JPH0849765A - 電気自動車のパークロック機構付き変速機 - Google Patents

電気自動車のパークロック機構付き変速機

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JPH0849765A
JPH0849765A JP6184665A JP18466594A JPH0849765A JP H0849765 A JPH0849765 A JP H0849765A JP 6184665 A JP6184665 A JP 6184665A JP 18466594 A JP18466594 A JP 18466594A JP H0849765 A JPH0849765 A JP H0849765A
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JP
Japan
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parking
gear
transmission
parking lock
lock mechanism
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Application number
JP6184665A
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English (en)
Inventor
Inazo Yamada
稲三 山田
Hitoshi Oya
日登志 大矢
Hiroyoshi Ario
弘好 有尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Machine Industry Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気自動車のパークロック機構付き変速機
を、既存の手動変速機を流用して、新たな設計によるこ
となく、安価に構築する。 【構成】 内燃機関搭載車で用いられている周知の手動
変速機を流用して、クラッチハウジング1内に突出する
入力軸3の端部にモータを直結し、該モータの正逆転に
より電気自動車の前後進を切り換える。入力軸3への回
転は1速ギヤ組6,7により減速して出力軸4に伝達
し、その後ピニオン8およびリングギヤ9を経てディフ
ァレンシャルギヤ装置10に至る。リバースアイドラシ
ャフト11上にパーキングポウル12を回動自在に支持
し、該パーキングポウルの回動面位置において出力軸4
上にパーキングギヤ13をスプライン嵌合し、これらパ
ーキングポウル12およびパーキングギヤ13でパーク
ロック機構5を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前後進をモータの正逆
転により選択する電気自動車のパークロック機構付き変
速機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気自動車の変速機は通常、例えば実開
昭59−188342号公報に記載の如くそれ専用の変
速機として新たに設計するのが常套であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かように電気
自動車専用の変速機を新たに開発するのでは、開発に多
大の費用が嵩み、ひいては電気自動車が高価なものとな
って、電気自動車の普及に支障をきたすという問題があ
った。
【0004】本発明は、内燃機関搭載車に用いられてい
る手動変速機を流用し、これに、電気自動車に不可欠な
パークロック機構を付加して、安価な電気自動車用パー
クロック機構付き変速機を実現させることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的のため第1発明
による電気自動車のパークロック機構付き変速機は、前
後進をモータの正逆転により選択する電気自動車のパー
クロック機構付き変速機において、内燃機関と共に用い
る周知の手動変速機を流用し、該手動変速機の後退変速
段選択用リバースアイドラギヤに代えパーキングポウル
を、リバースアイドラシャフト上に回動可能に支持し、
該パーキングポウルの回動面位置において変速機出力軸
上にパーキングギヤを一体回転可能に設け、これらパー
キングポウルおよびパーキングギヤでパークロック機構
を構成したことを特徴とするものである。
【0006】また第2発明による電気自動車のパークロ
ック機構付き変速機は、上記周知の手動変速機における
任意の1個の前進変速段選択ギヤ組以外の前進変速段選
択ギヤ組を除去し、該任意の1個の前進変速段選択ギヤ
組を成すギヤを夫々、対応する軸に一体回転可能に結合
したことを特徴とするものである。
【0007】更に第3発明による電気自動車のパークロ
ック機構付き変速機は、上記周知の手動変速機における
変速操作系のうち、運転者からの変速操作を入力される
ストライキングロッドおよびこのストライキングロッド
に連動するセレクトレバーを流用し、該セレクトレバー
に、前記パーキングポウルをパーキングギヤと係合する
パークロック位置に回動させるパーキングアクチュエー
タを連結して、パークロック操作系を構成したことを特
徴とするものである。
【0008】また第4発明による電気自動車のパークロ
ック機構付き変速機は、上記ストライキングロッドの中
立位置から一方のシフト位置への操作によりパークロッ
ク状態が得られるよう上記パークロック操作系を構成
し、ストライキングロッドの中立位置で前記モータを後
進用に逆転させ、他方のシフト位置でモータを前進用に
正転させ、中立位置および他方のシフト位置間と上記一
方のシフト位置とでモータを停止させるよう、該モータ
をストライキングロッドに対し電気的に切り換え可能に
相関させたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】第1発明において、電気自動車はモータの正逆
転により前後進走行を可能にする。この間パークロック
機構付き変速機は、モータの回転を変速して電気自動車
の走行に供し、電気自動車の上記の前後進走行を可能な
らしめる。
【0010】そして、電気自動車の駐車に際しては、パ
ークロック機構を成すパーキングポウルを回動させてパ
ーキングギヤに係合させ、これにより変速機出力軸を固
定する。
【0011】ところで、内燃機関と共に用いる周知の手
動変速機を流用し、上記パーキングポウルを、当該手動
変速機の後退変速段選択用リバースアイドラギヤに代
え、リバースアイドラシャフト上に回動可能に支持し、
該パーキングポウルの回動面位置において変速機出力軸
上に上記パーキングギヤを一体回転可能に設けて、これ
らパーキングポウルおよびパーキングギヤでパークロッ
ク機構を構成したことから、内燃機関用の周知の手動変
速機を流用して、電気自動車に不可欠なパークロック機
構を具えた変速機を構築することができ、従って電気自
動車用の変速機を新たに設計する必要がなくて、電気自
動車を安価に造るすることができ、電気自動車の普及を
促進させることができる。
【0012】また第2発明のパークロック機構付き変速
機は、上記周知の手動変速機における任意の1個の前進
変速段選択ギヤ組以外の前進変速段選択ギヤ組を除去
し、該任意の1個の前進変速段選択ギヤ組を成すギヤを
夫々、対応する軸に一体回転可能に結合したことから、
周知の手動変速機を用いると雖も、必要でない前進変速
段選択ギヤ組が存在しない簡易なパークロック機構付き
変速機を構築し得て、電気自動車の益々の低廉化と、そ
の普及を促進させることができる。
【0013】更に第3発明のパークロック機構付き変速
機は、上記周知の手動変速機における変速操作系のう
ち、運転者からの変速操作を入力されるストライキング
ロッドおよびこのストライキングロッドに連動するセレ
クトレバーを流用し、該セレクトレバーに、前記パーキ
ングポウルをパーキングギヤと係合するパークロック位
置に回動させるパーキングアクチュエータを連結して、
パークロック操作系を構成したことから、パークロック
操作系も、周知の手動変速機における変速操作系のう
ち、ストライキングロッドおよびセレクトレバーを流用
して、構築することができ、電気自動車の更なる低廉化
と、更なる普及の促進を図ることができる。
【0014】また第4発明によるパークロック機構付き
変速機は、上記ストライキングロッドの中立位置から一
方のシフト位置への操作によりパークロック状態が得ら
れるよう上記パークロック操作系を構成し、ストライキ
ングロッドの中立位置で前記モータを後進用に逆転さ
せ、他方のシフト位置でモータを前進用に正転させ、中
立位置および他方のシフト位置間と上記一方のシフト位
置とでモータを停止させるよう、該モータをストライキ
ングロッドに対し電気的に切り換え可能に相関させたこ
とから、駐車のセレクト位置と、後進のセレクト位置
と、停車のセレクト位置と、前進のセレクト位置とが順
次隣り合って、この配列が通常の自動変速機と同じにな
り、運転操作への違和感をなくすことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1乃至図4は、本発明一実施の態様になる
電気自動車用パークロック機構付き変速機を示す。この
変速機は、基本的には内燃機関搭載車で用いられている
周知の手動変速機を、以下のようにして流用する。図1
は本例による変速機の動力伝達系を示し、1はクラッチ
ハウジング、2は変速機ケースである。
【0016】クラッチハウジング1内の乾式単板クラッ
チをここでは除去し、このクラッチハウジング内に突出
している変速機入力軸3の端部に図示せざるモータを直
結して、電気自動車用変速機の用に供する。これがため
変速機は、入力軸3への回転を1段減速して変速機出力
軸4に出力する単純な減速機とするが、電気自動車用で
あるが故に必要なパークロック機構5を後述のようにし
て付加する。
【0017】変速機ケース2内における前進変速段選択
ギヤ組のうち、1速ギヤ組を成す入力軸3上の1速入力
ギヤ6および出力軸4上の1速出力ギヤ7を残す以外、
他の2速ギヤ組乃至5速ギヤ組を全て除去する。そし
て、1速入力ギヤ6は通常通り入力軸3に一体成形する
が、1速出力ギヤ7は出力軸4上にスプライン嵌合させ
て常時該出力軸4と共に回転可能とする。
【0018】出力軸4には更に、ファイナルドライブピ
ニオン8を一体成形し、これに噛合するファイナルドラ
イブリングギヤ9により駆動されるディファレンシャル
ギヤ装置10を変速機ケース2内に回転自在に支承す
る。
【0019】本例の変速機は、上記モータの正逆転によ
り前後進を切り換える電気自動車に用いるもので、従っ
て変速機に後進変速段が不要であることから、通常はリ
バースアイドラギヤの軸承に用いられるリバースアイド
ラシャフト11上にパーキングポウル12を回動自在に
支持して、しかし軸線方向には変位しないようにして設
け、該パーキングポウル12の回動面位置において出力
軸4上にパーキングギヤ13をスプライン嵌合し、これ
らパーキングポウル12およびパーキングギヤ13でパ
ークロック機構5を構成する。
【0020】図2乃至図4はパークロック機構5の操作
系を示し、このパークロック操作系も周知の手動変速機
に既存するストライキングロッド14、コントロールレ
バー15、およびセレクトレバー16を利用して、以下
の如くに構成する。つまり、セレクトレバー16を本例
ではその回動軸線方向へ変位不能に支持し、このセレク
トレバー16にセレクトプレート17を一体的に回動す
るよう結合する。このセレクトプレート17は、一端を
パーキングアクチュエータ18に連結し、他端をディテ
ントスプリング19(図3参照)に係合させる。パーキ
ングアクチュエータ18は、セレクトプレート17の回
動に伴う図3および図4中αで示す軸線方向変位によ
り、アクチュエータ受け20(図4参照)による反力受
けのもと、カム作用によってパーキングポウル12を図
2中β方向に回動させ、この時パーキングポウル12が
パーキングギヤ13との係合によりパークロック状態を
達成するものとする。
【0021】ストライキングロッド14は、運転者によ
る変速操作を入力されるものであるが、本例では上記の
通りセレクトレバー16が軸線方向変位不能であること
から、ストライキングロッド14はこれによって回転不
能にされている。従って、ストライキングロッド14は
軸線方向へのシフト操作のみが可能であり、図3に示す
ように、該ストライキングロッド14の中立位置に後進
走行選択位置(R)を設定し、ストライキングロッド1
4の中立位置から押し込んだ押し込みシフト位置に駐車
選択位置(P)を設定し、ストライキングロッド14の
中立位置から引き抜いた引き抜きシフト位置に前進走行
選択位置(D)を設定し、ストライキングロッド14の
中立位置と押し込みシフト位置との間に停車選択位置
(N)を設定する。
【0022】ストライキングロッド14を押し込んだ駐
車選択位置(P)では、コントロールレバー15、セレ
クトレバー16、セレクトプレート17、およびパーキ
ングアクチュエータ18が図2乃至図4の実線位置にさ
れるよう構成し、この時パーキングアクチュエータ18
が、アクチュエータ受け20による反力受けのもと、カ
ム作用によってパーキングポウル12を図2中β方向へ
図示位置に回動させ、パーキングポウル12とパーキン
グギヤ13との係合によりパークロック状態を達成する
ものとする。
【0023】ストライキングロッド14の後進走行選択
位置(R)、停車選択位置(N)、前進走行選択位置
(D)では夫々、前進走行選択位置(D)での状態を例
にとって図3に2点鎖線で示すように、セレクトレバー
16およびセレクトプレート17の対応した回動に伴っ
てパーキングアクチュエータ18が、パーキングポウル
12をパーキングギヤ13と係合しない位置に回動さ
せ、これによりパークロック状態を解除するものとす
る。
【0024】そして、ストライキングロッド14の後進
走行選択位置(R)では前記モータを後進用に逆転さ
せ、ストライキングロッド14の停車選択位置(N)お
よび駐車選択位置(P)では該モータを停止させ、スト
ライキングロッド14の前進走行選択位置(D)では該
モータを前進用に正転させるよう、モータをストライキ
ングロッド14に対し電気的に切り換え可能に相関させ
る。
【0025】なお、ディテントスプリング19は図3に
明示するように、セレクトプレート17との共働により
ストライキングロッド14の上記各ストローク位置にお
いて操作に節度間を与えるためのものである。運転者は
この節度感によって、ストライキングロッド14の現在
の選択位置を感覚的に知ることができる。
【0026】上記実施例の作用を次に説明する。先ず、
図1により変速機の動力伝達作用を説明するに、運転者
が前進走行を希望してストライキングロッド14をD位
置にする操作を行うと、モータが正転され、このモータ
から入力軸3への正回転は、入力ギヤ6から減速されて
出力ギヤ7に至り、その後、出力軸4、ファイナルドラ
イブピニオン8、ファイナルドライブリングギヤ9、お
よびディファレンシャルギヤ装置10を順次経て電気自
動車の駆動車輪に伝達され、電気自動車を前進走行させ
ることができる。
【0027】運転者が後進走行を希望してストライキン
グロッド14をR位置にする操作を行うと、モータが逆
転され、このモータから入力軸3への逆回転は、入力ギ
ヤ6から減速されて出力ギヤ7に至り、その後、出力軸
4、ファイナルドライブピニオン8、ファイナルドライ
ブリングギヤ9、およびディファレンシャルギヤ装置1
0を順次経て電気自動車の駆動車輪に伝達され、電気自
動車を後進走行させることができる。
【0028】運転者が上記の走行から停車を希望してス
トライキングロッド14をN位置にする操作を行うと、
モータが停止されて駆動車輪への動力伝達がなされなく
なり、電気自動車を停車させることができる。
【0029】運転者が駐車を希望してストライキングロ
ッド14をP位置にする操作を行うと、モータが停止さ
れるのに加えて、以下の如くにパークロック状態が得ら
れる。つまり、ストライキングロッド14のP位置で
は、コントロールレバー15、セレクトレバー16、セ
レクトプレート17、およびパーキングアクチュエータ
18が図2乃至図4の実線位置にされ、この時パーキン
グアクチュエータ18が、アクチュエータ受け20によ
る反力受けのもと、カム作用によってパーキングポウル
12を図2中β方向へ図示位置に回動させ、パーキング
ポウル12とパーキングギヤ13との係合によりパーク
ロック状態を達成する。
【0030】
【発明の効果】かくして第1発明による電気自動車のパ
ークロック機構付き変速機は、請求項1に記載のごと
く、内燃機関と共に用いる周知の手動変速機を流用し、
パーキングポウルを、当該手動変速機の後退変速段選択
用リバースアイドラギヤに代え、リバースアイドラシャ
フト上に回動可能に支持し、該パーキングポウルの回動
面位置において変速機出力軸上に上記パーキングギヤを
一体回転可能に設けて、これらパーキングポウルおよび
パーキングギヤでパークロック機構を構成したことか
ら、内燃機関用の周知の手動変速機を流用して、電気自
動車に不可欠なパークロック機構を具えた変速機を構築
することができ、従って電気自動車用の変速機を新たに
設計する必要がなくて、電気自動車を安価に造るするこ
とができ、電気自動車の普及を促進させることができ
る。
【0031】また第2発明によるパークロック機構付き
変速機は、請求項2に記載のごとく、上記周知の手動変
速機における任意の1個の前進変速段選択ギヤ組以外の
前進変速段選択ギヤ組を除去し、該任意の1個の前進変
速段選択ギヤ組を成すギヤを夫々、対応する軸に一体回
転可能に結合したことから、周知の手動変速機を用いる
と雖も、必要でない前進変速段選択ギヤ組が存在しない
簡易なパークロック機構付き変速機を構築し得て、電気
自動車の益々の低廉化と、その普及を促進させることが
できる。
【0032】更に第3発明によるパークロック機構付き
変速機は、請求項3に記載のごとく、上記周知の手動変
速機における変速操作系のうち、運転者からの変速操作
を入力されるストライキングロッドおよびこのストライ
キングロッドに連動するセレクトレバーを流用し、該セ
レクトレバーに、前記パーキングポウルをパーキングギ
ヤと係合するパークロック位置に回動させるパーキング
アクチュエータを連結して、パークロック操作系を構成
したことから、パークロック操作系も、周知の手動変速
機における変速操作系のうち、ストライキングロッドお
よびセレクトレバーを流用して、構築することができ、
電気自動車の更なる低廉化と、更なる普及の促進を図る
ことができる。
【0033】また第4発明によるパークロック機構付き
変速機は、請求項4に記載のごとく、上記ストライキン
グロッドの中立位置から一方のシフト位置への操作によ
りパークロック状態が得られるよう上記パークロック操
作系を構成し、ストライキングロッドの中立位置で前記
モータを後進用に逆転させ、他方のシフト位置でモータ
を前進用に正転させ、中立位置および他方のシフト位置
間と上記一方のシフト位置とでモータを停止させるよ
う、該モータをストライキングロッドに対し電気的に切
り換え可能に相関させたことから、駐車のセレクト位置
と、後進のセレクト位置と、停車のセレクト位置と、前
進のセレクト位置とが順次隣り合って、この配列が通常
の自動変速機と同じになり、運転操作への違和感をなく
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気自動車用パークロック機構付
き変速機の一実施例を示す展開断面図である。
【図2】同例におけるパークロック操作系に関した断面
図である。
【図3】図2のA−A線上から矢の方向に見た断面図で
ある。
【図4】図2のB−B線上から矢の方向に見た断面図で
ある。
【符号の説明】
1 クラッチハウジング 2 変速機ケース 3 変速機入力軸 4 変速機出力軸 5 パークロック機構 6 1速入力ギヤ 7 1速出力ギヤ 8 ファイナルドライブピニオン 9 ファイナルドライブリングギヤ 10 ディファレンシャルギヤ装置 11 リバースアイドラシャフト 12 パーキングポウル 13 パーキングギヤ 14 ストライキングロッド 15 コントロールレバー 16 セレクトレバー 17 セレクトプレート 18 パーキングアクチュエータ 19 ディテントスプリング 20 アクチュエータ受け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 3/02 Z 8609−3J (72)発明者 有尾 弘好 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後進をモータの正逆転により選択する
    電気自動車のパークロック機構付き変速機において、 内燃機関と共に用いる周知の手動変速機を流用し、該手
    動変速機の後退変速段選択用リバースアイドラギヤに代
    えパーキングポウルを、リバースアイドラシャフト上に
    回動可能に支持し、該パーキングポウルの回動面位置に
    おいて変速機出力軸上にパーキングギヤを一体回転可能
    に設け、これらパーキングポウルおよびパーキングギヤ
    でパークロック機構を構成したことを特徴とする電気自
    動車のパークロック機構付き変速機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記周知の手動変速
    機における任意の1個の前進変速段選択ギヤ組以外の前
    進変速段選択ギヤ組を除去し、該任意の1個の前進変速
    段選択ギヤ組を成すギヤを夫々、対応する軸に一体回転
    可能に結合したことを特徴とする電気自動車のパークロ
    ック機構付き変速機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記周知の
    手動変速機における変速操作系のうち、運転者からの変
    速操作を入力されるストライキングロッドおよびこのス
    トライキングロッドに連動するセレクトレバーを流用
    し、該セレクトレバーに、前記パーキングポウルをパー
    キングギヤと係合するパークロック位置に回動させるパ
    ーキングアクチュエータを連結して、パークロック操作
    系を構成したことを特徴とする電気自動車のパークロッ
    ク機構付き変速機。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ストライキング
    ロッドの中立位置から一方のシフト位置への操作により
    パークロック状態が得られるよう前記パークロック操作
    系を構成し、ストライキングロッドの中立位置で前記モ
    ータを後進用に逆転させ、他方のシフト位置でモータを
    前進用に正転させ、中立位置および他方のシフト位置間
    と前記一方のシフト位置とでモータを停止させるよう、
    該モータをストライキングロッドに対し電気的に切り換
    え可能に相関させたことを特徴とする電気自動車のパー
    クロック機構付き変速機。
JP6184665A 1994-08-05 1994-08-05 電気自動車のパークロック機構付き変速機 Pending JPH0849765A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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