JPH08504387A - 車両および車両部品の輸送システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 主として車両が損傷され、あるいは修理の必要があるときに、車両またはその部品、あるいはその両方を移動し、位置決めし、操縦するために使用される車両・車両部品輸送システム。このシステムは、動力モジュール（５）自体がその高さ、幅、および長さ、ならびに様々な工具モジュールに対して再構成できるようにする相互交換可能なレグおよび部品を有する前記動力モジュール（５）から成る。動力モジュールは、工具支持プレート（２２）が据え付けられた動力手段（５０）を含む。動力モジュール（５）は、単に様々な工具モジュールのうちの１つを工具支持プレート（２２）に据え付けることによって、オペレータの必要に応じてまたは好ましいとする異なる工具になる。特定の各工具モジュールは、必要な動作を実行する工具モジュールを操縦するのに必要なつり上げ・起動力装置および手段を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 車両および車両部品の輸送システム ［技術分野］ 本発明は、車両修理分野に関し、詳細には、主として車両が損傷され、あるい は修理の必要があるとき、車両および車両部品を車両修理施設へ移動し、そこで 位置決めし、操縦するシステムに関する。 ［背景技術］ 車両修理業界では、損傷され、あるいは修理の必要がある車両は通常、是正措 置を施すために車両修理工場などへ運ばれる。 あるケースでは、車両をそれ自体の動力で駆動することができ、またあるケー スでは、何らかの動力エンジンによって修理工場へ押して、あるいは引いて行く ことができる。車両の１つまたは複数の車輪／タイヤ・セットが修理プロセス中 に損傷され、あるいは外れた場合、ある位置から別の位置への移動は、不可能で はないにしろ困難になり、通常、リフト付きトラック、クレーン、デリックなど ある種の引き上げ装置を必要とする。車両相互の距離、または車両と建物または 修理ラックの距離が小さくなり、すなわちそれらが近くなるにつれて、操縦はよ り 複雑になる。修理プロセスの間、様々な車両部品を車両との間で移動しなければ ならない。また、ある種の車両部品は、修理プロセスの間定位置に保持しなけれ ばならず、あるケースでは、修理プロセスの間、取付け穴またはその他の部品に 整列させるなど、部品を操縦し、あるいは移動しなければならない。 特に現代の車両の車両本体部品には、様々な形状および寸法のものがある。い くつかの車両部品は、重量が大きく、あるいはもろい。時には、修理ラックや車 両リフトなど他の装置上に修理中の車両を位置決めすることもある。車両修理工 場のオペレータは、本明細書で述べる特性のために数人の人に車両部品を移動、 操縦、あるいは保持させる必要がある。 これらおよびその他の問題に対処する様々な装置が開発されている。 従来技術の装置 本出願人の譲受人およびそのような譲受人の継承者は、米国特許第３７６５６６ ７号、第３８０７６９４号、第４５５５０８９号、第４８８６２４２号、第５０ ７６４４８号のような装置に関するいくつかの特許の所有者である。第４５５５ ０８９号の装置は、車輪付き車両を引き上げて支持する車輪引き上げ装置を記載 したものであるが、ロール経路に沿って、すなわち車両の前端または後端から車 両の車輪に接近しない限り使用することができない。この装置は、車両の車輪上 のタイヤを伴う使用に限られ、フレームくせ取り工程中に車両の支持体として使 用することはできない。第５０７６４４８号の装置は、車両の 保守・修理への適用時に様々な引き上げ工程に使用される可搬油圧クレーンであ る。 第３７６５６６７号の装置は、修理手順中にエンジンを都合のよい高さに保持 するために使用されるエンジン・スタンドである。そのようなエンジン・スタン ドは通常、車両との間で移動できるように車輪付きスタンド上にある。第３８０ ７６９４号の装置は、車両または類似の品目の様々な部分を定格可搬重量の範囲 内で引き上げるために使用される車両ジャッキである。第４８８６２４２号は、 車両製造業者から指定された位置で車両の側面を引き上げるために使用される空 気油圧式側面引き上げジャッキである。 修理工場の所有者／オペレータは通常、車両に対する保守・修理作業を実施す るためにそのような多数の上述の装置を所有する必要がある。また、そのような 修理工場所有者／オペレータは、車両に対する作業を実施するためにとっくりジ ャッキ、伝達ジャッキ、車両スタンド、および様々なその他の装置を必要とする 。これらの装置は、それらが最初に設計された作業以外の作業を実施するために 使用することも、あるいはそのようになすこともできない。車両、特に自動車が 進歩し、そのような車両で新しい材料が使用されているので、そのような品目を 操縦して移動する装置を開発する必要がある。たとえば、最近の自動車は、自動 車およびその構成要素に対する構造的な損傷なしで現行の引き上げ装置を使用す る工程および能力を制限するプラスチック部品およびアルミニウム部品を含むよ り低いシルエットを有する。修理工場の所有者／オペレータは、そのような工程 を実施する際の助けとする追加人員を雇用できないことも、あるいはそのような 修理作業をただちに行えるように追加人員を雇用する必要があることもある。修 理工場の所有者／オペレータが人を雇うことを避けるには、上述のような特別な 工程を実施するように設計された特殊な装置を購入することである。各装置を所 有するには、全体でかなりの投資額が必要である。そのような装置は、使用中ま たは保管中にかなりの床面積を必要とする。また、１つの装置を１台の車両に使 用する場合、その装置を他の車両に使用することはできない。 ［発明の開示］ 本発明は、主として車両が損傷され、あるいは修理の必要があるとき、車両ま たは車両部品を移動し、位置決めし、操縦するために使用される固有の輸送シス テムを提供するものである。この輸送システムは、車両の修理・補修工程で出会 う様々な動 作を容易にするために個別に、あるいは相互に結合して使用できる様々な個別の モジュール、工具、および装置を含む。 このシステムの主要な装置は、動力モジュール自体をその高さ、幅、および長 さに関して再構成できるようにする相互交換可能なレグおよび部品を有する動力 モジュールである。再構成が可能であることは、作業要件および安定条件が変化 したとき、そのような条件または要件を満たすように本発明を適応させることが できる点で、本発明の固有の特徴である。本発明は、特定の工程を実施する様々 な個別の手段を単に追加し、あるいは削除することによって、オペレータが必要 とするまたは好ましいとする異なる工具となることができる。本出願人は、本明 細書でこの工具のことをモジュールと呼ぶ。特定の各モジュールは、必要な工程 を実施する工具付属装置を操縦するのに必要な引き上げ・動力装置および手段を 提供する。動力モジュールも、工場以外の場所に保管できるように再構成するこ とができる。動力モジュールを再構成できることの１つの利点は、動力モジュー ルを車両修理ベイまたはステーション間および修理すべき車両の周りで容易に操 縦できることである。 動力モジュールは、システムの一部として、動力モジュールに非手動動力を提 供する電動機など動力装置を備えることがで きる。動力モジュールは、引き上げ用の付勢手段を備えることもできる。そのよ うな手段は、可とう性部材によって工具支持プレートに取り付けることができる 。そのような付勢手段または動力手段は、電気ポンプ、手動ハンドル・ポンプ、 空気ポンプ、または油圧ポンプによって動力を供給される、業界で周知のラム形 油圧シリンダでよい。本発明の付勢手段の一実施例は、本発明のオペレータが、 手動ハンドルまたは電動機によって付勢する手段を選択的に操作できるようにす る単一の流体槽を含む閉鎖油圧回路で手動／電気油圧ポンプを使用する。付勢手 段は、動力モジュールの支柱に摺動可能に据え付けられ、この輸送システムの様 々な付属装置、工具、およびモジュールを据え付けるために適用できる引き上げ プレートに取り付けられる。このシステムは、経済的で非常に柔軟な車両・車両 部品輸送システムを提供する。 多軸運動モジュールは、本発明のシステムと共に使用されると、前記運動モジ ュールに取り付けられた様々な工具を操縦し位置決めする手段を提供する。運動 モジュールにそのように取り付けられた工具は、車両の修理・補修時に様々な車 両部品を保持し、あるいはそれらに作用する。工具据え付けカラーは、運動モジ ュールに取り付けられ、少なくとも６０゜の弧にわた って回転させることができ、そのような工具据え付けカラーは、少なくとも１５ ゜の弧にわたって垂直に移動することができる。 そのような多軸運動は、運動モジュール上に据え付けられたねじ手段によって 実行される。そのようなねじ手段によって、工具カラーに据え付けられた工具の 微調整が可能である。 本発明の他の主要な特徴および利点は、当業者が以下の図面、詳細な説明、お よび添付の請求の範囲を検討したときに明らかになろう。 ［図面の簡単な説明］ 第１図は、動力モジュールの後方態様の平面図である。 第２図は、第１図に示した断面２−２を通る動力モジュールの断面平面図であ る。 第３図は、動力モジュールの等角図である。 第４図は、いくつかの工具モジュールと動作可能に結合された動力モジュール の等角図である。 第４ａ図は、材料リフト・モジュールの等角図である。 第４ｂ図は、横リフト・モジュールのロー・リフト態様の等角図である。 第４ｃ図は、横リフト・モジュールのハイ・リフト態様の等 角図である。 第５図は、動力モジュールおよびクレーン・モジュールの等角図である。 第６図は、支持装置の等角図である。 第６ａ図は、断面ａ−ａを通る支持装置の断面平面図であり、アダプタ・プレ ート工具カラーに設置された工具を示す。 第７図は、クレーン・モジュールおよび車両タンク・モジュールと共に使用さ れる長前輪部材を示す動力モジュールの等角図である。 第７ａ図は、動力モジュールおよび多軸運動モジュールに結合された車両フレ ーム・ホーン・モジュールの等角図である。 第７ｂ図は、動力モジュールおよび多軸運動モジュールに結合された車両タン タ・モジュールの等角図である。 第８図は、動力モジュールおよび多軸運動モジュールに結合されたバンパ・ホ ルダ・モジュールの等角図である。 第９図は、動力モジュールおよび多軸運動モジュールに結合されたドア・ホル ダ・モジュールの等角図である。 第１０図は、動力モジュールの工具支持プレート上に据え付けられた多軸運動 モジュールの等角図である。 第１１図は、工具支持プレート上に据え付けられた材料リフ 卜・モジュールを有する動力モジュールと、車輪付き支持装置の間の動作可能な 結合を示す等角図である。 第１２図は、動力手段の手動／電気油圧ポンプ回路の概略図である。 本発明の好ましい実施例を詳しく説明する前に、本発明の適用が、図面に示し た、以下の説明で述べる構造の細部および構成要素の構成に限らないことを理解 されたい。本発明は、他の実施例が可能であり、あるいは様々な方法で実施する ことができる。本明細書で使用する言い回しおよび語が、説明のためのものであ り、制限とみなすべきものではないことも理解されたい。 ［発明の好ましい実施例］ 動力モジュール 第１、２、３図は、本発明の基本モジュールである動力モジュール５を示す。 動力モジュールは、システムの他のモジュールが据え付けられ作動するプラット フォームである。 動力モジュール５は、横ばり１２によって離間関係に維持された一対の支柱１ ０を支持する基部部材６を含む。各支柱１０はさらに、２つの端部を有する支持 ストラップ１８によって安 定させられている。一端は、横ばり１２の各端部にボルト留めされ、ストラップ の他端は、支持ブラケット１６にボルト留めされている。支持ブラケットは、支 柱１０の外側で基部部材６上に据え付けられている。支持ストラップ１８は、第 １図に示したように、溶接やボルト留めなど好都合な手段で固定されている。 基部部材６はさらに、一対のレグ支持部材１３を備え、各レグ支持部材は、複 数のレグ・ソケット１４を有する。レグ・ソケット１４は、車輪部材２５を受け るようになされている。図の構成では６つである複数のレグ・ソケットが利用で きるので、オペレータは、動力モジュール５が特定の作業条件に適応できるよう に車輪部材２５を再構成することができる。図の構成は、ほぼ垂直な態様で縦長 部材自体の各端部に取り付けられたレグ支持部材１３を有する前記縦長部材１１ で形成されたＨ字形フレームとして基部部材６を示す。図の基部部材６、フレー ム部材１１および１３は、矩形断面構成を有する。当業者には、他のタイプのフ レーム部材を使用して、他の構成を形成するように接続することができる。レグ ・ソケット１４に据え付けられた車輪部材２５に関する好ましい実施例は、前向 きレグ・ソケツト１４（以下で説明する）中の２つの車輪部材と、他のレグ ・ソケット１４中の少なくとも１つの他の車輪部材２５とを有するものである。 機動性のために、支持する荷重のない最小の３つの車輪部材が示されている。動 力モジュール５を所与の位置に維持するうえで助けとするために、基部部材６は 、それに旋回可能に据え付けられた少なくとも１つのフロア・リフト部材２９を 備えることができる。フロア・リフト部材を作動させるには、この部材をピボッ ト点の周りで保管位置から使用位置へ回転させる。フロア・リフト部材２９は、 床から基部部材６の一側面を上昇させるのに十分な距離だけ基部部材６を持ち上 げ、それによって、車輪部材２５を取り替えることができる。オペレータは、こ の順序を逆にして基部部材を下降させ、車輪部材の床との接触を再確立すること ができる。好ましい実施例は、それぞれ、各レグ支持部材１３上に据え付けられ た、２つのフロア・リフト部材を使用する。車輪部材２５は、車輪マウント２６ と車輪２７とを含む。車輪マウントは、一端で、レグ・ソケット１４に係合する ようになされ、逆の端部で車輪２７を支持するようになされている。好ましい実 施例では、車輪は、最大操縦性を与えるキャスタである。車輪マウント２６は、 都合のよい長さのものでよく、レグ・ソケット１４に摺動可能に係合する。車輪 マウントは、図ではばねロック・ピンであるロ ッキング手段２８によってレグ・ソケットに選択的に固定されている。 動力モジュール５の重要な部品は、工具支持プレート２２である。工具支持プ レート２２は、支柱１０手段に回転可能に係合する手段によって前記支柱１０に 係合するようになされている。回転可能に係合する前記手段は、２つのブラケッ ト２４間に据え付けられた一対の柱軸受２０であり、前記ブラケットは、工具支 持プレートの縁部に近接してそのようなプレートに取り付けられ、支柱１０が柱 軸受２０間で偏倚するように、前記柱軸受２０間で前記支柱１０に係合するよう に整列する。軸受２０は、支柱１０に接触し、前記柱上を転動する。軸受に関す る図の好ましい実施例は、柱１０との接線方向接触よりも多くの接触を有するよ うになされた凹部円筒形軸受表面を含む。好ましくは矩形の部材である工具支持 プレート２２は、前向きの平面とは異なる、前記プレートの一方の平面に取り付 けられたブラケット２４柱軸受２０アセンブリを有する。工具支持プレート２２ は、チェーン６２によって動力手段５０（以下で説明する）に取り付けられてい る。 動力モジュール５は、工具支持プレート２２が相互に並列するように配向させ ることができる。各端部でレグ・ソケット１ ４に係合する分離アダプタは、２つの動力モジュールの間に設置され、一方の前 記動力モジュール・レグ・ソケット１４は、各はり端部に接続されている。調整 可能なアーム・ブラケットを含む、側面リフト・モジュール１３０が各動力モジ ュール５の各工具支持プレート２２上に据え付けられたシステムは、車両全体を 上昇させる２ポスト・リフトである。各動力モジュールの２つの後ろ向き車輪部 材２５は引き続き、２ポスト・リフトに可搬性を与えるが、システムのオペレー タは任意選択で、そのような後ろ向き車輪部材を取り外し、それによって、静止 ２ポスト・リフトを提供することができる。オペレータは、車輪部材の代わりに 、レグ・ソケットに選択的にパッドを設置することもできる。 動力手段 動力モジュール５は、工具支持プレート２２上に取り付けられ据え付けられた いくつかのモジュールおよび工具に必要な引き上げ力を供給する動力手段５０を 備える。動力手段５０は、離間された支柱１０間のほぼ中点で縦長部材１１に取 り付けられたシェルフ３０によって動力モジュール基部部材６上に支持された弁 ブロック５２を含む。弁ブロック５２には、ラム５６を含む油圧シリンダ５４が 流量連通接続されている。ラム５６ には、プーリー・ガード６０を有するプーリー５８が取り付けられている。プー リー５８は、可とう性部材６２に係合できる溝付きまたは歯付きタイプのもので よい。可とう性部材６２は、たとえば、リンク・タイプまたはリーフ・タイプの チェーン、ストラップ、ベルト、ケーブルなどでよく（リーフ・チェーンを図示 した）、一端６４で弁ブロック５２に、他端６６で工具支持プレート２２に取り 付けられている。動力手段５０の代替実施例は、工具支持プレートに直接取り付 けられたテレスコーピング油圧シリンダ・ラム（当技術分野で周知である）を使 用するものである。動作時には、弁ブロック５２によって油圧流体が油圧シリン ダ５４に進入することができるので、ラム５６は油圧シリンダ５４から押し上げ られる。ラム５６がプリー５８をチェーン６２に押し付けると、工具支持プレー ト２２は２本の支柱１０に沿って上昇し、それによって、前記工具支持プレート に取り付けられた工具またはモジュールを移動する。油圧流体は、手動ポンプ・ ペダル７０などポンプ手段によって弁ブロックを通じてポンピングされる。流量 解放制御は、弁ハンドル６８を含むものなど手動弁手段によって与えられる。油 圧流体は、油圧流体槽および弁ブロックに流量接続された電気油圧ポンプ７１に よってポンピングすることもできる（第１２図参照）。 材料リフト・モジュール 第４および４ａ図は、工具支持プレート２２を含む動力モジュール５と材料リ フト・モジュール１１０を示す。材料リフト・モジュール１１０は、それぞれ、 一端、すなわち上端に固定された据え付けブラケット１１３を有する、一対の垂 直部材１１２を含み、前記ブラケット１１３は、動力モジュール５の工具プレー ト２２に係合する。各前記垂直部材は、前記部材の下端近くに取り付けられ工具 支持プレート２２に係合するように整列するロッキング手段１１４を備える。図 のロッキング手段１１４は、シリンダばねロックである。各垂直部材１１２の下 端には、前記垂直部材に対してほぼ垂直に維持された水平部材１１６が取り付け られている。水平部材は、溶接またはボルト留め、あるいはその他の適当な方法 で取り付けられる。取り付けられた端部の反対側にある、各前記水平部材の端部 は、ソケット１１７を備えることができる。図の水平部材は、管状構造のもので あるが、水平部材は平坦なブレード構造またはフォーク構造でもよいことに留意 されたい。垂直部材１１２は、前記垂直部材間に据え付けられたテレスコーピン グ・スペーサ・チューブ１１９によって離間関係に維持されている。前記テレス コーピング・スペーサ・チューブは、複数の穴１２１を有し、 一端で垂直部材１１２に固定された、第１のテレスコーピング部材１２０から成 る。テレスコーピング・スペーサ・チューブ１１９はさらに、ロック１２３が据 え付けられた第２のテレスコーピング部材１２２を有する。前記第２のテレスコ ーピング部材１２２は、テレスコーピング部材１２０および１２２の非固定端部 が相互に摺動可能に係合し、かつテレスコーピング部材１２０の穴１２１に係合 するロック１２３によって選択的な位置に維持できるような態様で一端で他方の 垂直部材１１２に固定され、それによって、垂直部材１１２を離間関係に維持す る。 動作時には、オペレータは、動力モジュール５に係合させ動力モジュール５に よって上昇させたい材料、たとえば車両上のタイヤに対応する垂直部材１１２聞 の距離を選択する。オペレータは、平坦なブレード・タイプの水平部材１１６を 有する実施例を設置する場合、パレットなどを上昇させることができる。オペレ ータは、垂直部材間の距離を選択した後、テレスコーピング・スペーサ・チュー ブ１１９をロック１２２でロックし、工具支持プレータをリフト・モジュールの ２つのブラケット１１３に係合させることによって動力モジュール５の工具支持 プレート２２上に材料リフト・モジュール１１０を設置する。動 力モジュールの動力手段５０を操作すると、工具支持プレート２２は、それに据 え付けられた材料リフト・モジュールを上昇または下降させる。 支持装置 第６、６ａ、１１図は、動作モジュール５に動作可能に結合された支持装置８ ０を示す。支持装置は、多角形を形成する、２つの平行なセクション８２、８３ および２つの平行な横動セクション８４、８５で形成された開放フレームワーク 構造を含む。前記４つのセクションは、上部横領域を形成する。セクション８２ 、８３と横動セクション８４、８５の長さは、支持装置８０が動力モジュール５ の車輪部材２５間にはまり、前記横動セクション間に車両のタイヤまたは車輪を 受けるような長さである。開放フレームワーク構造の下面は、各セクション８２ 、８３の近接端部に旋回可能に固定された複数のキャスタ８６上に支持されてい る。少なくとも２つの前記キャスタ８６は、セクション８２、８３上に据え付け られたロッキング手段８７によって非旋回位置にロックされる。少なくとも１つ の横ソケット８８は、ロッキング装置を据え付けられた状態で開放フレームワー ク８０に取り付けられている。前記ソケットは、分離部材（図示せず）を受ける ようになされている。システムのオペ レータは、少なくとも２つのキャスタを選択的にロックし、それによって方向の 安定を制御し、同時に、２つの支持装置８０間に材料が据え付けられたときに支 持装置の完全な可動性を維持し、同時に、前記支持装置を離間関係に維持するこ とができる。そのような分離部材は、固定長のものでも、可変長のもの（テレス コーピング）でもよい。支持装置８０の１つの使用法は、動力モジュールの車輪 部材間に装置を配置し、次いで、動力モジュールによって上昇させられていた車 両の車輪を支持装置の上面に下降させることである。通常、車輪は車両上に据え 付けられ、システムのオペレータが、動力モジュールによって車輪および車両を 上昇させ、動力モジュールの車輪部材間に支持部材を配置し、次いで、支持構造 の上面に前記車輪を下降させ、前記車両の他の車輪にも同様の操作を実施する方 法を繰り返した場合、車両を容易に操縦することができる。この同じ方法を前記 車両の残りの車輪に対して繰り返し、次いで、オペレータは、本発明の支持装置 上に車両のすべての４つの車輪を載せて、修理設備または補修設備で車両を容易 に操縦することができる。オペレータは、支持装置上に設けられたロッキング手 段を使用することにより、キャスタを選択的にロックしてキャスタが旋回するの を妨げることができる。この効果は、前記支 持装置上で車両の方向を制御できることである。オペレータは、前記支持構造の タイヤ間またはすべての４つの前記支持構造間に分離部材を設置して、追加安全 および操縦剛性を確立することができる。 アダプタ・プレート 本発明の使い勝手を向上させるには、アダプタ・プレート９０を提供する。ア ダプタ・プレート９０は、セクション８２、８３、８４、８５で形成された前記 開放フレームワーク構造８０の上面に設置される。アダプタ・プレート９０の下 部平面９４は、シリンダばねロック９２と保持リング９３とを含む第１の保持手 段９２を備える。アダプタ・プレート９０を開放フレームワークに設置すると、 保持タングがセクション（たとえば８３）に係合し、シリンダばねロック９２が 保持タング９３の反対側にある前記開放フレームワーク構造のセクション（この 例では８２）に係合する。 アダプタ・プレート９０は、そのほぼ中心に開口部９７を備え、前記開口部９ ７はさらに、下部平面９４を通過する工具カラー９６によって画定されている。 工具カラーは、ばねロックから成る第２の保持手段９８を備える。複数の保持穴 １０４を有する据え付け柱１０２と、前記据え付け柱の一端に取り付け られた工具プレートとから成る工具１００は、第２の保持手段９８が工具据え付 け柱１０２の選択された保持穴１０４に係合することによって、選択的な位置で 、工具カラー９６に設置され保持される。工具プレート１０６は、以下で説明す る、ピンチ溶接クランプ１０８ａ、弾性パッド１０８ｂ、ジャッキ・サドル１０ ８ｃ（図示せず）、フィクスチャ・サポート１０８ｄ（図示せず）、部品保持ア ダプタ２０５など一連の工具１０８を支持するようになされている。 横リフト・モジュール 第４、４ｂ、４ｃ図は、工具支持プレート２２を含む動力モジュール５と横リ フト・モジュール１３０を示す。第４ｂ図は、ロー・リフト態様の横リフト・モ ジュールを示す。第４ｃ図は、ハイ・リフト態様の横リフト・モジュールを示す 。システムのオペレータは、第４ｂおよび４ｃ図に示したように横リフト・モジ ュール１３０を工具支持プレート上に据え付けるとき、ハイ・リフト態様または ロー・リフト態様を選択し、そのような態様を確立する。 横リフト・モジュールは、それぞれ、溶接などによって対向する端部に取り付 けられた２つの据え付けブラケットを備える、２本の平行な据え付けチューブ１ ３４を含む。据え付けブラケ ット１３２は、短い長さが相互に向き合うほぼＬ字形のものである。前記据え付 けブラケット１３２は、前記工具支持プレートの上縁部および下縁部で工具支持 プレート２２に係合し、工具支持プレートの前面に平行に接触するように据え付 けチューブを維持する。２本の据え付けチューブは、離間関係に維持され、かつ 両方の据え付けチューブ１３４に固定され片持ちばり部材１３６上におおよその 頂点がある基本的に斜めの形状を形成する一対の支持ウイング１３８によって横 リフト・モジュール１３０を工具支持プレート２２上に据え付けるための適当な すきまを与えるのに十分な距離に維持される。前記片持ちばり部材は、一方の据 え付け部材１３４に固定された近位端と、リフト・プレート１４０を受けるよう になされたスルー・ボアを有する遠位端とを有する。そのようなリフト・プレー ト１４０は、そのような車両など対象を引き上げるのに適した弾性パッド１４１ を支持する。リフト・パッド１４０は、旋回可能であり、横リフト・モジュール のロー・リフト態様でもハイ・リフト態様でも片持ちばり部材１３６のスルー・ ボアに係合する。リフト・プレートは、従来のように保持ピンによって所与の位 置に保持することができる。 動作時には、オペレータはまず、横リフト・モジュールをハ イ・リフト態様で使用するか、それともロー・リフト態様で使用するかを決定す る。次いで、オペレータは、前記工具プレートを据え付けブラケット１３２に係 合させ、すべての４つの据え付けブラケット１３２が前記工具プレートに係合す るまで横リフト・モジュールを前記工具プレート上へ摺動させることによって、 動力モジュール５の工具支持プレート２２上に横リフト・モジュール１３０を据 え付ける。次いで、オペレータは、リフト・プレートを片持ちばり部材１３６に 据え付け、前記パッドを車両を引き上げるように配向させる。オペレータは次い で、動力モジュール５の動力手段５０を使用して、工具支持プレートを上昇また は下降させ、それによって、横リフト・モジュールを上昇または下降させる。 本出願人の特許第４３１３３３５号などの衝突修理ラック上に、作業を行うべ き車両を据え付けると、従来型のリフトまたはジャッキは使用困難または使用不 能になることに留意されたい。本発明の横リフト・モジュールを使用し、特に、 ハイ・リフト態様を使用すると、オペレータは、車両がラック上にあり、動力モ ジュール５が車両修理／補修設備の床表面または支持表面上にある間に、車両を 容易に係合させ上昇させることができる。 クレーン・モジュール 第５図は、工具支持プレート２２を含む動力モジュール５とクレーン・モジュ ール１５０を示す。第５図は、拡張垂直熊様のクレーン・モジュール１５０を想 像線図で示す。クレーン・モジュールを含むシステムのオペレータは、クレーン ・マストの垂直高さを選択し、次いで、そのようなクレーン・マストの高さを従 来の方法でロックする。 クレーン・モジュールは、それぞれ、溶接などによって対向する端部に取り付 けられた２つのクレーン据え付けブラケット１５４を備える、クレーン据え付け チューブ１５２を含むクレーン・アダプタを含む。クレーン据え付けブラケット １５４は、短い長さが相互に向き合うほぼＬ字形のものである。少なくとも２つ の前記クレーン据え付けブラケット１５４は、工具支持プレート２２の上縁部で そのような工具支持プレートに係合し、工具支持プレートの前面に接触するよう にクレーン据え付けチューブ１５２を維持する。２本のクレーン据え付けチュー ブ１５２は、クレーン据え付けチューブ１５２をクレーン・マスト１５６に取り 付けることによってクレーン・モジュール１５０を前記工具支持プレート上に据 え付けるための適当なすきまを与えるのに十分な関係に維持される。 クレーン・マスト１５６は、通常金属であり、上部と下部とを有する、管状部 材である。マストは、その下部で、かつ垂直態様で、２本のクレーン据え付けチ ューブ１５２に固定される。第５図に示したように、マスト１５６には、頂部に クレーン・ブーム１６０が取り付けられている。クレーン・ブーム１６０は、マ ストおよびクレーン・ブームに取り付けられたクレーン・ストラット１６２によ って支持される。クレーン・ストラットは、固定長部材でも、第５図に示したテ レスコーピング部材でもよい。また、クレーン・ブーム１６０は、当技術分野で 周知の適当な方法によって、点Ｐでクレーン・マスト１５６に旋回可能に取り付 けることができる。クレーン・モジュールが、旋回クレーン・モジュールを備え る場合、クレーン・ストラットは、クレーン・ブームを上昇し下降させる適当な 油圧ポンプ装置を有する油圧シリンダ・ラム・アセンブリでよい。クレーン・マ スト１５６およびクレーン・ストラット１６２は、適当な保持ピンを挿入するこ とによってクレーン・マストの選択された高さを固定するために使用できる複数 の位置決め穴１５７を備えることができる。クレーン・ブーム１６０は、チェー ンやケーブルなど可とう性リンケージ１６５と、クレーン・フック１６４とを遠 位端に備える。クレーン・マスト１５６は、そ の上部および下部に取り付けられ、マスト・ブレース・スペーサ１５９によって クレーン・マストから離間された、クレーン・マスト・ブレース１５８によって 補強される。クレーン・モジュール１５０を動力モジュール５と共に使用すると き、クレーン車輪部材１６６は動力モジュール５の２つの前部レグ・ソケットで 使用すべきであることに留意されたい。クレーン車輸部材１６６は、車輪マウン ト２６が、クレーン・ブーム１６０が最も拡張したときに車輪部材２７をクレー ン・フック１６４よりも先に置くのに十分な長さのものであることを除き、汎用 車輪部材２５に類似している。 多軸運動モジュール 第８および１０図は、多軸運動モジュール１７０を示す。この運動モジュール は、動力モジュール５の工具支持プレート２２上に据え付けられ、工具装置／ア センブリを保持すると共に、そのような工具装置／アセンブリを多軸の周りで移 動する手段を提供するように機能する。 多軸運動モジュール１７０は、上部１７２と下部１７３とを有する基部プレー ト１７１を含む。基部プレート１７１はさらに、前部平面１７４と後部平面１７ ５とを有する。基部プレート１７１の上部１７２の対向する端部には、溶接など によって ２つの据え付け部材１７６が取り付けられている。各据え付け部材１７６は、短 い部分が基部プレート１７１の下部１７３の方を向くＬ字形のものである。据え 付け部材１７６は、動力モジュール５の縁部および工具支持プレート２２に係合 する。タング１７８は、１回の運動手順の間の工具支持プレートの周りでの多軸 運動モジュールの回転を制限するように、基部プレートの下部１７３の近くで前 記プレートの後部平面１７５に固定されている。運動モジュール１７０は、前部 平面１７４のほぼ中心に据え付けられた回転プレート１８０も備える。前記回転 プレートは、工具１８３を保持する手段を含む工具据え付けカラー１８２を支持 する。回転プレート１８０に対する半径方向の支持は、回転プレート１８０の縁 部の近くで前記回転プレート１８０上に据え付けられた支持ローラ・アセンブリ から与えられる。そのような支持ローラ・アセンブリは、ローラ・クレードル１ ８５とローラ１８４とから成る。前記ローラ１８４は、そのようなクレードルに 据え付けられ、回転プレート１８０を通過し、基部プレート１７１の前部平面１ ７４に接触する。多軸運動モジュール１７０は、ねじ付きスルー・ボアを有し、 回転プレートの縁部の近くで前記回転プレート１８０に旋回可能に取り付けられ た、制御ブロック１８６も備える。ある長さの ねじ山１８９を有する第１の制御ロッド１８８は、運動モジュールに据え付けら れるので好都合である。本発明の図で、ジョイント制御ロッド１８８は基部プレ ート１７１の上部１７２に据え付けられている。ジョイント制御ロッドのねじ山 １８９は、制御ロッド１８８が逆時計回りまたは時計回りに回転されたとき、制 御ブロック１８６が制御ロッド１８８上で上昇または下降し、それによって、回 転プレート１８０を合計で約６０゜の弧にわたって引っ張り、あるいは押すよう に、制御ブロック１８６にねじ込まれる。図を見ると分かるが、工具カラー１８ ２に据え付けられた工具または装置自体が、同様に６０゜にわたって回転し、し たがって、このシステムのオペレータは、そのような工具または装置によって支 持された車両部品を正確に位置決めすることができる。 多軸運動モジュール１７０は、ある長さのねじ山１９２を有する第２の制御ロ ッド１９０も備える。第２の制御ロッドは、基部プレート１７１上に好都合に据 え付けられる。本発明の図で、第２の制御ロッド１９０は、基部プレート１７１ の下部１７３で前部平面１７４上に据え付けられ、ねじ山は、多軸運動モジュー ル１７０が前記工具支持プレート上に据え付けられたとき、前記第２の制御ロッ ドの遠位端が後部平面１７５を介し て工具支持プレート２２に接触するように、基部プレート１７１を通過する。前 記工具支持プレートに接触する第２の制御ロッドの端部は、前記工具支持プレー トとの接触摩擦を低減させるために適当な支持表面または支持アセンブリを備え る。第２の制御ロッド１９０がシステムのオペレータによって逆時計回りまたは 時計回りに回転されると、基部プレート１７１は、工具支持プレート２２に対し て合計で約１５゜の弧にわたって押され、あるいは引っ張られる。工具カラー１ ８２に据え付けられた工具または装置自体は、そのような１５゜の弧にわたって 傾斜され、そのため、このシステムのオペレータは、そのような工具または装置 によって支持された車両部品を正確に位置決めすることができる。 このシステムのオペレータは、上述の回転運動および傾斜運動だけでなく、動 力モジュール５上の動力手段５０を使用して工具支持プレート２２を上昇または 下降させることによる上下運動で、前記工具カラー１８２に据え付けられた工具 または装置によって支持された車両を正確に位置決めすることもできる。図を見 ると分かるが、いくつかの軸に沿った、あるいは前記軸の周りの運動は、この車 両・車両部品輸送システムのオペレータの選択に応じて、運動モジュール１７０ の工具カラーに設置 された工具または装置に伝達することができる。 部品ホルダ／ロケータおよび関連するモジュール 第７ａ、８、９、１０図は、多軸運動モジュール１７０を支持する工具支持プ レート２２を有する動力モジュール５を示す、かつこの輸送システムのオペレー タの選択に応じて、工具据え付けカラー１８２に据え付けることができるいくつ かの工具モジュールを示す。 部品保持アダプタ 第７ａ図を参照すると、特定の工具モジュールを本発明と共に使用するのを容 易にする部品保持アダプタ２０５は、上部２１０と下部２１２とを有する管状柱 ２０６を含んでいる。管状柱は、好都合な断面のものでよく、第７ａ図には四角 い断面のものを示す。管状柱は、前面と背面とを有するように配向し、据え付け スタッド２０８が、前記背面に取り付けられ、多軸運動モジュール１７０の工具 据え付けカラー１８２に係合するようになされ、水平管状ソケット２１４が、前 記管状柱２０６の前面に取り付けられている。部品保持アダプタ２０５が追加柱 高さを備え、システムのオペレータが、前記柱の下部２１２で管状柱２０６に係 合するようになされた拡張柱２０７を選択的に使用することができる。前記拡張 柱２０７は、管状柱上に据 え付けられた伸縮移動を妨げる手段２１６によって選択された長さに維持された 管状柱内へ伸縮自在に摺動する。拡張柱は、工具据え付けカラー１８２に係合す る据え付けスタッド２０８ａを備える。伸縮移動を妨げる手段２１６は、適当な 構成のものでよく、図の構成は、ノブ・ハンドルを含むねじ付きスタッドである 。代替構成を、ちょうねじハンドルを含むねじ付きスタッドである要素２４５と して第８図に示す。適当な手段を使用して様々な部材が伸縮移動するのを妨げる ことができることに留意されたい。部品ホルダ・アダプタ２０５は、上部２１０ で管状柱２０６に伸縮自在に係合し、伸縮移動２１６を妨げる手段によって、選 択された位置に維持された、第２の管状柱２３２も備える。前記第２の管状柱２ ３２は、その垂直軸に垂直に据え付けられた端部ブラケット２３４を備え、伸縮 移動を妨げる手段２１６を備える。 端部ブラケット２３４および水平管状ソケット２１４は、以下で説明するよう に、工具または工具モジュールの様々な部分を受けるようになされている。部品 保持アダプタ２０５を多軸運動モジュール１７０に設置すると、部品保持アダプ タ２０５上に据え付けられた工具モジュールを、この輸送システムの一部を形成 するその特定の工具モジュールに保持され、あるいは 支持された車両を位置決めするように操縦することができる。 車両フレーム・ホーン・モジュール 第７ａ図は、部品保持アダプタ２０５上に据え付けられた車両フレーム・ホー ン・モジュール２００を示す。車両は通常、車両の客室に取り付けられた一対の フレーム部材を有する。そのようなフレーム部材を一般にフレーム・ホーンと呼 ぶ。取り付け手順中は、そのようなフレーム・ホーンを定位置に保持しなければ ならないが、そのようなフレーム・ホーンの長さと典型的な支持点および取り付 け点からの距離のために、オペレータは助けを必要としていた。本発明の車両ホ ーン・モジュール２００は、そのような車両フレーム・ホーンを設置するための 助けを与える。このモジュールは、水平管状ソケット２１４に係合するようにな された垂直据え付けタング２１９を含む水平バーを有するフレーム・ホーン・ア ダプタ２１８から成る。水平バー２１８は、それぞれ、垂直に据え付けられた車 両フレーム・ホーン支持体２２０を有する、一対のスライド・ブラケット２２２ に係合する対向する端部を有する。オペレータは、前記車両フレーム・ホーン支 持体２２０を有する前記ブラケット２２２を水平バー２１８に沿って摺動して、 車両フレーム・ホーンに前記支持体を整列させる。そうすると、フレーム・ホー ンが支持され、オペレータはフレーム・ホーンに対して作業を行うことができる 。オペレータが動力モジュール５上の工具支持プレート２２の高さ上で運動モジ ュール１７０の運動制御機構を移動することによって、追加調整を行うことがで きる。 バンパー・ホルダ・モジュール 第８図は、部品保持アダプタ２０５上に据え付けられたバンパー・ホルダ・モ ジュール２３０を示す。車両のバンパーは、車両の補修または修理時に、支持し 位置決めしなければならない。車両には種々の形状および材料が使用されるので 、そのような変動条件に適応するための工具が必要である。図のバンパー・ホル ダ・モジュールでは、バンパーは、部品保持アダプタ２０５の水平管状ソケット ２１４に摺動可能に係合するようになされた垂直据え付けタング２４３を有する バンパー・アダプタ・バー２４２によって支持される。前記バンパー・アダブタ ・バー２４２上には、少なくとも２つの入れ子ブラケット２４６が据え付けられ ている。各入れ子ブラケット２４６は、相互に垂直に取り付けられた積み重ねら れたチューブ部材から成り、各チューブ部材は、伸縮移動を妨げる手段２４５を 有する。そのような各入れ子ブラケット２４６には、バンパー・アダプタ・バー ２４２に対して垂直態様で位置決めされたバンパー・ス ライド・バー２４４が摺動可能に据え付けられている。バンパー・モジュールは 、一端で端部ブラケット２３４に係合し、伸縮移動を妨げる手段２１６によって そこに固定された、拡張圧力ビーム２３６を含む。前記ビームの他端は、圧力ロ ッド２３８と圧力パッド２４０アセンブリとを有する。そのようなアセンブリは 、車両補修工程時に、バンパー・アダプタ・バー２４２およびバンパー・スライ ド・バー２４４に対して車両バンパーを偏倚させる。調整・位置決め運動は、運 動モジュール１７０、動力モジュールの工具支持プレート２２、および動力モジ ュール５の位置決めによって与えられる。 ドア・ホルダ・モジュール 第９図は、部品保持アダプタ２０５上に据え付けられたドア・ホルダ・モジュ ール２５０を示す。車両ドアは重量が大きく、設置または取り外し時に、取り扱 いがやっかいである。そのような工程時に、車両本体に対してドア・ヒンジを適 切に位置決めするには調整を行わなければならない。そのような工程時にはその ような調整を行うための工具が必要である。図のドア・ホルダ・モジュール２５ ０では、車両ドアは、その下縁部に係合しそれを支持するようになされたドア保 持ブラケット２５８によって支持される。ドア保持ブラケット２５８は、部品保 持 アダプタ２０５の水平管状ソケット２１４に摺動可能に係合するようになされた 垂直据え付けタング２５７を有する。そのようなドア保持モジュール２５０は、 部品保持アダプタ２０５の端部ブラケット２３４に係合し、伸縮移動を妨げる手 段２１６によってそこに選択的に固定される、ドア保持ビーム２５２も備える。 前記ビームの他端は、ピボット・マウント２５４と、車両ドアに係合するように なされた調整可能なクラスプ２５６アセンブリとを備える。動作時には、このシ ステムのオペレータは、車両ドアの底縁部をドア保持ブラケット２５８上に置き 、ドア・ウィンドウ領域に隣接する車両ドアの部分、またはドア本体のそのよう な他の好都合な領域に調整可能なクラスプ２５６を取り付ける。オペレータは次 いで、車両ドアおよび車両本体の位置決め時に、運動モジュール１７０に対して 必要な調整を施す。 車両タンク・モジュール 第７ｂ図は、多軸運動モジュール１７０および車両タンク・モジュール２６０ に動作可能に結合された工具支持プレート２２を有する動力モジュール５を示す 。オペレータが車両、特に、現代の乗用車から燃料タンクを取り外すには、いく つかの工具を使用して、車両をつり上げ、燃料タンクを支持し、燃料タン クを取り外し、あるいは設置する必要がある。タンクの燃料を完全には除去でき ないこともあり、その場合、オペレータが扱う必要がある重量が増加する。また 、大部分のケースでは、オぺレータは、必要な作業を実施するために作業中の燃 料タンクの下に位置しなければならない。既存の方法では、そのような燃料タン クの補修は困難である。さらに、現在の自動車は、燃料タンクが背部車輪軸の上 または前に据え付けられており、そのため、燃料タンタに達して補修することは さらに困難になっている。本発明の車両タンク・モジュール２６０は、そのよう な燃料タンクを補修する工具および方法を提供する。 車両タンク・モジュール２６０は、近位端２６１と遠位端２６３とを有するタ ンク・ビーム２６２から成る。近位端２６１は、動力モジュール５の工具支持プ レート２２上に据え付けられた多軸運動モジュール１７０の工具据え付けカラー １８２に係合するようになされている。前記ビームの遠位端２６３は、それに固 定された垂直タンク・ビーム・ソケット２６４を備える。本出願人は、ビーム２ ６２の長さと、工具要素および補修中の燃料タンクの典型的な荷重のために、前 記ビームに加えられる曲げモーメントおよびねじれモーメントに耐えるのに十分 な厚さであるビーム壁と共に本発明を実施するのに最適なモー ドは、管状円形断面であると考える。 タンク・ビーム・ソケット２６４には、前記ソケット２６４中で自由に旋回で きるタンク・プレート２６６が据え付けられている。タンク・プレート２６６は 、それにねじ込まれるある長さのねじ付きロッド２７６を有し、そのようなタン ク高さ調整ロッドは、タンク・ビーム・ソケット２６４を通過し、ハンドル２７ ７で終わる。タンク・プレートを越えて延びるねじロッドの端部は、取り外し可 能なタンク・ディスク２７４で終わる。タンク・プレート２６６には、積み重ね られた平行な対として構成された複数の水平チューブ・ソケット２６９から成る 入れ子フレームワーク２６８が、溶接などによって据え付けられている。水平チ ューブ２６９は、各端部で開放され、ほぼ正方形のフレームワークを形成するよ うに溶接などによって接続されている。各水平チューブ・ソケット２６９は、前 記ソケット中で各水平バーを伸縮自在に摺動して、ちょうねじなど、伸縮移動を 妨げる手段２４５（代替実施例は、ノブ・ハンドルを含むねじ付きスタッドであ る）によってそのようなバーを固定することによって、選択された長さで水平バ ー２７０に係合する。各水平バー２７０の一端は、垂直調整バーに選択的に係合 し、伸縮移動を妨げる手段２４５によってそのような垂直調整 バーを定位置に維持する、垂直調整ソケット２７２を支持する。 動作時には、システムのオペレータは、運動モジュール１７０が動力モジュー ル５の工具支持プレート２２上に支持されているときに、運動モジュール１７０ の工具据え付けカラー１８２に車両タンク・ホルダ・モジュール２６０を設置す る。オペレータは、動力モジュール５の２つの前部レグ・ソケットにクレーン車 両部材１６６を設置しなければならない。オペレータは、補修すべき燃料タンク に入れ子フレームワーク２６８を整列させた後、特定の燃料タンク形状に係合す るように垂直および水平調整バー２７０、２７１を伸縮自在に調整し、伸縮移動 を妨げる複数の手段２４５によって、位置決めしたこれらのバーを固定する。次 いで、タンク高さ調整ロッド２７６およびハンドル２７７を旋回させることによ ってタンク・ディスク２７４を上昇させ、燃料タンクをわずかにつり上げる。こ のわずかなつり上げによって、オペレータは燃料タンク固定手段を係合解除する ことができる。次いで、オペレータは、燃料タンクを再び入れ子フレームワーク 内へ下降させ、燃料タンクが入れ子フレームワークに固定された動力モジュール を車両から引き出す。燃料タンクを設置するには、上述の方法を逆にする。 したがって、本発明によれば、すべて、複数の工具モジュー ル／アセンブリに動作可能に結合された、工具支持プレートを含む動力モジュー ルと、選択的に据え付けられた多軸運動モジュールとを備える、車両・車両部品 輸送システムと、そのようなモジュールを使用して車両を修理し補修する方法が 提供され、前記システムおよび方法が上述の目的および利点を満たすものである ことが明らかであろう。本発明をその特定の実施例に関して説明したが、当業者 に多数の代替、修正、および変形が明らかであることは明白である。したがって 、本発明は、添付の請求の範囲の趣旨および範囲の範囲内であるそのようなすべ ての代替、修正、および変形を包含するものである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年６月２９日 【補正内容】 補正 １．工具と装置の組合せによって車両部品および車両を移動し、位置決めし、操 縦する材料輸送システムにおいて、 横ばり部材に対して離間関係に維持された第１および第２の支柱部材と、それ ぞれ、複数のレグ・ソケットを含む、一対のレグ支持部材を有する基部部材とを 有する動力モジュールと、 前記柱部材に摺動可能に係合する工具支持プレートと、 工具支持プレートを支柱部材に沿って上昇または下降させることができるよう に、一端が基部部材上に据え付けられ、他端が工具支持プレートに係合する、対 向する端部を有する動力手段と、 それぞれ、一端がストラップ・ブレースを固定する手段を有し、他端が基部部 材に取り付けられた、対向する端部を有する、一対の背部支持ブラケットと、 それぞれ、一端が背部支持ブラケットに旋回可能に係合し、他端が、柱部材を 離間関係に維持する横ばりに解除可能に取り付けられた、対向する端部を有する 、一対のストラップ・ブレースと、 レグ・ソケットに係合するようになされた複数の車輪付き部 材とを備えることを特徴とする材料輸送システム。 ２．車両のタイヤを受けるようになされた上面と、下面とを有する多角形の開放 フレームワーク構造と、 フレームワーク構造に固定されたロッキング・ピンを有するソケットと、 フレームワーク構造の下面に旋回可能に固定された複数のキャスタとを備える 支持装置を含むことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の材料輸送システム。 ３．少なくとも２つのキャスタが、フレームワーク構造上に据え付けられたロッ キング手段によって、旋回を妨げるために選択的にロックすることができること を特徴とする請求の範囲第２項に記載の材料輸送システム。 ４．開放フレームワーク構造に、前記フレームワーク構造の上面でアダプタ・プ レートが取り付けられ、かつ前記プレートを前記構造に保持する第１の手段が取 り付けられ、アダプタ・プレートが、それを通過する開口部を画定する工具カラ ーを含む下部平面を有し、前記工具カラーが、工具を支持し受けるようになされ 、前記工具カラーに工具を保持する第２の手段を有することを特徴とする請求の 範囲第２項に記載の材料輸送システム。 ５．工具が、少なくとも一面に沿って整列する複数の保持穴を有する据え付け柱 と、前記柱の一端に固定され、ピンチ溶接パッドと、ピンチ溶接クランプと、ジ ャッキ・サドル部品保持アダプタと、フィクスチャ・ヘッドとから成る群から選 択された工具装置を固定するようになされた、ツール・プレートとを含む装置で あり、それによって、据え付け柱が、工具カラーに挿入され、第２の保持手段が 前記据え付け柱の保持穴に係合することによって選択的にロックされることを特 徴とする請求の範囲第４項に記載の材料輸送システム。 ６．分離部材によって第１の支持装置から離間された第２の支持装置を含み、前 記分離部材が、各ソケット装置の外側表面上にソケットを係合させ、前記ソケッ ト装置を離間関係に維持することによって各支持装置に取り外し可能に取り付け られることを特徴とすることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の材料輸送シ ステム。 ７．動力モジュールを選択的に上昇させ下降させるために前記動力モジュール上 に旋回可能に据え付けられた少なくとも１つの床リフト部材を含むことを特徴と する請求の範囲第１項に記載の材料輸送システム。 ８．前記動力モジュール上に据え付けられ、工具支持プレート に接続された、動力手段を有する第２の動力モジュールを含み、前記第２の動力 モジュールが、第１および第２の動力モジュールのレグ・ソケットに係合し、前 記動力モジュールを離間関係に維持するようになされた、少なくとも１つの分離 ビームによって第１の動力モジュールから離間されることを特徴とする請求の範 囲第１項に記載の材料輸送システム。 ９．それぞれ、上端と下端とを有する、離間関係の一対の垂直部材と、 工具支持プレートに係合するようになされた各部材の上端上に固定されたブラ ケットと、 各垂直部材を工具支持プレートに保持する手段と、 一端で、垂直部材にほぼ直角に前記垂直部材の下端に固定され、垂直部材の端 部の反対側にある端部上にソケットを有する、一対の水平部材と、 一端で垂直部材の下端に固定された第１の伸縮部材と、一端で他方の垂直部材 の下端に固定された第２の伸縮部材とを有し、各伸縮部材の非固定端部が、選択 された位置で相互に摺動可能に係合し、それによって前記垂直部材を離間関係に 維持する、伸縮スペーサ・チューブとを備える材料リフト装置を含む、請求の範 囲第１項に記載の材料輸送システム。 １０．工具支持プレート上に据え付けられ、前記工具支持プレートに摺動可能に 係合し、かつそれぞれ、各端部に固定され前記工具支持プレートに係合するよう に整列する一対のクレーン据え付けブラケットを有する、一対のクレーン据え付 けチューブを備える、クレーン・アダプタと、 クレーン・アダプタ上に据え付けられ、上向きに延び、上端を有する、垂直ク レーン・マストと、 マストの上端に接続されたブームと、 ブームの遠位端に取り付けられたフックを有する可とう性部材と、 クレーン・マストおよびブームに接続されたクレーン・ストラットと、 それぞれ、一端がキャスタ・ホイルによって支持され、他端が動力モジュール のレグ・ソケットに係合するようになされた、対向する端部を有する、一対のク レーン・レグとを備えるクレーン・モジュールを含むことを特徴とする請求の範 囲第１項に記載の材料輸送システム。 １１．動力手段がさらに、油圧シンリンダ・ラム・アセンブリを備え、ラムが、 それに旋回可能に取り付けられたプーリーと、一端が工具支持プレートに固定さ れ、他端が油圧シリンダ基部 に固定された、２つの端部を有する可とう性部材とを有し、前記チェーンが、プ ーリーに係合することを特徴とする請求の範囲第１項に記載の材料輸送システム 。 １２．可とう性部材が、リンク・チェーンと、リーフ・チェーンと、ベルトと、 ストラップと、ケーブルとから成る群から選択された部材であることを特徴とす る請求の範囲第１１項に記載の材料輸送システム。 １３．動力手段がさらに、油圧シリンダ・ラム・アセンブリを備え、油圧シリン ダが少なくとも２つの伸縮セグメントを有し、ラムが工具支持プレートに接続さ れることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の材料輸送手段。 １４．多軸運動モジュールと組み合わされた工具支持プレートを有するつり上げ 装置を含む、車両および車両部品を移動し、位置決めし、操縦する車両輸送シス テムにおいて、前記運動モジュールが、 前後平面と、上部と、下部とを有する基部プレートと、 基部プレートを工具支持プレートに据え付けるために基部プレートの上部に取 り付けられた据え付け部材と、 基部プレートの表面の下部に取り付けられ、工具据え付けカラーを有する、タ ングと、さらに、回転プレートの縁部に隣接 して据え付けられて基部プレートの前部平面に接触する支持ローラを有する、前 記回転プレートと、 回転プレートの縁部に近接して前記プレート上に旋回可能に据え付けられ、ね じ付きスルー・ボアを有する、制御ブロックと、 ある長さのねじ山を有し、基部プレート上に据え付けられ、ある長さのねじ山 をねじ付きスルー・ボアにねじ込むことによって制御ブロッタに係合する、第１ の制御ロッドと、 ある長さのねじ山を有し、基部プレート上に、かつ工具支持プレートに接触す るようにねじ込まれて据え付けられた、第２の制御ロッドとを備えることを特徴 とする車両輸送システム。 １５．多軸運動モジュールを工具支持プレート上に有し、前記運動モジュール上 に据え付けられた部品ホルダ／ロケータを含み、前記部品ホルダ／ロケータが、 上部と、下部と、前面と、背面とを有する管状柱を含む部品保持アダプタと、 工具支持プレートと、 前記部品保持アダプタの背面に取り付けられ、多軸運動モジュールの工具据え 付けカラーに係合するようになされた、据え付けスタッドと、 前記部品保持アダプタの背面上に据え付けられた水平管状ソケットと、 第２の据え付けスタッドを有し、部品保持アダプタの下部に選択的に係合する ようになされた、拡張柱と、 部品保持アダプタの上部に選択的に係合するようになされ、前記第２の管状柱 の垂直軸に垂直に据え付けられた端部ブラケットを有する、第２の管状柱と、 部品保持アダプタ、水平管状ソケット、および第２の管状柱の端部ブラケット の上部および下部に取り付けられた、伸縮移動を妨げる複数の手段とを備えるこ とを特徴とする請求の範囲第１項に記載の輸送システム。 １６．フレーム・ホーン・モジュールを含み、 水平管状ソケットに係合するようになされた垂直据え付けタングを含む、対向 する端部を有する水平バーを有する、フレーム・ホーン・アダプタと、 水平バーの各端部に摺動可能に係合するようになされた一対のスライド・ブラ ケットと、 前記水平バーに垂直に各スライド・ブラケット上に据え付けられた車両フレー ム・ホーン支持体とを備えることを特徴とする請求の範囲第１５項に記載の輸送 システム。 １７．バンパー・ホルダ・モジュールを含み、前記バンパー・ホルダ・モジュー ルが、 一端が端部ブラケットに係合し、伸縮移動を妨げる手段によって前記端部ブラ ケットに選択的に固定され、他端が前記バンパー・ホルダ・モジュール中でバン パーを偏倚させるために圧力ロッド・圧力パッド・アセンブリを有する、２つの 端部を有する拡張圧力ビームと、 水平管状ソケットに摺動可能に係合するようになされ、前記バンパー・アダプ タ・バーに垂直である、据え付けタングを有するバンパー・アダプタと、 それぞれ、伸縮移動を妨げる手段を有する、垂直に積み重ねられたチューブを それぞれが含む、バンパ・アダプタ・バー上に摺動可能に据え付けられた一対の 入れ子ブラケットと、 バンパー・アダプタ・バーに対する垂直態様で各入れ子ブラケットに摺動可能 に据え付けられたバンパー・スライド・バーとを備えることを特徴とする請求の 範囲第１５項に記載の材料輸送システム。 １８．ドア・ホルダ・モジュールを含み、前記ドア・ホルダ・モジュールが、 一端が端部ブラケットに係合し、伸縮移動を妨げる手段によ って前記端部ブラケットに選択的に固定され、他端が、ピボット・マウントと、 車両ドアに摺動可能に係合するようになされた調整可能なクラスプ・アセンブリ とを有する・２つの端部を有するドア保持ビームと、 水平管状ソケットに摺動可能に係合するようになされ、前記ドア保持ブラケッ トに垂直である、据え付けタングを有するドア保持ブラケットとを備えることを 特徴とする請求の範囲第１５項に記載の材料輸送システム。 １９．工具支持プレート上に多軸運動モジュールを有し、前記運動モジュール上 に据え付けられた車両タンク・ホルダ・モジュールを含み、前記車両タンク・ホ ルダが、 遠位端と、多軸運動モジュールの工具据え付けカラーに係合するようになされ た近位端部と、遠位端に垂直に取り付けられたタンク・ビーム・ソケットとを有 するタンク・ビームと、 タンク・ビーム・ソケットに旋回可能に係合するようになされ、タンク・プレ ート自体にねじ込まれ一端上にハンドルを有し他端上にタンク・ディスクを有す るタンク高さ調整ロッドを支持する、タンク・プレートと、 前記タンタ・プレート上に据え付けられ、各水平チューブが、伸縮移動を妨げ る手段を備え水平チューブ自体内で水平バーに 伸縮自在に係合する、積み重ねられた平行な対として構成された複数の水平チュ ーブ・ソケットを含む、入れ子フレームワークと、 伸縮移動を妨げる手段によって各前記水平バーの端部上に据え付けられた垂直 調整ソケットに選択的に維持される垂直調整バーとを備えることを特徴とする請 求の範囲第１項に記載の材料輸送システム。 ２０．油圧流体を単一の油圧槽から複数のボール弁を介してつり上げシリンダに 供給する際に使用すべき手動操作ポンプを有する油圧流体ポンプを含み、 油圧槽、つり上げシリンダ、および手動操作ポンプと連通する弁ボアを有する 弁ブロックと、 弁ブロックに据え付けられ、油圧槽およびつり上げシリンダと流量連通する、 手動操作制御弁と、 油圧流体槽および弁ボアと流量連通する電気流体ポンプと、 弁ボアと電気流体ポンプの間にあり、油圧流体が弁ボアから前記電気流体ポン プへ移動するのを妨げたげるように偏奇される、弁ブロック中のボール弁とを備 えることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の材料輸送システム。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グラハム，ジエイムズ・シー アメリカ合衆国、ウイスコンシン・53186、 ウオーキーシヤ、ウオルトン・アベニユ ー・149 (72)発明者 ワイズナー，クレイグ・エイ アメリカ合衆国、ウイスコンシン・53226、 ウオーワトウサ、ウエスト・ウエルズ・ 10906 (72)発明者 ラツセル，ジエフリー・ブイ アメリカ合衆国、ウイスコンシン・53066、 オコノモワツク、サウス・オークシヤー・ ドライブ・109

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．車両修理工場に関係する品目を移動し、位置決めし、保持し、操縦するつり 上げ装置において、 開放フレームワーク支持構造と、 開放フレームワーク支持体上に据え付けられ、工具を支持するようになされた つり上げ手段に取り付けられた、力伝達装置と、 前記開放フレーム支持構造に取り付けられたつり上げ装置を位置決めする手段 とを備えることを特徴とするつり上げ装置。 ２．開放フレーム支持構造に結合された車両に係合するようになされた車輪付き 車両プラットフォームを含むことを特徴とする請求の範囲第１項に記載のつり上 げ装置。 ３．分離部材によって第１の車両プラットフォームから離間された第２の車輪付 き車両プラットフォームを含み、前記分離部材が、そのような各車輪付き車両プ ラットフォームに取り外し可能に取り付けられ、前記車両プラットフォームを前 記離間関係に維持することを特徴とする請求の範囲第２項に記載のつり上げ装置 。 ４．工具が、材料リフト・モジュールと、クレーン・モジュー ルと、横リフト・モジュールとから成る群から選択される工具であることを特徴 とする請求の範囲第１項に記載のつり上げ装置。 ５．車両バンパー・ホルダと、車両ドア・ホルダと、車両タンク・ホルダと、車 両フレーム・ホーン・ホルダとから成る群から選択される工具を保持するように なされた多軸運動モジュールを含み、前記運動モジュールが、前記運動モジュー ル中に保持された工具に傾斜運動および回転運動を与えるようになされたことを 特徴とする請求の範囲第１項に記載のつり上げ装置。 ６．工具と装置の組合せによって車両部品および車両を移動し、位置決めし、操 縦する材料輸送システムにおいて、 横ばり部材に対して離間関係に維持された第１および第２の支柱部材と、それ ぞれ、複数のレグ・ソケットを含む、一対のレグ支持部材を有する基部部材とを 有する動力モジュールと、 前記柱部材に摺動可能に係合する工具支持プレートと、 工具支持プレートを支柱部材に沿って上昇または下降させることができるよう に、一端が基部部材上に据え付けられ、他端が工具支持プレートに係合する、対 向する端部を有する動力手段と、 それぞれ、一端がストラップ・ブレースを固定する手段を有 し、他端が基部部材に取り付けられた、対向する端部を有する、一対の背部支持 ブラケットと、 それぞれ、一端が背部支持ブラケットに旋回可能に係合し、他端が、柱部材を 離間関係に維持する横ばりに解除可能に取り付けられた、対向する端部を有する 、一対のストラップ・ブレースと、 レグ・ソケットに係合するようになされた複数の車輪付き部材とを備えること を特徴とする材料輸送システム。 ７．車両のタイヤを受けるようになされた上面と、下面とを有する多角形の開放 フレームワーク構造と、 フレームワーク構造に固定されたロッキング・ピンを有するソケットと、 フレームワーク構造の下面に旋回可能に固定された複数のキャスタとを備える 支持装置を含むことを特徴とする請求の範囲第６項に記載の材料輸送システム。 ８．少なくとも２つのキャスタが、フレームワーク構造上に据え付けられたロッ キング手段によって、旋回を妨げるために選択的にロックすることができること を特徴とする請求の範囲第７項に記載の材料輸送システム。 ９．開放フレームワーク構造に、前記フレームワーク構造の上 面でアダプタ・プレートが取り付けられ、かつ前記プレートを前記構造に保持す る第１の手段が取り付けられ、アダプタ・プレートが、それを通過する開口部を 画定する工具カラーを含む下部平面を有し、前記工具カラーが、工具を支持し受 けるようになされ、前記工具カラーに工具を保持する第２の手段を有することを 特徴とする請求の範囲第７項に記載の支持装置。 １０．工具が、少なくとも一面に沿って整列する複数の保持穴を有する据え付け 柱と、前記柱の一端に固定され、ピンチ溶接パッドと、ピンチ溶接クランプと、 ジャッキ・サドル部品保持アダプタと、フィクスチャ・ヘッドとから成る群から 選択された工具装置を固定するようになされた、ツール・プレートとを含む装置 であり、それによって、据え付け柱が、工具カラーに挿入され、第２の保持手段 が前記据え付け柱の保持穴に係合することによって選択的にロックされることを 特徴とする請求の範囲第９項に記載の支持装置。 １１．分離部材によって第１の支持装置から離間された第２の支持装置を含み、 前記分離部材が、各ソケット装置の外側表面上にソケットを係合させ、前記ソケ ット装置を離間関係に維持することによって各支持装置に取り外し可能に取り付 けられることを特徴とすることを特徴とする請求の箱囲第７項に記載の 支持装置。 １２．動力モジュールを選択的に上昇させ下降させるために前記動力モジュール 上に旋回可能に据え付けられた少なくとも１つの床リフト部材を含むことを特徴 とする請求の範囲第６項に記載の材料輸送システム。 １３．前記動力モジュール上に据え付けられ、工具支持プレートに接続された、 動力手段を有する第２の動力モジュールを含み、前記第２の動力モジュールが、 第１および第２の動力モジュールのレグ・ソケットに係合するようになされ、前 記動力モジュールを離間関係に維持する、少なくとも１つの分離ビームによって 第１の動力モジュールから離間されることを特徴とする請求の範囲第６項に記載 の材料輸送システム。 １４．それぞれ、上端と下端とを有する、離間関係の一対の垂直部材と、 工具支持プレートに係合するようになされた各部材の上端上に固定されたブラ ケットと、 各部材を工具支持プレートに保持する手段と、 それぞれ、一端で、垂直部材にほぼ直角に前記垂直部材の下端に固定され、垂 直部材が取り付けられた端部の反対側にある端部上にソケットを有する、一対の 水平部材と、 一端で垂直部材の下端に固定された第１の伸縮部材と、一端で他方の垂直部材 の下端に固定された第２の伸縮部材とを有し、各伸縮部材の非固定端部が、選択 された位置で相互に摺動可能に係合し、それによって前記垂直部材を離間関係に 維持する、伸縮スペーサ・チューブとを備える材料リフト装置を含む、請求の範 囲第６項に記載の材料輸送システム。 １５．工具支持プレート上に据え付けられ、前記工具支持プレートに摺動可能に 係合し、かつそれぞれ、各端部に固定され前記工具支持プレートに係合するよう に整列する一対のクレーン据え付けブラケットを有する、一対のクレーン据え付 けチューブを備える、クレーン・アダプタと、 クレーン・アダプタ上に据え付けられ、上向きに延び、上端を有する、垂直ク レーン・マストと、 マストの上端に接続されたブームと、 ブームの遠位端に取り付けられたフックを有する可とう性部材と、 クレーン・マストおよびブームに接続されたクレーン・ストラットと、 それぞれ、一端がキャスタ・ホイルによって支持され、他端が動力モジュール のレグ・ソケットに係合するようになされた、 対向する端部を有する、一対のクレーン・レグとを備えるクレーン・モジュール を含むことを特徴とする請求の範囲第６項に記載の材料輸送システム。 １６．さらに、油圧シンリンダ・ラム・アセンブリを備え、ラムが、それに旋回 可能に取り付けられたプーリーと、一端が工具支持プレートに固定され、他端が 油圧シリンダ基部に固定された、２つの端部を有する可とう性部材とを有し、前 記チェーンが、プーリーに係合することを特徴とする請求の範囲第６項に記載の 動力手段。 １７．可とう性部材が、リンク・チェーンと、リーフ・チェーンと、ベルトと、 ストラップと、ケーブルとから成る群から選択された部材であることを特徴とす る詞求の範囲第１６項に記載の可とう性部材。 １８．さらに、油圧シリンダ・ラム・アセンブリを備え、油圧シリンダが少なく とも２つの伸縮セグメントを有し、ラムが工具支持プレートに接続されることを 特徴とする請求の範囲第６項に記載の動力手段。 １９．多軸運動モジュールと組み合わされた工具支持プレートを有するつり上げ 装置を含む、車両および車両部品を移動し、位置決めし、操縦する車両輸送シス テムにおいて、前記運動モ ジュールが、 前後平面と、上部と、下部とを有する基部プレートと、 基部プレートを工具支持プレートに据え付けるために基部プレートの上部に取 り付けられた据え付け部材と、 基部プレートの回転を制限するために基部プレートの下部に取り付けられたタ ングと、 基部プレートの前面に旋回可能に据え付けられ、工具据え付けカラーを有し、 さらに、回転プレートの縁部に隣接して据え付けられて基部プレートの前部平面 に接触する支持ローラを有する、回転プレートと、 回転プレートの縁部に近接して前記プレート上に旋回可能に据え付けられ、ね じ付きスルー・ボアを有する、制御ブロックと、 ある長さのねじ山を有し、基部プレート上に据え付けられ、ある長さのねじ山 をねじ付きスルー・ボアにねじ込むことによって制御ブロックに係合する、第１ の制御ロッドと、 ある長さのねじ山を有し、基部プレート上に、かつ工具支持プレートに接触す るようにねじ込まれて据え付けられた、第２の制御ロッドとを備えることを特徴 とする車両輸送システム。 ２０．多軸運動モジュールを工具支持プレート上に有し、前記 運動モジュール上に据え付けられた部品ホルダ／ロケータを含み、前記部品ホル ダ／ロケータが、 上部と、下部と、前面と、背面とを有する管状柱を含む部品保持アダプタと、 前記部品保持アダプタの背面に取り付けられ、多軸運動モジュールの工具据え 付けカラーに係合するようになされた、据え付けスタッドと、 前記部品保持アダプタの背面上に据え付けられた水平管状ソケットと、 第２の据え付けスタッドを有し、部品保持アダプタの下部に選択的に係合する ようになされた、拡張柱と、 部品保持アダプタの上部に選択的に係合するようになされ、前記第２の管状柱 の垂直軸に垂直に据え付けられた端部ブラケットを有する、第２の管状柱と、 部品保持アダプタ、水平管状ソケット、および第２の管状柱の端部ブラケット の上部および下部に取り付けられた、伸縮移動を妨げる複数の手段とを備えるこ とを特徴とする請求の範囲第６項に記載の輸送システム。 ２１．フレーム・ホーン・モジュールを含み、 水平管状ソケットに係合するようになされた垂直据え付けタ ングを含む、対向する端部を有する水平バーを有する、フレーム・ホーン・アダ プタと、 水平バーの各端部に摺動可能に係合するようになされた一対のスライド・ブラ ケットと、 前記水平バーに垂直に各スライド・ブラケット上に据え付けられた車両フレー ム・ホーン支持体とを備えることを特徴とする請求の範囲第２０項に記載の輸送 システム。 ２２．バンパー・ホルダ・モジュールを含み、前記バンパー・ホルダ・モジュー ルが、 一端が端部ブラケットに係合し、伸縮移動を妨げる手段によって前記端部ブラ ケットに選択的に固定され、他端が前記バンパー・ホルダ・モジュール中でバン パーを偏奇させるために圧力ロッド・圧力パッド・アセンブリを有する、２つの 端部を有する拡張圧力ビームと、 水平管状ソケットに摺動可能に係合するようになされた垂直据え付けタングを 有するバンパー・アダプタと、 それぞれ、伸縮移動を妨げる手段を有する、垂直に積み重ねられたチューブを それぞれが含む、バンパ・アダプタ・バー上に摺動可能に据え付けられた一対の 入れ子ブラケットと、 バンパー・アダプタ・バーに対する垂直態様で各入れ子ブラ ケットに摺動可能に据え付けられたバンパー・スライド・バーとを備えることを 特徴とする請求の範囲第２０項に記載の輸送システム。 ２３．ドア・ホルダ・モジュールを含み、前記ドア・ホルダ・モジュールが、 一端が端部ブラケットに係合し、伸縮移動を妨げる手段によって前記端部ブラ ケットに選択的に固定され、他端が、ピボット・マウントと、車両ドアに摺動可 能に係合するようになされた調整可能なクラスプ・アセンブリとを有する、２つ の端部を有するドア保持ビームと、 水平管状ソケットに摺動可能に係合するようになされた垂直据え付けタングを 有するドア保持ブラケットとを備えることを特徴とする請求の範囲第２０項に記 載の輸送システム。 ２４．工具支持プレート上に多軸運動モジュールを有し、前記運動モジュール上 に据え付けられた車両タンク・ホルダ・モジュールを含み、前記車両タンク・ホ ルダが、 遠位端と、多軸運動モジュールの工具据え付けカラーに係合するようになされ た近位端部と、遠位端に垂直に取り付けられたタンク・ビーム・ソケットとを有 するタンク・ビームと、 タンク・ビーム・ソケットに旋回可能に係合するようになさ れ、タンク・プレート自体にねじ込まれ一端上にハンドルを有し他端上にタンク ・ディスクを有するタンク高さ調整ロッドを支持する、タンク・プレートと、 前記タンク・プレート上に据え付けられ、各水平チューブが、伸縮移動を妨げ る手段を備え水平チューブ自体内で水平バーに伸縮自在に係合する、積み重ねら れた平行な対として構成された複数の水平チューブ・ソケットを含む、入れ子フ レームワークと、 伸縮移動を妨げる手段によって各前記水平バーの端部上に据え付けられた垂直 調整ソケットに選択的に維持される垂直調整バーとを備えることを特徴とする請 求の範囲第６項に記載の輸送システム。 ２５．油圧流体を単一の油圧槽から複数のボール弁を介してつり上げシリンダに 供給する際に使用すべき手動操作ポンプを有する油圧流体ポンプを含み、 油圧槽、つり上げシリンダ、および手動操作ポンプと連通する弁ボアを有する 弁ブロックと、 弁ブロックに据え付けられ、油圧槽およびつり上げシリンダと流量連通する、 手動操作制御弁と、 油圧流体槽および弁ボアと流量連通する電気流体ポンプと、 弁ボアと電気流体ポンプの間にあり、油圧流体が弁ボアから前記電気流体ポン プへ移動するのを妨げたげるように偏奇される、弁ブロック中のボール弁とを備 えることを特徴とする請求の範囲第６項に記載の輸送システム。 ２６．オペレータが車両補修設備内およびその周りで車両および車両部品を移動 し、位置決めし、操縦する方法において、 動力手段に接続された工具支持プレートを有する動力モジュールと、少なくと も１つの工具モジュールとを含む材料輸送システムを準備することと、 作業要件および車両補修設備での安定条件を満たすように動力モジュールを構 成するステップと、 動力モジュールの工具支持プレート上に前記工具モジュールを据え付けること と、 動力モジュールを車両へ移動するステップと、 移動し操縦すべき車両部品に工具モジュールを接続することと、 動力モジュール上の動力手段を作動させ、工具モジュールに接続された車両部 品を移動し操縦することと、 車両部品に対して補修を実施することと、 工具モジュールを車両部品から切断することと、 動力モジュール上の動力手段を停止させることと、 工具モジュールを動力モジュールから取り外すことと、 材料輸送システムを再保管することとを含むことを特徴とする方法。 ２７．動力モジュール上に据え付けられた工具モジュールに動作可能に結合すべ き追加工具モジュールを選択するステップを含むことを特徴とする請求の範囲第 ２６項に記載の方法。 ２８．工具モジュールを選択するステップが、材料リフトと、支持装置と、クレ ーンと、横リフトとから成る群から工具を選択することを含むことを特徴とする 請求の範囲第２６項に記載の方法。 ２９．工具モジュールを選択するステップの前に多軸運動モジュールを工具支持 プレート上に据え付けるステップを含むことを特徴とする請求の範囲第２６項に 記載の方法。 ３０．工具モジュールを選択するステップが、車両タンク・ホルダと、ドア・ホ ルダと、バンパー・ホルダと、部品保持アダプタと、車両フレーム・ホーン・ホ ルダとから成る群から工具モジュールを選択し、多軸運動モジュール上の工具保 持カラーにそのような工具モジュールを設置することを含むことを特徴とする請 求の範囲第２９項に記載の方法。