JPH0844387A - 音声認識装置 - Google Patents

音声認識装置

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JPH0844387A
JPH0844387A JP6202872A JP20287294A JPH0844387A JP H0844387 A JPH0844387 A JP H0844387A JP 6202872 A JP6202872 A JP 6202872A JP 20287294 A JP20287294 A JP 20287294A JP H0844387 A JPH0844387 A JP H0844387A
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JP6202872A
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Hiroyuki Yamakawa
博幸 山川
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Equos Research Co Ltd
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Equos Research Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車内における音声入力装置として用いら
れる音声認識装置において、煩雑な操作を必要とするこ
となく、使用者に応じて特定話者用辞書を切り換えるこ
とができるようにする。 【構成】 音声認識用辞書43は複数の特定話者用辞書
と不特定話者用辞書とを有している。データ読取部25
は、イグニッションキーの個人識別データ保持部に保持
された個人識別データを読み取る。認識判定部45は、
個人識別データがある場合には、この個人識別データに
基づいて、音声認識用辞書43より、音声入力を行う特
定話者に対応した特定話者用辞書を選択し、この特定話
者用辞書と不特定話者用辞書とを用い、個人識別データ
がない場合には不特定話者用辞書を用いて、音声認識を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車内における音声
入力装置として用いられる音声認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人間の話した音声を言葉として認
識する音声認識装置が実用化されつつある。この音声認
識装置は、例えば、自動車のナビゲーション装置におい
て目的地や指示情報等を音声入力する場合の音声入力装
置として用いることが考えられる。ところで、音声認識
では、不特定の複数の人(不特定話者)の音声を認識す
る不特定話者認識よりも、特定の人(特定話者)の音声
を認識する特定話者認識の方が認識率が高い。そこで、
不特定話者認識を行う音声認識装置においても、音声の
特徴を記憶する用辞書を学習させることによって、特定
話者用の辞書を形成して、特定話者について特に認識率
を向上させることが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような音声認識装
置において、特定話者を複数存在させたい場合には、各
特定話者毎に辞書を設け、使用者に応じて辞書を切り換
える必要がある。この場合、使用者がスイッチ等を操作
して辞書を切り換えるようにすると、操作が煩雑になる
という問題点がある。また、音声認識装置が話者認識を
行って使用者を判別するようにすることも考えられる
が、現状の技術レベルでは実用化が難しい。
【0004】そこで本発明の目的は、自動車内における
音声入力装置として用いられる音声認識装置において、
複数の特定話者用辞書を有し、煩雑な操作を必要とする
ことなく、使用者に応じて特定話者用辞書を切り換える
ことができるようにした音声認識装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、自動車のイグニッションキーに設けられ、音声入力
を行う特定話者を識別するための個人識別データを保持
する個人識別データ保持部と、この個人識別データ保持
部に保持された個人識別データを読み取る個人識別デー
タ読み取り手段と、複数の特定話者毎に設けられ、各特
定話者の音声の特徴を記憶する複数の特定話者用辞書
と、音声を入力する音声入力手段と、この音声入力手段
によって入力された音声の特徴を抽出する特徴抽出手段
と、個人識別データ読み取り手段によって読み取られた
個人識別データに基づいて、音声入力を行う特定話者に
対応した特定話者用辞書を選択し、この特定話者用辞書
と特徴抽出手段によって抽出された特徴を用いて、入力
された音声を認識する認識手段とを、自動車内における
音声入力装置として用いられる音声認識装置に具備させ
て、前記目的を達成する。請求項2記載の音声認識装置
は、請求項1記載の音声認識装置において、更に、不特
定話者用の音声の特徴を記憶する不特定話者用辞書を備
え、認識手段は、個人識別データがある場合には、この
個人識別データに基づいて選択した特定話者用辞書と不
特定話者用辞書とを用い、個人識別データがない場合に
は不特定話者用辞書を用いるものである。請求項3記載
の音声認識装置は、請求項1または2記載の音声認識装
置において、ナビゲーション装置の音声入力装置として
用いられるものである。
【0006】
【作用】請求項1記載の音声認識装置では、個人識別デ
ータ読み取り手段が、自動車のイグニッションキーの個
人識別データ保持部に保持された個人識別データを読み
取る。また、特徴抽出手段が、音声入力手段によって入
力された音声の特徴を抽出し、認識手段が、個人識別デ
ータに基づいて、音声入力を行う特定話者に対応した特
定話者用辞書を選択し、この特定話者用辞書と特徴抽出
手段によって抽出された特徴を用いて、入力された音声
を認識する。請求項2記載の音声認識装置では、認識手
段が、個人識別データがある場合には、この個人識別デ
ータに基づいて選択した特定話者用辞書と不特定話者用
辞書とを用い、個人識別データがない場合には不特定話
者用辞書を用いて、入力された音声を認識する。請求項
3記載の音声認識装置は、ナビゲーション装置の音声入
力装置として用いられる。
【0007】
【実施例】以下本発明の音声認識装置における好適な実
施例について、図1から図7を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施例に係る音声認識装置を音声
入力装置として用いたナビゲーション装置の構成を示す
ブロック図である。このナビゲーション装置は、演算部
10を備え、この演算部10には、タッチパネルとして
機能するディスプレイ11aとこのディスプレイ11a
の周囲に設けられた操作用のスイッチ11bとを含む表
示部11と、この表示部11のタッチパネルやスイッチ
11bからの入力を管理するスイッチ入力類管理部12
と、現在位置測定部13と、速度センサ14と、地図情
報記憶部15と、音声認識部16と、音声出力部17と
が接続されている。
【0008】現在位置測定部13は、緯度と経度による
座標データを検出することで、車両が現在走行または停
止している現在位置を検出する。この現在位置測定部1
3には、人工衛星を利用して車両の位置を測定するGP
S(Global Position System)レシーバ21と、路上に配
置されたビーコンからの位置情報を受信するビーコン受
信装置20と、方位センサ22と、距離センサ23とが
接続され、現在位置測定部13はこれらからの情報を用
いて車両の現在位置を測定するようになっている。
【0009】方位センサ22は、例えば、地磁気を検出
して車両の方位を求める地磁気センサ、車両の回転角速
度を検出しその角速度を積分して車両の方位を求めるガ
スレートジャイロや光ファイバジャイロ等のジャイロ、
左右の車輪センサを配置しその出力パルス差(移動距離
の差)により車両の旋回を検出することで方位の変位量
を算出するようにした車輪センサ、等が使用される。距
離センサ23は、例えば、車輪の回転数を検出して計数
し、または加速度を検出して2回積分するもの等の各種
の方法が使用される。なお、GPSレシーバ21とビー
コン受信装置20は単独で位置測定が可能であるが、G
PSレシーバ21やビーコン受信装置20による受信が
不可能な場所では、方位センサ22と距離センサ23の
双方を用いた推測航法によって現在位置を検出するよう
になっている。
【0010】音声認識部16には、音声を入力するため
のマイク24と、データ読取部16が接続されている。
データ読取部16は、自動車のイグニッションキー38
の挿入部内に設けられている。イグニッションキー38
には、音声入力を行う特定話者を識別するための個人識
別データを保持する個人識別データ保持部39が設けら
れている。この個人識別データ保持部39は、磁化のパ
ターンや、バーコードのような明暗のパターンや、凹凸
のパターン等の形態によって、使用者毎に異なる個人識
別データを保持しているデータ読取部25は、この個人
識別データ保持部39に保持された個人識別データを、
データ保持の形態に応じて、例えば磁気的、光学的ある
いは機械的に読み取るようになっている。イグニッショ
ンキー38に設けられた個人識別データ保持部39、デ
ータ読取部25、音声認識部16およびマイク24によ
って本実施例の音声認識装置が構成されている。
【0011】音声出力部17は、音声を電気信号として
出力する音声出力用IC26と、この音声出力用IC2
6の出力を増幅するアンプ27と、このアンプ27の出
力をディジタル−アナログ変換するD/Aコンバータ2
8とを備えている。D/Aコンバータ28の出力端には
スピーカ29が接続されている。
【0012】演算部10は、速度センサ14および地図
情報記憶部15に接続された地図データ読込部31と、
地図描画部32と、地図データ読込部31および地図描
画部32を管理する地図管理部33と、地図描画部32
および表示部11に接続された画面管理部34と、スイ
ッチ入力類管理部12および音声認識部16に接続され
た入力管理部35と、音声出力部17の音声出力用IC
26に接続された音声出力管理部36と、地図管理部3
3、画面管理部34、入力管理部35および音声出力管
理部36を管理する全体管理部37とを備えている。こ
の演算部10は、CPU(中央処理装置)、ROM(リ
ード・オンリ・メモリ)、RAM(ランダム・アクセス
・メモリ)等を備え、CPUがRAMをワーキングエリ
アとしてROMに格納されたプログラムを実行すること
によって、上記の各構成を実現するようになっている。
【0013】図2は、図1における音声認識部16の構
成を示すブロック図である。この図に示すように、音声
認識部16は、マイク24から入力される音声信号をデ
ィジタル信号に変換する音声入力部41と、この音声入
力部41の出力信号から、特徴パラメータを抽出する特
徴抽出部42と、不特定話者用辞書と複数の特定話者用
辞書を有する音声認識用辞書43と、データ読取部25
によって読み取られた個人識別データに対応する特定話
者用辞書に、特徴抽出部42によって抽出された特徴パ
ラメータを個人データとして記憶することによって、特
定話者用辞書に標準パターンを登録する個人データ記憶
処理部44とを備えている。なお、特徴パラメータと
は、音節や単語あるいは音素単位での音声信号の周波数
特性である。また、特徴抽出部42は、多チャネル・バ
ンドパスフィルタや線形予測分析等によって、この特徴
パラメータを抽出する。
【0014】音声認識部16は、更に、音声認識用辞書
43に記憶された標準パターンと特徴抽出手部42によ
って抽出された特徴パラメータとを比較して、入力され
た音声を認識する認識判定部45と、この認識判定部4
5によって認識された音声の内容に従って、演算部10
に対する入力信号を生成して、演算部10の入力管理部
35へ出力する認識結果処理部46とを備えている。認
識判定部45は、データ読取部25によって読み取られ
た個人識別データがある場合には、この個人識別データ
に基づいて、音声認識用辞書43より、音声入力を行う
特定話者に対応した特定話者用辞書を選択し、この特定
話者用辞書と不特定話者用辞書とを用い、個人識別デー
タがない場合には不特定話者用辞書を用いるようになっ
ている。なお、特徴抽出部42は、登録モード指定スイ
ッチ40によって登録モードが指定されているときに
は、抽出した特徴パラメータを個人データ記憶処理部4
4に出力し、他のときは抽出した特徴パラメータを認識
判定部45に出力するようになっている。また、個人デ
ータ記憶処理部44は、登録モード指定スイッチ40に
よって登録モードが指定されているときに動作するよう
になっている。
【0015】ここで、図1に示したナビゲーション装置
の動作の概要について説明する。運転者は、ナビゲーシ
ョン装置が必要とする目的地等の情報を、表示部11の
タッチパネルやスイッチ11bを用いて手によって、あ
るいはマイク24を用いて音声によって入力する。タッ
チパネルやスイッチ11bを用いて入力された情報はス
イッチ入力類管理部12を経て入力管理部35に入力さ
れる。また、マイク24を用いて音声によって入力され
た情報は音声認識部16で認識され、入力管理部35に
入力される。
【0016】演算部10は、運転者に対して目的地や経
路の選択等の情報の入力を促す場合、必要に応じて、画
面管理部34によって表示部11のディスプレイ11a
にメッセージを表示したり、音声出力管理部36によっ
て音声出力部17およびスピーカ29を用いて音声ガイ
ダンスを出力する。
【0017】演算部10は、運転者によって入力された
目的地等の情報に基づいて目的地までの走行経路を探索
し、この走行経路に従って経路誘導を行う。この経路誘
導の際には、現在位置測定部13の測定結果を基にし
て、地図管理部33が必要な地図データを地図データ読
込部31より入力し、地図描画部32を用いて地図を描
画し、画面管理部34によってディスプレイ11a上に
地図を表示する。また、この画面上に、走行経路や車両
の現在位置、進行方向を示す矢印等も表示する。
【0018】次に、音声認識の動作について説明する。 音声認識の主要動作の概要 まず、音声認識部16は、音声認識を行うための各種標
準パターンが格納されている音声認識用辞書43から、
必要な辞書を特定する。すなわち、データ読取部25で
個人識別データが読み取られないときには図3(c)の
太線で示すように、不特定話者用辞書のみが選択され、
個人識別データが読み取られるときには図3(a)の太
線で示すように、対応する特定話者用辞書(図3(a)
では話者A用辞書)および不特定話者用辞書を選択す
る。いま図3(a)に示すように、話者A用辞書には、
すでに「動け」と「左」という音声についての特定話者
A専用の標準パターンが、不特定話者用辞書を基にし
て、特徴抽出部42で抽出された特徴パラメータから作
成されているものとする。
【0019】ここで、特定話者Aの音声として例えば
「右」という音声が、マイク24から音声認識部16の
音声入力部41に入力された場合について説明する。す
ると、特徴抽出部42は、入力された「右」という音声
から特徴パラメータを抽出する。次に、認識判定部45
では、抽出さた特徴パラメータを、特定話者A用辞書の
各標準パターン「動け」、「左」、および、不特定話者
用辞書の各標準パターン「動け」、「右」、「止ま
れ」、「左」のそれぞれと比較し、類似度を求める。そ
して、類似度が最も高い音声、この場合には不特定話者
用辞書の標準パターン「右」を入力音声として認識す
る。そして、特定話者A用辞書ではなく、不特定話者用
辞書の標準パターンを使用して音声認識が行われたの
で、図3(b)に示すように、特徴抽出部42によって
抽出された特定話者Aの音声「右」の特徴パラメータ
を、特定話者A用辞書に特定話者A専用の標準パターン
として登録する。
【0020】音声認識動作の詳細 次に、以上説明した音声認識動作の詳細について、図4
のフローチャートを使用して説明する。音声認識部16
は、音声認識用辞書43から音声認識に使用する用辞書
を選択するために、データ読取部25の出力から、個人
識別データがあるか否かを判断する(ステップ20
1)。個人識別データがない場合(N)、すなわち個人
識別データ保持部39を有しない新しいイグニッショキ
ーやマスターキーが挿入されたときには、音声認識用辞
書43のうち、不特定話者用辞書を選択する(ステップ
202)。一方、個人識別データがある場合には(ステ
ップ201;Y)、個人識別データに対応する特定話者
用辞書と不特定話者用辞書の両者を選択する(ステップ
203)。
【0021】音声認識に使用する辞書が選択されると、
次に、マイク24より音声が入力されるのを待ち(ステ
ップ204)、音声が入力されたら(ステップ204;
Y)、マイク24から入力された音声信号を音声入力部
41でディジタル信号に変換し、この信号から特徴抽出
部42によって特徴パラメータを抽出する(ステップ2
05)。次に、認識判定部45は、抽出された特徴パラ
メータと、ステップ202、203で選択した音声認識
用辞書43に格納された各標準パターンとを比較して、
最も類似度の高い標準パターンから、入力された音声を
認識する(ステップ206)。
【0022】音声の認識(ステップ206)が終了した
ら、音声認識部16は、認識した音声(言葉)を確認す
るメッセージをディスプレイ11aあるいはスピーカ2
9より出力する(ステップ207)。使用者は、このメ
ッセージから、音声認識部16が認識した音声(言葉)
が正しければ確認のスイッチを押し、正しくなければ再
入力のスイッチを押す。なお、メッセージが正しくない
と判断した場合にのみ、使用者が再入力のスイッチを押
すように構成してもよい。音声認識部16は、使用者に
よって確認されたか否かを判断し(ステップ208)、
確認されなければ(N)、ステップ204へ戻り、確認
されれば(Y)、認識結果処理部46によって認識結果
処理を行う(ステップ209)。すなわち、認識結果処
理部46は、認識判定部45で認識した音声の内容に従
った、演算部10に対する入力信号を生成し、入力管理
部35に供給する。
【0023】次に、ステップ205で抽出した特徴パラ
メータを、個人識別データに対応する特定話者用辞書に
標準パターンとして登録して(ステップ210)、メイ
ンルーチンにリターンする。一方、個人識別データがな
い場合(ステップ202;N)には特定話者用辞書が選
択されていないので、特定話者用辞書への標準パターン
登録処理をすることなくメインルーチンにリターンす
る。
【0024】以上説明したように本実施例では、音声認
識用辞書43に複数の特定話者用辞書と不特定話者用辞
書とを設け、データ読取部25によってイグニッション
キー38の個人識別データ保持部39に保持された個人
識別データを読み取って、この個人識別データに基づい
て、認識判定部45が、音声入力を行う特定話者に対応
した特定話者用辞書を選択するようにしたので、煩雑な
操作を必要とすることなく、使用者に応じて特定話者用
辞書を切り換えることができる。また、以上説明した実
施例によれば、音声の認識処理と共に、各特定話者の標
準パターンを自動的に特定話者用辞書に登録するとこが
可能になる。
【0025】次に、第2の実施例による音声認識動作に
ついて説明する。なお、この第2の実施例における音声
認識装置の構成は第1の実施例と同様である。図5は本
実施例の音声認識装置において、特定話者用辞書に標準
パターンを登録するときの動作を示すフローチャートで
ある。この動作は、図2における登録モード指定スイッ
チ40によって登録モードが指定されたときに開始す
る。この動作では、まず、データ読取部25が、イグニ
ッションキー38の個人識別データ保持部39に保持さ
れた個人識別データを読み取り、個人データ記憶処理部
44が、この個人識別データを取得する(ステップ30
1)。次に、演算部10の制御の下で、登録すべき単語
を、文字としてディスプレイ11aより出力、あるいは
音声としてスピーカ29より出力する(ステップ30
2)。
【0026】次に、マイク24より音声が入力されるの
を待ち(ステップ303)、音声が入力されたら(ステ
ップ303;Y)、マイク24から入力された音声信号
を音声入力部41によってディジタル信号に変換し、こ
の信号から特徴抽出部42によって特徴パラメータを抽
出する(ステップ304)。次に、個人データ記憶処理
部44によって、データ読取部25によって読み取られ
た個人識別データに対応する特定話者用辞書に、特徴抽
出部42によって抽出された特徴パラメータを個人デー
タとして記憶することによって、特定話者用辞書に標準
パターンを登録する(ステップ305)。なお、マイク
24より音声を入力する際にエンジン音等の背景音も含
めて入力し、背景音を含む音声の特徴パラメータを標準
パターンとして特定話者用辞書に登録するようにしても
良い。次に、登録すべき次の単語があるか否かを判断し
(ステップ306)、ある場合(Y)にはステップ30
2へ戻り、ない場合(N)には登録時の動作を終了す
る。なお、特定話者用辞書には、不特定話者用辞書に登
録されている単語のうち、特に必要な単語のみを登録す
るようにしても良い。
【0027】図6は第2の実施例の音声認識装置におけ
る音声入力時の動作を示すフローチャートである。この
動作では、まず、データ読取部25の出力から、個人識
別データがあるか否かを判断する(ステップ401)。
個人識別データがない場合(N)、すなわち個人識別デ
ータ保持部39を有しない新しいイグニッショキーやマ
スターキーが挿入されたときには、特定話者用辞書への
登録を行うか不特定話者用辞書を使用するかの選択を要
求するメッセージをディスプレイ11aあるいはスピー
カ29より出力し(ステップ402)、使用者が登録を
行うことを選択したか否かを判断する(ステップ40
3)。使用者は、登録を行うことを選択する場合には、
登録モード指定スイッチ40によって登録モードを指定
する。この場合(ステップ403;Y)は、音声入力時
の動作を終了し、図5に示す登録時の動作を行う。
【0028】使用者は、不特定話者用辞書を使用するこ
とを選択する場合には、音声入力時の動作を続行するス
イッチを押す。個人識別データがある場合(ステップ4
01;Y)と、個人識別データがない場合において使用
者が不特定話者用辞書を使用することを選択した場合
(ステップ403;N)には、次に、マイク24より音
声が入力されるのを待ち(ステップ404)、音声が入
力されたら(ステップ404;Y)、マイク24から入
力された音声信号を音声入力部41によってディジタル
信号に変換し、この信号から特徴抽出部42によって特
徴パラメータを抽出する(ステップ405)。次に、認
識判定部45によって、特徴抽出部42によって抽出さ
れた特徴パラメータと音声認識用辞書43に登録されて
いる標準パターンとを比較して、入力された音声を認識
する(ステップ406)。
【0029】一方、マスターキーのように個人識別デー
タ保持部39を有しないイグニッションキーが用いられ
た場合には、個人識別データがないので、認識判定部4
5は、図3(c)の太線で示すように、音声認識用辞書
43から不特定話者用辞書のみを選択する。そして、認
識判定部45は、特徴抽出部42によって抽出された特
徴パラメータを不特定話者用辞書に記憶された標準パタ
ーンと比較して、入力された音声を認識する。
【0030】音声の認識(図6;ステップ406)が終
了したら、音声認識部16は、認識した音声(言葉)を
確認するメッセージをディスプレイ11aあるいはスピ
ーカ29より出力する(ステップ407)。使用者は、
このメッセージから、音声認識部16が認識した音声
(言葉)が正しければ確認のスイッチを押し、正しくな
ければ再入力のスイッチを押す。音声認識部16は、使
用者によって確認されたか否かを判断し(ステップ40
8)、確認されなければ(N)、ステップ404へ戻
り、確認されれば(Y)、認識結果処理部46によって
認識結果処理を行い(ステップ409)、音声入力時の
動作を終了する。
【0031】以上説明したように第2の実施例によれ
ば、各特定話者の標準パターンの登録を音声の認識処理
と併せて行うことなく、登録モードの指定することで、
特定話者の標準パターン登録を単独に行うことが可能に
なる。
【0032】なお、以上説明した実施例では、特定話者
の標準パターン登録の再、ステップ302において、登
録すべき単語を文字としてディスプレイ11aに出力
し、または音声としてスピーカ29から出力するように
したが、標準パターン登録単語表を予め用意しておき、
特定話者はこの表に従って順次音声をマイク24に入力
するようにしてもよい。この際、各標準パターンに整理
番号を付しておき、特定話者は、整理番号をスイッチ1
1bから入力することで、その後にマイク24から入力
する音声の内容を音声認識部16に認識させるようにし
てもよい。これによって、特定話者は全ての単語につい
て音声を入力する必要がなくなり、必要とする単語を選
択して登録することが可能になる。
【0033】図7は本発明の一実施例に係る音声認識装
置を音声入力装置として用いたナビゲーション装置の他
の構成例を示すブロック図である。このナビゲーション
装置は、ディスプレイを用いずに、全て音声によって経
路誘導を行うものである。従って、図1における表示部
11、スイッチ入力類管理部12、地図描画部32およ
び画面管理部34は設けられていない。また、ナビゲー
ション装置の動作の指示等を行うためのスイッチ51
と、このスイッチ51からの入力を管理するスイッチ入
力管理部52とが設けられ、スイッチ入力管理部52が
入力管理部35に接続されている。このナビゲーション
装置のその他の構成は、図1に示すナビゲーション装置
と同様である。
【0034】なお、本発明は、上記実施例に限定され
ず、例えば本発明の音声認識装置は、ナビゲーション装
置に限らず、ウインカー、パワーウインドウ、バックミ
ラー、アンテナ、カーオーディオ装置等の自動車内の他
の装置の操作を音声入力によって行う場合の音声入力装
置として用いることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の特定話者用辞書を設け、個人識別データ読み取り手
段によって、イグニッションキーの個人識別データ保持
部に保持された個人識別データを読み取って、この個人
識別データに基づいて、音声入力を行う特定話者に対応
した特定話者用辞書を選択するようにしたので、煩雑な
操作を必要とすることなく、使用者に応じて特定話者用
辞書を切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る音声認識装置を音声入
力装置として用いたナビゲーション装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1における音声認識部の構成を示すブロック
図である。
【図3】図2における音声認識用辞書の概要を示す説明
図である。
【図4】本実施例における音声入力時の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例に係る音声認識装置にお
いて、特定話者用辞書に標準パターンを登録するときの
動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例に係る音声認識装置にお
ける音声入力時の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施例に係る音声認識装置を音声入力
装置として用いたナビゲーション装置の他の構成例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
10 演算部 16 音声認識部 24 マイク 25 データ読取部 38 イグニッションキー 39 個人識別データ保持部 41 音声入力部 42 特徴抽出部 43 音声認識用辞書 44 個人データ記憶処理部 45 認識判定部 46 認識結果処理部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車内における音声入力装置として用
    いられる音声認識装置において、 自動車のイグニッションキーに設けられ、音声入力を行
    う特定話者を識別するための個人識別データを保持する
    個人識別データ保持部と、 この個人識別データ保持部に保持された個人識別データ
    を読み取る個人識別データ読み取り手段と、 複数の特定話者毎に設けられ、各特定話者の音声の特徴
    を記憶する複数の特定話者用辞書と、 音声を入力する音声入力手段と、 この音声入力手段によって入力された音声の特徴を抽出
    する特徴抽出手段と、 前記個人識別データ読み取り手段によって読み取られた
    個人識別データに基づいて、音声入力を行う特定話者に
    対応した特定話者用辞書を選択し、この特定話者用辞書
    と前記特徴抽出手段によって抽出された特徴を用いて、
    入力された音声を認識する認識手段とを具備することを
    特徴とする音声認識装置。
  2. 【請求項2】 更に、不特定話者用の音声の特徴を記憶
    する不特定話者用辞書を具備し、前記認識手段は、個人
    識別データがある場合には、この個人識別データに基づ
    いて選択した特定話者用辞書と不特定話者用辞書とを用
    い、個人識別データがない場合には不特定話者用辞書を
    用いることを特徴とする請求項1記載の音声認識装置。
  3. 【請求項3】 ナビゲーション装置の音声入力装置とし
    て用いられることを特徴とする請求項1または2記載の
    音声認識装置。
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