JPH08322963A - 糸巻きゴルフボール - Google Patents

糸巻きゴルフボール

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JPH08322963A
JPH08322963A JP7153901A JP15390195A JPH08322963A JP H08322963 A JPH08322963 A JP H08322963A JP 7153901 A JP7153901 A JP 7153901A JP 15390195 A JP15390195 A JP 15390195A JP H08322963 A JPH08322963 A JP H08322963A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソリッドセンターを用いた糸巻きゴルフボー
ルの飛距離の向上を図る。 【構成】 ソリッドセンターとして、外径が27〜38
mm、30kg荷重時の変形量が1.5〜3.5mm、
120cmの高さから落下させたときのリバウンド(跳
ね返り高さ)が96cm以上のものを用いる。また、ゴ
ルフボールのディンプル個数を350〜500個、ディ
ンプル体積率を0.76〜0.9%とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソリッドセンターを用
いた糸巻きゴルフボールに関し、さらに詳しくは、該糸
巻きゴルフボールの飛距離向上のための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】糸巻きゴルフボールは、センターに糸ゴ
ムを巻き付けて形成した糸ゴム球をカバーで被覆したも
のであり、上記センターにはリキッドセンターとソリッ
ドセンターの2種類がある。リキッドセンターは球形の
ゴム製の袋に液体を封入したものであり、ソリッドセン
ターは合成ゴムを球形に成形したものである。
【0003】糸巻きゴルフボールは、ツーピースボール
に較べて打感がソフトであり、またスピン性能が優れて
いる(スピンがかかりやすい)ため、プロや上級者に好
まれているが、飛距離の点でツーピースボールよりも劣
っている。この場合、ソリッドセンターを用いた糸巻き
ゴルフボールは、センターの反発力が大きいため、リキ
ッドセンターを用いた糸巻きゴルフボールに較べて飛距
離の点で有利であるが、さらなる飛距離の向上が求めら
れている。
【0004】これに対し、従来より、ソリッドセンター
を用いた糸巻きゴルフボールの飛距離の向上に関する種
々の提案がなされており、例えば下記〜の糸巻きゴ
ルフボールが公知である。 直径が33〜38mm、JIS−C硬度が65〜90
である高弾性のソリッドセンターに1〜2.5mmの厚
さに糸ゴムを巻き付けた糸巻きゴルフボール(特開昭6
0−72573号)。 ソリッドセンターの直径が30〜38mm、比重が
1.10以下、圧縮強度がひずみ量で1.0〜2.0m
mであるとともに、糸ゴム球の重量が34g以下、ボー
ル直径が41.148mm以上、ボール重量が45.9
2g以下である糸巻きゴルフボール(特開昭59−12
9072号)。 1.62インチサイズボールのときにはソリッドセン
ターの外径を27〜30mm、JIS−A硬度を75〜
85、重量を20.5〜23.5gとし、1.68イン
チサイズボールのときにはソリッドセンターの外径を2
8〜32mm、JIS−A硬度を70〜80、重量を1
7.5〜21.0gとするとともに、カバーをショアD
硬度65以上、軟化点50℃以上のアイオノマー樹脂に
より厚さ1.5〜2.0mmに形成した糸巻きゴルフボ
ール(特開昭60−168471号)。 油状物質を含有した架橋構造を有するゴム成分で形成
され、かつ反発弾性が90cm以上であるソリッドセン
ターを用いた糸巻きゴルフボール(特開平5−3372
17号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のソリッ
ドセンターを用いた糸巻きゴルフボールについての飛距
離向上のための提案は、前記のようにソリッドセンター
の性状、例えば外径、硬度、比重あるいは反発性や、そ
れに加えてカバーの硬度を規定するものであり、ゴルフ
ボールの飛び性能に関係するその他の要素、例えばディ
ンプルの性状等については考慮されていない。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、ソリッドセンターを用いた糸巻きゴルフボールの飛
距離向上のための要素を複合的に考慮することにより、
反発性、スピン特性を向上させて飛距離の増大を図った
糸巻きゴルフボールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
前記目的を達成するために、ソリッドセンターを用いた
糸巻きゴルフボールの飛び性能に関係する諸要素につい
ての検討を行った。その結果、次の5つの要素、すなわ
ちソリッドセンターの外径、硬度(30kg荷重時の変
形量)及び反発特性(120cmの高さから落下させた
ときのリバウンド)並びにゴルフボールのディンプル個
数及びディンプル体積率をそれぞれ特定の範囲の値とす
ることにより、ソリッドセンターを用いた糸巻きゴルフ
ボールの反発性が向上し、スピン特性も良好になること
を知見した。
【0008】すなわち、本発明者らは、下記(1)〜
(4)の技術的手段を複合することにより、ソリッドセ
ンターを用いた糸巻きゴルフボールの反発性、スピン特
性を向上させ、飛距離の増大を図ることができることを
見い出し、本発明をなすに至ったものである。 (1)ソリッドセンターの外径を27〜38mmとし、
ソリッドセンターを大径化することにより、ゴルフボー
ルのスピン量を減少させる。 (2)ソリッドセンターの30kg荷重時の変形量を
1.5〜3.5mmとし、ソリッドセンターの硬度を高
くすることにより、糸ゴムの伸張率を下げることを可能
とし、ゴルフボールの打感を向上させる。 (3)ソリッドセンターの120cmの高さから落下さ
せたときのリバウンドを96cm以上とし、ソリッドセ
ンターを高反発化することにより、ゴルフボールの反発
性を向上させる。 (4)ディンプル個数を350〜500個、ディンプル
体積率を0.76〜0.9%とし、ディンプル体積率を
小さくすることにより、ゴルフボールの弾道を高弾道化
する。
【0009】したがって、本発明は、球形のソリッドセ
ンターに糸ゴムを巻き付けた糸ゴム球をカバーで被覆し
てなる糸巻きゴルフボールにおいて、ソリッドセンター
の外径が27〜38mm、30kg荷重時の変形量が
1.5〜3.5mm、120cmの高さから落下させた
ときのリバウンドが96cm以上であるとともに、ディ
ンプル個数が350〜500個、ディンプル体積率が
0.76〜0.9%である糸巻きゴルフボールを提供す
る。
【0010】以下、本発明をさらに詳しく説明する。本
発明では、ソリッドセンターとして外径が27〜38m
mのものを用いる。外径が27mmより小さいと低スピ
ン化が達成されず、飛距離が低下する。外径が38mm
より大きいとソリッドセンターに十分な量の糸ゴムを巻
くことができず、ソリッドセンターを著しく硬くする
か、糸ゴムの伸張率を著しく高くしないと適正なボール
硬度が得られなくなる。また、このようにして適正なボ
ール硬度を得ようとすると、ボールの耐久性及び打感が
悪くなる。ソリッドセンターの外径のより好ましい範囲
は28〜35mm、特に30〜33mmである。
【0011】本発明では、ソリッドセンターとして30
kg荷重時の変形量が1.5〜3.5mmのものを用い
る。30kg荷重時の変形量とは、ソリッドセンターに
1kgの初期荷重を加えたときのたわみ量を0mmとし
た場合における30kg荷重時のたわみ量である。30
kg荷重時の変形量が1.5mmより小さいと(センタ
ーが硬いと)、ソリッドセンターの反発性(リバウン
ド)が低下し、ゴルフボールの反発性が低下するととも
に、ゴルフボールのスピン量が増加し、飛距離の低下を
招く。30kg荷重時の変形量が3.5mmより大きい
と(センターが柔らかいと)、糸ゴムの伸張率を高くし
ないと適正なボール硬度が得られなくなる。また、この
ようにして適正なボール硬度を得ようとすると、糸巻き
時における糸切れの増加、ボール耐久性の低下を招く。
ソリッドセンターの30kg荷重時の変形量のより好ま
しい範囲は1.7〜2.5mm、特に1.8〜2.2m
mである。該変形量が2.5mmを超えると糸巻き時に
センターを凍結しないと糸巻き中にセンターの変形が生
じることがある。
【0012】本発明では、ソリッドセンターとして12
0cmの高さから落下させたときのリバウンドが96c
m以上のものを用いる。本発明でいうリバウンドは、2
3℃においてソリッドセンターを120cmの高さから
直径10cm、高さ10cmの鉄柱の上に垂直に自然落
下させたときのボールの跳ね返り高さ(最高高さ)であ
る。リバウンドが96cm未満ではゴルフボールの反発
性が悪くなり、飛距離の低下を招く。リバウンドのより
好ましい範囲は98〜110cm、特に100〜110
cmである。
【0013】また、本発明では、ゴルフボールのディン
プル個数を350〜500個とする。ディンプル個数が
350個より少ないと1個のディンプル径が大きくな
り、ボールの真球度が低下する。500個より多いと1
個のディンプル径が小さくなり、ディンプルとしての効
果がなくなる。ディンプル個数のより好ましい範囲は3
70〜480個、特に390〜450個である。
【0014】さらに、本発明では、ゴルフボールのディ
ンプル体積率を0.76〜0.9%とする。ディンプル
体積率は、下記式により算出される数値である。下記式
において、ボール体積は表面にディンプルがないと仮定
したときに想定される真球ボールの体積であり、ディン
プル総体積は各ディンプルの容積の総和である。 ディンプル体積率(%)=(ディンプル総体積/ボール
体積)×100 ディンプル体積率が0.76%より小さいと高弾道とな
りすぎて飛距離が低下し、0.9%より大きいと低弾道
となってやはり飛距離が低下する。ディンプル体積率の
より好ましい範囲は0.78〜0.88%、特に0.8
0〜0.86%である。
【0015】なお、ゴルフボールの外径が42.67m
mである場合、ディンプル体積率が0.75%のときの
ディンプル総体積は305mm3、ディンプル体積率が
0.80%のときのディンプル総体積は325mm3
ディンプル体積率が0.85%のときのディンプル総体
積は346mm3、ディンプル体積率が0.90%のと
きのディンプル総体積は366mm3、ディンプル体積
率が1.00%のときのディンプル総体積は407mm
3である。
【0016】本発明に用いるソリッドセンターの材質は
必ずしも限定されないが、加硫ゴムによって形成するこ
とが好適である。この場合、基材ゴムとしては、例えば
ポリブタジエンゴム又はポリブタジエンゴムとポリイソ
プレンゴムとの混合物などを用いることができ、高反発
性を得る点でシス構造を90%以上有する1,4−ポリ
ブタジエンゴムを特に好適に使用することができる。な
お、ソリッドセンターを高反発化する点で天然ゴムは配
合しない方が好ましい。加硫ゴムからなるソリッドセン
ターは、上記のような基材ゴムに加硫剤(架橋剤)、加
硫促進剤、加硫促進助剤、活性剤、充填剤、改質剤、老
化防止剤等の添加剤を適宜加えて加硫、成形することに
より得ることができる。
【0017】ソリッドセンターの加硫、成形に有機過酸
化物及び共架橋剤を用いる場合、有機過酸化物として
は、例えばジクミルパーオキサイド又はジクミルパーオ
キサイドと1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサンとの混合物など
を使用することができる。有機過酸化物の配合量は、通
常、基材ゴム100重量部に対し0.5〜1.5重量部
程度である。また、共架橋剤としては、メタクリル酸、
アクリル酸等の不飽和脂肪酸の亜鉛塩又はマグネシウム
塩や、トリメチルプロパントリメタクリレート等のエス
テル化合物などを用いることができ、高反発性を得る点
でアクリル酸亜鉛を特に好適に使用することができる。
共架橋剤の配合量は、通常、基材ゴム100重量部に対
し10〜30重量部程度である。
【0018】本発明の糸巻きゴルフボールは、前述した
ソリッドセンターに糸ゴムを巻き付けることにより形成
した糸ゴム球をカバーで被覆するとともに、前記のディ
ンプルを形成したものである。この場合、糸ゴム及びカ
バーの材質及び種類や、糸ゴム球及び製品ゴルフボール
の外径及び重量等は、適宜選択することができる。ま
た、本発明の糸巻きゴルフボールの製法に限定はなく、
例えば、糸ゴム球を形成した後、糸ゴム球に圧縮成形あ
るいは射出成形によって単層あるいは多層カバーを被覆
することにより製造することができる。
【0019】例えば、糸ゴムとしては、天然ゴム又は天
然ゴムとポリイソプレンゴムとのブレンドゴムを加硫、
成形して得た糸ゴムなどを用いることができる。この場
合、本発明ではソリッドセンターの硬度を高くしてあ
り、糸ゴムの伸張率を高くしなくても適正なボール硬度
が得られるので、糸ゴムの伸張率を下げて打感を良くす
ることができる。具体的には、糸ゴムの伸張率は7〜9
倍とすることが好ましい。また、糸ゴム層の厚さは0.
35〜0.60mmとすることが適当である。
【0020】このようにして得られる糸巻きゴルフボー
ルは、通常、カバーで糸ゴム球を被覆すると同時あるい
はその後に該カバーにディンプルを形成するが、ディン
プルの幾何学的配置としては、8面体、20面体等の任
意の態様を採用することができ、ディンプルの模型とし
ては、スクウェアー型、ヘキサゴン型、トライアングル
型等のいかなるものでも採用することができる。
【0021】カバーは、アイオノマー樹脂、バラタ等に
よって単層あるいは多層に形成することができる。カバ
ーを単層とする場合には、カバーの硬度をショアD硬度
で40〜68、厚みを1.0〜2.5mmとすることが
好適である。
【0022】また、本発明の糸巻きゴルフボールでは、
カバーを外層カバーとこれより高硬度の内層カバーとを
有する多層カバーとすることができ、これにより打感、
耐カット性を向上させることができる。
【0023】この場合、高硬度の内層カバーは、ショア
D硬度が55〜68、特に60〜66の樹脂で形成する
ことが好ましい。具体的には、三井・デュポンポリケミ
カル社製のアイオノマー樹脂であるハイミラン155
4、1555、1601、1702、1705、170
6又はこれらの2種以上の混合物などによって形成する
ことができる。
【0024】低硬度の外層カバーは、ショアD硬度が4
0〜55、特に45〜51の樹脂で形成することが好ま
しい。具体的には、デュポン社製のアイオノマー樹脂で
あるサーリン8120、8220、8320又はこれら
の2種以上の混合物、あるいはバラタなどによって形成
することができる。なお、内層カバーと外層カバーとの
硬度差は、ショアD硬度で5以上、特に10以上である
ことが適当である。
【0025】前記多層カバーにおいて、内層カバーの厚
さは、0.4〜3.0mm、特に0.6〜2.0mmと
することが好ましい。0.4mmより薄いとトップした
時の耐カット性が低下する場合があり、3.0mmより
厚いと初速度の確保が困難になることがある。外層カバ
ーの厚さは、0.4〜3.0mm、特に0.6〜2.0
mmとすることが適当である。0.4mmより薄いとア
プローチでのスピン性能が悪くなる傾向が生じ、3.0
mmより厚いとボールの反発性が悪くなり、飛距離が低
下する場合が生じる。
【0026】内層カバーと外層カバーの合計厚さは、
1.0〜4.0mm、特に1.5〜2.5mmとするこ
とが好ましい。1.0mmより薄いとトップした時の耐
久性が悪くなる傾向が生じ、4.0mmより厚いと初速
度の確保が困難になる場合が生じる。また、内層カバー
の厚さ:外層カバーの厚さの比は、3:7〜7:3とす
ることが適当である。外層カバーが上記比率より薄いと
アプローチでのスピン性能が悪くなる傾向が生じ、上記
比率より厚いとドライバーでの飛距離が低下する場合が
生じる。
【0027】本発明の糸巻きゴルフボールの大きさ及び
重量はゴルフ規則に従うものであり、直径42.67m
m以上、重さ45.92g以下に形成することができ
る。また、ボール硬度は100kg荷重時のたわみ量が
2.6〜3.6mmであることが打感、反発性、耐久性
の点から好ましい。
【0028】
【実施例】次に、実施例によって本発明を具体的に示す
が、本発明は下記実施例に限定されるものではない。ま
ず、表1に示すソリッドセンターA〜Fを作製した。こ
れらのソリッドセンターは、表1の配合のゴム組成物を
155℃で15分間加熱して加硫することにより成形し
た。ソリッドセンターの外径、重量、硬度、リバウンド
の測定結果を示す。硬度は、ソリッドセンターに1kg
の初期荷重を加えたときのたわみ量を0mmとした場合
における30kg荷重時のセンターのたわみ量(30k
g荷重時の変形量)であり、リバウンドは、23℃にお
いてソリッドセンターを120cmの高さから直径10
cm、高さ10cmの鉄柱の上に垂直に自然落下させた
ときのボールの跳ね返り高さである。
【0029】次に、上記ソリッドセンターに糸ゴムを巻
き付けて糸ゴム球を得た後、糸ゴム球にカバーを圧縮成
形により被覆して表3、4に示す実施例、比較例の糸巻
きゴルフボールを作製した。カバー樹脂としては表2に
示した配合のものを用い、単層カバーのゴルフボール及
び2層カバーのゴルフボールを作製した。カバー及びゴ
ルフボールの性状を表3、4に示すが、単層カバーを形
成したカバー樹脂は外層カバー樹脂の欄に記載してあ
る。また、カバーの厚み比は内層:外層の厚みの比を示
し、ゴルフボールの硬度はゴルフボールに1kgの初期
荷重を加えたときのたわみ量を0mmとした場合におけ
る100kg荷重時のボールのたわみ量(100kg荷
重時の変形量)を示す。
【0030】また、ディンプル個数は全てのゴルフボー
ルで396個とした。この場合、4種の径のディンプル
を用い、全てのゴルフボールにおいて同じディンプル配
列とした。そして、ディンプル深さを変えて4種類のデ
ィンプル体積率(0.75%、0.80%、0.86
%、0.91%)を有するゴルフボールを作製した。
【0031】実施例、比較例の糸巻きゴルフボールの飛
び試験を行った。飛び試験は、打撃試験機を用いて1番
ウッドによりヘッドスピード45m/sで打撃試験を行
い、そのときの初速度、スピン量、仰角(打出角)、キ
ャリー飛距離及びトータル飛距離を調べた。
【0032】結果を表3及び表4に示す。その結果、実
施例の糸巻きゴルフボールは、反発性、スピン特性に優
れ、大きな飛距離が得られることが認められた。これに
対し、比較例の糸巻きゴルフボールは、それぞれ弾道、
反発性、スピン性能などの点で欠点があり、飛距離が劣
るものであった。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】
【発明の効果】本発明の糸巻きゴルフボールは、反発性
が良いとともに、スピン特性が良好であり、飛距離が向
上するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球形のソリッドセンターに糸ゴムを巻き
    付けた糸ゴム球をカバーで被覆してなる糸巻きゴルフボ
    ールにおいて、ソリッドセンターの外径が27〜38m
    m、30kg荷重時の変形量が1.5〜3.5mm、1
    20cmの高さから落下させたときのリバウンドが96
    cm以上であるとともに、ディンプル個数が350〜5
    00個、ディンプル体積率が0.76〜0.9%である
    ことを特徴とする糸巻きゴルフボール。
JP7153901A 1995-05-29 1995-05-29 糸巻きゴルフボール Expired - Fee Related JP2886804B2 (ja)

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