JPH08317425A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JPH08317425A
JPH08317425A JP7121945A JP12194595A JPH08317425A JP H08317425 A JPH08317425 A JP H08317425A JP 7121945 A JP7121945 A JP 7121945A JP 12194595 A JP12194595 A JP 12194595A JP H08317425 A JPH08317425 A JP H08317425A
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JP
Japan
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still image
field
electronic camera
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Application number
JP7121945A
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English (en)
Inventor
Noritaka Ogawa
能孝 小川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、立体静止画像と通常静止画像の撮
影を行なうことができ、画像情報等を記録体に混在する
形で記録する電子カメラを提供する。 【構成】 カメラ本体の水平方向に並設され、被写体光
を同時に入射可能とする第1、第2の撮影光学系と、第
1、第2の撮影光学系に対応して、この第1、第2の撮
影光学系により結像されたそれぞれの被写体光を画像信
号に変換して出力する第1、第2の撮像手段(CCD3
L,3R)と、第1、第2の撮像手段を共に駆動して立
体静止画を構成し得る相補的な対としての左眼用画像と
右眼用画像に対応した画像信号をそれぞれの撮像手段よ
り出力する立体静止画撮影モードと、第1、第2の撮像
手段のうち少なくともいずれか一方の撮像手段を駆動し
て通常の画像信号を出力する通常撮影モードと、立体静
止画撮影モードと通常撮影モードとを切り換えて設定す
るモード切換設定手段(切換スイッチ18)とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子カメラ、詳しく
は立体撮影と通常撮影とを行なうことができると共に、
撮影時に得られる画像情報等をICメモリカード等の記
録体に記録するようにした電子カメラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、撮影光学系によって結像された被
写体光を撮像手段によって画像信号等として出力し、上
記撮像手段から出力された画像信号や撮影情報等の画像
情報等を記録手段によって記録体に記録するようにし
た、いわゆる、デジタル電子スチルカメラ(Digital El
ectronic Still Camera;以下、電子カメラという。)
においては、上記画像情報等を記録する記録体として、
例えば、ICメモリカード、ハードディスク等を適用す
るようにしたものが、種々提案されており、また、実用
化がなされている。
【0003】一方、所定の間隔をあけて配置された2台
の撮影用カメラによって同一被写体に対して異なる角度
から同時に撮影を行ない、これによって得られた一対の
画像情報等を各別に記録体に記録すると共に、この一対
の画像情報等を再生する際には、左右の眼に対して上記
一対の画像情報等をそれぞれ独立させて再生するように
することで立体映像を得るようにした、立体撮影装置お
よび立体映像再生装置等について、種々の提案がなされ
ているが、このような立体撮影を行なうための立体撮影
装置において、例えば、一般的な通常撮影を行ないたい
場合や、通常撮影を行なっている途中から立体撮影を行
ないたいというような場合も考えられる。
【0004】また、上述のような立体撮影装置および立
体映像再生装置等については、さらに高精度の立体撮影
を行なうことができ、より高画質の立体映像の撮影およ
び再生を行なうようにするための要求が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現在のとこ
ろ、立体撮影と通常撮影とを行なうことによって得られ
るそれぞれの画像情報等を単一の記録体に混在する形で
記録するようにした電子カメラについての提案はなされ
ていない。
【0006】また、電子カメラにおいて、立体撮影と通
常撮影とを行なうことによって得られる画像情報等を記
録体上に混在する形での情報記録を行なうようにした場
合には、左眼用および右眼用の一対の画像情報の上下方
向のズレが、撮影を行なう際に得られるフィールド画像
の奇偶によって顕著となってしまうという問題点が生じ
る。
【0007】本発明の目的は、立体静止画像と通常静止
画像の撮影記録を選択的に行なうことができると共に、
これによる各画像情報等を単一の記録体において混在す
る形で記録を行なうことができるようにした電子カメラ
を提供するにある。
【0008】また、他の目的として、立体静止画像の撮
影によって得られる左眼用と右眼用の一対の画像情報等
について、より高精度で良好な立体静止画像を得るよう
にした電子カメラを提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本発明による
電子カメラは、カメラ本体の水平方向に並設され、被写
体光を同時に入射可能とする第1および第2の撮影光学
系と、上記第1および第2の撮影光学系に対応して、こ
の第1および第2の撮影光学系により結像されたそれぞ
れの被写体光を画像信号に変換して出力する第1および
第2の撮像手段と、上記第1および第2の撮像手段を共
に駆動して立体静止画を構成し得る相補的な対としての
左眼用画像および右眼用画像に対応した画像信号をそれ
ぞれの上記各撮像手段より出力する立体静止画撮影モー
ドと、上記第1および第2の撮像手段のうち少なくとも
いずれか一方の撮像手段を駆動して通常の画像信号を出
力する通常撮影モードと、上記立体静止画撮影モードと
上記通常撮影モードとを切り換えて設定するモード切換
設定手段とを具備したことを特徴とする。
【0010】本発明による電子カメラは、立体静止画を
構成し得る2つの相補的な画像信号の各々を、2:1イ
ンターレース画像信号における1フィールド画像にそれ
ぞれ対応させており、上記第1および第2の撮像手段か
ら出力された各フィールド画像信号を記録に適する形態
に処理して適用された記録体に記録を行なう記録手段
と、上記モード切換設定手段によって立体静止画撮影モ
ードが設定されたときには、上記記録手段が上記立体静
止画を構成し得る各一のフィールド画像信号と共に、そ
のフィールド画像の左右識別情報、奇数ないし偶数フィ
ールド識別情報およびいずれのフィールド画像と相補的
対をなすかの対情報を併せて記録するように制御する記
録制御手段と、上記記録体から立体静止画を構成し得る
相補的対をなす2つのフィールド画像信号を適用された
映像表示手段に立体静止画として表示するべく併せて記
録された上記左右識別情報、フィールド奇偶識別情報お
よび対情報に基づいて再生出力する再生手段とを、さら
に具備したことを特徴とする。
【0011】本発明による電子カメラは、上記モード切
換設定手段によって立体静止画撮影モードが設定された
ときには、上記記録制御手段は、さらに、上記第1およ
び第2の撮像手段から連続して出力される立体静止画を
構成するための各フィールド画像のうちいずれのフィー
ルド画像も奇数フィールドないし偶数フィールドに同じ
く限定したものを記録対象画像として記録を行なうよう
に制御することを特徴とする。
【0012】本発明による電子カメラは、カメラ本体の
水平方向に並設された第1および第2の映像表示手段
を、さらに具備し、上記再生手段は、選択された再生す
べきフィールド画像が立体静止画を構成し得るフィール
ド画像の一方に該当するものであるときには、対となる
フィールド画像と共に、両フィールド画像を対応する上
記第1および第2の映像表示手段にそれぞれ出力して観
察者に立体静止画として表示するようにしたことを特徴
とする。
【0013】本発明による電子カメラは、上記再生手段
は、選択された再生すべきフィールド画像が通常撮影モ
ードに基づくフィールド画像に該当するものであるとき
には、当該フィールド画像を上記第1および第2の映像
表示手段の双方に出力表示するようにしたことを特徴と
する。
【0014】本発明による電子カメラは、上記再生手段
は、選択された再生すべきフィールド画像が立体静止画
を構成し得るフィールド画像の一方に該当するものであ
っても、当該フィールド画像を通常の再生出力として設
定する手段を、さらに具備したことを特徴とする。
【0015】本発明による電子カメラは、上記再生手段
によって再生出力されている画像が立体静止画像か通常
静止画像かを観察者に識別させるための表示手段を、さ
らに具備したことを特徴とする。
【0016】本発明による電子カメラは、上記モード切
換設定手段によって立体静止画撮影モードが設定された
ときには、上記第1および第2の撮像手段に対して共に
給電を行ない、通常撮影モードが設定されたときには、
少なくともいずれか一方の撮像手段に対して給電を行な
うようにする給電制御手段を、さらに具備したことを特
徴とする。
【0017】本発明による電子カメラは、上記第1また
は第2の撮影光学系のうち一方の撮影光学系に対して自
動焦点調節を行なうための自動焦点調節手段を、さらに
具備し、上記自動焦点調節手段によって得られた被写体
までの距離に関する情報に基づいて、他方の撮影光学系
の焦点調節を行なうようにしたことを特徴とする。
【0018】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。図1は、本発明の一実施例の電子カメラの概略構成
を示すブロック構成図である。
【0019】図1に示すように、この一実施例の電子カ
メラはその内部において、被写体光を結像させる左眼
用、右眼用撮影レンズ1L,1R、および、左眼用、右
眼用光学ローパスフィルタ(LPF)2L,2R等によ
って構成されており、カメラ本体の水平方向に並設さ
れ、被写体光を同時に入射する第1、第2の撮影光学系
と、この第1、第2の撮影光学系に対応して、これらに
より結像されたそれぞれの被写体光を電気信号等の画像
信号に変換して出力する第1、第2の撮像手段である第
1、第2の撮像素子(CCD)3L,3Rと、このCC
D3L,3Rによって出力された画像信号の信号処理を
行なう撮像プロセス4L,4Rと、この撮像プロセス4
L,4Rによって信号処理されたアナログ信号の画像情
報等をデジタル信号の画像情報等に変換するA/D(ア
ナログ/デジタル)変換(回路)5L,5Rと、このA
/D変換(回路)5L,5Rによって変換されたデジタ
ル信号の画像情報を一時的に記録し、また、これを再生
出力する再生手段であるメモリを含むメモリコントロー
ル11等の撮影等に関する構成部材が配設されている。
【0020】また、上記メモリコントロール11に一時
的に記録されたデジタル信号の画像情報等について、圧
縮または伸長等の信号処理を行なう圧縮/伸長(回路)
13と、この圧縮/伸長(回路)13によって信号処理
された画像情報等を記録するために適用された着脱自在
の記録体であるIC(メモリ)カード15と、このIC
カード15とこの電子カメラ本体とを接続するカードイ
ンターフェース14等の記録等に関する構成部材が配設
されている。なお、この一実施例においては、上記圧縮
/伸長(回路)13を画像信号を記録に適する形態に処
理するための記録手段の一部として構成してある。
【0021】そして、再生手段である上記メモリコント
ロール11に一時的に記録されたデジタル信号の画像情
報等をアナログ信号の画像情報等に変換するD/A(デ
ジタル/アナログ)変換(回路)6L,6Rと、このD
/A(回路)変換6L,6Rによって変換されたアナロ
グ信号の画像情報等をそれぞれ独立して表示し、この電
子カメラ本体の水平方向に並設された第1、第2の映像
表示手段20L,20Rと、上記画像情報等を映像信号
として出力する出力手段である外部(ビデオ信号)出力
端子7L,7R等の再生等に関する構成部材が配設され
ている。
【0022】なお、上記映像表示手段20L,20Rに
ついては、記録された画像情報等の表示を行なうもので
あると共に、撮影記録時において被写体等を捉えフレー
ミング等を行なうための電子ビューファインダでもあ
る。
【0023】さらに、この電子カメラ全体を制御するC
PU等からなる制御手段16と、上記CCD3L,3
R、撮像プロセス4L,4R、A/D変換(回路)5
L,5R等に給電を行なう電源部17と、この電源部1
7の給電制御を行なう給電制御手段である給電制御回路
22と、上記第1、第2の撮影光学系の駆動制御を行な
うレンズ制御(回路)12L,12R等の制御等に関す
る構成部材と、「立体静止画撮影モード」と「通常撮影
モード」等を切り換えて設定するモード切換設定手段
(切換手段)である切換スイッチ(SW)18と、撮影
記録を行なう際に撮影開始信号であるトリガー信号を発
生させる撮像記録手段であるトリガースイッチ(SW)
23と、電子カメラの状態や撮影条件等の情報等を表示
するために、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)等か
らなる表示手段19等の操作部材等が配設されている。
【0024】そして、上記一実施例の電子カメラにおい
ては、上記第1、第2の撮像手段であるCCD3L,3
Rを共に駆動して、立体静止画像を構成し得る相補的な
対としての左眼用画像および右眼用画像に対応した画像
信号をそれぞれの上記各CCD3L,3Rより出力し、
立体静止画像を撮影することができる「立体静止画撮影
モード」を有すると共に、上記第1、第2の撮像手段で
あるCCD3L,3Rのうち少なくともいずれか一方の
撮像手段を駆動して通常の画像信号を出力し、通常静止
画像の撮影を行なうことができる「通常撮影モード」と
を有している。
【0025】また、モード切換設定手段(切換手段)で
ある上記切換SW18によって切り換え操作を行なうこ
とで、撮影記録を行なう場合には、「立体静止画撮影モ
ード」と「通常撮影モード」とを任意に設定することが
でき、再生(表示)を行なう場合には、「立体静止画再
生モード」と「通常再生モード」とを任意に設定するこ
とができるようになっている。
【0026】このように構成された上記一実施例の電子
カメラの動作について、以下に簡単に説明する。上記電
子カメラによって撮影記録が行なわれる場合において
は、まず、撮影動作に先立って、「立体静止画撮影モー
ド」で撮影するか、「通常撮影モード」で撮影するかの
選択を、上記切換SW18の切り換え操作によって行な
い、いずれか一方の撮影モードに設定する。
【0027】次に、上記トリガーSW23を操作するこ
とによって、撮影開始信号であるトリガー信号を発生さ
せる。すると、このトリガー信号は、上記制御手段16
に出力されて、これに基づいて、上記電子カメラは撮影
記録動作を開始する。
【0028】即ち、上記制御手段(CPU)16は、上
記レンズ制御(回路)12L,12Rを介して上記左眼
用、右眼用レンズ1L,1Rを制御し、例えば、焦点調
節動作、変倍動作などの動作を行なわせて、所望の被写
体光を所望の撮影条件等によって上記第1、第2の撮影
光学系に入射させる。
【0029】上記第1、第2の撮影光学系に同時に入射
し、これによって結像された被写体光は、上記CCD3
L,3Rによって画像信号に変換され、上記撮像プロセ
ス4L,4Rに出力される。この撮像プロセス4L,4
Rにおいては、画像信号に対するガンマ(γ)補正等の
信号処理がなされ、この信号処理された画像情報(アナ
ログ信号)等は、上記A/D変換(回路)5L,5Rに
おいて、デジタル信号の画像情報等に変換されて、上記
メモリコントロール11に一時的に記録される。
【0030】上記メモリコントロール11に一時的に記
録されたデジタル信号の画像情報等は、上記ICカード
15等に記録されるか、または、上記映像表示手段20
L,20Rに表示されたり、上記外部出力端子7L,7
Rに出力されて、これに接続された外部表示装置(図示
せず)等によって表示されることとなる。
【0031】ここで、上記画像情報等がICカード15
に記録される場合の動作について、以下に説明する。上
記画像情報等がICカード15に記録される場合には、
まず、上記メモリコントロール11に一時的に記録され
た画像情報(デジタル信号)等が、上記メモリコントロ
ール11から、上記圧縮/伸長(回路)13に出力され
る。すると、この圧縮/伸長(回路)13において、上
記画像情報等のデータ圧縮処理が行なわれ、記録に適す
る形態に処理されて上記カードインターフェース14に
出力される。
【0032】そして、上記カードインターフェース14
を介して、上記ICカード15に対して記録されること
となる。なお、このとき上記ICカード15に記録され
る画像情報等については、撮影時に設定された撮影モー
ドが「立体静止画撮影モード」であった場合には、左右
一対の画像情報、つまり、立体静止画を構成し得る2つ
の相補的な画像信号が同時に記録される一方、撮影時に
設定された撮影モードが「通常撮影モード」であった場
合には、通常静止画像の画像情報が記録されることとな
る。
【0033】次に、上記画像情報等を映像表示手段20
L,20R等に対して再生(表示)する場合の動作につ
いて、以下に説明する。
【0034】上記画像情報等を映像表示手段20L,2
0R等に対して再生(表示)する場合には、まず、上記
メモリコントロール11に一時的に記録されたデジタル
信号の画像情報等が、上記D/A変換(回路)6L,6
Rに出力されて、このD/A変換(回路)6L,6Rに
よって、アナログ信号の画像情報等に変換される。
【0035】そして、上記映像表示手段20L,20R
に対して出力され、この映像表示手段20L,20Rに
おいて表示されるか、または、上記外部出力端子7L,
7Rに対して出力されて、これに接続された外部表示装
置等によって表示されることとなる。
【0036】また、上記ICカード15に記録されてい
る画像情報等を上記映像表示手段20L,20R等に再
生(表示)する場合には、まず、上記画像情報等が、上
記ICカード15からカードインターフェース14を介
して、上記圧縮/伸長(回路)13に出力される。
【0037】上記ICカード15に記録されている画像
情報等は、これを記録する際に、上記圧縮/伸長(回
路)13において、その記録体に記録するのに適した形
態に処理されている、即ち、データ圧縮処理がなされて
いるものである。従って、これを圧縮/伸長(回路)1
3によって、逆にデータ伸長処理を行ない再生に適する
状態に復元させた後、上記メモリコントロール11に対
して出力し、このメモリコントロール11に一時的に記
録する。
【0038】上記メモリコントロール11に書き込まれ
た画像情報等は、上述のように、上記D/A変換(回
路)6L,6Rにおいてアナログ信号の画像情報に変換
されて、上記映像表示手段20L,20Rによって表示
されるか、または、映像信号として上記外部出力端子7
L,7Rに出力され、これに接続された外部表示装置等
によって表示されることとなる。
【0039】なお、このとき再生(表示)される画像情
報等は、撮影時の撮影モードが「立体静止画撮影モー
ド」に設定されていた場合に得られた画像情報等である
場合には、左右一対の画像情報等が同時に再生されるこ
とにより、立体静止画像の再生(表示)が行なわれる一
方、撮影時の撮影モードが「通常撮影モード」に設定さ
れていた場合に得られた画像情報である場合には、通常
静止画像の画像情報の再生(表示)が行なわれることと
なる。
【0040】このような構成とすることにより上記一実
施例によれば、上記切換SW18によって「立体静止画
撮影モード」と「通常画像撮影モード」とを任意に切り
換えて撮影モードを設定し、撮影記録を行なうことで、
立体静止画像と通常静止画像とを選択的に撮影記録する
ことができる。
【0041】ところで、電子カメラにおいて、「立体静
止画撮影モード」に設定して撮影記録が行なわれ、これ
によって得られた左右一対の2つの画像情報を再生する
場合に、立体効果が自然に再現されるようにした良好な
立体静止画像として再生するためには、左右一対の2つ
の画像情報を、これを観察(鑑賞)する観察(鑑賞)者
の左右の眼に正確に対応させる必要があり、例えば、上
記左右一対の画像情報が、観察者の左右の眼に対して逆
転して表示されるような場合には、視覚的に不自然な画
像として表示され、良好な立体静止画像として再生され
ないこととなる。
【0042】そこで、上記一実施例の電子カメラにおい
ては、立体静止画像を再生(表示)する場合において、
常に正常で良好な立体静止画像として再生(表示)され
るようにするために、立体静止画を構成し得る2つの相
補的な画像信号の各々を、2:1インターレース画像信
号における1フィールド画像にそれぞれ対応させるよう
になっている。
【0043】そして、モード切換設定手段である上記切
換SW18によって「立体静止画撮影モード」が設定さ
れたときに得られる左右一対の2つの画像情報を上記I
Cカード15に記録するときには、上記記録手段である
カードインターフェース14が、上記立体静止画を構成
し得る各一のフィールド画像信号と共に、例えば、左眼
用の画像情報であるか、右眼用の画像情報であるかどう
か等の識別するための情報、即ち、上記ICカード15
から立体静止画像を構成し得る相補的対をなす2つのフ
ィールド画像信号を適用された上記映像表示手段20
L,20Rに立体静止画として表示するための左右識別
情報等を、上記フィールド画像の画像情報と併せて記録
するようになっている。従って、上記ICカード15に
記録される立体静止画像の画像情報には、上記左右識別
情報が必ず伴われるように構成されている。
【0044】また、通常静止画像のフィールド画像撮影
が行なわれる場合においては、1フィールドに1つの画
像情報が記録されることとなるが、このとき、インター
レース画像信号出力となる場合には、奇数および偶数の
2つのフィールド画像情報が存在することになる。
【0045】このような、奇数および偶数の2つのフィ
ールド画像情報において、奇偶2つのフィールドについ
ての管理がなされずに記録されているとすると、この画
像情報についての再生を行なう場合には、奇数フィール
ド画像と偶数フィールド画像とのいずれか一方が再生さ
れることとなる。
【0046】そこで、上記一実施例の電子カメラにおい
ては、撮影が行なわれた場合に得られる画像情報等を記
録する際に、その画像情報等が奇偶どちらのフィールド
画像によって記録されたものであるかの判別ができるよ
うに、奇偶識別情報等を画像情報に対応させて記録する
ようになっている。従って、上記ICカード15に記録
される画像情報には、上記奇偶識別情報が必ず伴われる
ように構成されている。
【0047】また、上述したように、上記電子カメラ
は、「立体静止画撮影モード」と「通常撮影モード」と
を、上記切換SW18の切り換え操作によって、任意に
選択して撮影を行なうことができるようになっている。
従って、上記ICカード15内に記録される画像情報等
については、立体静止画像と通常静止画像との画像情報
等が混在することとなる。
【0048】そこで、上記一実施例の電子カメラにおい
ては、上記ICカード15に記録されている画像情報等
を再生するときに、電子カメラ側において再生する所望
の画像情報等が立体静止画像である場合に、いずれのフ
ィールド画像と相補的対をなすかの対情報を画像情報に
対応させて記録するようになっている。従って、上記I
Cカード15に記録される立体静止画像の画像情報に
は、上記対情報が必ず伴われるように構成されている。
【0049】図2は、上記電子カメラに適用される記録
体であるICカード15内における画像情報等の記録状
態を概念的に示す図である。
【0050】図2に示すように、上記ICカード15内
においては、各画像情報ファイルA1,A2,A3,A
4,A5,A6,A7,A8‥‥‥Anは、それぞれ規
格情報部a、情報部b等からなるヘッダ部と、画像情報
部c等によって構成されている。
【0051】上記ヘッダ部を構成する規格情報部bに
は、例えば、静止画を記録するための統一規格情報等が
記録されており、上記情報部bには、対応する画像情報
部cに関する各種の情報、例えば、撮影条件、撮影モー
ド、左右識別情報、奇偶識別情報、対情報等の、各画像
情報部cに対応する固有の情報等が記録されている。
【0052】なお、上記ICカード15において記録す
ることができる画像情報数、即ち、記録される画像情報
ファイルA1,A2,A3‥‥‥Anの数は、上記IC
カード15の記録容量、または、上記圧縮/伸長(回
路)13によって圧縮される際の圧縮レベルと画像情報
等の容量によって変動するのはいうまでもない。
【0053】図3は、上記電子カメラのICカード15
に対して画像情報等を記録した際の記録状態を概念的に
例示した図である。
【0054】図3に示すように、ここでは、上記ICカ
ード15内に各画像情報ファイルB1L,B1R,B2
L,B2R,B3,B4,B5,B6L,B6R,B
7,B8L,B8Rの画像情報等が記録されているもの
とする。
【0055】上記画像情報ファイルうち、立体静止画像
の画像情報ファイルは、図3において点線で囲んで示し
た8つのファイルB1L,B1R,B2L,B2R,B
6L,B6R,B8L,B8Rであり、また、通常静止
画像の画像情報ファイルは、他の4つのファイルB3,
B4,B5,B7によって示している。
【0056】上記立体静止画像の画像情報ファイルは、
順次一対の組として記録されるようになっている(B1
LとB1R、B2LとB2R、B8LとB8R)が、例
えば、上記ICカード15内において、任意の1つの画
像情報ファイルを消去した後に空きエリアが形成された
ときに、立体静止画撮影モードにて撮影記録が行なわれ
たような場合には、この立体静止画像の画像情報ファイ
ルは、順次一対の組として記録されないこととなる。即
ち、図3において、画像情報ファイルB6LとB6Rで
示すものである。
【0057】この場合において、立体静止画像を構成す
る2つの画像情報ファイルのうち一方のファイルB6L
は、上述のように、消去後に形成された空きエリアに記
録されることとなるが、他方の画像情報ファイルB6L
は、記録されている画像情報ファイルの最後部、もしく
は、次の空きエリアに記録されることとなる。
【0058】このとき、上述したように、各画像情報フ
ァイルのヘッダ部の情報部b(図2参照)には、フィー
ルド画像情報に対応する対情報等の情報が記録されてい
るので、立体静止画を確実に再生(表示)することがで
きるようになっている。
【0059】このように構成された上記電子カメラにお
ける再生時の詳細な動作について、以下に説明する。
【0060】上記電子カメラにおいて、上記ICカード
15に記録された画像情報等を再生する場合には、ま
ず、上記ICカード15に記録された画像情報等が上記
カードインターフェース14に出力される。このとき、
上記カードインターフェース14によって読み込まれる
情報は、フィールド画像信号の画像情報と、この画像情
報に対応する左右識別情報、奇偶識別情報等が同時に読
み込まれることとなる。そして、左右識別情報、奇偶識
別情報等は、上記制御手段16へと出力され、この制御
手段16を介して上記メモリコントロール11へと出力
される。
【0061】これと同時に、上記カードインターフェー
ス14を介した上記フィールド画像信号は、上述したよ
うに、データ変換処理が行われるべく、圧縮/伸長(回
路)13に出力され、この圧縮/伸長(回路)13にお
いてデータ伸長処理が行われて、上記メモリコントロー
ル11に出力される。
【0062】上記メモリコントロール11においては、
上記圧縮/伸長(回路)13より、フィールド画像信号
が入力されると共に、上記制御手段16より左右識別情
報、奇偶識別情報等が入力されるので、この左右識別情
報、奇偶識別情報等に基づいて、上記ICカード15か
ら読み込んだ画像情報が、立体静止画像であるか、通常
静止画像であるかどうかの識別、および、奇数フィール
ド画像であるか、偶数フィールド画像であるかどうかの
識別等を行なう。
【0063】また、上記ICカード15から読み込まれ
た画像情報が、立体静止画を構成する任意の一方のフィ
ールド画像情報であれば、上記対情報に基づいて、上記
一方のフィールド画像情報と相補的対をなす他方のフィ
ールド画像が、ICカード15より続けて読み込まれる
こととなる。
【0064】そして、上記メモリコントロール11は、
上記D/A変換(回路)6L,6Rに対して左右の各フ
ィールド画像信号をそれぞれ出力し、これを上記映像表
示手段20L,20R、または、上記外部出力端子7
L,7Rに対して各別に出力することとなる。
【0065】このような構成とすることにより上記一実
施例によれば、上記ICカード15内において、左右一
対のフィールド画像が別々の空きエリアに対して記録さ
れることとなっても、各画像情報ファイルのヘッダ部に
左右識別情報、奇偶識別情報、対情報等を併せて記録す
るようにしたので、上記ICカード15内において、画
像情報等が順次一対の組に記録されていない場合におい
ても、容易に識別を行ない、立体静止画像の再生(表
示)を確実に行なうことができる。
【0066】一方、電子カメラにおいて、「立体静止画
撮影モード」に設定し、撮影記録を行なって得られる立
体静止画像を再生する場合には、2つのフィールド画像
信号が同時に出力されることとなるため、再生する立体
静止画の画像情報の精度が求められる場合、例えば、上
記2つのフィールド画像情報を比較する場合に、奇数フ
ィールド画像と偶数フィールド画像とが異なって再生さ
れてしまったとすると、通常のモニタにおける再生(表
示)画面では、インターレース画像信号出力となるの
で、上下方向において1ライン分の位置ズレが発生して
しまうという場合が考えられる。
【0067】そこで、上記一実施例の電子カメラにおい
ては、上記切換SW18によって「立体静止画撮影モー
ド」に設定されて撮影記録が行なわれる際に、上記記録
制御手段である制御手段16は、上記メモリコントロー
ル11を制御して、上記第1、第2の撮像手段(CCD
3L,3R)から連続して出力される立体静止画像を構
成するための各フィールド画像のうちいずれのフィール
ド画像も奇数フィールドないし偶数フィールドに同じく
限定したものを記録対象画像として、上記ICカード1
5へと記録するよう制御している。
【0068】上記一実施例の電子カメラにおいて、上記
切換SW18によって「立体静止画撮影モード」に設定
されて撮影記録が行なわれる際の動作を、以下に簡単に
説明する。
【0069】上記切換SW18によって「立体静止画撮
影モード」に設定された場合には、立体静止画像の撮影
記録が行なわれる。このとき、上記CCD3L,3Rか
らは連続して立体静止画像を構成するための2つのフィ
ールド画像が、上記メモリコントロール11に出力され
ることとなる。
【0070】そして、上記メモリコントロール11は、
設定されたフィールド画像情報のみを圧縮/伸長(回
路)13に対して出力し、この圧縮/伸長(回路)13
において、入力されたフィールド画像情報のデータ圧縮
処理が行なわれる。
【0071】上記データ圧縮処理されたフィールド画像
情報等は、上記カードインターフェース14を介して、
上記ICカード15に記録されることとなる。従って、
このICカード15には、各フィールド画像のうちのい
ずれのフィールド画像も奇数フィールドないし偶数フィ
ールドに同じく限定されたものが記録対象画像として記
録されることとなる。
【0072】なお、図4は、上記電子カメラにおいて、
画像情報を再生する際の表示画面上における奇数フィー
ルド画像および偶数フィールド画像を概念的に示す図で
ある。
【0073】このような構成とすることにより上記一実
施例によれば、上記記録体であるICカード15内にお
いては、画像情報等が空きエリアに対して順次記録され
るようになっているので、空き容量を有効に利用するこ
とができる。
【0074】また、上記切換SW18によって「立体静
止画撮影モード」に設定されて撮影記録が行なわれたと
きには、記録制御手段(制御手段16)は、上記メモリ
コントロール11を制御して、上記第1、第2の撮像手
段(CCD3L,3R)から連続して出力される立体静
止画像を構成するための各フィールド画像のうちいずれ
のフィールド画像も奇数フィールドないし偶数フィール
ドに同じく限定したものを記録対象画像として、上記I
Cカード15に記録するようにしたので、再生される画
像情報は、上下方向における位置ズレを防止することが
でき、立体静止画像を良好に再生(表示)することがで
きる。
【0075】また、上記一実施例の電子カメラにおいて
は、2つのフィールド画像信号の画像情報を再生(表
示)するために2つの映像表示手段20L,20Rが配
設されている。従って、撮影記録が行なわれた後、即座
に、記録された画像情報等を立体静止画像として上記映
像表示手段20L,20Rに再生(表示)し、撮影結果
を確認することができるようになっている。
【0076】つまり、上記ICカード15に記録された
立体静止画像の画像情報等は、上述のように、上記メモ
リコントロール11において、選択された再生すべきフ
ィールド画像が立体静止画を構成し得るフィールド画像
の一方に該当するものであるときには、上記対情報に基
づいて、対となるフィールド画像の画像情報と共に、上
記D/A変換(回路)6L,6Rに出力され、各別にア
ナログ信号の画像情報等に変換される。そして、上記両
フィールド画像を対応する上記第1、第2の映像表示手
段20L,20R、即ち、左眼用の画像情報は映像表示
手段20Lに、右眼用の画像情報は映像表示手段20R
に対してそれぞれに出力し、観察者に立体静止画として
表示されることとなる。
【0077】また、この電子カメラによって撮影記録が
行なわれる際には、上記CCD3L,3Rにより得られ
る2つのフィールド画像の画像情報は、上記メモリコン
トロール11を介して、上記D/A変換(回路)6L,
6Rに出力され、ここでアナログ信号に変換され、この
2つのアナログ信号の画像情報は、同様に、左眼用の画
像情報は映像表示手段20Lに、右眼用の画像情報は映
像表示手段20Rに対してそれぞれ表示されることとな
る。
【0078】このような構成とすることにより上記一実
施例によれば、上記再生手段であるメモリコントロール
11は、選択された再生すべきフィールド画像が立体静
止画を構成し得るフィールド画像の一方に該当するもの
であるときには、対情報に基づいて、対となるフィール
ド画像と共に、両フィールド画像を対応する上記第1、
第2の映像表示手段20L,20Rに左眼用および右眼
用の画像情報等をそれぞれ出力し、観察(鑑賞)に立体
静止画として表示するようにしたので、特別な装置を用
いることなく、容易に立体静止画の観察(鑑賞)を行な
うことができる。
【0079】また、上記一実施例の電子カメラにおいて
は、上述したように、立体静止画像の撮影記録および再
生を行なうことができると共に、上記切換SW18によ
る切り換え操作を行なうことによって、通常静止画像の
撮影記録を行なう「通常撮影モード」に設定し、また、
通常静止画像の再生を行なう「通常再生モード」に設定
することができるようになっている。
【0080】ここで、通常静止画像の撮影が行なわれる
場合には、上記左右一対の撮影光学系および左右一対の
撮像手段、即ち、上記CCD3L,3Rのうちいずれか
一方の撮影光学系および1つの撮像手段(CCD)によ
って画像信号を得るようになっている。従って、このと
き得られる画像情報等は1つである。
【0081】また、上記ICカード15に記録されてい
る通常静止画像の画像情報等、即ち、再生時に上記IC
カード15からメモリコントロール11に読み込まれる
画像情報等も1つのみであるが、図1に示すように、上
記メモリコントロール11には、2つのD/A変換(回
路)6L,6Rが接続されており、また、再生画像を表
示する上記映像表示手段20L,20Rも左右一対の2
つの映像表示手段が配設されている。従って、通常静止
画像の再生画像はいずれか一方のみへの表示となってし
まうこととなる。
【0082】そこで、上記一実施例の電子カメラにおい
ては、「通常再生モード」に設定されているときに、選
択された再生すべきフィールド画像が「通常撮影モー
ド」に基づくフィールド画像に該当するものであるとき
には、当該フィールド画像を上記第1、第2の映像表示
手段の双方に出力(表示)するようになっている。
【0083】図5は、上記一実施例の電子カメラにおい
て、「通常撮影モード」に設定された際の撮影記録時の
動作を示すフローチャートである。
【0084】図5に示すように、まず、ステップS1に
おいて、上記切換SW18を通常撮影モードに設定す
る。すると、ステップS2において、上記制御手段(C
PU)16は、この電子カメラの撮影モードが「通常撮
影モード」に設定されたことを認識し、ステップS3に
おいて、上記制御手段16は、上記メモリコントロール
11へ撮影モードの設定情報等を出力し、次のステップ
S4の処理に進む。
【0085】上記ステップS4において、メモリコント
ロール11は、通常静止画像の画像情報等、即ち、1つ
のフィールド画像情報を、上記2つのD/A変換(回
路)6L,6Rへ同時に出力し、ステップS6におい
て、この2つのD/A変換(回路)6L,6Rは、上記
デジタル信号の画像情報等をアナログ信号の画像情報等
へとデータ変換処理を行ない、ステップS6において、
この変換されたアナログ信号の画像情報等を、上記2つ
の映像表示手段20L,20R、または、上記2つの外
部(ビデオ信号)出力端子7L,7Rに出力(表示)し
て、一連のシーケンスを終了する(RETURN)。
【0086】このように構成することにより上記一実施
例によれば、「通常再生モード」に設定されているとき
に、再生手段であるメモリコントロール11は、選択さ
れた再生すべきフィールド画像が「通常撮影モード」に
基づくフィールド画像に該当するものであるときには、
当該フィールド画像を上記第1、第2の映像表示手段の
双方に出力(表示)することにより、観察(鑑賞)者は
その両眼によって、1つのフィールド画像による通常静
止画像を、観察(鑑賞)することができる。従って、画
像情報等の確認等を容易に行なうことができると共に、
操作性の向上に寄与することができる。
【0087】また、上記一実施例の電子カメラにおいて
は、上述したように、立体静止画像の撮影記録および再
生を行なうことができるようになっているが、電子カメ
ラ等によって撮影を行なう際に要求される画像情報等
は、立体静止画像のみでなく、場合によっては通常静止
画像が要求される場合も考えられる。
【0088】一方、上記一実施例の電子カメラにおいて
は、「立体静止画撮影モード」と「通常撮影モード」等
の複数の撮影モードを用意すると共に、この撮影モード
を切り換える切換SW18を配設して、これによって、
「立体静止画撮影モード」と「通常撮影モード」とを任
意に設定し、立体静止画像と通常静止画像とを選択的に
撮影することができ、さらに、再生時には、上記切換S
W18を切り換えることで「立体静止画再生モード」と
「通常再生モード」等の再生モードを設定することがで
きるようにされている。
【0089】そして、撮影記録が行なわれた際に得られ
る画像情報ファイルに対して、被写体像等の画像情報と
共に撮影モード等の撮影条件等の情報が記録されるよう
になっている。
【0090】さらに、上記電子カメラによって得られる
画像情報等のうち、立体静止画像は、2つのフィールド
画像によって構成されるものである一方、通常静止画像
は1つのフィールド画像によって構成されるようになっ
ている。従って、立体静止画像の2つのフィールド画像
にうちいずれか一方のみを再生すれば、通常静止画像と
して再生することが考えられる。
【0091】そこで、上記一実施例の電子カメラにおい
ては、上記ICカード15等に記録されている画像情報
等の再生(表示)出力を行なうときに、上記切換SW1
8によって「通常再生モード」に設定されたときには、
再生手段(メモリコントロール11)によって、選択さ
れた再生すべきフィールド画像が立体静止画像を構成し
得るフィールド画像の一方に該当するものであっても、
当該フィールド画像を通常の再生出力として設定するよ
うになっている。
【0092】図6は、上記一実施例の電子カメラにおけ
る再生(表示)出力時の動作を示すフローチャートであ
って、立体静止画像を通常静止画像として再生(表示)
出力する場合の例示である。
【0093】図6に示すように、まず、ステップS11
において、上記切換SW18の切り換え操作を行なうこ
とによって、「通常再生モード」に切り換え設定を行な
う。すると、ステップS12において、制御手段(CP
U)16は、切換SW18によって、この電子カメラの
再生モードが「通常再生モード」に設定されたことを認
識し、ステップS13において、上記制御手段(CP
U)16は、上記メモリコントロール11へ再生モード
の設定情報等を出力し、次のステップS14の処理に進
む。
【0094】上記ステップS14において、メモリコン
トロール11は、再生(表示)を行なう立体静止画像を
構成し得る2つのフィールド画像、例えば図3に示す立
体静止画像の画像情報ファイルB1L,B1Rのうち
の、いずれか一方のフィールド画像情報(例えば画像情
報ファイルB1L)のみについて、上記ICカード15
より読み込み、次のステップS15の処理に進む。
【0095】上記ステップS15において、メモリコン
トロール11は、上記一方のフィールド画像の画像情報
ファイルB1Lを、上記2つのD/A変換(回路)6
L,6Rに対して同時に出力し、ステップS16におい
て、D/A変換(回路)6L,R6によって、それぞれ
デジタル信号からアナログ信号へのデータ変換処理が行
なわれ、次のステップS17の処理に進む。
【0096】そして、上記ステップS17においては、
上記アナログ信号に変換された画像情報が、上記2つの
映像表示手段20L,20R、または、上記2つの外部
出力端子7L,7Rに対して出力(表示)され、一連の
シーケンスを終了する(RETURN)。
【0097】図7は、上記一実施例の電子カメラにおけ
る再生(表示)出力時の動作を示すフローチャートであ
って、立体静止画像を通常静止画像として再生(表示)
出力する場合の別の例示である。
【0098】図7に示すように、まず、ステップS21
において、上記切換SW18の切り換え操作を行ない
「通常再生モード」に切り換え設定する。すると、ステ
ップS22において、制御手段(CPU)16は、この
電子カメラの再生モードが「通常再生モード」に設定さ
れたことを認識し、ステップS23において、上記制御
手段16は、カードインターフェース14へ再生モード
の設定情報等を出力し、次のステップS24の処理に進
む。
【0099】上記ステップS24において、上記カード
インターフェース14は、再生(表示)を行なう立体静
止画像を構成し得る1つのフィールド画像、例えば図3
に示す立体静止画像の画像情報ファイルB1Lのみのフ
ィールド画像情報について、上記ICカード15より読
み込みが行なわれ、次のステップS25の処理に進む。
【0100】上記ステップS25において、上記カード
インターフェース14は、このファイルB1Lを圧縮/
伸長(回路)13に転送し、ステップS26において、
圧縮/伸長(回路)13によるデータ伸長処理が行なわ
れた後、メモリコントロール11に出力されて、次のス
テップS27の処理に進む。
【0101】上記ステップS27において、メモリコン
トロール11は、1つのフィールド画像情報、即ち、通
常静止画像であると認識し、ステップS28において、
上記2つのD/A変換(回路)6L,6Rに対して同時
に出力し、ステップS29において、D/A変換(回
路)6L,R6によって、それぞれデジタル信号からア
ナログ信号へのデータ変換処理が行なわれて、次のステ
ップS30の処理に進む。
【0102】そして、上記ステップS30においては、
上記アナログ信号に変換された画像情報が、上記2つの
映像表示手段20L,20R、または、上記2つの外部
出力端子7L,7Rに対して出力(表示)され、一連の
シーケンスを終了する(RETURN)。
【0103】このように構成することによって上記一実
施例によれば、モード切換設定手段である上記切換SW
18を、再生時において、再生モードに切り換え設定す
るようにして、上記ICカード15等に記録されている
画像情報等の再生(表示)出力を行なう画像情報が立体
静止画像であるときにも、強制的に通常静止画像として
再生(表示)出力することができる。従って、同じ撮影
被写体について、通常撮影時による画像と、立体静止画
撮影時による画像との間の違いや、比較検討が容易に可
能となる。
【0104】また、上記ICカード15より画像情報等
の読み出しを行なう際に、立体静止画像の2つのフィー
ルド画像の画像情報ファイルのうちいずれか一方の画像
情報ファイルのみを読み出して、この1つの画像情報フ
ァイルについてのみ、伸長処理等のデータ処理を行なえ
ばよいこととなるので、画像情報等の再生処理速度の向
上に寄与することができる。
【0105】ところで、立体静止画像を再生(表示)し
たときに、撮影記録された被写体等によっては立体的な
画像であることが判断しにくい場合がある。例えば、立
体静止画像の撮影時に、被写体等が手前側にあり、背景
との距離が離れているような状況の画像、即ち、目視に
て遠近感があるときは、立体静止画像が成立しやすい
が、遠景の景色を撮影した場合、または、印刷物な等の
平面的な被写体等が画面全面に撮影されている場合等の
状況では、遠近感のある良好な立体静止画像としては、
その成立が困難となる場合が考えられる。
【0106】このような状況においては、「立体静止画
撮影モード」によって撮影記録がなされた場合に得られ
る画像情報を再生(表示)するときに、撮影時の撮影モ
ードが「立体静止画撮影モード」と「通常撮影モード」
のいずれのモードによって、撮影されたかの判断がつか
ないという場合が考えられる。
【0107】そこで、上記一実施例の電子カメラにおい
ては、画像情報の再生(表示)を行なう際に、再生され
る画像情報等の撮影モード等の撮影条件等を、上記映像
表示手段6L,6R、または、外部出力端子7L,7R
に接続された外部表示装置等において画像情報等と共に
表示することができるようになっている。
【0108】図8は、上記電子カメラにおいて、画像情
報等の再生(表示)が行なわれている際の上記映像表示
手段6L,6R等に表示される画像情報等の表示例を示
すものである。
【0109】図8に示すように、上記映像表示手段6
L,6Rの表示画面全体には、フィールド画像情報が表
示されていると共に、この表示画面の一部において、こ
の画像情報の撮影モード等の撮影情報、即ち、「立体静
止画撮影モード」に設定されて撮影されたものである
か、または、「通常撮影モード」に設定されて撮影され
たものであるかの撮影情報等が表示部31において表示
されている。
【0110】なお、図8に示す表示例では、上記表示部
31のうち、立体静止画像である旨の表示は[3D]
で、また、通常静止画像である旨の表示は[2D]で示
すようになっており、ここでは、[2D]が反転表示
(または、太文字表示等)等によって、再生されている
フィールド画像情報が通常静止画であることを表示して
いる。
【0111】また、このときの画像情報等を再生(表
示)する際に、上記映像表示手段6L,6R等の表示画
面中において、撮影モード等の撮影情報等を表示する際
の動作を、以下に簡単に説明する。
【0112】まず、上記制御手段(CPU)16によっ
て上記ICカード15内に記録されている画像情報等
が、カードインターフェース14によって読み出され
る。このとき読み出される画像情報等の画像情報ファイ
ル内のヘッダ部には、上述したように、撮影モード等の
撮影情報等が記録されており、この撮影情報等は上記制
御手段16に出力されるようになっている。
【0113】従って、上記制御手段16においては、上
記撮影情報等に基づいて、再生(表示)される画像情報
等が、立体静止画像であるか、通常静止画像であるかの
判断がなされ、上記制御手段16は、上記判断結果の情
報等をメモリコントロール11へと出力し、このメモリ
コントロール11において、上記制御手段16の判断結
果の情報等について、例えば、撮影モード等を容易に判
断することができるように示す絵文字等からなるキャラ
クタ情報を生成し、このキャラクタ情報と画像情報とを
重ね合わせて、D/A変換(回路)6L,6Rに出力
し、ここで画像情報等のデータ変換処理を行なった後、
上記映像表示手段20L,20R等に再生(表示)が行
なわれることとなる。このときの表示画面が、上述の図
8に示すものである。
【0114】また、これと同時に、上記一実施例の電子
カメラにおいては、撮影条件等の情報が、この電子カメ
ラ本体上に配設されている表示手段(LCD)19にも
表示されるようになっている。
【0115】図9は、電子カメラにおける表示手段(L
CD)19に撮影条件等の情報が表示されている場合の
表示例を示すものである。
【0116】図9に示すように、上記表示手段(LC
D)19の表示部32において、上述と同様に、立体静
止画像である旨の表示[3D]、および、通常静止画像
である旨の表示[2D]が表示されるようになってお
り、ここでは、[2D]が反転表示(または、太文字表
示等)等によって、再生されているフィールド画像情報
が通常静止画であることを表示している。
【0117】また、このときの表示動作、即ち、上記表
示手段(LCD)19に撮影条件等の情報を表示させる
際の動作について、以下に簡単に説明する。
【0118】まず、上記制御手段(CPU)16によっ
て上記ICカード15内に記録されている画像情報等
が、カードインターフェース14によって読み出され
る。このとき読み出される画像情報等の画像情報ファイ
ル内のヘッダ部には、上述したように、撮影モード等の
撮影情報等が記録されており、この撮影情報等は上記制
御手段16に出力されるようになっている。
【0119】従って、上記制御手段16において、上記
撮影情報等に基づいて、再生(表示)される画像情報等
が、立体静止画像であるか、通常静止画像であるかの判
断がなされることとなる。
【0120】そして、上記制御手段16は、上記判断結
果の情報や他の撮影条件等の情報を、上記表示手段(L
CD)19へと直接出力し、これに表示がなされること
となる。
【0121】このように構成することによって上記一実
施例によれば、上記再生手段によって再生出力されてい
る画像が表示される映像表示手段20L,20Rや表示
手段(LCD)19等に対して、立体静止画像か、通常
静止画像かを識別させるための情報等を表示するように
したので、観察(鑑賞)者は撮影条件等の情報を容易に
識別することができる。
【0122】ところで、近年においては、電気製品全般
について省電力化が推進されており、電子カメラ等にお
いても例外ではなく、例えば、撮像プロセス処理回路等
の消費電力の低減化の要求があり省電力化が進められて
いるが、充分であるとはいえない状況にある。
【0123】また、一般的なビデオカメラ等においても
主電源であるバッテリ等の持続性を保持する必要から、
装置自体の消費電力の低減化を図る設計が重要視されて
いる。
【0124】一方、上記一実施例の電子カメラにおいて
は、撮影記録に関する構成部材については、それぞれ2
つの部材を有するようになっているために、一般的な通
常静止画像を撮影する電子カメラ等と比較して、約2倍
の消費電力が必要となることとなる。
【0125】即ち、この電子カメラにおいて「立体静止
画撮影モード」に設定して撮影を行なった場合には、上
記2つの撮像手段であるCCD3L,3Rと、2つの撮
像プロセス4L,4Rと、2つのA/D変換(回路)5
L,5Rとを全て動作させる必要がある一方、「通常撮
影モード」に設定して撮影を行なう場合には、1つのフ
ィールド画像を得るようにすればよいので、通常静止画
の撮影記録にあたっては、上記2つのCCD3L,3R
のうちのいずれか一方と、上記2つの撮像プロセス4
L,4Rのうちのいずれか一方と、上記2つのA/D変
換(回路)5L,5Rのうちのいずれか一方のみを使用
することで、通常静止画像を得ることが可能である。
【0126】そこで、上記一実施例の電子カメラにおい
ては、「通常撮影モード」に設定して撮影を行なう場合
には、撮影記録に関する構成部材のうちのいずれか一方
のみに対して給電を行ない、撮影に使用しない他方の構
成部材への給電を停止するようにすることで、省電力化
を行なうようになっている。
【0127】図10は、上記一実施例の電子カメラにお
いて、「通常撮影モード」時の撮影記録動作を示すフロ
ーチャートであって、上記2つの撮像手段のうちいずれ
か一方の撮像手段等への給電を停止する場合を例示した
ものである。
【0128】図10に示すように、ステップS31にお
いて、まず、上記切換SW18(切換手段)によって、
撮影モードを「通常静止画撮影モード」に設定する。す
ると、ステップS32において、上記制御手段(CP
U)16は、この電子カメラの撮影モードが「通常撮影
モード」に設定されたことを認識し、ステップS33に
おいて、制御手段16は、上記電源部17に対し、その
旨の情報等を出力し、次のステップS34の処理に進
む。
【0129】上記ステップS34において、上記電源部
17は、この撮影モード等の撮影情報等に基づいて、上
記給電制御回路22を制御して、上記2つのCCD3
L,3Rのうちのいずれか一方と、このCCDに対応す
る上記2つの撮像プロセス4L,4Rのうちのいずれか
一方と、上記2つのA/D変換(回路)5L,5Rのう
ちのいずれか一方への電力の供給を停止(OFF)し
て、一連のシーケンスを終了する(RETURN)。
【0130】このように構成することにより上記一実施
例によれば、上記切換SW18によって「立体静止画撮
影モード」が設定されているときには、上記第1、第2
の撮像手段(CCD3L,3R)等に対して共に給電を
行なう一方、「通常撮影モード」に設定されたときに
は、給電制御手段である上記給電制御回路22によっ
て、少なくともいずれか一方の撮像手段に対して給電を
行なうようにしたので、一般的な通常静止画を撮影する
電子カメラ等と同レベルの消費電力とすることが可能と
なり、装置の省電力化に寄与することができる。
【0131】ところで、「立体静止画撮影モード」に設
定して撮影を行なう場合には、2つのフィールド画像を
同時に得る必要性があるので、立体静止画を撮影するた
めの電子カメラにおいては、上述のように、2つの撮影
光学系等を有するようになっている。そして、この電子
カメラが「立体静止画像撮影モード」に設定された場合
には、上記2つの撮影光学系等は同一の被写体に対して
同時に動作するように設定されている必要がある。例え
ば、撮影記録に先立って、所望の被写体までの距離を測
定(測距)し、焦点調節を行なう場合には、上記2つの
撮影光学系を同時に動作させる必要がある。
【0132】一方、近年において、一般的に普及されて
いる通常のビデオカメラ等については、その撮影光学系
において自動的に測距および焦点調節を行なうようにし
た自動焦点調節機構を有するものが実用化されている。
【0133】このような自動焦点調節機構を、上記一実
施例の電子カメラに適用する場合には、上記2つの撮影
光学系について、2つの自動焦点調節機構が必要となる
が、2つの撮影光学系のそれぞれを、2つの自動焦点調
節機構によって制御するためには、制御手段における演
算処理を同時に行なう必要がある。
【0134】そして、このときの演算処理結果に基づい
て、レンズ制御(回路)等が上記撮影光学系を駆動制御
することで焦点調節動作が行なわれることとなる。
【0135】つまり、立体静止画像を撮影する電子カメ
ラの制御手段は、通常静止画像を撮影するカメラにおけ
る自動焦点調節の演算処理に比較して、約2倍の演算処
理を必要とすると共に、これらの演算処理を同一の時間
内において行なわなければならない。従って、立体静止
画像を撮影するためには、より高速な処理を行なうこと
のできる制御手段の処理能力が要求されることとなる。
【0136】そこで、上記一実施例の電子カメラにおい
ては、上記制御手段16の処理能力に依存することな
く、「立体静止画撮影モード」に設定され撮影が行なわ
れる際の自動焦点調節等の撮影光学系の制御動作を、短
時間で確実に行なうように形成されている。
【0137】つまり、上記第1、第2の撮影光学系のう
ち一方の撮影光学系に対して上記自動焦点調節手段でも
ある制御手段(CPU)16によって得られた被写体ま
での距離(測距結果)等に関する情報に基づいて、他方
の撮影光学系の焦点調節を行なうようになっている。
【0138】図11は、上記一実施例の電子カメラにお
いて、「立体静止画撮影モード」に設定されたときに、
2つの撮影光学系を制御する際の動作を示すフローチャ
ートである。
【0139】図11に示すように、まず、ステップS4
1において、この電子カメラの撮影記録手段である上記
トリガーSW23がオン(ON)状態とされることによ
ってトリガー信号が発生する。すると、ステップS42
において、上記トリガー信号を受けて、上記制御手段1
6がレンズ制御(回路)12L,12Rに自動焦点調節
動作の制御を指示し、ステップS43において、上記レ
ンズ制御(回路)12L,12Rは、上記2つの撮影光
学系を構成する左右一対の撮影レンズ1L,1Rのうち
のいずれか一方のみを駆動制御して自動焦点調節動作を
行ない、次のステップS44の処理に進む。
【0140】上記ステップS44において、上記一方の
レンズ制御(回路)は、自動焦点調節動作によって得ら
れた測距(距離)情報等を、制御手段16に出力し、こ
れを受けて、ステップS45においては、上記制御手段
16が、上記測距(距離)情報等を他方のレンズ制御
(回路)に出力する。
【0141】そして、ステップS46において、上記測
距(距離)情報に基づいて、上記他方のレンズ制御(回
路)が、これに対応する他方の撮影レンズの焦点調節動
作を行ない、一連のシーケンスを終了する(RETUR
N)。
【0142】従って、一方の撮影光学系において自動焦
点調節に関する処理を行なった後、この処理結果(測距
情報)等に基づいて、他方の撮影光学系が駆動制御され
ることとなる。
【0143】このように構成することにより上記一実施
例によれば、上記第1、第2の撮影光学系のうち一方の
撮影光学系に対して上記自動焦点調節手段でもある制御
手段(CPU)16によって得られた被写体までの距離
(測距結果)等に関する情報に基づいて、他方の撮影光
学系の焦点調節を行なうようにしたので、自動焦点調節
に関する処理を1回行なうだけで、2つの撮影光学系の
焦点調節動作を、短い時間内において確実に行なうこと
ができる。
【0144】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、立体静
止画像と通常静止画像とを撮影モードの切り換え設定に
よって選択的に容易に行なうことができる。
【0145】請求項2に記載の発明によれば、立体静止
画像の撮影記録を行なうことができると共に、適用され
た記録体に記録を行なう際には、記録手段によって左右
識別情報、フィールド奇偶識別情報、対情報等の撮影条
件等を記録するようにしたので、再生時には、これらの
情報を利用して、容易に立体静止画の再生(表示)を行
なうことができる。
【0146】請求項3に記載の発明によれば、立体静止
画を構成するための各フィールド画像のうちいずれのフ
ィールド画像も奇数ないし偶数フィールドに同じく限定
したものを記録対象画像として記録するようにしたの
で、より高精度の立体静止画像の撮影記録および再生を
実現することができる。
【0147】請求項4に記載の発明によれば、カメラ本
体の水平方向に2つの映像表示手段を並設するようにし
たので、特別の装置を必要とせずに、容易に立体静止画
像を再生(表示)させることができると共に、撮影記録
後において即座に撮影結果の確認をすることができるの
で、操作性の向上にも寄与することができる。
【0148】請求項5に記載の発明によれば、選択され
た再生すべきフィールド画像が「通常撮影モード」に基
づくフィールド画像に該当するものであるときには、1
つのフィールド画像を双方の映像表示手段に表示するよ
うにしたので、観察者は通常静止画像を両眼で確認する
ことができる。
【0149】請求項6に記載の発明によれば、選択され
た再生すべきフィールド画像が立体静止画像を構成し得
るフィールド画像の一方に該当するものであっても、
「通常再生モード」に設定することで、任意に再生モー
ドの選択を行なうことができるようにしたので、立体静
止画像の画像情報を通常静止画像としても再生すること
ができる。
【0150】請求項7に記載の発明によれば、再生され
ている画像情報に重ねて撮影条件等の情報を同時に表示
するようにし、または、カメラ本体の表示手段に撮影条
件等の情報を表示するようにしたことによって、再生さ
れている画像が立体静止画像であるか、通常静止画像で
あるか等の撮影条件等を容易に確認することができる。
【0151】請求項8に記載の発明によれば、「通常撮
影モード」時には、一方の撮像手段に対して給電を停止
するようにしたので、装置自体の低消費電力化を図るこ
とができる。
【0152】請求項9に記載の発明によれば、「立体静
止画撮影モード」時において、2つの撮影光学系のう
ち、一方の撮影光学系に対して自動焦点調節を行ない、
この測距結果等の情報に基づいて、他方の撮影光学系の
焦点調節を行なうようにしたので、自動焦点調節に関す
る処理を簡略化すると共に、構成部材の簡略化に寄与す
ることができる。
【0153】以上述べたように本発明によれば、立体静
止画像と通常静止画像の撮影記録を選択的に行なうこと
ができると共に、このとき得られる各画像情報等を単一
の記録体において混在する形で記録を行なうことができ
るようにし、また、立体静止画像の撮影記録によって得
られる左右一対の画像情報等について、より高精度で良
好な立体静止画像を得るようにした電子カメラを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電子カメラの概略構成を示
すブロック構成図。
【図2】上記図1の電子カメラに適用される記録体であ
るICカード内における画像情報等の記録状態を概念的
に示す図。
【図3】上記図1の電子カメラのICカードに対して画
像情報等を記録した際の記録状態を概念的に例示した
図。
【図4】上記図1の電子カメラにおいて、画像情報を再
生する際の表示画面上における奇数フィールド画像およ
び偶数フィールド画像を概念的に示す図。
【図5】上記図1の電子カメラにおいて、「通常撮影モ
ード」に設定された際の撮影記録時の動作を示すフロー
チャート。
【図6】上記図1の電子カメラにおける再生(表示)出
力時の動作を示すフローチャートであって、立体静止画
像を通常静止画像として再生(表示)出力する場合の例
示。
【図7】上記図1の電子カメラにおける再生(表示)出
力時の動作を示すフローチャートであって、立体静止画
像を通常静止画像として再生(表示)出力する場合の別
の例示。
【図8】上記図1の電子カメラにおいて、画像情報等の
再生(表示)が行なわれている際の映像表示手段等に表
示される画像情報等の表示例を示す図。
【図9】上記図1の電子カメラにおける表示手段(LC
D)に撮影条件等の情報が表示されている場合の表示例
を示す図。
【図10】上記図1の電子カメラにおいて、「通常撮影
モード」時の撮影記録動作を示すフローチャートであっ
て、2つの撮像手段のうちいずれか一方の撮像手段等へ
の給電を停止する場合の例示。
【図11】上記図1の電子カメラにおいて、「立体静止
画撮影モード」に設定されたときに、2つの撮影光学系
を制御する際の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1L,1R……左眼用、右眼用の撮影レンズ(第1、第
2の撮影光学系) 2L,2R……左眼用、右眼用の光学LPF(第1、第
2の撮影光学系) 3L,3R……第1、第2の撮像素子(CCD;第1、
第2の撮像手段) 4L,4R……撮像プロセス(第1、第2の撮像手段) 5L,5R……A/D変換回路(第1、第2の撮像手
段) 6L,6R……D/A変換回路 11……メモリコントロール(再生手段) 12L,12R……レンズ制御回路(自動焦点調節手
段) 13……圧縮/伸長回路(記録手段) 14……カードインターフェース 15……ICカード(記録体) 16……制御手段(CPU;記録制御手段、自動焦点調
節手段) 17……電源 18……切換スイッチ(SW;モード切換設定手段、切
換手段) 19……表示手段(LCD) 20L,20R……第1、第2の映像表示手段 22……給電制御回路(給電制御手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体の水平方向に並設され、被
    写体光を同時に入射可能とする第1および第2の撮影光
    学系と、 上記第1および第2の撮影光学系に対応して、この第1
    および第2の撮影光学系により結像されたそれぞれの被
    写体光を画像信号に変換して出力する第1および第2の
    撮像手段と、 上記第1および第2の撮像手段を共に駆動して立体静止
    画を構成し得る相補的な対としての左眼用画像および右
    眼用画像に対応した画像信号をそれぞれの上記各撮像手
    段より出力する立体静止画撮影モードと、 上記第1および第2の撮像手段のうち少なくともいずれ
    か一方の撮像手段を駆動して通常の画像信号を出力する
    通常撮影モードと、 上記立体静止画撮影モードと上記通常撮影モードとを切
    り換えて設定するモード切換設定手段と、 を具備したことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 立体静止画を構成し得る2つの相補的
    な画像信号の各々を、2:1インターレース画像信号に
    おける1フィールド画像にそれぞれ対応させており、 上記第1および第2の撮像手段から出力された各フィー
    ルド画像信号を記録に適する形態に処理して適用された
    記録体に記録を行なう記録手段と、 上記モード切換設定手段によって立体静止画撮影モード
    が設定されたときには、上記記録手段が上記立体静止画
    を構成し得る各一のフィールド画像信号と共に、そのフ
    ィールド画像の左右識別情報、奇数ないし偶数フィール
    ド識別情報およびいずれのフィールド画像と相補的対を
    なすかの対情報を併せて記録するように制御する記録制
    御手段と、 上記記録体から立体静止画を構成し得る相補的対をなす
    2つのフィールド画像信号を適用された映像表示手段に
    立体静止画として表示するべく併せて記録された上記左
    右識別情報、フィールド奇偶識別情報および対情報に基
    づいて再生出力する再生手段とを、さらに具備したこと
    を特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】 上記モード切換設定手段によって立体
    静止画撮影モードが設定されたときには、上記記録制御
    手段は、さらに、 上記第1および第2の撮像手段から連続して出力される
    立体静止画を構成するための各フィールド画像のうちい
    ずれのフィールド画像も奇数フィールドないし偶数フィ
    ールドに同じく限定したものを記録対象画像として記録
    を行なうように制御することを特徴とする請求項2に記
    載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 カメラ本体の水平方向に並設された第
    1および第2の映像表示手段を、さらに具備し、 上記再生手段は、選択された再生すべきフィールド画像
    が立体静止画を構成し得るフィールド画像の一方に該当
    するものであるときには、対となるフィールド画像と共
    に、両フィールド画像を対応する上記第1および第2の
    映像表示手段にそれぞれ出力して観察者に立体静止画と
    して表示するようにしたことを特徴とする請求項2また
    は請求項3に記載の電子カメラ。
  5. 【請求項5】 上記再生手段は、選択された再生すべ
    きフィールド画像が通常撮影モードに基づくフィールド
    画像に該当するものであるときには、当該フィールド画
    像を上記第1および第2の映像表示手段の双方に出力表
    示するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の電
    子カメラ。
  6. 【請求項6】 上記再生手段は、選択された再生すべ
    きフィールド画像が立体静止画を構成し得るフィールド
    画像の一方に該当するものであっても、当該フィールド
    画像を通常の再生出力として設定する手段を、さらに具
    備したことを特徴とする請求項4または請求項5に記載
    の電子カメラ。
  7. 【請求項7】 上記再生手段によって再生出力されて
    いる画像が立体静止画像か通常静止画像かを観察者に識
    別させるための表示手段を、さらに具備したことを特徴
    とする請求項2,3,4,5または請求項6に記載の電
    子カメラ。
  8. 【請求項8】 上記モード切換設定手段によって立体
    静止画撮影モードが設定されたときには、上記第1およ
    び第2の撮像手段に対して共に給電を行ない、通常撮影
    モードが設定されたときには、少なくともいずれか一方
    の撮像手段に対して給電を行なうようにする給電制御手
    段を、さらに具備したことを特徴とする請求項1に記載
    の電子カメラ。
  9. 【請求項9】 上記第1または第2の撮影光学系のう
    ち一方の撮影光学系に対して自動焦点調節を行なうため
    の自動焦点調節手段を、さらに具備し、 上記自動焦点調節手段によって得られた被写体までの距
    離に関する情報に基づいて、他方の撮影光学系の焦点調
    節を行なうようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の電子カメラ。
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