JPH08317432A - 画像撮像装置 - Google Patents

画像撮像装置

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JPH08317432A
JPH08317432A JP7117287A JP11728795A JPH08317432A JP H08317432 A JPH08317432 A JP H08317432A JP 7117287 A JP7117287 A JP 7117287A JP 11728795 A JP11728795 A JP 11728795A JP H08317432 A JPH08317432 A JP H08317432A
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image pickup
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JP7117287A
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Akira Ichimatsu
明 一松
Koji Minami
浩次 南
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像表示装置の表示している信号の垂直走査
周波数と、上記表示画像の撮像を行うカメラの垂直走査
周波数が異なる場合において、撮像出力信号の輝度レベ
ル変動の発生をなくし、正しい各種測定、調整を行うこ
とができる画像撮像装置を得る。 【構成】 外部同期が可能なCCDカメラを用いて、画
像表示装置が表示した画像の撮像を行う際に、表示系の
垂直走査周波数と撮像系の垂直走査周波数、及び表示さ
れた画像における検査位置から定まる所定時間を算出
し、算出した該所定時間遅延後にCCDカメラの同期信
号をリセットする。また、上記リセットから既定時間経
過後の撮像出力信号をメモリに記憶する。これにより輝
度レベル変動のない撮像出力信号をリアルタイムで得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像表示装置のセット
アップ調整等を行う際に、画像表示装置が表示したテス
トパターン信号の撮像を行う画像撮像装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図17はテレビジョン学会技術報告Vo
l.18,No.19,PP.11〜16(1994)
に示された従来の画像撮像装置の一構成例を示すブロッ
ク図であり、このものは、従来の画像歪補正装置におい
て、画像表示装置としてビデオプロジェクタ(以下、V
Pと記す)を用いた場合、VPの投写画像と投写画像の
撮像を行う撮像部の非同期走査によって発生する撮像信
号の輝度レベル変動を除去する回路の構成を示してい
る。マルチスキャン型(オートスキャン型)VPの投写
画像を撮像する場合、VPの投写する映像信号は様々な
走査周波数(以下、フォーマットと記す)の信号が存在
するため、VPの投写画像と撮像部のフォーマットとが
異なることが多々あり、VPの投写画像と撮像部の非同
期走査よる撮像信号の輝度レベル変動が生じ、このまま
ではVPの正確な調整を行うことができなくなる。その
ため、撮像信号の輝度レベル変動を除去することが必要
になる。
【0003】図18は従来の画像撮像装置の動作を説明
するための図である。いま、VPの投写する映像信号の
垂直走査周波数をfvSIG 、スクリーンの撮像を行うC
CDカメラの垂直走査周波数をfvCCD とすると、VP
の投写信号の垂直走査周波数が撮像出力信号の垂直走査
周波数よりも高い場合、即ちfvSIG >fvCCD の関係
がある場合、図18(b)に示すようにVPの映像信号
が第1フィールドを走査し、さらに第2フィールドの図
18(b)のAで示す領域まで走査した段階でCCDカ
メラのCCDの信号電荷の転送が行われるため、CCD
カメラの撮像出力信号は図18(c)に示すように第1
フィールドのAで示した領域が二重露光されたものにな
り、この二重露光領域ではその他の領域と比べて輝度信
号レベルが大きくなる。この時のAの領域の輝度はその
他の領域の2倍となる。また、フィールドが進むにつれ
て二重露光された領域が図18に示すA→B→C→Dの
ように順次移動していくことになるので、各フィールド
毎に輝度レベルの変動が発生する。
【0004】更に、VPの投写信号の垂直走査周波数が
撮像出力信号の垂直走査周波数の2倍以上の場合、即
ち、fvSIG >2×fvCCD の関係がある場合では、A
の領域が三重露光、その他の部分が二重露光された領域
となる。この時、Aの領域とその他の領域の輝度比は
3:2になる。また、フィールドが進むにつれて三重露
光領域の位置は順次移動していく。以上のように、CC
Dカメラの撮像出力信号のレベルが輝度比の変化として
現われ、輝度レベル変動が発生するため、正確なVPの
調整を行うことができなくなる。
【0005】逆に、VPの投写信号の垂直走査周波数が
撮像出力信号の垂直走査周波数よりも低い場合、即ち、
fvSIG <fvCCD の関係がある場合では、図18
(d)、(e)に示すようにVPの映像信号の第1フィ
ールドを走査が終らないうちにCCDカメラのCCDの
信号電荷の転送が行われるため、その撮像出力は映像信
号の第1フィールドの残りの部分、即ち図18(d)の
Eで示した領域では信号が欠けてしまう。また、フィー
ルドが進むにつれて、この信号の欠けた部分が図18
(e)に示すE→F→G→Hのように順次移動するの
で、信号の有る領域と無い領域という形で撮像信号の輝
度レベル変動が発生する。そのため、正確なVPの調整
を行うことができなくなる。
【0006】以上で述べたような撮像信号の輝度レベル
変動特性を考慮して、図17に示す回路によって撮像信
号の輝度レベル変動の除去を行う。フレームメモリ11
には輝度レベル変動のある1フィールド前の撮像画像デ
ータが記憶されている。輝度レベル変動除去の方法は、
画素単位に1フィールド前のデータ値(フレームメモリ
11内のデータ)と現在のフィールドのデータ値とを比
較して、撮像信号のレベル変動除去出力を決定すること
で、輝度レベル変動がない信号を出力する。尚、データ
値の比較はMAX/MIN検出回路51で行う。
【0007】MAX/MIN検出回路51の動作はfv
SIG とfvCCD との関係によって決定される。VPの投
写する画像信号の垂直走査周波数がCCDカメラの垂直
走査周波数よりも高い関係にある場合、即ちfvSIG
fvCCD の時には、MAX/MIN検出回路51におい
て、連続するフレーム間の画素単位のデータ値比較を行
う際、小さい方のデータを真の値と判断して、その出力
を次のフレームにフィードバックする。これによって撮
像信号が二重(三重)露光された領域となっても、この
領域が除去される。
【0008】一方、これらの周波数の関係が逆の関係に
ある場合、即ちfvSIG <fvCCDの時には、MAX/
MIN検出回路51において、画素の単位のデータ値比
較を行う際、大きい方のデータ値を真の値と判断し、そ
の出力を次のフレームにフィードバックする。これによ
って、撮像信号の欠けた領域がきても、この領域が除去
される。
【0009】以上によってVPの投写する映像信号フォ
ーマットと、スクリーンに表示されたテスト信号を撮像
するCCDカメラのフォーマットの違いによって生じる
撮像信号の輝度レベル変動を除去することができ、表示
系(VPの投写映像)と撮像系(CCDカメラの撮像画
像)が同期している場合と同様の撮像信号が得られ、そ
の結果、VPの正確な調整を行うことができる。
【0010】しかし、本装置では、CCDカメラの撮像
出力信号が輝度レベル変動のない正常な撮像画像になる
までに何フレームもの撮像を行う必要があるので、撮像
データを得るまでに時間がかかる、という問題点があ
る。
【0011】また、図19は特開平5−30544号公
報に示された従来の画像撮像装置の他の構成例を示すブ
ロック図であり、先に述べた従来例とは異なる構成をと
った例である。このディスプレイ撮影装置は、撮像され
る画像(テストパターン)を表示するディスプレイ10
0、ディスプレイ100に表示される画像(テストパタ
ーン)を撮像するCCDカメラ8、CCDカメラ8によ
り撮像された映像を処理する測定装置200、上記ディ
スプレイ100とCCDカメラ8を制御するコントロー
ラ300から構成される。なお、ディスプレイ100
は、被調整セットと見なすことができ、外部同期信号入
力端子101より入力される同期信号に対応して映像信
号(テストパターン)を発生する映像信号発生回路10
2が出力する映像信号をCRT103に出力表示する。
【0012】CCDカメラ8は外部同期駆動が可能なC
CDカメラを使用し、外部同期信号入力端子14より入
力される同期信号に同期してディスプレイ100(CR
T103上)に表示されている画像(テストパターン)
をCCDカメラ8内のCCDイメージャ81上に電荷蓄
積を行い、これによってディスプレイ100に表示され
ている画像を撮影し、その出力信号を測定装置200に
出力する。
【0013】測定装置200は、CCDカメラ8より入
力された映像データを記憶するフレームメモリ11と、
フレームメモリ11に記憶されたデータを演算処理する
演算装置201から構成されている。なお、図19には
図示していないが、この時アナログ信号であるCCDカ
メラ8の撮像出力信号をデジタルデータに変換するA/
D変換回路が設置されていて、これを経由して映像デー
タはフレームメモリ11に記憶される。
【0014】コントローラ300は、CCDカメラ8を
駆動するための同期信号を発生するカメラ同期発生回路
301と、カメラ同期発生回路301が出力する水平同
期信号をカウントするアドレスカウンタ302、アドレ
スカウンタ302より入力されるアドレスに対応するデ
ータを出力するメモリ(RAM)303、アドレスカウ
ンタ302に所定のカウント値を設定し、かつ、メモリ
303に所定のデータを記憶させるCPU12、および
ディスプレイ100に供給する複合同期信号を発生する
同期発生回路304から構成されている。
【0015】図20は従来の画像撮像装置の動作を説明
するための図である。同期発生回路304より出力され
た複合同期信号はディスプレイ100の映像信号発生回
路102に入力される。映像信号発生回路102は、こ
の複合同期信号に同期して所定の映像信号(テストパタ
ーン)を発生し、CRT103上に出力する。これによ
りCRT103に所定の画像(テストパターン)が表示
される。
【0016】一方、同期発生回路301が出力する水平
同期信号(以下、HDと記す)および垂直同期信号(以
下、VDと記す)が外部同期信号入力端子14からCC
Dカメラ8に供給され、CCDカメラ8はこの同期信号
に同期してディスプレイ100(CRT103)上に表
示されている画像(テストパターン)を撮像する。CC
Dカメラ8により撮像された画像信号は測定装置200
に供給され、A/D変換回路を経由して、データ値とし
てフレームメモリ11に記憶される。演算装置201は
フレームメモリ11に記憶されたデータを処理し、ディ
スプレイ100(CRT103)の各種特性、例えばコ
ンバーゼンスエラーを測定する。また、CPU12は同
期発生回路301がCCDカメラ8に供給する垂直走査
周波数と、同期発生回路304がディスプレイ100に
供給する垂直走査周波数の差に対応するデータをメモリ
303に記憶している。即ち、メモリ303には図20
(c)に示すように、CCDカメラ8の垂直走査周期
(図20(a))と、ディスプレイ100の垂直走査周
期(図20(b))との差に対応する期間は論理L、そ
の他の期間は論理Hとなるデータが記憶されている。
【0017】アドレスカウンタ302は同期発生回路3
01より入力されるHDをカウントし、そのカウント値
に対応するアドレスをメモリ303に出力する。また、
このアドレスカウンタ302のカウント値は同期発生回
路301からVDが入力される度にリセットされる。そ
の結果、メモリ303は図20(c)に示すように、C
CDカメラ8の垂直走査周期の開始直後において、ディ
スプレイ100とCCDカメラ8の垂直走査周期の差に
対応する期間、論理Lとなる信号をCCDカメラ8へ出
力する。
【0018】CCDカメラ8では、メモリ303より供
給された信号が論理Lである期間はCCDイメージャ8
1の電荷を急速に吐き捨てる動作を行い、この信号が論
理Hとなる期間だけ撮像を行う。その結果、CCDイメ
ージャ81により撮像されるデータは図20(d)に示
すようになる。ディスプレイ100におけるAフィール
ドの画像がCCDイメージャ81の途中から画面の最下
部までの領域に撮像される。続いてディスプレイ100
にBフィールドの画像の表示が開始されることになる
が、この画像がCCDイメージャ81の最上部から順次
撮像され、CCDカメラ8の第1フィールドが終了す
る。その結果、上方にBフィールドの画像が表示され、
下方にAフィールドの画像が表示された状態のデータが
CCDカメラ8の第1フィールドの撮像信号として出力
される。
【0019】次いで、CCDカメラ8の第2フィールド
が開始されると、メモリ303より供給される信号が論
理Lである期間はCCDイメージャ81の電荷を急速に
吐き捨てる動作を行い、メモリ303より供給される信
号が論理Hに復帰すると、ディスプレイ100のBフィ
ールドの画像の撮像を開始する。Bフィールドの表示が
終了してもCCDカメラ8の第2フィールドは終了して
いないので、それに続くディスプレイ100のCフィー
ルドの画像を撮像し、CCDカメラ8の第2フィールド
が終了する。その結果、CCDカメラ8の第2フィール
ドの画像は、上方にCフィールドの画像が表示され、下
方にBフィールドの画像が表示されたものとなる。
【0020】さらに、CCDカメラ8の第3フィールド
においては、ディスプレイ100のDフィールドの画像
が撮像される。この場合、ディスプレイ100とCCD
カメラ8のVDが同時に発生するため、CCDカメラ8
の第3フィールドの画像はDフィールドの画像だけとな
る。以下、同様にしてディスプレイ100の表示する各
フィールドの画像がCCDカメラ8により順次撮像され
ていく。
【0021】CCDイメージャ81により撮像されたデ
ータは、通常の速度で読み出されるため、図20(e)
に示すようになる。即ち、第1フィールド〜第5フィー
ルドの各フィールドにおいて一定輝度の画像が得られ
る。その結果、測定装置200において、例えば輝度の
測定が誤って行われることが防止されるため、ディスプ
レイ100の各種調整を正しく行うことができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかし、CCDカメラ
8の垂直走査周波数の方がディスプレイ100の垂直走
査周波数よりも高い場合、即ちfvSIG <fvCCD の関
係下では、ディスプレイ100とCCDカメラ8のVD
の関係が図21に示すようになり、CCDカメラ8の第
1フィールドの出力信号はディスプレイ100のAフィ
ールドの途中で終了してしまうため、図21(c)に示
すaの領域では撮像信号が得られなくなる。(無信号領
域になる。)以下、CCDカメラ8のフィールドが進む
につれて撮像信号の得られない領域がb、c、d、・・
・のように順次移動したものとなり、輝度の測定が正し
く行われなくなる。よって、ディスプレイ100の各種
調整を正しく行うことができなくなる。
【0023】また、ディスプレイ100の表示する画像
の一部領域を拡大撮像する場合では、CCDカメラ8の
垂直走査周波数がディスプレイ100の垂直走査周波数
よりも高い場合、即ち、fvSIG >fvCCD の関係下で
は、ディスプレイ100に表示された画像の撮像が問題
なく正しい輝度レベルで行われるため、ディスプレイ1
00の正しい測定、および各種調整を行うことができる
が、逆にCCDカメラ8の垂直走査周波数がディスプレ
イ100の垂直走査周波数よりも低い場合、即ちfv
SIG <fvCCD の関係下では、CCDカメラ8の撮像領
域が撮像信号の得られない無信号領域と重なる場合があ
り、この時はディスプレイ100の正しい測定、正しい
各種調整を行うことができなくなる。
【0024】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、画像表示装置の表示している映像
信号フォーマットと、上記表示画像の撮像を行うカメラ
の映像信号のフォーマットが異なる場合において、撮像
出力信号の輝度レベル変動の発生をなくし、正しい各種
測定、調整を行うことができる画像撮像装置を得ること
を目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
画像表示装置は、画像表示装置のセットアップ調整等を
行う際に、画像表示装置が表示したテスト信号の撮像を
行う画像撮像装置において、画像表示装置の表示したテ
スト信号の撮像を行う撮像手段を有し、かつ、画像表示
装置の表示している信号の垂直走査周波数と、上記撮像
手段の垂直走査周波数と、上記画像表示装置の表示した
画像における検査位置の三者から定まる所定時間を算出
する算出手段と、該画像表示装置の表示している信号の
垂直同期信号から上記算出手段で算出した所定時間遅延
後に上記撮像手段駆動用同期信号をリセットして出力す
る同期信号作成手段と、撮像手段駆動用同期信号をリセ
ット後既定時間経過後に上記撮像手段の出力を記憶する
記憶手段とを有するものである。
【0026】また、本発明の請求項2に係る画像表示装
置は、請求項1項記載の画像撮像装置において、画像表
示装置の表示している信号の垂直走査周波数と、上記撮
像手段の垂直走査周波数から撮像出力信号に発生する輝
度レベル変動の分布を算出し、続いて、上記輝度レベル
変動の分布情報と上記画像表示装置の表示した画像にお
ける検査位置から、該画像表示装置の表示している信号
の垂直同期信号から該撮像手段駆動用同期信号をリセッ
トするまでの所定時間を算出し、該所定時間を遅延時間
として上記撮像手段駆動用同期信号のリセットして出力
する同期信号作成手段を有するものである。
【0027】また、本発明の請求項3に係る画像表示装
置は、画像表示装置のセットアップ調整等を行う際に、
画像表示装置が表示したテスト信号の撮像を行う画像撮
像装置において、画像表示装置の表示したテスト信号の
撮像を行う撮像手段を有し、かつ、画像表示装置の表示
している信号の垂直同期信号のタイミングで上記撮像手
段駆動用同期信号をリセットして出力する同期信号作成
手段と、撮像手段駆動用同期信号をリセット後既定時間
経過後に上記撮像手段の出力を記憶する記憶手段とを有
するものである。
【0028】また、本発明の請求項4に係る画像表示装
置は、画像表示装置のセットアップ調整等を行う際に、
画像表示装置が表示したテスト信号の撮像を行う画像撮
像装置において、画像表示装置の表示した画像を撮像す
る撮像手段と、画像表示装置の表示している信号の垂直
同期信号のタイミングで上記撮像手段駆動用同期信号を
リセットして出力する同期信号作成手段と、上記撮像手
段の出力信号を記憶する記憶手段とを有し、かつ、画像
表示装置の表示した信号の垂直走査周波数と、上記撮像
手段の垂直走査周波数と、画像表示装置の表示した画像
における検査位置、および上記撮像手段の出力フレーム
の時間的位置の四者から定まる上記撮像手段の出力信号
の輝度レベル変動の分布を補償するための輝度補正信号
を作成する輝度補正信号作成手段と、上記輝度補正信号
作成手段の出力信号で撮像手段の出力信号の輝度補正を
行う補正手段とを有するものである。
【0029】また、本発明の請求項5に係る画像表示装
置は、画像表示装置のセットアップ調整等を行う際に、
画像表示装置が表示したテスト信号の撮像を行う画像撮
像装置において、画像表示装置の表示した画像を撮像す
る撮像手段と、画像表示装置の表示している信号の垂直
走査周波数検出を行う周波数検出手段とを有し、かつ、
画像表示装置の表示している信号の垂直同期信号からの
遅延時間を、画像表示装置の表示している信号の垂直走
査周波数と、上記撮像手段の垂直走査周波数と、上記画
像表示装置の表示した画像における検査位置の三者から
算出した所定時間として、上記撮像手段駆動用同期信号
をリセットして出力する同期信号作成手法と、画像表示
装置の表示している信号の垂直同期信号のタイミングで
上記撮像手段駆動用同期信号をリセットして出力する手
法の両手法の動作をする同期信号作成手段と、撮像手段
駆動用同期信号をリセット後既定時間経過後に上記撮像
手段の出力を記憶する記憶手段とを有し、上記周波数検
出手段の出力によって該同期信号作成手段の動作手法を
切り替えるものである。
【0030】また、本発明の請求項6に係る画像表示装
置は、画像表示装置のセットアップ調整等を行う際に、
画像表示装置が表示したテスト信号の撮像を行う画像撮
像装置において、画像表示装置の表示した画像を撮像す
る撮像手段と、上記撮像手段の出力信号を記憶する記憶
手段とを有し、画像表示装置の表示した信号の垂直走査
周波数と、上記撮像手段の垂直走査周波数と、画像表示
装置の表示した画像における検査位置、および上記撮像
手段の出力フレームの時間的位置の四者から定まる上記
撮像手段の出力信号の輝度レベル変動の分布を補償する
ための輝度補正信号を作成する輝度補正信号作成手段
と、上記輝度補正信号作成手段の出力信号で撮像手段の
出力の輝度補正を行う補正手段と、画像表示装置の表示
している信号の垂直同期信号のタイミングで上記撮像手
段駆動用同期信号をリセットして出力する動作をする同
期信号作成手段と、画像表示装置の表示している垂直走
査周波数検出を行う周波数検出手段とを備え、上記周波
数検出手段の出力によって該記憶手段に記憶させる該撮
像手段の出力を切り替えることを特徴とする画像撮像装
置。
【0031】
【作用】本発明の請求項1に係る画像撮像装置において
は、画像表示装置の表示する信号のVDを画像撮像装置
に常に入力させ、このVDの垂直走査周波数を検出す
る。一方、撮像系の垂直走査周波数はCCDカメラのフ
ォーマットを決めることで決定される。次に、該2信号
の垂直走査周波数と、CCDカメラで撮像を行う表示画
像の検出位置から輝度レベル変動のない撮像信号を得る
ために必要なCCDカメラ駆動用VDを作成するのに必
要な表示系VDからの遅延量を算出し、表示系VDのタ
イミングから算出した遅延量をもたせてCCDカメラ駆
動用の同期信号をリセットさせることで発生させ、CC
Dカメラに供給し表示画像の撮像を行う。また、リセッ
トから既定時間経過後の撮像出力信号をフレームメモリ
に記憶させる。これにより、輝度レベル変動のない撮像
出力信号をリアルタイムで得ることができる。
【0032】また、本発明の請求項2に係る画像撮像装
置においては、画像表示装置の表示する信号のVDを画
像撮像装置に常に入力させ、このVDの垂直走査周波数
を検出する。一方、撮像系の垂直走査周波数はCCDカ
メラのフォーマットを決めることで決定される。最初
に、該2信号の垂直走査周波数からCCDカメラの撮像
出力信号における輝度レベル分布を算出する。次に、算
出した輝度レベル分布情報と、CCDカメラで撮像を行
う表示画像の検出位置から輝度レベル変動のない撮像信
号を得るために必要となるCCDカメラ駆動用VDを作
成するのに必要な表示系VDからの遅延量を算出し、表
示系VDのタイミングから算出した遅延量をもたせてC
CDカメラ駆動用の同期信号をリセットさせることで発
生させ、CCDカメラに供給し表示画像の撮像を行う。
また、リセットから既定時間経過後の撮像出力信号をフ
レームメモリに記憶させる。これにより、輝度レベル変
動のない撮像出力信号をリアルタイムで得ることができ
る。
【0033】また、本発明の請求項3に係る画像撮像装
置においては、画像表示装置がNTSC信号、PAL/
SECAM信号、またはHDTV信号を表示している時
は、撮像系に各々NTSCカメラ、PAL/SECAM
カメラ、またはHDTVカメラを使用することで、表示
系と撮像系の垂直走査周波数を一致させることができ、
かつ、VDが完全に同期していれば原理的に撮像出力信
号の輝度レベル変動は発生しないので、表示系VDのタ
イミングでCCDカメラ駆動用VDをリセットさせるこ
とで両者の同期をとり、CCDカメラ駆動用同期信号を
作成し、これをCCDカメラに供給し、表示画像の撮像
を行う。これによって輝度レベル変動のない撮像出力信
号をリアルタイムで得ることができる。
【0034】また、本発明の請求項4に係る画像撮像装
置においては、画像表示装置の表示している映像信号の
垂直走査周波数とCCDカメラの垂直走査周波数、画像
表示装置の表示した画像における検査位置、およびCC
Dカメラの出力フレームの時間的位置の四者からCCD
カメラの撮像出力信号における輝度レベル変動の分布を
算出する。こうして輝度レベル変動を補償するのに必要
な輝度補正信号を作成することができる。よって、撮像
出力信号を該輝度補正信号で変調すると、撮像出力信号
から輝度レベル変動が除去できる。
【0035】また、本発明の請求項5に係る画像撮像装
置においては、撮像系の信号の垂直走査周波数と同一の
垂直走査周波数の信号を表示している画像表示装置の表
示画像の撮像を行う場合の撮像カメラ駆動用同期信号作
成手法(表示系VDでリセットして作成する手法)と、
撮像系の信号の垂直走査周波数と異なる垂直走査周波数
の信号を表示している画像表示装置の表示画像の撮像を
行う場合の撮像カメラ駆動用同期信号作成手法(所定の
遅延量を算出して、遅延量をもってリセットして作成す
る手法)の両者を有するCCDカメラ駆動用同期信号作
成回路を設置し、また、表示系の表示する信号の垂直走
査周波数を検出し、検出周波数に応じてカメラ駆動用同
期信号の作成手法の切り替えを行い、表示系信号に応じ
た最適撮像手法の選択を行うことで、常に、撮像出力信
号から輝度レベル変動を除去することができる。
【0036】また、本発明の請求項6に係る画像撮像装
置においては、表示系と撮像系の垂直走査周波数が異な
る場合には輝度レベル変動の分布を算出し、輝度補正信
号を作成して輝度レベル変動を除去する手法と、表示系
と撮像系の垂直走査周波数が一致する場合には表示系V
Dのタイミングで撮像系VDをリセットさせることで撮
像出力の輝度レベル変動を除去する手法を各々設置し、
表示系の表示する信号の垂直走査周波数を検出し、検出
周波数に応じて撮像手法の切り替えを行うことで最適撮
像手法の選択を行う。以上によって垂直走査周波数の差
によって発生する撮像出力信号の輝度レベル変動を除去
する。
【0037】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1における画像撮像装
置の構成を示すブロック図であり、画像表示装置の一例
としてCRT方式のVPを用いている。同図において、
2は被調整セットとなるCRTの方式のVP、4はVP
2の映像が投写されるスクリーンである。また1はスク
リーン4上にVP2から投写された画像の撮像を行い、
かつ、VP2の各種調整を行うための画像撮像装置であ
る。なお、画像撮像装置1は以下の各要素から構成され
ている。3はVP2と画像撮像装置1との通信を行うイ
ンタフェース回路、8はスクリーン4上の任意の領域を
撮像するCCDカメラ、6と7はCCDカメラ8の撮像
領域を移動させるために設置された二軸の各モータ、9
はモータ6、及び7を制御、及び駆動するモータ制御
部、10はCCDカメラ8の出力信号をデジタルデータ
に変換するA/D変換回路、11はA/D変換回路10
の出力データを記憶するためのフレームメモリ、12は
フレームメモリ11に記憶されたデータの処理と画像撮
像装置1の各種制御を行うCPU、13はCCDカメラ
8駆動用のHD及びVDを作成する同期発生回路、14
はCCDカメラ8に設けられた同期発生回路13で作成
した同期信号の入力端子、18はVP2の投写している
映像信号の垂直周期を検出する回路、16はモータ制御
部9、フレームメモリ11、インタフェース回路3、C
PU12、同期発生回路13、および垂直周期検出回路
18とを繋いでいるバス、17はVP2の投写している
映像信号のVDの入力端子である。なお、従来例の説明
で使用した符号と同一符号のものは同じ構成要素であ
る。
【0038】また、図2は本発明の実施例1における画
像撮像装置の動作を説明するためのタイミング図であ
り、VP2の投写画像のVDとCCDカメラ8の駆動用
VDとの関係を示している。なお、同図でtPVはVP2
の投写画像の1フィールドの時間であり、垂直周期検出
回路18で検出される。tCVはCCDカメラ8の撮像画
像信号の1フィールドの時間であり、VP2の投写画像
の垂直走査周波数の方がCCDカメラの垂直走査周波数
よりも高い場合の例を示している。なお、TW はCCD
カメラ8の内部のPLL回路が安定するまでの時間であ
り、この期間は撮像禁止期間としてCCDカメラ8の撮
像出力信号は使用しないこととする。さらに、TC1、T
C2はCCDカメラ8の第一、第二フィールドの映像出力
信号となるためのCCDの蓄積時間で、TC1、TC2の期
間に蓄積された信号がそれぞれ第一、第二フィールドの
映像信号としてCCDカメラ8から出力1、出力2とし
て出力される。
【0039】ここで、CCDカメラ8は外部同期駆動が
可能であり、かつNTSCのレートで駆動するフレーム
蓄積のCCDカメラを使用する。よって、CCDカメラ
8の撮像出力信号の垂直走査周波数は59.94Hzで
あり、また、tCVは16.683mSecである。
【0040】一般に映像信号の垂直走査周波数が低くな
ると、画面上でフリッカ(ちらつき)が目立つようにな
るので、現在存在する各種映像フォーマットや各種コン
ピュータ信号フォーマットにおける垂直走査周波数はP
AL/SECAMの50Hz、NTSCの60Hz近
辺、またはそれ以上の周波数(70〜80Hz程度)を
使用している。そのため、NTSCの1/2という垂直
走査周波数を有する映像信号フォーマットは実際には存
在しないが、本発明の画像撮像装置ではフレーム蓄積の
動作を行うCCDカメラを使用することで、NTSCの
垂直走査周波数の1/2である29.97Hz以上の垂
直走査周波数であれば対応できる構成となる。以下の説
明は、VP2の投写する画像の垂直走査周波数は29.
97Hz以上の任意の周波数であり、かつ、VP2の投
写する画像は説明を簡単にするため、画面の輝度が全面
にわたって一定の信号であるとする。
【0041】次に、本発明の実施例の動作原理につい
て、図2を用いて説明する。VP2の投写している映像
信号のVDのあるタイミング(時間をT0 とする)でC
CDカメラ8駆動用のVDのリセットを行い、この時点
を時間軸の基準点とする。ここでCCDカメラ8は外部
同期入力端子14から入力されるVDがリセットされた
ことにより、カメラ内部のPLL回路が安定するまでの
時間(本実施例ではTは4垂直周期とする)が必要と
なり、スクリーンの撮像はT から時間TW 経過後の
時点から可能となる。TW に続くTC1の期間にCCDカ
メラ8のCCDに蓄積された信号がCCDカメラ8の第
一フィールドの映像信号として出力される。CCDカメ
ラ8の第一フィールドの信号(出力1)は、VP2の信
号のタイミングで見ると、時間軸上ではa1 からb1
期間の信号であり、撮像出力信号で見ると、図3(a)
に示すように、画面最上部から位置a1 までの領域と、
位置b1 から画面最下部までの領域が暗部になり(但し
暗部の輝度レベルは零ではない。)、a1 からb1 の間
の領域が明部というように画面内で輝度レベルが変動し
たものになる。この時、明部領域が三重露光、暗部領域
が二重露光となるため、明部領域と暗部領域の輝度比は
3:2となる。
【0042】続いて、TC2の期間にCCDに蓄積された
信号の出力であるCCDカメラ8の第二フィールドの信
号(出力2)は、VP2の信号のタイミングで見ると、
時間a2からb2の期間の信号となり、撮像出力信号では
図3(b)に示すように第一フィールドと同様に明部領
域と暗部領域という輝度レベル変動が存在する信号とな
る。また、明部領域と暗部領域の輝度比は第一フィール
ドの出力1と同様に三重露光領域と二重露光領域となる
ため、3:2である。但し、明部領域と暗部領域の画面
内における境界となる垂直位置は第一フィールドとは異
なる。
【0043】以上のことから、CCDカメラ8の第iフ
ィールドの出力信号は、VP2の信号の撮像開始点ai
の下から撮像終了点bi の上までが明るい領域になる。
また、第三、第四、・・・フィールドの出力信号は、第
一、第二フィールドの出力と比べると、明部領域の位置
が順次移動したものとなる。
【0044】ここで、撮像信号における明部領域と暗部
領域の分布について述べる。これらは大別すると図3
(c)〜(f)に示すように全部で4通りの輝度分布パ
ターンに分類される。同図(c)は、画面上下部が暗
部、画面中央部が明部、かつ明部の幅が暗部の幅より広
い場合、(d)は画面上下部が暗部、画面中央部が明
部、かつ明部の幅が暗部の幅より狭い場合、(e)は画
面上下部が明部、画面中央部が暗部、かつ暗部の幅が明
部の幅より広い場合、(f)は画面上下部が明部、画面
中央部が暗部、かつ暗部の幅が明部の幅より狭い場合で
ある。また、同図(c)〜(f)のすべてから分かるよ
うに、ai より上の領域が暗部、下の領域が明部とな
り、同時にai は明部領域と暗部領域の境界点となる。
同様に、bi は上が明部領域、下が暗部領域となる境界
点になる。
【0045】次に、CCDカメラ8の第一フィールドの
撮像出力である出力1において、明部領域と暗部領域の
輝度差が発生する境界位置a1 、b1 の位置を求める。
なお、以下の説明において必要となる演算を式1で定義
する。また、式1を言葉で述べると、AをBで除した時
の商がC、余りがDである。 D=A%B 式1 但し、A=B×C+D
【0046】ここで、tCVはCCDカメラ8の撮像出力
信号の垂直周期で定まる定数であり、先に述べたように
本実施例では16.683mSecである。また、tPV
はVP2の投写画像の垂直周期が分かれば定まる定数で
あり、垂直周期検出回路18で検出される。また、図3
において、a1 、b1 の位置を算出すると、各々式2、
式3となる。なお、位置について、基準点として画面最
上部を原点、画面最下部をPとする。 a1 =P×{(4×tCV)%tPV}/tPV 式2 b1 =P×{(6×tCV)%tPV}/tPV 式3
【0047】同様に、CCDカメラ8の第二フィールド
の撮像出力である出力2において、a2 、b2 の位置を
算出すると、式4と式5で求められる。 a2 =P×{(5×tCV)%tPV}/tPV 式4 b2 =P×{(7×tCV)%tPV}/tPV 式5
【0048】ここで、VP2のVDとCCDカメラ8を
駆動するVDのリセットのタイミングをずらすこと、即
ちディレイ量dを用いることで、a1 、b1 、a2 、b
2 の位置を動かすことができる。ディレイ量dを用いた
場合、式2〜式5は各々次に示す式6〜式9となる。 a1 =P×{(4×tCV+d)%tPV}/tPV 式6 b1 =P×{(6×tCV+d)%tPV}/tPV 式7 a2 =P×{(5×tCV+d)%tPV}/tPV 式8 b2 =P×{(7×tCV+d)%tPV}/tPV 式9
【0049】ここで、式2〜式5と式6〜式9とを比べ
ると、式2〜式5は各々式6〜式9において、ディレイ
量d=0とした場合と一致する。よって、式2〜式5
は、式6〜式9に含まれることになる。
【0050】図5は本発明の実施例1における画像撮像
装置の動作を説明するための図であり、VP2のVDの
タイミングからディレイ量dだけ遅延させたタイミング
でCCDカメラ8駆動用のVDをリセットした場合のタ
イミングを示している。CCDカメラ8の第一フィール
ドの信号となる出力1は、VP2の信号のタイミングで
見ると、a1からb1までの信号であり、第二フィールド
の信号となる出力2はa2からb2までとなる。また、出
力1、2を図6(a)、(b)に示す。ここで、式2〜
式5による出力1、2(図3(a)、(b))と比べる
と、明部領域が画面内で上に移動したものとなってい
る。更にディレイ量dを大きくすると、図6(c)、
(d)に示すように出力画面が明部領域と暗部領域に二
分割される場合がある。
【0051】以上から、検査位置に応じてその位置に明
部領域と暗部領域の境界が入らないようにディレイ量d
を算出し、VP2のVDのタイミングからディレイ量d
をもたせて、CCDカメラ8の駆動用VDを作成するこ
とで、CCDカメラ8の撮像出力における輝度レベル変
動の発生する位置(明部、暗部の位置)を自由に動かす
ことができる。
【0052】一方、フレームメモリ11に記憶させる撮
像データはCCDカメラ8の第一フレーム、または第二
フレームに限定する。すると、各種検出を行う際、撮像
データにおいて検出を行う位置と関係ない位置に撮像出
力の輝度レベル変動により輝度レベルが変化したデータ
領域を移動させられるため、正しい検出を行うことがで
きる。同期発生回路13は図2に示した出力1、または
出力2のタイミングでフレームメモリ11がデータを記
憶するような制御信号を出力する。
【0053】以上によって、CCDカメラ8の撮像出力
信号における輝度レベル変動分布をテストパターンの撮
像前にあらかじめ検知することができるため、フレーム
メモリ11に記憶された画像データの処理を行う際、明
部領域、または暗部領域のみを切り出してこの領域内の
データを用いて画像処理を行うことで、輝度レベル変動
を除去することができる。
【0054】また、スクリーン4の一部領域を拡大撮像
する場合では、撮像領域内の輝度が一定になるように、
即ち、撮像領域内全てが明部領域、または暗部領域にな
るようにディレイ量dを決めてやれば、撮像信号を記憶
したフレームメモリ11に記憶されたデータには輝度レ
ベル変動のないものとなり、正しい撮像を行うことがで
きる。
【0055】次に、スクリーン4の一部領域の拡大撮像
を行う場合において、ディレイ量dの決定方法につい
て、図を用いて説明する。図7はスクリーン上に表示さ
れた画像の一部領域を拡大撮像する場合を説明するため
の図である。なお、拡大撮像によって得られる撮像領域
は明部領域になるものとする。また、明部領域の垂直方
向の中央位置(a1 とb1 の中点)をJとする。い
ま、図7において、画面上の任意の垂直位置である領域
K(垂直中心位置をk(0<k<P)とする)を拡大撮
像するものとする。
【0056】ここで、撮像中心位置kと明部領域中点J
の関係によってディレイ量の決定方法が異なる。最初
に、撮像中心位置が明部領域中央位置よりも画面上で上
にある場合、即ち、k≦Jの場合について述べる。この
場合は撮像を行う位置kは画面においてJより上方にあ
るので、Jの位置がkの位置と一致するようにディレイ
量dを決めればよい。この時、ディレイ量dは、Jとk
の距離が画面の垂直幅Pに対する割合とCCDカメラ8
の垂直周期の時間(tCV)から決定される。なお、tCV
はCCDカメラ8がNTSCレートのカメラであるた
め、16.683mSecであり、次に示す式10で得
ることができる。 d=16.683×(J−k)/P (mSec) 式10
【0057】逆に、撮像中心位置が明部領域中央位置よ
りも画面上で下にある場合、即ち、k>Jの場合は、式
10を用いてディレイ量を算出すると負のディレイ量d
が算出されてしまう。負のディレイ量とは、現在の時点
から過去の時間に遡ることになるが、このようなことは
実現不可能であるので、撮像位置kが次のフィールドに
おける明部領域の中点Jになるようにディレイ量dを決
めればよく、式11で与えられる。 d=16.683×(P−J+k)/P (mSec) 式11
【0058】以上で述べたディレイ量dをもって、VP
2のVDのタイミングから遅延させてリセットすること
でCCDカメラ8の駆動用同期信号を同期信号発生回路
13が作成し、CCDカメラ8はこのタイミングでスク
リーン4上に表示されたテストパターンの撮像を行い、
また、既定のフレームのタイミングでフレームメモリ1
1が撮像出力信号の記憶を行う。
【0059】以上によって、VP2の投写する信号の垂
直走査周波数とCCDカメラ8の垂直走査周波数が異な
っている場合に、VP2の投写するスクリーン4上の全
領域の撮像、または一部領域の拡大撮像を行っても、輝
度レベル変動のない撮像信号をリアルタイムで得ること
が出来る。
【0060】実施例2.実施例1.では、CCDカメラ
8の駆動用同期信号をVP2の投写信号のVDからのデ
ィレイ量dを制御することで作成し、こうして作成した
同期信号によってCCDカメラ8を駆動し、スクリーン
4上に投写された画像の撮像を行う構成をとっていた
が、VP2の投写画像の垂直走査周波数がCCDカメラ
8の垂直走査周波数と全く等しい場合、即ちVP2がN
TSC信号を投写している場合では、VP2のVDとC
CDカメラ8のVDが同期していれば、CCDカメラ8
の撮像出力画面に明部領域と暗部領域という輝度レベル
変動が発生することはない。よって、この場合はVP2
のVDのタイミングからのディレイ量dを用いないでC
CDカメラ8のVDをリセットさせることで作成するだ
けでよい。
【0061】図8は本発明の実施例2における画像撮像
装置の構成を示すブロック図である。図において、19
はVP2から画像撮像装置1に供給されるVP2の投写
信号のVDの周波数検出を行う周波数検出回路である。
その他の構成は実施例1.で述べたものと同じである。
【0062】周波数検出回路19には、VP2の投写し
ている映像信号のVDが入力端子17を経由して常に入
力されているので、VP2のVDの周波数検出が常に行
われている。VP2がNTSCを投写していると、周波
数検出回路19はVP2の投写信号の垂直走査周波数が
NTSCのレートである59.94Hzであると検出さ
れる。検出された周波数情報は周波数検出回路19から
バス16を介してCPU12に送られる。CPU12は
この情報に基づいて撮像手法がNTSCモードとなるよ
うにCCDカメラ用同期発生回路13を制御する。
【0063】CCDカメラ用同期発生回路13はNTS
Cモードという命令を受けると、VP2から入力される
VDのタイミングでリセットをかけることでCCDカメ
ラ8駆動用の同期信号を作成する。この場合の出力同期
信号はVP2の同期信号に完全に同期したものになる。
よって、VP2とCCDカメラ8のVDのタイミングは
図9に示すようになる。なお、リセットを行ってからの
4垂直周期の期間(時間TW )はCCDカメラ8内部の
PLLが安定するまでの時間として撮像禁止期間とす
る。この撮像禁止期間終了後のCCD蓄積時間TC1に蓄
積された信号が第一フィールドの映像信号としてCCD
カメラ8から出力される。以下、同様に第二、第三、・
・・フィールドの信号が出力される。
【0064】ここで、CCDカメラ8の第一フィールド
の出力信号を図10(a)に示すと、画面最上部(k=
0 )がa1 、即ちVP2のフィールドAの開始位置と
一致し、さらに画面最下部(k=P)がb1 、即ちVP
のフィールドBの終了位置と一致する。なお、実質的に
は画面最上部と最下部は同じ位置になる。よって、CC
Dカメラ8の第一フィールドの信号は全ての領域で二重
露光されるが、三重露光領域や一重露光領域は一切存在
せず、そのため明部領域と暗部領域は発生しないので、
撮像出力信号の輝度レベルは一定になる。よって、CC
Dカメラ8でスクリーン4上の全領域、または一部領域
を拡大撮像しても撮像信号に輝度レベル変動が発生する
ことがなく、リアルタイムで撮像信号を得ることができ
る。
【0065】また、CCDカメラ8の第二フィールドの
信号は、図10(b)に示すようになり、第一フィール
ドの信号と同様にVP2の投写信号のフィールドBとフ
ィールドCの信号のみが蓄積されるため、第一フィール
ドと同様に撮像出力に明部領域と暗部領域は発生しな
い。
【0066】ここで、出力1、または出力2のタイミン
グでフレームメモリ11がCCDカメラ8の撮像出力信
号の記憶を行う。よって、CCDカメラ8の撮像出力信
号の輝度レベルは常に一定となるので、スクリーン4上
の全領域、または一部領域を拡大撮像しても撮像信号の
輝度レベル変動が発生することがなく、リアルタイムで
撮像信号を得ることができる。
【0067】なお、VP2がNTSC専用VPである場
合は、NTSC専用VPの画像撮像装置として、周波数
検出回路19を省略した構成を採ることができ、VP2
のVDのタイミングでCCDカメラ8の駆動用同期信号
のリセットを行うように同期発生回路13を構成するだ
けでよくなる。よって、NTSC専用VP2の投写する
スクリーン4上の全領域の撮像、または一部領域の拡大
撮像を行っても撮像信号に輝度レベル変動が発生せず、
かつ、リアルタイムで撮像信号を得ることのできる画像
撮像装置を得ることが出来る。
【0068】実施例3.VP2がPAL/SECAM専
用VPである場合は、CCDカメラ8にPAL/SEC
AM用のCCDカメラを使用すれば、VP2の投写映像
の垂直走査周波数と撮像系の垂直走査周波数が一致する
ため、実施例2.と同様に、CCDカメラ駆動用VDを
VP2のVDのタイミングでリセットさせるだけで撮像
出力信号に輝度レベル変動が発生しなくなる。この場合
の画像撮像装置の構成は実施例2.で述べたものと全く
同じ構成となり、垂直走査周波数検出回路19は、PA
L/SECAMの垂直走査周波数である50Hzを検出
した場合、CPU12は画像撮像装置がPAL/SEC
AMモードになるように制御する。よって、スクリーン
4上の全領域、または一部領域を拡大撮像しても撮像出
力信号の輝度レベル変動が発生することがなく、リアル
タイムで撮像信号を得ることができる。
【0069】実施例4.VP2がHDTV専用VPであ
る場合は、CCDカメラ8にHDTV用のCCDカメラ
を使用すれば、VP2の投写映像の垂直走査周波数と撮
像系の垂直走査周波数が一致するため、実施例2.、及
び実施例3.と同様に、CCDカメラ駆動用VDをVP
2のVDのタイミングでリセットさせるだけで撮像出力
信号に輝度レベル変動が発生しなくなる。また、この時
の本装置の構成は実施例2.で述べたものと全く同じ構
成となり、垂直走査周波数検出回路19がHDTVの垂
直走査周波数である60Hzを検出した場合、CPU1
2は画像撮像装置がHDTVモードになるように制御す
る。よって、スクリーン4上の全領域、または一部領域
を拡大撮像しても撮像出力信号の輝度レベル変動が発生
することがなく、リアルタイムで撮像信号を得ることが
できる。
【0070】実施例5.実施例2.〜実施例4.では、
VP2の投写している信号フォーマットとCCDカメラ
のフォーマットが一致する場合を専用モードとして設定
していたが、CCDカメラ8で撮像するフィールド番号
を第一、第二フィールドというように予め定めておけ
ば、VP2の垂直走査周波数が分かれば撮像出力信号の
明部領域と暗部領域の分布位置が分かるので、CCDカ
メラ8の撮像出力信号の段階、即ち記憶手段11に撮像
データが入力される前の段階で、輝度レベル変動の補正
を行う構成をとることができる。図11は本発明の実施
例5における画像撮像装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、同図においては主要部分のみを記載している
だけで、実際にはこの他に、図1に記載されているイン
タフェース回路3、モータ制御部9、VD入力端子17
等もバス16に接続されている。また、図11(a)は
CCDカメラ8の撮像出力信号をA/D変換する前のア
ナログ信号の段階でアナログ補正処理(信号変調)を行
うように構成した場合の構成例であり、一方、同図
(b)はCCDカメラ8の撮像出力信号をA/D変換し
てデジタルデータなった段階で補正処理(データ演算)
を行うように構成した場合の実施例である。同図におい
て、21は明暗領域の分布補正用の補正信号作成部であ
り、22はCCDカメラ8の撮像出力信号を明暗領域の
分布補正用補正信号で変調して輝度レベル変動の補正を
行う輝度補正変調回路である。
【0071】いま、VP2の投写信号の垂直走査周波数
とCCDカメラ8の垂直走査周波数の関係が図12に示
す関係であった(VP2の垂直走査周波数の方がCCD
カメラ8の垂直走査周波数よりも高い)とすると、CC
Dカメラ8の第一、第二フィールドの出力信号はそれぞ
れ図13(a)、(b)に示すようになる。この時のa
1 、b1 、a2 、b2 の位置は実施例1.で述べたよう
に、式2〜式5によって求めることができる。よって、
図14(a)、(b)に示すように垂直周期内における
輝度分布の境界位置が算出できる。また、二重露光領域
と三重露光領域の輝度比は2:3となるため、輝度レベ
ル分布が解かる。よって輝度レベル分布が一定になるよ
うにするための補正信号は図14(c)及び(d)に示
すように、二重露光領域の信号は1倍、三重露光領域の
信号は2/3倍すれば画面全体において輝度が一定の信
号が得られることになる。よって、簡単に輝度補正信号
を作ることができ、かつ、簡単な信号処理または演算を
行うだけで輝度分布が一定となる撮像信号を得ることが
できる。
【0072】以下の説明は図11(a)に示した実施例
を用いて行う。CCDカメラ8で撮像を行う時、CCD
カメラ8のVDをVP2のVDのタイミングでリセット
させる。(この時間をT0 とする)また、撮像するCC
Dカメラ8のフィールドは図12に示す第一フィールド
と第二フィールドに限定しておく。CCDカメラ8駆動
用のVDのリセットから時間TW の間は、CCDカメラ
8内部のPLL回路の安定するまでの時間で、撮像禁止
期間である。また、a1 の画面上における位置は式2で
与えられる。同様にb1 、a2 、b2 の各位置について
も式3〜5によって算出できる。また、式1の定義か
ら、CはDをBで除した時の商であり、式2〜式5の演
算時の商を各々Ca1、Cb1、Ca2、Cb2とすると、これ
を用いてCCDカメラ8の第一フィールド出力画像にお
ける露光回数が求められる。
【0073】a1 <b1 の場合では、画面最上部からa
1 までの領域と、b1 から画面最下部までの領域の露光
回数n1 は(Cb1−Ca1)回となり、ここが暗部領域と
なる。また、a1からb1までの領域の露光回数n2
(Cb1−Ca1+1)=(n1 +1)回になり、明部領域
となる。露光回数がn1 回の領域の輝度と露光回数がn
2 回の領域の輝度比はn1 :n2 になるので、輝度補正
信号は、露光回数がn1回の領域の信号を1倍、露光回
数がn2 回の領域の信号をn1 /n2 倍とすればよい。
ここで、式2〜式5によって、明部領域、暗部領域の境
界位置a1 、b1と、各領域内の露光回数n1 、n2
全て算出できるので、必要な輝度補正信号を撮像以前に
あらかじめ作成することができる。このような輝度補正
信号は補正信号作成部21で作成され、CCDカメラ8
の撮像出力信号は輝度補正変調回路22において変調さ
れる。以上によって、CCDカメラ8の第一フィールド
における撮像出力信号の輝度は一定になり、撮像出力信
号の輝度レベル変動はなくなり、かつ、リアルタイムで
撮像信号を得ることができる。
【0074】逆にa1 >b1 の場合では、画面最上部か
らb1までの領域と、a1から画面最下部までの領域の露
光回数n1 は(Cb1−Ca1+1)回になり、ここが明部
領域になる。また、b1からa1までの領域の露光回数n
2 は(Cb1−Ca1)=(n−1)回になり、暗部領域
となる。露光回数がn 回の領域の輝度と露光回数が
2 回の領域の輝度比はn1:n2になるので、輝度補正
信号は、露光回数がn1回の領域の信号はn2/n1倍と
し、露光回数がn2 回の領域の信号は1倍とすればよ
く、このような輝度補正信号を補正信号作成部21であ
らかじめ作成し、CCDカメラ8の撮像出力信号を輝度
補正変調回路22で変調すれば、CCDカメラ8の第一
フィールドにおける撮像出力信号の輝度は一定になり、
撮像出力信号の輝度レベル変動はなくなり、かつ、リア
ルタイムで撮像信号を得ることができる。
【0075】第二フィールドにおいても第一フィールド
と全く同様に輝度レベル変動による輝度分布を算出でき
るため、補正信号作成部21において輝度補正信号を作
成することができる。このため、a2 、b2 に応じた輝
度補正信号を作成し、この補正信号を用いてCCDカメ
ラ8の出力ビデオ信号を輝度補正変調回路22で変調す
ることによって、撮像出力信号の輝度を一定することが
でき、輝度レベル変動を除去することができ、かつ、リ
アルタイムで撮像信号が得られる撮像装置を得ることが
出来る。
【0076】また、図11(b)に示すように、CCD
カメラ8の出力信号をA/D変換回路10でデジタルデ
ータに変換し、デジタルデータの段階で輝度補正処理を
行う場合でも、補正信号作成部21の出力補正信号がデ
ジタルデータになるだけであり、輝度補正変調回路22
の動作がデジタルデータの演算になるだけで、上記で述
べたように図11(a)の実施例と全く同じ効果が得ら
れる。
【0077】実施例6.実施例5.で述べた画像撮像装
置を用いてVP2の投写画像がNTSCである場合を考
えると、VP2の垂直走査周波数とCCDカメラ8の垂
直走査周波数が一致するため、撮像開始時にCCDカメ
ラ8用のVDをVP2のVDのタイミングでリセットす
るだけで輝度レベル変動のない撮像出力信号が得られ
る。よって、NTSCを投写しているVPを撮像する場
合は輝度分布補正のための変調を行う必要がない。これ
は換言すれば輝度補正信号作成部21で作成する補正信
号がある一定のDC値(1倍する信号)を作成し、変調
回路22において上記DC信号でCCDカメラ8の撮像
出力信号を変調することと同じことになる。
【0078】よって、VP2のVDの周波数検出を垂直
走査周波数検出回路19で行い、検出信号が59.94
Hz(NTSC)であるとされた場合は、画面全体にわ
たって輝度を1倍にする輝度補正信号を作成するように
すれば、実施例5.で述べた構成と同じ構成でNTSC
を投写しているVP2の撮像を行うことができ、スクリ
ーン4上の全領域、または一部領域の拡大撮像を行って
も輝度レベル変動のない撮像出力をリアルタイムで得ら
れる。
【0079】実施例7.VP2がオートスキャン型VP
であると、VP2が表示する信号フォーマットは多々存
在するため、表示系と撮像系の垂直走査周波数が異なる
場合と、一致する場合がある。前者の場合におけるCC
Dカメラ8駆動用同期信号作成方法は実施例1.で述べ
た。また、後者の場合におけるCCDカメラ8駆動用同
期信号作成方法は実施例2.で述べた。よって、VP2
の表示する信号の垂直走査周波数を検出して、その検出
周波数に応じてCCDカメラ8駆動用同期信号の作成方
法を変更するような同期信号発生回路の構成を採っても
構わない。なお、CCDカメラ8駆動用同期信号の作成
は、同期発生回路13内部で行われるため、上記のよう
な構成を採る画像撮像装置の実施例における構成は実施
例1.で述べた構成(図1)と同一構成で実現できる。
【0080】本実施例における同期発生回路13の動作
手順をフローチャートとして図15に示し、以下、CC
Dカメラ8駆動用同期信号の作成手順について説明す
る。同図において、S100はVP2が表示する信号の
垂直走査周波数の検出を行うステップである。これは、
VPのVD入力端子17から入力されるVDの垂直周期
検出を行う垂直周期検出回路18で検出する際に周波数
fvSIG が検出される。検出周波数fvSIG はバス16
を介してCPU12に伝えられる。
【0081】次に、S110のステップでは検出された
fvSIG がCCDカメラ8の垂直周波数fvCCD と一致
するかの判断を行う。ここでfvCCD は既知の値である
ため、CPU12において単純にデータ比較を行うだけ
で済む。ここで、これらが一致しない場合は実施例1.
で述べた手法でCCDカメラ8の同期信号を作成するた
め、S120に進む。一方fvSIG とfvCCD が一致し
た場合は実施例2.で述べたNTSCモードに進む。
【0082】NTSCモードの場合は、S151で、実
施例2.で述べたように、VPのVDのタイミングでC
CDカメラ8駆動用同期信号のリセットを行い、これを
出力する。
【0083】一方、fvSIG とfvCCD が一致しない場
合、S120ではfvSIG の周期であるtPVを検出す
る。これは垂直周期検出回路18で行われる。続いて、
S130では、式2、式3によって撮像出力信号におけ
る輝度レベル変動の位置を算出する。S140では、S
130で算出した輝度レベル変動の位置データと撮像を
行う位置のデータから、実際に撮像を行う領域部に明暗
の縞が来ないようにするのに必要な遅延時間dを算出す
る。なお、S130とS140のステップはCPU12
内で行われる。
【0084】続いて、S150では、S140で算出し
た遅延量dをVPのVDのタイミングからの遅延時間と
して用いて、CCDカメラ8駆動用同期信号をリセット
してこれを出力する。
【0085】S160では、フレームメモリ11に記憶
させる撮像データの撮像フレーム位置のタイミングでフ
レームメモリ11に撮像データを記憶させるため、フレ
ームメモリ11がデータ記憶するための制御信号を既定
の時間位置で出力する。以上によって、オートスキャン
型VPの表示する画像の撮像を行う画像撮像装置として
スクリーン4上の全領域、または一部領域の拡大撮像を
行っても輝度レベル変動のない撮像出力をリアルタイム
で得られる。
【0086】実施例8.実施例6.では、NTSC信号
を特別扱いして処理を行う構成をとった実施例について
述べたが、これと異なる手法として、NTSCを投写す
るVP2の撮像時には輝度分布補正のための変調を一切
行わない構成をとることができる。なお、非NTSC信
号の撮像のためには実施例5.で述べた構成も必要とな
り、NTSCモードと非NTSCモードを有する構成が
必要となる。
【0087】図16は本発明の実施例18における画像
撮像装置の構成を示すブロック図であり、図において、
19はVP2の投写信号の垂直走査周波数を検出する垂
直走査周波数検出回路であり、CPU12との間にデー
タのやり取りを行うためにバス16に接続されている。
また31はA/D変換回路10に入力される撮像出力信
号の入力選択を行う撮像画像選択スイッチ回路であり、
輝度補正変調回路22の出力信号とCCDカメラ8の出
力が入力となっており、これらの2信号から出力を選択
する。32はCPU12からバス16を経て得られるV
P2の投写信号の垂直走査周波数情報から撮像画像選択
スイッチ回路31を制御するための信号を作成するスイ
ッチ制御部である。また、同図のバス16にはこの他に
VP2との通信を行うインタフェース回路3やモータ制
御部9等も接続されているが、同図ではこれらを省略し
ている。なお、図16はCCDカメラ8の撮像出力信号
をA/D変換する前のアナログ信号処理によって輝度分
布補正の処理を行う構成をとったものを示しているが、
CCDカメラ8の撮像出力信号をA/D変換してデジタ
ルデータに変換してから輝度分布補正の処理を行う構成
であってもよい。
【0088】次に、動作について説明する。垂直走査周
波数検出回路19において、VP2の投写している信号
の垂直走査周波数が59.94Hz、即ちNTSCであ
る、と検出した場合には、バス16を介してCPU12
にこの情報が伝えられる。するとCPU12は撮像装置
の撮像モードをNTSCモードにするため、NTSCモ
ードという信号を出力する。この信号は、バス16を介
してスイッチ制御部32に伝えられる。スイッチ制御部
32はNTSCモードになるように、CCDカメラ8の
出力信号が直接A/D変換回路10に入力されるように
撮像画像選択スイッチ回路31を切り替える。
【0089】また、同期発生回路13にもバス16を介
してNTSCモードという情報が伝えられるため、CC
Dカメラ8の駆動用同期信号の作成方法は上記実施例で
述べたように、VD入力端子17を経由したVP2のV
Dのタイミングでリセットさせて作成する。このように
して作成された同期信号がCCDカメラ8の外部同期入
力端子14から供給されることでCCDカメラ8の駆動
が行われ、撮像を開始する。
【0090】一方、NTSC以外の信号をVP2が投写
している場合は、現在投写している垂直走査周波数の周
波数検出が垂直走査周波数検出回路19において行わ
れ、この検出周波数情報がバス16を介してCPU12
に伝えられる。また、CPU12は検出された垂直走査
周波数情報をバス16を介して同期発生回路13に伝
え、同期発生回路13はその垂直走査周波数に応じたC
CDカメラ8を駆動する同期信号を発生する。また、同
時にCPU12は非NTSCモードになるような制御信
号を出力して、バス16を介してスイッチ制御部32に
非NTSCモードという情報が伝えられる。スイッチ制
御部32は非NTSCモードになるように、即ち、CC
Dカメラ8の撮像出力信号が輝度補正変調回路22を経
由して輝度補正がなされたものがA/D変換回路10に
入力されるように撮像画像選択スイッチ回路31を切り
替える。
【0091】なお、非NTSCモードにおける輝度レベ
ル補正の手法は実施例5.で述べたものと同じである。
よって、投写する信号の垂直走査周波数が変化するオー
トスキャンVPの撮像装置として使用した時にスクリー
ンの一部領域を拡大撮像しても撮像出力信号の輝度レベ
ルの変動のない撮像出力がリアルタイムで得られる画像
撮像装置を得ることができる。
【0092】実施例9.実施例6.及び実施例8.はC
CDカメラ8にNTSCのレートで駆動するCDCDカ
メラを用いていたが、CCDカメラ8をPAL/SEC
AMのレートで駆動するCCDカメラを使用した場合に
は、上記各実施例でNTSC信号を特別扱いしていたも
のをPAL/SECAMに置き換えれて、PAL/SE
CAMを特別扱いして、PAL/SECAMモードと非
PAL/SECAMモードで撮像画像選択スイッチ回路
31を制御すれば、上記実施例と全く同じ効果が得られ
る画像撮像装置が得られる。また、その場合における本
装置の構成は、実施例6.及び実施例8.で述べた構成
と全く同じになり、同様の効果がある。
【0093】実施例10.実施例9.では、PAL/S
ECAM信号を特別扱いしたが、CCDカメラ8にHD
TVのレートで駆動するCCDカメラを使用した場合
は、HDTV信号を特別扱いして、HDTVモード、非
HDTVモードで撮像画像選択スイッチ回路31を制御
すれば、全く同じ効果が得られる画像撮像装置が得られ
る。また、その場合の本装置の構成は、上記実施例で述
べた構成と全く同じ構成であり、同様の効果がある。
【0094】実施例11.上記各実施例1.〜10.で
は、画像表示装置として投写型画像表示装置であるVP
を用いた場合の実施例について述べたが、画像表示装置
がテレビセット等のような直視型ディスプレイであって
も、上記各実施例と全く同じ構成の画像撮像装置によっ
て、同様の処理を行うことによって上記各実施例と同様
の効果が得られる。
【0095】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の画像撮像装置に
よれば、表示系の垂直走査周波数と撮像系の垂直走査周
波数と表示画面における撮像位置の三者から撮像手段で
あるカメラ駆動用同期信号のタイミングを算出して、リ
セットすることで同期信号を作成するとともに、リセッ
トから既定時間経過後の撮像信号をメモリに記憶させる
ため、表示系と撮像系の垂直走査周波数が異なる場合に
表示画像の全領域、または一部領域を拡大撮像しても、
撮像手段の撮像出力信号の輝度レベル変動を除去するこ
とができ、かつ、リアルタイムで撮像信号を得ることの
できる画像撮像装置を得ることができ、画像表示装置の
正しい各種調整を行うことができる。
【0096】また、本発明の請求項2記載の画像撮像装
置によれば、表示系の垂直走査周波数と撮像系の垂直走
査周波数から撮像出力信号における輝度レベル変動の分
布を算出し、輝度レベル変動分布と表示画面における撮
像位置から撮像手段であるカメラの駆動用同期信号のタ
イミングを算出してリセットすることによって作成する
とともに、リセットから既定時間経過後の撮像信号をメ
モリに記憶させるため、表示系と撮像系の垂直走査周波
数が異なる場合に表示画像の全領域、または一部領域を
拡大撮像しても、撮像手段の撮像出力信号の輝度レベル
変動を除去することができ、かつ、リアルタイムで撮像
信号を得ることのできる画像撮像装置を得ることがで
き、画像表示装置の正しい各種調整を行うことができ
る。
【0097】また、本発明の請求項3記載の画像撮像装
置によれば、表示系の垂直走査周波数と撮像系の垂直走
査周波数が一致する場合には、撮像手段であるカメラの
駆動用同期信号作成手法が表示系のVDのタイミングで
リセットするだけになるため、カメラ駆動用の同期信号
作成回路の構成が簡単、安価になり、かつ、表示画像の
全領域、または一部領域を拡大撮像しても、撮像手段の
撮像出力信号の輝度レベル変動を除去することができ、
かつ、リアルタイムで撮像信号を得ることのできる画像
撮像装置を得ることができ、画像表示装置の正しい各種
調整を行うことができる。
【0098】また、本発明の請求項4記載の画像撮像装
置によれば、表示系の垂直走査周波数と撮像系の垂直走
査周波数と表示画面における撮像位置、及び撮像出力信
号の時間的位置の四者から撮像手段であるカメラの撮像
出力における輝度レベル変動の分布が算出できるため、
輝度レベル変動の補正を行う補正信号を算出することが
でき、また、表示系のVDのタイミングでカメラ駆動用
同期信号のリセットを行うとともに、カメラの撮像出力
信号を輝度補正信号で変調することによって輝度レベル
変動を除去することができるため、表示系と撮像系の垂
直走査周波数が異なる場合に表示画像の全領域、または
一部領域を拡大撮像しても、撮像手段の撮像出力信号の
輝度レベル変動を除去することができ、かつ、リアルタ
イムで撮像信号を得ることのできる画像撮像装置を得る
ことができ、画像表示装置の正しい各種調整を行うこと
ができる。
【0099】また、本発明の請求項5記載の画像撮像装
置によれば、表示系と撮像系の垂直走査周波数が異なる
場合の撮像手法であるカメラの駆動用同期信号の作成手
法と、表示系と撮像系の垂直走査周波数が一致する場合
の撮像手法であるカメラの駆動用同期信号の作成手法と
を、表示系の表示している画像信号の垂直走査周波数を
検出して、検出された垂直走査周波数に応じてカメラ駆
動用同期信号作成手法を切り替えるため、あらゆる垂直
走査周波数の画像を表示するオートスキャン型画像表示
装置の表示画像の全領域、または一部領域を拡大撮像し
ても、撮像手段の撮像出力信号の輝度レベル変動を効果
的に除去することのできる画像撮像装置を得ることがで
き、画像表示装置の正しい各種調整を行うことができ
る。
【0100】また、本発明の請求項6記載の画像撮像装
置によれば、カメラ駆動用同期信号を表示系VDのタイ
ミングでリセットすることによって作成し、表示系と撮
像系の垂直走査周波数が異なる場合には、表示系、及び
撮像系の各垂直走査周波数と表示画面における撮像位
置、撮像出力信号の時間的位置から撮像出力信号におけ
る輝度レベル変動の分布を算出し、輝度レベル変動の補
正を行う補正信号を作成して撮像出力信号の変調を行う
ことで輝度レベル変動の除去を行う手法をとり、一方、
表示系と撮像系の垂直走査周波数が一致する場合は撮像
出力信号の変調を行わないことによってS/Nの良い撮
像データを得る手法をとり、表示系の表示している画像
信号の垂直走査周波数の検出を行い、検出された垂直走
査周波数に応じて撮像手法を切り替えるため、あらゆる
垂直走査周波数の画像を表示する画像表示装置の表示画
像の全領域、または一部領域を拡大撮像しても、撮像手
段の撮像出力信号の輝度レベル変動を効果的に除去する
ことのできる画像撮像装置を得ることができ、画像表示
装置の正しい各種調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における画像撮像装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施例1における画像撮像装置の動
作を説明するためのタイミング図である。
【図3】 CCDカメラの出力信号の輝度変動によって
発生する明暗の分布を示す図である。
【図4】 スクリーンの一部を拡大撮像する場合のCC
Dカメラの出力信号の輝度変動によって発生する明暗の
分布を示す図である。
【図5】 本発明の実施例1における画像撮像装置の動
作を説明するための図である。
【図6】 CCDカメラの撮像出力信号における輝度変
動によって発生する明暗の分布を示す図である。
【図7】 スクリーン上に表示された画像の一部領域を
拡大撮像する場合を説明するための図である。
【図8】 本発明の実施例2における画像撮像装置の構
成を示すブロック図である。
【図9】 本発明の実施例2における画像撮像装置の動
作を説明するための図である。
【図10】 CCDカメラの出力信号の第一、第二フィ
ールドの画面を説明するための図である。
【図11】 本発明の実施例5における画像撮像装置の
構成を示すブロック図である。
【図12】 本発明の実施例5における画像撮像装置の
動作を説明するための図である。
【図13】 CCDカメラの出力信号の第一、第二フィ
ールドの画面を示す図である。
【図14】 輝度補正を説明するための図である。
【図15】 本発明の実施例7における画像撮像装置の
動作の手順を示すフローチャートである。
【図16】 本発明の実施例8における画像撮像装置の
構成を示すブロック図である。
【図17】 従来の画像撮像装置の一構成例を示すブロ
ック図である。
【図18】 従来の画像撮像装置の動作を説明するため
の図である。
【図19】 従来の画像撮像装置の他の構成例を示すブ
ロック図である。
【図20】 従来の画像撮像装置の動作を説明するため
の図である。
【図21】 従来の画像撮像装置の動作を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 画像撮像装置、2 CRT方式VP、3 インタフ
ェース回路、4 スクリーン、6,7モータ、8 CC
Dカメラ、9 モータ制御部、10 A/D変換回路、
11 フレームメモリ、12 CPU、13 同期発生
回路、14 CCDカメラの外部同期信号入力端子、1
6 バス、17 VPのVD入力端子、18 垂直周期
検出回路、19 垂直走査周波数検出回路、21 補正
信号作成部、22 輝度補正変調回路、31 撮像画像
選択スイッチ回路、32 スイッチ制御部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示装置のセットアップ調整等を行
    う際に、画像表示装置が表示したテスト信号の撮像を行
    う画像撮像装置において、画像表示装置の表示したテス
    ト信号の撮像を行う撮像手段を有し、かつ、画像表示装
    置の表示している信号の垂直走査周波数と、上記撮像手
    段の垂直走査周波数と、上記画像表示装置の表示した画
    像における検査位置の三者から定まる所定時間を算出す
    る算出手段と、該画像表示装置の表示している信号の垂
    直同期信号から上記算出手段で算出した所定時間遅延後
    に上記撮像手段駆動用同期信号をリセットして出力する
    同期信号作成手段と、撮像手段駆動用同期信号をリセッ
    ト後既定時間経過後に上記撮像手段の出力を記憶する記
    憶手段とを有することを特徴とする画像撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1項記載の画像撮像装置におい
    て、画像表示装置の表示している信号の垂直走査周波数
    と、上記撮像手段の垂直走査周波数から撮像出力信号に
    発生する輝度レベル変動の分布を算出し、続いて、上記
    輝度レベル変動の分布情報と上記画像表示装置の表示し
    た画像における検査位置から、該画像表示装置の表示し
    ている信号の垂直同期信号から該撮像手段駆動用同期信
    号をリセットするまでの所定時間を算出し、該所定時間
    を遅延時間として上記撮像手段駆動用同期信号のリセッ
    トして出力する同期信号作成手段を有することを特徴と
    する画像撮像装置。
  3. 【請求項3】 画像表示装置のセットアップ調整等を行
    う際に、画像表示装置が表示したテスト信号の撮像を行
    う画像撮像装置において、画像表示装置の表示したテス
    ト信号の撮像を行う撮像手段を有し、かつ、画像表示装
    置の表示している信号の垂直同期信号のタイミングで上
    記撮像手段駆動用同期信号をリセットして出力する同期
    信号作成手段と、撮像手段駆動用同期信号をリセット後
    既定時間経過後に上記撮像手段の出力を記憶する記憶手
    段とを有することを特徴とする画像撮像装置。
  4. 【請求項4】 画像表示装置のセットアップ調整等を行
    う際に、画像表示装置が表示したテスト信号の撮像を行
    う画像撮像装置において、画像表示装置の表示した画像
    を撮像する撮像手段と、画像表示装置の表示している信
    号の垂直同期信号のタイミングで上記撮像手段駆動用同
    期信号をリセットして出力する同期信号作成手段と、上
    記撮像手段の出力信号を記憶する記憶手段とを有し、か
    つ、画像表示装置の表示した信号の垂直走査周波数と、
    上記撮像手段の垂直走査周波数と、画像表示装置の表示
    した画像における検査位置、および上記撮像手段の出力
    フレームの時間的位置の四者から定まる上記撮像手段の
    出力信号の輝度レベル変動の分布を補償するための輝度
    補正信号を作成する輝度補正信号作成手段と、上記輝度
    補正信号作成手段の出力信号で撮像手段の出力信号の輝
    度補正を行う補正手段とを有することを特徴とする画像
    撮像装置。
  5. 【請求項5】 画像表示装置のセットアップ調整等を行
    う際に、画像表示装置が表示したテスト信号の撮像を行
    う画像撮像装置において、画像表示装置の表示した画像
    を撮像する撮像手段と、画像表示装置の表示している信
    号の垂直走査周波数検出を行う周波数検出手段とを有
    し、かつ、画像表示装置の表示している信号の垂直同期
    信号からの遅延時間を、画像表示装置の表示している信
    号の垂直走査周波数と、上記撮像手段の垂直走査周波数
    と、上記画像表示装置の表示した画像における検査位置
    の三者から算出した所定時間として、上記撮像手段駆動
    用同期信号をリセットして出力する同期信号作成手法
    と、画像表示装置の表示している信号の垂直同期信号の
    タイミングで上記撮像手段駆動用同期信号をリセットし
    て出力する手法の両手法の動作をする同期信号作成手段
    と、撮像手段駆動用同期信号をリセット後既定時間経過
    後に上記撮像手段の出力を記憶する記憶手段とを有し、
    上記周波数検出手段の出力によって該同期信号作成手段
    の動作手法を切り替えることを特徴とする画像撮像装
    置。
  6. 【請求項6】 画像表示装置のセットアップ調整等を行
    う際に、画像表示装置が表示したテスト信号の撮像を行
    う画像撮像装置において、画像表示装置の表示した画像
    を撮像する撮像手段と、上記撮像手段の出力信号を記憶
    する記憶手段とを有し、画像表示装置の表示した信号の
    垂直走査周波数と、上記撮像手段の垂直走査周波数と、
    画像表示装置の表示した画像における検査位置、および
    上記撮像手段の出力フレームの時間的位置の四者から定
    まる上記撮像手段の出力信号の輝度レベル変動の分布を
    補償するための輝度補正信号を作成する輝度補正信号作
    成手段と、上記輝度補正信号作成手段の出力信号で撮像
    手段の出力の輝度補正を行う補正手段と、画像表示装置
    の表示している信号の垂直同期信号のタイミングで上記
    撮像手段駆動用同期信号をリセットして出力する動作を
    する同期信号作成手段と、画像表示装置の表示している
    垂直走査周波数検出を行う周波数検出手段とを備え、上
    記周波数検出手段の出力によって該記憶手段に記憶させ
    る該撮像手段の出力を切り替えることを特徴とする画像
    撮像装置。
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