JPH0860604A - 転轍器交換作業車 - Google Patents

転轍器交換作業車

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JPH0860604A
JPH0860604A JP19406694A JP19406694A JPH0860604A JP H0860604 A JPH0860604 A JP H0860604A JP 19406694 A JP19406694 A JP 19406694A JP 19406694 A JP19406694 A JP 19406694A JP H0860604 A JPH0860604 A JP H0860604A
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Fumio Shimizu
文雄 清水
Tomoaki Sakaguchi
知明 坂口
Riichi Kawamoto
利一 川本
Hirotoshi Baba
啓利 馬場
Ryosuke Arai
良▲祐▼ 荒井
Masanori Yonehara
正則 米原
Hisao Taguchi
久雄 田口
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KOBELCO KENKI ENG KK
SHINSEI DENGIYOU KK
Central Japan Railway Co
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KOBELCO KENKI ENG KK
SHINSEI DENGIYOU KK
Central Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない人数の作業者で簡単、かつ安全に転轍
器の運搬から交換までの作業を行う。 【構成】 履帯1bによる地上走行と、従動・駆動側レ
ール走行装置3,4によるレール走行との切換自在な走
行台車1を有する転轍器交換作業車により補修済あるい
は新品の転轍器を運搬し、そして交換すべき転轍器の配
設付近で、走行台車1に設けた台車横転防止装置9で横
転を防ぎながら、旋回装置7の旋回台7aに搭載されて
いる起伏自在な基端アーム8aと揺動自在な先端アーム
8bとからなる吊持装置8により交換すべき転轍器を吊
持して取外し、かつ荷台1aから転轍器を下ろして設置
場所に移動させて取付けると共に、取外しておいた転轍
器Tを荷台1aに積載して修理工場等まで運搬すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転轍器の運搬から交換
するまでの作業を小人数の作業者で、しかも容易に行い
得るようにした転轍器交換作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、鉄道のレールの分岐部の
外側には車両の走行方向を変換するためにレールを曲げ
変形させて車両の走行方向を換える転轍器が用いられて
いる。転轍器は定期的に補修する必要があるため、その
都度、補修済或いは新品の転轍器に交換して車両の走行
の安全性を確保している。ところで、このような転轍器
の交換作業は通常夜間に行われるが、従来、荷重が30
00〜4000Nもの補修済或いは新品の転轍器を、一
般的に、4〜5人の作業者でトロッコに荷積みした後、
交換すべき転轍器の設置場所までトロッコを押して運搬
する。トロッコが目的の設置場所に到達すると、先ず、
可搬式の門型クレーンをレールに対して直交する状態、
つまりレールを跨ぐ状態に設置すると共に、この門型ク
レーンに設けた吊持装置によりトロッコに積載されてい
る転轍器の荷下ろし作業を行う。次いで、門型クレーン
をレールと平行に配置し直し、交換すべき転轍器を吊持
装置で吊持して取外して地上に下ろすと共に、トロッコ
から荷下ろしした転轍器を設置場所に移動させて取付け
工事を行う。このようにして、補修済或いは新品の転轍
器の取付工事が終了すると、再び門型クレーンをレール
を跨ぐ状態に設置し、取り外した補修すべき転轍器を吊
持してトロッコに積載する。そして、門型クレーンを撤
去すると共に、撤去した門型クレーンもトロッコに積載
し、補修するために再びトロッコを押して取外した補修
すべき転轍器を所定の場所、つまり補修工場等に移動さ
せている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり、転轍器
の交換に際しては、補修或いは新品の転轍器や補修すべ
き転轍器をトロッコを押して運搬しなければならないの
に加えて、門型クレーンの設置作業と撤去作業とを何回
も繰返さなければならない。加えて、夜間作業のため危
険であるばかりでなく重労働を余儀なくされていた。そ
のため、従来から転轍器交換作業の機械化が望まれてい
た。つまり、機械的に補修或いは新品の転轍器や補修す
べき転轍器の運搬ができて、しかも門型クレーンの設置
作業と撤去作業との回数が少ない方が好ましい。
【0004】従って、本発明の目的とするところは、転
轍器の交換に際して、転轍器の運搬から交換までの作業
を小人数で、しかも能率的に行うことを可能ならしめる
転轍器交換作業車を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記実情に鑑
みてなされたものであって、従って、本発明の請求項1
に係る転轍器交換作業車が採用した主たる手段の特徴と
するところは、荷台を有する履帯走行式の走行台車と、
該走行台車の履帯の間に設けられ、上下方向に伸縮して
走行台車を昇降させると共に、上昇させた走行台車を旋
回自在に支持するリフト装置と、前記台車の履帯の外側
部位に付設され、一対のレールを転動する従動輪を備え
た上げ・下げ自在な従動側レール走行装置および履帯を
駆動するスプロケット駆動軸の回転で作動される動力伝
達機構を介して駆動される駆動輪を備えた上げ・下げ自
在な駆動側レール走行装置と、前記走行台車の幅方向の
一方側に設けられ、垂直軸心回りに旋回自在、かつ先端
に吊持具を有する屈曲自在なアームからなる吊持装置
と、前記走行台車の吊持装置の下側に設けられる上げ・
下げ自在な台車横転防止装置とからなるところにある。
【0006】また、本発明の請求項2に係る転轍器交換
作業車が採用した主たる手段の特徴とするところは、荷
台を有する履帯走行式の走行台車と、該走行台車の履帯
の外側部位に付設され、一対のレールを転動する従動輪
を備えた上げ・下げ自在な従動側レール走行装置および
履帯を駆動するスプロケット駆動軸の回転で作動される
動力伝達機構を介して駆動される駆動輪を備えた上げ・
下げ自在な駆動側レール走行装置と、前記走行台車の幅
方向の一方側に設けられ、垂直軸心回りに旋回自在、か
つ先端に吊持具を備えた屈曲自在なアームからなる吊持
装置と、前記走行台車の吊持装置の下側に設けられる上
げ・下げ自在な台車横転防止装置とからなるところにあ
る。
【0007】また、本発明の請求項3に係る転轍器交換
作業車が採用した主たる手段の特徴とするところは、請
求項1又は2に記載の転轍器交換作業車において、前記
駆動側レール走行装置の動力伝達機構が、前記走行台車
の駆動スプロケットを駆動するスプロケット駆動軸の長
手方向の両端にカップリングを介して連結される入力軸
と、これら入力軸に外嵌される駆動側プーリと、駆動輪
を支持する駆動輪支持軸に外嵌される従動側プーリと、
これら2組の駆動・従動プーリにそれぞれ掛装され、弛
み得る長さを有するベルトと、これらベルトに転接する
ベルト緊張ローラと、これらベルト緊張ローラをベルト
を縦断する方向に移動させ、かつこれらベルトのそれぞ
れを緊張する位置と緊張を解除する位置とに前記ベルト
緊張ローラを保持する操作レバーを備えたトグル装置と
からなるところにある。
【0008】また、本発明の請求項4に係る転轍器交換
作業車が採用した主たる手段の特徴とするところは、請
求項1,2又は3に記載の転轍器交換作業車において、
前記走行台車に、レールの間に配設される載置台部分と
レールの側方に配設される傾斜板部とからなり、該走行
台車1を可逆的にレール走行状態と地上走行状態とにす
る際に用いる走行切り換え補助装置を格納する格納部を
設けたところにある。
【0009】
【作用】本発明の請求項1に係る転轍器交換作業車によ
れば、履帯の駆動により自走してレールの間に移動し、
レールの間におけるリフト装置の下方への伸長で走行台
車が上昇され、その前後方向をレールの方向に一致する
向きに旋回させ、従動輪と駆動輪とがレールに接するま
で従動側レール走行装置と駆動側レール走行装置とを下
ろして固定すると共にリフト装置を縮小させれば、走行
台車はレールを走行し得る状態になり、またレール上に
おいて、リフト装置の伸長で走行台車を上降させ、レー
ル走行装置を上げて走行台車をレールと直交する方向に
旋回させてリフト装置を縮小すれば、走行台車は履帯走
行し得る状態になるので、地上やレールを自在に走行し
て転轍器を運搬することができる。一方、台車横転防止
装置を作動させると共に、走行台車の幅方向の一方側に
設けられた吊持装置を旋回させ、かつアームを屈曲させ
ることにより、走行台車の荷台から補修済或いは新品の
転轍器を吊持具で吊持して所定の設置位置に移動させて
取付け、かつ取外した交換すべき転轍器を荷台に積載す
ることができる。
【0010】本発明の請求項2に係る転轍器交換作業車
によれば、レールの間にレールの車輪転動面と同高かつ
レールの長手方向側に緩斜面を有する補助台を配設した
後、履帯の駆動により自走してレールの間に移動すると
共に補助台の上に載り、左右の履帯の逆回転で走行台車
の前後方向をレールの方向に一致する向きに旋回させる
ことができる。次いで、従動輪と駆動輪とを、これらと
レールとの間に予め定めた間隔になるまで下ろして従動
側・駆動側レール走行装置を固定すると共に左右の履帯
を同方向に駆動させると走行台車は補助台を走行し、緩
斜面を過ぎるとレールを走行し得る状態になり、またレ
ール上において、緩斜面を介して補助台に乗り上がるこ
とができ、従動側・駆動側レール走行装置を上側に揺動
させた後レールと直交する方向に走行台車を旋回させれ
ば、走行台車は履帯走行し得る状態になるので、地上や
レールを自在に走行して転轍器を運搬することができ
る。一方、台車横転防止装置を作動させると共に、走行
台車の幅方向の一方側に設けられた吊持装置を旋回さ
せ、かつアームを屈曲させることにより、走行台車の荷
台から補修済或いは新品の転轍器を吊持具で吊持して所
定の設置位置に移動させて取付け、かつ取外した交換す
べき転轍器を荷台に積載することができる。
【0011】本発明の請求項3に係る転轍器交換作業車
によれば、請求項1又は2に係る転轍器交換作業車の作
用に加えて、トグル装置の操作レバーの操作で、ベルト
を緊張する位置と緊張を解除する位置とに保持すること
ができるので、駆動スプロケットを駆動するスプロケッ
ト駆動軸の回転をカップリング、入力軸、ベルト、駆動
輪支持軸を介して駆動輪に伝達すると共に、このスプロ
ケット駆動軸の回転の伝達を解除することができる。
【0012】また、本発明の請求項4に係る転轍器交換
作業車によれば、請求項1,2又は3に係る転轍器交換
作業車の作用に加えて、格納部に格納している走行切り
換え補助装置を配設・撤去することにより、走行台車を
自由にレール走行状態と地上走行状態とにすることがで
きる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る転轍器交換作業
車を、正面図の図1と、レール上における上昇状態を示
す側面図の図2(a)と、図2(a)の状態から90度
旋回させた状態を示す図の図2(b)と、リフト装置の
構成説明図の図3(a)および3(b)と、従動側レー
ル走行装置の側面図の図4(a)と、図4(a)のB−
B線断面図の図4(b)と、駆動側レール走行装置の構
成説明図の図5と、図5のC矢視図(Vベルト緊張状態
を示している)の図6(a)と、Vベルト弛緩状態を示
す図の図6(b)と、図1のA矢方向から見た台車横転
防止装置の正面図の図7とを参照しながら説明する。
【0014】即ち、図1に示す符号1はエンジン走行す
る走行台車で、この走行台車1は、幅方向の両側に履帯
1bを備えている。これらの履帯1b,1bは、図2
(a)に示すように、進行方向の一方側に設けられた駆
動スプロケット1cと、他方側に設けられた従動スプロ
ケット1dと、これらの間に設けられる複数のアイドル
ローラ1eとに跨がって掛装されている。このように、
走行台車1を履帯走行式としたのは、軌道敷内の道床バ
ラスト上を支障なく走行し得ることを配慮したからであ
る。なお、走行台車1の前後方向の一方側の幅方向の端
部に立設されてなるものは、走行台車1を操縦する操縦
レバー等を備えた操縦ポスト1fであり、また上部の平
坦部は転轍器を積載する荷台1aである。
【0015】走行台車1の下部の履帯1b,1bの間に
は、図2(a),2(b)に示すように、この走行台車
1を昇降させる、後述する構成になる油圧作動式のリフ
ト装置2が設けられている。このリフト装置2の詳細
は、図3(a)と図3(b)とに示すように、ロッドが
下方に伸縮する4本の油圧シリンダ2aと、ロッドの下
端のそれぞれにピン連結される昇降板2bと、この昇降
板2bの中心に設けた垂直な旋回支持ピン2cにより旋
回自在に取付けられる接地板2dとから構成されてい
る。つまり、このリフト装置2は、油圧シリンダ2aの
ロッドを伸長させることにより走行台車1を上昇させ、
上昇させた位置において、走行台車1の向きを自在に変
更させる働きをするものである。
【0016】図2(a),2(b)とにおいて、レール
R,Rの間に配設される載置台部分20aおよびレール
R,Rの側方に配設される傾斜板部20bとからなるも
のは、この走行台車1をレールR,Rの間に移動させ、
レールR,Rの間からレールR,Rの外方に移動させる
際に使用する走行切り換え補助装置20で、走行台車1
の移動をスムーズに行わせる働きをするものである。こ
の走行切り換え補助装置20は図1,図2(b)に示す
ように、使用済後は走行台車1の幅方向の端部に設けら
れてなる格納部1hに格納される。これにより、走行台
車1を自由にレール走行させると共に、地上走行させる
ことができるので、レール走行と地上走行との切り換え
に際して、道床バラストで傾斜路を形成すると共に、レ
ールR,Rの間に道床バラストを敷詰め、そして作業終
了後に排除するという作業が不要になり、転轍器交換作
業の迅速化に寄与することができる。
【0017】また、この走行台車1の履帯1b,1bの
外側であって、かつその走行方向の前後には、図2
(a)に示すように、レールR,R上を自在に走行する
ために、後述する構成になる上げ・下げ自在、つまり、
撥ね上げ式の従動側レール走行装置3と、駆動側レール
走行装置4とがそれぞれ設けられている。これら、従動
側レール走行装置3と、駆動側レール走行装置4とは左
右勝手反対であるが同一構成であるから一方側だけを取
上げて以下に説明する。
【0018】先ず、前記従動側レール走行装置3は、図
4(a),4(b)に示すように、走行台車1の反操縦
ポスト側、つまり前部に角筒3aが水平に固着され、こ
の角筒3aの両開口から、先端に多角形状をしたブラケ
ット3cを有する四角断面であって、かつ長手方向の2
個所にロック用溝が設けられてなる従動輪支持軸3bが
長手方向に摺動自在に嵌合されると共に、これらロック
用溝には角筒3aの上面側に設けたロックねじ3kの先
端が係合されるようになっている。
【0019】また、ブラケット3cのそれぞれには、レ
ールR,Rに対して電気的に絶縁され、レールR,Rを
転動する従動輪3eを遊端側に有する車輪支持脚3dが
揺動自在に枢着されており、従動輪3eがレールR,R
に転接しているときは、車輪支持脚3dが下側に揺動し
た位置においてロックピン3fで固定され、また、車輪
支持脚3dを上側に揺動させた場合にも、前記ロックピ
ン3fでそのままの状態が維持されるように構成されて
いる。なお、前記従動輪支持軸3bを摺動自在、かつこ
れを2個所のロック溝位置においてそれぞれロックねじ
3kで固定する構成にしたのは、狭軌レールと広軌レー
ルの何れにも対応し得る構成にすることにより、その汎
用性を高めることを狙いとしたものである。なお、従動
輪3eに接触する導通ロッド3hと、導通ロッド3hを
摺動自在に支持する保持筒3iとからなり、前記車輪支
持脚3dに固着されてなるものは導通装置3gである。
【0020】前記駆動側レール走行装置4は、図5に示
すように、駆動スプロケット1cを駆動するスプロケッ
ト駆動軸1gの延長軸心回りに揺動され、後述する構成
になる動力伝達機構5が内設されると共に、遊端側に筒
体4bが横架されてなる車輪支持脚4a,4aが設けら
れている。これらの車輪支持脚4a,4aの相反する側
には、前記筒体4bに長手方向に摺動自在に嵌合され、
突出端側のそれぞれには、レールR,Rに対して電気的
に絶縁された駆動輪4dが嵌着されてなる駆動輪支持軸
4cが装着されている。なお、図示省略しているが、車
輪支持脚4a,4aを下側に揺動させた状態及び上側に
揺動させた状態で保持するのは、前記従動側レール走行
装置3の車輪支持脚3dと同様にロックピンの挿脱で行
われる。
【0021】次に、前記車輪支持脚4a,4aに内設さ
れている動力伝達機構5の構成を、図5を参照しながら
説明すると、これは、駆動スプロケット1cを駆動する
スプロケット駆動軸1gにカップリング5aを介して回
転される入力軸5bが、車輪支持脚4aにベアリングB
を介して支持されてなる大径のVベルトプーリ5cの軸
穴に嵌合されている。また、この入力軸5bから離れた
位置には前記駆動輪支持軸4cが配設されているが、こ
の駆動輪支持軸4cにはスプラインが刻設されていて、
これは、車輪支持脚4aにベアリングBを介して支持さ
れてなる小径のVベルトプーリ5dのスプラインを有す
る軸穴に摺動自在に嵌合されている。
【0022】これらVベルトプーリ5c,5dには、弛
み得る長さを有するVベルト5eが掛装されており、大
径のVベルトプーリ5cから小径のVベルトプーリ5d
への動力の伝達と、解除は、図6(a),6(b)に示
すように、後述する構成になるトグル装置6の操作レバ
ー6hの揺動操作によって行われる。即ち、Vベルト5
eにベルト緊張ローラ5fを押圧することによって行わ
れ、履帯1b,1bの駆動により走行台車1を走行させ
るときは、ベルト緊張ローラ5fによるVベルト5eへ
の押圧が解除されるように構成されている。
【0023】前記トグル装置6は、ベルト緊張ローラ5
fを自由回転自在に支持するローラ支持軸6aが、車輪
支持脚4aの両側板に設けられたこの車輪支持脚4aと
直交する方向に長い長穴4eから突出し、その突出端の
それぞれが一対のローラ支持リンク6bの一端で支持さ
れている。これら一対のローラ支持リンク6bの他端側
に連結軸6cの端部が固着され、この連結軸6cにはヨ
ーク6dが揺動自在に連結されている。そして、ヨーク
6dの先端には、ブラケット6eにより摺動自在に支持
されてなる摺動ロッド6fの先端に一端側が枢着され、
曲部で揺動自在に支持されてなるLの字状のクランクリ
ンク6gの他端側が枢着されている。
【0024】前記摺動ロッド6fの他端には、先端部が
二股状の操作レバー6hの一方側の連結部が連結され、
この操作レバー6hの他方側の連結部は支点軸を介して
前記ブラケット6eに支持されている。つまり、この操
作レバー6hの揺動操作によって摺動ロッド6fがその
長手方向に摺動されると、クランクリンク6gが揺動
し、このクランクリンク6gの揺動によりヨーク6dを
介して、一対のローラ支持リンク6bが車輪支持脚4a
を縦断する方向に移動するので、ベルト緊張ローラ5f
によりVベルト5eに押圧力を作用させ、また逆に押圧
力を解除するものである。なお、前記摺動ロッド6f
は、例えばシリンダのロッドの伸縮で摺動される構成で
あっても良い。
【0025】また、図5に示すように、前記駆動輪支持
軸4cの反駆動輪装着側の2個所にはロック用溝(1個
所のみ示している)が周設されており、前記筒体4bに
設けたロックねじ5gの先端を係合させ、駆動輪4d,
4dの間隔をレールの間隔で維持して、従動側レール走
行装置3と同様に、狭軌レールと広軌レールの何れにも
対応し得るようにしたものである。
【0026】ところで、レールR,Rに対して、前記従
動輪3eと駆動輪4dとを電気的に絶縁した。その理由
は、走行台車1とレールR,Rとを絶縁することにより
信号機の作動を防いで、走行台車1による非定常時の作
動による信号機の異常の発生を防止し、通常の車両の走
行に支障を来さないようにするためである。
【0027】前記走行台車1の幅方向の一方側の荷台1
aの上には、図1に示すように、油圧駆動式の旋回装置
7が設けられている。そして、この旋回装置7の垂直な
旋回軸7aの上に設けられた旋回台7bには、後述する
構成になる吊持装置8が搭載されている。この吊持装置
8は、前記旋回台7bに水平軸を介して起伏自在に支持
され、ボトム側がこの旋回台7bに枢着されてなる起伏
シリンダ8cのロッドの先端が枢着される基端アーム8
aと、基端アーム8aの先端に枢着され、ボトム側がこ
の基端アーム8aに枢着された屈曲シリンダ8dのロッ
ドの先端が枢着される先端アーム8bとから構成されて
いる。そして、先端アーム8bの先端には転轍器Tを吊
持するための吊持具8eが設けられている。
【0028】また、この吊持装置8の下側、つまり荷台
1aの下側には、台車横転防止装置9が設けられてい
る。この台車横転防止装置9は、図1と図7に示すよう
に、走行台車1に水平な軸を介して揺動可能に支持され
る一対の支え脚9aと、走行台車1にボトム側が枢着さ
れロッドの先端が前記一対の支え脚9aに跨がって設け
られた支え脚連結部材9bに枢着される支えシリンダ9
cと、前記一対の支え脚9aの先端に支持軸を介して取
付けられ、前記支えシリンダ9cのロッドの伸長によっ
て、反支持軸側が複数の枕木の端部上面に接するウェイ
ト兼用の接地部材9dとから構成されている。つまり、
接地部材9dをウェイト兼用とすることによって、走行
台車1の両側に台車横転防止装置を設ける必要がなくな
り、製造コストに関して有利になる。なお、この台車横
転防止装置9は、走行台車1に垂直に固着され、下方に
伸縮するロッドを有するシリンダと、ロッドの先端に装
着される接地部材とからなる構成であっても良い。
【0029】また、この実施例においては、転轍器交換
作業車の横転防止をさらに確実にして、吊荷作業時の安
全性を高めるために、図1に示すような台車横転防止補
助装置10を、前記台車横転防止装置9の反対側に設け
た。これは、レールRに引っ掛かる鉤状の引掛部10b
を有し、走行台車1の側部に設けたブラケットに挿脱ピ
ン10cの挿脱によって着脱される引掛部材10aから
なっている。勿論、この転轍器交換作業車は、前記台車
横転防止装置9だけによっても安全に転轍器を吊持し得
るように設計されている。なお、引掛部材10aの反引
掛部10b側を揺動自在に軸支すると共に、例えば油圧
シリンダのロッドの伸縮で揺動させる方式にすることも
できる。
【0030】以下、上記転轍器交換作業車の使用態様を
説明すると、補修済の転轍器Tを補修工場で荷台1aに
積込み、履帯1bの駆動により自走してレールR,Rの
間に走行台車1を移動させると共に、レールR,Rの間
においてリフト装置2の油圧シリンダ2aのロッドを下
方に伸長すると、接地板2dが接地し、走行台車1は次
第に上昇される。そして、上昇させた状態で本体を押し
て走行台車1の前後方向がレールR,Rの方向に一致す
るように旋回させ、かつ走行台車1を上昇させたまま従
動輪支持軸3bと駆動輪支持軸4cとを押し引きして従
動輪3e,3eと駆動輪4d,4dとの間隔それぞれを
走行するレールR,Rの幅に合わせる。勿論、レールが
狭軌であるか広軌であるかは作業前に判っているので、
これらの車輪の間隔を予め調整しておいても良い。
【0031】次いで、従動輪3e,3eと、駆動輪4
d,4dとがそれぞれレールR,Rに接するまで、従動
側レール走行装置3と駆動側レール走行装置4との車輪
支持脚3d,4aを下側に揺動させた後に、これら車輪
支持脚3d,4aをロックピンで走行台車1に固定する
と共にリフト装置2の油圧シリンダ2aのロッドを縮小
させれば、走行台車1が従動輪3e,3eと、駆動輪4
d,4dとによってレールR,R上を走行し得る状態に
なる。次に、トグル装置6の操作レバー6hを操作し
て、ベルト緊張ローラ5fでVベルト5eを押圧して、
このVベルト5eに張力を付与すると共にスプロケット
駆動軸1gを回転させれば、動力伝達機構5を介して駆
動輪支持軸4cが回転され、駆動輪4d,4dが回転さ
れるので、走行台車1はレールR,R上を走行すること
ができる。勿論、トグル装置6の操作レバー6hの逆操
作により、ベルト緊張ローラ5fによるVベルト5eへ
の押圧力を解除すれば、駆動輪4d,4dは自由回転す
るから、走行台車1を押して自在に移動させることがで
きる。
【0032】走行切り換え補助装置20を格納部1hに
格納した転轍器交換作業車が交換すべき転轍器の設置場
所まで移動すると、台車横転防止装置9を作動させる。
即ち、支えシリンダ9cのロッドの伸長により支え脚9
aを下側に揺動させ、接地部材9dを枕木に接しさせ
る。また、台車横転防止補助装置10の引掛部材10a
を挿脱ピン10cで装着して、この引掛部材10aの引
掛部10bをレールRに係合させる。次いで、旋回装置
7の作動により吊持装置8を旋回させ、起伏シリンダ8
cのロッドの伸縮により基端アーム8aを起伏させる一
方、屈曲シリンダ8dのロッドの伸縮で先端アーム8b
を揺動させて、この先端アーム8bの先端の先端の吊持
具8eによりワイヤーロープを介して転轍器Tを吊持す
る。そして、旋回装置7の作動により吊持装置8を旋回
させ、吊持している取外した転轍器を作業範囲外に下ろ
す。
【0033】交換すべき転轍器の取外し作業が終了する
と、旋回装置7の作動により吊持装置8を旋回させ、荷
台1aに載置されている補修済或いは新品の転轍器を吊
持し、旋回装置7の作動により吊持装置8を旋回させて
設置場所に移動させる。そして、起伏シリンダ8cや屈
曲シリンダ8dを操作して転轍器を下降させて据付場所
にセットすると共に、ボルト等の取付手段で取付けると
共に、取外しておいた補修すべき転轍器を吊持して荷台
1aに積載する。このようにして、荷台1aに転轍器が
積載されると、例えば、図2(b)に示すように、起伏
シリンダ8cや屈曲シリンダ8dのロッドを縮小して基
端アーム8aを水平にすると共に、先端アーム8bを畳
込んで、基端アーム8a側が荷台1aを横切る状態にす
る一方、支えシリンダ8cのロッドを縮小して接地部材
8dを上方に持ち上げ、さらに引掛部材10aを取外し
て走行台車1に積載した後、駆動輪4dを駆動させてレ
ールR,R上を走行して目的とする位置に戻る。
【0034】次いで、走行切り換え補助装置20を格納
部1hから取出して配設し、走行台車1を載置台部20
aの位置に停止させ、リフト装置2の油圧シリンダ2a
のロッドを伸長させて走行台車1を上昇させ、従動側レ
ール走行装置3の車輪支持脚3dと、駆動側レール走行
装置4の車輪支持脚4aとを上側に揺動させてロックピ
ンで固定する。そして、人力で走行台車1を90度旋回
させると共に、油圧シリンダ2aのロッドを縮小させれ
ば、走行台車1は履帯1bで走行し得る状態になる。そ
の後は、履帯1bによる自走により修理工場に戻り、再
び吊持装置8を操作して荷台1aから補修すべき取外し
た転轍器を荷下ろしすれば、補修済或いは新品の転轍器
の運搬、転轍器の交換、取外した転轍器の回収に係る一
連の作業が終了する。
【0035】このように、走行形式の切換えにより地上
とレールR,R上とを自在に走行して転轍器Tを運搬す
ることができ、旋回装置7と吊持装置8との操作により
転轍器Tを荷台1aから所定位置に、また地上から荷台
1aの上に自在に移動させることができるので、転轍器
Tを荷台1aから荷下ろしたり、荷台1aに積込む作業
では、従来のような門型クレーンの支柱の地上へ立設作
業や地上からの撤去作業を行う必要がない。そのため、
転轍器Tの荷下ろし、交換、積込みまでの一連の作業を
従来より短時間のうちに終了することができ、転轍器交
換作業の省力化と、軽作業化と、安全性の向上とに対し
て多大な効果がある。
【0036】次に、他の実施例に係る転轍器交換作業車
を、転轍器交換作業車の走行切り換え補助装置への乗り
上げ状態を示す図の図8(a)と、転轍器交換作業車を
図8(a)の状態から90度旋回させた状態を示す図の
図8(b)とを参照しながら説明すると、本実施例に係
る転轍器交換作業車の構成が上記実施例と相違するとこ
ろは、走行台車1にリフト装置2を設けない構成にした
ところにあり、他は全く同構成になるものである。
【0037】また、走行切り換え補助装置20について
は、その載置台部20aの上に、レールR,Rの前後方
向の一方側に傾斜面21aを有し、レールR,Rの間隔
よりも狭幅の嵩上台21を配置する構成としたものであ
る。なお、傾斜面21aは嵩上台21の両側に設けられ
ていても良い。
【0038】以下、この実施例に係る転轍器交換作業車
の使用態様を説明すると、先ず、走行切り換え補助装置
20を配設し、載置台部20aの上に嵩上台21を配置
すれば、走行台車1は履帯1bの駆動で自走して傾斜板
部20bを介してレールR,Rの間に移動すると共に、
嵩上台21の上に載ることができる。そして、左右の履
帯1b,1bの相反する方向の回転駆動により、走行台
車1の前後方向をレールR,Rの方向に一致する向きに
旋回させる。次いで、従動輪3eと駆動輪4dとを、レ
ールR,Rに接するよりも上側になる位置(想像線で示
している。)まで下ろして従動側・駆動側レール走行装
置3,4を固定すると共に、左右の履帯1b,1bを同
方向に駆動させれば、これら履帯1b,1bの駆動力に
より走行台車1は嵩上台21を走行し、そして嵩上台2
1を過ぎると従動輪3eと駆動輪4dとによりレール
R,Rを走行し得る状態になる。
【0039】また、レールR,R上において、走行台車
1は従動輪3eと駆動輪4dとによりレールR,Rの上
を走行しながら、履帯1b,1bの駆動力により嵩上台
21の上に乗り上がることができる。そして、嵩上台2
1の上に乗り上げた後に、従動側・駆動側レール走行装
置3,4を上側に揺動させると共に、上記の場合と同様
に、左右の履帯1b,1bの相反する方向の回転駆動に
より、この走行台車1をレールR,Rと直交する方向に
旋回させれば、この走行台車1は履帯走行し得る状態に
なる。
【0040】このように、本実施例の場合にあっても、
走行台車1は自在にレールR,Rの上を走行し得ると共
に、地上走行することができ、また台車横転防止装置、
台車横転防止補助装置、旋回装置、吊持装置の操作によ
り、安全かつ簡単に転轍器を移動させることができるの
で、本実施例は上記実施例と同効である。なお、嵩上台
21を、旋回台に置換することもできる。このように旋
回台にすると、前述のリフト装置2を備えた転轍器交換
作業車の場合と同様に、左右の履帯1b,1bを相反す
る方向に回転駆動させるまでもなく、人力で押すことに
より走行台車1を簡単に旋回させることができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項
1,2,3又は4に係る転轍器交換作業車によれば、走
行台車は地上と、レールの何れをも自走することができ
るので、修理工場から作業現場の間で自由自在に転轍器
を運搬することができる。また、旋回自在な吊持装置に
よって転轍器の積み下ろし作業から、吊持して所定位置
に転轍器を移動させることができ、従来のように、門型
クレーンの支柱の地上への立設作業や地上からの撤去作
業を行う必要がなく、転轍器の荷下ろし、交換、積込み
までの一連の作業を従来よりも短時間のうちに終了する
ことができるので、転轍器交換作業の省力化と、軽作業
化と、安全性の向上とに対して極めて多大な効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る転轍器交換作業車の正面
図である。
【図2】図2(a)は本発明の実施例に係る転轍器交換
作業車のレール上における上昇状態を示す側面図、ま
た、図2(b)は転轍器交換作業車を図2(a)の状態
から90度旋回させた状態を示す図である。
【図3】図3(a)および3(b)は、本発明の実施例
に係る転轍器交換作業車のリフト装置の構成説明図であ
る。
【図4】図4(a)は、本発明の実施例に係る転轍器交
換作業車の従動側レール走行装置の側面図、図4(b)
は図4(a)のB−B線断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る転轍器交換作業車の駆動
側レール走行装置の構成説明図である。
【図6】図6(a)は図5のC矢視図(Vベルト緊張状
態を示している)、図6(b)はVベルト弛緩状態を示
す図である。
【図7】図1のA矢方向から見た台車横転防止装置の正
面図である。
【図8】図8(a)は本発明の他の実施例に係る転轍器
交換作業車の走行切り換え補助装置への乗り上げ状態を
示す図、図8(b)は転轍器交換作業車を図8(a)の
状態から90度旋回させた状態を示す図である。
【符号の説明】
1…走行台車,1a…荷台,1b…履帯,1c…駆動ス
プロケット,1d…従動スプロケット,1e…アイドル
ローラ,1f…操縦ポスト,1g…スプロケット駆動
軸,1h…格納部 2…リフト装置,2a…油圧シリンダ,2b…昇降板,
2c…旋回支持ピン,2d…接地板 3…従動側レール走行装置,3a…角筒,3b…従動輪
支持軸,3c…ブラケット,3d…車輪支持脚,3e…
従動輪,3f…ロックピン,3g…導通装置,3h…導
通ロッド,3i…保持筒,3k…ロックねじ 4…駆動側レール走行装置,4a…車輪支持脚,4b…
筒体,4c…駆動輪支持軸,4d…駆動輪,4e…長穴 5…動力伝達機構,5a…カップリング,5b…入力
軸,5c…Vベルトプーリ,5d…Vベルトプーリ,5
e…Vベルト,5f…ベルト緊張ローラ 6…トグル装置,6a…ローラ支持軸,6b…ローラ支
持リンク,6c…連結軸,6d…ヨーク,6e…ブラケ
ット,6f…摺動ロッド,6g…クランクリンク,6h
…操作レバー 7…旋回装置,7a…旋回軸,7b…旋回台 8…吊持装置,8a…基端アーム,8b…先端アーム,
8c…起伏シリンダ,8d…屈曲シリンダ,8e…吊持
具 9…台車横転防止装置,9a…支え脚,9b…連結部
材,9c…支えシリンダ,9d…接地部材 10…台車横転防止補助装置,10a…引掛部材,10
b…引掛部,10c…挿脱ピン 20…走行切り換え補助装置,20a…載置台部,20
b…傾斜板部 21…嵩上台,21a…傾斜面 B…ベアリング R…レール T…転轍器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂口 知明 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 川本 利一 愛知県名古屋市守山区大字中志段味字東山 島2132番地 (72)発明者 馬場 啓利 兵庫県明石市大久保町山手台1丁目48 (72)発明者 荒井 良▲祐▼ 兵庫県神戸市西区伊川谷町有瀬130番地1、 1−1218 (72)発明者 米原 正則 兵庫県神戸市垂水区本多聞6丁目21番18号 (72)発明者 田口 久雄 兵庫県神戸市長田区上池田1丁目13番7号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台を有する履帯走行式の走行台車と、
    該走行台車の履帯の間に設けられ、上下方向に伸縮して
    走行台車を昇降させると共に、上昇させた走行台車を旋
    回自在に支持するリフト装置と、前記台車の履帯の外側
    部位に付設され、一対のレールを転動する従動輪を備え
    た上げ・下げ自在な従動側レール走行装置および履帯を
    駆動するスプロケット駆動軸の回転で作動される動力伝
    達機構を介して駆動される駆動輪を備えた上げ・下げ自
    在な駆動側レール走行装置と、前記走行台車の幅方向の
    一方側に設けられ、垂直軸心回りに旋回自在、かつ先端
    に吊持具を有する屈曲自在なアームからなる吊持装置
    と、前記走行台車の吊持装置の下側に設けられる上げ・
    下げ自在な台車横転防止装置とからなることを特徴とす
    る転轍器交換作業車。
  2. 【請求項2】 荷台を有する履帯走行式の走行台車と、
    該走行台車の履帯の外側部位に付設され、一対のレール
    を転動する従動輪を備えた上げ・下げ自在な従動側レー
    ル走行装置および履帯を駆動するスプロケット駆動軸の
    回転で作動される動力伝達機構を介して駆動される駆動
    輪を備えた上げ・下げ自在な駆動側レール走行装置と、
    前記走行台車の幅方向の一方側に設けられ、垂直軸心回
    りに旋回自在、かつ先端に吊持具を備えた屈曲自在なア
    ームからなる吊持装置と、前記走行台車の吊持装置の下
    側に設けられる上げ・下げ自在な台車横転防止装置とか
    らなることを特徴とする転轍器交換作業車。
  3. 【請求項3】 前記駆動側レール走行装置の動力伝達機
    構が、前記走行台車の駆動スプロケットを駆動するスプ
    ロケット駆動軸の長手方向の両端にカップリングを介し
    て連結される入力軸と、これら入力軸に外嵌される駆動
    側プーリと、駆動輪を支持する駆動輪支持軸に外嵌され
    る従動側プーリと、これら2組の駆動・従動プーリにそ
    れぞれ掛装され、弛み得る長さを有するベルトと、これ
    らベルトに転接するベルト緊張ローラと、これらベルト
    緊張ローラをベルトを縦断する方向に移動させ、かつこ
    れらベルトのそれぞれを緊張する位置と緊張を解除する
    位置とに前記ベルト緊張ローラを保持する操作レバーを
    備えたトグル装置とからなることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の転轍器交換作業車。
  4. 【請求項4】 前記走行台車に、レールの間に配設され
    る載置台部分とレールの側方に配設される傾斜板部とか
    らなり、該走行台車1を可逆的にレール走行状態と地上
    走行状態とにする際に用いる走行切り換え補助装置を格
    納する格納部を設けたことを特徴とする請求項1,2又
    は3に記載の転轍器交換作業車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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ES2308954A1 (es) * 2008-07-29 2008-12-01 Tecsa Empresa Constructora, S.A Maquina para la carga y descarga de rodillos de arrastre y posicionamiento de vias ferreas.
JP2017036620A (ja) * 2015-08-11 2017-02-16 十三 松井 台車
CN107508195A (zh) * 2017-09-13 2017-12-22 华北电力科学研究院有限责任公司 一种自走式带电检修设备

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