JPH08339279A - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JPH08339279A
JPH08339279A JP7144399A JP14439995A JPH08339279A JP H08339279 A JPH08339279 A JP H08339279A JP 7144399 A JP7144399 A JP 7144399A JP 14439995 A JP14439995 A JP 14439995A JP H08339279 A JPH08339279 A JP H08339279A
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JP
Japan
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font
image
output
image data
reduction
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Pending
Application number
JP7144399A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Otake
晋 大竹
Toshio Tetsu
俊男 鐵
Satoshi Kamiya
智 神谷
Yoshihiko Nemoto
嘉彦 根本
Masami Kurata
正實 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP7144399A priority Critical patent/JPH08339279A/ja
Publication of JPH08339279A publication Critical patent/JPH08339279A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、出力する可視画像の見やすさを確
保するように縮小率を適切に決定して縮小処理を行う画
像出力装置を提供する。 【構成】 入力された画像データを縮小して可視画像と
して出力する画像出力装置10であって、入力された画
像データが有するフォントの最小サイズを認識するフォ
ント認識手段13aと、可視画像として出力するフォン
トの最小サイズを決定するフォント決定手段13bと、
フォント認識手段13aで認識されたフォントの最小サ
イズが縮小後であってもフォント決定手段13bで決定
されたフォントの最小サイズより小さくならないように
縮小率を決定する画像縮小手段13cとを備えてなるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力された画像データ
を可視画像として出力する画像出力装置に係わり、特に
前記画像データに縮小処理を行って出力する画像出力装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばプリンタ装置等の画像出力
装置では、複数のページからなる画像データが入力され
ると、その画像データの各ページに縮小処理を行い、縮
小した各ページを合成して1ページの可視画像として出
力する、いわゆるN−up出力を行うものがある。とこ
ろで、このようなN−up出力を行う画像出力装置で
は、入力された画像データに文字等が含まれている場合
に、縮小処理を行う際の縮小率が大きいと文字等のつぶ
れが発生し、出力する可視画像が見づらいものとなって
しまう。そのために、例えば特開平4−244877号
公報に開示された装置のように、出力する可視画像の見
やすさを確保するため、縮小処理後においても判読可能
な文字はそのまま出力し、また判読しにくくなる文字は
予め指定された代替記号に置換して出力する画像出力装
置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−244877号公報に開示された装置では、判読し
にくくなる文字を代替記号に置換する際に、置換対象と
なる文字の意味を考慮せず、その文字と無関係な意味の
代替記号に置換するので、代替記号への置換が行われる
と、出力された可視画像を見る者(利用者)にとって置
換前の文章の内容が理解できなくなってしまう。従っ
て、代替記号に置換されて可視画像が出力されると、利
用者がその可視画像を用いて内容の校正や編集等を行う
ことができず、結果として利用者にとって不便なものと
なってしまう。また、入力された画像データの全体イメ
ージやレイアウトを把握する場合に縮小処理を行い、一
方、内容の校正や編集等を行う場合には縮小処理を行わ
ないといったことも考えられるが、このように目的に応
じて処理内容を変更するのは、利用者にとって非常に煩
わしいものとなってしまう。
【0004】そこで、本発明は、入力された画像データ
に縮小処理を行い可視画像として出力する際に、この可
視画像の見やすさを確保するように縮小率を適切に決定
して縮小処理を行う画像出力装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出されたもので、請求項1記載の画像出
力装置は、入力された画像データを縮小して可視画像と
して出力するものであって、さらに、前記入力された画
像データが有するフォントの最小サイズを認識するフォ
ント認識手段と、前記可視画像として出力するフォント
の最小サイズを決定するフォント決定手段と、前記フォ
ント認識手段で認識されたフォントの最小サイズが縮小
後であっても前記フォント決定手段で決定されたフォン
トの最小サイズより小さくならないように縮小率を決定
し、その縮小率で前記入力された画像データを縮小する
画像縮小手段とを備えてなることを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の画像出力装置は、入
力された画像データを縮小して可視画像として出力する
ものであって、さらに、前記入力された画像データにお
ける画素の構成パターンを認識する画素パターン認識手
段と、前記可視画像を出力する際の解像度を基にこの可
視画像における画素の構成パターンを決定する画素パタ
ーン決定手段と、前記画素パターン認識手段で認識され
た画素の構成パターンが縮小後であっても前記画素パタ
ーン決定手段で決定された画素の構成パターンで出力さ
れる範囲で縮小率を決定し、その縮小率で前記入力され
た画像データを縮小する画像縮小手段とを備えてなるこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明に係わる画像出力装置の構
成によれば、フォント認識手段による認識結果とフォン
ト決定手段による決定結果とを基に、画像縮小手段が入
力された画像データの縮小率を決定する。従って、この
画像出力装置では、画像縮小手段で決定された縮小率で
入力された画像データに縮小処理を行っても、出力する
フォントのサイズがフォント決定手段で決定されたフォ
ントの最小サイズより小さくならないので、例えばフォ
ント決定手段においてフォントの最小サイズを見やすい
大きさに決定すれば、出力する可視画像の有するフォン
ト、即ち出力する文字等の可視画像が見づらくなること
はない。
【0008】また、請求項2記載の発明に係わる画像出
力装置の構成によれば、画素パターン認識手段では、入
力された画像データにおける画素の構成パターン、例え
ば一つの方向に同一画素がどれだけ連続しているか等を
認識する。また、解像度決定手段では、可視画像を出力
する際の解像度を基に、出力する可視画像における画素
の構成パターンを決定する。そして、画像縮小手段で
は、画素パターン認識手段による認識結果と画素パター
ン決定手段による決定結果とを基に、入力された画像デ
ータの縮小率を決定する。従って、この画像出力装置で
は、画像縮小手段で決定された縮小率で入力された画像
データに縮小処理を行っても、出力する可視画像の画素
の構成パターン、即ち解像度に応じて縮小処理が行われ
るので、縮小処理後の画素の構成パターン、即ち出力す
る可視画像が見づらくなることはない。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本発明に係わる画像出力
装置について説明する。但し、ここでは、N−up出力
を行うプリンタ装置に本発明を適用した場合について説
明する。
【0010】〔第1実施例〕図1は、請求項1記載の発
明に係わる画像出力装置の概略構成を示すものである。
図1に示すように、本実施例の画像出力装置10は、ホ
スト装置20と接続されているものである。ホスト装置
20は、パーソナルコンピュータやワークステーション
等からなるもので、使用者によって画像データが入力さ
れると、その画像データを画像出力装置10へ送信する
ものである。このホスト装置20で入力される画像デー
タとしては、例えば複数のページからなる文書のよう
に、各ページが文字データ、即ちフォントを有して構成
されているようなものがある。
【0011】このホスト装置20と接続される画像出力
装置10は、インターフェース部11と、記憶部12
と、画像データ展開部13と、印字部14と、制御部1
5と、操作表示部16とを備え、これらの各部がバス1
7によって互いに接続されたものである。インターフェ
ース部11は、例えばセントロニクス準拠やRS232
−C準拠等のインターフェースからなるもので、ホスト
装置20と接続し、このホスト装置20からの画像デー
タを受信するものである。但し、このインターフェース
部11は、ローカルエリアネットワーク(LAN)等を
介して複数のホスト装置20と接続するものであっても
よい。
【0012】記憶部12は、例えばハードディスク装置
やRAM(Random Access Memory)やROM(Read Onl
y Memory)等からなるもので、データ記憶部12aと、
ページバッファ12bと、フォントメモリ12cとを備
えて構成されるものである。データ記憶部12aは、イ
ンターフェース部11で受信した画像データを一時的に
記憶するものである。ページバッファ12bは、後述す
る画像データ展開部13で生成されるビットマップデー
タを一時的に記憶するものである。フォントメモリ12
cは、画像データ展開部13がビットマップデータを生
成する際に必要となるフォントを予め記憶しているもの
である。
【0013】画像データ展開部13は、例えばCPU
(Central Processing Unit )からなるもので、データ
記憶部12aからの画像データを解析して画像展開を行
い、出力する可視画像の1ページ分のビットマップデー
タをページバッファ12bに生成するものである。ま
た、画像データ展開部13は、フォント認識手段13a
と、フォント決定手段13bと、画像縮小手段13cと
を備えて構成されるものである。フォント認識手段13
aは、データ記憶部12aからの画像データ、即ちホス
ト装置20で入力され、インターフェース部11で受信
した画像データが有してているフォントの最小サイズを
認識するものである。
【0014】フォント決定手段13bは、フォントメモ
リ12cに記憶されているフォントの最小サイズを認識
し、その認識結果を出力する可視画像が有するフォント
の最小サイズとして決定するものである。画像縮小手段
13cは、フォント認識手段13aによる認識結果とフ
ォント決定手段13bによる決定結果とを基に、データ
記憶部12aから取り出された画像データに対してN−
up出力を行うための縮小率を決定し、この画像データ
に縮小処理を行うものである。但し、この画像縮小手段
13cは、画像データを縮小してもフォント認識手段1
3aによる認識結果、即ちこの画像データが有している
フォントの最小サイズが、フォント決定手段13bによ
る決定結果、即ちフォントメモリ12cに記憶されてい
るフォントの最小サイズより小さくならないように縮小
率を決定するものである。
【0015】印字部14は、例えばプリンタエンジンか
らなるもので、ページバッファ12bに生成された1ペ
ージ分のビットマップデータを記録媒体に記録して、可
視画像として出力するものである。制御部15は、例え
ばCPUからなるもので、上述した各部の間における情
報(画像データやビットマップデータ等)の転送を制御
するものである。即ち、制御部15では、データ記憶部
12aからの画像データの取り出し及びその画像データ
の画像データ展開部13への転送や、ページバッファ1
2bから印字部14へのビットマップデータの転送等を
制御するようになっている。但し、制御部15では、こ
れらの情報の転送をバス17を用いて行うようになって
いる。操作表示部16は、例えばスイッチパネルやLC
D(Liquid Crystal Display)パネル等からなるもの
で、いわゆるユーザ・インターフェースと呼ばれるもの
である。
【0016】以上のように構成された画像出力装置10
では、インターフェース部11でホスト装置20からの
画像データを受信すると、データ記憶部12aがその画
像データを一時的に記憶して蓄積し、続いて、制御部1
5が蓄積された画像データを取り出して画像データ展開
部13へ転送する。画像データ展開部13では、データ
記憶部12aからの画像データを受け取ると、その画像
データを解析して画像展開を行うと同時に、詳細を後述
するようにN−up出力のための縮小率を決定し、その
縮小率に従って縮小処理を行い、ページバッファ12b
にビットマップデータを生成する。そして、ページバッ
ファ12bに出力する可視画像の1ページ分のビットマ
ップデータが生成されると、制御部15では、そのビッ
トマップデータを印字部14へ転送し、さらに、印字部
14では、転送されたビットマップデータを記録媒体に
記録する。このようにして、この画像出力装置10で
は、ホスト装置20からの画像データを可視画像として
出力する。
【0017】ここで、この画像出力装置10におけるN
−up出力のための縮小率決定の動作例について、図2
のフローチャートに従い詳細に説明する。画像データ展
開部13で解析を行うためにデータ記憶部12aから画
像データが転送されると、フォント認識手段13aで
は、その画像データが有しているフォントの最小サイズ
を認識する(ステップ101、以下ステップをSと略
す)。但し、画像データが複数のページからなるもので
あれば、これら複数のページに含まれているフォントの
中で最も小さいフォントのサイズを認識する。
【0018】また、フォント決定手段13bでは、フォ
ントメモリ12cに記憶されているフォントの最小サイ
ズを認識して(S102)、その認識結果を出力する可
視画像が有するフォントの最小サイズとして決定する。
尚、フォント認識手段13aによるフォントの最小サイ
ズの認識とフォント決定手段13bによるフォントの最
小サイズの決定とは、データ記憶部12aから画像デー
タが転送された時点ではなく、例えば、インターフェー
ス部11が画像データを受け取った時点に行ってもよ
い。
【0019】フォント認識手段13aによる認識とフォ
ント決定手段13bによる決定とが行われると、続いて
画像縮小手段13cでは、以下のようにしてN−up出
力を行うための縮小率を決定する。先ず、フォント認識
手段13aで認識されたフォントの最小サイズ(以下、
認識フォントサイズと称す)と、フォント決定手段13
bで決定されたフォントの最小サイズ(以下、決定フォ
ントサイズと称す)を2倍したものとを比較する(S1
03)。比較の結果、認識フォントサイズが決定フォン
トサイズを2倍したものより大きいかまたは等しけれ
ば、画像縮小手段13cでは、N−up出力を行うため
の縮小率を50%と決定する。即ち、画像データの各ペ
ージに対して50%縮小を行い、出力する可視画像の1
ページ分に画像データの4ページを合成して出力する、
いわゆる4−up出力を行うように決定する(S10
4)。
【0020】一方、認識フォントサイズが決定フォント
サイズを2倍したものより小さければ、続いて画像縮小
手段13cでは、認識フォントサイズと、決定フォント
サイズを21/2 倍したものとを比較する(S105)。
比較の結果、認識フォントサイズが決定フォントサイズ
を21/2 倍したものより大きいかまたは等しければ、画
像縮小手段13cでは、N−up出力を行うための縮小
率を71%と決定する。即ち、画像データの各ページに
対して71%縮小を行い、出力する可視画像の1ページ
分に画像データの2ページを合成して出力する、いわゆ
る2−up出力を行うように決定する(S106)。
【0021】また、認識フォントサイズが決定フォント
サイズを21/2 倍したものより小さければ、画像縮小手
段13cでは、画像データの各ページに対して縮小処理
を行わず、出力する可視画像の1ページ分に画像データ
の1ページを出力する、いわゆる1−up出力を行うよ
うに決定する(S107)。そして、N−up出力を行
うための縮小率が決定されると、画像縮小手段13cで
は、決定された縮小率に従って画像データの各ページに
縮小処理を行い、これらの各ページを出力する可視画像
の1ページ分として合成する。
【0022】次に、この画像出力装置10におけるN−
up出力のための縮小処理を具体例を挙げて説明する。
例えば、ホスト装置20からフォントの最小サイズが1
0ポイントである画像データが送信されると、フォント
認識手段13aでは、この画像データのフォントの最小
サイズが10ポイントであると認識する。また、フォン
トメモリ12cに記憶されているフォントの最小サイズ
が6ポイントであれば、フォント決定手段13bでは、
出力するフォントの最小サイズを6ポイントであると決
定する。即ち、これらの場合には、認識フォントサイズ
が10ポイント、また決定フォントサイズが6ポイント
となる。
【0023】続いて、画像縮小手段13cでは、先ず認
識フォントサイズと決定フォントサイズの2倍とを比較
する。このとき、決定フォントサイズを2倍すると12
ポイントとなり、認識フォントサイズより大きくなって
しまうので、画像縮小手段13cでは、次に認識フォン
トサイズと決定フォントサイズの21/2 倍とを比較す
る。このとき、決定フォントサイズを21/2 倍すると
8.5ポイントとなり、認識フォントサイズより小さく
なるので、画像縮小手段13cでは、N−up出力を行
うための縮小率を71%、即ち2−up出力を行うよう
に決定する。
【0024】このように本実施例の画像出力装置10で
は、フォント認識手段13aによる認識結果とフォント
決定手段13bによる決定結果とを基に、画像縮小手段
13cが画像データの縮小率を自動的に決定し、その縮
小率に従ってN−up出力が行われるようになってい
る。従って、縮小処理後であっても出力する可視画像の
フォントの最小サイズが、この画像出力装置10が有す
るフォントの最小サイズより小さくならないように、適
切な縮小率のN−up出力が行われるので、N−up出
力を行っても文字がつぶれて見づらくなったり、判読し
にくくなる文字が代替記号に置換されてしまうことがな
い。そのために、出力された可視画像を用いて内容の校
正や編集等を容易に行うことができるようになり、その
可視画像を見る者にとっては従来に比べて便利なものと
なる。また、N−up出力を行っても出力された可視画
像の見やすさが確保されるので、全体イメージやレイア
ウトの把握と出力された内容の把握とを同時に行うこと
ができ、従来のように目的に応じて処理内容を変更する
煩わしさがなく、結果として従来に比べて便利なものと
なる。
【0025】尚、本実施例では、フォント決定手段13
bが画像出力装置10が有するフォントの最小サイズ、
即ちフォントメモリ12cに記憶されているフォントの
最小サイズを認識し、その認識結果を出力するフォント
の最小サイズとして決定する場合について説明したが、
例えば、ホスト装置20で設定されてインターフェース
部11で受け取ったフォントの最小サイズや、操作表示
部16で入力されたフォントの最小サイズに従って、出
力するフォントの最小サイズを決定するものであっても
よい。
【0026】〔第2実施例〕ここでは、請求項2記載の
発明に係わる画像出力装置について説明する。但し、上
述した第1実施例と同一の構成要素については、同一の
符号を与えてその説明を省略する。本実施例の画像出力
装置は、図3に示すように、第1実施例のフォント認識
手段13aに替わり画素パターン認識手段13dが、ま
た第1実施例のフォント決定手段13cに替わり画素パ
ターン決定手段13eが、さらに第1実施例の画像縮小
手段13cに替わり画像縮小手段13fが、それぞれ設
けられているものである。
【0027】画素パターン認識手段13dは、次の
(1)式に従って、データ記憶部12aからの画像デー
タ、即ちホスト装置20で入力されインターフェース部
11で受信した画像データにおける画素の構成パターン
を認識するものである。
【0028】
【数1】 Lmin=MIN(Cp,q) ・・・・(1) 但し、Cp;画像データにおける画素のデータ値 q;座標軸方向における画像データの大きさ Cp,q;画像データの大きさq内において同一である
データ値を有する画素が連続する数(レングス)の集合 Lmin;Cp,qの集合における最小レングス値
【0029】即ち、画素パターン認識手段13dでは、
この(1)式を用いて、画像データのある一定の範囲内
の座標軸(x軸またはy軸)方向において、同一である
データ値を有する画素、即ち同じ色を表す画素が連続す
る数を、画素の構成パターンとして演算により算出し、
さらにその算出結果の中から最小値を求めるものであ
る。つまり、画素パターン認識手段13dでは、同一画
素がX軸方向に連続する数の最小値Xminと、Y軸方
向に連続する数の最小値Yminとを認識するようにな
っている。
【0030】画素パターン決定手段13eは、印字部1
4で可視画像を記録媒体に記録する際の解像度、即ち印
字部14が対応可能である解像度を認識し、この解像度
を出力する可視画像の画素の構成パターンとして決定す
るものである。つまり、画素パターン決定手段13eで
は、印字部14におけるX軸方向の解像度Xresと、
Y軸方向の解像度Yresとを認識して、出力する可視
画像の画素の構成パターンとして決定するようになって
いる。
【0031】画像縮小手段13fは、画素パターン認識
手段13dによる認識結果と画素パターン決定手段13
eによる決定結果とを基に、データ記憶部12aから取
り出された画像データに対してN−up出力を行うため
の縮小率を決定し、この画像データに縮小処理を行うも
のである。但し、この画像縮小手段13fでは、画素パ
ターン認識手段13dによる認識結果、即ち同一画素が
連続する数の最小値Xmin、Yminが、画像データ
に縮小処理を行っても、画素パターン決定手段13eに
よる決定結果、即ち印字部14における解像度Xre
s、Yresによって出力される範囲で縮小率を決定す
るようになっている。
【0032】また、画像縮小手段13fでは、N−up
出力を行うための縮小率を決定すると、以下のような縮
小アルゴリズムによって、画像データの縮小処理を行う
ようになっている。例えば、画像データを縮小率50%
で縮小する場合には、画像縮小手段13fでは、この画
像データにおける任意の座標(x,y)と、その近傍で
ある(x+1,y)、(x,y+1)、(x+1,y+
1)との4箇所における画素のデータ値を検出し、その
4つのデータ値から以下に示す(2)式に基づいて1つ
のデータ値を算出し、その1つのデータ値を縮小処理後
の画素のデータ値とする。具体的には、例えば(x,
y)、(x+1,y)、(x,y+1)、(x+1,y
+1)の4箇所の画素のデータ値が全て白色を表すもの
であれば、(2)式より白色を表す1つの画素のデータ
値が算出される。また、例えば(x,y)、(x+1,
y)、(x,y+1)、(x+1,y+1)の中で少な
くとも1箇所に黒色を表すデータ値があり、他は白色を
表すデータ値であれば、(2)式より黒色を表す1つの
画素のデータ値が算出される。
【0033】
【数2】 x′=omit(x/2)、y′=omit(y/2) ・・・・(2) 但し、x′;縮小後の画素のx座標値 y′;縮小後の画素のy座標値 omit(m);実数値mを切下げた整数値
【0034】次に、本実施例におけるN−up出力のた
めの縮小率決定の動作例について、図4のフローチャー
トに従い詳細に説明する。先ず、画素パターン認識手段
13dでは、縮小しようとする画像データにおいて、同
一画素がX軸方向に連続する数の最小値Xminと、Y
軸方向に連続する数の最小値Yminとを認識する(S
201)。また、画素パターン決定手段13eでは、印
字部14におけるX軸方向の解像度Xresと、Y軸方
向の解像度Yresとを認識して(S202)、その認
識結果を出力する可視画像の画素の構成パターンとして
決定する。
【0035】画素パターン認識手段13dによる認識と
画素パターン決定手段13eによる決定とが行われる
と、続いて画像縮小手段13fでは、以下のようにして
N−up出力を行うための縮小率を決定する。先ず、画
素パターン認識手段13dで認識された最小値Xmi
n、Yminと、画素パターン決定手段13eで決定さ
れた解像度Xres、Yresを2倍したものとを、そ
れぞれ比較する(S203)。比較の結果、最小値Xm
inが解像度Xresを2倍したものより大きいかまた
は等しく、かつ、最小値Yminが解像度Yresを2
倍したものより大きいかまたは等しければ、画像縮小手
段13fでは、N−up出力を行うための縮小率を50
%、即ち4−up出力を行うように決定する(S20
4)。
【0036】一方、最小値Xminと最小値Yminと
の少なくとも一方が解像度Xres、Yresをそれぞ
れ2倍したものより小さければ、続いて画像縮小手段1
3fでは、最小値Xmin、Yminと、解像度Xre
s、Yresを21/2 倍したものとを、それぞれ比較す
る(S205)。比較の結果、最小値Xminが解像度
Xresを21/2 倍したものより大きいかまたは等し
く、かつ、最小値Yminが解像度Yresを21/2
したものより大きいかまたは等しければ、画像縮小手段
13fでは、N−up出力を行うための縮小率を71
%、即ち2−up出力を行うように決定する(S20
6)。
【0037】また、最小値Xminと最小値Yminと
の少なくとも一方が解像度Xres、Yresをそれぞ
れ21/2 倍したものより小さければ、画像縮小手段13
fでは、画像データの各ページに対して縮小処理を行わ
ず、1−up出力を行うように決定する(S207)。
尚、ここでは説明を簡単にするために、最小値Xmin
と解像度Xresとを比較し、また最小値Yminと解
像度Yresとを比較するものとしたが、例えば、N−
up出力に伴い画像データに回転処理を行う必要が生じ
た場合には、最小値Xminと解像度Yresとを、ま
た最小値Yminと解像度Xresとをそれぞれ比較す
ればよい。
【0038】次に、本実施例におけるN−up出力のた
めの縮小処理を具体例を挙げて説明する。例えば、図5
(a)に示すような画素の構成パターンの画像データ
(図中1つの枡目が1つの画素を表すものとする)がホ
スト装置20から送信されると、画素パターン認識手段
13dでは、この画像データよりXmin=2、Ymi
n=2であると認識する。また、印字部14での出力可
能な解像度が図5(a)における1つの画素に対応する
とすると、画素パターン決定手段13eでは、Xres
=1、Yres=1であると決定する。
【0039】そして、画像縮小手段13fでは、Xmi
nとXresの2倍とを、またYminとYresの2
倍とをそれぞれ比較する。このとき、Xres及びYr
esは2倍すると共に2となり、それぞれXmin及び
Yminと等しくなるので、画像縮小手段13cでは、
N−up出力を行うための縮小率を50%、即ち4−u
p出力を行うように決定する。よって、画像縮小手段1
3fにおいて(2)式に基づき縮小処理を行うと、図5
(a)のような画素の構成パターンの画像データに対す
る縮小処理後の可視画像として、図5(b)に示すよう
な画素の構成パターンが得られる。
【0040】このように本実施例の画像出力装置10で
は、画素パターン認識手段13dによる認識結果と画素
パターン決定手段13eによる決定結果とを基に、画像
縮小手段13fが画像データの縮小率を自動的に決定
し、その縮小率に従ってN−up出力が行われるように
なっている。従って、縮小処理後であっても出力する可
視画像の画素の構成パターンが、印字部14の解像度に
応じて出力されるように、適切な縮小率のN−up出力
が行われるので、N−up出力を行っても出力する可視
画像が見づらくなってしまうことがない。そのために、
出力された可視画像を用いて内容の校正や編集等を容易
に行うことができるようになり、その可視画像を見る者
にとっては従来に比べて便利なものとなる。また、N−
up出力を行っても出力された可視画像の見やすさが確
保されるので、全体イメージやレイアウトの把握と出力
された内容の把握とを同時に行うことができ、従来のよ
うに目的に応じて処理内容を変更する煩わしさがなく、
結果として従来に比べて便利なものとなる。
【0041】尚、本実施例では、画素パターン認識手段
13dにおいて同一画素が連続する最小値を認識する場
合について説明したが、本発明はそれに限定されるもの
ではない。即ち、画素の構成パターンの認識は画像縮小
手段13fでの縮小アルゴリズムに依存するものである
ので、例えば、画像縮小手段13fが(2)式のような
縮小アルゴリズムではなく、他の縮小アルゴリズムによ
り縮小処理を行う場合には、画素パターン認識手段13
dでは、前記他の縮小アルゴリズムに則して画素の構成
パターンを認識すればよい。また、本実施例では、画素
パターン決定手段13eが印字部14の解像度を認識
し、その認識結果を基に出力する画素の構成パターンを
決定する場合について説明したが、例えば、ホスト装置
20で設定されてインターフェース部11で受け取った
解像度や、操作表示部16で入力された解像度を基に、
出力する画素の構成パターンを決定するものであっても
よい。
【0042】また、上述した第1実施例及び第2実施例
では、本発明をプリンタ装置に適用した場合について説
明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、例
えば、N−up出力を行う複写機に適用することもでき
る。また、可視画像を記録媒体に出力するものではな
く、例えば、ワードプロセッサに適用した場合のよう
に、CRT(Cathode-Ray Tube)画面上や液晶画面上に
可視画像を出力する画像出力装置に適用したものであっ
てもよい。
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の画像出
力装置では、入力された画像データを縮小する際に、フ
ォントの最小サイズまたは画素の構成パターンに応じて
縮小率を自動的に決定し、その縮小率に従って縮小処理
を行った可視画像を出力するようになっている。従っ
て、縮小処理を行っても文字等の可視画像が見づらくな
ってしまうことがなく、その可視画像を用いて内容の校
正や編集等を容易に行うことができるようになり、その
可視画像を見る者にとっては従来に比べて便利であると
いう効果を奏する。さらに、縮小処理を行っても出力す
る可視画像の見やすさが確保されるので、全体イメージ
やレイアウトの把握と出力された内容の把握とを同時に
行うことができ、従来のように目的に応じて処理内容を
変更する煩わしさがなく、結果として従来に比べて便利
なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる画像出力装置の第1実施例の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の画像出力装置における縮小率決定の動
作例を示すフローチャートである。
【図3】 本発明に係わる画像出力装置の第2実施例の
概略構成を示すブロック図である。
【図4】 図3の画像出力装置における縮小率決定の動
作例を示すフローチャートである。
【図5】 画素の構成パターンの説明図であり、(a)
は縮小処理前の画素の構成パターンを示す説明図、
(b)は縮小処理後の画素の構成パターンを示す説明図
である。
【符号の説明】
10 画像出力装置 13a フォント認識手段 13b フォント決定手段 13c、13f 画像縮小手段 13d 画素パターン認識手段 13e 画素パターン決定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/30 610 9288−5L G06F 15/20 562C (72)発明者 根本 嘉彦 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 倉田 正實 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データを縮小して可視画
    像として出力する画像出力装置であって、 前記入力された画像データが有するフォントの最小サイ
    ズを認識するフォント認識手段と、 前記可視画像として出力するフォントの最小サイズを決
    定するフォント決定手段と、 前記フォント認識手段で認識されたフォントの最小サイ
    ズが縮小後であっても前記フォント決定手段で決定され
    たフォントの最小サイズより小さくならないように縮小
    率を決定し、該縮小率で前記入力された画像データを縮
    小する画像縮小手段とを備えてなることを特徴とする画
    像出力装置。
  2. 【請求項2】 入力された画像データを縮小して可視画
    像として出力する画像出力装置であって、 前記入力された画像データにおける画素の構成パターン
    を認識する画素パターン認識手段と、 前記可視画像を出力する際の解像度を基に該可視画像に
    おける画素の構成パターンを決定する画素パターン決定
    手段と、 前記画素パターン認識手段で認識された画素の構成パタ
    ーンが縮小後であっても前記画素パターン決定手段で決
    定された画素の構成パターンで出力される範囲で縮小率
    を決定し、該縮小率で前記入力された画像データを縮小
    する画像縮小手段とを備えてなることを特徴とする画像
    出力装置。
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