JP3238800B2 - 転轍器交換作業車 - Google Patents

転轍器交換作業車

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JP3238800B2 JP16091193A JP16091193A JP3238800B2 JP 3238800 B2 JP3238800 B2 JP 3238800B2 JP 16091193 A JP16091193 A JP 16091193A JP 16091193 A JP16091193 A JP 16091193A JP 3238800 B2 JP3238800 B2 JP 3238800B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、補修すべき転轍器を、
補修済あるいは新品の転轍器と交換するための作業を行
う転轍器交換作業車に係り、より詳しくは、転轍器の運
搬から交換するまでの作業を小人数の作業者で、しかも
容易に行い得るようにした転轍器交換作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、鉄道のレールの分岐部の
外側には車両の走行方向を変換するためにレールを曲げ
変形させて車両の走行方向を換える転轍器が用いられて
いる。このような転轍器は定期的に補修する必要がある
ために、その都度、補修済あるいは新品の転轍器に交換
して車両の走行の安全性を確保している。転轍器の交換
作業は、通常夜間に行われている。
【0003】ところで、従来、転轍器を交換する場合、
転轍器が300〜400kgfもあるにも係わらず、補
修済あるいは新品の転轍器を、一般的に、4〜5人の作
業者でトロッコに荷積みした後、交換すべき転轍器の設
置場所までトロッコを押して運搬する。トロッコが目的
の設置場所に到達すると、先ず、可搬式の門型クレーン
をレールに対して直交する状態、つまりレールを跨ぐ状
態に設置すると共に、この門型クレーンに設けた吊持装
置によりトロッコに積載されている転轍器の荷下ろし作
業を行う。
【0004】次いで、門型クレーンをレールと平行に設
置し直し、交換すべき転轍器を吊持装置で吊持して取外
して地上に下ろすと共に、トロッコから荷下ろしした転
轍器を吊持して設置場所に移動させて取付工事を行う。
補修済あるいは新品の転轍器の取付工事が終了すると、
再び門型クレーンをレールを跨ぐ状態に設置し、取外し
た補修すべき転轍器を吊持してトロッコに積載する。そ
して、門型クレーンを撤去すると共に、補修するために
再びトロッコを押して取外した補修すべき転轍器を所定
の場所、つまり補修工場等に移動させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり、転轍器
交換作業に際しては多数の作業者の手を煩わさなければ
ならないのに加えて、門型クレーンの設置作業と撤去作
業とを何回も繰返さなければならない。しかも、夜間作
業であることもあって、危険であるばかりでなく重労働
をよぎなくされていた。そのため、従来から転轍器交換
作業を行い得る作業車の開発が望まれていた。
【0006】さらに、転轍器交換作業に用いる作業車に
異常が生じても転轍器交換作業における安全確保手段、
例えば、通常の走行手段の他に緊急時自走手段を備え、
走行台車の存在を走行している他の車両に知らせる連絡
手段を備えると共に、広軌・狭軌の何れにも使用し得る
ことが望ましい。
【0007】従って、本発明の目的とするところは、転
轍器の運搬から交換までの作業を小人数で、しかも能率
的に行うことを可能ならしめると共に、緊急時に自走に
より脱出し得、かつ緊急事態が生じたことの連絡を可能
ならしめる転轍器交換作業車を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記実情に鑑
みてなされたものであって、従って、本発明の請求項1
に係る転轍器交換作業車が採用した主たる手段の特徴と
するところは、上部に荷台を備えた履帯走行式の走行台
車と、走行台車の履帯の間に設けられ、上下方向に伸縮
して走行台車を昇降させると共に、上昇させた走行台車
を旋回自在に支持するリフト装置と、走行台車の履帯の
外側部位に付設され、一対のレールを転動する電気絶縁
された従動輪を備えた上げ・下げ自在な従動側レール走
行装置および動力伝達機構を介して伝達される履帯を駆
動するスプロケット駆動軸の回転で駆動される電気絶縁
された駆動輪を備えた上げ・下げ自在な駆動側レール走
行装置と、走行台車の幅方向の一方側の上部に立設され
る伸縮自在な固定ポールと、固定ポールの上端部に旋回
自在に固着され、かつ転轍器を吊持する吊持装置を支持
すると共に、転轍器配設位置の反レール側において、下
部に車輪を有する移動ポールの上端部で水平に固着され
る継足しビームを接続し得る接続部を遊端側に備えた基
端ビームとからなるところにある。
【0009】また、本発明の請求項2に係る転轍器交換
作業車が採用した主たる手段の特徴とするところは、請
求項1記載の転轍器交換作業車において、前記走行台
車に、バッテリーから電力の供給を受けて駆動されるモ
ータと、前記スプロケット駆動軸を駆動するトランスミ
ッションの出力軸に装着され、該出力軸と係合して前記
モータの駆動力をスプロケット駆動軸に伝達すると共
に、係合解除によりモータの駆動力を遮断するクラッチ
を備えた動力伝達部とからなる緊急時駆動装置を設けた
ところにある。
【0010】また、本発明の請求項3に係る転轍器交換
作業車が採用した主たる手段の特徴とするところは、請
求項1またはのうちの何れか一つの項に記載の転轍器
交換作業車において、前記走行台車に、該走行台車と該
走行台車が走行するレールとを導通させる導通・導通解
除自在な接触子を備えた導通装置を設けたところにあ
る。
【0011】また、本発明の請求項4に係る転轍器交換
作業車が採用した主たる手段の特徴とするところは、請
求項1,2またはのうちの何れか一つの項に記載の転
轍器交換作業車において、先端に従動輪が嵌合され、従
動側レール走行装置で水平方向に摺動自在に支持される
従動輪支持軸と、先端に駆動輪が嵌合され、駆動側レー
ル走行装置で水平方向に摺動自在に支持される駆動輪支
持軸とを、左右の従動輪と駆動輪とのそれぞれの間隔が
レールの間隔になる位置において固定するロック機構を
設けたところにある。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に係る転轍器交換作業車によ
れば、補修した転轍器を補修工場で荷台に積込み、履帯
の駆動により自走してレールの間に移動し、レールの間
におけるリフト装置の下方への伸長で走行台車が上昇さ
れ、その前後方向がレールの方向に一致する向きに旋回
させる。次いで、走行台車を上昇させたまま、従動輪と
駆動輪がそれぞれレールに接するまで従動側レール走行
装置と駆動側レール走行装置とを下ろして固定すると共
にリフト装置を縮小させれば、走行台車はレールを走行
し得る状態になる。そして、走行台車を目的の場所まで
走行させ、その位置において、交換すべき転轍器配設位
置を挟む位置に移動ポールを配置し、基端ビームを旋回
させると共に、基端ビームの先端に、移動ポールの先端
の継足しビームを接続すれば門型クレーンが形成され、
吊持装置により荷台上の補修済の転轍器や交換すべき転
轍器を吊持し、吊持した転轍器を走行方向に移動させる
ことができる。さらに、交換のために取外した転轍器を
荷台に積込んだ後、移動ポールを取外して荷台に積載す
ると共に、継足しビームを取外せば、レール上を走行
し、リフト装置の伸長により走行台車を上降させ、レー
ル走行装置を上げると共に走行台車をレールと直交する
方向に旋回させてリフト装置を縮小すれば、走行台車は
履帯走行し得る状態になる。
【0013】また、本発明の請求項2に係る転轍器交換
作業車によれば、請求項1記載の転轍器交換作業車の
作用に加えて、走行台車が走行不能になったとき、クラ
ッチをトランスミッションの出力軸に係合させ、バッテ
リーからモータに電力を供給することによりモータを駆
動し、このモータの駆動力を動力伝達部を介してスプロ
ケット駆動軸に伝達して駆動輪を駆動することができ
る。
【0014】また、本発明の請求項3に係る転轍器交換
作業車によれば、請求項1またはのうちの何れか一つ
の項に記載の転轍器交換作業車の作用に加えて、走行台
車に設けた導通装置の接触子を操作して走行台車とレー
ルとを導通させることにより、レール上に走行台車が存
在しているという信号を信号機に送信することができ
る。
【0015】また、本発明の請求項4に係る転轍器交換
作業車によれば、請求項1,2またはのうちの何れか
一つの項に記載の転轍器交換作業車の作用に加えて、従
動輪支持軸と駆動輪支持軸とを水平方向に摺動させて、
左右の従動輪と駆動輪とがレールの間隔になったとき
に、ロック機構により従動輪支持軸と駆動輪支持軸とを
ロックすれば、これら左右の従動輪と駆動輪とがそれぞ
れレールの間隔で維持される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る転轍器交換作業
車を、転轍器交換作業車の全体斜視図の図1と、転轍器
交換作業車の上昇状態を示す側面図の図2aと、転轍器
交換作業車を図2aの状態から90度旋回させた状態を
示す図の図2bと、リフト装置の構成説明図の図3a,
3bと、従動側レール走行装置の側面図の図4aと、図
4aのA−A線断面図の図4bと、駆動側レール走行装
置の構成説明図の図5と、図5のB矢視図の図6と、ク
レーンビームの連結状態説明図の図7と、緊急時駆動装
置の構成説明図の図8とを参照しながら説明する。
【0017】即ち、図1に示す符号1は、発電機(図示
省略)が搭載され、エンジン走行する走行台車であっ
て、これは、上部に荷台1aを備え、幅方向の両側に履
帯1bを備えている。これら履帯1b,1bは、進行方
向の一方側に設けられた駆動スプロケット1cと、他方
側に設けられた従動スプロケット1dと、これらの間に
設けられる複数のアイドルローラ1eとに跨がって掛装
されている。このように、走行台車1を履帯走行式とし
たのは、軌道敷内の道床バラスト上を支障なく走行し得
ることを配慮したからである。なお、走行台車1の前後
方向の一方側の幅方向の端部に立設されてなるものは、
走行台車1を操縦する操縦レバー等を備えた操縦ポスト
1fである。
【0018】この走行台車1の下部の履帯1b,1bの
間には、図2に示すように、この走行台車1を昇降させ
る、後述する構成になる油圧作動式のリフト装置2が設
けられている。このリフト装置2の詳細は、図3aと図
3bとに示すように、ロッドが下方に伸縮する4本の油
圧シリンダ2aと、ロッドの下端のそれぞれにピン連結
される昇降板2bと、この昇降板2bの中心に設けた垂
直な旋回支持ピン2cにより旋回自在に取付けられる接
地板2dとから構成されている。つまり、このリフト装
置2は、油圧シリンダ2aのロッドを伸長させることに
より走行台車1を上昇させ、上昇させた位置において、
走行台車1の向きを自在に変更させる働きをするもので
ある。
【0019】なお、図2aと図2bとにおいて、レール
R,Rの間に配設される載置台部分と、レールR,Rの
側方に配設される傾斜板部とからなるものは、走行台車
1をレールR,Rの間に移動させ、レールR,Rの間か
らレールR,Rの外方に移動させる際に使用する走行切
り換え補助装置12であって、走行台車1の移動をスム
ーズに行わせる働きをするものである。但し、走行切り
換え補助装置12は、レールRを損傷させないゴム製の
履帯1bを有する走行台車1では、必ずしも必要ではな
いものである。例えば、道床バラストにより傾斜路を形
成すると共に、レールR,Rの間に道床バラストを敷詰
め、そして作業終了後に排除すればよいからである。ま
た、この走行台車1の履帯1bの外側であって、かつ走
行方向の前後には、レールR,R上を自在に走行するた
めに、後述する構成になる上げ・下げ自在、つまり、撥
ね上げ式の従動側レール走行装置3と、駆動側レール走
行装置4とがそれぞれ設けられている。
【0020】先ず、前記従動側レール走行装置3は、図
1、図4aおよび図4bに示すように、走行台車1の反
操縦ポスト側、つまり、走行台車1の前部に角筒3aが
水平に固着されている。そして、この角筒3aの両開口
から、先端に多角形状をしたブラケット3cを有する四
角断面であって、かつ長手方向の2個所にロック用溝が
設けられてなる従動輪支持軸3bが長手方向に摺動自在
に嵌合されると共に、これらのロック用溝には角筒3a
の上部面に設けたロック機構であるロックねじ3kの先
端が係合されるようになっている。
【0021】また、ブラケット3cのそれぞれには、レ
ールR,Rに対して電気的に絶縁され、レールR,Rを
転動する従動輪3eを遊端側に有する車輪支持脚3dが
揺動自在に枢着されており、図1に示すように、従動輪
3eがレールRに転接しているときは車輪支持脚3dが
下側に揺動した位置においてロックピン3fで固定さ
れ、車輪支持脚3dを上側に揺動させた場合にも、前記
ロックピン3fでそのままの状態が維持されるように構
成されている。なお、前記従動輪支持軸3bを摺動自
在、かつこれを2個所のロック用溝位置においてそれぞ
れロックねじ3kで固定する構成にしたのは、狭軌と広
軌の何れにも対応し得る構成にすることにより、その汎
用性を高めることを狙いとしたものである。
【0022】さらに、この車輪支持脚3dには、後述す
る構成になる導通装置3gが設けられている。この導通
装置3gは、車輪支持脚3dに対して直交する状態でケ
ース3hが装着され、このケース3hにコイルばね3i
が内設されると共に、このコイルばね3iの弾発力に押
されて作動する接触子3jを備えている。つまり、この
接触子3jは所定の角度だけ軸心回りに回転させるとロ
ックが解除されて、先端が従動輪3eの内側面に当接す
るように構成されている。このように、接触子3jの先
端が従動輪3eの内側面に当接すると、走行台車1とレ
ールR,Rとの電気的な絶縁状態が解除され、信号機に
対してレールR,R上に走行車両が存在しているという
信号が送信されて赤信号となるので、他の車両の進入に
よる衝突事故等の発生を未然に阻止することができる。
【0023】前記駆動側レール走行装置4は、図1、図
5および図6に示すように、駆動スプロケット1cを駆
動するスプロケット駆動軸1gの延長軸心回りに揺動さ
れ、後述する構成になる動力伝達機構5が内設されると
共に、遊端側に筒体4bが横架されてなる車輪支持脚4
a,4aが設けられている。これらの車輪支持脚4a,
4aの相反する側には、前記筒体4bに長手方向に摺動
自在に嵌合され、突出端側のそれぞれに、レールR,R
に対して電気的に絶縁された駆動輪4dが嵌着されてな
る駆動輪支持軸4cが装着されている。図示省略してい
るが、車輪支持脚4a,4aを下側に揺動させた状態お
よび上側に揺動させた状態で保持するのは、前記従動側
レール走行装置3の車輪支持脚3dの固定方式と同様に
ロックピンの挿脱によって行われる。
【0024】次に、車輪支持脚4a,4aに内設されて
いる動力伝達機構5の構成を説明する。但し、動力伝達
機構5については、左右勝手反対の同構成であるから、
その1方側の構成だけを説明すると、動力伝達機構5
は、図5に示すように、駆動スプロケット1cを駆動す
るスプロケット駆動軸1gにカップリング5aを介して
回転される入力軸5bが、車輪支持脚4aにベアリング
Bを介して支持されてなる大径のVベルトプーリ5cの
軸穴に嵌合されている。また、この入力軸5bから離れ
た位置には前記駆動輪支持軸4cが配設されているが、
この駆動輪支持軸4cにはスプラインが刻設されてい
て、これは、車輪支持脚4aにベアリングBを介して支
持されてなる小径のVベルトプーリ5dのスプラインを
有する軸穴に摺動自在に嵌合されている。
【0025】これらVベルトプーリ5c,5dには弛み
得る長さを有するVベルト5eが掛装されており、大径
のVベルトプーリ5cから小径のVベルトプーリ5dへ
の動力の伝達は、図6に示すように、Vベルト5eにベ
ルト緊張ローラ5fを押圧することによって行われ、履
帯1b,1bの駆動により走行台車1を走行させるとき
は、ベルト緊張ローラ5fによるVベルト5eへの押圧
が解除されるように構成されている。また、駆動輪支持
軸4cの反駆動輪装着側の2個所にはロック用溝が周設
(1個所のみ示している)されており、筒体4bに設け
たロック機構であるロックねじ5gの先端を係合させ
て、駆動輪4d,4dの間隔をレールの間隔で維持する
ことにより、従動側レール走行装置3の場合と同様に、
狭軌と広軌の何れにも対応し得るようにしたものであ
る。
【0026】ところで、前述のとおり、レールR,Rに
対して前記従動輪3eと駆動輪4dとを電気的に絶縁し
た。その理由は、走行台車1とレールR,Rとを絶縁す
ることにより信号機の作動を防ぎ、走行台車1による非
定常時の作動により信号機に異常が発生するのを回避す
るためである。
【0027】さらに、走行台車1の幅方向の一方側の上
には、図1に示すように、後述する構成になる固定ポー
ル6が立設されている。この固定ポール6は、走行台車
1に立設される角筒状の基端側支柱6aと、この基端側
支柱6aの上側から摺動自在に嵌合され、ロックピン6
cで固定される伸縮支柱6bとからなっており、この伸
縮支柱6bの先端部には、走行台車1に搭載されている
発電機から電力の供給を受けて作動する転轍器を吊持す
る吊持装置である電動式ウインチ8を往復動自在に支持
する後述するクレーンビーム7の一部を構成する基端ビ
ーム7aが、垂直軸心回りに旋回可能、かつ水平に連結
されている。なお、この例では電動式ウインチ8を採用
したが、チェーンブロックであっても良い。
【0028】前記クレーンビーム7は、図7に示すよう
に、伸縮支柱6bの先端部に装着されている基端ビーム
7aと、この反装着側に挿脱自在な連接ピン7cにより
連結され、長手方向の中間位置における下側に屈曲部7
dを備え、この屈曲部7dの上側の相対する面が当接す
ることにより真直状態が保持される屈曲自在な継足しビ
ーム7bとからなり、この継足しビーム7bの反連接側
には、後述する構成になる移動ポール9の先端が連結さ
れ、これによりクレーンビーム7が支持されるように構
成されている。なお、クレーンビーム7を組立構成にし
たのは、各部位の軽量化を図ることにより運搬を容易に
するためである。
【0029】前記、移動ポール9は、走行台車1が走行
するレールR,Rの反固定ポール側の外方位置に撤去自
在にレールR,Rと並行に敷設され、車輪が転動する溝
状の転動面10aを有する案内レール10に沿って移動
可能に支持されている。そして、この移動ポール9は、
下部に前記案内レール10の転動面10aを転動する複
数の車輪を備えた台車部9aと、この台車部9aの上に
立設される基端側支柱9bと、この基端側支柱9bの上
側から摺動自在に嵌合され、ロックピン9eで固定され
る伸縮支柱9cと、この伸縮支柱9cの頂部に設けら
れ、前記クレーンビーム7の高さを微調整するジャッキ
9dとからなる構成になっている。案内レール10を設
置し難い不整地の場合は、移動ポール9の車輪部分を取
外して固定脚に取替えることにより、転轍器の積み下ろ
しはできる。
【0030】そして、走行台車1には燃料なしやエンジ
ントラブルで走行不能になる等の緊急事態発生時に、走
行台車1を自走させる自走手段である緊急時駆動装置が
設けられている。この緊急時駆動装置11は、図8に示
すように、エンジンの駆動力を伝達する動力伝達部であ
る駆動プーリ1iを介して走行台車1の前記スプロケッ
ト駆動軸1gに伝達するトランスミッションの出力軸1
hに装着されるワンウェイ式のクラッチ11aを備えた
プーリ11bと、走行台車1の操縦ポスト1f側の下部
に装着され、図示しないバッテリーから電力の供給を受
けて駆動されるモータ11cと、このモータ11cの駆
動力をプーリ11bに伝達するモータ動力伝部材である
Vベルト11dとから構成されている。
【0031】つまり、走行台車1をエンジン駆動する場
合は、クラッチ11aの係合が解除されていてトランス
ミッションの出力軸1hが回転されていてもプーリ11
bは回転されないが、トランスミッションの出力軸1h
の回転はトランスミッションの出力軸1h、駆動プーリ
1i、スプロケット駆動軸1gを経て駆動輪4dに伝達
される。また、何かのトラブルによってエンジンで走行
できなくなると、クラッチ11aが係合され、モータ1
1cの回転がプーリ11b、駆動プーリ1i、スプロケ
ット駆動軸1gを経て駆動輪4dに伝達されるように構
成されている。この場合、トランスミッションの出力軸
1hの回転を制動するパーキングブレーキ(図示省略)
は解除される。
【0032】以下、上記構成になる転轍器交換作業車の
使用態様を説明すると、補修済の転轍器(図示省略)を
補修工場で荷台1aに積込み、履帯1bの駆動により自
走してレールR,Rの間に走行台車1を移動させ、レー
ルR,Rの間においてリフト装置2の油圧シリンダ2a
のロッドを下方に伸長すると接地板2dが接地し、走行
台車1は上昇される。そして、上昇させた状態で本体を
押して走行台車1の前後方向がレールR,Rの方向に一
致するように旋回させる。さらに、走行台車1を上昇さ
せたまま、従動輪支持軸3bと駆動輪支持軸4cとを押
し引きして従動輪3e,3eの間隔および駆動輪4d,
4dの間隔のそれぞれを走行するレールR,Rの幅に合
わせる。勿論、レールが狭軌であるか広軌であるかは作
業前に判っているので、これら車輪の間隔を予め調整し
ておいても良い。
【0033】次いで、従動輪3e,3eと、駆動輪4
d,4dとがそれぞれレールR,Rに接するまで、従動
側レール走行装置3と駆動側レール走行装置4との車輪
支持脚3d,4aを下側に揺動させ、ロックピンで固定
すると共にリフト装置2の油圧シリンダ2aのロッドを
縮小させれば、走行台車1が従動輪3e,3eと駆動輪
4d,4dとによりレールR,R上を走行し得る状態に
なる。そして、ベルト緊張ローラ5fでVベルト5eを
押圧してVベルト5eに張力を付与すると共に、スプロ
ケット駆動軸1gを回転させれば、動力伝達機構5を介
して駆動輪支持軸4cが回転され、駆動輪4dが転動す
るので、走行台車1はレールR,R上を走行する。勿
論、ベルト緊張ローラ5fでVベルト5eを押圧しなけ
れば、駆動輪4d,4dは自由回転するから、走行台車
1を押して移動させることができる。
【0034】そして、走行台車1を目的の場所まで走行
させ、その位置において、交換すべき転轍器配設位置を
挟む位置に、レールR,Rと平行に案内レール10を敷
設すると共に、この案内レール10に移動ポール9の台
車部9aを配置する。これと並行して、基端ビーム7a
の向きを走行台車1の前後方向に対して直交する方向に
旋回させる一方、基端ビーム7aの自由端に継足しビー
ム7bを連接ピン7cにより連結すると共に、継足しビ
ーム7bを真直状にしてクレーンビーム7を形成し、そ
の継足しビーム7bの先端を前記移動ポール9のジャッ
キ9dの頂部に連結する。
【0035】次いで、ジャッキ9dを回転させて移動ポ
ール9の高さを微調整することによりクレーンビーム7
が水平になるように調整する。勿論、微調整を行う前
に、固定ポール6の高さは伸縮支柱6bの昇降により、
また移動ポール9の高さは伸縮支柱9cの昇降によりそ
れぞれ予め粗調整されている。従って、以上述べたよう
な組立・調整作業により、この転轍器交換作業車は、例
えば、図1に示すような状態になる。そこで、先ず、積
込でいた補修済の転轍器を電動式ウインチ8のフック8
aにより吊持して荷台1aから、交換すべき転轍器が配
設されている位置の近傍に荷下ろしする。空荷状態にて
交換すべき転轍器が配設されている位置に移動させ、こ
こにおいて交換すべき転轍器をフック8aで吊持して荷
台1aに積載し、次いで荷おろししておいた補修済の転
轍器を吊持して、所定の位置にセットして取付けて転轍
器の交換が終了する。
【0036】このようにして、転轍器の交換が終了する
と、クレーンビーム7を分解し、移動ポール9を取外
し、敷設した案内レール10を撤去すると共に、これら
を共に荷台1aに積載して所定位置に自走により戻る。
所定位置において、リフト装置2の油圧シリンダ2aの
ロッドを伸長させて走行台車1を上昇させ、従動側レー
ル走行装置3の車輪支持脚3dと、駆動側レール走行装
置4の車輪支持脚4aとを上側に揺動させてロックピン
で固定する。そして、人力で押して走行台車1を90度
旋回させると共に、油圧シリンダ2aのロッドを縮小さ
せれば履帯1bで走行し得る状態になる。その後は、履
帯1bによる自走により工場に戻り、荷台1aに積載し
ていた転轍器を修理のために荷下ろしすれば、補修済の
転轍器の運搬、転轍器の交換、取外した転轍器の回収に
係る一連の作業が終了する。
【0037】従来のように、門型クレーンの設置変え作
業を行うまでもなく、上記のとおり容易に補修済の転轍
器の運搬、転轍器の交換、取外した転轍器の回収に係る
一連の作業が行えるので、従来の転轍器交換作業では4
〜5人の作業者を必要としたのに対して、本実施例では
2人の作業者で充分であった。また、電動式ウインチに
より重量物である転轍器を吊持するため、走行台車1の
旋回、車輪支持脚3d,4aの位置調整、クレーンビー
ム7の分解組立、案内レール10の敷設・撤去あるいは
継足しビーム7b、移動ポール9、案内レール10等の
荷積み・荷下ろし等の軽作業で済むと共に、転轍器を人
力で移動させる必要がないので危険性も少なくなり、転
轍器交換作業の省力化と、軽作業化と、安全性の向上と
に対して多大な効果があった。
【0038】このような転轍器の交換作業中において、
例えば、燃料なしやエンジントラブル等により走行台車
1が自走し得なくなることがあり得る。上記説明から良
く理解されるように、ベルト緊張ローラ5fによるVベ
ルト5eの押圧力を解除すれば、押して走行台車1を移
動させることができる。しかしながら、荷台1aに転轍
器が積載されていてしかも長距離移動させる必要がある
場合には、押して走行台車1を移動させることは極めて
大変な作業であり、かつ危険である。そこで、緊急時駆
動装置11と導通装置3gとを作動させる。
【0039】従って、緊急時駆動装置11によれば、ク
ラッチ11aを係合させると共にバッテリーからモータ
11bに電力を供給し、スプロケット駆動軸1g、動力
伝達機構5を介して駆動輪4dを駆動すれば、走行台車
1は自走が可能になり、動力で迅速に移動することがで
きる。さらに、導通装置3gによれば、接触子3jを軸
心回りに回転させてロックを解除すると、コイルばね3
iの弾発力により接触子3jの先端が従動輪3eの側面
に接触するので、走行台車1とレールR,Rとが導通状
態になり、走行台車1がレールR,R上に居るという信
号が信号機に送信され、赤信号の点滅により他の車両の
進入が停止される。このように、この転轍器交換作業車
は、緊急時の安全を確保するために、緊急時駆動装置1
1や導通装置3gを備えているので、安全に転轍器交換
作業を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る転轍
器交換作業車によれば、走行台車は地上と、広・狭軌レ
ールの何れをも自走することができるので、修理工場か
ら作業現場の間で自在に転轍器を運搬することができ、
また、走行台車に立設した固定ポールと移動ポールとに
横架したクレーンビームに支持されている吊持装置によ
り転轍器の積み下ろし作業から、吊持して所定位置に転
轍器を移動させることができるので、従来必要であった
門型クレーンの設置変え作業が不要になり、しかも、緊
急時駆動装置や導通装置を備えているので、従来のよう
に多数の作業者を要せず、小人数の作業者で容易、かつ
安全に転轍器の運搬から交換までの作業が行えるので、
転轍器交換作業の省力化と、軽作業化と、安全性の向上
とに対して極めて多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る転轍器交換作業車の全体
斜視図である。
【図2】図2aは本発明の実施例に係る転轍器交換作業
車の上昇状態を示す側面図であり、また、図2bは転轍
器交換作業車を図2aの状態から90度旋回させた状態
を示す図である。
【図3】図3aと図3bは、本発明の実施例に係る転轍
器交換作業車のリフト装置の構成説明図である。
【図4】図4aは本発明の実施例に係る転轍器交換作業
車の従動側レール走行装置の側面図であり、図4bは図
4aのA−A線断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る転轍器交換作業車の駆動
側レール走行装置の構成説明図である。
【図6】図5のB矢視図である。
【図7】クレーンビームの連結状態説明図である。
【図8】緊急時駆動装置の構成説明図である。
【符号の説明】
1…走行台車、1a…荷台、1b…履帯、1g…スプロ
ケット駆動軸、1h…出力軸、1i…駆動プーリ、2…
リフト装置、2a…油圧シリンダ、2d…接地板、3…
従動側レール走行装置、3b…従動輪支持軸、3d…車
輪支持脚、3e…従動輪、3g…導通装置、3j…接触
子、3k…ロックねじ、4…駆動側レール走行装置、4
a…車輪支持脚、4c…駆動輪支持軸、4d…駆動輪、
5…動力伝達機構、5a…カップリング、5f…ベルト
緊張ローラ、5g…ロックねじ、6…固定ポール、7…
クレーンビーム、7a…基端ビーム、8…電動式ウイン
チ、9…移動ポール、10…案内レール、11…緊急時
駆動装置、11a…クラッチ、11b…プーリ、11c
…モータ、11d…Vベルト、R…レール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 591164059 神機設計株式会社 兵庫県神戸市西区上新地1丁目3−1 (72)発明者 松田 紀 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 清水 文雄 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 田口 尚 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 川本 利一 愛知県名古屋市守山区大字中志段味字東 山島2132番地 (72)発明者 馬場 啓利 兵庫県明石市大久保町山手台1丁目48 (72)発明者 加藤 義雄 大阪府高槻市富田町4丁目3番13号 (72)発明者 青柳 勲 兵庫県神戸市西区上新地1丁目3−1 神機設計株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−51405(JP,A) 実公 昭48−12657(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01B 29/02 E01B 33/10 - 33/12 B61D 15/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に荷台を備えた履帯走行式の走行台
    車と、走行台車の履帯の間に設けられ、上下方向に伸縮
    して走行台車を昇降させると共に、上昇させた走行台車
    を旋回自在に支持するリフト装置と、走行台車の履帯の
    外側部位に付設され、一対のレールを転動する電気絶縁
    された従動輪を備えた上げ・下げ自在な従動側レール走
    行装置および動力伝達機構を介して伝達される履帯を駆
    動するスプロケット駆動軸の回転で駆動される電気絶縁
    された駆動輪を備えた上げ・下げ自在な駆動側レール走
    行装置と、走行台車の幅方向の一方側の上部に立設され
    る伸縮自在な固定ポールと、固定ポールの上端部に旋回
    自在に固着され、かつ転轍器を吊持する吊持装置を支持
    すると共に、転轍器配設位置の反レール側において、下
    部に車輪を有する移動ボールの上端部で水平に固着され
    る継足しビームを接続し得る接続部を遊端側に備えた基
    端ビームとからなることを特徴とする転轍器交換作業
    車。
  2. 【請求項2】 前記走行台車に、バッテリーから電力の
    供給を受けて駆動されるモータと、前記スプロケット駆
    動軸を駆動するトランスミッションの出力軸に装着さ
    れ、該出力軸と係合して前記モータの駆動力をスプロケ
    ット駆動軸に伝達すると共に、係合解除によりモータの
    駆動力を遮断するクラッチを備えた動力伝達部とからな
    る緊急時駆動装置を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の転轍器交換作業車。
  3. 【請求項3】 前記走行台車に、該走行台車と該走行
    車が走行するレールとを導通させる導通・導通解除自在
    な接触子を備えた導通装置を設けたことを特徴とする請
    求項1またはのうちの何れか一つの項に記載の転轍器
    交換作業車。
  4. 【請求項4】 先端に従動輪が嵌合され、従動側レール
    走行装置で水平方向に摺動自在に支持される従動輪支持
    軸と、先端に駆動輪が嵌合され、駆動側レール走行装置
    で水平方向に摺動自在に支持される駆動輪支持軸とを、
    左右の従動輪と駆動輪とのそれぞれの間隔がレールの間
    隔になる位置において固定するロック機構を設けたこと
    を特徴とする請求項1,2またはのうちの何れか一つ
    の項に記載の転轍器交換作業車。
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