JPH0639620A - エンドミル - Google Patents

エンドミル

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Publication number
JPH0639620A
JPH0639620A JP17391092A JP17391092A JPH0639620A JP H0639620 A JPH0639620 A JP H0639620A JP 17391092 A JP17391092 A JP 17391092A JP 17391092 A JP17391092 A JP 17391092A JP H0639620 A JPH0639620 A JP H0639620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
blade
cutting
angle
end mill
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17391092A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Sasaki
一良 佐々木
Yoshihito Kuroda
誉人 黒田
Keiji Ishikawa
圭二 石川
Osamu Goto
理 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Moldino Tool Engineering Ltd
Original Assignee
Hitachi Tool Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Tool Engineering Ltd filed Critical Hitachi Tool Engineering Ltd
Priority to JP17391092A priority Critical patent/JPH0639620A/ja
Priority to US07/968,300 priority patent/US5322394A/en
Priority to DE69228301T priority patent/DE69228301T2/de
Priority to EP92118635A priority patent/EP0559961B1/en
Publication of JPH0639620A publication Critical patent/JPH0639620A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2210/00Details of milling cutters
    • B23C2210/04Angles
    • B23C2210/0407Cutting angles
    • B23C2210/0421Cutting angles negative
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2210/00Details of milling cutters
    • B23C2210/20Number of cutting edges
    • B23C2210/205Number of cutting edges six

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低硬度材から高硬度材まで種々の被削材に対
応でき、かつ高精度・高能率加工に適当なエンドミルを
提供する。 【構成】 工具本体の外周にねじれを有する複数の切れ
刃が形成されたエンドミルにおいて、該刃部の軸直角断
面における外周切れ刃のすくい角を29゜を超え0゜以
下の範囲に設定し、かつ該刃部の芯厚を工具刃径に対し
て70〜90%の範囲に設定し、工具剛性、刃先強度を
ともに有することによって高硬度材の切削材の切削を能
率よく、高精度に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフライス盤やマシニング
センター等の工作機械に用いるエンドミルに関するもの
であり、低硬度材から高硬度材まで種々の被削材に対応
でき、かつ高精度・高能率加工が可能なエンドミルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】フライス盤またはマシニングセンター等
の工作機械を用いて、鋼材をはじめ一般材料を切削する
この種の回転削工具として、図1〜図3に示すエンドミ
ルがある。(以下、従来品と記載する)これは、従来
のエンドミルの中で最も一般的な形状であり、外周切れ
刃に正のすくい角を設け、かつ該刃部の心厚を工具刃径
に対して60%前後にすることにより、チップポケット
を広く設け、切削性を向上させたものである。
【0003】また、焼入れした工具鋼の様に硬さがHR
C50を超える被削材を加工するエンドミルしとして
は、特開平3−178714号に示される図4〜図5
(以下、従来品と記載する)、または本発明と同一出
願人である実開平2−100727および特開平3−2
6413に示される図6〜図7(以下、従来品と記載
する)がある。特に、後者はHRC60以上の被削材に
おいても切削が可能であり、これらは外周切れ刃に−6
0゜〜−30゜の大きな負のすくい角を設け、かつ大き
な正の値の逃げ角を設けたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】昨今、労働時間の短
縮、省人化が叫ばれ、さらに工作物の加工精度への要求
がきびしく成ってきたことから、工作機械においてもマ
シニングセンター等のNC機が普及し、主流となってき
た。そのため、信頼性があり高精度・高能率加工が可能
な工具に対する要望は高まる一方である。
【0005】しかしながら、従来品では、刃先強度お
よび工具自体の剛性が上記の要望に対して不十分である
ため、高速・高送り切削を行うと、振動が激しくなり、
チッピング・欠け等を生じ、良好な加工面が得られない
ため、切削条件が限定され、高能率加工と呼べるまでに
は至らなかった。
【0006】また、硬さがHRC50を越える被削材に
なると、高速・高送り切削と同様、損耗が激しい上に、
非常にチッピング・欠けを生じ易く、切削条件を抑えた
ところではもはや対応できない状態であった。
【0007】そこで、高硬度材の切削に関しては従来品
、従来品があるが、外周切れ刃に大きな負のすくい
角を設けてあるため、切れ味が劣り、切削抵抗が大きく
なり、仕上げ切削のようなわずかな切り込みにしか対応
できず、加工能率に問題があった。
【0008】さらに、機械構造用炭素鋼のような低硬度
材になると、その影響が顕著に現れ、加工能率が劣る上
に、加工面にはムシレを生じ、加工精度が非常に劣ると
いう問題があった。以上のように、従来のエンドミルで
は、各エンドミルによって加工可能な被削材が限定さ
れ、かつ加工精度・加工能率に問題があった。
【0009】
【本発明の目的】本発明は以上の問題を解消するために
なされたものであり、低硬度材から高硬度材まで種々の
被削材に対応でき、かつ高精度・高能率加工が可能なエ
ンドミルを提供するものである。
【0010】
【問題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、エンドミル刃部の軸直角断面における外
周切れ刃のすくい角を負の最適角として29゜〜0゜に
設定し、かつこの負の最適角に必要な工具自体の剛性及
びチップポケットを考慮し、該刃部の心厚を70〜90
%の範囲に設定したものである。また、該切れ刃のねじ
れ角を40゜〜60゜に設定することにより、上記との
相乗効果により、より一層低硬度材から高硬度材までの
種々の被削材の加工をより高精度にかつ高能率に行うと
いう技術的手段を講じたものである。
【0011】なお、ここで外周切れ刃の逃げ角は、刃先
強度と高送り切削を考慮し、7゜〜15゜が望ましい。
【0012】さらに、外周切れ刃のすくい角に関して、
上記の示す範囲では十分効果はあるものの、より一層の
効果を得るため、軸直角断面におけるすくい角を−25
゜〜−10゜に設定することが望ましい。
【0013】
【作用】ここで、同一出願人の出願になる特願平2−1
60660があるが、本発明はこの用途をさらに拡大
し、低硬度材から高硬度材まで種々の被削材に対応で
き、かつ高精度・高能率加工を可能にしたものである。
【0014】本発明を適用することにより、刃先強度と
工具自体の剛性を兼ね備え、かつ外周切れ刃のすくい角
と該刃部の心厚を設定することにより、チップポケット
の形状がほぼ決定され、このチップポケットとのバラン
スが非常に良好となり、工具に対する切り屑の離れ具
合、切り屑の形状が良好となった。そのため、切り屑が
工具の送り方向に対し、ほぼ反対方向に排出するため、
切り屑詰まりを起こさず、切削性が良好となった。
【0015】また、切削抵抗が軽減され、切削音が非常
に静かになり、低硬度材から高硬度材まで種々の被削材
に対し、長寿命・高精度・高能率が可能となった。さら
に、ここで刃数を増やすことにより一層高能率化を計る
ことができる。
【0016】尚、さらに、外周切れ刃のねじれ角を40
゜〜60゜に設定することにより、切れ味が一層良好と
なり、切り屑も上方に排出されるため、上記との相乗効
果により、より一層加工精度・加工能率が向上する。こ
こで、ねじれ角を40゜〜60゜という強いねじれ角の
採用で強度が弱くなったエンド刃コーナ部は、外周切れ
刃の負のすくい面に沿って負の角度を設け、かつフラッ
ト面を設けることによって強化される。
【0017】特に、機械構造用炭素鋼等の低硬度材に関
しては、超高速・高送り切削が可能であり、表1に示す
ように従来のエンドミルと比較して作業能率で約12
倍、工具寿命で4倍以上となった。
【0018】
【表1】 従来品 本発明品 軸方向切り込み幅 mm 12 12 径方向切り込み幅 mm 3.2 0.8 回転数 rpm 950 8000 切削速度 m/min 24 200 テーブル送り速度 m/min 150 7200 1刃当たり送り速度 mm/刃 0.08 0.15 切り屑排出量 cc/min 5.8 69 作業能率 倍 1 12 工具寿命 m 50 200+α 注)工具径:φ8mm、被削材:S50C(生材 HB
180)
【0019】なお、工具材質に硬質膜をコーティングし
た超微粒子超硬合金を用いることにより、一層の効果を
上げることはいうまでもない。特に、超微粒子超硬と硬
質膜の密着性が良く、硬質膜の摩擦抵抗が小さく、耐溶
着性に優れる特徴を生かすとともに、すくい角を負とす
る事により切り屑をすくい面が受ける形となるため、硬
質膜のチッピング・剥離等が起きにくくなる。
【0020】
【実施例】図8〜図10に本発明の一実施例を示す。工
具材料に超微粒子超硬合金を用い、かつ硬質膜としてT
iNコーティングを施した工具刃径8mm、6枚刃、右
刃右ねじれのエンドミルである。軸直角における外周切
れ刃のすくい角を−20゜、逃げ角を10゜とし、該刃
部の心厚を工具刃形の85%すなわち6.8mmに設定
し、さらに外周切れ刃のねじれ角を50゜にしたもので
ある。
【0021】図11〜図13に従来品と、図8〜
図10に示す本発明品との切削性能比較の結果を示す。
図11は被削材に合金工具鋼SKD61の調質材、硬さ
HRC55のものを用いた仕上げ切削の結果であるが、
本発明品は加工面の直角度、最大面粗さともに3μm以
内であり、特に直角度に関しては従来品の約1/2と高
精度であり、ウネリ、ムシレも生じず非常に良好な結果
が得られた。
【0022】また、図12は被削材に機械構造用炭素鋼
であるS50C材、硬さHB180のものを用いた寿命
テストの結果である。表1に示すように従来品の標準条
件の約10倍の高能率加工である主軸回転数8000r
pm、テーブル送り速度7200mm/分でテストを行
ったが、本発明品は200m切削後においても最大逃げ
面摩耗量が0.05mm以下であり、従来品と比較して
大きく優れた。
【0023】さらに、図13では、合金工具鋼SKD6
1の調質材、硬さHRC55のものを用いた切り込み限
界テストの結果である。遂次工具径方向の切り込みを大
きくしていき、工具の損傷状態・被削材の加工面の状態
を調査したが、従来品が工具刃形の40%までの切り込
みで工具で欠け、または被削材に焼け等の悪影響が見ら
れたのに対し、本発明品は工具刃形の50%の切り込み
においても問題なく切削でき、また被削材の加工面も良
好であった。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、機械構造
用炭素鋼のような低硬度材から焼き入れしたダイス鋼の
ようにHRC50を越えるような高硬度材まで、幅広く
切削でき、かつ高能率・高精度の加工が可能となった。
また、刃先強度と工具自体の剛性を兼ね備え、更に切れ
味が良好であるため、工具寿命が大幅に向上し、かつ安
定性があり、工具の信頼性を向上するという効果があ
る。
【0025】さらに、本発明をボール、テーパエンドミ
ル等に適用することも可能であり前者は高速倣い加工、
後者はリブ溝加工用としても効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来品の一例を示し、その正面図であ
る。
【図2】図2は図1の側面図である。
【図3】図3は図1の刃部軸直角断面図である。
【図4】図4は従来品の一例を示し、その側面図を示
す。
【図5】図5は図4の刃部軸直角断面図である。
【図6】図6は従来品の一例を示し、その側面図を示
す。
【図7】図7は図6の刃部軸直角断面図である。
【図8】図8は本発明の一実施例を示し、その側面図を
示す。
【図9】図9は図8の正面図を示す。
【図10】図10は図8の刃部の軸直角断面図である。
【図11】本発明品の切削効果を示す説明図である。
【図12】本発明品と従来品の切削効果を示す説
明図である。
【図13】本発明品と従来品の切削効果を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 本体 2 外周切れ刃 3 シャンク部 4 芯厚 5 刃溝 θa ねじれ角 θb すくい角 θc にげ角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 理 大阪市淀川区野中北1丁目13番20号 日立 ツール株式会社大阪工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具本体の外周にねじれを有する複数の
    切れ刃が形成されたエンドミルにおいて、該刃部の工具
    軸直角断面における外周切れ刃のすくい角を−29°〜
    0゜の範囲に設定し、かつ該刃部の芯厚を工具刃径に対
    して70〜90%の範囲に設定したことを特徴とするエ
    ンドミル。
  2. 【請求項2】 該切れ刃のねじれ角を40゜〜60゜の
    範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載のエンド
    ミル。
JP17391092A 1992-03-09 1992-06-08 エンドミル Pending JPH0639620A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17391092A JPH0639620A (ja) 1992-03-09 1992-06-08 エンドミル
US07/968,300 US5322394A (en) 1992-03-09 1992-10-29 Highly stiff end mill
DE69228301T DE69228301T2 (de) 1992-03-10 1992-10-30 Hochsteifigkeitschaftfräser
EP92118635A EP0559961B1 (en) 1992-03-10 1992-10-30 Highly stiff end mill

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP99999992 1992-03-09
JP17391092A JPH0639620A (ja) 1992-03-09 1992-06-08 エンドミル
JP11-999999 1994-05-06

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0639620A true JPH0639620A (ja) 1994-02-15

Family

ID=26495701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17391092A Pending JPH0639620A (ja) 1992-03-09 1992-06-08 エンドミル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0639620A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5686932A (en) * 1991-10-04 1997-11-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Compensative driving method type liquid crystal display device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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