JPH0834610A - ヒドロキシルアンモニウム塩の製造方法 - Google Patents

ヒドロキシルアンモニウム塩の製造方法

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JPH0834610A
JPH0834610A JP7010317A JP1031795A JPH0834610A JP H0834610 A JPH0834610 A JP H0834610A JP 7010317 A JP7010317 A JP 7010317A JP 1031795 A JP1031795 A JP 1031795A JP H0834610 A JPH0834610 A JP H0834610A
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hydroxylammonium
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リュディガー、シュミッツ
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ロベルト、シュルツ
Klaus Michelsen
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一酸化窒素を水素化触媒の存在下に、水素と接
触還元することによる、ヒドロキシルアンモニウム塩の
改善された製造方法で、公知の方法に対して改善された
時空収率および高度の選択性を有し、更に少量の亜酸化
窒素を生成する方法を提供すること。 【構成】一酸化窒素を、水素化触媒の存在下に、水素に
より接触還元させることによるヒドロキシルアンモニウ
ム塩の製造方法において、(a)反応後得られた反応混
合物を、第一段階で濾過し、実質的にヒドロキシルアン
モニウム塩の溶液および、水素化触媒および実質的にヒ
ドロキシルアンモニウム塩の溶液から成る実質的な混合
物を含む濾過残渣が得られ、且つ(b)第二段階におい
て、水素化触媒の濃縮のために濾過残渣を沈降させ、濾
過残渣として、より高濃度の水素化触媒を含む混合物お
よび濾過残渣として、より低濃度の水素化触媒を含む混
合物を得る方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本願発明は、一酸化窒素を水素化触媒の存
在下に、水素と接触還元することによる、ヒドロキシル
アンモニウム塩の改善された製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】ヒドロキシルアンモニウム塩の製造方法
は、例えばドイツ特許第956038号明細書およびド
イツ特許出願公開第4022851号公報から公知であ
る。製造方法の経済性の要求のために、売上げおよび選
択性の他に、時空収率がまた大きい意味を有する。しか
しながらヒドロキシルアンモニウム塩の製造のための公
知の時空収率は、今まで満足できるものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の課題は、一
酸化窒素を水素化触媒の存在下に、水素で接触還元する
ことによる、ヒドロキシルアンモニウム塩の改善された
製造方法が実施されるもので、公知の方法に対して改善
された時空収率および高度の選択性を有し、更に少量の
亜酸化窒素を生成する方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的は、一酸化窒素
を水素化触媒の存在下に、水素で接触還元することによ
る、ヒドロキシルアンモニウム塩の改善された製造方法
であって、(a)反応後得られた反応混合物を、第一段
階で濾過し、実質的にヒドロキシルアンモニウム塩の溶
液および、水素化触媒および実質的にヒドロキシルアン
モニウム塩の溶液から成る実質的な混合物を含む濾過残
渣が得られ、且つ(b)第二段階において、水素化触媒
の濃縮のために濾過残渣を沈降させ、濾過残渣として、
より高濃度の水素化触媒を含む混合物および濾過残渣と
して、より低濃度の水素化触媒を含む混合物を得る方法
により達成される。
【0005】一般に、ヒドロキシルアンモニウム塩は、
公知の方法、例えばドイツ特許出願公開第956038
号公報およびドイツ特許出願公開第4022851号公
報から公知である方法により、一酸化窒素と、懸濁した
プラチナ担体触媒の存在下で、希釈した水性酸とから昇
温した温度および高めた圧力において製造される。
【0006】通常、ヒドロキシルアンモニウム塩の製造
は、水素の一酸化窒素に対するモル割合は1.5:1か
ら6:1、好ましくは3:1から5:1までに規定され
る。特に良好な結果は、今までの観察からは、水素の一
酸化窒素に対するモル割合は3.5:1から5:1まで
に保持されたとき得られる。
【0007】有利には酸として、硫酸、硝酸または燐酸
のような強鉱酸、特に好ましくは硫酸が用いられる。一
般にはまたアンモニウムバイサルフェートのような酸塩
が好適である。一般には、4から6規定の水性酸が用い
られ、通常、反応中に酸濃度が0.2規定以下に低下し
ないようにされる。
【0008】一酸化窒素の水素化は、一般に30から8
0℃、好ましくは35から60℃までの温度範囲で実施
される。更に圧力は水素化の間、通常1から30バー
ル、好ましくは1.5から20バール(絶対圧)までの
範囲に選択される。
【0009】触媒に対する鉱酸の割合は、たいてい使用
する触媒に依存する。好ましくは、触媒として通常、硫
黄、セレン、砒素またはテルルで部分的に毒されたプラ
チナ含有触媒が用いられる。更にこれらの触媒は、たい
てい担体上に塗布される(ドイツ特許第956038号
明細書およびドイツ特許出願公開第4022851号公
報参照)。好適な触媒は、炭素からの担体と結合したプ
ラチナが用いられる。その際、好適には触媒に対する鉱
酸の割合は、鉱酸リットル当たり10から100、好ま
しくは30から80gまでの範囲でプラチナ−炭素触媒
が選択される。その際、炭素、好ましくは黒鉛および活
性炭のプラチナに対するモル割合は、一般に99.99
%から10モル%、好ましくは99.99%から30モ
ル%、特に99.98%から95モル%までが好適であ
る。
【0010】特別の実施態様では、触媒が酸溶液中での
水素化の前に取扱われ、水素化の際に、水素と共に鉱酸
中で目的に合うように実施されるべきである(“活性
化”)。
【0011】鉱酸を添加後、ヒドロキシルアンモニウム
サルフェート、ヒドロキシルアンモニウムナイトレー
ト、ヒドロキシルアンモニウムホスフェートのような対
応するヒドロキシルアンモニウム塩、好ましくはヒドロ
キシルアンモニウムサルフェートが得られる。
【0012】好ましい実施態様においては、ヒドロキシ
ルアンモニウム塩としてのヒドロキシルアンモニウムサ
ルフェートが段階的に製造される。その際、大抵、2か
ら10、好ましくは4から8の撹拌容器が互いに段階的
な接続、すなわち直線的に結合される。第一の撹拌容器
には、一般に一時間に4から12、好ましくは7から1
0m2 の3から6、好ましくは4から5規定の硫酸に、
0.5から6、好ましくは0.5から4.5、特に好ま
しくは0.5から2m2 までのヒドロキシルアミン溶液
で、その濃度が50から150、好ましくは100から
130g/lまでであるもの、および10から100、
好ましくは20から50g/lまでの、0.5重量%の
プラチナを含むプラチナ−黒鉛触媒を供給する。
【0013】撹拌容器は通常、30から60、好ましく
は40から50℃までに保持し、且つ1から5、好まし
くは1から3バール(絶対圧)までの圧力に保持され
る。
【0014】第一の撹拌容器に供給される材料の量は、
撹拌容器中で気体状の供給材料により形成される材料の
量を加えて、最終の撹拌容器の目的に合うように実質的
に含まれるヒドロキシルアンモニウムサルフェートおよ
び懸濁した水素化触媒を差し引かれる。
【0015】一酸化窒素および水素が、それぞれの撹拌
容器に供給されるのが好ましい。その際、一酸化窒素お
よび水素は分離されるかまたは混合される。通常、一酸
化窒素の全量は400から1200、好ましくは600
から800m3 /hまでの範囲内で、水素の全量は、8
00から3000、好ましくは1000から2000m
3 /hまでの範囲にある。一般に、第一の撹拌容器では
最も多く、最終の撹拌容器では最も少なく一酸化窒素お
よび水素が供給される。場合により、その中間に存在す
る撹拌容器は、一般にその配列に対応して、すぐ前に接
続された撹拌容器より少なく、すぐ後に接続された撹拌
容器よりも多い一酸化窒素および水素が得られる。
【0016】通常、変形−撹拌容器において、最終の撹
拌容器で除去されるヒドロキシルアンモニウムサルフェ
ート含有混合物が、中間撹拌容器で収集される。最終反
応物は、一般に、50から140、好ましくは110か
ら130g/l(ヒドロキシルアミンとして計算)の濃
度のヒドロキシルアンモニウムサルフェート、3から8
0、好ましくは15から25g/lまでの濃度範囲のア
ンモニウムサルフェート、3から100、好ましくは1
0から20g/lまでの濃度範囲の硫酸並びに反応生成
ガスを含む。反応生成ガスは、通常100から800m
2/h、好ましくは200から700m2/hまでの範囲内
である。この反応生成ガスは、1から30、好ましくは
3から20容量%までの一酸化窒素、55から98、好
ましくは58から85容量%までの水素および1から1
8、好ましくは2から16容量%までの亜酸化窒素を含
む。
【0017】反応は、またバッチ式でも実施することが
でき、その場合、通常反応時間は、とにかく同様の条件
下で4から8hまでの範囲内である。
【0018】反応の後に、水素化触媒を、反応容器中に
ある混合物から通常の濾過法、例えばキャンドルフィル
ターにより分離する。好ましい実施態様では、キャンド
ルフィルターにより、200から20000、好ましく
は200から2000ミリバールの範囲内で、それ自体
公知の方法でキャンドルの圧力差の生成により濾過す
る。
【0019】濾過残渣および濾液の組成は、基本的には
用いる濾過機に依存している。大抵、濾過残渣の濾液に
対する重量割合は、1:1.5から1:5、好ましくは
1:2から1:4までの範囲に選択される。濾過残渣は
一般に6から16、好ましくは8から13重量%の水素
化触媒および84から94、好ましくは87から92重
量%の本質的にヒドロキシルアンモニウムサルフェート
から成る溶液で、その溶液は大抵50から140、好ま
しくは110から130g/l(ヒドロキシルアミンと
して計算)の濃度であり、アンモニウムサルフェートが
通常3から80、好ましくは15から25g/lの濃度
範囲であり、硫酸が一般に3から100、好ましくは1
0から20g/lの濃度範囲であるものから成る。
【0020】濾液は、一般に通常更に加工されるか、ま
たは再びカプロラクタムの先駆物質としてシクロヘキサ
ノンオキシムの製造に用いられる。
【0021】濾過残渣を更に加工するために、本願発明
による沈降を用いる。大抵懸濁液として得られる濾過残
渣は、濾過容器中で本願発明により沈殿させる。沈殿過
程の時間は、当然選択された容器の大きさおよび異なっ
た粒子の沈降速度に依存する。今までの観察によれば、
沈殿時間は、0.5から10分、好ましくは2から5分
が選択される。より短い時間でも通常、今までの方法に
比して全く差はなく、より長い時間でも、大抵は本質的
な長所は得られない。当然、勿論移動させる必要がある
場合、沈降を他の容器中で実施することができる。
【0022】沈降時の温度は、たいてい20から70、
好ましくは30から50℃が選択され、通常常圧、すな
わち90から110kPaの範囲が用いられる。
【0023】沈降過程の後、濾過残渣の全量に対して、
大抵30から85、好ましくは40から70重量%まで
の濾液を分離し、好ましい実施態様では濾過過程の前に
反応生成物と合併させる。濾液は、沈降過程の前より低
濃度の水素化触媒を有する。濾液中の水素化触媒の濃度
は、通常0から5、望ましくは1から4g/lの範囲内
にある。
【0024】濾液を分離後に残存する懸濁液は、沈降の
前より高濃度の水素化触媒を有する。残存する懸濁液の
水素化触媒の濃度は、通常200から400、好ましく
は220から350g/lの範囲内にある。沈降後に残
存する懸濁液は、目的に合うようにヒドロキシルアンモ
ニウム塩の製造に再び用いられる。好ましい実施態様に
おいては、それは第一撹拌容器中で、反応の始めに連続
に段階的操作で用いられる。
【0025】本願発明による方法は、前記の公知の方法
に対して、高い時空収率の長所を有する。更に本願発明
による方法では、公知の方法に比して亜酸化窒素の生成
が少なく、選択性が向上し、一酸化窒素の消費量が減少
する。
【0026】
【実施例】ガス分析は、IR−分光法により実施され
た。溶液および懸濁液の組成は滴定法および重量法で測
定された。
【0027】実施例 第一の撹拌容器において、各々20m3 の容積を有する
6個の撹拌容器から構成される接続系が、40℃および
1.5バール(絶対圧)で、1時間当たり、8.9m3
の4.5規定硫酸、360kgのプラチナ触媒が、生成
物−濾過から得られ(黒鉛上の0.5重量%のプラチ
ナ;ドイツ特許第1088037号明細書に記載された
方法に相当して製造された)、更に920gの生成物の
溶液が濾過により得られた(組成:濾液参照)。同時に
最終の撹拌容器において、1250kgのヒドロキシル
アンモニウムサルフェート(ヒドロキシルアミンとして
計算)および142kgのアンモニウムサルフェート並
びに1リットル当たり15gの硫酸の濃度で、160k
gの硫酸(無水硫酸として計算)および360kgのプ
ラチナ触媒が得られた。更に第一から第六の撹拌容器に
おいて、40℃および1.5バール(絶対圧)で、1時
間当たり、合計920m3 の一酸化窒素および1570
3 の水素が得られた。
【0028】最終容器の反応生成物は、前置容器で濾過
のために集められた。前置容器の反応生成物は、2つの
平行に接続されたキャンドルフィルター(シュマッハー
社)で濾過された。キャンドルフィルターの直径は13
00mm、高さは1600mm、および空濾過容器の内
容積は1860リットルであった。キャンドルフィルタ
ーは、169個の空孔(孔径:60μm)のポリエチレ
ン−フィルターキャンドル(キャンドルの内径:40m
m、外径:70mm、長さ:1100mm)を含む。ポ
リエチレン−フィルターキャンドルの圧力差は、100
0ミリバールであった。キャンドルフィルターは、1時
間に2回、それ自体公知の方法で、反応生成物を積み込
み、巻き戻された。濾過温度は40℃であった。濾過過
程(時間当たり2回)は、各キャンドルフィルターごと
に2790kgの濾液および1030kgの濾過残渣が
得られた。濾過残渣は、9重量%の水素化触媒および9
1重量%までの本質的にヒドロキシルアンモニウムサル
フェートからなる溶液から構成され、それは119g/
lの濃度(ヒドロキシルアミンとして計算)で、14g
/lの濃度のアンモニウムサルフェート、および15g
/lの濃度の硫酸で示されている。濾過残渣は、5分間
濾過容器中で分離された。その後、それぞれの濾過機に
おいて600ミリリットルの供給された溶液が除去さ
れ、前置容器の反応生成物と一緒にされる。供給された
溶液の組成は、濾液の組成と対応し、600ミリリット
ルの溶液は、10kgのなお沈降されない触媒を含む。
残存する懸濁液(各キャンドルフィルターごとに、23
0kgの溶液および90kgの触媒から成る)は第一の
撹拌容器に戻される。
【0029】更に、64容量%の水素、11.8容量%
の一酸化窒素、12.8容量%の亜酸化窒素および1
1.4容量%の窒素から成る生成ガスが、1時間当たり
400m3 生じる。そのため11.1%の用いられた一
酸化窒素が亜酸化窒素に転換された。
【0030】比較例 次に示す比較例は、更に本願発明の実施例と同様の方法
の周辺条件下で実施された。ガス量は、本願発明の実施
例とほぼ同量のガスが得られるように用いられた。個々
については次に述べる。
【0031】各々20m3 の容積を有する接続系から成
る第一の撹拌容器に、40℃、1.5バール(絶対圧)
において、1時間当たり、7.8m3 の4.5規定の硫
酸および360kgのプラチナ触媒(黒鉛上の、0.5
重量%プラチナ、上記実施例と同様の触媒)が供給され
る。この触媒と一緒に、1時間当たり第一の容器での濾
過により得られる3740kgの生成溶液が導かれる
(組成は濾液参照)。同様に最終容器で、1340kg
のヒドロキシルアンモニウムサルフェート(ヒドロキシ
ルアミンとして計算)および160kgのアンモニウム
サルフェートから成る反応生成物、並びにリットル当た
り15gのH2 SO4 濃度の、170kgの硫酸(無水
硫酸として計算)および360kgのプラチナ触媒が得
られた。更に第一から第六の撹拌容器に、40℃、1.
5バール(絶対圧)において、1時間当たり、合計79
0m3 の一酸化窒素および1360m3 の水素が供給さ
れた。
【0032】本願発明の実施例と同様、2時間毎の濾過
サイクルが実施され、上記と同様の2つの並列に連結さ
れたキャンドルフィルターが用いられた。圧力差もまた
1000ミリバール、温度も40℃であった。濾過サイ
クルおよびキャンドルフィルター当たり、それぞれ24
40kgの濾液および1030kgのが得られた。9重
量%の水素化触媒および91重量%までの本質的にヒド
ロキシルアンモニウムサルフェートからなる溶液から構
成され、それは116g/lの濃度(ヒドロキシルアミ
ンとして計算)で、14g/lの濃度のアンモニウムサ
ルフェート、および15g/lの濃度の硫酸で示され
た。
【0033】濾過残渣を伴う懸濁液(2つの濾過機で合
計して3350l/h)は、上記実施例に対して、沈積
させずに、第一の撹拌容器に戻した。
【0034】更に、67容量%の水素、8.5容量%の
一酸化窒素、13.0容量%の亜酸化窒素および11.
5容量%の窒素から成る生成ガスが、1時間当たり40
0m3 生じる。そのため13.2%の用いられた一酸化
窒素が亜酸化窒素に転換された。
【0035】両方の例は、濾過残渣の沈降により、1.
6kgのヒドロキシルアミンのm3時空当たりの時空収
率を、9.6kgのヒドロキシルアミンのm3 時空当た
りの時空収率に上昇させることが得られた。
【0036】更に両方の例は、用いられる一酸化窒素の
量を減少させ(本願発明:ヒドロキシルアミンkgおよ
び時間当たり80.0m3 の一酸化窒素、比較例:ヒド
ロキシルアミンkgおよび時間当たり82.4m3 の一
酸化窒素)、更に生成する亜酸化窒素の量を減少させる
ことを確保した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リュディガー、シュミッツ ドイツ、67245、ラムブスハイム、レーマ ーシュトラーセ、2 (72)発明者 ロベルト、シュルツ ドイツ、68623、ラムペルトハイム、ヒル テンヴエーク、10 (72)発明者 クラウス、ミヒェルゼン ドイツ、22399、ハムブルク、ポペンビュ トラー、ハウプトシュトラーセ、51ベー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一酸化窒素を、水素化触媒の存在下に、水
    素により接触還元させることによるヒドロキシルアンモ
    ニウム塩の製造方法において、(a)反応後得られた反
    応混合物を、第一段階で濾過し、実質的にヒドロキシル
    アンモニウム塩の溶液および、水素化触媒および実質的
    にヒドロキシルアンモニウム塩の溶液から成る実質的な
    混合物を含む濾過残渣が得られ、且つ(b)第二段階に
    おいて、水素化触媒の濃縮のために濾過残渣を沈降さ
    せ、濾過残渣として、より高濃度の水素化触媒を含む混
    合物および濾過残渣として、より低濃度の水素化触媒を
    含む混合物を得ることを特徴とする方法。
JP01031795A 1994-02-04 1995-01-26 ヒドロキシルアンモニウム塩の製造方法 Expired - Fee Related JP3657300B2 (ja)

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