JPH08301155A - 弾性クローラ用芯金 - Google Patents
弾性クローラ用芯金Info
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- JPH08301155A JPH08301155A JP11491595A JP11491595A JPH08301155A JP H08301155 A JPH08301155 A JP H08301155A JP 11491595 A JP11491595 A JP 11491595A JP 11491595 A JP11491595 A JP 11491595A JP H08301155 A JPH08301155 A JP H08301155A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 脱輪防止機能の確保、駆動輪等外周部での弯
曲移動の円滑化及びクローラ本体のクラック発生防止を
図る。 【構成】 クローラ本体の幅方向外方に向かって埋入さ
れる左右一対の翼部２Ａ，２Ｂと、該翼部２Ａ，２Ｂ間
を連結する駆動輪係合部３と、該係合部３を挟んで突設
された左右一対の案内突起４Ａ，４Ｂとを備えている弾
性クローラ用芯金１であって、案内突起４Ａ，４Ｂの芯
金幅方向両端上部に、芯金長手（左右）方向の相互移動
を規制すると共に直線部走行時の上下方向の動きを規制
する突起係合部５Ａ（突部）、５Ｂ（凹部）を夫々配設
し、弯曲走行時に非接触状態にする。
曲移動の円滑化及びクローラ本体のクラック発生防止を
図る。 【構成】 クローラ本体の幅方向外方に向かって埋入さ
れる左右一対の翼部２Ａ，２Ｂと、該翼部２Ａ，２Ｂ間
を連結する駆動輪係合部３と、該係合部３を挟んで突設
された左右一対の案内突起４Ａ，４Ｂとを備えている弾
性クローラ用芯金１であって、案内突起４Ａ，４Ｂの芯
金幅方向両端上部に、芯金長手（左右）方向の相互移動
を規制すると共に直線部走行時の上下方向の動きを規制
する突起係合部５Ａ（突部）、５Ｂ（凹部）を夫々配設
し、弯曲走行時に非接触状態にする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、農業機械、建設機械、
土木作業機械等の走行部として利用される弾性クローラ
の芯金に関するものである。
土木作業機械等の走行部として利用される弾性クローラ
の芯金に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、弾性クローラ１０は、図５〜図
７に示すように、ゴム等の弾性材料からなる無端帯状の
クローラ本体１１内に、伸長阻止体として幅方向に多数
条のスチールコード１２が周方向に配列埋設され、この
スチールコード１２に、駆動輪（スプロケットホイー
ル）１３から伝達される駆動力を伝達すべく、クローラ
本体１１の周方向に間隔（スプロケット歯部１４のピッ
チに相当する）をおいて芯金１５が埋設されている。
７に示すように、ゴム等の弾性材料からなる無端帯状の
クローラ本体１１内に、伸長阻止体として幅方向に多数
条のスチールコード１２が周方向に配列埋設され、この
スチールコード１２に、駆動輪（スプロケットホイー
ル）１３から伝達される駆動力を伝達すべく、クローラ
本体１１の周方向に間隔（スプロケット歯部１４のピッ
チに相当する）をおいて芯金１５が埋設されている。
【０００３】そして、該クローラ１０は、図５に示すよ
うに、バックホーや他の作業車等に装備する走行装置
に、そのクローラフレーム１６の一端側に設けられてい
る駆動輪１３と、他端側に設けられている遊転輪１７及
び両輪１３，１７間にクローラ案内用として設けられた
ガイドローラ１８に巻掛けられている。前記芯金１５
は、クローラ本体１１の幅方向外方に向かって埋入され
る左右一対の翼部１９と、該翼部１９間を連結する駆動
輪係合部即ちスプロケット歯部１４の係合部２０と、該
係合部２０を挟んで内周面側に突設された左右一対の案
内突起２１とを備えている。
うに、バックホーや他の作業車等に装備する走行装置
に、そのクローラフレーム１６の一端側に設けられてい
る駆動輪１３と、他端側に設けられている遊転輪１７及
び両輪１３，１７間にクローラ案内用として設けられた
ガイドローラ１８に巻掛けられている。前記芯金１５
は、クローラ本体１１の幅方向外方に向かって埋入され
る左右一対の翼部１９と、該翼部１９間を連結する駆動
輪係合部即ちスプロケット歯部１４の係合部２０と、該
係合部２０を挟んで内周面側に突設された左右一対の案
内突起２１とを備えている。
【０００４】前記案内突起２１の両端は、クローラ本体
１１の周方向で相互に一定の間隔を保っているが、作業
車等が走行中に石などの障害物に乗り上げると、クロー
ラ本体１１の左右（幅）方向の力が加わり、大きな弾性
変形が生じて、図８に示すように、案内突起２１間の中
心が、駆動輪１３や遊転輪１７の中心Ｃから横方向に大
きく外れることになる。
１１の周方向で相互に一定の間隔を保っているが、作業
車等が走行中に石などの障害物に乗り上げると、クロー
ラ本体１１の左右（幅）方向の力が加わり、大きな弾性
変形が生じて、図８に示すように、案内突起２１間の中
心が、駆動輪１３や遊転輪１７の中心Ｃから横方向に大
きく外れることになる。
【０００５】したがって、このように案内突起２１がず
れた状態で作業車等が走行すると、駆動輪１３は案内突
起２１から外れて脱輪してしまうという問題がある。従
来、駆動輪１３の脱輪を防止するために、図６、図７に
示すように、芯金１５の翼部１９の幅方向両端（クロー
ラ本体１１の周方向前後）に、クローラ本体１１の幅方
向にずれを有する突起２２，２３を形成して、隣接する
芯金１５の案内突起２１，２１との間を接近させ、芯金
１５がクローラ本体１１の幅方向にずれないようにした
ものが提案されている（例えば実開平６−１１５４号公
報参照）。
れた状態で作業車等が走行すると、駆動輪１３は案内突
起２１から外れて脱輪してしまうという問題がある。従
来、駆動輪１３の脱輪を防止するために、図６、図７に
示すように、芯金１５の翼部１９の幅方向両端（クロー
ラ本体１１の周方向前後）に、クローラ本体１１の幅方
向にずれを有する突起２２，２３を形成して、隣接する
芯金１５の案内突起２１，２１との間を接近させ、芯金
１５がクローラ本体１１の幅方向にずれないようにした
ものが提案されている（例えば実開平６−１１５４号公
報参照）。
【０００６】さらに、クローラ本体１１内に埋設された
芯金１５の隣接対向面に設けた水平突起の先端同志を嵌
合させるようにしたものも提案されている（実開平５−
９２０７７号公報参照）。
芯金１５の隣接対向面に設けた水平突起の先端同志を嵌
合させるようにしたものも提案されている（実開平５−
９２０７７号公報参照）。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術の前者にあっては、悪路走行中に石などの障害物に乗
り上げた場合に、横方向即ちクローラ本体１１の幅方向
のみの力が加わったときには、横方向のずれを防止でき
るが、クローラ本体１１の上下方向及び周方向の力が加
わると、芯金１５の翼部１９相互の隣接間隔が広がり、
前記突起２２，２３による横ずれ防止機能を発揮できな
くなるという問題がある。
術の前者にあっては、悪路走行中に石などの障害物に乗
り上げた場合に、横方向即ちクローラ本体１１の幅方向
のみの力が加わったときには、横方向のずれを防止でき
るが、クローラ本体１１の上下方向及び周方向の力が加
わると、芯金１５の翼部１９相互の隣接間隔が広がり、
前記突起２２，２３による横ずれ防止機能を発揮できな
くなるという問題がある。
【０００８】また、上記従来技術の後者では、脱輪防止
機能を有するが、駆動輪の外周部での動きに円滑性を欠
き、ゴム層にクラックを生じさせ、クローラ本体の耐久
性を損ねるという問題がある。本発明は、上述のような
実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、脱輪防止機能を確保でき、しかも駆動輪等外周部で
の弯曲移動を円滑にしてクローラ本体のクラック発生を
防止して耐久性を向上させることができる弾性クローラ
用芯金を提供するにある。
機能を有するが、駆動輪の外周部での動きに円滑性を欠
き、ゴム層にクラックを生じさせ、クローラ本体の耐久
性を損ねるという問題がある。本発明は、上述のような
実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、脱輪防止機能を確保でき、しかも駆動輪等外周部で
の弯曲移動を円滑にしてクローラ本体のクラック発生を
防止して耐久性を向上させることができる弾性クローラ
用芯金を提供するにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、クローラ本体の幅方向外方に向かって埋入される
左右一対の翼部と、該翼部間を連結する駆動輪係合部
と、該係合部を挟んで突設された左右一対の案内突起と
を備えている弾性クローラ用芯金において、前記案内突
起の芯金幅方向両端上部に、芯金長手（左右）方向の相
互移動を規制すると共に直線部走行時の上下方向の動き
を規制する突起係合部を夫々配設したことを特徴として
いる。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、クローラ本体の幅方向外方に向かって埋入される
左右一対の翼部と、該翼部間を連結する駆動輪係合部
と、該係合部を挟んで突設された左右一対の案内突起と
を備えている弾性クローラ用芯金において、前記案内突
起の芯金幅方向両端上部に、芯金長手（左右）方向の相
互移動を規制すると共に直線部走行時の上下方向の動き
を規制する突起係合部を夫々配設したことを特徴として
いる。
【００１０】また、本発明は、前記突起係合部が一方の
突部と該突部が嵌入係合する他方の上部開放の凹部とか
らなることを特徴としている。さらに、本発明は、前記
突起係合部の上下方向の相互接触を点又は線接触とした
ことを特徴としている。
突部と該突部が嵌入係合する他方の上部開放の凹部とか
らなることを特徴としている。さらに、本発明は、前記
突起係合部の上下方向の相互接触を点又は線接触とした
ことを特徴としている。
【００１１】
【作用】本発明によれば、クローラ本体に埋設された隣
接芯金の案内突起に設けた突起係合部が、相互に係合し
ているので、芯金同志のクローラ本体の上下、左右
（横）及び周方向の相互移動が規制され、悪路走行中に
石などの障害物に乗り上げたときのずれを防止でき、し
たがってクローラの脱輪防止が図れる。
接芯金の案内突起に設けた突起係合部が、相互に係合し
ているので、芯金同志のクローラ本体の上下、左右
（横）及び周方向の相互移動が規制され、悪路走行中に
石などの障害物に乗り上げたときのずれを防止でき、し
たがってクローラの脱輪防止が図れる。
【００１２】また、前記突起係合部を構成する凹部の上
方が開放されているので、駆動輪及び遊転輪外周移動時
に突起係合部が相互に干渉せずクローラを円滑に走行さ
せることができる。さらに、前記突起係合部の上下方向
の相互接触を点又は線接触とすることにより、ガイドロ
ーラが乗ったときの荷重を隣接する芯金の案内突起に分
散させ、芯金の沈み量を少なくして直接走行を円滑に行
い、しかも、駆動輪及び遊転輪外周部移動時に弯曲方向
に相互接触しないためクローラの円滑な走行が可能であ
る。
方が開放されているので、駆動輪及び遊転輪外周移動時
に突起係合部が相互に干渉せずクローラを円滑に走行さ
せることができる。さらに、前記突起係合部の上下方向
の相互接触を点又は線接触とすることにより、ガイドロ
ーラが乗ったときの荷重を隣接する芯金の案内突起に分
散させ、芯金の沈み量を少なくして直接走行を円滑に行
い、しかも、駆動輪及び遊転輪外周部移動時に弯曲方向
に相互接触しないためクローラの円滑な走行が可能であ
る。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図１〜図４は、本発明の実施例を示している。図面
において、１は弾性クローラ用芯金で、クローラ本体
（図６、図７参照）の幅方向外方に向かって埋入される
左右一対の翼部２Ａ，２Ｂと、該翼部２Ａ，２Ｂ間を連
結する駆動輪係合部３（具体的にはスプロケット歯部の
係合部）と、該係合部３を挟んで突設された左右一対の
案内突起４Ａ，４Ｂとから成っており、該突起４Ａ，４
Ｂには前後方向（クローラ本体の周方向）両端面上部に
突起係合部５Ａ，５Ｂが夫々設けられている。
る。図１〜図４は、本発明の実施例を示している。図面
において、１は弾性クローラ用芯金で、クローラ本体
（図６、図７参照）の幅方向外方に向かって埋入される
左右一対の翼部２Ａ，２Ｂと、該翼部２Ａ，２Ｂ間を連
結する駆動輪係合部３（具体的にはスプロケット歯部の
係合部）と、該係合部３を挟んで突設された左右一対の
案内突起４Ａ，４Ｂとから成っており、該突起４Ａ，４
Ｂには前後方向（クローラ本体の周方向）両端面上部に
突起係合部５Ａ，５Ｂが夫々設けられている。
【００１４】前記翼部２Ａ，２Ｂは、その幅Ｗが案内突
起４Ａ，４Ｂから左右（長手方向）両先端まで略同じと
され、かつ幅方向端縁が平行になっており、厚さ（上下
方向厚さ）が両先端に向かって薄くされている。前記案
内突起４Ａ，４Ｂは、クローラ本体の内周側に突設さ
れ、その上端面はガイドローラ（図５参照）が転動接触
する平坦な踏み面となっている。そして、該案内突起４
Ａ，４Ｂの前後方向への突出量は、夫々同じとされてお
り、突起係合部５Ａと突起係合部５Ｂが左右交互に設け
られている。
起４Ａ，４Ｂから左右（長手方向）両先端まで略同じと
され、かつ幅方向端縁が平行になっており、厚さ（上下
方向厚さ）が両先端に向かって薄くされている。前記案
内突起４Ａ，４Ｂは、クローラ本体の内周側に突設さ
れ、その上端面はガイドローラ（図５参照）が転動接触
する平坦な踏み面となっている。そして、該案内突起４
Ａ，４Ｂの前後方向への突出量は、夫々同じとされてお
り、突起係合部５Ａと突起係合部５Ｂが左右交互に設け
られている。
【００１５】前記突起係合部５Ａは、案内突起４Ａ，４
Ｂの前後端面から前後に突出する突部であり、他方の突
起係合部５Ｂは、案内突起４Ａ，４Ｂの前後端面に凹設
された上部開放の凹部であって、該係合部５Ｂ内に前記
係合部５Ａが嵌入係合するようになっている。そして、
突起係合部５Ａの上端面は、踏み面と面一の平坦面とさ
れているが、下面には先端に向かって上向きの傾斜面６
とされ先端に向かって幅が狭くなっている。また、他方
の突起係合部５Ｂは、図２に示すように正面視Ｕ字状を
呈し、その周方向開口下部端縁７に、前記突起係合部５
Ａの傾斜面６の角が、直接走行時（クローラ接地時）に
のみ点接触し、作業車の荷重（上下方向の力＝重力）を
隣接芯金１に、前記係合部５Ａ，５Ｂを介して分散させ
るようになっている。
Ｂの前後端面から前後に突出する突部であり、他方の突
起係合部５Ｂは、案内突起４Ａ，４Ｂの前後端面に凹設
された上部開放の凹部であって、該係合部５Ｂ内に前記
係合部５Ａが嵌入係合するようになっている。そして、
突起係合部５Ａの上端面は、踏み面と面一の平坦面とさ
れているが、下面には先端に向かって上向きの傾斜面６
とされ先端に向かって幅が狭くなっている。また、他方
の突起係合部５Ｂは、図２に示すように正面視Ｕ字状を
呈し、その周方向開口下部端縁７に、前記突起係合部５
Ａの傾斜面６の角が、直接走行時（クローラ接地時）に
のみ点接触し、作業車の荷重（上下方向の力＝重力）を
隣接芯金１に、前記係合部５Ａ，５Ｂを介して分散させ
るようになっている。
【００１６】上記実施例において、クローラが通常の走
行をしているとき、直線走行時には、隣接する突起係合
部５Ａ，５Ｂが点接触しているだけであるが、悪路走行
によって石などの障害物に乗り上げたとき、クローラに
上下、周方向及び横方向の力が加わり、クローラ本体が
大きな弾性変形を生じようとし、ずれようとするが隣接
芯金１は突起係合部５Ａ，５Ｂの点接触によって上下及
び周方向の動きが相互に規制され、さらに横（左右）方
向の動きも突起係合部５Ａ，５Ｂの対向側面により相互
に規制されるので、案内突起４Ａ，４Ｂが上下、前後及
び横方向にずれることがなく、クローラの脱輪が防止さ
れる。
行をしているとき、直線走行時には、隣接する突起係合
部５Ａ，５Ｂが点接触しているだけであるが、悪路走行
によって石などの障害物に乗り上げたとき、クローラに
上下、周方向及び横方向の力が加わり、クローラ本体が
大きな弾性変形を生じようとし、ずれようとするが隣接
芯金１は突起係合部５Ａ，５Ｂの点接触によって上下及
び周方向の動きが相互に規制され、さらに横（左右）方
向の動きも突起係合部５Ａ，５Ｂの対向側面により相互
に規制されるので、案内突起４Ａ，４Ｂが上下、前後及
び横方向にずれることがなく、クローラの脱輪が防止さ
れる。
【００１７】また、弯曲走行時即ち、駆動軸と遊転輪の
外周部を走行しているときは、両突起係合部５Ａ，５Ｂ
が非接触状態となり、各芯金１が隣接芯金１の突起係合
部５Ａ，５Ｂによって拘束されないので、弯曲走行が円
滑になる。そして、突起係合部５Ａ，５Ｂがクローラ本
体の外側で係合するため、クローラ本体に亀裂や剥離を
生起させることがなく、耐久性の向上が図れる。
外周部を走行しているときは、両突起係合部５Ａ，５Ｂ
が非接触状態となり、各芯金１が隣接芯金１の突起係合
部５Ａ，５Ｂによって拘束されないので、弯曲走行が円
滑になる。そして、突起係合部５Ａ，５Ｂがクローラ本
体の外側で係合するため、クローラ本体に亀裂や剥離を
生起させることがなく、耐久性の向上が図れる。
【００１８】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、突起係合部５Ａ，５Ｂの接触を、突起
係合部５Ａの傾斜面６と他方の係合部５Ｂの開口下部端
縁７の線接触とすることができ、適宜設計変更すること
が可能である。
はなく、例えば、突起係合部５Ａ，５Ｂの接触を、突起
係合部５Ａの傾斜面６と他方の係合部５Ｂの開口下部端
縁７の線接触とすることができ、適宜設計変更すること
が可能である。
【００１９】
【発明の効果】本発明は、上述のように、クローラ本体
の幅方向外方に向かって埋入される左右一対の翼部と、
該翼部間を連結する駆動輪係合部と、該係合部を挟んで
突設された左右一対の案内突起とを備えている弾性クロ
ーラ用芯金において、前記案内突起の芯金幅方向両端上
部に、芯金長手（左右）方向の相互移動を規制すると共
に直線部走行時の上下方向の動きを規制する突起係合部
を夫々配設したことを特徴とするものであるから、クロ
ーラの走行中に石などの障害物に乗り上げた場合におけ
る芯金の上下、前後及び横（左右）ずれを阻止して、ク
ローラの脱輪を防止でき、クローラ本体の亀裂や剥離を
防止して耐久性を図ることができる。
の幅方向外方に向かって埋入される左右一対の翼部と、
該翼部間を連結する駆動輪係合部と、該係合部を挟んで
突設された左右一対の案内突起とを備えている弾性クロ
ーラ用芯金において、前記案内突起の芯金幅方向両端上
部に、芯金長手（左右）方向の相互移動を規制すると共
に直線部走行時の上下方向の動きを規制する突起係合部
を夫々配設したことを特徴とするものであるから、クロ
ーラの走行中に石などの障害物に乗り上げた場合におけ
る芯金の上下、前後及び横（左右）ずれを阻止して、ク
ローラの脱輪を防止でき、クローラ本体の亀裂や剥離を
防止して耐久性を図ることができる。
【００２０】また、本発明は、前記突起係合部が一方の
突部と該突部が嵌入係合する他方の上部開放の凹部とか
らなることを特徴とするものであるから、クローラの弯
曲走行時における突起係合部の非接触状態を確保して、
円滑な走行を実現させることができる。さらに、本発明
は、前記突起係合部の上下方向の相互接触を点又は線接
触としたことを特徴とするものであるから、相互の接
触、非接触状態の切換点設計が容易である。
突部と該突部が嵌入係合する他方の上部開放の凹部とか
らなることを特徴とするものであるから、クローラの弯
曲走行時における突起係合部の非接触状態を確保して、
円滑な走行を実現させることができる。さらに、本発明
は、前記突起係合部の上下方向の相互接触を点又は線接
触としたことを特徴とするものであるから、相互の接
触、非接触状態の切換点設計が容易である。
【図１】本発明の実施例を示す係合状態の平面図であ
る。
る。
【図２】同実施例の正面図である。
【図３】図２の右側面図である。
【図４】図１の一部破断右側面図である。
【図５】クローラ走行装置の一般例を示す側面図であ
る。
る。
【図６】弾性クローラの従来例を示す平面図である。
【図７】図６のＢ−Ｂ線断面図である。
【図８】従来のゴムクローラに横方向の力が加わった場
合のずれ状態の説明図である。
合のずれ状態の説明図である。
１ 芯金 ２Ａ 翼部 ２Ｂ 翼部 ３ 駆動輪係合部 ４Ａ 案内突起 ４Ｂ 案内突起 ５Ａ 突起係合部（突部） ５Ｂ 突起係合部（凹部）
Claims (3)
- 【請求項１】 クローラ本体の幅方向外方に向かって埋
入される左右一対の翼部と、該翼部間を連結する駆動輪
係合部と、該係合部を挟んで突設された左右一対の案内
突起とを備えている弾性クローラ用芯金において、前記
案内突起の芯金幅方向両端上部に、芯金長手（左右）方
向の相互移動を規制すると共に直線部走行時の上下方向
の動きを規制する突起係合部を夫々配設したことを特徴
とする弾性クローラ用芯金。 - 【請求項２】 前記突起係合部が一方の突部と該突部が
嵌入係合する他方の上部開放の凹部とからなることを特
徴とする請求項１に記載の弾性クローラ用芯金。 - 【請求項３】 前記突起係合部の上下方向の相互接触を
点又は線接触としたことを特徴とする請求項１又は２に
記載の弾性クローラ用芯金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11491595A JPH08301155A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 弾性クローラ用芯金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11491595A JPH08301155A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 弾性クローラ用芯金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08301155A true JPH08301155A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14649819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11491595A Pending JPH08301155A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 弾性クローラ用芯金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08301155A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005002952A1 (ja) * | 2003-07-02 | 2005-01-13 | Fukuyama Gomu Kogyo Kabushiki Gaisha | ゴムクローラ及びゴムクローラ用芯金の製造方法 |
| JP2009166710A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Tairiku Kagaku Kogyo Kk | 弾性クローラ |
| JP2009214815A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Tairiku Kagaku Kogyo Kk | 弾性クローラ |
| CN112706848A (zh) * | 2019-10-24 | 2021-04-27 | 住友橡胶工业株式会社 | 弹性履带以及弹性履带用的芯部件 |
-
1995
- 1995-05-12 JP JP11491595A patent/JPH08301155A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Legal Events
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040803 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041207 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |