JPS6150572B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6150572B2
JPS6150572B2 JP56136177A JP13617781A JPS6150572B2 JP S6150572 B2 JPS6150572 B2 JP S6150572B2 JP 56136177 A JP56136177 A JP 56136177A JP 13617781 A JP13617781 A JP 13617781A JP S6150572 B2 JPS6150572 B2 JP S6150572B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gel
seaweed
alginate
dissolving
present
Prior art date
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Expired
Application number
JP56136177A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5840051A (ja
Inventor
Kikuo Hasegawa
Hisashi Nozaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kibun KK
Original Assignee
Kibun KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Kibun KK filed Critical Kibun KK
Priority to JP56136177A priority Critical patent/JPS5840051A/ja
Publication of JPS5840051A publication Critical patent/JPS5840051A/ja
Publication of JPS6150572B2 publication Critical patent/JPS6150572B2/ja
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  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、糊をたべたときのような食感をなく
したアルギン酸ゲルまたは海藻溶解ゲルを製造す
る方法に関するものである。
更に詳細には、本発明は、アルギン酸ゲルまた
は海藻溶解ゲル中にマグネシウムイオンを0.05〜
0.5%存在させることによつて歯切れのよいゲル
を製造する方法に関するものである。
一般にアルギン酸は、褐藻類海藻を炭酸ナトリ
ウムで抽出し、稀硫酸で沈澱させ、次でナトリウ
ム塩にして製造されている。そして、アルギン酸
を用いてプリンなどの食品を製造する際には、ア
ルギン酸ソーダ溶解液にカルシウム塩を添加し、
アルギン酸カルシウムとしてゲル化させて、製造
されている。
ここに得られるアルギン酸カルシウムのゲル
は、性状はきわめて良好で、プリン、ゼリーなど
が製造されている。また、アルギン酸を含有する
褐藻類海藻の全部を溶解して得られる成形品とし
てはコンブ様シート、モズク様フアイバーなどが
ある。
しかしながら、アルギン酸カルシウムのゲルま
たは海藻溶解物のゲルにも、その製品を食したと
き、糊を食べているような感覚、所謂糊感があつ
て、口中でネトネトした不快感を与えるという欠
点がみられるのである。
本発明者は、このようなアルギン酸カルシウム
のゲルまたは、海藻溶解物のゲルの糊感をなくす
ために鋭意研究した結果、アルギン酸ゲルまたは
海藻溶解ゲル中にマグネシウムイオンを0.05〜
0.5%添加することによつてアルギン酸ゲルまた
は海藻溶解ゲルの糊感をなくすことができること
を知つた。
本発明は、この知見によつて完成されたもの
で、アルギン酸ゲルまたは海藻溶解ゲル中にマグ
ネシウムイオンを0.05〜0.5%、好ましくは0.08〜
0.2%存在せしめることを特徴とするアルギン酸
ゲルまたは海藻溶解ゲルの食感改善法である。
本発明の特色は、アルギン酸ゲルまたは海藻溶
解ゲル中にマグネシウムイオンを0.05〜0.5%、
好ましくは0.08〜0.2%、更に好ましくは0.1%存
在せしめることにある。これによつてアルギン酸
ゲルまたは海藻溶解ゲルの糊感をなくし、歯ぎれ
をよくし、さわやかな食感とすることができる。
マグネシウムイオンのアルギン酸ゲルまたは海藻
溶解ゲル中の存在量が0.5%を越えるとマグネシ
ウム独特のエグ味を感じるようになつて好ましく
なく、また、0.05%を下廻ると糊感防止の効果が
薄れてしまつて好ましくない。
本発明に用いる原料は褐藻類海藻より抽出した
アルギン酸が使用でき、海藻溶解ゲルの場合では
褐藻類に属する海藻であればいずれでもよい。例
えば、コンブ、わかめ、カジメ、アラメ、レツソ
ニア、マクロシステイスなどがあげられる。
これら褐藻類原料は、乾燥されたものである場
合は、水に一夜浸漬し、微細化する。微細化は2
mm以下の細断又はロールによる圧潰が好ましい。
微細化された褐藻類原料は、0.5〜3%H2SO4
水溶液に30分から5時間浸漬して脱カルシウム処
理を行う。次いで、脱カルシウム処理された原料
を約2倍量の0.5〜10%Na2CO3水溶液に加え、40
〜70℃で1〜3時間保持する。ここで、アルギン
を含有する海藻溶解物はソーダ塩となつて溶解す
るので、40〜50メツシユのフイルターで過す
る。
ここに得られた海藻溶解液にカルシウム塩及び
マグネシウム塩を添加して適宜形状に凝固させ
る。カルシウム塩としては硫酸カルシウムがよ
く、またマグネシウム塩としては硫酸マグネシウ
ム、塩化マグネシウムがよい。この際、凝固操作
を容易にするために、ゲル化遅延剤してヘキサメ
タリン酸ナトリウムを少量添加しておくのが好ま
しい。
アルギン酸をゲル化させて、プリン、ゼリー、
さらにアルギン酸を含有する海藻溶解物をゲル化
させてコンブ様シート、モズク様フアイバー等を
製造する際、それぞれの製品に応じてカルシウム
塩の添加量を調整することによつて目的とする硬
度を得られるものである。
本発明においては、いずれの製品においても、
アルギン酸ゲルまたは海藻溶解ゲル中にマグネシ
ウムイオンとして0.05〜0.5%存在させなければ
ならない。このマグネシウムイオンはアルギン酸
と塩を形成するものと考えられるが、エグ味を生
じさせることなく、アルギン酸ゲルまたは海藻溶
解ゲルの食感を改善するものである。アルギン酸
ゲルを用いたプリンにおいては糊感をなくし、ゼ
リーにおいては歯にネタネタつくことはなくな
り、また、海藻溶解ゲルを用いたコンブ様シート
においては、歯ぎれよく、コンブの薄切りと同じ
ようになり、モズク様フアイバーにおいては、歯
ぎれよく喰べることができるようになるものであ
る。
次に本発明の実施例を示す。
実施例 乾燥レツソニアを一夜水に浸漬し、2mmの細断
機にかけて微細化する。次に、これを0.8%
H2SO4水溶液中に2時間浸漬して脱カルシウムを
行う。次いで、2回水洗し、7%Na2CO3水溶液
を原料の2倍量加え、60℃で2時間保持した。次
いで、これを別し、液部を得、これにH2SO4
用いてPH7.5〜8.0に調整した。
原料液をアルギン酸ソーダとして1.5%に調整
し、これを130g用意する。これに次の各調整液
を混合する。
ヘキサメタリン酸ナトリウム 1%水溶液……50g 硫酸カルシウム0.8%及び 塩化マグネシウム0.15%水溶液…50g 砂糖……20g、 香料……少量、、レモン汁……少量 得られた混合液を型に流し、3時間静してプリ
ンを得た。
このプリンは食しても糊感がなく、歯切れのよ
いものであつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アルギン酸ゲルまたは海藻溶解ゲル中にマグ
    ネシウムイオンを0.05〜0.5%、好ましくは0.08〜
    0.2%存在せしめることを特徴とするアルギン酸
    ゲルまたは海藻溶解ゲルの食感改善法。
JP56136177A 1981-09-01 1981-09-01 アルギン酸ゲルまたは海藻溶解ゲルの食感改善法 Granted JPS5840051A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56136177A JPS5840051A (ja) 1981-09-01 1981-09-01 アルギン酸ゲルまたは海藻溶解ゲルの食感改善法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56136177A JPS5840051A (ja) 1981-09-01 1981-09-01 アルギン酸ゲルまたは海藻溶解ゲルの食感改善法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5840051A JPS5840051A (ja) 1983-03-08
JPS6150572B2 true JPS6150572B2 (ja) 1986-11-05

Family

ID=15169123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56136177A Granted JPS5840051A (ja) 1981-09-01 1981-09-01 アルギン酸ゲルまたは海藻溶解ゲルの食感改善法

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JP (1) JPS5840051A (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Publication date
JPS5840051A (ja) 1983-03-08

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