JPH08197578A - 複合成形品の成形方法およびその装置 - Google Patents

複合成形品の成形方法およびその装置

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JPH08197578A
JPH08197578A JP3187495A JP3187495A JPH08197578A JP H08197578 A JPH08197578 A JP H08197578A JP 3187495 A JP3187495 A JP 3187495A JP 3187495 A JP3187495 A JP 3187495A JP H08197578 A JPH08197578 A JP H08197578A
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JP
Japan
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mold
molding
molded product
primary
fixed
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Application number
JP3187495A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Fujimori
義昭 藤森
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 良好な外観を有し、成形後の後処理もいらな
い生産性の高い成形品を得る。 【構成】 一次成形用固定金型でスライド駒により形成
した成形品の凹部に二次成形用固定金型でもスライド駒
を係合させており、PL面が開いた後に前記スライド駒
を動作させているため、成形品を確実に固定金型に残す
ことができると共に、固定金型に設置した駆動装置で、
任意のタイミングで成形品を金型から離型する。一次、
二次成形用のゲートをいずれも成形品の裏面に直接ピン
ゲート等で設け、成形品の外観面を形成するキャビティ
を可動金型側として、二次成形後の型開きまで金型から
外すことがない。さらに、一次成型後の型開きにおい
て、成形品を可動金型側に押しつけながらPL面を開
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂の多色または
異質材を用いて射出成形する複合成形品を、外観品位良
好で、品質特性も著しく向上できる成形方法およびその
成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、合成樹脂製品で射出成形するの
に多色或いは異種の材料で射出成形品を得る方法として
は、通常の射出成形機を用いて人力またはロボットによ
り、前工程で成形した一次成形品を二次成形用金型にイ
ンサートするインサート成形方法が知られている。ま
た、近年では一台の射出成形機に射出ユニットが並行も
しくはある角度を持って2基設けられた多材質射出成形
機の固定側取付盤に一次及び二次成形用の固定金型をそ
れぞれ取り付け、可動側取付盤にも少なくとも1つの可
動金型を取り付けて、いずれか一組の固定・可動金型で
一次成形品を射出成形した後に、固定金型または可動側
型もしくはそれらの取付盤ごと回転または移動して他方
の金型と組み合わせ、二次成形を行なう方法(例えば実
公平6−30418参照)が知られている。
【0003】また、射出成形で形成される、外観上の品
質特性が重要視される各種ハウジング類は箱上の形状を
有する物が多いが、これら箱状の成形品を形成する射出
成形用金型は内面を形成するための凸部を有する金型
と、外面を形成する凹部を有する金型とが組み合わされ
ており、通常は凸部を有する金型が可動金型、凹部を有
する金型が固定金型とされる。これは、箱状成形品が樹
脂の収縮により凹部金型に比べて凸部金型に強く貼り付
きやすい特性を生かし、通常の成形品を金型から取り出
すために用いられる成形機の突き出し装置(可動側取付
盤に設置されている)を使用して成形品を取り出すため
に、型開きに際して成形品を可動金型側に残すようにし
ているためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のインサート成形
方法では、一次成形品を二次成形用金型にインサートす
る段階で、成形品の収縮・変形及び金型精度の関係から
一次成形品の内外面に傷が発生しやすく、金型調整が困
難であると共に、成形工程における生産性が低かった。
また、多材質射出成形機を使用した場合においては図2
4に示すように、一次成形品aの内面(凹部)bは可動
金型cから外れることなく二次成形側dに移動するた
め、内面側の傷は発生しなくなるが、特に外観の品質特
性要求レベルの高い外面(凸部)に発生する傷はインサ
ート成形の場合と同等の頻度で発生し、生産性が低かっ
た。更に、インサート成形方法、多材質射出成形方法の
いずれの場合でも成形品形状に制約が多い場合は、一次
・二次成形品のゲート跡を目立たない位置にするため、
サイドゲートやサブマリンゲート捨てボスを用いたサブ
マリンゲート等を使用して成形品の外側の側面端部(パ
ーティング面付近)や裏面(凹部側)にゲートを設けた
場合、製品外観面にゲート跡が残るために、このゲート
や捨てボスを後処理する必要が生じていた。また、従来
の手法と逆に成形品の凹部を固定金型、凸部を可動金型
に設け、ゲートを成形品裏面にピンゲート等の手法で設
置し、ゲート処理を不要にする方法も一部実施されてい
るようであるが、型開きの際に成形品が固定金型側や可
動金型側のどちらに残るかが不安定となり、製品取り出
しが困難であると共に、製品の突き出しを可動側(成形
品凸部)に設置するため、製品外観部に突出しピン跡が
残り、外観部品の成形方法としては適していない。ま
た、図25に示すように製品部e以外の場所にタブ(非
製品部)fを設け、このタブfに製品の離型方向に対し
て逆テーパーとなっているアンダーカットを設けたこと
で、成形品の可動金型cへの移動を確実にし、更にこの
タブfを突き出すことにより可動金型からの製品突き出
しを行う方法もあるが、成形品外観部への傷発生は低減
するものの、成型後に前記タブfを切断処理する必要が
生じるため、生産性を大きく改善するには至っていなく
問題があった。本発明は、これら従来の諸欠点を排除し
ようとするもので、製品に傷の発生がなく良好な外観を
有し、品位向上が容易で成形後の後処理もいらない生産
性の高い複合成形品とすることができる有効な成形方法
およびその装置を提供することを目的としたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定金型に接
離自在に対設される可動金型に形成したキャビティに多
色若しくは異質材を一次及び二次とに分けて注入して複
合成品を成形する方法であって、一次成形固定金型側の
外周面に凸部を備えたスライド駒を用いて一次成形品を
成形し、該スライド駒を一次成形時の型開きのパーティ
ング面を開く前に一次成形品離型に支障のない位置に移
動し、キャビティ内での一次成形後の型開きと連動して
一次成形品を可動金型のキャビティ内に保持させると共
に、該一次成形品を保持した可動金型が移動して二次成
形用固定金型との型閉じの際に、パーティング面が完全
に閉じた後に、二次成形用固定金型の外周面に凸部を備
えた二次側スライド駒を一次成形品の凹部に係合させて
二次成形し、二次成形後の型開きではパーティング面が
開き、前記一次成形品の凹部で二次成形用固定金型に付
けておき、成形品外面が可動金型から離れた時点から二
次側スライド駒を作動開始させ、成形品離型に支障のな
い位置まで移動し、型開き完了時点で二次成形用固定金
型から複合成形品を突出手段で離型することで効率よく
複合成形品を生産することができるものである。
【0006】即ち、多材質射出成形機で複合成形をする
ために、成形機固定側取付盤に複数個の固定金型を並べ
て取り付けると共に、成形機可動側取付盤に前記固定側
金型との組み合わせでキャビティ(成形用空間)を形成
しうる可動金型を少なくとも1つ取り付けて、可動金型
又は成形機可動側取付盤もしくは可動側取付盤に360
度回転可能に取り付けられた回転板を移動・回転させる
方式で多色又は多材質の複合成形品を射出成形する方法
において、一次成形品の固定金型側(成形品凹面内側)
に金型開閉方向に対して凹部となる部分を形成し、該凹
部を形成するための凸部を備えたスライド駒が一次成形
時の型開きでは、可動金型と固定金型の分割面(以下パ
ーティング面またはPL面と称す)が開く前に、製品離
型に支障の無い位置に移動させ、さらに一次成形後の型
開きによりPL面が開くのと連動して、前記一次成形品
を可動金型のキャビティ内に確実に保持させるためにバ
ネ力等を利用した突出しピンまたは突出し板を一次側固
定金型に成形品と一部が接した状態で設けると共に、二
次成形用の固定金型に前記一次成形品内面の凹部に係合
する凸部を備えたスライド駒を設け、一次成形品を保持
した可動金型が移動してきて二次成形用固定金型と再型
閉じを開始し、PL面が完全に閉じた後に前記スライド
駒が一次成形品の前記凹部と係合して金型閉じが完了
し、さらに二次成形後の型開きでは、最初にPL面が開
くようにし、前記一次成形品の凹部により、成形品を確
実に固定金型に保持しておき、製品外観面が可動金型か
ら完全に抜けた時点から固定金型のスライド駒が作動を
開始して、成形品の離型に支障がない位置まで移動し、
型開き完了時点で二次成形用固定金型に設けられた油圧
シリンダ等のアクチュエーターにより、二次成形用固定
金型内の突出しピンまたはストリッパプレートを作動さ
せ複合成形品を金型から離型させることにより、傷の発
生がない良好な外観を有し、成形後の後処理のいらな
い、生産性の高い複合成形品を得ることが出来る。
【0007】
【作用】成形品の外観面を形成するキャビティを可動金
型側として、一次成形及び二次成形を固定金型とで行
い、二次成形後の型開きまで前記外観面を金型から外す
ことが無いため、金型へのインサート時に発生しやすい
傷を完全に防ぐことができるし、一次成形後の型開きに
おいて、成形品を可動金型側に押しつけながらPL面を
開くため、確実に成形品を可動金型側に保持させること
が出来、安定した工程を得ると共に傷の発生を防げる。
また、一次成形用固定金型で凸部を備えた一次側スライ
ド駒により形成した成形品の凹部に二次成形用固定金型
でも凸部を備えた二次側スライド駒を係合させており、
PL面が開いた後に前記スライド駒を作動させているた
め、成形品を確実に固定金型に残すことが出来るととも
に、固定金型に設置した油圧シリンダ等のアクチュエー
ターにより、任意のタイミングで成形品を金型から離型
する事が出来るため、成形品の外観部に突出しピン跡や
離型不良による傷が発生することがない。さらに、一
次、二次成形用のゲートをいずれも成形品の裏面に直接
ピンゲート等で設けられるため、製品外観部にゲート跡
が残る事もないし、ゲートを後処理する必要もなく、良
好な外観品質の複合成形品が得られ、後処理工程の不要
な安定した成形が可能となる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を箱形成形品で2種材質から
なる複合成形品を標準的な複合成形用射出成形機のコア
回転式成形機の図1乃至図11の例で説明すると、固定
側取付盤1に備えた一次及び二次成形用固定金型2,2
1 と、可動側取付盤3に備えた可動金型4とを両金型の
パーティング面PLに対設して可動金型4にキャビティ
を形成し、該キャビティに多色若しくは異質材を一次及
び二次とに分けて一次射出シリンダ5、二次射出シリン
ダ6から注入して複合成品を成形する方法であって、前
記一次成形固定金型側の外周面に凸部71 を備えた一次
側スライド駒7を用いて一次成形品を成形し、一次成形
時の形開きのパーティング面PLを開く前にロッキング
ブロック8から外して、該スライド駒7を成形品離型に
支障のない位置に移動し、キャビティでの一次成形後の
型開きと連動して一次成形品10を可動金型4のキャビ
ティ内に保持させると共に、該一次成形品10を保持し
た可動金型4が移動して二次成形用固定金型21 との型
閉じの際に、パーティング面PLが完全に閉じた後に、
二次成形用固定金型21 にある凸部91 を備えた二次側
スライド駒9を一次成形品10の凹部に係合させて二次
成形し、二次成形後の型開きではパーティング面が開
き、前記一次成形品の凹部で固定金型に付けておき、成
形品外面が可動金型4から離れた時点から二次側スライ
ド駒9を作動開始させ、成形品離型に支障のない位置ま
で移動し、型開き完了時点で二次成形用固定金型21
ら複合成形品11をストリッパプレート12の突出手段
で離型するようにしてある。
【0009】前記射出成形機の固定側取付盤に取付板1
1 及びランナーストリッパ12 を介して、複数個の固定
金型2と、該固定金型2との組み合わせでキャビティを
形成しうる可動金型4の少なくとも一つを可動側取付盤
3に回転板32 及び可動側取付板31 を介して設けてパ
ーティング面PLで対設し、成形機の金型開閉動作によ
り固定金型と可動金型がそれぞれPL面で組み合わされ
るようになっている。また、前記箱状成形品の外観側
(凸側)を形成するキャビティ(金型凹部)が可動金型
4に、内面を形成するコア(金型凸側)が固定金型2,
1 に形成されているが、該キャビティに多色若しくは
異質材を一次及び二次とに分けて注入できるゲート及び
スプールランナ51 ,61 を含む射出部を一次射出シリ
ンダ5及び二次射出シリンダ6に連通して固定金型2に
備え、一次成形品10の固定金型側に凹部を形成するた
めの凸部71 を外周面に備えた一次側スライド駒7を摺
動自在に設けてロッキングブロック8に当接すると共
に、一次成形後のパーティング面PLの型開きに連動し
て、一次成形品10を可動金型4のキャビティ内に保持
させると共に、前記一次成形品内面の凹部に係合する凸
部91 を外周面に備えた二次側スライド駒9を二次成形
用固定金型21 に摺動自在に配備し、かつ、二次成形後
の型開き時に、二次成形用固定金型21 から複合成形品
11を離型する突出しピンまたは突出し板などのストリ
ッパプレート12をシリンダロッド13を介して駆動装
置14に連結して二次成形用固定金型21 に摺動自在に
装備した複合成形品成形装置としてある。
【0010】前記一次成形用固定金型2には、PL面に
臨んで補助突出板15を摺動自在に備え、バネ16で突
没可能にして型開き時に一次成形品を可動金型4のキャ
ビティ内に確実に移動保持させるようにしてあり、かつ
成形品内面に凹部を形成する前記一次側スライド駒7が
固定金型2に摺動自在嵌合され、バネ17で前記ロッキ
ングブロック8に当接できるようにして、型開き時に凹
部から凹部を備えたスライド駒7が外れるようにロッキ
ングブロック8で作動できるよう考慮されている。な
お、二次成形用固定金型21 に設けられる前記二次側ス
ライド駒9も同様に、バネ19でスライド駒9を作動さ
せるロッキングブロック18に当接できるようにしてあ
る。また、型開き完了後に、前記二次成形用固定金型2
1 に保持された製品を離型させるためのストリッパプレ
ート12と、これを作動させるためのシリンダロッド1
3と、該シリンダロッド13を動作させるための油圧シ
リンダの駆動装置14が配置されている。前記可動金型
4,4は成形機の回転板32 に取り付けられており、型
開き完了位置において成形機取付盤3の中心を軸に36
0度(もしくは180度)回転可能であり、1ショット
毎に180度回転し、他方の固定金型と交互に組み合わ
せるようになっている。尚、図1及び図2に示したよう
に、一次、二次成形用金型共に金型開閉を制御するため
のカム式、マグネット式等のパーティングロック機構2
0やストップボルト23、バネ22及び金型開閉制御機
構21,その他一般の射出成形金型装置に必要なガイド
ピン231 等の備品が配置されている。
【0011】図3に示したように一次成形用の固定金型
2、可動金型4により形成された一次成形用キャビティ
空間と、二次成形用の固定金型21 、可動金型4及び可
動金型に保持された一次成形品11により形成された二
次成形用キャビティ空間のそれぞれに一次、二次射出シ
リンダ5,6から射出された溶融樹脂がスプルー、ラン
ナーを通り充填され、冷却化される。そして、型開き開
始から完了までの工程を説明した図4乃至図7に示すよ
うに射出、冷却工程終了後に型開きが開始され、まず図
4に示すように一次成形側では図1に示したマグネット
式パーティングロックの働きにより、PL面が開く前に
固定金型2側のランナーストリッパ12 と固定金型2が
開く。これにより成形品の裏面にピンゲートで設けられ
たゲートが切断されると共に、固定側取付板11 に固定
されたロッキングブロック8が固定金型2から引き抜か
れ、それに伴いスライド駒7がバネ17により成形品の
内側方向に移動する。この動作により凹凸部分が解除さ
れ、成形品の固定金型2からの抜け方向に対する障害物
は無くなることとなる。
【0012】二次成形側では一次成形側とは異なり、図
1に示した第1金型開閉制御機構21の働きにより、ま
ず金型のPL面が開く様になっていいる。但し、この時
は一次成形品に設けられていた凹部に二次側固定金型2
1 のスライド駒9が係合したままであるため、製品は離
型抵抗の強い二次側の固定金型21 に確実に保持された
状態となって可動金型4からスムーズに離型する。次に
型開きが進むと、図5に示すように一次成形側では、ス
トップボルト等(図示せず)の作用によりランナースト
リッパ12 が作動し、スプルーランナー51 が射出シリ
ンダノズルから離された後に固定金型2が止まり、PL
面が開き始める。この際に補助突出し板15が、バネ1
6の作用によりPL面の開きに追従して一次成形品を固
定金型2から離型させるように働き、一次成形品を可動
金型4側に確実に移動・保持させた状態で型開きが進
む。二次成形側ではPL面が開き終わり、前記第2金型
開閉制御機構211 のカムがロックピンと係合すること
により、固定金型2が型開き方向に引っ張られ、第1金
型開閉機構21の係合が外れると、固定金型2が更に型
開き方向に移動を開始し、固定金型21 とランナースト
リッパ12 の間が開く。これにより成形品の裏面にピン
ゲートで設けられたゲートが切断されると共に、固定側
取付板11 に固定されたロッキングブロック18が、固
定金型21 から引き抜かれ、それに伴いスライド駒9が
バネ19により成形品の内側方向に移動する。この動作
により凹凸部分が解除され、成形品の固定金型21 から
の抜け方向に対する障害物な無くなることとなる。更に
型開きが進み、図6に示したように二次成形側のランナ
ーストリッパ13も作動した時点で型開きが完了とな
る。型開き完了後に油圧シリンダ14が作動しシリンダ
ロッド13が前進すると、シリンダロッド13に設けら
れた斜面によりストリッパプレート12が押し出され、
複合成形品11の製品が二次側固定金型4から離型する
〔図7〕。
【0013】さらに、製品スプルーランナー取り出し後
に、次ぎ工程の成形のために再度型閉じが行われる工程
は、図8に示すように油圧シリンダ14が突き出しとは
逆に動作してシリンダロッド13が金型内で後退し、初
期の位置に戻る。この時ストリッパプレート12もバ
ネ、またはリターンピン等(図示せず)の作用により、
突き出し動作前の位置に戻るようになっている。続い
て、回転板32 が180度回転し、可動金型4が、それ
ぞれ他方の固定金型2と組み合わせ可能な位置に回転移
動する。この時に一次成形品は、片方の可動金型内に保
持された状態で二次成形側に移動することとなる。次に
図9に示すように型締めが開始されると、一次・二次側
ともにまず最初にPL面が閉まるようになる。この時一
次側では可動型板4のPL面が固定金型2の補助突出し
板15に接触し、バネ16を押し戻すようにする。また
二次側では可動側に保持された一次成形品10が、固定
金型2のコアに挿入されるが、スライド駒7は製品の離
型・挿入に支障無い位置に移動したままであり、またイ
ンサート成形と異なり、一次成形品成形後の経過時間が
非常に少ないため(通常十秒以内)収縮等による寸法変
化が少ないことから、一次成形品内面のキズ、破損の発
生は少なくてすむ。更に型閉じが進むと、図10に示す
ように、PL面が完全に閉じた後、一次側・二次側共に
ロッキングブロック8,18が、それぞれ固定金型2,
1 内に嵌挿され、スライド駒7,9が所定の位置に移
動する。尚、二次側においては、前述の通りPL面が閉
まり、一次成形品10が所定の位置に納まった後にスラ
イド駒9が移動し凹凸部と係合するため、成形品内面に
キズが発生することはない。図11に示すように完全に
型閉じが終了すると、一次成形側では可動金型4と固定
金型2とにより一次成形用空間が形成され、二次側では
可動金型4、固定金型21 及び一次成形品10で二次成
形用の空間が形成され、次の成形サイクルに進む。かく
して、前記金型作動により成形品の金型内での移動・保
持を確実に行えると共に、成形品の外観側にキズ、ゲー
ト・突き出し跡の残らない、良好な品質の製品を得るこ
とが可能となる。実際に前記金型を使用して、アクリロ
ニトリル−スチレン−ブタジエン共重合樹脂(ABS樹
脂)と、透明なポリカーポネート樹脂(PC樹脂)で複
合成形品を成形した結果、非常に外観特性の優れる製品
が効率よく生産できた。
【0014】なお、本実施例は、コア回転式の異材質射
出成形機を使用したが、可動金型スライド方式の成形機
等、他の複合射出成形機を使用しても良い。また、一
次、二次成形材料は同一材料で着色を変更したもので
も、全く異なる材料(例えば熱可塑性硬質樹脂と熱可塑
性エラストマーの組み合わせや熱可塑性樹脂と熱硬化性
樹脂の組み合わせ等)でも良い。更に本実施例では、一
次成形品の補助突き出しにはバネで作動する突出し板、
二次成形(製品)の突き出しには油圧シリンダで作動す
るストリッパプレートを使用したが、いずれもその他の
機械的アクチュエーター(例えばエアーシリンダやボー
ルネジとモーターを組み合わせたもの等)や型開閉と連
動させたバネ、ウレタンゴム、カム等の機構を用いても
良い。前述の金型開閉制御を行うためには、複雑なアク
チュエーター等による制御を行っても良いが、図1に示
した様なマグネット式パーティングロックやパーティン
グロックセット等の金型制御機器やそれに類似した機械
的装置、バネ力の異なるスプリング等を組み合わせて行
うのが好ましい。
【0015】図12乃至図15の例は、前述の一次成形
側の金型開閉制御方法であり、型締めの状態〔図12〕
から型開き開始にパーティングロック機構20によりP
L面は閉じたままで、固定金型2とランナーストリッパ
2 がバネ22の補助で、ストップボルト23とサポー
トピン231 とに案内されて開き出し〔図13〕、該ス
トップボルト23が作動してランナーストリッパ12
動作する〔図14〕。次で、固定金型2側の型開きがラ
ンナーストリッパ動作後に停止し、さらに型開きが進む
と、パーティングロック20が解除されてPL面が開く
〔図15〕。この型締め時はパーティングロック機構2
0のマグネットの力とバネ22の抵抗でPL面が先に閉
じるようにしたものである。
【0016】図16乃至図19の例及び図20乃至図2
3の例は、金型の開閉動作を制御する装置の他の例で、
前記複合成形品成形装置の二次成形側にも用いられる
が、射出成形機の固定側取付板11 に設けた固定金型2
と、該固定金型2との組み合わせでキャビティを形成し
うる可動金型4を可動側取付板31 に設けてパーティン
グ面PLで対設し、該キャビティに合成樹脂材を注入で
きるゲート及びスプールランナを含む射出部を固定金型
2に備えた成形品成形装置にも用いられる金型開閉制御
装置である。
【0017】図16乃至図19の例では、金型開閉制御
機構21としてロックバー24にバネ25でロックピン
26を係脱するように配備したもので、バネ22のある
ストップボルト23及びサポートピン231 上にガイド
される可動金型4の型開きに対応して、固定側取付板1
1 と可動側取付板31 とにロックバー24をそれぞれ設
けて一対の第1,第2金型開閉制御機構21,211
配置したものである。そして型締め状態で、一方の第1
金型開閉制御機構21はロック状態で、また他方の第2
金型開閉制御機構211 は外れている〔図16〕。次
で、型開き開始しPL面が開いた後に第2金型開閉機構
211 がロックされる〔図17〕。さらに、型開きが進
むと、第1金型開閉制御機構21より第2金型開閉制御
機構211 の方がロック力が強いために第1金型開閉制
御機構21のロックが外れ、固定金型2がバネ22によ
ってストップボルト23及びサポートピン231 上に動
き出し、ランナーストリッパ12 は、PLロック27の
摩擦抵抗で不動となっている〔図18〕。さらに、前記
ストップボルト23が作動すると、ランナーストリッパ
2 が作動すると共に、第2金型開閉制御機構211
ロックが外れ型開きとなる〔図19〕。また、型締め時
には、バネ22とPLロック27の抵抗、第1,第2金
型開閉制御機構21,211 の形状等の違い、すなわち
第2金型制御機構211 のロックバー24の先端角度や
巾、またはロックピン26のロックバー24嵌挿方向の
角度を第1金型開閉機構21のロックバー24の先端角
度や巾またはロックピン26のロックバー24の嵌挿方
向の角度と変えて、第1金型開閉機構21の嵌挿抵抗を
強くすることにより、PL面が先に閉じるようになって
いる。
【0018】この場合、図20乃至図23の例では、最
初に前記固定金型2と可動金型4とのパーティング面P
Lを離間させるべく、固定金型2とランナーストリッパ
ー12 及び固定側取付板11 を接合維持するバネ25で
付勢されるロックピン26と、該ロックピン26を係合
する。固定側取付板11 に設けられたロックバー24と
からなる第1金型開閉機構21と、可動側取付板31
設けられ、型開きによって移動するカム操作用のフック
状のカムバー28と固定金型2側に設けられ、該カムバ
ー28に係脱されるピン止めのカムロック29と、該カ
ムロック29に当接されるロックバー30とからなる第
2金型開閉機構31とをそれぞれ固定金型2と可動金型
4とに対応して配備した金型開閉制御装置としてある。
前記固定金型2と可動金型4とは、前例と同様にバネ2
2のあるストップボルト23とサポートピン231 とに
案内されて型開き、型閉めできるように対設されてい
て、PLロック27をランナーストリッパ12 と固定金
型2との間に介在配備してある。
【0019】この実施例では、型締め状態で、第1金型
開閉制御機構21はロック状態で第2金型開閉制御機構
31はフックが掛かるまで多少の遊びがあって、これが
PL面を最初に開くストロークとなる〔図20〕。そし
て、型開き開始後にPL面が、前述のストローク分だけ
開くと、第2金型開閉制御機構31がロック状態とな
り、即ち、カムロック29がカムバー28のフックに掛
止されて固定金型2を引っ張り始める〔図21〕。次い
で型開きが進むと、第1金型開閉制御機構21より第2
金型開閉制御機構31の方がロック力が強いため、第1
金型開閉制御機構21のロックが外れ、固定金型2がバ
ネ22よりストップボルト23及びサポートピン231
上に動き出し〔図22〕、さらに 型開きが進むとスト
ップボルト23によりランナーストリッパ12 が作動す
ると同時に第2金型開閉制御機構31のロックバー30
が外れ、カムロック29が自由になる。さらに型開きが
進と、第2金型開閉制御機構31のカムロック29が、
カムバー28から外れ、ロックが外れてPL面が、さら
に開き型開き完了となる〔図23〕。この場合、型締め
時には、第2金型開閉制御機構31においては、カムロ
ック29がカムバー28の挿入に対して支障のない状態
となっており、型締めに方向に対する抵抗がほとんどな
く、一方、第1金型開閉制御機構21では、バネ25で
付勢されるロックピン26とカムバー24の先端部の抵
抗とバネ22及びPLロック27の抵抗により固定型2
を固定側取付板11 方向に移動しづらくなっているため
最初にPL面が閉じられ、適確な金型開閉操作ができる
ものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は、一次成形固定金型側の外周面
に凸部を備えたスライド駒を用い、該スライド駒を一次
成形時の型開きのパーティング面を開く前に、一次成形
品離型に支障のない位置に移動し、キャビティ内での一
次成形後の型開きと連動して一次成形品を可動金型のキ
ャビティ内に保持させると共に、該一次成形品を保持し
た可動金型が移動して二次成形用固定金型との型閉じの
際に、パーティング面が完全に閉じた後に、二次成形用
固定金型の外周面に凸部を備えた二次側スライド駒を一
次成形品の凹部に係合させて二次成形し、二次成形後の
型開きではパーティング面が開き、前記一次成形品の凹
部で二次成形用固定金型に付けておき、成形品外面が可
動金型から離れた時点から二次側スライド駒を作動開始
させ、成形品離型に支障のない位置まで移動し、型開き
完了時点で二次成形用固定金型から複合成形品を突出手
段で離型することにより、製品の外観部分となる一次成
形品(二次成形品)の凸側は最終の製品取り出し段階ま
で金型から外されることが無いため、金型とのこすれ等
によるキズの発生を完全に防ぐことができるし、固定金
型側が製品の裏面(非外観側)となっているためゲート
等を任意に設けることができ、後処理等が不要となると
共に、一次成形側の型開き時に製品離型補助の補助突き
出しが固定側から行われるため一次成形品の形状に関わ
らず、確実に可動側に保持させることができることとな
って、さらに二次側における製品突き出しは固定側(非
外観側)から行うため外観面にキズ・跡残りがなく、ま
た、タブ等の非製品部を設ける必要がなく、後処理が不
要となって、製品の外観が良好で、生産性の安定した複
合成形品を得ることができるほか、また本発明では、金
型開閉時に固定金型と可動金型とのパーティング面の離
間、接合、順序を制御するロックピンと、該ロックピン
を係合するロックバーとからなる第1金型開閉機構と、
同じくロックピンと該ロックピンを係合するロックバー
とからなり、または型開きによって移動するカム操作用
のカムバーと、該カムバーに係脱されるカムロックと、
該カムロックに係脱されるロックバーとからなり、前記
第1金型開閉機構の型開きに対する金型係止力より強い
係止力を有し、型締め時のロックバー或いはカムバーの
嵌挿抵抗が小さい第2金型開閉機構とを配備したこと
で、金型開閉順を自動的に簡便な機構で制御することが
できるので、金型の操作を安全確実に行なえ、生産性を
大巾に向上でき、外観品位の良好な成形品を成形後の後
処理なく効率よく生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す平面図である。
【図2】図1の例の側面図である。
【図3】図2のA−A線における縦断面図である。
【図4】図3の例の型開き作動状態を示す縦断面図で、
型開き第1工程を示す。
【図5】図3の例の型開き第2工程図である。
【図6】図3の例の型開き第3工程を示す縦断面図であ
る。
【図7】図3の例の型開き完了と製品取出工程を示す縦
断面図である。
【図8】図3の例の型閉じ作動状態を示す縦断面図で、
型閉じ第1工程を示す。
【図9】図3の例の型閉じ第2工程を示す縦断面図であ
る。
【図10】図3の例の型閉じ第3工程を示す縦断面図で
ある。
【図11】図3の例の型締め工程を示す縦断面図であ
る。
【図12】図2の例での一次成形時の型開き作動状態を
示す側面図であって、型締め状態を示す。
【図13】図2の例の型開き開始状態を示す側面図であ
る。
【図14】図2の例の型開き第2工程状態を示す側面図
である。
【図15】図2の例の型開き完了状態を示す側面図であ
る。
【図16】図2の例での二次成形時の型開き作動状態を
示す側面図で、型締め状態を示す。
【図17】図2の例の型開き開始状態を示す側面図であ
る。
【図18】図2の例の型開き第2工程状態を示す側面図
である。
【図19】図2の例の型開き完了状態を示す側面図であ
る。
【図20】本発明で使用される金型開閉制御装置の他の
実施例を示す側面図で、型締め状態を示す。
【図21】図20の例の型開き開始状態を示す側面図で
ある。
【図22】図20の例の型開き第2工程状態を示す側面
図である。
【図23】図20の例の型開き完了状態を示す側面図で
ある。
【図24】従来例の作動状態を示す縦断面図である。
【図25】従来例の他の例の作動状態を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 固定側取付盤 11 取付板 2 固定金型 21 二次成形用固定金型 3 可動側取付盤 31 取付板 4 可動金型 5 一次射出シリンダ 6 二次射出シリンダ 7 一次側スライド駒 71 ,91 突部 8,18 ロッキングブロック 9 二次側スライド駒 10 一次成形品 11 複合成形品 12 ストリッパプレート 13 シリンダロッド 14 駆動装置 15 補助突出板 16,17,19 バネ 20 パーティングロック 21 第1金型開閉制御機構 211 第2金型開閉制御機構 22 バネ 23 ストップボルト 231 サポートピン 24 ロックバー 25 バネ 26 ロックピン 27 PLロック 28 カムバー 29 カムロック 30 ロックバー 31 第2金型開閉制御機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型に接離自在に対設される可動金
    型に形成したキャビティに、多色若しくは異質材を一次
    及び二次とに分けて注入して複合成品を成形する方法で
    あって、一次成形固定金型側の外周面に凸部を備えたス
    ライド駒を用いて一次成形品を成形し、該スライド駒を
    一次成形時の型開きのパーティング面を開く前に一次成
    形品離型に支障のない位置に移動し、キャビティ内での
    一次成形後の型開きと連動して一次成形品を可動金型の
    キャビティ内に保持させると共に、該一次成形品を保持
    した可動金型が移動して二次成形用固定金型との型閉じ
    の際に、パーティング面が完全に閉じた後に、二次成形
    用固定金型の外周面に凸部を備えた二次側スライド駒を
    一次成形品の凹部に係合させて二次成形し、二次成形後
    の型開きではパーティング面が開き、前記一次成形品の
    凹部で二次成形用固定金型に付けておき、成形品外面が
    可動金型から離れた時点から二次側スライド駒を作動開
    始させ、成形品離型に支障のない位置まで移動し、型開
    き完了時点で二次成形用固定金型から複合成形品を突出
    手段で離型することを特徴とする複合成形品の成形方
    法。
  2. 【請求項2】 射出成形機の固定取付盤に設けた複数個
    の固定金型と、該固定金型との組み合わせでキャビティ
    を形成しうる可動金型を可動側取付盤に設けてパーティ
    ング面で対設し、該キャビティに多色若しくは異質材を
    一次及び二次とに注入できるゲート及びスプルーランナ
    を含む射出部を固定金型に備え、一次成形用固定金型側
    に外周面に凸部を備えたスライド駒を摺動自在に設けて
    ロッキングブロックに当接すると共に、前記一次成形品
    内面の凹部に係合する凸部を備えた二次側スライド駒を
    前記一次成形用固定金型と離れた位置の二次成形用固定
    金型に摺動自在に配備し、かつ、二次成形用固定金型か
    ら成形品を離型する突出しピンまたは突出し板を駆動装
    置に連結して二次成形用固定金型に摺動自在に装備した
    ことを特徴とする複合成形品成形装置。
  3. 【請求項3】 射出成形機の固定側取付盤に設けた固定
    金型と、該固定金型との組み合わせでキャビティを形成
    しうる可動金型を可動側取付盤に設けてパーティング面
    で対設し、該キャビティに合成樹脂材を注入できるゲー
    ト及びスプルーランナを含む射出部を固定金型に備える
    と共に、金型開閉時に前記固定金型と可動金型とのパー
    ティング面の離間、接合、順序を制御するロックピン
    と、該ロックピンを係合するロックバーとからなる第1
    金型開閉機構と、同じくロックピンと該ロックピンを係
    合するロックバーとからなり、または型開きによって移
    動するカム操作用のカムバーと、該カムバーに係脱され
    るカムロックと、該カムロックに係脱されるロックバー
    とからなり、前記第1金型開閉機構の型開きに対する金
    型係止力より強い係止力を有し、型締め時のロックバー
    或いはカムバーの嵌挿抵抗が小さい第2金型開閉機構と
    を配備したことを特徴とする成形品成形装置における金
    型開閉制御装置。
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