JPH08301239A - 弁当箱用包装体の包装方法及び装置 - Google Patents

弁当箱用包装体の包装方法及び装置

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JPH08301239A
JPH08301239A JP7135656A JP13565695A JPH08301239A JP H08301239 A JPH08301239 A JP H08301239A JP 7135656 A JP7135656 A JP 7135656A JP 13565695 A JP13565695 A JP 13565695A JP H08301239 A JPH08301239 A JP H08301239A
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JP
Japan
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film
lunch box
packaging
strip
seal
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Withdrawn
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JP7135656A
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English (en)
Inventor
Shozo Omori
昌三 大森
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Omori Machinery Co Ltd
Original Assignee
Omori Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁当箱用包装体を、連続して高速に製造する
ことができ、製造された包装体を安定状態で多数積層す
ることができる包装装置を提供すること 【構成】 供給装置16にて弁当箱15を搬送し、供給
地点Xに供給する。供給地点には、上側,下側帯状フィ
ルム22,23も導かれ、フィルムシールカット装置2
5によりその先端重合部がシールされる。両フィルムは
熱収縮性が良好な材料から構成されるが、カット装置2
5としてインパルスシールを行うものを用いたため、加
熱時間は短時間であるので、溶断シールされるととも
に、シール部位以外は熱収縮しない。カット装置25で
切断されサイドシール装置36でシールされて製造され
る四方シールからなる中間包装体38はシュリンクトン
ネル39を通過させ、シュリンクさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弁当箱用包装体の包装
方法及び装置に関するものである。
【0002】
【発明の背景】近年コンビニエンスストアやスーパーマ
ーケット等で弁当が多数販売されているが、この弁当
は、通常センター等の別の場所で製造されたものを、各
店に運搬してくるようになっている。そして、上記弁当
は、内容物を上部開口された容器本体内に詰めた後、開
口部を蓋で覆う。蓋と容器本体とは、凹凸による嵌合,
接着テープによる仮止め等がなされている。係る内容物
が詰め込まれた蓋付容器を被包装物とし、その周囲を所
定のフィルムで囲繞して包装体が製造され、係る包装体
の状態で運搬・陳列・販売される。これにより、蓋付容
器とフィルムとが密着し、蓋が容器本体から外れるのが
防止され、弁当が容器本体外に飛び出ることがなくな
る。
【0003】そして、上記包装体の包装形態としては、
一般に1枚のストレッチフィルムを用い、そのストレッ
チフィルムを蓋の上面に被せるとともに、その4辺をそ
れぞれ外側に引っ張りながら下側に折り込んで容器本体
の底面に密着させる。
【0004】しかしながら、上記した従来の包装体で
は、以下に示す問題を有する。すなわち、上記のストレ
ッチフィルムを用いた包装形態では、まずストレッチフ
ィルムを所定の大きさに切断し、その切断したフィルム
を蓋に被せ、その後、少なくとも2回のフィルム側縁の
折り曲げ処理(対辺同士は同時に処理する)が必要とな
り、包装処理を高速に行うことができない。
【0005】また、包装体の底面側に4辺のフィルム側
縁部分が、皺を発生した状態で回り込んでいるため、底
面部が盛り上がってしまい、しかもその厚みは部分的に
異なる。したがって、店頭等において係る包装体(弁
当)を置いた場合に、安定性が低い。そして、多数の包
装体を効率よく棚などに陳列するためには、包装体を積
層する必要があるが、上記のように安定性が悪いので、
積層できないか、仮に積層したとしても2〜3個程度と
なり陳列スペースが多く必要となる。
【0006】一方、弁当箱の場合には、蓋付の容器の場
合には係る蓋が包装体内で外れることは許されないが、
包装フィルムを開封した後は、比較的簡単に蓋が外れる
必要がある。したがって、上記したように通常蓋と容器
とは軽い嵌合状態で係止させ、容器等に密着したストレ
ッチフィルムの収縮力を利用して、容器から蓋が外れな
いようにしている。よって、上記した問題を解決する包
装体を製造する場合に、係る条件(蓋が離脱しない)を
満足している必要がある。
【0007】さらに、弁当箱とともに割り箸を同時に収
納することが多々あり、その割り箸の長さの方が弁当箱
よりも長いことがある。その場合に、上記した蓋の離脱
を抑制するためには、弁当箱と割り箸の両者に包装フィ
ルムを密着させる必要がある。
【0008】さらにまた、ストレッチ包装の場合には、
フィルム端部は底面側に織り込まれるが、相互に自己粘
着力により接着されているので、仮にそのフィルムの端
部を持って開封した後で、再度そのフィルム端を下側に
折り込んでも自己粘着力によりほぼ元の状態になる。し
たがって、異物を混入される等の改ざんの有無が確認し
にくいという問題もある。
【0009】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、弁当箱用包装体を、
連続して高速に製造することができ、製造された包装体
を安定状態で多数積層することができ、同時に箸等の食
器を収納するか否かにかかわらず容器,蓋に対して包装
フィルムを密着させることができる弁当箱用包装体の包
装方法及び装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係る弁当箱用包装体の包装方法では、所
定間隔毎に搬送した弁当箱の上下面をそれぞれ熱収縮性
の上側帯状フィルムと下側帯状フィルムで覆う。そし
て、前記両帯状フィルムの長手方向所定位置をシールす
るとともにカットし、連続する両帯状フィルムから分離
して前記弁当箱を囲繞する包装フィルムとする。さら
に、その包装フィルムの開口された側縁部位をシールし
て前記弁当箱を収納した四方シールからなる中間包装体
を製造し、次いで、その中間包装体を加熱して前記弁当
箱を囲繞する包装フィルムを熱収縮させて密着させるよ
うにした(請求項1)。
【0011】そして好ましくは前記帯状フィルムの長手
方向所定位置に対して行うシールと、前記開口された側
縁部位に対して行うシールの少なくとも一方が、インパ
ルスシールとしたり(請求項2)、或いはシール処理す
るフィルム部位の近傍を上下から押さえて移動不能と
し、次いでその状態のまま前記シール処理するフィルム
部位を加熱することである(請求項3)。
【0012】また、上記方法を実施するために適した本
発明に係る包装装置では、被包装物である弁当箱を搬送
し、所定の供給地点に供給する供給手段と、原反ロール
から引き出された熱収縮性の帯状フィルムを、前記供給
地点に導き、前記供給された弁当箱の上面及び下面をそ
れぞれ被覆するフィルム供給手段と、前記供給地点近傍
に配置され、前記弁当箱の上下を覆う上側,下側帯状フ
ィルムの進行方向と横断する方向をシールするとともに
カットする手段と、その供給地点の下流側に配置され、
前記帯状フィルムの進行方向側縁をシールするサイドシ
ール手段と、そのサイドシール手段の下流側に配置され
るシュリンクトンネル等の加熱装置とを備えて構成した
(請求項4)。
【0013】そして、前記帯状フィルムの進行方向と横
断する方向をシールする手段や、前記サイドシール手段
の具体的な構成としては、例えば電極付きのヒータ受け
と、そのヒータ受けに対向して配設されるヒータ受け台
を有するとともに、前記ヒータ受けとヒータ受け台の少
なくとも一方が昇降移動可能とされ、かつ、前記電極に
通電することにより電極が発熱するようにしてなるイン
パルスシール装置とすることができる(請求項5)。ま
た、別の構成としては、フィルムを融着するシーラー
と、そのシーラーと独立して昇降移動可能なフィルム抑
え機構を併設するようにしても良い(請求項6)。
【0014】
【作用】弁当箱の上面及び下面側に、それぞれ熱収縮性
の帯状フィルムを供給し、両フィルムの所定部位(搬送
方向と直交する方向)を加熱して熱融着させるとともに
切断し、両側端が開口された筒状フィルムで弁当箱を囲
繞する。さらに、サイドシール装置を用いて上記開口部
位をシールして閉塞し、中間包装体を製造する。この中
間包装体は、いわゆる四方シールとなる。そして、その
中間包装体をシュリンクトンネル等の加熱装置を通過さ
せることにより、包装フィルムを熱収縮させ弁当箱に密
着させ、包装体が製造される。
【0015】そして、本発明では四方シールとしている
ので、包装フィルムのフィルム重合端のシール部位は、
側面に位置するので、弁当箱の上面及び下面には熱収縮
したフィルム材が存在するだけであるので、平坦面とな
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る弁当箱用包装体の包装方
法及び装置の好適な実施例を添付図面を参照にして詳述
する。まず、本発明の実施例を説明する前に、本発明に
より製造する包装体の一例を説明する。図1に示すよう
に、本例に係る包装体1は、上部開口された偏平矩形状
の容器本体2内に内容物である弁当(図示省略)が詰め
られており、その上部開口は、透明なプラスチック製の
蓋3が装着されている。この容器本体2に蓋3を装着す
ることにより本発明の処理対象の被包装物である弁当箱
が構成される。なお、本例では容器本体2と別に蓋3を
設けそれを取り付けたが、一体に形成しても良く、また
蓋がなくても良い。
【0017】そして、容器本体2および蓋3の全周囲を
熱収縮性の極めて良好な包装フィルム4で囲繞するとと
もに、係る密封状態で囲繞して形成される中間包装体を
シュリンクトンネル内を通過させること等により加熱し
熱収縮させ、包装フィルム4を容器本体2および蓋3に
密着させることにより形成している。なお、容器本体2
と蓋3とは、軽い嵌合状態になっているが、最終的な両
者間の係止力は上記した包装フィルム4の密着力(収縮
力)により得ている。また、必要に応じて接着テープ等
により固定していてもよい。
【0018】本実施例における包装体の具体的な形態
は、2枚の上側,下側フィルム4a,4bを用い、上側
フィルム4aを蓋3の上に被せるとともに、下側フィル
ム4bを容器本体2の底面の下に敷く。そして、両フィ
ルム4a,4bは、熱収縮前では容器本体2,蓋3の平
面形状よりも十分に大きなものを用いており、その四方
の周縁部は容器本体2,蓋3よりも充分に突出し、その
周縁部で互いに重合されている。そして、その重合端が
熱シールされてシール部が形成され、包装体が閉塞され
ている。さらに、本実施例では、容器本体2,蓋3とと
もに割り箸6も包装フィルム4内に収納されている。
【0019】次に、上記構成の包装体を製造するための
本発明に係る包装装置の一実施例を図2,図3を用いて
説明する。同図に示すように、弁当箱15が、ベルトコ
ンベアからなる被包装物供給装置16にて所定間隔毎に
搬送され、供給地点Xに順次供給されるようになってい
る。また、この被包装物供給装置16の上方には、箸供
給装置17が平行に配置され、割り箸6を供給地点Xに
供給するようになっている。この箸供給装置17は、エ
ンドレスベルトの表面(搬送面)に段部17aを所定間
隔毎に形成したコンベアからなり、その段部17aによ
り割り箸6が所定間隔毎に搬送され、先端部まで搬送さ
れたなら下方に落下する(図示省略するが、供給地点X
まで安定して移動するようなガイド路が設置されてい
る)ようになっている。そして、この箸供給装置17
と、被包装物供給装置16とは同期して駆動され、供給
地点Xに対しては割り箸6と弁当箱15がほぼ同時に供
給されるようになっている。
【0020】この供給地点Xの上方及び下方には、それ
ぞれ上側,下側原反ロール20,21が配置され、各原
反ロール20,21からは連続して上側,下側帯状フィ
ルム22,23が引き出され、複数のローラ24を経て
供給地点Xに導かれるようになっている。本例では、帯
状フィルムとして熱収縮可能で、しかも、その収縮率の
大きいフィルム材を使用している。そしてそれら両帯状
フィルム22,23の先端は、供給地点Xで重合され、
フィルムシールカット装置25で熱シールされ一体化さ
れる。
【0021】このフィルムシールカット装置25は、図
3に拡大して示すように、本実施例ではインパルスシー
ル装置が用いられ、下側帯状フィルム23の下方にヒー
タ受け台26が配設され、上側帯状フィルム22の上方
に上下移動するヒータ受け27が昇降移動可能に配設さ
れる。そして、このヒータ受け27の下面に電極28が
取り付けられ、さらにこの電極28を覆うようにしてヒ
ータ受け27の下面にはガラスクロスからなる熱に対す
る保護部材29が被覆されている。そして、電極28に
通電することにより電極が発熱し、通電を終了すると冷
却するようになる。したがって、図示の状態からヒータ
受け27が下降し、ヒータ受け台26との間で両帯状フ
ィルム22,23を挟持し、その状態で電極28に通電
して加熱することにより、両帯状フィルム22,23が
熱融着されるとともに溶断し、帯状フィルムから分離し
て弁当箱15,割り箸6が内包される筒状フィルム35
を形成するようになる。
【0022】さらに、フィルムシールカット装置25が
配置された供給地点Xの下流側には、図示省略の搬送手
段が配置され、フィルムシールカット装置25にて切断
された筒状フィルム35が、その進行方向両側を開口3
5aされた姿勢でその搬送手段上を搬送されるようにな
っている。
【0023】そしてその搬送手段の両側にはサイドシー
ル装置36が設置され、筒状フィルム35の開口35a
を熱シールするようになっている。そして、このサイド
シール装置36も、上記したシールカット装置25と同
様に溶断シールするインパルスシール装置から構成して
いる。これにより包装フィルムで弁当箱15を囲繞した
中間包装体38が製造される。
【0024】さらに、このサイドシール装置36の下流
側にはシュリンクトンネル39が配置され、上記中間包
装体38がシュリンクトンネル39内を通過し、フィル
ムが熱収縮されるようにしている。そして、シュリンク
トンネル39の搬出側には搬出コンベア42が配置さ
れ、シュリンクトンネル39を通過後の包装体を所定箇
所に搬送するようになっている。
【0025】次に上記した装置を用いて、本発明に係る
包装方法の一実施例を説明する。まず、弁当箱15及び
割り箸6をそれぞれ所定の間隔で搬送されるように被包
装物供給装置16,箸供給装置17上に移載し、各供給
装置16,17の駆動にともないそれぞれ同期して搬送
され、供給地点Xに供給される。
【0026】一方、下側帯状フィルム23は下側原反ロ
ール21から連続して引き出され、やはり上記供給地点
Xに導かれる。さらに、上側帯状フィルム22は上側原
反ロール20から連続して引き出されて供給地点Xに導
かれる。
【0027】これにより、供給地点Xには、上側帯状フ
ィルム22と下側帯状フィルム23の各先端が位置し、
その先端部分がフィルムシールカット装置25により熱
シールされるとともにカット(溶断)される。したがっ
て、図示するように両フィルム22,23の先端同士が
熱融着されて一体化する。そして、そのようにして一体
化した両フィルム22,23が弁当箱15の進路を塞ぐ
ようになる。
【0028】この溶断工程を詳述すると、まずヒータ受
け27が下降する。これにともない、ヒータ受け27に
一体化された電極28,保護部材29も下降し、下方の
ヒータ受け台26との間で両帯状フィルム22,23を
所定圧力で挟持する。この時電極28へは通電しておら
ず、加熱していない。
【0029】この挟持した状態を保持しながら電極28
に通電する。すると電極28が加熱され、電極28に対
向するフィルム部分が溶融され、溶断される。その後、
通電を停止すると電極28は冷却され、溶断された部分
が固化し、両帯状フィルム22,23が完全に一体化す
る。そして、加熱時間は、瞬間的でごく僅かであり、し
かも、フィルムに接触する前は加熱されていないので、
たとえ熱収縮率が非常に高いフィルム材を使用していて
も、シール部位周辺のフィルムが、シール時の熱により
大きく収縮してしまうことがない。
【0030】そして、図2に示す状態からさらに弁当箱
15,割り箸6が前進移動すると、両フィルム22,2
3もその移動に追従して引き出され、弁当箱15等の上
下を覆うことになる。そして、弁当箱15等の進行方向
後側がフィルムシールカット装置25を通過すると、上
記と同様にそのフィルムシールカット装置25のヒータ
受け27がフィルム側に接近移動(下降)し、両フィル
ム22,23の所定位置を幅方向に溶断することによ
り、先行するフィルム部分を切断・分離し、上記弁当箱
15等の周囲を覆う筒状フィルム35を形成する。
【0031】これにより、連続した両帯状フィルム2
2,23から分離され、弁当箱15の上下にはそれぞれ
上側フィルム4a,下側フィルム4bが位置された状態
となる。なお、筒状フィルム35の進行方向両側が開口
35aされている。
【0032】この状態で搬送されると、サイドシール装
置36により上記開口35aが熱シールされ、閉塞され
る。この時、サイドシール装置36もインパルスシール
装置を用いているため、フィルムに対する加熱は短時間
で行われるので、開口部のみが瞬間的に加熱され溶断さ
れ、それ以外のフィルム部位は収縮しない。これによ
り、図4に示すような中間包装体38が形成される。な
お、フィルムの周囲はそれぞれ溶断シールされたシール
部38aとなる。
【0033】この状態で、中間包装体38をシュリンク
トンネル39に通過させる。すると、その通過の際に加
熱され、図1に示すように上側,下側フィルム4a,4
bは熱収縮され弁当箱15及び割り箸6の周囲に密着す
る。そして、熱収縮性の大きなフィルム材を用いている
ので、図示のように割り箸6が弁当箱15よりも長く外
方に突出しているような場合であっても、包装フィルム
4は割り箸6及び弁当箱15の周囲に密着し、蓋3が容
器本体2から離脱するのを抑制している。
【0034】また、シール部分は、容器本体2の側面に
位置するので、上面及び底面にはシール部位がなく、し
かも従来のようにフィルムが底面側に巻き込まれておら
ず平坦なフィルムのみが存在する。よって、係る包装体
1を複数個安定して積み重ねることができる。
【0035】図5は本発明の第2実施例の要部を示して
いる。本実施例では、上記した第1実施例と相違して、
フィルムシールカット装置25及びサイドシール装置2
6を常時加熱しているヒートシール装置を用いて構成し
ている(図ではフィルムシールカット装置25のみを示
しているが、実質的な構成はサイドシール装置26も同
じである)。
【0036】すなわち、両フィルムを挟むようにして上
下にシーラー41とシーラー受け42を配置する。そし
て、シーラー41は図示省略する駆動手段により昇降移
動し、その先端のシール面41aは先細りし、細幅とな
っている。そして、そのシーラー41内にヒータ41b
が埋設され、運転時は常時加熱されている。この一対の
部材41,42が一般的なヒートシール装置の構成であ
る。
【0037】ここで本発明では、上記装置にフィルム抑
え機構を併設している。すなわち、下側のシーラー受け
42には上面が平坦な受け部材43を一体的に形成し、
その受け部材43の上方に、フィルム抑え部材44を、
シーラー41とは独立して昇降移動可能に配設してい
る。
【0038】そして、本実施例の装置を用いた包装方法
の実施例では、まず、図示の状態からまずフィルム抑え
部材44が下降し、受け部材43との間で両帯状フィル
ムフィルム22,23を挟持する。次いで、シーラー4
1が下降し、シーラー受け42との間で両帯状フィルム
22,23を加熱しながら所定圧力で挟持する。これに
より、シーラー41に当接した両フィルムは融着され
る。この時、本実施例ではシーラー41が常時加熱して
いるので、そのシール面41aがフィルムに接触する前
に、周囲の空気を介して伝達される熱によりフィルムが
加熱され、それにともない熱収縮しようとするが(高収
縮率のため)、フィルム抑え部材44により両フィルム
22,23が把持されているので、そのフィルム抑え部
材44よりも弁当箱15側のフィルムは熱収縮されな
い。したがって、その後シーラー41がフィルムが当接
した際に、両フィルム22,23が確実に熱シールされ
る。なお、本実施例では、シーラー41の先端面を細幅
にしているので、第1実施例と同様にフィルムは溶断さ
れるが、別途カッターを内蔵し、切断するようにしても
よい。なおまた、その他の構成並びに作用効果は、上記
した第1実施例と同様であるので、詳細な説明を省略す
る。
【0039】なお、フィルムシールカット装置25とサ
イドシール装置36の一方、第1実施例のインパルスシ
ール装置とし、他方を第2実施例のヒートシール装置と
してもよい。さらに、上記した各種のシール装置の構造
は、最良の実施例のひとつであるが、本発明はこれに限
ることはなく、各種のシール装置を用いることができ
る。ともに、包装フィルムに使用するフィルム材の熱収
縮率が低い場合には、上記した実施例中で説明した問題
もないので、通常のシール装置を用いても何等問題はな
い。
【0040】また、上記した実施例では弁当箱とともに
箸を同封したが、本発明はこれに限ることはなく、箸そ
の他の食器(スプーン等)を実装しなくてもよく、同封
する箸の長さが弁当箱よりも短い場合でもよい。そて
し、係る場合には、熱収縮率がさほど大きくないフィル
ム材を用いても容器本体の周囲などに包装フィルムを密
着させることができる。
【0041】なおまた、上記した各実施例では、弁当箱
の上下に供給する各帯状フィルム22,23はそれぞれ
別々の原反ロール20,21から引き出されたものを用
いたが、本発明はそれに限ることなく、1つの原反ロー
ルから引き出された帯状フィルムをその引き出し途中で
2分割して上側,下側帯状フィルムを製造し、それを弁
当箱の上下に供給するようにしてももちろんよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る弁当箱用包
装体の包装方法及び装置では、弁当箱用包装体を、連続
して高速に製造することができる。そして、包装フィル
ムを収縮させて弁当箱に密着させているので、包装体開
封前は、蓋付容器の場合には蓋が容器から離脱すること
がなく、また蓋がない場合でもフィルムが容器に密着す
ることから内容物(弁当)が飛散することがない。
【0043】また、熱収縮してピンと張った状態となる
と共に、全周囲がシールされて密閉されているので開封
(改ざん)の有無が確認されやすく、埃も入りにくいの
で衛生的となる。
【0044】さらに、シール部位が弁当箱の側面に位置
するので、上面及び底面は収縮されたフィルム材のみと
なり平坦となる。よって、係る包装体を安定状態で多数
積層することができ、陳列に要するスペースを小さくす
ることができる。
【0045】さらに、請求項2,3,5,6のように構
成すると、収縮率の大きなフィルム材を用いて包装処理
ができるので、たとえ容器よりも長い箸等の食器を同時
に収納したとしても弁当箱に対して包装フィルムを密着
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により製造される包装体の一例を示す図
である。
【図2】本発明に係る弁当箱用包装体の包装装置の第1
実施例を示す図である。
【図3】そのフィルムシールカット装置を示す図であ
る。
【図4】本実施例により製造される中間包装体の例を示
す図である。
【図5】本発明に係る弁当箱用包装体の包装装置の第2
実施例の要部であるフィルムシールカット装置を示す図
である。
【符号の説明】
15 弁当箱 16 被包装物供給装置 20,21 原反ロール 22 上側帯状フィルム 23 下側帯状フィルム 25 フィルムシールカット装置 36 サイドシール装置 38 中間包装体 39 シュリンクトンネル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁当箱を所定間隔毎に搬送し、 前記弁当箱の上下面をそれぞれ熱収縮性の上側帯状フィ
    ルムと下側帯状フィルムで覆い、 前記両帯状フィルムの長手方向所定位置をシールすると
    ともにカットし、連続する両帯状フィルムから分離して
    前記弁当箱を囲繞する包装フィルムとし、かつ、その包
    装フィルムの開口された側縁部位をシールして前記弁当
    箱を収納した四方シールからなる中間包装体を製造し、 次いで、その中間包装体を加熱して前記弁当箱を囲繞す
    る包装フィルムを熱収縮させて密着させるようにした弁
    当箱用包装体の包装方法。
  2. 【請求項2】 前記帯状フィルムの長手方向所定位置に
    対して行うシールと、前記開口された側縁部位に対して
    行うシールの少なくとも一方が、インパルスシールであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の弁当箱用包装体の
    包装方法。
  3. 【請求項3】 前記帯状フィルムの長手方向所定位置に
    対して行うシールと、前記開口された側縁部位に対して
    行うシールの少なくとも一方が、 シール処理するフィルム部位の近傍を上下から押さえて
    移動不能とし、 次いでその状態のまま前記シール処理するフィルム部位
    を加熱するようにしたことを特徴とする請求項1または
    2に記載の弁当箱用包装体の包装方法。
  4. 【請求項4】 被包装物である弁当箱を搬送し、所定の
    供給地点に供給する供給手段と、 原反ロールから引き出された熱収縮性の帯状フィルム
    を、前記供給地点に導き、前記供給された弁当箱の上面
    及び下面をそれぞれ被覆するフィルム供給手段と、 前記供給地点近傍に配置され、前記弁当箱の上下を覆う
    上側,下側帯状フィルムの進行方向と横断する方向をシ
    ールするとともにカットする手段と、 その供給地点の下流側に配置され、前記帯状フィルムの
    進行方向側縁をシールするサイドシール手段と、 そのサイドシール手段の下流側に配置されるシュリンク
    トンネル等の加熱装置とを備えた弁当箱用包装体の包装
    装置。
  5. 【請求項5】 前記帯状フィルムの進行方向と横断する
    方向をシールする手段と、前記サイドシール手段の少な
    くとも一方が、 電極付きのヒータ受けと、そのヒータ受けに対向して配
    設されるヒータ受け台を有するとともに、前記ヒータ受
    けとヒータ受け台の少なくとも一方が昇降移動可能とさ
    れ、かつ、前記電極に通電することにより電極が発熱す
    るようにしてなるインパルスシール装置である請求項4
    に記載の弁当箱用包装体の包装装置。
  6. 【請求項6】 前記帯状フィルムの進行方向と横断する
    方向をシールする手段と、前記サイドシール手段の少な
    くとも一方が、 フィルムを融着するシーラーと、そのシーラーと独立し
    て昇降移動可能なフィルム抑え機構を併設するようにし
    た請求項4または5に記載の弁当箱用包装体の包装装
    置。
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