JPH11276640A - 糸巻きゴルフボール - Google Patents
糸巻きゴルフボールInfo
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- JPH11276640A JPH11276640A JP10100609A JP10060998A JPH11276640A JP H11276640 A JPH11276640 A JP H11276640A JP 10100609 A JP10100609 A JP 10100609A JP 10060998 A JP10060998 A JP 10060998A JP H11276640 A JPH11276640 A JP H11276640A
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 内層と外層とからなる２層構造のセンタ
ーボールに糸ゴムを巻きつけ、その上からカバーを被覆
してなる糸巻きゴルフボールにおいて、上記センターボ
ールの外径が３０〜３６ｍｍで、重量が１９．５〜３
１．５ｇであると共に、上記外層の比重が１．０〜１．
２、ショアＤ硬度が上記内層よりも５以上小さく、厚さ
が１〜６ｍｍであり、上記カバーの厚さが１〜３ｍｍで
あることを特徴とする糸巻きゴルフボール。 【効果】 本発明の糸巻きゴルフボールは、あらゆるヘ
ッドスピードにおいても、スピン性能、コントロール
性、飛距離に優れる上、特に低ヘッドスピードのプレー
ヤーに対しても飛距離の増大を図ることができるもので
ある。
ーボールに糸ゴムを巻きつけ、その上からカバーを被覆
してなる糸巻きゴルフボールにおいて、上記センターボ
ールの外径が３０〜３６ｍｍで、重量が１９．５〜３
１．５ｇであると共に、上記外層の比重が１．０〜１．
２、ショアＤ硬度が上記内層よりも５以上小さく、厚さ
が１〜６ｍｍであり、上記カバーの厚さが１〜３ｍｍで
あることを特徴とする糸巻きゴルフボール。 【効果】 本発明の糸巻きゴルフボールは、あらゆるヘ
ッドスピードにおいても、スピン性能、コントロール
性、飛距離に優れる上、特に低ヘッドスピードのプレー
ヤーに対しても飛距離の増大を図ることができるもので
ある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピン性能、コン
トロール性能、飛び性能、打感に優れ、比較的低いヘッ
ドスピードのプレーヤーであっても飛距離の増大化を図
ることができる糸巻きゴルフボールに関する。
トロール性能、飛び性能、打感に優れ、比較的低いヘッ
ドスピードのプレーヤーであっても飛距離の増大化を図
ることができる糸巻きゴルフボールに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】糸巻き
ゴルフボールは、ソリッドコアに１層以上のカバーを被
覆してなるツーピースやマルチピースソリッドゴルフボ
ールに比べて、打感、コントロール性には優れている
が、ドライバー等でショットした際、スピン量が多く、
飛距離が劣るという問題がある。
ゴルフボールは、ソリッドコアに１層以上のカバーを被
覆してなるツーピースやマルチピースソリッドゴルフボ
ールに比べて、打感、コントロール性には優れている
が、ドライバー等でショットした際、スピン量が多く、
飛距離が劣るという問題がある。
【０００３】そこで、コントロール性、飛距離性能が向
上するゴルフボールに関する提案が種々なされており、
例えば、センターボールを内層と外層の２層構造にした
糸巻きゴルフボール（特開平９−２５３２３６号公報、
特開平９−２７１５３４号公報等）等が提案されてい
る。
上するゴルフボールに関する提案が種々なされており、
例えば、センターボールを内層と外層の２層構造にした
糸巻きゴルフボール（特開平９−２５３２３６号公報、
特開平９−２７１５３４号公報等）等が提案されてい
る。
【０００４】しかしながら、上記２層構造のセンタボー
ルを有するゴルフボールは、いずれも低ヘッドスピード
のプレーヤーに対する飛距離、使用感に改良の余地を残
すものであり、例えば、前者のゴルフボールは、センタ
ーボールの外層が硬すぎて、スピンが多く、打ち出し角
が低い上、飛距離がでないという問題を有しており、ま
た、後者のゴルフボールは、外層が樹脂材料を主成分と
するため、反発弾性の違いから場合により十分な初速度
を得ることができないという問題を有するものである。
ルを有するゴルフボールは、いずれも低ヘッドスピード
のプレーヤーに対する飛距離、使用感に改良の余地を残
すものであり、例えば、前者のゴルフボールは、センタ
ーボールの外層が硬すぎて、スピンが多く、打ち出し角
が低い上、飛距離がでないという問題を有しており、ま
た、後者のゴルフボールは、外層が樹脂材料を主成分と
するため、反発弾性の違いから場合により十分な初速度
を得ることができないという問題を有するものである。
【０００５】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
あらゆるヘッドスピードにおけるスピン性能、コントロ
ール性能、飛距離、打感に優れ、特に低ヘッドスピード
のプレーヤーであっても飛距離の増大化を図ることがで
きる糸巻きゴルフボールを提供することを目的とする。
あらゆるヘッドスピードにおけるスピン性能、コントロ
ール性能、飛距離、打感に優れ、特に低ヘッドスピード
のプレーヤーであっても飛距離の増大化を図ることがで
きる糸巻きゴルフボールを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った
結果、内層と外層とからなる２層構造のセンターボール
に糸ゴムを巻きつけ、その上からカバーを被覆してなる
糸巻きゴルフボールにおいて、上記センターボールの外
径、重量及び外層とカバーの厚さとを適性化することに
より、あらゆるヘッドスピードに対しても優れたスピン
性能、コントロール性、飛び性能を付与し得る糸巻きゴ
ルフボールが得られることを知見した。
発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った
結果、内層と外層とからなる２層構造のセンターボール
に糸ゴムを巻きつけ、その上からカバーを被覆してなる
糸巻きゴルフボールにおいて、上記センターボールの外
径、重量及び外層とカバーの厚さとを適性化することに
より、あらゆるヘッドスピードに対しても優れたスピン
性能、コントロール性、飛び性能を付与し得る糸巻きゴ
ルフボールが得られることを知見した。
【０００７】即ち、上記センターボールの外径を３０〜
３６ｍｍ、重量を１９．５〜３１．５ｇに調整すると共
に、外層の比重を１．０〜１．２にし、ショアＤ硬度を
内層より軟らかく形成し、厚さを１〜６ｍｍにし、かつ
上記カバーの厚さを１〜３ｍｍにした糸巻きゴルフボー
ルが、上記効果を良好に発揮し得る上、特に比較的ヘッ
ドスピードの低いプレーヤーに対しても飛距離の増大化
を達成し得るものであることを知見し、本発明をなすに
至ったものである。
３６ｍｍ、重量を１９．５〜３１．５ｇに調整すると共
に、外層の比重を１．０〜１．２にし、ショアＤ硬度を
内層より軟らかく形成し、厚さを１〜６ｍｍにし、かつ
上記カバーの厚さを１〜３ｍｍにした糸巻きゴルフボー
ルが、上記効果を良好に発揮し得る上、特に比較的ヘッ
ドスピードの低いプレーヤーに対しても飛距離の増大化
を達成し得るものであることを知見し、本発明をなすに
至ったものである。
【０００８】従って、本発明は、内層と外層とからなる
２層構造のセンターボールに糸ゴムを巻きつけ、その上
からカバーを被覆してなる糸巻きゴルフボールにおい
て、上記センターボールの外径が３０〜３６ｍｍで、重
量が１９．５〜３１．５ｇであると共に、上記外層の比
重が１．０〜１．２、ショアＤ硬度が上記内層よりも５
以上小さく、厚さが１〜６ｍｍであり、上記カバーの厚
さが１〜３ｍｍであることを特徴とする糸巻きゴルフボ
ールを提供する。
２層構造のセンターボールに糸ゴムを巻きつけ、その上
からカバーを被覆してなる糸巻きゴルフボールにおい
て、上記センターボールの外径が３０〜３６ｍｍで、重
量が１９．５〜３１．５ｇであると共に、上記外層の比
重が１．０〜１．２、ショアＤ硬度が上記内層よりも５
以上小さく、厚さが１〜６ｍｍであり、上記カバーの厚
さが１〜３ｍｍであることを特徴とする糸巻きゴルフボ
ールを提供する。
【０００９】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明の糸巻きゴルフボールは、図１に示すよう
に、センターボール１に糸ゴムを巻回して糸ゴム層２を
形成し、更にこの糸ゴム層２にカバー３を被覆したもの
であり、上記センターボール１が球状の内層４の表面に
外層５を被覆形成した２層構造になっているものであ
る。
と、本発明の糸巻きゴルフボールは、図１に示すよう
に、センターボール１に糸ゴムを巻回して糸ゴム層２を
形成し、更にこの糸ゴム層２にカバー３を被覆したもの
であり、上記センターボール１が球状の内層４の表面に
外層５を被覆形成した２層構造になっているものであ
る。
【００１０】ここで、センターボール１を構成する内層
４は、主成分として基材ゴムを主材とするゴム組成物又
は樹脂成分を主材とする樹脂組成物から形成することが
できる。
４は、主成分として基材ゴムを主材とするゴム組成物又
は樹脂成分を主材とする樹脂組成物から形成することが
できる。
【００１１】ゴム組成物の場合、主成分として１，４−
ポリブタジエンを好適に使用することができ、シス構造
を少なくとも４０％以上有するもの、特に９０％以上有
するものの使用が推奨される。また、所望により、上記
１，４−ポリブタジエンに加えて天然ゴム、ポリイソプ
レンゴム、スチレンブタジエンゴムなどの他のゴム成分
を適宜配合することもできるが、ゴルフボールの反発性
を向上させるためには、これら他のゴム成分は、上記
１，４−ポリブタジエン１００重量部に対して、１０重
量部以下の使用が好ましい。
ポリブタジエンを好適に使用することができ、シス構造
を少なくとも４０％以上有するもの、特に９０％以上有
するものの使用が推奨される。また、所望により、上記
１，４−ポリブタジエンに加えて天然ゴム、ポリイソプ
レンゴム、スチレンブタジエンゴムなどの他のゴム成分
を適宜配合することもできるが、ゴルフボールの反発性
を向上させるためには、これら他のゴム成分は、上記
１，４−ポリブタジエン１００重量部に対して、１０重
量部以下の使用が好ましい。
【００１２】上記ゴム組成物には、上記ゴム成分以外に
架橋剤としてメタクリル酸亜鉛、アクリル酸亜鉛等の不
飽和脂肪酸の亜鉛塩、マグネシウム塩やトリメチルプロ
パンメタクリレート等のエステル化合物などを配合し得
るが、特に反発性の高さからアクリル酸亜鉛を好適に使
用し得る。これら架橋剤の配合量は、基材ゴム１００重
量部に対して２５〜４５重量部であることが好ましい。
架橋剤としてメタクリル酸亜鉛、アクリル酸亜鉛等の不
飽和脂肪酸の亜鉛塩、マグネシウム塩やトリメチルプロ
パンメタクリレート等のエステル化合物などを配合し得
るが、特に反発性の高さからアクリル酸亜鉛を好適に使
用し得る。これら架橋剤の配合量は、基材ゴム１００重
量部に対して２５〜４５重量部であることが好ましい。
【００１３】また、ゴム組成物中には、通常加硫剤が配
合されるが、この加硫剤中には、１分間で半減期を迎え
る温度を１５５℃以下とするパーオキサイドが含まれて
いることが推奨され、その配合量は加硫剤全体の３０重
量％以上、特に４０〜７０重量％であることが好まし
い。このようなパーオキサイドとしては、市販品を用い
ることができ、例えばパークミルＤ、パーヘキサ３Ｍ
（日本油脂（株）製）などが挙げられる。これら加硫剤
の配合量は、基材ゴム１００重量部に対して０．１〜５
重量部とすることができる。
合されるが、この加硫剤中には、１分間で半減期を迎え
る温度を１５５℃以下とするパーオキサイドが含まれて
いることが推奨され、その配合量は加硫剤全体の３０重
量％以上、特に４０〜７０重量％であることが好まし
い。このようなパーオキサイドとしては、市販品を用い
ることができ、例えばパークミルＤ、パーヘキサ３Ｍ
（日本油脂（株）製）などが挙げられる。これら加硫剤
の配合量は、基材ゴム１００重量部に対して０．１〜５
重量部とすることができる。
【００１４】上記ゴム組成物には、更に必要に応じて、
老化防止剤や比重調整用の充填剤として酸化亜鉛や硫酸
バリウムなどを配合することができ、充填剤の配合量
は、基材ゴム１００重量部に対して５〜１３０重量部で
あることが好ましい。
老化防止剤や比重調整用の充填剤として酸化亜鉛や硫酸
バリウムなどを配合することができ、充填剤の配合量
は、基材ゴム１００重量部に対して５〜１３０重量部で
あることが好ましい。
【００１５】一方、内層を樹脂成分で形成する場合、使
用できる樹脂成分としては、ナイロン、ポリエステルな
どの比較的融点の高いものが用いられ、例えばナイロン
１１樹脂などが挙げられる。この樹脂組成物には上記樹
脂成分のほか、充填剤や滑剤としてステアリン酸金属塩
などを適宜配合することができる。
用できる樹脂成分としては、ナイロン、ポリエステルな
どの比較的融点の高いものが用いられ、例えばナイロン
１１樹脂などが挙げられる。この樹脂組成物には上記樹
脂成分のほか、充填剤や滑剤としてステアリン酸金属塩
などを適宜配合することができる。
【００１６】本発明において、上記内層の主成分として
使用されるゴム組成物や樹脂組成物には、比重調整剤と
して充填剤を好適に使用することができるが、この場
合、充填剤として、比重６．０以上、特に６．５〜１
０．５、より好ましくは７．０〜９．０のものを用いて
調整することが好ましく、このような大きな比重を有す
る充填剤を配合することにより、内層のゴム又は樹脂成
分の比率が高まり、反発性と打撃耐久性を向上させるこ
とができる。
使用されるゴム組成物や樹脂組成物には、比重調整剤と
して充填剤を好適に使用することができるが、この場
合、充填剤として、比重６．０以上、特に６．５〜１
０．５、より好ましくは７．０〜９．０のものを用いて
調整することが好ましく、このような大きな比重を有す
る充填剤を配合することにより、内層のゴム又は樹脂成
分の比率が高まり、反発性と打撃耐久性を向上させるこ
とができる。
【００１７】上記充填剤としては、金属粉などを好適に
使用することができ、例えば、原子番号が２１〜２８の
ものから１種を単独で又は２種以上を組み合わせて使用
することができる。これら金属粉の中でもコスト面から
みてＣｒ、Ｆｅ、Ｎｉが好ましく、特にＦｅ、Ｎｉを好
適に使用することができる。上記金属以外にもＴｉ、
Ｗ、Ｍｏ、Ｚｒ、Ｖ、Ｈｆ、Ａｕ又はＡｇなどの金属粉
を使用することができる。
使用することができ、例えば、原子番号が２１〜２８の
ものから１種を単独で又は２種以上を組み合わせて使用
することができる。これら金属粉の中でもコスト面から
みてＣｒ、Ｆｅ、Ｎｉが好ましく、特にＦｅ、Ｎｉを好
適に使用することができる。上記金属以外にもＴｉ、
Ｗ、Ｍｏ、Ｚｒ、Ｖ、Ｈｆ、Ａｕ又はＡｇなどの金属粉
を使用することができる。
【００１８】上記充填剤は、内層のゴム組成物又は樹脂
組成物に均一に分散させるために粉末状であることが好
ましいが、コア用組成物に練り込む際に支障のない範囲
で、スポンジ状、研削片状であっても差支えない。ま
た、充填剤の平均粒子径は、０．１〜３００μｍ、好ま
しくは１〜１００μｍ、より好ましくは５０〜１００μ
ｍであることが推奨される。平均粒子径が０．１μｍ未
満であると、練り工程で飛散して労働環境を悪化させる
場合があり、一方、３００μｍを超えると、内層用組成
物中への分散性に問題が生じ、充填剤の配合効果が得ら
れなくなる場合がある。
組成物に均一に分散させるために粉末状であることが好
ましいが、コア用組成物に練り込む際に支障のない範囲
で、スポンジ状、研削片状であっても差支えない。ま
た、充填剤の平均粒子径は、０．１〜３００μｍ、好ま
しくは１〜１００μｍ、より好ましくは５０〜１００μ
ｍであることが推奨される。平均粒子径が０．１μｍ未
満であると、練り工程で飛散して労働環境を悪化させる
場合があり、一方、３００μｍを超えると、内層用組成
物中への分散性に問題が生じ、充填剤の配合効果が得ら
れなくなる場合がある。
【００１９】ここで、上記内層の比重は、外層のゴム成
分比率を高めて反発性を向上させる点から、１．２〜
２．０、特に１．３〜１．７に調整することが好まし
い。
分比率を高めて反発性を向上させる点から、１．２〜
２．０、特に１．３〜１．７に調整することが好まし
い。
【００２０】上述したゴム組成物又は樹脂組成物にて内
層を得るには、公知の方法を採用することができ、ゴム
組成物の場合は、通常の混練機（例えば、バンバリーミ
キサー、ニーダー及びロール等）を用いて混練し、得ら
れたコンパウンドを内層用金型を用いてコンプレッショ
ン成形することにより成形することができる。また、樹
脂組成物の場合は、混練後、内層用金型内に射出成形す
る方法などにより成形することができる。
層を得るには、公知の方法を採用することができ、ゴム
組成物の場合は、通常の混練機（例えば、バンバリーミ
キサー、ニーダー及びロール等）を用いて混練し、得ら
れたコンパウンドを内層用金型を用いてコンプレッショ
ン成形することにより成形することができる。また、樹
脂組成物の場合は、混練後、内層用金型内に射出成形す
る方法などにより成形することができる。
【００２１】以上のように形成される内層は、ショアＤ
硬度が後述するように外層よりも５以上大きい（硬い）
ものであり、通常、ショアＤ硬度は３５〜６０、特に４
０〜５５である。
硬度が後述するように外層よりも５以上大きい（硬い）
ものであり、通常、ショアＤ硬度は３５〜６０、特に４
０〜５５である。
【００２２】また、内層の直径は、後述する外層の厚さ
及びセンターボールの外径に応じて適宜調整されるが、
通常２２〜３５ｍｍ、特に２３〜３３ｍｍである。
及びセンターボールの外径に応じて適宜調整されるが、
通常２２〜３５ｍｍ、特に２３〜３３ｍｍである。
【００２３】本発明のセンターボール１は、上述した内
層４の表面に外層５を被覆してなるものである。
層４の表面に外層５を被覆してなるものである。
【００２４】ここで、外層５の比重は、１．０〜１．
２、特に１．０５〜１．１５である。比重が１．０より
小さいと適度な硬度が得られず十分な反発性を得られな
くなり（ＺＡＡが不十分）、１．２より大きいと外層の
ゴム成分比率が低下して十分な反発性が得られなくなっ
てしまう。
２、特に１．０５〜１．１５である。比重が１．０より
小さいと適度な硬度が得られず十分な反発性を得られな
くなり（ＺＡＡが不十分）、１．２より大きいと外層の
ゴム成分比率が低下して十分な反発性が得られなくなっ
てしまう。
【００２５】外層５のショアＤ硬度は、上述したように
内層４のショアＤ硬度に対して、通常５以上、特に１０
以上小さくすることが必要で、通常ショアＤ硬度が２０
〜４５、特に２５〜４０であることが好ましい。外層が
内層よりも上記のように低硬度でないと、高反発に調整
した外層が十分変形することができないので反発性が低
下するという不利が生じる。
内層４のショアＤ硬度に対して、通常５以上、特に１０
以上小さくすることが必要で、通常ショアＤ硬度が２０
〜４５、特に２５〜４０であることが好ましい。外層が
内層よりも上記のように低硬度でないと、高反発に調整
した外層が十分変形することができないので反発性が低
下するという不利が生じる。
【００２６】また、外層５の厚さは、１〜６ｍｍ、特に
２〜５ｍｍであり、１ｍｍより薄いと、打感と耐久性が
悪くなると共に、反発性を向上させることができなくな
り、６ｍｍより厚いと、製造する時に変形等の問題を生
じてしまう。
２〜５ｍｍであり、１ｍｍより薄いと、打感と耐久性が
悪くなると共に、反発性を向上させることができなくな
り、６ｍｍより厚いと、製造する時に変形等の問題を生
じてしまう。
【００２７】以上の条件を満たす外層は、主成分がゴム
組成物であっても、樹脂組成物であってもよく、内層に
例示したものを好適に使用することができるが、センタ
ーボールの硬度分布の調整の点から、上述した１，４−
ポリブタジエンを基材とするゴム組成物であることが好
ましい。
組成物であっても、樹脂組成物であってもよく、内層に
例示したものを好適に使用することができるが、センタ
ーボールの硬度分布の調整の点から、上述した１，４−
ポリブタジエンを基材とするゴム組成物であることが好
ましい。
【００２８】この場合、ゴム組成物中に配合される充填
剤としては、充填剤の体積比率がゴム１００に対して２
０以下、好ましくは１８以下、更に好ましくは５〜１６
になるように配合し得る。充填剤の体積比率が２０を超
えると、反発性が低下する場合がある。
剤としては、充填剤の体積比率がゴム１００に対して２
０以下、好ましくは１８以下、更に好ましくは５〜１６
になるように配合し得る。充填剤の体積比率が２０を超
えると、反発性が低下する場合がある。
【００２９】上記外層材料を使用して外層を形成する方
法としては、内層の製造時と同様にしてコンパウンドを
得、このコンパウンドを半球カップ状に半加硫した後に
内層の周囲に貼り合せる方法等を採用できる。
法としては、内層の製造時と同様にしてコンパウンドを
得、このコンパウンドを半球カップ状に半加硫した後に
内層の周囲に貼り合せる方法等を採用できる。
【００３０】本発明において、以上のようにして得られ
た２層構造のセンターボールは、外径３０〜３６ｍｍ、
特に３０〜３３ｍｍ、重量１９．５〜３１．５ｇ、特に
１９．５〜２６．０ｇに形成される。外径が３６ｍｍを
超えると、市販されているゴルフボールの径と同様の径
を有するゴルフボールとして得る場合、糸ゴムを十分に
巻回することができず、反発性が劣化する。また、３０
ｍｍ未満であると、センターボールが小さくなりすぎて
反発性を向上させる効果が得られなくなる。
た２層構造のセンターボールは、外径３０〜３６ｍｍ、
特に３０〜３３ｍｍ、重量１９．５〜３１．５ｇ、特に
１９．５〜２６．０ｇに形成される。外径が３６ｍｍを
超えると、市販されているゴルフボールの径と同様の径
を有するゴルフボールとして得る場合、糸ゴムを十分に
巻回することができず、反発性が劣化する。また、３０
ｍｍ未満であると、センターボールが小さくなりすぎて
反発性を向上させる効果が得られなくなる。
【００３１】本発明のゴルフボールは、上記センターボ
ール１に糸ゴムを巻きつけてセンターボール１上に糸ゴ
ム層２を形成し、この糸ゴム層２をカバー３で被覆した
糸巻きゴルフボールであるが、この場合、糸ゴム層２の
密度｛糸ゴム層の総重量を糸ゴム層の体積（ボール体積
−カバー体積−センターボール体積）で割った値｝は
０．６５〜０．８５ｇ／ｃｍ3、特に０．７〜０．８ｇ
／ｃｍ3であることが好ましい。
ール１に糸ゴムを巻きつけてセンターボール１上に糸ゴ
ム層２を形成し、この糸ゴム層２をカバー３で被覆した
糸巻きゴルフボールであるが、この場合、糸ゴム層２の
密度｛糸ゴム層の総重量を糸ゴム層の体積（ボール体積
−カバー体積−センターボール体積）で割った値｝は
０．６５〜０．８５ｇ／ｃｍ3、特に０．７〜０．８ｇ
／ｃｍ3であることが好ましい。
【００３２】また、センターボール１に巻回する糸ゴム
の種類、巻回方法等は公知の糸ゴム及び方法を採用する
ことができ、特に制限されるものではないが、例えば、
比重０．９３〜１．１、特に０．９３〜１、幅１．４〜
２ｍｍ、特に１．５〜１．７ｍｍ、厚さ０．３〜０．７
ｍｍ、特に０．４〜０．６ｍｍのものを使用することが
好ましい。
の種類、巻回方法等は公知の糸ゴム及び方法を採用する
ことができ、特に制限されるものではないが、例えば、
比重０．９３〜１．１、特に０．９３〜１、幅１．４〜
２ｍｍ、特に１．５〜１．７ｍｍ、厚さ０．３〜０．７
ｍｍ、特に０．４〜０．６ｍｍのものを使用することが
好ましい。
【００３３】本発明において、カバー３は、公知のカバ
ー用樹脂を用いて得ることができ、例えば、アイオノマ
ー樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、及びバ
ラタゴム等から任意に選択することができるが、特にア
イオノマー樹脂の使用が好ましい。具体的には、ハイミ
ラン（商品名：三井・デュポンポリケミカル（株）
製），サーリン（商品名：デュポン社製）等のアイオノ
マー樹脂、パンデックス（大日本インキ化学工業（株）
製）等の熱可塑性ポリウレタンエラストマーなどを挙げ
ることができる。
ー用樹脂を用いて得ることができ、例えば、アイオノマ
ー樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、及びバ
ラタゴム等から任意に選択することができるが、特にア
イオノマー樹脂の使用が好ましい。具体的には、ハイミ
ラン（商品名：三井・デュポンポリケミカル（株）
製），サーリン（商品名：デュポン社製）等のアイオノ
マー樹脂、パンデックス（大日本インキ化学工業（株）
製）等の熱可塑性ポリウレタンエラストマーなどを挙げ
ることができる。
【００３４】上記カバー材には所望により二酸化チタ
ン、硫酸バリウム等を添加して、比重などを調整するこ
とができる。更に、必要に応じてＵＶ吸収剤、酸化防止
剤、金属石鹸等の分散剤などを添加することもできる。
具体的には、アイオノマー樹脂として、三井・デュポン
ポリケミカル（株）製アイオノマーのハイミラン１８５
５，１８５６，１６５２，１６０５，１７０６など、デ
ュポン社製アイオノマーのサーリン８１２０，７９３
０，７３１１，ＡＭ８５４２などを用いることができ、
特に１価の中和金属イオンを有するもの（例えばＮａ，
Ｌｉ）と２価の中和金属イオンを有するもの（例えばＺ
ｎ，Ｍｇ）を混合して用いることが好ましい。
ン、硫酸バリウム等を添加して、比重などを調整するこ
とができる。更に、必要に応じてＵＶ吸収剤、酸化防止
剤、金属石鹸等の分散剤などを添加することもできる。
具体的には、アイオノマー樹脂として、三井・デュポン
ポリケミカル（株）製アイオノマーのハイミラン１８５
５，１８５６，１６５２，１６０５，１７０６など、デ
ュポン社製アイオノマーのサーリン８１２０，７９３
０，７３１１，ＡＭ８５４２などを用いることができ、
特に１価の中和金属イオンを有するもの（例えばＮａ，
Ｌｉ）と２価の中和金属イオンを有するもの（例えばＺ
ｎ，Ｍｇ）を混合して用いることが好ましい。
【００３５】カバーを形成する方法としては、射出成形
で被覆する方法が一般的であるが、予め射出成形により
半球カップ状に成形した一対のハーフカップで糸巻きコ
アを包みコンプレッション成形する方法でも差支えな
い。
で被覆する方法が一般的であるが、予め射出成形により
半球カップ状に成形した一対のハーフカップで糸巻きコ
アを包みコンプレッション成形する方法でも差支えな
い。
【００３６】本発明においてカバー３は、厚さが１〜３
ｍｍ、特に１．５〜２．５ｍｍであり、１ｍｍ未満であ
ると、打撃時にトップしたときにカバーの強度が不十分
で耐久性が劣り、３ｍｍより厚いと、打感が悪くなると
共に十分な反発性が得られなくなってしまう。
ｍｍ、特に１．５〜２．５ｍｍであり、１ｍｍ未満であ
ると、打撃時にトップしたときにカバーの強度が不十分
で耐久性が劣り、３ｍｍより厚いと、打感が悪くなると
共に十分な反発性が得られなくなってしまう。
【００３７】また、カバーは１層又２層以上に形成する
ことができ、多層カバーにする場合には、カバーのトー
タル厚さが上記範囲のカバー厚さであればよい。
ことができ、多層カバーにする場合には、カバーのトー
タル厚さが上記範囲のカバー厚さであればよい。
【００３８】以上のようにして形成されるカバー３の硬
度は特に制限されるものではないが、ショアーＤ硬度で
３０〜７０、特に３５〜６５であることが好ましい。
度は特に制限されるものではないが、ショアーＤ硬度で
３０〜７０、特に３５〜６５であることが好ましい。
【００３９】本発明の糸巻きゴルフボールには、公知の
方法により公知のディンプルを形成することができ、ま
た大きさ及び重量は、ゴルフ規則に従って、直径４２．
６７ｍｍ以上、重さ４５．９２ｇ以下に形成することが
できる。
方法により公知のディンプルを形成することができ、ま
た大きさ及び重量は、ゴルフ規則に従って、直径４２．
６７ｍｍ以上、重さ４５．９２ｇ以下に形成することが
できる。
【００４０】
【実施例】以下、実施例、比較例を示して本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【００４１】［実施例１〜５、比較例１〜３］表１に示
す配合のゴム組成物と表２に示す樹脂組成物をそれぞれ
混練ロール又はスクリュー二軸押出し機にて混練し、ゴ
ム組成物は１５５℃で１５分間加圧加熱成形し、樹脂組
成物は金型で射出成形することにより球状の内層を形成
し、得られた内層の表面に表４に示す組み合わせの外層
を形成し、２層構造のセンターボールを得た。
す配合のゴム組成物と表２に示す樹脂組成物をそれぞれ
混練ロール又はスクリュー二軸押出し機にて混練し、ゴ
ム組成物は１５５℃で１５分間加圧加熱成形し、樹脂組
成物は金型で射出成形することにより球状の内層を形成
し、得られた内層の表面に表４に示す組み合わせの外層
を形成し、２層構造のセンターボールを得た。
【００４２】次いで、上記センターボールに表３に示す
幅１．６ｍｍ、厚さ０．５５ｍｍの糸ゴムを通常の巻回
方法によって巻きつけ、外径３９．６ｍｍの糸巻きコア
を製造した。
幅１．６ｍｍ、厚さ０．５５ｍｍの糸ゴムを通常の巻回
方法によって巻きつけ、外径３９．６ｍｍの糸巻きコア
を製造した。
【００４３】一方、実施例及び比較例共に表２に示す同
一のアイオノマー樹脂（ハイミラン１６０５／１７０６
＝５０／５０、三井・デュポンポリケミカル（株）製）
１００重量部を用いて、表２に示される配合の酸化チタ
ン、ステアリン酸マグネシウムと共に、スクリュー式二
軸押出し機で混練して、カバー用組成物を得、これを用
いて射出成形法でハーフカップを製造した。
一のアイオノマー樹脂（ハイミラン１６０５／１７０６
＝５０／５０、三井・デュポンポリケミカル（株）製）
１００重量部を用いて、表２に示される配合の酸化チタ
ン、ステアリン酸マグネシウムと共に、スクリュー式二
軸押出し機で混練して、カバー用組成物を得、これを用
いて射出成形法でハーフカップを製造した。
【００４４】次に、得られたハーフカップを、上記糸巻
きコアに被包してコンプレッション成形することにより
カバーを形成し、同一カバー、同一ディンプルを有する
糸巻きゴルフボールを製造した。
きコアに被包してコンプレッション成形することにより
カバーを形成し、同一カバー、同一ディンプルを有する
糸巻きゴルフボールを製造した。
【００４５】このゴルフボールをクラブで各ヘッドスピ
ードでショットした時のスピン量、初速度、仰角、キャ
リー、トータル飛距離を計測した。結果を表４に示す。
ードでショットした時のスピン量、初速度、仰角、キャ
リー、トータル飛距離を計測した。結果を表４に示す。
【００４６】
【表１】 ＊１ 日本合成ゴム（株）製 ＢＲ１１ ＊２ 大内新興化学工業（株）製 ノクラックＮＳ−６ ＊３ 日本油脂（株）製 パーオキサイド
【００４７】
【表２】 ＊４ 東レ・デュポン（株）製 ポリエステル樹脂 ＊５ 三井・デュポンポリケミカル（株）製 アイオノ
マー樹脂
マー樹脂
【００４８】
【表３】 ＊６ シェル石油化学（株）製 カリフレックスＩＲ３
０５
０５
【００４９】
【表４】 ＊７ 内層＋外層の値 ゴム強度（ショアＤ硬度）の測定は全て表面部分を測定
した。 製品ボール硬度は１００ｋｇの荷重を加えた時の歪み量
（ｍｍ） 使用クラブ ＨＳ＝３５ｍ／ｓ：Ｐａｒａｄｉｓｏ Ｔ
ｉｔａｎｉｕｍＭｉｄ ロフト角１４° ＨＳ＝４０，４５ｍ／ｓ：ＰＲＯ ２３０ ＴＩＴＡＮ
ロフト角１１°
した。 製品ボール硬度は１００ｋｇの荷重を加えた時の歪み量
（ｍｍ） 使用クラブ ＨＳ＝３５ｍ／ｓ：Ｐａｒａｄｉｓｏ Ｔ
ｉｔａｎｉｕｍＭｉｄ ロフト角１４° ＨＳ＝４０，４５ｍ／ｓ：ＰＲＯ ２３０ ＴＩＴＡＮ
ロフト角１１°
【００５０】表４の結果より、本発明の糸巻きゴルフボ
ールは、あらゆるヘッドスピードに対して優れたスピン
性能、初速度、飛距離が得られるものであり、特にヘッ
ドスピードが３５ｍ／ｓの比較的遅い場合であっても、
飛距離の増大を図ることができるものであった。一方、
比較例１，２の糸巻きゴルフボールは、センターボール
の外層が硬すぎてスピン量が多く、打ち出し角が低く、
低ヘッドスピードでの飛距離が満足できるものでなく
（比較例１）、また、スピン量が改善されていると認め
られるものの、ボールの反発性に欠けるため十分な飛距
離を得ることができない（比較例２）ものであった。比
較例３の糸巻きゴルフボールは、低いヘッドスピードに
おいて、十分な初速度を得、飛距離の増大を図ることが
困難になる場合もあることが確認された。
ールは、あらゆるヘッドスピードに対して優れたスピン
性能、初速度、飛距離が得られるものであり、特にヘッ
ドスピードが３５ｍ／ｓの比較的遅い場合であっても、
飛距離の増大を図ることができるものであった。一方、
比較例１，２の糸巻きゴルフボールは、センターボール
の外層が硬すぎてスピン量が多く、打ち出し角が低く、
低ヘッドスピードでの飛距離が満足できるものでなく
（比較例１）、また、スピン量が改善されていると認め
られるものの、ボールの反発性に欠けるため十分な飛距
離を得ることができない（比較例２）ものであった。比
較例３の糸巻きゴルフボールは、低いヘッドスピードに
おいて、十分な初速度を得、飛距離の増大を図ることが
困難になる場合もあることが確認された。
【００５１】
【発明の効果】本発明の糸巻きゴルフボールは、あらゆ
るヘッドスピードにおいても、スピン性能、コントロー
ル性、飛距離に優れる上、特に低ヘッドスピードのプレ
ーヤーに対しても飛距離の増大を図ることができるもの
である。
るヘッドスピードにおいても、スピン性能、コントロー
ル性、飛距離に優れる上、特に低ヘッドスピードのプレ
ーヤーに対しても飛距離の増大を図ることができるもの
である。
【図１】本発明の糸巻きゴルフボールの一例を示す断面
図である。
図である。
１ センターボール ２ 糸ゴム層 ３ カバー ４ 内層 ５ 外層
Claims (6)
- 【請求項１】 内層と外層とからなる２層構造のセンタ
ーボールに糸ゴムを巻きつけ、その上からカバーを被覆
してなる糸巻きゴルフボールにおいて、上記センターボ
ールの外径が３０〜３６ｍｍで、重量が１９．５〜３
１．５ｇであると共に、上記外層の比重が１．０〜１．
２、ショアＤ硬度が上記内層よりも５以上小さく、厚さ
が１〜６ｍｍであり、上記カバーの厚さが１〜３ｍｍで
あることを特徴とする糸巻きゴルフボール。 - 【請求項２】 センターボールの外層が１，４−ポリブ
タジエンを主成分としてなり、かつ充填剤の体積比率が
ゴム成分１００に対して２０以下である請求項１記載の
糸巻きゴルフボール。 - 【請求項３】 センターボールの内層のショアＤ硬度が
３５〜６０であると共に、外層のショアＤ硬度が２０〜
４５である請求項１又は２記載の糸巻きゴルフボール。 - 【請求項４】 糸ゴム層の密度が０．６５〜０．８５ｇ
／ｃｍ3である請求項１乃至３のいずれか１項記載の糸
巻きゴルフボール。 - 【請求項５】 センターボールの内層が１，４−ポリブ
タジエンを主成分としてなり、かつ比重６．０以上の充
填剤にて比重調整された請求項１乃至４のいずれか１項
記載の糸巻きゴルフボール。 - 【請求項６】 センターボールの内層が樹脂材料を主成
分としてなり、かつ比重６．０以上の充填剤にて比重調
整された請求項１乃至４のいずれか１項記載の糸巻きゴ
ルフボール。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10100609A JPH11276640A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 糸巻きゴルフボール |
| US09/277,199 US6135899A (en) | 1998-03-27 | 1999-03-26 | Thread-wound golf ball |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10100609A JPH11276640A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 糸巻きゴルフボール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11276640A true JPH11276640A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14278597
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10100609A Pending JPH11276640A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 糸巻きゴルフボール |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6135899A (ja) |
| JP (1) | JPH11276640A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6811497B1 (en) * | 1995-01-24 | 2004-11-02 | Acushnet Company | Liquid center for golf balls |
| US6786838B2 (en) * | 1995-06-07 | 2004-09-07 | Acushnet Company | Golf ball with multi-layered core |
| US6712716B2 (en) | 1999-03-12 | 2004-03-30 | Acushnet Company | Multilayer golf ball with wound intermediate layer |
| US6478697B2 (en) * | 1999-07-27 | 2002-11-12 | Callaway Golf Company | Golf ball with high coefficient of restitution |
| US6454666B1 (en) * | 2000-06-29 | 2002-09-24 | Carbite, Inc. | Method of making a golf ball and the golf ball produced |
| US6426387B1 (en) * | 2000-08-04 | 2002-07-30 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf ball core |
| US6774187B2 (en) * | 2002-06-07 | 2004-08-10 | Acushnet Company | Golf ball cores comprising blends of polybutadiene rubbers |
| US6500076B1 (en) * | 2001-05-01 | 2002-12-31 | Acushnet Company | Wound golf balls with high specific gravity centers |
| US20030027664A1 (en) * | 2001-07-27 | 2003-02-06 | Sanjay Kuttappa | Golf ball with high specific gravity threads |
| JP3980317B2 (ja) * | 2001-10-03 | 2007-09-26 | Ｓｒｉスポーツ株式会社 | ゴルフボール製造方法 |
Family Cites Families (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61119283A (ja) * | 1984-11-05 | 1986-06-06 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフボ−ル |
| JP2674627B2 (ja) * | 1989-03-01 | 1997-11-12 | 住友ゴム工業株式会社 | ラージサイズのスリーピースソリッドゴルフボール |
| US5830087A (en) * | 1995-06-26 | 1998-11-03 | Lisco, Inc. | Multi-layer golf ball |
| US5873796A (en) * | 1990-12-10 | 1999-02-23 | Acushnet Company | Multi-layer golf ball comprising a cover of ionomer blends |
| US5314187A (en) * | 1991-07-26 | 1994-05-24 | Wilson Sporting Goods Co. | Golf ball with improved cover |
| US5779562A (en) * | 1993-06-01 | 1998-07-14 | Melvin; Terrence | Multi-core, multi-cover golf ball |
| US5300325A (en) * | 1993-07-02 | 1994-04-05 | Lisco, Inc. | Method of finishing a golf ball or the like |
| JP2664857B2 (ja) * | 1993-07-30 | 1997-10-22 | 住友ゴム工業株式会社 | 糸巻きゴルフボール |
| US5628699A (en) * | 1994-08-03 | 1997-05-13 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Wound golf ball |
| JP2865007B2 (ja) * | 1994-08-03 | 1999-03-08 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | 糸巻きゴルフボール |
| JPH08141114A (ja) * | 1994-11-22 | 1996-06-04 | Bridgestone Sports Co Ltd | 糸巻きゴルフボール |
| US5885172A (en) * | 1997-05-27 | 1999-03-23 | Acushnet Company | Multilayer golf ball with a thin thermoset outer layer |
| JP2888168B2 (ja) * | 1995-05-12 | 1999-05-10 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | マルチピースソリッドゴルフボール |
| JP2886804B2 (ja) * | 1995-05-29 | 1999-04-26 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | 糸巻きゴルフボール |
| US5688191A (en) * | 1995-06-07 | 1997-11-18 | Acushnet Company | Multilayer golf ball |
| JP2817668B2 (ja) * | 1995-06-14 | 1998-10-30 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | マルチピースソリッドゴルフボール |
| JP3008844B2 (ja) * | 1996-02-16 | 2000-02-14 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| JPH09253236A (ja) * | 1996-03-19 | 1997-09-30 | Kiyasuko Kk | 糸巻きゴルフボール |
| JPH09271534A (ja) * | 1996-04-03 | 1997-10-21 | Bridgestone Sports Co Ltd | 糸巻きゴルフボール |
| JP2964952B2 (ja) * | 1996-05-14 | 1999-10-18 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | マルチピースソリッドゴルフボール |
| US5783293A (en) * | 1996-11-07 | 1998-07-21 | Acushnet Company | Golf ball with a multi-layered cover |
| KR100222120B1 (ko) * | 1997-02-10 | 1999-10-01 | 황춘근 | 내측 커바의 표면에 돌출부들을 갖고 있는 다층 구조의 골프공 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP10100609A patent/JPH11276640A/ja active Pending
-
1999
- 1999-03-26 US US09/277,199 patent/US6135899A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6135899A (en) | 2000-10-24 |
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