JPH085921B2 - 変性イオタカラギーナンおよびそれを用いた練歯磨 - Google Patents

変性イオタカラギーナンおよびそれを用いた練歯磨

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JPH085921B2 JP62286299A JP28629987A JPH085921B2 JP H085921 B2 JPH085921 B2 JP H085921B2 JP 62286299 A JP62286299 A JP 62286299A JP 28629987 A JP28629987 A JP 28629987A JP H085921 B2 JPH085921 B2 JP H085921B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、変性イオタカラギーナンに関するものであ
り、更にこの変性イオタカラギーナンを用いた練歯磨用
安定化剤に関する。
カラギーナンは紅藻類から抽出し精製したガラクトー
ス硫酸エステルを主成分とする水溶性天然多糖類であ
り、その分子構造の違いからカツパ、ラムダおよびイオ
タの3種に大別され、イオタカラギーナンは主にユーキ
ユーマスピノサム(Eucheuma Spinosum)から抽出し、
精製される。
一般にイオタカラギーナンの抽出に用いるユーキユー
マスピノサムはその海藻の処理方法により3種に大別さ
れる。すなわち、海から採取した海藻を天日で乾燥した
だけのロースピノサム(Raw Spinosum)、海藻を70〜95
℃で30〜120分間3〜10%水酸化ナトリウム水溶液で処
理し、固形分を回収して水洗後乾燥したプレトリーテッ
ドスピノサム(Pretreated Spinosum)、および海藻を4
0〜60℃で0.5〜20%水酸化カリウム水溶液で処理し固形
分を回収して水洗後乾燥したセミトリーテツドスピノサ
ム(Semitreated Spinosum)の3種である。
〈従来の技術〉 従来、いずれのユーキユーマスピノサムを用いても公
知の精製方法、すなわち「海藻を水洗した後、加熱溶解
し、次いで未溶解物を除去した後、水混和性有機溶剤と
の混合によりスラギーナンを析出させ、析出物質を回収
し、乾燥、粉砕する。」で得られる純粋なイオタカラギ
ーナンは1.5%水溶液の75℃粘度が50乃至300cpsであ
る。
イオタカラギーナンの変性についてはこれまでにいく
つかの報告がされている。USP3,342,612にはユーキユー
マスピノサムの加熱溶解時に水酸化カルシウムを乾燥原
藻に対し3.7%−7%添加してpHを10.2−11.2とし、90
℃−100℃で45分乃至4時間、好ましくは1乃至2時間
反応させた後、公知の方法で変性イオタカラギーナンを
製造する方法が記載されている。この方法はガラクトー
スに対するアンヒドロガラクトースの割合を向上させ、
カルシウム反応性を増大し、ゲル強度の向上を目的とし
たものであり、当然のことながら分子量低下は好ましく
なく、できるだけ分子切断が起こらないアルカリ処理条
件を採用している。この方法によるユーキユーマスピノ
サムの変性抽出物の1.5%水溶液の75℃粘度も40cpsより
高いものである。
USP3,849,395には、冷ミルクへの溶解性の向上を目的
にUSP3,342,612と同等なアルカリ処理を行ない、次いで
酸加水分解により分子切断を実施した後、公知の方法で
変性イオタカラギーナンを製造する方法が記載されてお
り、1.5%水溶液の75℃粘度が0.4乃至4.0cpsと規定され
ている。
ところで、練歯磨の品質安定化剤は、その粘度と特異
な流動性の為に、練歯磨のレオロジカルな性質の決定に
大きな影響を与えるものであり、強い粘りを出し、研磨
剤と液体成分の分離を防ぎ練歯磨の形・固さを保つと供
に、口内で滑らかな触感を与えるという役割を持つ。イ
オタカラギーナンはカツパカラギーナンやラムダカラギ
ーナンに比べてこれらの役割に優れている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、公知の方法でユーキユーマスピノサムより抽
出したイオタカラギーナンおよびUSP3,342,612に従つた
アルカリ処理を実施した変性イオタカラギーナンを練歯
磨の品質安定化剤として使用した場合、練歯磨の粘り固
さが当初は良好なものの、経時的に増大し、練歯磨のあ
る時間経過後は粘りや固さが高くなりすぎ、実質上使用
困難であることが判明した。
1.5%75℃粘度が0.4〜4.0cpsのように低い変性イオタ
カラギーナンは練歯磨の品質安定化剤として使用した場
合、練歯磨の形・固さを保つことができず、実質上練歯
磨の品質安定化剤としては用い得ないものである。
そこで練歯磨の品質安定化剤としての役割を維持しつ
つ、練歯磨の粘り・固さに経時的な安定性をも付与でき
るイオタカラギーナンが望まれた。
〈問題点を解決する為の手段〉 本発明者らは鋭意検討の結果イオタカラギーナンの有
している物性の中でその水溶液粘度が練歯磨の経時安定
性に関与していることをつきとめ、本発明に至つた。
すなわち、本発明の要旨は1.5%水溶液の75℃粘度が
5乃至40cpsである変性イオタカラギーナンにあり、さ
らに、該変性イオタカラギーナンを含有する練歯磨にあ
る。
1.5%水溶液の75℃粘度が40cpsをこえるイオタカラギ
ーナンあるいは変性イオタカラギーナンはこれを練歯磨
の品質安定化剤として用いた場合、製造当初の練歯磨は
適度の粘性を示し、研磨剤と液体成分の分離もなく、練
歯磨の形状が保たれるが、後述の実施例の加速テストの
結果から明らかなように経時的に練歯磨の粘度が上昇
し、37cpsを超えるという好ましくない程高い粘度とな
つてしまう。
一方、1.5%水溶液の75℃粘度が5cps未満のイオタカ
ラギーナンはこれを練歯磨の品質安定化剤として用いた
場合得られる練歯磨は粘りと固さが不足して練歯磨の品
質安定化剤として不適切である。
本発明のイオタカラギーナンはその一部をラムダカラ
ギーナンにかえてもよいが、その場合はイオタカラギー
ナンとラムダカラギーナンの比を1/4以上とする必要が
ある。このような比率であれば本発明のイオタカラギー
ナン単独の場合とほゞ同様の練歯磨の品質安定化効果を
有する。
本発明の変性イオタカラギーナンはユーキユーマスピ
ノサムからのカラギーナンを抽出した抽出液の状態で加
水分解を行えばよい。この加水分解はアルカリ加水分解
でも酸加水分解でもよく、酸化剤による加水分解でも酵
素あるいは微生物による加水分解でもよい。
又、加水分解を一定の条件で行つても使用する原料の
種類、その状態によつても得られる変性イオタカラギー
ナンの粘度が異なつてくるので加水分解条件を一概に規
定できないが、使用原料採用加水分解条件等を勘案して
加水分解時の液粘度を参考にして所定の粘度の変性イオ
タカラギーナンを得ることができる。
次に本発明の練歯磨について説明する。
練歯磨には研磨剤成分と湿潤剤と発泡剤と水及び必要
に応じて防腐剤、甘味剤、香料、着色料が含まれこれに
粘結剤(本発明でいう品質安定剤)が加えられてなるも
のであり、本発明の練歯磨においては品質安定化剤とし
て先に説明した変性イオタカラギーナン又はこの一部を
ラムダカラギーナンに置換したものを用いればその他の
成分としては通常練歯磨に用いられる成分を通常用いら
れる比率で用いればよい。即ち研磨剤成分としては第二
燐酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムを例示で
き、これらを混合して用いることもできる。
湿潤剤としてはグリセリン、プロピレングリコール、
ソルビトール等を、発泡剤としてはラウリル硫酸ナトリ
ウム、脂肪酸モノグリセライドナトリウム等を、防腐剤
としては安息香酸ナトリウム、パラヒドロキシ安息香酸
ナトリウム等を例示でき、甘味剤としてはサツカリンナ
トリウムを例示できる。練歯磨に添加する品質安定化剤
は水も含めた全練歯磨組成の0.5〜2.0wt%であることが
好ましい。
本発明の練歯磨は25℃における粘度が22〜37cpsとい
う好ましい範囲に長期にわたつて維持でき、経時変化が
少ないという特徴を有する。
〈実施例〉 以下に実施例及び比較例を用いて本発明を説明する。
なお実施例、比較例で製造した練歯磨の組成は全て第
1表に示した組成のものとした。
第1表 第二リン酸カルシウム (研磨剤) 43 % グリセリン (湿潤剤) 20 % 品質安定化剤 (粘結剤) 1.3 % ラウリル硫酸ナトリウム(発泡剤) 1.5 % サツカリンナトリウム (甘味剤) 0.2 % 安息香酸ナトリウム (防腐剤) 0.01% 香 料 1.0 %水 バランス 計 100.0 % また、練歯磨の粘り、固さの経時的な変化は下記の様
に加速テストを実施し評価した。
練歯磨を調整後、アルミチユーブ2本に充填し、1本
は25℃恒温槽に24時間放置した後練歯磨の粘度(25℃)
を測定した。また、他の一本は50℃恒温槽に3週間放置
した後、25℃恒温槽に24時間放置した後の練歯磨の25℃
における粘度を測定した。この2点の粘度変化により経
時的な安定性の評価を実施した。
尚、25℃での練歯磨粘度およびイオタカラギーナン1.
5%水溶液の75℃粘度は共に、BL型粘度計(東機産業
製)で測定した値である。
又、練歯磨の特性は研磨剤と液体成分との分離の有
無、チユーブからの押出し易さ、口腔内での感触で判断
した。
従つて後述の表2の特性欄の良とは研磨剤と液体成分
との分離がなく、チユーブからの押出しも容易で口内で
の感触も良好であることを示す。
実施例1 ロースピノサム1.5kgを水洗した後全量が約30kgにな
るように水を加え、80℃で1時間加熱溶解した。この液
の10kgをとりこれに水酸化ナトリウム100gを添加して
(pH 12.1)3時間加水分解処理した後、塩酸で中和
し、これに過助剤を添加し、ケーキ過にて得られた
清澄液に3倍量のイソプロピルアルコールを加えて、イ
オタカラギーナンを沈殿させ回収した。この沈殿物を乾
燥粉砕してイオタカラギーナンの粉末を得た。このイオ
タカラギーナンの1.5%水溶液の75℃粘度は17cpsであつ
た。この変性イオタカラギーナンを品質安定化剤として
練歯磨を製造し、経時的な練歯磨粘度の変化と練歯磨の
特性を調べた。その結果を第2表に示す。
比較例1 実施例1で得たロースピノサム溶解液の10kgをとり、
これを加水分解処理及びその後の中和処理を行わない以
外は実施例1と同様にしてイオタカラギーナンの粉末を
得た。このイオタカラギーナンの1.5%水溶液の75℃に
おける粘度は78cpsであつた。これを品質安定化剤とし
て用いた練歯磨の経時粘度変化を調べた。その結果を第
2表に示す。
この練歯磨は25℃24時間経過後は実施例1で得た練歯
磨と同様良好なものであつたが50℃3週間、次いで25℃
24時間放置後のものは硬すぎて力を入れてもチユーブか
ら押出し難く、無理に押出して使用したところ口内での
感触は滑らかさがなく不良であつた。
比較例2 溶液の加水分解処理条件として水酸化ナトリウムの添
加量を50gとした(pH 11.0)以外は実施例1と同様にし
て変性イオタカラギーナン粉末を得た。この変性イオタ
カラギーナン1.5%水溶液の75℃における粘度は42cpsで
あつた。
これを用いた練歯磨の経時安定性と練歯磨特性の評価
結果を第2表に示す。
実施例2 ロースピノサムの代りにセミトリーテツドスピノサム
を用いた以外は実施例1と同様にして変性イオタカラギ
ーナン粉末を得た。この1.5%水溶液の75℃における粘
度は33cpsであつた。これを用いた練歯磨の経時安定性
と特性を第2表に示す。
実施例3 実施例2で用いたと同様のセミトリーテツドスピノサ
ムを用い、加水分解及びその後の中和を行わない以外は
実施例2と同様にしてイオタカラギーナン粉末を得た。
この1.5%水溶液の75℃における粘度は280cpsであつ
た。
比較例4 実施例2で用いたと同様のセミトリーテツドスピノサ
ムを用い、加水分解処理時間を1時間にした以外は実施
例2と同様にして変性イオタカラギーナン粉末を得た。
この1.5%水溶液の75℃での粘度は120cpsであつた。
比較例5 実施例2で用いたと同様のセミトリーテツドスピノサ
ムを用い加水分解処理時間を2時間にした以外は実施例
2と同様にして1.5%水溶液の75℃との粘度が64cpsの変
性イオタカラギーナン粉末を得た。
比較例3〜5のイオタカラギーナンあるいは変性イオ
タカラギーナンを用いて各々練歯磨を作成し粘度の経時
変化を調べた。その結果を第2表に示す。
実施例3 ロースピノサムの代りにプレトリーテツドスピノサム
を用い、加水分解処理条件として次亜塩素酸ナトリウム
(有効塩素12%)70gを添加して30分処理を採用し中和
を行わない以外は実施例1と同様にして1.5%水溶液の7
5℃での粘度が12cpsの変性イオタカラギーナン粉末を得
た。
これを品質安定化剤に用いて練歯磨を製造し練歯磨の
経時的粘度変化を調べた。その結果を第2表に示す。
比較例6 実施例3で用いたと同様のプレトリーテツドスピノサ
ムを用い加水分解を行わない以外は実施例3と同様にし
てイオタカラギーナン粉末を得、これを用いて練歯磨を
得た。その粘度の経時変化の結果を第2表に示す。
なおこのイオタカラギーナンの1.5%水溶液の75℃で
の粘度は95cpsであつた。
比較例7 実施例3で用いたと同様のプレトリーテツドスピノサ
ムを用い次亜塩素酸ナトリウムの添加量を100gとした以
外は実施例3と同様にして1.5%水溶液の75℃での粘度
は3.5cpsの変性イオタカラギーナンを得、これを用いて
練歯磨を作成し、その粘度の経時変化の結果を第2表に
示す。
この練歯磨は25℃で24時間保持した後のものも既に研
磨剤と液体成分とが分離した不良品となつていた。
実施例4,5 比較例1と同様の処理をした時に得られるイオタカラ
ギーナンの1.5%水溶液の75℃での粘度が102となるよう
なプレトリーテツドスピノサムを用い、加水分解条件と
して酢酸を添加してpHを5.0(実施例4)及び4.5(実施
例5)に調節し、その液を90℃で2時間維持し、次いで
水酸化ナトリウムで中和するという条件を採用した以外
は実施例1と同様にして変性イオタカラギーナン(1.5
%水溶液の75℃での粘度 実施例4:10cps、実施例5:6.0
cps)粉末を得た。
これらの変性イオタカラギーナンを用いて練歯磨を作
成した。
その粘度の経時変化及び特性を第2表に示す。
比較例8 加水分解を行わない以外は実施例4と同様にして得た
1.5%水溶液の75℃での粘度102のイオタカラギーナンを
用い練歯磨を作成し、その特性を調べた。その結果を第
2表に示す。
実施例6,7、比較例9 実施例4,5及び比較例8で得た(変性)イオタカラギ
ーナンとギガルテーナ・スコツツベルギー(Gigartina
Scottsbergii)を用いた以外は比較例1と同様にして抽
出精製したラムダカラギーナンを重量比1:1で用いてこ
れを品質安定化剤として練歯磨を作成し、その粘度経時
変化と練歯磨特性を調べた。その結果を第2表に示す。
比較例10 USP3,342,612に従い変性イオタカラギーナンを製造し
た。即ち、ロースピノサム、セミトリーテツドスピノサ
ムおよびプレトリーテツドスピノサムの原藻を各々1.5k
gずつ水洗した後、各々全量が30kgになるように水を加
え、水酸化ナトリウムを乾燥原藻に対し7.0%添加し
た。次に95℃で2時間処理した後、塩酸にて中和し、以
下、比較例1と同等に処理し変性イオタカラギーナンの
粉末を得た。それぞれの原藻より得られた粉末製品の1.
5%水溶液の75℃粘度は45cps、84cpsおよび60cpsであつ
た。
それぞれの変性イオタカラギーナンを品質安定化剤と
して練歯磨を製造し、経時的な練歯磨の粘度変化と練歯
磨特性を調べた。その結果を第2表に示す。
比較例11 USP3,849,395に従い、変性イオタカラギーナンを製造
した。即ちロースピノサム、セミトリーテツドスピノサ
ム、プレトリーテツドスピノサムの原藻を各々比較例10
と同様にして抽出、アルカリ処理を行なつた後塩酸にて
中和した抽出液に各々酢酸を添加し、pHを4.0に調整
し、90℃で2時間処理した後水酸化ナトリウムで中和
し、以下、比較例10と同様な方法で各々の変性イオタカ
ラギーナンの粉末を得た。1.5%水溶液の75℃粘度は、
1.5,3.0および2.0cpsであつた。
各々の変性イオタカラギーナンを品質安定化剤として
練歯磨を製造したが、いずれの練歯磨も、粘りおよび固
さがなく、本比較例で製造したいずれの変性イオタカラ
ギーナンも練歯磨の品質安定化剤として不適切であつ
た。
尚、練歯磨の粘度は表2に示す。
〈発明の効果〉 以上の実施例および比較例から明らかなように、1.5
%水溶液の75℃粘度が5乃至40cpsである特性イオタカ
ラギーナンは、単独にあるいはラムダカラギーナンとの
組合わせで練歯磨の品質安定化剤として用いることによ
り、本来イオタカラギーナンが有している優れた特性
(研磨剤と液体成分の分離防止、口内での滑らかな触
感)を維持しながら、従来の問題点であつた経時的に練
歯磨の粘性が増大し、固くなるという欠点を解消する、
優れた効果を有しており、これを品質安定化剤として用
いた練歯磨は長期間にわたつてその当初の優れた特性を
維持できるという特徴を有する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1.5%水溶液の75℃粘度が5乃至40cpsであ
    ることを特徴とする変性イオタカラギーナン。
  2. 【請求項2】1.5%水溶液の75℃粘度が5乃至40cpsであ
    る変性イオタカラギーナンを含有する練歯磨。
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