JPH082796Y2 - 感知器の水抜き構造 - Google Patents

感知器の水抜き構造

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JPH082796Y2
JPH082796Y2 JP1988010897U JP1089788U JPH082796Y2 JP H082796 Y2 JPH082796 Y2 JP H082796Y2 JP 1988010897 U JP1988010897 U JP 1988010897U JP 1089788 U JP1089788 U JP 1089788U JP H082796 Y2 JPH082796 Y2 JP H082796Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、感知器の本体カバー内に溜った水を外部に
排出する感知器の水抜き構造に関する。
[従来の技術] 従来、イオン化式、光電式等の火災感知器にあって
は、感知器回路及び検出機構を納めた本体カバーと、本
体カバーの検出機構の部分を覆って設けられる煙流入口
を備えた外カバーとの嵌合により感知器本体を構成し、
この感知器本体を天井面に設置された感知器ベースに着
脱自在に設けている。
そして感知器の天井面等への設置状態にあっては、感
知器の本体カバー内に天井面等に沿って水が侵入したり
湿気によるカバー内での結露により感知器内に水が溜ま
って感知器回路が誤動作する恐れがあることから、本体
カバーの下部に水抜き穴を設け、カバー内に溜った水を
外部に排出するようにしている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の感知器水抜き構造に
あっては、本体カバーの下面に水抜き穴を形成している
ため、感知器設置状態で水抜き穴が外部に露出して見
え、長い間に水抜き穴の周囲が汚れて黒くなり、感知器
の見栄えが悪くなる問題があった。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
もので、本体カバーと外カバーの取付構造を有効に利用
して水抜き穴を別途設けることなく水抜きできる感知器
の水抜き構造を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するため本考案にあっては、本体カバ
ーと外カバーを嵌合した構造の感知器に於いて、外カバ
ーの嵌合側周縁に長方形で且つ下側に開口した嵌合穴を
もつ複数の嵌合片を突出し、この嵌合片に相対する前記
本体カバーの嵌合位置にスリット状の開口部をもった嵌
合受け穴を形成すると共に、該嵌合受け穴の内壁面に前
記嵌合片の嵌合穴の先端を係着する挿入側よりテーパ状
に高くなった楔形の係合突起を設けた水抜き構造とす
る。
[作用] このような構成を備えた本考案の感知器の水抜き構造
にあっては、本体カバーと外カバーの嵌合部分に水抜き
通路が形成されるため、水抜き穴を本体カバーに別途設
ける必要がなく、カバー嵌合構造との一体化により水抜
き構造を簡単にし、且つ感知器の見栄えを良くすること
ができる。
[実施例] 第1図は本考案の水抜き構造を備えたイオン化式煙感
知器の一実施例を示した断面図である。
第1図において、1は感知器本体であり、天井面に設
置された感知器ベース2に対し着脱自在に設けられる。
感知器本体1は感知器ベース2側の本体カバー3と周
囲に煙流入口4を備えた外カバー5の嵌合で成る感知器
カバーを有し、感知器カバー内に設けた絶縁板6の中心
部に放射線源を備えた内部電極7、放射線源からの放射
線を通過する開口穴を備えた中間電極8、中間電極8の
外側を覆って設けられ、周囲に煙流入口を備えた外部電
極9を取り付けている。絶縁板6の裏面側にはシールド
ケース11を備えた回路収納部が設けられ、この回路収納
部に感知器回路を実装した回路基板10を収納している。
また、絶縁板6の裏面側にはFET12が組込まれ、FET12の
リードに絶縁板6を貫通した中間電極8の電極リードを
ハンダ付けし、この電極リードのハンダ付け状態でFET1
2の収納部に熱溶融性の合成樹脂を充填して絶縁封止状
態(ポッティング状態)としている。
第2図は第1図に示した感知器本体1の組立分解図を
示す。
第2図において、本体カバー3の内部開口部3aには回
路基板10と電気的に接続するためのコンタクトピン13が
設けられ、コンタクトピン13の裏面側には感知器ベース
2に嵌合するための嵌合端子14が固着される。本体カバ
ー3の内部開口部3aにはシールドケース11が組込まれ、
シールドケース11に続いて回路基板10、更に絶縁板6が
組込まれる。
絶縁板6の中心部には電極部材7a、放射線源7b及び電
極カバー7cの組立体で成る内部電極7が取り付けられ、
この内部電極7の外側にドーナツ形状をもった中間電極
8が取り付けられ、更に中間電極8を覆って周囲に煙流
入口9aを備えた外部電極9が取り付けられる。外部電極
9の絶縁板6側への取り付けは接触金具15により行なわ
れ、接触金具15は外部電極9、絶縁板6及び回路基板10
を貫通してシールドケース11の接触部16に先端を接触さ
せ、更に接触金具15の回路基板10の貫通部分はそのアー
スパターンにハンダ付けされ、これによってシールドケ
ース11とシールドケース11の開口部をシールドする機能
をもつ外部電極9とを電気的に導通し、更にシールド側
を回路基板10のアース部分に導通させる。
外部電極9に続いては底板17及び防虫網18を組込んだ
状態で周囲に煙流入口4を備えた外カバー5が装着され
る。外カバー5は嵌合側の周縁に複数の嵌合片20を突出
しており、この嵌合片20は後の説明で明らかにするよう
に、本体カバー3の嵌合位置に形成した嵌合受け穴に嵌
め入れられることで、外カバー5を本体カバー3に取り
付けることができる。
第3図は第1,2図に示した本体カバー3と外カバー5
を取出して本考案の水抜き構造を示した断面説明図であ
る。尚、外カバー5は中心線に対し左右で分けた半断面
にて示している。
第3図において、外カバー5の嵌合側(上部側)周縁
には、この実施例にあっては4本の嵌合片20が突出され
ており、嵌合片20には長方形で且つ下側に開口した嵌合
穴22が形成されている。
一方、本体カバー3側の嵌合位置にはスリット状の開
口部をもった嵌合受け穴24が形成され、この嵌合受け穴
24の内壁面26に挿入側よりテーパ状に高くなった楔形の
係合突起28を一体に形成している。
第4図は第3図のIV-IV断面にて本体カバー3に対す
る外カバー5の嵌合構造を示す。
第4図において、外カバー5の嵌合側に突出した嵌合
片20は長方形で且つ下側に開口した嵌合穴22を形成して
おり、この嵌合片20の嵌着を受ける本体カバー3側のス
リット状の開口部をもつ嵌合受け穴24の内部の内壁面26
に挿入側よりテーパ状に高くなった楔形の係合突起28を
形成している。
第5図は第3,4図に示した外カバーの嵌合片20と本体
カバー3の係合突起28との嵌合状態を示した断面図であ
る。
第5図において、第3,4図に示したように本体カバー
3の嵌合受け穴24に対し下方より外カバー5の嵌合片20
を差込むと、嵌合片20の嵌合穴22の上部に本体カバー3
の内壁面26に形成した係合突起28が図示のように嵌まり
込んで抜け止めされる。このような嵌合状態で外カバー
5の嵌合片20に形成した嵌合穴22は長方形で且つ下方に
開口していることから、嵌合片20の嵌合穴22によって本
体カバー3内から外部に抜ける矢印で示す水抜き通路30
が形成される。
このため天井面に設置した感知器ベースに対する感知
器本体の取り付け状態で天井面に沿って本体カバー3内
に水が流れ込んだり、湿気の侵入による結露で本体カバ
ー3内に水が溜っても、外カバー5の嵌合片20の嵌合穴
22によって形成された水抜き通路30を通って本体カバー
3内から外部に水を排出することができ、本体カバー3
内に溜った水が回路基板10の収納部分に侵入して誤動作
を起こすことを確実に防止できる。
また、水抜き通路30は本体カバー3に対する外カバー
5の嵌合部分と一体に形成されているため、本体カバー
3の下部に別途水抜き穴を設ける必要がなく、更に嵌合
部に形成された水抜き通路30の開口部は外部からは水抜
き穴としてほとんど認識することができず、従来の水抜
き穴を別途設けた場合のような感知器の見栄えの悪さを
防ぐことができる。
尚、上記の実施例にあっては外カバー5の嵌合側縁部
に突出した嵌合片20のすべてに長方形で且つ下方に開口
した嵌合穴22を形成することで、本体カバー3に対する
取り付け状態ですべての嵌合部に水抜き通路30を形成す
る場合を例にとったが、水抜き通路30は1箇所もしくは
2箇所に設ければ充分であることから、水抜き通路30を
形成しない嵌合片20については第6図に示すように下方
に開口しない長方形の嵌合穴22aとし、第7図に示すよ
うに本体カバー3の嵌合受け穴24に下方に開口しない嵌
合穴22aを形成した嵌合片20を嵌め入れて係合突起28と
の係合で抜け止めさせ、嵌合片20の嵌め込みで嵌合受け
穴24を閉鎖するようにしてもよい。
また、水抜き通路は感知器を設置したときの傾きによ
る影響を防ぐため、3箇所以上とすることが望ましい。
更に、上記の実施例はイオン化式煙感知器を例にとる
ものであったが、本体カバー3と煙流入口を備えた外カ
バー5との嵌合構造で成る感知器であれば適宜の検出構
造をもった感知器につき、本考案の水抜き構造をそのま
ま適用することができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、本体カバーと外
カバーを嵌合する嵌合構造を有効に利用して一体に水抜
き構造を設けたことで、本体カバーに別途水抜き穴を設
ける必要がなく、嵌合構造との一体化により水抜き構造
を簡単にし、また水抜き通路の開口部を外部からほとん
ど目立たなくできるため、水抜き穴を別途設けた感知器
に比べ感知器の見栄えをよくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の水抜き構造を備えたイオン化式煙感知
器の断面図; 第2図は第1図の感知器本体の組立分解図; 第3図は第1,2図の本体カバーと外カバーを取出して示
した断面図; 第4図は第3図のIV-IV断面図; 第5図は本考案の水抜き構造を実現する本体カバーと外
カバーの嵌合構造を示した断面図; 第6図は水抜き構造を設けない場合の外カバーの嵌合部
の説明図; 第7図は水抜き構造を設けない部分の本体カバーと外カ
バーの嵌合構造の説明図である。 1:感知器本体 2:感知器ベース 3:本体カバー 4:煙流入口 5:外カバー 20:嵌合片 22,22a:嵌合穴 24:嵌合受け穴 26;内壁面 28:係合突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体カバーと外カバーを嵌合した構造の感
    知器に於いて、 前記外カバーの嵌合側周縁に長方形で且つ下側に開口し
    た嵌合穴をもつ複数の嵌合片を突出し、該嵌合片に相対
    した前記本体カバーの嵌合位置にスリット状の開口部を
    もった嵌合受け穴を形成すると共に、該嵌合受け穴の内
    壁面に前記嵌合片に形成した嵌合穴の先端を係着する挿
    入側よりテーパ状に高くなった楔形の係合突起を設けた
    ことを特徴とする感知器の水抜き構造。
JP1988010897U 1988-01-29 1988-01-29 感知器の水抜き構造 Expired - Lifetime JPH082796Y2 (ja)

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JPH01116895U JPH01116895U (ja) 1989-08-07
JPH082796Y2 true JPH082796Y2 (ja) 1996-01-29

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