JPH08330536A - 半導体記憶装置およびこれを用いたコンピュータシステム - Google Patents

半導体記憶装置およびこれを用いたコンピュータシステム

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JPH08330536A
JPH08330536A JP7133255A JP13325595A JPH08330536A JP H08330536 A JPH08330536 A JP H08330536A JP 7133255 A JP7133255 A JP 7133255A JP 13325595 A JP13325595 A JP 13325595A JP H08330536 A JPH08330536 A JP H08330536A
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JP
Japan
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sub
word
semiconductor memory
memory device
sub word
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JP7133255A
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Tomosuke Makimura
智佐 牧村
Katsuyuki Sato
克之 佐藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サブワード線抵抗の低減によってアクセス時
間を高速化し、かつ裏打ち用配線ピッチの緩和によって
大容量化が可能な半導体記憶装置を提供する。 【構成】 分割ワード線ドライバ方式の大容量DRAM
であって、サブワードドライバとサブワード線の配置に
おいて、メインワード線から分離されるサブワード線
は、サブワードドライバを中央にして隣合うサブワード
ドライバの近くまでの長さで配置され、かつ隣合うサブ
ワードドライバ間において交互に配置されており、この
サブワード線は抵抗低減化のために裏打ちされ、この裏
打ち用の配線は、サブワード線のほぼ1/2長までを、
このサブワード線の上層に形成されるメタル1層配線
(たとえばアルミニウム配線)によりシャントされ、こ
のメタル1層配線(たとえばアルミニウム配線)とサブ
ワード線はコンタクトを通じて接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置技術に
関し、特に大容量DRAMなどの分割ワード線ドライバ
方式の半導体記憶装置のレイアウト設計において、ワー
ド線抵抗の低減および裏打ち用配線ピッチの緩和に好適
な半導体記憶装置およびこれを用いたコンピュータシス
テムに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、発明者が検討した技術とし
て、DRAMなどの半導体記憶装置においては、ワード
ドライバ自身をPMOS構造にして高速化しても、ワー
ド線自身の配線遅延が問題となり、そのために広く実用
化されている技術として、比較的高抵抗のポリシリコン
やポリサイドからなるワード線をアルミニウム配線など
のメタル配線で裏打ちして抵抗を下げる方法がある。
【0003】なお、このようなワード線の裏打ちによる
低抵抗化に関する技術については、たとえば1994年
11月5日、株式会社培風館発行の「アドバンスト エ
レクトロニクスI−9 超LSIメモリ」P151〜P
161などの文献に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
なワード線の裏打ちによる低抵抗化技術において、たと
えば大容量DRAMの半導体記憶装置に適用した場合に
は、裏打ち用のメタル配線のピッチが大容量化するに従
って問題となってきており、このメタル配線ピッチの緩
和のために、ワード線を多分割にしてサブワード線とす
る分割ワード線ドライバ方式が用いられている。この場
合、ワード線の抵抗依存性が大きくなり、スピードが遅
くなってしまうという問題が生じている。
【0005】すなわち、メタル配線で裏打ちするワード
線構造と、分割ワード線ドライバ方式による階層形ワー
ド線構造とにおいて、裏打ち用のメタル配線がない場合
にはスピードのワード線抵抗依存性が大きく、サブワー
ド線のシート抵抗が大きいためにスピードが遅く、一方
階層形ワード線構造でない場合には、裏打ち用配線のシ
ャント層におけるレイアウトピッチが厳しく、歩留まり
の低下につながるという問題が考えられ、これらの両立
が難しくなっている。
【0006】そこで、本発明の目的は、ワード線抵抗の
低減と裏打ち用配線ピッチの緩和とを両立させ、特に大
容量DRAMなどの分割ワード線ドライバ方式の半導体
記憶装置のレイアウト設計において、サブワード線抵抗
の低減によってアクセス時間の高速化を可能とし、かつ
裏打ち用配線ピッチの緩和によって大容量化を可能とす
ることができる半導体記憶装置およびこれを用いたコン
ピュータシステムを提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0009】すなわち、本発明の半導体記憶装置は、ワ
ード線を多分割にしてサブワード線とし、これらの多分
割されたサブワード線で1組の行デコーダとワードドラ
イバを共有する分割ワード線ドライバ方式に適用される
ものであり、隣合って配置される2つのサブワードドラ
イバの相互間において、それぞれのサブワードドライバ
を中央にして配置されるサブワード線が、このサブワー
ド線と異なる層に形成される配線により裏打ちされ、こ
の裏打ち用の配線はサブワード線のほぼ1/2長までを
隣合って配置される2つのサブワード線間で交互に配置
されているものである。
【0010】この場合に、前記隣合って配置される2つ
のサブワード線間において、サブワード線と裏打ち用の
配線とを接続するコンタクトの位置がずらされて交互に
配置されており、特に前記半導体記憶装置が大容量DR
AMなどとされるものである。
【0011】また、本発明のコンピュータシステムは、
前記半導体記憶装置に加えて、少なくとも中央処理装置
およびその周辺回路などが備えられているものである。
【0012】
【作用】前記した半導体記憶装置およびこれを用いたコ
ンピュータシステムによれば、隣合って配置される2つ
のサブワードドライバにおける隣合う2つのサブワード
線において、これらのサブワード線をサブワード線のほ
ぼ1/2長までを交互に裏打ち用の配線でシャントする
ことにより、裏打ち用配線の配線ピッチが緩和され、な
おかつサブワード線抵抗を低減することができる。
【0013】すなわち、裏打ち用の配線によってサブワ
ード線抵抗を低減し、この抵抗低減によってワード線の
高速化、ひいては半導体記憶装置、これを搭載した半導
体集積回路装置のアクセスサイクル時間を高速化するこ
とができる。
【0014】また、裏打ち用配線でサブワード線をシャ
ントする場合に、裏打ち用配線をサブワード線のほぼ1
/2までとすることで、裏打ち用配線の配線ピッチを緩
和することができ、特にサブワード線と裏打ち用配線の
コンタクト位置をずらして配置することによって、より
一層配線ピッチを緩和することができる。
【0015】これにより、半導体記憶装置、特に大容量
DRAMなどの分割ワード線ドライバ方式の半導体記憶
装置のレイアウト設計において、ワード線抵抗の低減と
裏打ち用配線ピッチの緩和とを両立させ、半導体記憶装
置の大容量化に伴うアクセス時間の高速化を可能とする
ことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例である半導体記憶
装置の一例を示すブロック図、図2は本実施例の半導体
記憶装置において、メモリアレイの周辺回路を示す概略
構成図、図3はその概略レイアウト図、図4〜図6はそ
れぞれメインワードドライバ、FXドライバ、サブワー
ドドライバを示す回路図、図7はサブワードドライバと
サブワード線の配置を示す概略レイアウト図、図8はそ
の概略断面図、図9はコンタクト位置の変形例を示す概
略レイアウト図、図10は本実施例の半導体記憶装置を
用いたコンピュータシステムを示すブロック図である。
【0018】まず、図1により本実施例の半導体記憶装
置の構成を説明する。
【0019】本実施例の半導体記憶装置は、たとえばワ
ード線を多分割にしてサブワード線とし、これらの多分
割されたサブワード線で1組の行デコーダとワードドラ
イバを共有する分割ワード線ドライバ方式の大容量DR
AMとされ、複数のメモリセルによる複数のメモリアレ
イMMATと、このメモリアレイMMATの行方向選択
のためのメインワードドライバMWD、サブワードドラ
イバSWD、FXドライバFXD、ロウアドレスデコー
ダXDおよびロウアドレスバッファRABと、列方向選
択のためのカラムアドレスデコーダYDおよびカラムア
ドレスバッファCABと、読み出しのためのセンスアン
プSA、さらにこれらの周辺回路などから構成されてい
る。
【0020】次に、このDRAMにおけるそれぞれの構
成要素の詳細、およびそれぞれの動作概要などを含めて
説明する。
【0021】メモリアレイMMATには、同図の垂直方
向に平行して配置される複数のワード線と、水平方向に
平行して配置される複数の相補ビット線、およびこれら
のワード線と相補ビット線の交点に格子状に配置される
複数のダイナミック型メモリセルとが含まれている。
【0022】メモリアレイMMATを構成するワード線
は、メインワードドライバMWDで上位のワード線を選
択し、FXドライバFXDで下位のワード線を選択する
信号を活性化し、サブワードドライバSWDでメインワ
ード線とFX線の信号をデコードして1本のワード線を
選択する。
【0023】ロウアドレスデコーダXDには、特に制限
されないが、ロウアドレスバッファRABからi+1ビ
ットの相補内部アドレス信号AX0*〜AXi*(ここ
で、たとえば非反転内部相補アドレス信号AX0と反転
内部アドレス信号AX0Bを合わせて相補内部アドレス
信号AX0*のように表す。以下、相補信号についても
同様である。)が供給される。
【0024】メインワードドライバMWDは、タイミン
グ信号ΦXがハイレベルとされることで、選択的に動作
状態とされる。この動作状態において、ロウアドレスデ
コーダXDは、アドレスマルチプレクサAMXから伝送
されるロウアドレス信号を、タイミング発生回路TGか
ら供給されるタイミング信号ΦXLに従って取り込み、
保持する。また、これらのロウアドレス信号AX0*〜
AXi*を形成し、ロウアドレスデコーダXDに供給す
る。
【0025】アドレスマルチプレクサAMXは、特に制
限されないが、DRAMが通常の動作モードとされ、タ
イミング発生回路TGからロウレベルのタイミング信号
ΦREFが供給されるとき、外部端子A0〜Aiを介し
て時分割的に供給されるXアドレス信号AX0〜AXi
を選択し、上記ロウアドレス信号としてロウアドレスバ
ッファRABに伝達する。
【0026】また、DRAMがCBRリフレッシュサイ
クルとされ、上記タイミング信号ΦREFがハイレベル
とされるとき、リフレッシュアドレスカウンタRFCか
ら供給されるリフレッシュアドレス信号を選択し、上記
ロウアドレス信号としてロウアドレスバッファRABに
伝達する。
【0027】リフレッシュアドレスカウンタRFCは、
特に制限されないが、DRAMがCBRリフレッシュモ
ードとされるとき、タイミング発生回路TGから供給さ
れるタイミング信号ΦRCに従って進歩動作を行う。
【0028】一方、メモリアレイMMATを構成する相
補ビット線は、その一方において、センスアンプSAに
対応する単位増幅回路に結合される。センスアンプSA
には、メモリアレイMMATの各相補ビット線に対応し
て設けられる複数の単位増幅回路の他に、DRAMが待
機時に相補ビット線対をイコライズするNチャネル型M
OSFET、相補ビット線を電源電圧VCCの約1/2
レベルであるHVCに給電するNチャネル形MOSFE
T、左右のメモリアレイを1個のセンスアンプSAが共
有するシェアード用のNチャネル型MOSFET、およ
び相補ビット線をI/O線に接続するNチャネル型MO
SFETが含まれている。
【0029】カラムアドレスデコーダYDは、タイミン
グ信号ΦYがハイレベルとされることで、選択的に動作
状態とされる。この動作状態において、カラムアドレス
デコーダYDは、上記内部相補アドレス信号をデコード
し、対応するビット線選択信号を択一的にハイレベルと
する。また、救済ビット線選択用カラムアドレスデコー
ダは、カラムアドレスデコーダYDと同様にタイミング
信号ΦYがハイレベルとされることで動作状態とされ
る。
【0030】カラムアドレスバッファCABは、外部端
子A0〜Aiを介して時分割的に供給されるYアドレス
信号をタイミング発生回路TGから供給されるタイミン
グ信号ΦYLに従って取り込み、保持する。また、これ
らのYアドレス信号をもとに、相補内部アドレス信号A
Y0*〜AYi*を形成する。特に制限されないが、こ
のうち、上位数ビット(たとえば上位3ビット)の内部
相補アドレス信号は図示しないメインアンプセレクタに
供給され、残りの相補内部アドレス信号は、前述のよう
にカラムアドレスデコーダYDに供給される。
【0031】ビット線の信号がローカルI/O線に微小
振幅として伝わると、メインアンプ駆動信号ΦMAによ
りメインアンプMAが活性化され、ローカルI/O線の
電位を増幅して、メインアンプ出力CDiに伝える。
【0032】データ線CD0*〜CDi*は、特に制限
されないが、データ入出力回路I/Oに結合される。デ
ータ入出力回路I/Oには、タイミング発生回路TGか
らタイミング信号ΦWおよびΦRが供給される。
【0033】メモリマット制御回路MATCは、タイミ
ング発生回路TGからマット選択信号MSおよびタイミ
ング信号ΦSAにより、上記センスアンプSA内の各回
路を制御する。
【0034】タイミング発生回路TGには、外部装置か
ら起動制御信号として、ロウアドレスストローブ信号R
ASBおよびカラムアドレスストローブ信号CASB、
およびライトイネーブル信号WEBならびに出力イネー
ブル信号OEBが供給され、上記外部起動制御信号をも
とに、DRAMの動作モードを判定するとともに、上記
各種のタイミング信号を形成し、DRAMの各部に供給
する。
【0035】以上のように構成されるDRAMにおい
て、メモリアレイの周辺回路は図2に詳細に示すよう
に、複数のダイナミック型メモリセルに対して、行方向
を選択する複数のワード線、およびこのワード線から分
割されるサブワード線と、列方向を選択するビット線と
が格子状に配置されている。
【0036】これらのワード線、サブワード線、ビット
線は、それぞれメインワードドライバ、FXドライバと
サブワードドライバ、センスアンプに接続され、たとえ
ばメインワードドライバ、FXドライバ、サブワードド
ライバのそれぞれの領域は図3のようにレイアウトされ
て構成されている。
【0037】また、これらのメインワードドライバ、F
Xドライバ、サブワードドライバは、たとえば図4〜図
6に示すような回路構成となっており、それぞれ図4〜
図6(a) または図4〜図6(b) の回路が対応して用いら
れるようになっている。
【0038】図4はメインワードドライバを示し、(a)
のメインワードドライバMWD1は上位アドレス信号A
X、マット選択信号MSとタイミング信号Rを受けて、
メインワード線の信号MWでハイレベルに立ち上げ、一
方(b) のメインワードドライバMWD2は、上位アドレ
ス信号AX、マット選択信号MSとタイミング信号Rを
受けて、メインワード線をハイレベルとする信号MWと
その反転のロウレベルとする信号MWBを作る。
【0039】図5はFXドライバを示し、(a) のFXド
ライバFXD1は下位アドレス信号AXとタイミング信
号を受けて、FX信号FXをハイレベルに立ち上げ、こ
のサブワード線がメモリセルのゲートにつながり、一方
(b) のFXドライバFXD2は、下位アドレス信号AX
とマット選択信号MSとタイミング信号を受けて、FX
信号FXを作る。
【0040】図6はサブワードドライバを示し、(a) の
サブワードドライバSWD1はメインワード信号MWと
FX信号FXがハイレベルとなると、サブワード線が選
択されてサブワード信号SWがハイレベルとなり、一方
(b) のサブワードドライバSWD2は、反転のメインワ
ード信号MWB、FX信号FXがロウレベルとなるとサ
ブワード線が選択されて信号SWがハイレベルとなる。
【0041】次に、本実施例の特徴となるサブワードド
ライバとサブワード線の配置について、図7のレイアウ
ト図、図8の断面図に基づいて説明する。
【0042】すなわち、サブワードドライバにより駆動
されるサブワード線の配置については、図7に示すよう
に、たとえば256bitの場合に1本のメインワード
線(メタル2層M2)から分離される8本のサブワード
線は、それぞれのサブワードドライバを中央にして隣合
うサブワードドライバの近くまでの長さで配置され、か
つ隣合うサブワードドライバ間において交互に配置され
ている。
【0043】そして、比較的高抵抗のポリサイドやポリ
シリコンからなるサブワード線は抵抗低減化のために裏
打ちされ、この裏打ち用の配線は、図8に示すようにサ
ブワード線のほぼ1/2長までを、このサブワード線の
上層に形成されるメタル1層配線M1、たとえばアルミ
ニウム配線によりシャントされ、このアルミニウム配線
とサブワード線はコンタクトを通じて接続されている。
【0044】この裏打ち用のアルミニウム配線の長さを
サブワード線のほぼ1/2長までとする理由は、ワード
線抵抗の低減とアルミニウム配線のピッチ緩和との両立
を考慮して、たとえばそれ以上にするとアルミニウム配
線の配線ピッチがきつくなり、一方それ以下ではサブワ
ード線抵抗の低減効果が減ってしまうからである。
【0045】以上のようにして、サブワードドライバと
サブワード線の配置において、アルミニウム配線のメタ
ル配線で裏打ちするワード線構造と、分割ワード線ドラ
イバ方式による階層形ワード線構造とのそれぞれの利点
を活かしたレイアウトの実現が可能となる。
【0046】従って、本実施例の半導体記憶装置によれ
ば、メインワード線から分離されるサブワード線に対し
て、このサブワード線のほぼ1/2長までを交互に、こ
のサブワード線の上層に形成される裏打ち用のアルミニ
ウム配線によってシャントすることにより、裏打ち用の
アルミニウム配線によってサブワード線抵抗を低減し、
この抵抗低減によってワード線のアクセス時間を高速化
することができる。
【0047】また、裏打ち用のアルミニウム配線をサブ
ワード線のほぼ1/2長までとすることにより、アルミ
ニウム配線の配線ピッチを緩和することができる。
【0048】特に、この配線ピッチの緩和については、
さらに図9に示すように、サブワード線とアルミニウム
配線のコンタクト位置が重ならないようにずらして配置
することによって、ワード線ピッチが大きくなることを
避け、より一層配線ピッチを緩和して狭ピッチ化を可能
とすることができる。
【0049】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0050】たとえば、本実施例の半導体記憶装置につ
いては、大容量DRAMに適用した場合について説明し
たが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
他の半導体メモリについても広く適用可能であり、特に
大容量化が要求される半導体メモリに良好に適用でき
る。
【0051】また、本実施例においては、1本のメイン
ワード線から8本のサブワード線が分離される場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、半導
体メモリの容量に応じて変更可能であることはいうまで
もない。
【0052】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその利用分野である大容量DRAMな
どの半導体記憶装置に適用した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、この半導体記憶装
置を搭載した半導体集積回路装置、さらにこれらを適用
したコンピュータシステムなどについても広く適用可能
である。
【0053】たとえば、半導体記憶装置としてのDRA
Mをコンピュータシステムに適用した場合には、図10
に示すように、バスと中央処理装置CPU、周辺装置制
御部、主記憶メモリとしての本発明のDRAMおよびそ
の制御部、バックアップメモリとしてのSRAMおよび
バックアップパリティとその制御部、プログラムが格納
されるROM、表示系などによって本コンピュータシス
テムは構成される。
【0054】周辺装置制御部は、外部記憶装置およびキ
ーボードKBなどと接続されている。また、表示系はV
RAMなどによって構成され、出力装置としてのディス
プレイと接続されることによってVRAM内の記憶情報
の表示を行う。また、コンピュータシステム内部回路に
電源を供給するための電源供給部が設けられている。
【0055】中央処理装置CPUは、各メモリを制御す
るための信号を形成することによって前記各メモリの動
作タイミング制御を行う。ここで、本発明を主記憶メモ
リとしてのDRAMに適用した例について述べたが、前
記表示系のVRAMがマルチポートVRAMである場合
は、前記VRAMのランダムアクセス部に適用すること
も可能である。
【0056】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0057】(1).隣合って配置される2つのサブワード
ドライバの相互間において、それぞれのサブワードドラ
イバを中央にして配置されるサブワード線が、このサブ
ワード線と異なる層に形成される配線により裏打ちさ
れ、この裏打ち用の配線はサブワード線のほぼ1/2長
までを隣合って配置される2つのサブワード線間で交互
に配置されることにより、裏打ち用の配線によってサブ
ワード線抵抗を低減し、この抵抗低減によってワード線
の高速化、ひいては半導体記憶装置、半導体集積回路装
置のアクセスサイクル時間の高速化が可能となる。
【0058】(2).前記(1) により、裏打ち用の配線をサ
ブワード線のほぼ1/2長までとすることで、裏打ち用
の配線の配線ピッチを緩和することができ、サブワード
線、さらにワード線の配線ピッチを狭くすることが可能
となる。
【0059】(3).サブワード線と裏打ち用の配線とを接
続するコンタクトの位置がずらされて交互に配置される
場合には、より一層、配線ピッチを緩和して狭ピッチ化
を可能とすることができる。
【0060】(4).前記(1) 〜(3) により、半導体記憶装
置、特に大容量DRAMなどの分割ワード線ドライバ方
式の半導体記憶装置のレイアウト設計において、ワード
線抵抗の低減と裏打ち用配線ピッチの緩和とを両立さ
せ、半導体記憶装置、半導体集積回路装置、さらにこれ
らを適用するコンピュータシステムなどの大容量化に伴
うアクセス時間の高速化を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である半導体記憶装置の一例
を示すブロック図である。
【図2】本実施例の半導体記憶装置において、メモリア
レイの周辺回路を示す概略構成図である。
【図3】本実施例において、メモリアレイの周辺回路を
示す概略レイアウト図である。
【図4】本実施例において、メインワードドライバを示
す回路図である。
【図5】本実施例において、FXドライバを示す回路図
である。
【図6】本実施例において、サブワードドライバを示す
回路図である。
【図7】本実施例において、サブワードドライバとサブ
ワード線の配置を示す概略レイアウト図である。
【図8】本実施例において、サブワードドライバとサブ
ワード線の配置を示す概略断面図である。
【図9】本実施例において、コンタクト位置の変形例を
示す概略レイアウト図である。
【図10】本実施例の半導体記憶装置を用いたコンピュ
ータシステムを示すブロック図である。
【符号の説明】
MMAT メモリアレイ MWD メインワードドライバ SWD サブワードドライバ FXD FXドライバ XD ロウアドレスデコーダ RAB ロウアドレスバッファ YD カラムアドレスデコーダ CAB カラムアドレスバッファ SA センスアンプ AMX アドレスマルチプレクサ TG タイミング発生回路 RFC リフレッシュアドレスカウンタ MA メインアンプ I/O データ入出力回路 MATC メモリマット制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワード線を多分割にしてサブワード線と
    し、これらの多分割されたサブワード線で1組の行デコ
    ーダとワードドライバを共有する分割ワード線ドライバ
    方式の半導体記憶装置であって、隣合って配置される2
    つのサブワードドライバの相互間において、それぞれの
    サブワードドライバを中央にして配置されるサブワード
    線が、このサブワード線と異なる層に形成される配線に
    より裏打ちされ、かつ、この裏打ち用の配線は前記サブ
    ワード線のほぼ1/2長までを隣合って配置される2つ
    のサブワード線間で交互に配置されていることを特徴と
    する半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記隣合って配置される2つのサブワード線間にお
    いて、前記サブワード線と前記裏打ち用の配線とを接続
    するコンタクトの位置がずらされて交互に配置されてい
    ることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体記憶装置
    であって、前記半導体記憶装置が大容量DRAMなどと
    されることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体記憶
    装置を用いたコンピュータシステムであって、前記半導
    体記憶装置に加えて、少なくとも中央処理装置およびそ
    の周辺回路などが備えられていることを特徴とするコン
    ピュータシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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