層 215 省電力制御部 801 システムバス 802 システムマネジメント部 803 システム負荷参照テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/16 460 Z (72)発明者 原 敦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 小倉 敏彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 岡澤 宏一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 大枝 高 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 佐野 真 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所マルチメディアシステム事業 部内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二以上のCPUを備えるマル
    チプロセッサシステムにおいて、 システムの動作状態を常に検知する状態監視手段と、 前記状態監視手段に検知されるシステムの動作状態が所
    定の境界条件を越えて変化したとき、指定されたCPU
    について状態遷移制御を行う状態制御手段とを具備する
    ことを特徴とする省電力制御システム。
  2. 【請求項2】 前記状態遷移制御を、CPUの動作状態
    を通常状態から待機状態に遷移させる省電力制御と、C
    PUの動作状態を待機状態から通常状態に遷移させる復
    帰制御のいずれかとすることを特徴とする請求項1記載
    の省電力制御システム。
  3. 【請求項3】 前記状態制御手段は、前記状態遷移制御
    を各々のCPUごとに順次行うことを特徴とする請求項
    2記載の省電力制御システム。
  4. 【請求項4】 前記状態制御手段は、システム全体にお
    ける消費電力があらかじめ定めた最小電力より小さくな
    るまで前記省電力制御を行うことを特徴とする請求項3
    記載の省電力制御システム。
  5. 【請求項5】 前記状態制御手段は、通常状態にあるC
    PUがひとつとなるまで前記省電力制御を行うことを特
    徴とする請求項3記載の省電力制御システム。
  6. 【請求項6】 前記状態制御手段は、システムの動作状
    態が前記境界条件の規定値を下回っている状態を前記状
    態監視手段が検知したとき、前記省電力制御を開始する
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項記載の省
    電力制御システム。
  7. 【請求項7】 前記状態制御手段は、システムの動作状
    態が前記境界条件の規定値を上回っている状態を前記状
    態監視手段が検知したとき、前記復帰制御を開始するこ
    とを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項記載の省電
    力制御システム。
  8. 【請求項8】 前記状態制御手段は、システムの動作状
    態が前記境界条件の規定値を下回った状態が一定時間以
    上継続していることを前記状態監視手段が検知したと
    き、前記省電力制御を開始することを特徴とする請求項
    2〜5のいずれか一項記載の省電力制御システム。
  9. 【請求項9】 前記状態制御手段は、システムの動作状
    態が前記境界条件の規定値を上回った状態が一定時間以
    上継続していることを前記状態監視手段が検知したと
    き、前記復帰制御を開始することを特徴とする請求項2
    〜5のいずれか一項記載の省電力制御システム。
  10. 【請求項10】 前記状態制御手段は、指定された入力
    手段が入力待ち状態にあることを前記状態監視手段が検
    知したとき、前記省電力制御を開始することを特徴とす
    る請求項2〜5のいずれか一項記載の省電力制御システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記状態制御手段は、指定された入力
    手段への入力操作があったことを前記状態監視手段が検
    知したとき、前記復帰制御を開始することを特徴とする
    請求項2〜5のいずれか一項記載の省電力制御システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記省電力制御ではCPU内に設けら
    れたクロック停止手段を用いて当該CPUの動作を休止
    させる一方、前記復帰制御では当該CPUの動作を再開
    させることを特徴とする請求項2〜8のいずれか一項記
    載の省電力制御システム。
  13. 【請求項13】 前記省電力制御ではCPUに供給する
    クロック周波数を通常状態用より低い省電力用周波数に
    切り替える一方、前記復帰制御では前記クロック周波数
    を通常状態用の周波数に切り替えることを特徴とする請
    求項2〜8のいずれか一項記載の省電力制御システム。
  14. 【請求項14】 前記省電力制御ではCPUへの電源供
    給を遮断して当該CPUを停止させる一方、前記復帰制
    御では当該CPUへの電源供給を再開して当該CPUを
    再起動させることを特徴とする請求項2〜8のいずれか
    一項記載の省電力制御システム。
  15. 【請求項15】 前記境界条件の規定値を、システムの
    構成要素間でやり取りされる信号を中継するバスの負荷
    状態を表す特定の値とし、 前記状態監視手段は、現時点におけるバスの負荷状態を
    システムの動作状態として検知することを特徴とする請
    求項1〜14のいずれか一項記載の省電力制御システ
    ム。
  16. 【請求項16】 前記バスは、システムバスまたはプロ
    セッサバスおよびI/Oバスのうちの少なくともひとつ
    であることを特徴とする請求項15記載の省電力制御シ
    ステム。
  17. 【請求項17】 前記境界条件の規定値を、システム全
    体におけるアプリケーション実行の負荷状態を表す特定
    の値とし、 前記状態監視手段は、現時点におけるアプリケーション
    実行の負荷状態をシステムの動作状態として検知するこ
    とを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項記載の省
    電力制御システム。
  18. 【請求項18】 前記境界条件の規定値を、アプリケー
    ションの機能を実現させるタスクまたはジョブを各々の
    CPUに分配するためのタスク・キューまたはジョブ・
    キューの状態および前記タスクまたはジョブの実行順序
    を制御するスケジューラの状態であるスケジューリング
    状態を表す特定の値とし、 前記状態監視手段は、現時点におけるスケジューリング
    状態をシステムの動作状態として検知することを特徴と
    する請求項1〜14のいずれか一項記載の省電力制御シ
    ステム。
  19. 【請求項19】 前記状態監視手段および前記状態制御
    手段を、複数のCPUを用いたアプリケーション実行に
    必要なタスク・スレッドの生成および分配とスケジュー
    リング制御とを行うマルチプロセッサ対応のオペレーテ
    ィングシステムの内部に具備する構成としたことを特徴
    とする請求項1〜18のいずれか一項記載の省電力制御
    システム。
  20. 【請求項20】 あらかじめ前記境界条件の規定値を登
    録しておくためのシステム負荷参照テーブルをファーム
    ウェアに具備する構成としたことを特徴とする請求項1
    9記載の省電力制御システム。
  21. 【請求項21】 前記境界条件の規定値の登録または更
    新を行う際、前記システム負荷参照テーブルを前記ファ
    ームウェアからメモリ上に読み出し、システムの動作状
    態に応じてメモリ上の当該テーブル中に登録された各種
    の設定値を更新した後、新たに得られた当該テーブルを
    前記ファームウェアに書き込むことを特徴とする請求項
    20記載の省電力制御システム。
  22. 【請求項22】 前記システム負荷参照テーブルには、
    システム中のバスにおける単位時間当たりのメモリアク
    セストランザクションの回数を表す情報,メモリリード
    トランザクションの回数を表す情報,単位時間当たりの
    メモリライトトランザクションの回数を表す情報,I/
    Oアクセストランザクションの回数を表す情報のうちの
    少なくともひとつを登録させておくことを特徴とする請
    求項20または21記載の省電力制御システム。
  23. 【請求項23】 前記システム負荷参照テーブルには、
    システム中のバスにおける単位時間内のメモリアクセス
    アドレス範囲を表す情報,I/Oアクセスアドレス範囲
    を表す情報のいずれかまたは両方を登録させておくこと
    を特徴とする請求項20または21記載の省電力制御シ
    ステム。
  24. 【請求項24】 前記状態制御手段によるCPUの省電
    力制御に際して、システムの全体的な制御に影響を与え
    ることのないアイドルスレッドを当該CPUに実行させ
    ることを特徴とする請求項19記載の省電力制御システ
    ム。
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