JPH08290320A - 3次元切削方法 - Google Patents

3次元切削方法

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Publication number
JPH08290320A
JPH08290320A JP11925295A JP11925295A JPH08290320A JP H08290320 A JPH08290320 A JP H08290320A JP 11925295 A JP11925295 A JP 11925295A JP 11925295 A JP11925295 A JP 11925295A JP H08290320 A JPH08290320 A JP H08290320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
coolant
ball
tool
chips
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11925295A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryosuke Okanishi
良祐 岡西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Moldino Tool Engineering Ltd
Original Assignee
Hitachi Tool Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Tool Engineering Ltd filed Critical Hitachi Tool Engineering Ltd
Priority to JP11925295A priority Critical patent/JPH08290320A/ja
Publication of JPH08290320A publication Critical patent/JPH08290320A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/1009Ball nose end mills

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本願発明は、ボールエンドミルを用いて3次
元加工の高速・高送りに高圧クーラントを使用し、かつ
高能率な加工が可能な切削方法を提供する。 【構成】 ボールエンドミルにはクーラントホールを、
隣合う切れ刃に逃げ面に開口させる位置に設けると共
に、ボール刃のすくい角を負角・芯厚を刃形の70〜9
0%とし、クーラント圧力を10〜70kgf/cm2
とし、高速・高送りにて3次元加工を行う方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、マシニングセンター
等の工作機械に用いるボールエンドミル、TAボールエ
ンドミル等の金型倣い加工である3次元切削の方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】フライス盤またはマシニングセンター等
の工作機械を用いて、金型の粗加工を行うときには、図
1に示すボールエンドミルを使用する。ボール形状を使
用するのは、3次元的な加工であるため切込み量がたえ
ず変化する加工であり、1種の工具で様々な加工を行え
るようにするためである。前記のボールエンドミルは最
も一般的な形状であり、外周切れ刃に正のすくい角を設
け、かつ該刃部の心厚を工具刃径に対して60%前後に
することにより、チップポケットを広く設けたものであ
る。また、クーラントホールの例として、図2に示す実
開昭59−28410号公報に記載されたホール付きの
テーパボ−ルエンドミルがあり、クーラントホールを設
けることにより、細くて深い部分の加工においても切り
屑排出を行うことが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、従来
例では、刃先強度および工具自体の剛性が上記の要望に
対して不十分であるため、高速・高送り切削を行うと、
振動が激しくなり、チッピング・欠け等を生じ、切削条
件が限定され、高速・高送り加工と呼べるまでには至ら
なかった。また、機械構造用炭素鋼のような未調質材ま
たは調質後の粗加工では、その影響が顕著に現れ、加工
能率が劣る上に、加工面にはムシレを生じ、加工精度が
非常に劣るという問題があった。また、高送りゆえボー
ルエンドミルからの切り屑排出、及び加工面に飛散した
切り屑の処理等も、特に加工物に凹凸があり、凹部に排
出した切り屑がたまったりして、切り屑等を切れ刃が噛
み込んだりして寿命が不安定になったりする問題があ
る。
【0004】
【本発明の目的】本願発明は、以上の問題を解消するた
めになされたものであり、3次元加工のの高速・高送り
に使用し、かつ高能率な加工が可能な切削方法を提供す
る。
【0005】
【問題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、ボールエンドミルにはクーラントホ
ールを、隣合う切れ刃に逃げ面に開口させる位置に設け
ると共に、ボール刃のすくい角をを負角・芯厚を刃形の
70〜90%とし、クーラント圧力を10〜70kgf
/cm2 とし、高速・高送りにて3次元加工を行う方法
で、切削工具はもとより、これから切削する面の切り屑
処理を可能とするためクーラントは高圧エアーとしたも
のである。また、本願発明で言う高速・高送りとは、被
削材の種類・調質の状態等にもよるが、切削速度が10
0m/min以上、テーブル送りが1m/min以上と
した。
【0006】
【作用】本願発明を適用することにより、切削工具は、
刃先強度と工具自体の剛性を兼ね備え、かつボール刃の
すくい角と刃部の芯厚を設定することにより、チップポ
ケットの形状がほぼ決定され、このチップポケットとの
バランスが非常に良好となり、工具に対する切り屑の離
れ具合、切り屑の形状が良好となり、切り屑が工具の送
り方向に対し、ほぼ反対方向に排出するため、切り屑詰
まりを起こさず、切削性が良好となる。更にホールから
供給される切削液やエア−が切り屑を飛散・排出するよ
う有効に作用するため、高能率な加工ができるようにな
る。前記ボール刃の隣合う刃の逃げ面にホールの開口部
を設けたのは、高速切削のため、ホールの開口位置を切
れ刃より離し、切れ刃全体にかかるようにして冷却効果
を持たせると共にすくい角を負とすることによる切り屑
の飛散する方向と合致させるように配置したものであ
る。また、クーラント圧力を10〜70kgf/cm2
としたのは、単に切削工具からの排出ではなく、被切削
面からの切り屑排出、すなわち粗加工する被削材のブロ
ックの被切削面から切り屑を飛散させる必要があるため
上記程度の圧力とした。
【0007】また、高速化により切削抵抗が軽減され、
3次元切削に特有な切込み量の変化に対しても、長寿命
・高能率が可能となった。さらに、ここで刃数を増やす
ことにより一層高能率化を計ることができる。
【0008】
【実施例】以下、実施例に基づき詳細に説明する。図3
は、本願発明の一実施例であり、超微粒子超硬合金製の
直径10mm、刃長15mm、全長100mm、刃数2
枚刃、ねじれ角30°のボ−ルエンドミルで、工具軸端
面視において直径線上に、ボ−ル刃中心を中心に工具軸
から45度の位置に直径1.2mmのホールを設けてい
る。尚、工具突出し量は40mmとした。この工具を、
スピンドルスルーの高圧クーラント(20kgf/cm
2 )が供給できるマシニングセンタ−を用いて、低合金
鋼の3次元切削に、切削速度250m/min、テーブ
ル送り2.9m/min、軸方向切込み量0.2〜0.
5mm、径方向切込み量0.5mmにて切削に供したと
ころ、傾斜、曲面など切削方向にかかわらず切り屑の排
出がよく、長時間にわたって安定した切削が可能であっ
た。
【0009】次に、実施例1で用いたのと同じサイズの
本願発明と従来例ボールエンドミル(クーラントホール
あり・なし)を用いて、炭素鋼(HB 180)の3次
元加工に関し、高速・高送り切削を行った。切削諸元
は、軸方向切り込み量を一定とし、径方向切り込み量を
0.5mmとし、回転数10800rpm、切削速度3
40m/min、テーブル送り速度3.6m/minで
ある。本願発明は切り屑処理も良好で正常な摩耗を示し
たが、従来のボールエンドミルはクーラントホールがあ
り・なし共に、高送りのため切り屑排出ができず、切り
屑噛み込みからチッピングを生じ寿命となった。
【0011】尚、工具に硬質膜をコーティングした超微
粒子超硬合金を用いることにより、一層の効果を上げる
ことはいうまでもない。特に、超微粒子超硬と硬質膜の
密着性が良く、硬質膜の摩擦抵抗が小さく、耐溶着性に
優れる特徴を生かすとともに、すくい角を負とする事に
より切り屑をすくい面が受ける形となるため、硬質膜の
チッピング・剥離等が起きにくくなる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、3次元
加工を高速・高送り切削で可能となり、また、刃先強度
と工具自体の剛性を兼ね備え、更に切り屑処理を兼ね備
えた刃型とクーラントを使用することにより、工具寿命
が大幅に向上し、かつ安定性があり、工具の信頼性を向
上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来例の正面図を示す。
【図2】図2は、他の従来例の正面図を示す。
【図3】図3は、本発明の一実施例の正面図を示す。
【図4】図4は、図3の刃部の断面図を示す。
【符号の説明】
1 本体 2 外周切れ刃 3 シャンク部 4 芯厚 5 刃溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールエンドミル等において行う3次元
    加工において、前記ボールエンドミルにはクーラントホ
    ールを、隣合う切れ刃の逃げ面に開口させる位置に設け
    ると共に、ボール刃のすくい角を負角・芯厚を刃形の7
    0〜90%とし、更にクーラント圧力を10〜70kg
    f/cm2 として、高速・高送りにて3次元加工を行う
    ことを特徴とする3次元切削方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の3次元切削方法におい
    て、クーラントがエアーからなることを特徴とする3次
    元切削方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の3次元切削方法におい
    て、切削速度が100m/min以上、テーブル送りが
    1m/min以上の高速・高送りで行うことを特徴とす
    る3次元切削方法。
JP11925295A 1995-04-20 1995-04-20 3次元切削方法 Pending JPH08290320A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11925295A JPH08290320A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 3次元切削方法

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JP11925295A JPH08290320A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 3次元切削方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08290320A true JPH08290320A (ja) 1996-11-05

Family

ID=14756733

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11925295A Pending JPH08290320A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 3次元切削方法

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JP (1) JPH08290320A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10421135B2 (en) 2017-11-03 2019-09-24 Kennametal Inc. Rotary cutting tool with coolant passages and method of making same

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