JPH0860195A - オクタメチルトリシロキサン含有共沸混合物 - Google Patents

オクタメチルトリシロキサン含有共沸混合物

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JPH0860195A
JPH0860195A JP7147537A JP14753795A JPH0860195A JP H0860195 A JPH0860195 A JP H0860195A JP 7147537 A JP7147537 A JP 7147537A JP 14753795 A JP14753795 A JP 14753795A JP H0860195 A JPH0860195 A JP H0860195A
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methyl
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レイ フラニンガム オーラ
Dwight E Williams
エドワード ウィリアムス ドゥワイト
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D7/00Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
    • C11D7/50Solvents
    • C11D7/5036Azeotropic mixtures containing halogenated solvents
    • C11D7/5068Mixtures of halogenated and non-halogenated solvents
    • C11D7/5095Mixtures including solvents containing other heteroatoms than oxygen, e.g. nitriles, amides, nitroalkanes, siloxanes or thioethers

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境に優しい洗浄剤組成物を提供する。 【構成】 オクタメチルトリシロキサン(MDM)とあ
る種のアルコール又はエステルとの2成分共沸混合物。
そのアルコール又はエステル成分は、2−メチル−1−
ペンタノール、1−ヘキサノール、1−ブトキシ−2−
プロパノール及び乳酸エチルである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シロキサン含有2成分
共沸混合物である環境にやさしい洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ある種
の化合物の使用を制限することをねらった規制のため
に、適当な代替物を探索することは、化学部門及び産業
部門の直面するずっと増大してきたジレンマの1つであ
る。
【0003】例えば、1970年代には、米国環境保護
局(EPA)は、「危険な環境汚染物質」として、二酸
化硫黄SO2 ;一酸化炭素CO;二酸化窒素NO2 ;オ
ゾンO3 ;直径10μm 以下の浮遊粒子PM10;鉛P
b;及び現在「揮発性有機化合物」(VOC)として知
られている非メタン炭化水素(NMHC)を指定した。
【0004】光化学スモッグの最も豊富な種はオゾンで
ある。オゾン前駆体は、VOC、酸化窒素NO及びNO
2 である。汚染された大気中のオゾンを減らすために、
VOC及び酸化窒素NOX (NO及びNO2 )前駆体を
減らすことが要請された。
【0005】太陽エネルギーは地表に吸収され、放射線
として再放出される。大気中のある種のガスは再放出さ
れた放射線を吸収することができ、それを熱に変えるこ
とができる(温室効果)。その結果は、この温室効果が
ないとすれば得られたであろうよりも高い大気温度がも
たらされることである(地球温暖化)。従って、二酸化
炭素CO2 、メタンCH4 、亜酸化窒素N2 O、オゾン
並びに種々の塩化、フッ化、及び塩化フッ化炭化水素
(CFC)、例えばメチルクロロフォルムCH3CCl
3 (MCF)、四塩化炭素CCl4 、C2 HF5 (HC
FC−125)、C2 2 4 (HFC−134a)、
CFCl3 (CFC−11)、CF2 Cl 2 (CFC−
12)、C2 ClF5 (CFC−115)、CHClF
2 (HCFC−22)、C2 HCl2 3 (HCFC−
123)、C2 HClF4 (HCFC−124)及びC
2 Cl3 3 (CFC−113)を含む、そのようなガ
スの放出における減少も要求されてきた。
【0006】成層圏のオゾンは、太陽光線中の紫外線の
侵入に対する天然の遮蔽である。成層圏のオゾンを枯渇
させるどんな方法もUV−B線(293〜320nm/2
930〜3200Å)の地表に到達する量を増大すると
いうことに関心が寄せられてきた。UV−B線が増す
と、皮膚癌の発生率が増す。CFCは対流圏(10マイ
ル/16キロメートルまで)を通って中成層圏(mid
−stratosphere)(30マイル/48キロ
メートルまで)中に拡散し、ここでそれらは紫外線によ
って光分解しオゾン分子を破壊する。成層圏オゾン枯渇
の故に、1990Clean Air Act Ame
ndmentsは、CFC、ハロン(臭化塩化フッ化炭
素及び臭化フッ化炭素)、四塩化炭素及びメチルクロロ
フォルムの段階的廃止計画を含んでいる。
【0007】これらは、そのような化学物質の代替物を
発見しようとする化学部門及び産業部門の直面する諸問
題のほんの2、3に過ぎない。しかしながら、特に関心
の寄せられていることは、これらの問題のVOCの面で
あり、適当な代替物質を提供することである。
【0008】従って、「揮発性有機化合物」(VOC)
及び「揮発性有機物質」(VOM)が米国において、連
邦法及び40章第51.100規則に定義され、一酸化
炭素、二酸化炭素、カルボン酸、金属の炭化物又は炭酸
塩及び炭酸アンモニウム、を除く、大気の光化学反応に
参加する炭素の全ての化合物であると定義されている。
この定義は、ある種の化合物と一定の種類の化合物類を
VOC又はVOMから除外している。
【0009】科学的には、VOCは20℃及び760mm
Hg(101.3kPa)の圧力にて、0.1mmHg(1
3.3Pa)より大きい蒸気圧を有する全ての炭素化合
物か、又は蒸気圧が未知ならば、炭素原子数12未満の
化合物と定義されてきた。「揮発性有機物含量」は、E
PA Test Method 24又は24Aに従っ
て測定される(その方法はTitle 40 CFR
Part 60, Appendix Aに記載されて
いる)揮発性有機化合物(VOC)の量である。
【0010】VOCの減少は既にいくつかの州で命令さ
れており、例えばカリフォルニア州の規則は大気中に入
る全ての生成物1リットルあたり揮発性物質180g未
満であることを要求している。この量は10gの生成物
を炉中110℃で1時間ベーキングすることによって測
定できる。残った個体の量は、試験した合計10gから
引き算する。計算は、蒸発した揮発性物質の重量を基準
とし、その量は1リットルあたりのg数で報告される。
【0011】EPAは、消費財中に存在する多数の揮発
性有機化合物(VOC)を認定しており、それらの内に
は、エタノール、イソプロピルアルコール、ケロセン及
びプロピレングリコールのような溶剤;並びに種々のエ
ーロゾルスプレー中の噴射剤としてしばしば用いられ
る、イソブタン、ブタン、及びプロパンのようなありふ
れた炭化水素溶剤がある。
【0012】カリフォルニア州空気規制局(CARB)
は、家庭及び公共団体の消費者の用いる化学的に配合さ
れた製品中に許される揮発性有機化合物(VOC)の量
を制限する標準を提案した。これら規則は、合成洗剤;
掃除用コンパウンド;艶出し剤;床製品(floor
products);化粧品;身体手入れ製品;住宅、
芝生及び庭用製品;消毒剤;殺菌剤;並びに自動車専門
製品のような製品に及ぶ。
【0013】これらのCARBの基準は、ひげそり泡、
ヘアスプレー、シャンプー、オーデコロン、香水、アフ
ターシェーブローション、防臭剤、発汗抑制剤、日焼け
剤、呼気新鮮剤及び室内脱臭剤に有効であろう。
【0014】「非合法化された」化学物質を溶媒代替物
としてある種の揮発性メチルシロキサン類(VMS)で
置き換えることは、実用的なアプローチである。実際、
EPAは、Volume 59, No. 53, o
f the FederalRegister, 13
044−13161, (March 18, 199
4)において、13091頁に「環状及び線状揮発性メ
チルシロキサン類(VMSs)は、金属、エレクトロニ
クス及び精密機械洗浄用途におけるクラスI化合物の代
替品として使用する検討を現在行っている。それらの化
学的性質の故に、これらの化合物は防衛及び航空宇宙産
業における精密誘導設備(precision gui
dance equipment)の洗浄のために有望
であることを示している。加えて、揮発性メチルシロキ
サン類は高い純度を持ち、それ故、回収と再利用が容易
である。VMS類を用いる洗浄系において、流体は完全
に囲いをしたプロセスを用いて閉じたヘッダー設備(c
losed header system)中で部品を
洗浄するのに用いられる。この部品は液体を排出し、次
いで真空ベーキングを用いて乾燥する。」と記載してい
る。
【0015】13093〜13094頁に、EPAは、
EPAの重要な新代替政策(Significant
New Alternatives Policy
(SNAP))の下に、金属洗浄部門、エレクトロニク
ス洗浄部門及び精密機械洗浄部門において、閉じた系に
おける洗浄のために「揮発性メチルシロキサン類である
ドデカメチルトリシクロヘキサシロキサン、ヘキサメチ
ルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン及びデカ
メチルテトラシロキサンは、CFC−113及びMCF
の代替物として許容できる」と述べている。
【0016】13137頁に、EPAは、2つの揮発性
メチルシロキサン類、即ち、オクタメチルシクロテトラ
シロキサン及びデカメチルシクロペンタシロキサンに関
しては、「当局はデータの再調査を完了し、別の立法作
業によって、この会社が設定した暴露制限を守るという
使用条件を以てこれらの化合物を許容できるものである
と提案する積もりである。」ことを記している。
【0017】加えて、1992年後半にEPAに提出さ
れた、これらの揮発性メチルシロキサン類(VMS)を
VOCの規制から免除することを求める請願は今、係属
中である。この請願の基礎は、これら揮発性メチルシロ
キサン類は対流圏のオゾンの形成に寄与せず、場合によ
ってはこれを実際に抑制し、従って、これら揮発性メチ
ルシロキサン類は、「免除された」VOCのリスト上で
最も反応性の高い化合物であるエタンよりもオゾン形成
性が低いということである。
【0018】更に、これらの揮発性メチルシロキサン類
(VMS)は、大気圧中での寿命が10〜30日であ
る。従って、VMS化合物類は地球温暖化にさほど寄与
しない。揮発性メチルシロキサン類は、それらの大気中
での寿命が短く、上昇して成層圏中に蓄積することはな
いであろうことから、成層圏のオゾンを枯渇させる可能
性はない。VMS化合物類は、塩素又は臭素原子をも含
まない。
【0019】揮発性メチルシロキサン化合物類(VM
S)は、オゾン層を攻撃せず、対流圏のオゾン形成(ス
モッグ)に寄与せず、また地球温暖化の可能性が最小で
ある。従って、揮発性メチルシロキサン化合物類はこれ
らの3つの特性を同時に備えて特異である。
【0020】従って、揮発性メチルシロキサン類は、こ
れまで洗浄剤として広く使用されてきた「非合法的」化
学物質の適当な代替物を見つける問題への実用的解決を
提供するであろう。
【0021】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明
は、揮発性メチルシロキサンとある種のアルコール類及
びエステルとの新しい2成分系共沸混合物を提供する。
本発明は、これらの新しいシロキサン含有共沸混合物の
環境にやさしい洗浄剤としての使用も導入する。
【0022】洗浄剤として、前記新しい共沸混合物は、
どんな表面からの汚染物質の除去にも使用できるが、脱
融剤(defluxing)及び精密機械洗浄;低圧蒸
気脱脂、並びに蒸気層洗浄に、特に有用である。
【0023】これらシロキサン含有共沸混合物の洗浄剤
としての予期せざる優位さと利点は、高い溶解力、及び
蒸発後の一定した溶解力の維持を含む。前記蒸発は、蒸
気相洗浄、蒸留再生(distillative re
generation)及び拭き取り洗浄を含むアプリ
ケーションの間に生じうる。
【0024】本発明の洗浄剤は共沸混合物であるから、
比較的容易に回収し再循環できるという利点がある。即
ち、この共沸混合物は、それを洗浄プロセスに使用した
後の汚染された洗浄浴流出液から分離できる。単純な蒸
留によって、その再生は容易にでき、それによってそれ
は前記系中で新しい洗浄剤流入液として再循環できる。
【0025】加えて、これらの共沸混合物は、シロキサ
ン流体とエタノールのような低分子量アルコールとの共
沸混合物よりもシロキサン流体含量が高く、対応してア
ルコール含量が低いという予期せざる利点を持つ。その
驚くべき結果は、本発明の共沸混合物は対流圏のオゾン
及びスモッグの発生を低くすることである。
【0026】共沸混合物は、2又はそれ以上の液体の混
合物であって、蒸発してもその組成が変わらないものを
いう。例えば、95%のエタノールと5%の水は、7
8.3℃で沸騰する純粋なエタノール又は100℃で沸
騰する純粋な水よりも低い78.15℃の温度で沸騰す
る。そのような液体は、液体の分留で生成した蒸気が、
その液体の組成と同じであるという点で単一物質のよう
に挙動する。即ち、これらの混合物は、それらの組成を
変化させずに一定の温度で蒸留され、通常の蒸留方法で
は分離できないのである。
【0027】共沸混合物は、2成分共沸混合物と呼ばれ
る2つの液体(A及びB)を含む系として、3成分共沸
混合物と呼ばれる3つの液体(A、B及びC)を含む系
として、並びに4成分共沸混合物と呼ばれる4つの液体
(A、B、C及びD)を含む系として存在する。本発明
の共沸混合物は2成分共沸混合物である。
【0028】しかしながら、この技術分野で周知のよう
に、共沸現象は「予言できない現象」であり、各共沸混
合物はこれを発見しなければならない。この現象の「予
言不可能性」は、先行の米国特許に記載されている。そ
の1つの例は米国特許No.4157976(第1欄、第
47〜51行)である。更にこれを支持するものとし
て、米国特許No.4155865を挙げることができ
る。
【0029】本発明にとって、2又はそれ以上の成分の
混合物は、蒸気の組成が液体から変化しないで蒸発する
ならば、共沸混合物である。特に、共沸混合物は、組成
を変えないで沸騰する混合物、及び組成を変えないで沸
点未満の温度で蒸発する混合物の両方を含む。従って、
共沸混合物は、2成分の各特別の割合がある温度で共沸
するが必ずしも他の温度で共沸しなくてもよい、ある範
囲の割合に亘る2つの成分の混合物を含む。
【0030】共沸混合物はその組成を変えないで蒸発す
る。もし、印加された圧力がこの共沸混合物の蒸気圧よ
りも高いときは、この共沸混合物は組成を変化させるこ
となく蒸発する。もし、印加された圧力がこの共沸混合
物の蒸気圧よりも低いときは、この共沸混合物は組成を
変化させることなく沸騰し又は蒸留される。低沸点共沸
混合物の蒸気圧は、個々の成分の蒸気圧よりも高く、沸
点は個々の成分の沸点よりも低い。実際、共沸混合物は
その成分の全ての組成の沸点のうち最低の沸点を持って
いる。従って、共沸混合物は、その組成が当初は共沸混
合物の組成から離れている混合物を蒸留することによっ
て得ることができる。
【0031】諸成分の、ある組み合わせのみが共沸混合
物を形成しうるので、蒸気−液体−平衡(VLE)の実
験データ、即ち各成分の種々の混合物についての一定の
全圧又は温度における蒸気と液体の組成がなければ、共
沸混合物の形成について信頼性のある予測はできない。
【0032】共沸混合物の中には、温度によって組成が
変化しないものもあるが、多くの場合には、共沸混合物
は温度によって組成を変化させる。温度の関数としての
共沸組成は、与えられた温度での高品質のVLEデータ
から決定することができる。そのような決定を行うに役
立つ商業的なソフトウエアは入手可能である。Aspe
n Technology, Inc., of Ca
mbridge, MassachussetsのAS
PENPLUS(商標)プログラムは、そのようなプロ
グラムの一例である。実験データが与えられれば、その
ようなプログラムは、それから組成と蒸気圧の完全な表
を作りだすことができるパラメーターを計算することが
できる。このことは、このシステムの使用者が、共沸組
成がどこに位置するかを決定できるようにする。
【0033】本発明の共沸混合物を形成するために使用
される揮発性メチルシロキサンは、線状の短鎖シロキサ
ン流体オクタメチルトリシロキサンで、式(CH3 3
SiO(CH3 2 SiOSi(CH3 3 で示され
る。オクタメチルトリシロキサンは、25℃で測定して
粘度1.0センチストークス(mm2/s)である。オクタ
メチルトリシロキサンは、時々文献で「MDM」と略記
されることがある。これはこの分子中に1つの2官能性
「D」単位(CH3 2 SiO2/2 及び2つの1官能性
「M」単位(CH3 3 SiO1/2 があり、以下に示す
ものである。
【0034】
【化1】
【0035】オクタメチルトリシロキサン(MDM)
は、透明な液体で、本質的に無臭で、無害で、さらさら
した、刺激性でなく、皮膚をひりひりさせない。それ
は、直径185mmのNo.1円形フィルターペーパーを
周辺で支え、室の、開かれた大気中に置き、この中心に
1gの前記液体を置いたとき、室温で30分後に実質的
に何ら残留物を残さないであろう。
【0036】本発明者等の先願である米国特許出願No.
08/260,423(1994年6月15日出願)に
おいて、我々はヘキサメチルジシロキサンと3つのアル
コール、即ち、3−メチル−3−ペンタノール、2−ペ
ンタノール及び1−メトキシ−2−プロパノールとの共
沸混合物を記載した。本発明の2成分系共沸混合物も1
つのアルコールを含む。加えて、我々は、意外にも、ヘ
キサメチルジシロキサンの代わりにオクタメチルトリシ
ロキサンと共沸混合物を形成する新しいアルコール類及
びエステルを発見した。
【0037】本発明におけるアルコールは、式C3 7
CH(CH3 )CH2 OHで示される2−メチル−1−
ペンタノール;式CH3 (CH2 4 CH2 OHで示さ
れる1−ヘキサノール(アミルカルビノール);及びア
ルコキシ含有脂肪族アルコールであり式C4 9 OCH
2 CH(CH3 )OHで示される1−ブトキシ−2−プ
ロパノールの内の1つでありうる。前記エステルは、ア
ルファ−ヒドロキシル酸である乳酸のエチルエステルで
ある。前記エステル、即ち乳酸エチル(2−ヒドロキシ
プロパン酸エチルエステル)は、式CH3 CH(OH)
COOC2 5で示される。
【0038】標準気圧計で測定した圧力760mmHg(1
01.3kPa)での摂氏度で表した各液体の沸点は、
オクタメチルトリシロキサンについては152.6°;
2−メチル−1−ペンタノールについては148°;1
−ヘキサノールについては157.2°;1−ブトキシ
−2−プロパノールについては170°;そして乳酸エ
チルについては154°である。
【0039】本発明の共沸混合物の使用から得られる特
に重要で、驚くべき、そして意外な結果は、それらがオ
クタメチルトリシロキサン単独使用に較べて高い溶解力
を持っていることである。更に同時に、この共沸混合物
は温和な溶解力を示し、それ故、それらを、洗浄さるべ
きデリケートな表面に害を与えることなくこの表面の洗
浄に有用なものとする。
【0040】
【実施例】本発明をより詳細に説明するために、以下に
例を挙げる。オクタメチルトリシロキサンの新しい均質
な2成分系共沸混合物が3つの異なるアルコール及びエ
ステルとの間に発見された。これらの共沸混合物は8〜
40wt%の2−メチル−1−ペンタノール;5〜28
wt%の1−ヘキサノール;2〜13wt%の1−ブト
キシ−2−プロパノール;及び36〜46wt%の乳酸
エチルを、それぞれオクタメチルトリシロキサンと共に
含んでいた。
【0041】これらの共沸混合物は、共沸温度及び室温
の両方で単一の液相を持っていた。均質な共沸混合物
は、不均質な共沸混合物よりも、特に洗浄用途には望ま
しい。理由は、均質な共沸混合物は、不均質な共沸混合
物のような2つの相の代わりに1つの液相として存在す
るからである。不均質な共沸混合物の各相はその洗浄力
において異なる。それ故、不均質な共沸混合物の洗浄性
能は、各相の不変の混合に依存するから、再現するのが
困難であろう。単相(均質)の共沸混合物は、場所と場
所の間でより手軽に移動できるから、多相(不均質)の
共沸混合物よりも、より有用である。
【0042】各均質な共沸混合物は、特別な温度範囲に
亘って存在することが見いだされた。その範囲で、この
共沸組成は温度により幾分シフトした。この混合物は0
〜162℃の範囲で共沸混合物であった。
【0043】(例1)気−液平衡を測定するために単一
板蒸留装置を用いた。この液体混合物を沸騰させ、蒸気
を小さな受器中に凝縮させた。この受器は、沸騰する液
体を再循環返還するためのオーバーフロー通路を有して
いた。平衡が達成されたら、沸騰する液体のサンプル及
び凝縮した蒸気のサンプルを別々に取り出し、ガスクロ
マトグラフィー(GC)で定量分析した。測定温度、周
囲圧力及び液体と蒸気の組成を幾つかの異なった初期組
成点で測定した。これらのデータを用いて共沸組成が存
在するかどうかを測定した。種々の温度での共沸混合物
を、ASPENPLUS(商標)ソフトウエアプログラ
ムの助けを借りて、同じデータを用いて測定し、定量測
定を行った。これらの共沸組成を表1に示す。
【0044】表1において、「MDM」はこの共沸混合
物中におけるオクタメチルトリシロキサンのwt%を示
すために用いている。表1中の蒸気圧VPは、圧力単位
トル(1トル=0.133kPa/1mmHg)を表す。こ
れら共沸混合物を測定するときの精度は約プラスマイナ
ス2wt%である。
【0045】 〔表1〕アルコール/エステル 温度、℃ VP(トル) MDM、wt% 2−メチル−1− 148.3 1000 60 ペンタノール 139.4 760 61 125 473.9 65 100 189.3 70 75 65.1 75 50 18.6 81 25 4.1 87 0 0.7 92 1−ヘキサノール 153.2 1000 72 143.9 760 75 125 415.9 78 100 167.7 83 75 58.2 89 50 16.8 95 1−ブトキシ−2− 162.3 1000 87 プロパノール 151.8 760 89 125 347.7 94 100 148.8 98 乳酸エチル 148.7 1000 61 139.4 760 63 125 486.3 63 100 205.7 64 75 76.1 64 50 23.8 63 25 6.0 59 0 1.1 54
【0046】本発明の共沸混合物は、金属、セラミッ
ク、ガラス又はプラスチックでできた精密な物品の洗浄
に、特に有用である。そのような物品の例としては、エ
レクトロニクス及び半導体の部品、電気及び精密機械の
部品、例えばボールベアリング、光学器械の部品(pa
rts)及び構成部分(components)、例え
ばレンズ、写真撮影の及びカメラの部品及び器材、並び
に軍の及び宇宙のハードウエア、例えば防衛及び航空宇
宙産業において用いられる精密誘導設備がある。
【0047】本発明共沸混合物の1つの特別に有用な用
途は、印刷回路基板に電子部品をマウントし、半田付け
するのに用いられる融剤を清浄化し除去することであ
る。例えば、半田は機械的、電子器械的又はエレクトロ
ニクスの接続にしばしば用いられる。こうして、エレク
トロニクスの接続を形成するのに、構成部分(comp
onents)を、ウェーブソルダリングによりプリン
ト配線組み立ての導体通路に取り付ける。用いられる半
田は、通常、ロジンをベースとする融剤の助けを借りた
錫鉛合金である。ロジンは、主としてアビエチン酸の酸
異性体の複雑な混合物である。これらのロジン融剤は、
しばしばアミンハロゲン化水素塩及び有機酸のような活
性化剤も含む。この融剤の機能は表面化合物、例えば酸
化物と反応し除去することである。これはまた、溶融し
た半田合金の表面張力を減らし、ベースメタル及び半田
合金に表面覆いを提供することによって、加熱サイクル
の間の酸化を防ぐ。
【0048】しかしながら、半田作業の後、通常、組み
立て体の最終洗浄を行う必要がある。本発明の共沸混合
物は最終洗浄剤として有用である。それらは残っている
融剤と、半田付けの間に融剤によって保護されなかった
領域上に形成される酸化物を除去する。前記残留物は腐
食性であるか、又はエレクトロニクス組み立て体の誤動
作もしくは短絡の原因となるものである。そのような用
途には、前記共沸混合物は冷たい洗浄剤として、蒸気脱
脂剤として、又は超音波エネルギーを伴う洗浄剤として
使用できる。
【0049】本発明の共沸混合物は、上記の種類の物品
の表面からだけでなく、他の種々の工業的物品の表面か
らも炭素質物質を除くことができる。炭素質物質の例は
ヘキサン、トルエン又は1,1,1−トリクロロエタン
のような1つ又はそれ以上の普通の溶剤に溶解性の炭素
含有化合物又は炭素含有化合物の混合物のいずれかであ
る。
【0050】更に本発明を説明するために、洗浄用共沸
混合物の使用を、汚れとしてロジンベースの半田融剤を
用いて試験した。洗浄試験は、共沸混合物の蒸留による
再循環をせずに、開放された浴中、22℃で行った。全
ての共沸混合物は融剤を除くことが見いだされた。尤
も、共沸混合物の各々は等しく有効であった訳ではな
い。比較のために、オクタメチルトリシロキサンのみか
らなる対照をこれらの洗浄試験に含め、これを表2にN
o.6として示す。
【0051】(例2)Kester No. 1544ロ
ジン融剤を、0.05wt%の非反応性低粘度シリコー
ングリコール流出添加剤と混合した。この混合物を、均
一な薄い層として、2”×3”(5.1×7.6cm)の
面積のアルミニウムQパネルに、No.36Indust
ry Tech Inc.,ドローダウン棒(draw
−down rod)で、適用した。電気及び電子組み
立て品に普通に用いられている活性化されたロジンベー
スの半田融剤を用いた。これは、Kester Sol
der Division, Litton Indu
stries, DesPlaines, Illin
ois, U.S.A.の製造し販売する製品である。
この融剤のおよその組成は、50wt%の変性されたロ
ジン、25wt%のエタノール、25wt%の2−ブタ
ノール及び1wt%の商品名の付いた活性剤であった。
この皮膜は室温で乾燥され、100℃で10分間、炉中
で硬化させた。底に磁気攪拌棒を有し、3分の1を共沸
混合物で満たしたビーカーに、前記アルミニウムQパネ
ルを入れた。比較的高い温度の共沸混合物で洗浄すると
きも、室温で、急速に攪拌しながら洗浄を行った。この
パネルを時間間隔をおいて分離し、80℃で10分乾燥
し、秤量し、更に洗浄するために再浸漬した。当初の皮
膜重量及び重量減少を積算洗浄時間の関数として測定し
た。このデータを表2に示す。
【0052】表2において、アルコール及びエステル
は、2−メチル−1−ペンタノールについては「2−M
−1−P」と;1−ヘキサノールについては「HECA
NOL」と;1−ブトキシ−2−プロパノールについて
は「1−B−2−P」と;そして乳酸エチルについては
「ESTER」と略記した。表2に示す「wt%」は共
沸混合物中のアルコール及びエステルのwt%のことを
いう。「温度」は、共沸混合物の℃で表した共沸温度で
ある。「WT」はgで表した皮膜の当初の重量である。
表2は、1分、5分、10分及び30分の経過の後に測
定した積算時間である。
【0053】上述のように、表2中の組成物No.6は、
100%オクタメチルトリシロキサン(MDM)からな
るCONTOL(対照)である。表2から明らかなよう
に、共沸混合物1〜5の全ては組成物No.6よりも有効
な洗浄剤であった。
【0054】 〔表2〕 室温(22℃)での洗浄の程度 %除去(時間−分) No. WT% 液体 温度 WT 1 5 10 30 1 39% 2-M-1-P 139.4 0.3096 85.4 99.8 99.9 - 2 13% 2-M-1-P 25.0 0.3011 79.7 96.6 98.1 98.8 3 25% HEXANOL 143.9 0.2993 77.0 96.6 99.8 - 4 11% 1-B-2-P 151.8 0.3445 13.9 65.9 73.3 86.3 5 37% ESTER 139.4 0.3117 93.0 99.8 100.2 - 6 0% 100% MDM - 0.3460 0.7 1.5 1.9 3.2
【0055】本発明の共沸混合物は、洗浄、リンス又は
乾燥について幾つかの利点を有する。また、本発明の共
沸混合物は蒸留により容易に再生できるので、この洗浄
混合物の性能は、使用の期間の後に復元できる。共沸混
合物の組成によって影響されうる性能ファクターは、浴
寿命、洗浄速度、1つの成分が難燃性であるときの易燃
性の欠如、及び傷みやすい部品への損傷の欠如を含む。
【0056】蒸気相脱脂装置において、本発明の共沸混
合物は大気圧下での又は減圧下での連続的蒸留によって
頻繁に復元することができ、洗浄装置に頻繁に再循環す
ることができる。この種の装置において、洗浄又はすす
ぎは、洗浄又はリンスすべき部品を沸騰する液体中に浸
すか、又は還流する蒸気を冷たい部品の上に凝縮させる
ことによって、沸点で行うことができる。これに代え
て、前記部品は、新しい凝縮物の、頻繁に供給され、汚
れたオーバーフロー液体が沸騰溜めに返還される冷却浴
中に浸漬してもよい。
【0057】もし、共沸混合物が開放された系において
用いられるならば、この共沸混合物の組成及び性能は、
蒸発損失が起こっても一定に保たれる。そのような系
は、周囲洗浄浴(ambient cleaning
bath)において用いられるとき、又は手で拭き取る
洗浄剤として用いられるときは、室温で操作できる。こ
の洗浄浴は、沸点よりも低いが、高い温度でも操作でき
る。もっとも、しばしば洗浄、リンス又は乾燥は高い温
度で比較的速く起こり、従って、洗浄さるべき部分及び
装置が許すならばそれが望ましい。
【0058】本発明の共沸混合物は、前述の例に示した
ものを超えて種々の方法で洗浄するに使用することがで
きる。こうして、洗浄は、与えられた共沸混合物を用い
て、その共沸点付近又は他の温度で行うことができる。
【0059】本発明の共沸混合物の他の使用方法は、大
気圧下で又は減圧下で使用済み共沸混合物を蒸留再循環
することを含む。加えて、洗浄は、洗浄さるべき部分を
静かな又は沸騰する液体中に浸漬することだけでなく、
沸騰液上の蒸気凝縮領域において行うことができる。後
者の場合、前記部分は最大洗浄力を有する連続的に更新
された液体中で洗浄される。
【0060】本発明による洗浄への適用においては、共
沸混合物のみが使用可能であるが、もし望むならば、こ
の共沸混合物に少量の1又はそれ以上の有機液体添加物
を組み合わせることができる。本発明に従って予想され
る有機液体添加物は、高い酸化安定性、腐食抑制、又は
溶解力向上性を与えうる化合物である。
【0061】酸化安定剤は、アルコール及びエステルの
ような有機化合物のゆっくりした酸化を抑制する。腐食
抑制剤は、存在しうる、又はアルコール及びエステル中
にゆっくりと形成される痕跡量の酸による金属の腐食を
抑制する。溶解力向上剤は、出発溶剤により強力な溶剤
を添加することによって、溶解力を向上させる。前記ア
ルコール及びエステル成分は、オクタメチルトリシロキ
サンのように酸化劣化に対して抵抗性ではないから、こ
れらの添加剤は本発明の新しい共沸混合物のアルコール
又はエステル成分の望ましくない効果を緩和できる。
【0062】本発明の共沸混合物との組み合わせに、多
数の添加剤が適当であり、オクタメチルトリシロキサン
は多数のそのような添加剤の少量を溶解する。しかしな
がら、添加剤に関係なく、選択された添加剤及び共沸混
合物の、得られた液体混合物は、均質であり、単相でな
ければならない。
【0063】0.05〜5wt%の量で用いうる酸化安
定剤としては、フェノール類、例えばトリメチルフェノ
ール、シクロヘキシルフェノール、チモール、2,6−
ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、ブチルヒドロ
キシアニソール及びイソオイゲノール;アミン類、例え
ばヘキシルアミン、ペンチルアミン、ジプロピルアミ
ン、ジイソプロピルアミン、ジイソブチルアミン、トリ
エチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、N−メチ
ルモルフォリン、シクロヘキシルアミン、2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン及びN,N’−ジアリル−
p−フェニレンジアミン;及びトリアゾール類、例えば
ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−
メチルフェニル)ベンゾトリアゾール及びクロロベンゾ
トリアゾールがある。
【0064】0.1〜5wt%の量で用いうる腐食抑制
剤としては、脂肪族ニトロ化合物類、例えばニトロメタ
ン、ニトロエタン及びニトロプロパン;アセチレンアル
コール類、例えば3−メチル−1−ブチン−3−オル、
及び3−メチル−1−ペンチン−3−オル;エポキサイ
ド類、例えばグリシドール、メチルグリシジルエーテ
ル、アリルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエ
ーテル、1,2−ブチレンオキサイド、シクロヘキセン
オキサイド、及びエピクロロヒドリン;エーテル類、例
えばジメトキシメタン、1,2−ジメトキシエタン、
1,4−ジオキサン及び1,3,5−トリオキサン;不
飽和炭化水素類、例えばヘキセン、ヘプテン、オクテ
ン、2,4,4−トリメチル−1−ペンテン、ペンタジ
エン、オクタジエン、シクロヘキセン及びシクロペンテ
ン;オレフィンベースのアルコール、例えばアリルアル
コール及び1−ブテン−3−オル;並びにアクリル酸エ
ステル類、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル
及びアクリル酸ブチルがある。
【0065】0.1〜10wt%の量で用いうる溶解力
向上剤としては、炭化水素類、例えばペンタン、イソペ
ンタン、ヘキサン、イソヘキサン及びヘプタン;ニトロ
アルカン類、例えばニトロメタン、ニトロエタン及びニ
トロプロパン;アミン類、例えばジエチルアミン、トリ
エチルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミン及び
イソブチルアミン;アルコール類、例えばメタノール、
エタノール、n−プロピルアルコール、イソプロピルア
ルコール、n−ブタノール及びイソブタノール;エーテ
ル類、例えばメチルセロソルブ(「セロソルブ」は商標
である)、テトラヒドロフラン及び1,4−ジオキサ
ン;ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン及び
メチルブチルケトン;並びにエステル類、例えば酢酸エ
チル、酢酸プロピル及び酢酸ブチルがある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 7/50 C23G 5/02 H01L 21/304 341 L // H05K 3/26 7511−4E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オクタメチルトリシロキサンと、2−メ
    チル−1−ペンタノール、1−ヘキサノール、1−ブト
    キシ−2−プロパノール及び乳酸エチルから選ばれるア
    ルコール又はエステルとからなる組成物であって、均質
    で0〜162℃の範囲の温度で共沸物である前記組成
    物。
  2. 【請求項2】 物品の表面に請求項1に記載された組成
    物である洗浄剤を適用することを含むその物品の表面か
    ら物質を洗浄除去する方法。
  3. 【請求項3】 前記表面から洗浄除去される物質が炭素
    質物質及び半田融剤から選ばれる請求項2の方法。
JP7147537A 1994-08-11 1995-06-14 オクタメチルトリシロキサン含有共沸混合物 Pending JPH0860195A (ja)

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