JP3580792B2 - ビデオ信号検出回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオ復号器、とくにビデオ信号における同期信号を検出するビデオ信号検出回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、テレビジョン信号などのビデオ信号を検出する回路には、たとえばNTSC (National Television System Committee)などの標準フォーマットのビデオ信号が入力されるとは限らず、標準方式以外のビデオ信号が入力されたり、ときには何の信号も入力されないこともある。これらの3つの状況のいずれにおいても、ビデオ信号検出回路は、垂直同期信号を適切に発生する必要がある。
【0003】
この問題は、特開平11−341304号公報に記載のビデオ検出回路によって一部解決されている。同公報に記載のビデオ検出回路は、ビデオ入力信号の3つのモードを検出して、この入力信号に基づいて垂直同期信号を形成する。標準のビデオ信号が入力される第1のモードでは、走査線カウンタで垂直同期信号を復号する。標準以外の信号が入力される第2のモードでは、走査線カウンタを使用せず、垂直同期信号を検出して出力する。またビデオ入力信号が到来しない第3のモードでは、垂直同期信号がフリーランニングモードで出力され、これによって空白のスクリーンを表示することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
入力されるビデオ信号が標準フォーマットまたはそれに近い信号であれば、水平走査線の数はほとんど変化しない。また、標準フォーマット以外のビデオ信号でも、水平走査線の数が正常に計数されることはある。このような場合、上述の公報に記載のビデオ検出回路は、第1のモード(標準モード)を自動的に選択し、ビデオ信号を正常に復号する。こうして復号されたビデオ信号の表わす映像を映像モニタに表示させて視認するには、さほど問題は生じないであろう。
【0005】
しかし、表示される映像の品質は、場合によって劣化することがある。それは、水平走査線数が規格通りであっても、水平走査線ごとの画素数が均一でないことがあるからである。具体的には、NTSC方式の規格ITU601では、1走査線(ライン)当り858画素に定められている。これがラインごとにずれて、たとえばあるラインでは857画素に、また他のラインでは859画素になったりすると、映像領域の端縁に凹凸が生じたり、絵柄の縦の線がジグザグになったりして、映像品質が劣化することがある。
【0006】
同公報に記載のビデオ検出回路では、入力ビデオ信号が標準フォーマットの場合、走査線カウンタで水平走査線を計数して垂直同期信号を復号し出力する。しかし、上述のように1画面当りの走査線数が標準値であっても1水平走査線当りの画素数が規定値でない場合は、走査線カウンタの計数で生成した垂直同期信号が、入力ビデオ信号に含まれる垂直同期信号と異なるタイミングで生成されることがある。したがって、ビデオ信号の正しい復号が行なわれないことがある。
【0007】
上述の公報に記載のビデオ検出回路は、始動モードでは、無入力状態でのフリーラン機能がある。しかし、フリーラン状態になっていても、たとえば入力信号ケーブルが切断されていて実際に信号が入力されないのか、ビデオ信号が入力されているのにノイズが大きくて復号できない状態なのかの判別がされない。
【0008】
本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、入力されるビデオ信号の1画面当りの画素数が規定値でない場合でも適切なタイミングで垂直同期信号を生成できるビデオ信号検出回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によるビデオ信号検出回路は、入力される映像信号から垂直同期信号を検出する同期検出手段と、検出された垂直同期信号ごとに起動されて画素クロックを計数し、その計数値が所定の数に達すると第1の信号を出力する計数手段と、検出された垂直同期信号を第1の信号と比較してその差を表わす第2の信号を出力する比較手段と、第2の信号を映像信号の複数の画面について平均し、その平均値を出力する平均手段と、この平均値によって前記検出された垂直同期信号を調整し、その結果の信号を垂直同期信号として出力する調整手段とを含み、前記所定の数は、1画面に含まれる規定の画素の数に実質的に等しく設定されている。
【0010】
本発明によればまた、ビデオ信号検出回路は、入力される映像信号から垂直同期信号および水平同期信号を検出する同期検出手段と、検出された垂直同期信号によって歩進を開始し、その歩進値を表わす第1の信号を出力し、該歩進値が第1の所定の数に達すると歩進を停止する第1の計数手段と、検出された垂直同期信号に続く水平同期信号によって起動されて前記検出された水平同期信号を計数し、その計数値を第2の信号として出力する第2の計数手段と、第2の信号を第1の信号と比較してその差を表わす第3の信号を出力する第1の比較手段と、検出された水平同期信号ごとに起動されて画素クロックを計数し、その計数値が第2の所定の数に達すると第4の信号を出力する第3の計数手段と、検出された水平同期信号を第4の信号と比較してその差を表わす第5の信号を出力する第2の比較手段と、第5の信号を映像信号の複数のラインについて平均し、その平均値を出力する平均手段と、平均値で前記検出された水平同期信号を調整し、その結果の信号を水平同期信号として出力する調整手段とを含み、第1の所定の数は1画面に含まれる規定のラインの数に、また第2の所定の数は1ラインに含まれる画素の数に、それぞれ実質的に等しく設定されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に添付図面を参照して本発明によるビデオ信号検出回路の実施例を詳細に説明する。図1を参照すると、実施例のビデオ信号検出回路10は、入力端子12に到来する輝度信号Yから適切なタイミングで垂直同期信号VDを生成し、出力端子14からこれを出力する回路である。入力端子12には、本実施例では、カラー映像信号から色差信号が分離された輝度信号Yがディジタルデータの形で入力される。元のカラー映像信号は、たとえばNTSC方式やPAL (Phase Alternation by Line)方式などの標準フォーマットに従うものでよく、またそれ以外の方式のものであってもよい。また、2フィールドがインタリーブされて1フレームを形成するインタリーブ方式であっても、または1フィールドで1フレームを形成する非インタリーブ方式であってもよい。出力端子14には、たとえば映像モニタ装置などの利用装置(図示せず)が接続される。
【0012】
入力端子12は、同期検出回路16の入力に接続されている。同期検出回路16は、輝度信号Yに含まれる垂直同期信号および水平同期信号を検出する回路である。より具体的には、輝度信号Yが所定の期間以上にわたって所定の閾値以下のレベルを継続したことを検出して、輝度信号Yのその部分を垂直同期信号と判定する。その判定結果は、出力端子32から垂直同期検出パルスの形で出力され、この出力端子32は画素カウンタ20の入力に接続されている。同期検出回路16はまた、輝度信号Yから同様にして水平同期信号を検出し、これは、そのまま出力端子18から利用装置へ出力される。
【0013】
画素カウンタ20は、入力32に入力される垂直同期検出パルスに応動して自走の画素クロックの計数を開始し、その計数値が所定の上限値に達すると、その出力26から垂直同期パルスを生成するとともに自身を初期状態にリセットする2進計数回路である。画素クロックは、画素カウンタ20にて画素数をカウント可能とするように、入力輝度信号Yの画素レートと実質的に同じ周波数を有したクロック信号である。また、所定の上限値は、入力映像信号の標準フォーマットにおける1フィールドまたは1フレーム、すなわち1画面の総画素数に等しい値に設定されている。画素カウンタ20の出力26は比較回路30の一方の入力に接続されている。以下の説明において、信号は、その現れる接続線の参照符号にて指定する。
【0014】
比較回路30は他方の入力が同期検出回路16からの出力32に接続されている。比較回路30は、図1では単純な減算器の記号で示されているが、実際には、一方の入力26に画素カウンタ20から入力される垂直同期パルスと他方の入力32に同期検出回路16から到来する実際の垂直同期検出パルスとの重複期間を検出し、これを画素クロックの数で表わした数値をその出力34に生成する機能を有する。したがってこの出力34は、実際の水平走査線の画素数の規定値との差、すなわち1フィールドまたは1フレームの画素数の標準値からの誤差を表わしている。この出力34は、非標準フラグとして利用される。比較回路30の出力端子34はまた、差分レジスタ36の入力にも接続されている。
【0015】
差分レジスタ36は、比較回路30から与えられる差分値34を保持する一時記憶回路である。差分レジスタ36は、n(自然数)個の差分値をFIFO (First−In First−Out)動作で保持するレジスタ回路(図示せず)と、後述する平均値を保持するレジスタ回路(これも図示せず)とを含んでいる。それぞれのレジスタ回路は、現時点よりnフィールドまたはフレーム前までの期間に比較回路30から供給された差分値を保持する。差分レジスタ36は2つの出力38および40を有し、前者は平均回路42に、また後者は選択回路28の制御入力に接続されている。
【0016】
平均回路42は、演算結果を出力する出力端子24を有し、この出力端子24は、一方では加算回路22の一方の入力に接続され、また他方では差分レジスタ36の入力34にも接続されている。平均回路42は、図1では単純な総和回路の記号で示されているが、実際には、差分レジスタ36から出力される現時点以前のnフィールドまたはフレーム分の差分値を相互に加算する加算回路と、n回の平均値を算出する割算回路(いずれも図示せず)とを有している。この平均値が出力24から出力される。
【0017】
加算回路22は、他方の入力に同期検出回路16の出力32が接続されている。加算回路22は、同期検出回路16から入力される垂直同期検出パルス32に平均回路42から入力される平均値24を加算して、その結果を出力48から出力する調整回路である。なお、本明細書において、加算は、減算も含む広義に解釈するものとする。たとえば加算回路22の場合、平均値24が正の値であれば加算が、また負の値であれば減算が行なわれる。加算回路22は、同図では単純な加算器の記号で示されているが、この加減算は、実際には、平均値24に相当する期間だけ垂直同期検出パルスを遅進させることによって行なわれる。加算回路22の出力48は、選択回路28の一方の入力に接続されている。
【0018】
選択回路28は、同期検出回路16の出力32に接続された他方の入力を有し、制御入力40に与えられる信号に応動して、2つの入力32および48のいずれかに与えられる信号を装置出力14に択一的に出力する択一機能を有する。より詳細には、選択回路28は、差分レジスタ36からの出力40を監視し、これが「0」、またはそれを中心とする所定の許容範囲内に含まれていれば、加算回路22からの入力48を選択し、それ以外の場合は、同期検出回路16からの直接の入力32を選択して、これを垂直同期信号VDとしてその出力14に出力するように構成されている。この所定の許容範囲とは、垂直同期パルスが標準の垂直同期期間から大幅に変位して調整すべき期間が過大にならない程度に設定されている。なお、後者、つまり大幅に変位した場合でも、加算回路22からの出力48を垂直同期信号VDとして利用するのであれば、選択回路28は設けなくてよい。その場合は、加算回路22の出力48が直接、装置出力14に接続される。
【0019】
動作状態において、入力端子12に輝度信号Yが到来して、そのレベルが所定の期間にわたって所定の閾値以下を継続したことを同期検出回路16が検出すると、同期検出回路16は、輝度信号Yのこの部分を垂直同期信号と判定し、その出力端子32から垂直同期検出パルスを画素カウンタ20へ出力する。画素カウンタ20は、これに応動して画素クロックの計数を開始する。この計数値が所定の上限値に達すると、画素カウンタ20は、その出力26に垂直同期パルスを生成するとともに、自身を初期状態にリセットし、再度、計数動作を開始する。
【0020】
この間、同期検出回路16は継続的に、他の出力18にも検出した水平同期信号HDを出力している。また、垂直同期検出パルス32は比較回路30の他方の入力にも入力され、比較回路30は、一方の入力26に画素カウンタ20から入力される垂直同期パルスと他方の入力32に同期検出回路16から到来する実際の垂直同期検出パルスとの重複期間を検出する。この重複期間を画素クロック数で表わした値は、比較回路30の出力34から差分レジスタ36へ与えられる。この出力34はまた、実際の1フィールドまたは1フレームの画素数の標準値からの誤差を表わす非標準フラグとして利用装置へも出力される。この差分値34は、勿論、正、負または「0」の値をとり、差分レジスタ36に保持される。
【0021】
差分レジスタ36はそこで、現時点よりnフィールドまたはフレーム前までの期間に比較回路30から供給された差分値をFIFO動作で保持している。平均回路42は、差分レジスタ36に保持されているnフィールドまたはフレーム分の差分値を相互に加算してn回分の平均値を算出する。この算出された平均値は、正、負または「0」の値をとり得るが、出力24から出力されて、一方では差分レジスタ36に一時蓄積されるとともに、他方では加算回路22の一方の入力端子にも供給される。加算回路22は、平均回路42から得られた平均値を同期検出回路16からの垂直同期検出パルス32に加算(平均値が負なら減算)し、その結果の値を出力48から選択回路28へ出力する。
【0022】
ところで、選択回路28には、同期検出回路16の出力32から垂直同期パルス18も供給されている。そこで、選択回路28は、制御入力40に与えられる信号に応動して、2つの入力32および48のいずれかを択一的に装置出力14に接続する。より詳細には、差分レジスタ36からの出力40が「0」、またはこれを含む所定の許容範囲内に含まれていれば、加算回路22の出力48からの信号を出力14に転送し、それ以外、つまり垂直同期パルスが標準の垂直同期期間から大幅に変位して調整すべき期間が過大であるときは、同期検出回路16からの入力48を選択して実際の垂直同期信号をその出力14に出力する。
【0023】
より詳細には、入力12に到来する輝度信号Yの1フィールド期間または1フレーム期間に含まれる画素の総数が標準フォーマットで規定されるそれに等しいか、または所定の許容範囲内に含まれる場合、つまり画素カウンタ20に設定された所定の上限値に実質的に等しい場合、差分レジスタ36および平均回路42による差分平均値は実質的に「0」に等しい。選択回路28は、差分レジスタ36に保持されている平均値が実質的に「0」であるので、この状態を示す制御入力40に応動して、加算回路22の出力48からの信号を装置出力14に接続する。こうして、加算回路22からの標準フォーマットに適合した垂直同期信号が装置出力14から映像モニタ装置などの利用装置(図示せず)へ出力される。なお、このような実質的な標準状態の場合にも、同期検出回路16からの出力32を出力14に接続するように選択回路28を構成してもよい。この場合は、同期検出回路16で検出された実質的に標準フォーマットの垂直同期信号が装置出力14から出力される。
【0024】
さて、装置入力12の輝度信号Yの1フィールド期間または1フレーム期間における総画素数が上述の所定の許容範囲内に含まれない場合、すなわち総画素数が画素カウンタ20に設定された所定の上限値に達しないか、またはこれを超えた場合、差分レジスタ36および平均回路42による差分平均値は実質的に「0」でない正または負の有意の値をとる。この値は、平均回路42の出力24から加算回路22の入力に与えられ、加算回路22は、同期検出回路16から入力される垂直同期検出パルス32に平均回路42から入力される平均値24を加算(平均値が負のときは減算)して出力48から出力する。これにより加算回路22は、平均値24に相当する期間だけ垂直同期検出パルス32を遅進させることになる。
【0025】
この状態は、差分レジスタ36に保持されている平均値が実質的に「0」でない有意の値をとっているが調整可能の範囲内であることを意味している。そこで選択回路28は、この状態に相当する制御入力40に応動して、加算回路22の出力48を出力14に接続する。こうして装置出力14には、加算回路22で加算または減算された値に対応する垂直同期信号VDが出力される。装置出力14に接続されている利用装置では、映像信号の1フィールド期間または1フレーム期間における総画素数が所定の許容範囲内に含まれないときでも、適切なタイミングで垂直同期信号VDが供給される。
【0026】
選択回路28はまた、垂直同期パルスが標準の垂直同期期間から大幅に変位して所定の許容範囲を逸脱し、調整すべき期間が過大であるときは、本実施例では、差分レジスタ36のそのような出力40に応動して同期検出回路16からの入力32を選択し、これを垂直同期信号VDとしてその出力14に出力する。この場合も、比較回路30の出力34からは、有意の非標準フラグが出力される。
【0027】
こうして本実施例では、1フィールドまたはフレームのライン数が規格を満たしているがそれに含まれるがその数が規格と異なるような映像信号について、垂直同期信号の周期の変動を調整して、適切な垂直同期信号を生成することができる。
【0028】
ここで、図2を参照すると、本発明によるビデオ信号検出回路の他の実施例50は、水平走査線(ライン)ごとに画素の個数を計数し、ライン当りの画素数を所定の値に調整するとともに、1フレームまたは1フィールド、すなわち1画面における水平走査線の本数も計数して、標準方式の映像信号か否かに応じて適切な垂直および水平同期信号を形成する機能を有する。以降の図において、図1に示す要素と同様の要素は同じ参照符号で示し、図1に示す実施例と相違する点に重点をおいて説明し、冗長な説明は避ける。
【0029】
同期検出回路16の水平同期検出パルス出力18は水平同期カウンタ52に接続されている。水平同期カウンタ52は、標準の1水平走査(1H)期間に対応して自走で歩進し、その計数値を出力58から出力する2進計数回路である。この歩進は、同期検出回路16の出力18から得られる1フレームまたは1フィールドにおける最初の水平同期信号に応動して開始する。水平同期カウンタ52は、計数値が所定の上限値に達すると、自身を初期状態にリセットする。この所定の上限値は、入力映像信号の標準フォーマットにおける1フレームまたはフィールドの水平走査線数に等しい値に設定される。この設定は、入力72を介してフィールド判定回路70によって行なわれる。水平同期カウンタ52の出力58は比較回路62の一方の入力に接続されている。
【0030】
フィールド判定回路70は、同期検出回路16の垂直同期検出パルス出力32および水平同期検出パルス出力18によって、入力映像信号12がインタレース方式の場合、現在のフィールドが奇/偶数番フィールドのいずれであるかを判別する回路である。本実施例では、このフィールド判定は、垂直同期信号の開始と水平同期信号の開始に基づいて行なわれる。フィールド判定回路70は、基本的には、入力32および18に垂直および水平同期信号が同時に検出されると、奇数番フィールドと判定し、両者の検出が互いに約1/2H期間ずれていれば、偶数番フィールドと判定する。これについては後に詳述する。たとえば、判別したフィールドが奇数番フィールドであった場合、フィールド判定回路70は、その出力72を介して水平同期カウンタ52に上述の上限値として標準フォーマットにおける1フィールドの水平走査線数に等しい値を設定する。判別したフィールド偶数番フィールドであると、水平同期カウンタ52には、第1番目の水平走査線について標準フォーマットの1フィールドの水平走査線数の1/2に等しい値が上述の上限値として設定され、第2番目以降の走査線については、標準フォーマットのフィールド走査線数に等しい値が設定される。
【0031】
さて、同期検出回路16の水平同期検出パルス出力18は、ラインカウンタ66の入力にも接続されている。ラインカウンタ66は、実際の映像信号の水平同期検出パルス18を計数し、その計数値を出力68から出力する2進計数回路である。ラインカウンタ66は、同期検出回路16の出力18から得られる1フレームまたは1フィールドにおける最初の水平同期信号に応動して計数を開始し、次の垂直同期信号で初期状態にリセットされる。ラインカウンタ66の出力68は比較回路62の他方の入力と垂直同期生成カウンタ80の1つの入力に接続されている。
【0032】
比較回路62は、他方の入力68に得られるラインカウンタ66の計数値を一方の入力58に得られる水平同期カウンタ52の計数値とを比較し、その差分を出力34へ出力する減算回路である。この出力64は、標準のフィールドまたはフレームか否かを表示する非標準フラグとして利用され、垂直同期生成カウンタ80の入力に接続されている。
【0033】
同期検出回路16の水平同期検出パルス出力18はまた、画素カウンタ56の入力にも接続されている。画素カウンタ56は、図1に示す画素カウンタ20と若干相違し、1水平走査線の標準の画素数を計数する計数回路である。画素カウンタ56は、入力18に入力される水平同期パルスに応動して自走の画素クロックの計数を開始し、この計数値が所定の上限値に達すると、その出力26から水平同期パルスを生成するとともに自身を初期状態にリセットする2進計数回路である。この所定の上限値は、入力映像信号の標準フォーマットにおける1水平走査線の画素数に等しい値に設定されている。画素カウンタ56の出力26は比較回路30の入力に接続されている。
【0034】
比較回路30、差分レジスタ36、平均回路42および加算回路22とこれらに関連する回路の構成は、図1に示した実施例と同じでよい。ただし、比較回路30および加算回路22に入力される信号は、1水平走査期間単位の信号である点が図1に示した実施例と相違し、それらの関連回路もそれに応じて相違している。より詳細には、比較回路30の一方の入力26に入力される信号は、画素カウンタ56で標準の1H期間周期で生成された水平同期パルスであり、これに対応して他方の入力18に入力される信号は、実際の映像信号における水平同期パルスである。したがって、比較回路30は、画素カウンタ56で生成された標準の水平同期パルスからの実際の水平走査線の長さのずれを1ライン単位で算出する。算出された差分値は、その出力端子34から差分レジスタ36の入力に入力される。比較回路30の出力34はまた、1ラインの画素数が標準の画素数であるか否かを表示する非標準フラグとして利用される。
【0035】
差分レジスタ36も差分値を1ライン単位で一時蓄積する。差分レジスタ36は、m(自然数)個の差分値をFIFO動作で保持するレジスタ回路(図示せず)と、それらの平均値を保持するレジスタ回路(これも図示せず)とを含んでいる。つまり、これらの回路は、現時点よりmライン前までの期間に比較回路30から供給された差分値を保持する。差分レジスタ36は、その単一の出力38が平均回路42の入力に接続されている。
【0036】
平均回路42は、図1に示す実施例と同様であるが、mライン分の差分値から平均値を算出する点が相違する。平均回路42は、この演算結果、すなわちライン間平均値を出力する出力端子24を有し、この出力端子24は、一方では加算回路22の一方の入力に接続され、また他方では差分レジスタ36の入力34にも帰還されている。加算回路22の他方の入力には、同期信号検出回路16から水平同期検出パルス18が入力される。
【0037】
加算回路22は、これも1ライン単位で動作する。このため加算回路22の他方の入力には、同期検出回路16の出力18が接続されている。加算回路22は、同期検出回路16から入力される水平同期検出パルス18に平均回路42から入力される平均値24を加算して、その結果を出力74から出力する加減算機能を有している。この加減算も、実際には、平均値24に相当する期間だけ水平同期検出パルス18を遅進させることによって行なわれる。加算回路22の出力74は、選択回路76の1つの入力および垂直同期生成カウンタ80の入力に接続されている。
【0038】
垂直同期生成カウンタ80は、比較回路62の出力64をその制御入力として受けて、ラインカウンタ66の出力68および加算回路22の出力74のいずれかを選択し、これによって垂直同期信号VDを生成する計数回路である。より詳細には、垂直同期生成カウンタ80は、同期検出回路16の垂直同期検出パルス出力32に応動して起動される。比較回路62の出力64が「0」、またはそれを中心とする所定の許容範囲内に含まれていれば、カウンタ80は、加算回路22からの出力74を選択して、その調整された水平同期信号HDを計数する。その計数値が所定の数に達すると、カウンタ80は、その出力14に垂直同期信号VDを生成する。これに対して、比較回路62の出力64が所定の許容範囲内に含まれない場合は、垂直同期生成カウンタ80は、ラインカウンタ66の出力68を選択して、その計数値を監視する。その計数値が初期状態にリセットされると、垂直同期生成カウンタ80は、その出力14に垂直同期信号VDを生成する。
【0039】
ところで、この実施例のビデオ信号検出回路50は、装置入力12に入力端子が接続されたレベル検出回路86を有し、この回路86は、入力される輝度信号Yが所定のレベル範囲を逸脱したか否かを検出する回路である。このレベル範囲を画成する閾値は、正規の映像信号ではあり得ないレベル範囲、たとえば断線などの原因により生ずる無入力信号状態や、雑音などの擾乱に起因する異常に高いレベルの状態を検出可能に設定される。そのような所定のレベル範囲の逸脱を検出したときは、その出力78に有意の検出出力が出力される。この出力78は、一方では自走カウンタ88の入力に接続されるとともに、他方では選択回路76の他の制御入力にも接続されている。
【0040】
自走カウンタ88は、画素クロックに応動してラスタ信号を生成する回路であり、そのラスタ信号出力82が選択回路76の1本の被選択入力に接続されている。選択回路76は、制御入力端子78を有し、この制御入力端子に与えられる制御信号に応動して2本の被選択入力74および82を択一的に選択する回路である。選択回路76は、レベル検出回路86からのレベル異常検出出力78を監視し、これに応動して、被選択入力74および82のいずれかを択一的に選択して装置出力90に接続する。装置出力90に接続される利用装置としての画像表示装置(図示せず)は、入力端子12に映像信号が入力されなかったり、その入力レベルが非常に低いなどの場合、このラスタ信号82によってその表示スクリーンにブルーバックなどの絵柄のない画面を表示させることができる。
【0041】
このような入力映像信号の所定のレベル範囲の逸脱を検出する必要のない適用例では、レベル検出回路86、自走カウンタ88および選択回路76を設けなくてよい。その場合、比較回路22の出力74は、装置出力90に直接、接続される。
【0042】
また、水平同期カウンタ52で生成された同期信号を利用できる場合は、自走カウンタ88を設けなくてもよい。その場合、レベル検出回路86の出力78は選択回路76にのみ接続され、図2に点線92で示すように、水平同期カウンタ52の同期信号出力を選択回路76の1つの被選択入力に接続するように構成される。このような構成例では、選択回路76は、レベル検出回路86からの有意のレベル異常検出出力78に応動して、水平同期カウンタ52からの被選択入力92を選択して装置出力90に接続する。
【0043】
さて、動作状態において、入力端子12に輝度信号Yが到来すると、同期検出回路16は、輝度信号Yから垂直同期信号および水平同期信号を検出し、一方の出力端子32から垂直同期検出パルスをフィールド判定回路70および垂直同期生成カウンタ80へ、また他方の出力端子18から水平同期検出パルスをフィールド判定回路70、水平同期カウンタ52、画素カウンタ56、ラインカウンタ66および比較回路30へ出力する。
【0044】
ここで図3を参照すると、フィールド判定回路70は、その入力32および18に与えられる垂直および水平同期信号に応動して起動される(ステップ101)。ステップ102において、判定回路70の入力32および18に垂直および水平同期信号が同時にそれぞれ検出されると、基本的には奇数番フィールドと判定する。その場合、前回の検出と同じ判定であれば(ステップ103)、水平同期信号の計数値を調べ、これが値263に等しいか、またはこれに近い値であれば(ステップ104)、偶数フィールドであると判定する(ステップ105)。これは、垂直同期信号に対して最初の水平同期信号が約1/2H期間ずれていることを意味する。ステップ104において、値263付近でなければ、奇数番フィールドと判定する(ステップ109)。また、ステップ103において、前回と同じ判定でなければ、やはり奇数番フィールドと判定する(ステップ109)。水平同期信号の計数は、フィールド判定回路70の内部で行なってもよいし、ラインカウンタ66の計数値を判定回路70でモニタしてもよい。
【0045】
ステップ102において、判定回路70の入力32および18にそれぞれ垂直および水平同期信号が同時に検出されないときは、基本的には偶数番フィールドと判定する。その場合は、ステップ107に移行し、前回の検出と同じ判定であれば、水平同期信号の計数値を調べ、これが値263に等しいか、またはこれに近い値であれば(ステップ108)、偶数フィールドであると判定する(ステップ105)。また、値263付近でなければ、奇数番フィールドと判定する(ステップ109)。
【0046】
こうして、入力映像信号12がインタレース方式の場合、フィールド判定回路70は、同期検出回路16の垂直同期検出パルス出力32および水平同期検出パルス出力18によって現在のフィールドが奇/偶数番フィールドのいずれであるかを判別する。たとえば、判別したフィールドが奇数番フィールドであった場合、次に到来するフィールドは偶数番フィールドであることが予想されるので、判定回路70は、第1番目の水平走査線について標準フォーマットの1フィールドの水平走査線数の1/2に等しい値を水平同期カウンタ52にその計数上限値としてその出力72を介して設定し、第2番目以降の走査線については、標準フォーマットのフィールド走査線数に等しい値を設定する。判別したフィールド偶数番フィールドであると、次に到来するフィールドは奇数番フィールドであることが予想されるので、フィールド判定回路70は、水平同期カウンタ52に計数上限値として標準フォーマットにおける1フィールドの水平走査線数に等しい値を設定する。
【0047】
そこで水平同期カウンタ52は、同期検出回路16の出力18から得られる1フレームまたは1フィールドにおける最初の水平同期信号に応動して標準の1H期間ごとの歩進を開始し、その計数値を出力58から出力する。水平同期カウンタ52は、計数値が上述の設定された計数上限値に達すると、自身を初期状態にリセットする。水平同期カウンタ52のこの計数値出力58は比較回路62の一方の入力に入力される。
【0048】
画素カウンタ20も水平同期検出パルス18に応動して画素クロックの計数を開始する。この計数値が所定の上限値に達すると、画素カウンタ20は、その出力26に水平同期パルスを生成する。これは、比較回路30に入力される。画素カウンタ20自身は、初期状態にリセットされ、再度、計数動作を開始する。
【0049】
これとともに、ラインカウンタ66は、同期検出回路16の出力18から得られる1フレームまたは1フィールドにおける最初の水平同期信号に応動して計数を開始する。ラインカウンタ66は、同期検出回路16の水平同期検出出力18を受けて実際の映像信号の水平同期検出パルス18を計数し、その計数値を出力68から比較回路62の他方の入力と垂直同期生成カウンタ80の入力に出力する。ラインカウンタ66は、次の垂直同期検出パルス18で初期状態にリセットされる。
【0050】
そこで比較回路62は、入力68に得られるラインカウンタ66の計数値を入力58に得られる水平同期カウンタ52の計数値とを比較し、その差分を出力64から垂直同期生成カウンタ80に送る。この差分出力64は、値が「0」またはそれを含む所定の許容範囲を示していれば、入力映像信号12が標準のフィールドまたはフレームであることを意味し、この許容範囲を逸脱していれば、非標準フラグとして利用される。
【0051】
もう一方の比較回路30の一方の入力26にも、画素カウンタ56で標準の1H期間周期で生成された水平同期パルスが入力されている。そこで比較回路30は、画素カウンタ56で生成された標準の水平同期パルス26からの実際の水平同期検出パルス18すなわち実際の水平走査線の長さのずれを算出する。算出された差分値34は、差分レジスタ36に入力される。この差分出力34はまた、値が「0」またはそれを含む所定の許容範囲を示していれば、入力映像信号12の1ラインの画素数が標準の画素数であることを意味し、この許容範囲を逸脱していれば、非標準フラグとして利用される。
【0052】
差分レジスタ36は、現時点よりmライン前までの期間に比較回路30から供給された差分値34を保持する。平均回路42は、差分レジスタ36に保持されているmライン分の差分値から平均値を算出し、その演算結果を加算回路22および差分レジスタ36へ出力する。加算回路22の他方の入力には、同期信号検出回路16から水平同期検出パルス18が入力される。そこで加算回路22は、同期検出回路16から入力された水平同期検出パルス18に平均回路42から入力された平均値24を加算して、その結果を出力74から選択回路76および垂直同期生成カウンタ80に出力する。これによって、水平同期検出パルス18が平均値24に相当する期間だけ遅進される。
【0053】
一方、垂直同期生成カウンタ80は、比較回路62の出力64に応動してラインカウンタ66の出力68および加算回路22の出力74のいずれかを選択する。垂直同期生成カウンタ80は、同期検出回路16からの垂直同期検出パルス32に応動して起動される。比較回路62の出力64が「0」、またはそれを中心とする所定の許容範囲内に含まれていれば、すなわち1フィールドまたはフレームを形成するラインの数が標準のライン数であれば、カウンタ80は、加算回路22からの出力74を選択して、差分平均値24で調整された水平同期信号HDを計数する。その計数値が所定の数に達すると、カウンタ80は、その出力14に垂直同期信号VDを生成する。
【0054】
しかし、比較回路62の出力64が所定の許容範囲内に含まれない場合、すなわち1フィールドまたはフレームを形成するラインの数が標準のライン数でないときは、垂直同期生成カウンタ80は、ラインカウンタ66の出力68を選択して、その計数値を監視する。その計数値が初期状態にリセットされると、垂直同期生成カウンタ80は、その出力14に垂直同期信号VDを生成する。
【0055】
一方、レベル検出回路86は、装置入力12に入力される輝度信号Yが所定のレベル範囲を逸脱したか否かを監視している。レベル検出回路86は、信号無入力や異常に高いレベルを検出しなければ、検出出力78を無意状態に維持する。そこで選択回路76は、加算回路22からの水平同期信号出力74を選択して装置出力90に接続する。これによって、加算回路22で遅進の調整された水平同期信号HDが装置出力90から出力される。
【0056】
たとえば、断線などに起因する信号無入力や、雑音などの擾乱に起因する異常に高いレベルを検出すると、レベル検出回路86は、有意の検出出力78を出力する。これに応動して自走カウンタ88は、画素クロックを計数してラスタ信号を生成する。また選択回路76は、レベル検出回路86からの有意のレベル異常検出出力78に応動して、自走カウンタ88からの被選択入力82を選択して装置出力90に接続する。そこで、装置出力90に接続される画像表示装置(図示せず)は、このように入力端子12に映像信号が入力されなかったり、その入力レベルが非常に低いなどの場合、このラスタ信号82によってその表示スクリーンにブルーバック画面を表示することができる。つまり、本実施例では、無信号や雑音の場合を判定してその切り分けが可能である。
【0057】
こうして本実施例では、水平同期信号の数が規格を満たしていて1ラインの画素数が規格と異なるような映像信号でも、適切な周期の垂直同期信号を生成することができる。本実施例はまた、水平同期信号の数を単純に計数して垂直同期信号を生成する場合とは異なり、ラインごとの画素数の変動に応じて画素数を調整することができる。
【0058】
【発明の効果】
このように本発明によるビデオ信号検出回路では、入力されるビデオ信号の1画面当りの画素数が規定値でない場合でも適切なタイミングで垂直同期信号を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるビデオ信号検出回路の実施例を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明によるビデオ信号検出回路の他の実施例を示す機能ブロック図である。
【図3】図2に示すビデオ信号検出回路の実施例におけるフィールド判定回路の動作例を示すフロー図である。
【符号の説明】
10 ビデオ信号検出回路
16 同期検出回路
20、56 画素カウンタ
22 加算回路
28、76 選択回路
30、62 比較回路
36 差分レジスタ
42 平均回路
52 水平同期カウンタ
66 ラインカウンタ
70 フィールド判定回路
86 レベル検出回路

Claims (4)

  1. 入力される映像信号から垂直同期信号を検出する同期検出手段と、
    該検出された垂直同期信号ごとに起動されて画素クロックを計数し、その計数値が所定の数に達すると第1の信号を出力する計数手段と、
    前記検出された垂直同期信号を第1の信号と比較してその差を表わす第2の信号を出力する比較手段と、
    第2の信号を前記映像信号の複数の画面について平均し、その平均値を出力する平均手段と、
    該平均値によって前記検出された垂直同期信号を調整し、その結果の信号を垂直同期信号として出力する調整手段とを含み、
    前記所定の数は、1画面に含まれる規定の画素の数に実質的に等しく設定されていることを特徴とするビデオ信号検出回路。
  2. 入力される映像信号から垂直同期信号および水平同期信号を検出する同期検出手段と、
    該検出された垂直同期信号によって歩進を開始し、その歩進値を表わす第1の信号を出力し、該歩進値が第1の所定の数に達すると歩進を停止する第1の計数手段と、
    前記検出された垂直同期信号に続く水平同期信号によって起動されて前記検出された水平同期信号を計数し、その計数値を第2の信号として出力する第2の計数手段と、
    第2の信号を第1の信号と比較してその差を表わす第3の信号を出力する第1の比較手段と、
    前記検出された水平同期信号ごとに起動されて画素クロックを計数し、その計数値が第2の所定の数に達すると第4の信号を出力する第3の計数手段と、
    前記検出された水平同期信号を第4の信号と比較してその差を表わす第5の信号を出力する第2の比較手段と、
    第5の信号を前記映像信号の複数のラインについて平均し、その平均値を出力する平均手段と、
    該平均値で前記検出された水平同期信号を調整し、その結果の信号を水平同期信号として出力する調整手段と、
    前記検出された垂直同期信号によって起動されて該調整手段から出力される水平同期信号を計数し、その計数値が第3の所定の数に達すると垂直同期信号を出力する第4の計数手段とを含み、
    第1および第3の所定の数は1画面に含まれる規定のラインの数に、また第2の所定の数は1ラインに含まれる画素の数に、それぞれ実質的に等しく設定されていることを特徴とするビデオ信号検出回路。
  3. 請求項2に記載の回路において、該回路はさらに、
    前記映像信号の入力レベルが所定の範囲にあるか否かを検出するレベル検出手段と、
    該レベル検出手段が所定の範囲にないことを検出すると、ラスタ画面を形成する第6の信号を出力する手段とを含むことを特徴とするビデオ信号検出回路。
  4. 請求項2に記載の回路において、該回路はさらに、
    前記映像信号の入力レベルが所定の範囲にあるか否かを検出するレベル検出手段と、
    該レベル検出手段が所定の範囲にないことを検出すると、第1の計数手段から出力される信号をラスタ画面を形成する第6の信号として出力する手段とを含むことを特徴とするビデオ信号検出回路。
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