JPH08270488A - エンジン制御装置 - Google Patents

エンジン制御装置

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JPH08270488A
JPH08270488A JP7280927A JP28092795A JPH08270488A JP H08270488 A JPH08270488 A JP H08270488A JP 7280927 A JP7280927 A JP 7280927A JP 28092795 A JP28092795 A JP 28092795A JP H08270488 A JPH08270488 A JP H08270488A
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JP
Japan
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throttle
opening
engine
abnormality
output torque
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Application number
JP7280927A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Ohashi
英之 大橋
Sanae Hirata
佐奈恵 平田
Kazuhiro Nishigaki
和浩 西垣
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D11/107Safety-related aspects
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/26Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor
    • F02D41/266Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor the computer being backed-up or assisted by another circuit, e.g. analogue

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】新規な構成にて異常発生時に円滑にフェールセ
ーフによるスロットル開度調整モードへ移行させる。 【解決手段】スロットル制御CPUはアクセルペダル1
1の操作量を検出するアクセルセンサ17からの信号に
より電動モータ6を駆動してアクセルペダル11の操作
量に応じたスロットル弁2の開度にする。メインCPU
は、スロットル開度制御系の異常を検出すると、電動モ
ータ6の駆動を停止し、アクセルペダル11と機械的に
連結されたスロットル開度規制部材13とスロットル弁
2と連動する連動部材9とが接触するまでの開弁動作に
起因するエンジンの出力トルクの増加を抑制すべくエン
ジン1への燃料噴射量と点火時期を制御する。その後
は、スロットル開度規制部材13と連動部材9とが接触
した状態にてアクセルペダル11の操作量に応じたスロ
ットル弁2の開度に調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエンジン制御装置
に係り、詳しくは、アクセル操作量を検出してその操作
量に応じてモータ等のアクチュエータにてスロットル弁
の開度を制御するとともに、異常発生時には所定のフェ
ールセーフモードによりスロットル弁の開度を調整する
ようにしたエンジン制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の技術が特開平5−306636
号公報に示されている。これは、通常時にはアクセルペ
ダルの操作量を検出してその操作量に応じてモータを駆
動してスロットル弁の開度を制御する。一方、異常発生
時には、アクセルペダルと機械的に連結されたスロット
ル弁開度規制部材に、スロットル弁と連動する連動部材
を接触させ、この状態にてアクセルペダルの操作量に応
じてスロットル弁の開度を調整する。又、異常検出時に
は、モータを緩やかに駆動して緩やかに連動部材をスロ
ットル弁開度規制部材に接触させて機械式スロットル開
度調整モード(リンプホームモード)に円滑に移行させ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、機械式スロットル開度調整モードに移行させるフェ
ールセーフ機能を有する装置においては、モータ等を含
めたスロットル開度制御系に異常が発生した場合にはモ
ータを制御できず、円滑にフェールセーフモードに移行
することができなかった。
【0004】そこで、この発明の目的は、新規な構成に
て異常発生時に円滑にフェールセーフによるスロットル
開度調整モードへ移行させることができるエンジン制御
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、スロットル開度制御手段は、スロットルアクチ
ュエータを駆動してアクセルセンサによるアクセル操作
部材の操作量に応じたスロットル弁の開度に制御する。
異常検出手段はアクセルセンサとスロットルアクチュエ
ータとスロットル開度制御手段との少なくともいずれか
1つの異常を検出する。アクチュエータ停止手段は異常
検出手段による異常検出時にはスロットルアクチュエー
タの駆動を停止する。このスロットルアクチュエータの
駆動の停止によりスロットル弁が開弁側に動作するが、
連動部材がスロットル開度規制部材と接触してそれ以上
のスロットル弁の開弁側への動作が規制されるとともに
スロットル開度規制部材と連動部材とが接触した状態に
てアクセル部材の操作量に応じたスロットル弁の開度が
調整される。又、出力トルク制御手段は、異常検出手段
による異常検出時において、スロットルアクチュエータ
の駆動が停止してからスロットル開度規制部材と連動部
材とが接触するまでの開弁動作に起因するエンジンの出
力トルクの増加を抑制すべくエンジンへの燃料噴射量お
よび点火時期の少なくともいずれか一方を制御する。
【0006】よって、異常発生時において、スロットル
アクチュエータの駆動が停止してからスロットル開度規
制部材と連動部材とが接触するまでの開弁動作に起因す
るエンジンの出力トルクの増加が抑制され、エンジン回
転数の噴き上げが防止でき、機械式スロットル開度調整
モード(フェールセーフモード)に円滑に移行される。
【0007】このように、新規な構成にて異常発生時に
円滑に機械式スロットル開度調整モード(フェールセー
フモード)へ移行させることができる。請求項2に記載
の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用・効果に
加え、前記出力トルク制御手段は、前記エンジンを搭載
した車両における走行状態に応じたトルク増加抑制処理
を実行する。よって、同一のトルク増加抑制制御を行っ
た場合でも車両走行状態により車両の挙動が異なるが、
異常検出時または異常検出前後の車両走行状態に適した
トルク増加抑制制御を行うことができる。
【0008】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用・効果に加え、前記出力トルク制御
手段は、異常検出から所定期間が経過するまでの間、出
力トルクの増加を抑制する動作を行う。よって、簡単な
構成にて出力トルクの増加を抑制する動作を終了させる
ことができる。
【0009】換言すれば、前記エンジンを車両に搭載し
た場合において、異常発生から所定時間、出力トルクの
増加を抑えることにより、車両挙動の変化を抑制すると
ともに、早期タイミングで機械式スロットル開度調整モ
ードに適したエンジンの駆動に移行することができる。
【0010】請求項8に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用・効果に加え、前記出力トルク制御
手段は、接触検出手段にてスロットル開度規制部材と連
動部材とが接触したことを検出した時から出力トルクの
増加を抑制する動作を開始する。よって、好適なタイミ
ングにて出力トルクの増加を抑制する動作を開始させる
ことが可能となる。
【0011】請求項9に記載の発明によれば、請求項8
に記載の発明の作用・効果に加え、前記接触検出手段
は、導電性材料よりなるスロットル開度規制部材と導電
性材料よりなる連動部材との接触による両部材間に流れ
る電流にて接触を検出する。
【0012】よって、構成が簡単な接触検出手段とする
ことができる。請求項10に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の作用・効果に加え、バックアップ手
段は、異常検出手段または出力トルク制御手段の少なく
ともいずれか一方の異常検出時にはスロットルアクチュ
エータの駆動を停止するとともに、スロットルアクチュ
エータの駆動が停止してからスロットル開度規制部材と
連動部材とが接触するまでの開弁動作に起因するエンジ
ンの出力トルクの増加を抑制すべくエンジンへの燃料噴
射量または点火時期の少なくともいずれか一方を制御す
る。よって、異常検出手段および出力トルク制御手段の
少なくともいずれか一方に異常が発生した場合において
も出力トルクの増加を抑制しつつ機械式スロットル開度
調整モードに移行される。
【0013】請求項12に記載の発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用・効果に加え、前記出力トルク制
御手段は、エンジンの出力トルクの増加抑制として、多
気筒エンジンの所定気筒への燃料噴射を停止する燃料噴
射間引き制御を行う。こうすることにより、スロットル
開度に基づき目標空燃比(理想空燃比)近傍となるよう
に決定されている燃料噴射量を変更しないため排気エミ
ッションを悪化させることなくエンジンの出力トルクの
増加抑制を行うことができる。
【0014】請求項13に記載の発明によれば、請求項
12に記載の発明の作用・効果に加え、前記出力トルク
制御手段は、前記エンジンを搭載した車両における走行
状態に応じて燃料噴射間引き制御におけるエンジンの間
引き気筒数を設定する。よって、同一の気筒数を間引い
た場合においても車両走行状態により車両の挙動が異な
るが、異常検出時または異常検出前後の車両走行状態に
適したトルク増加抑制制御を行うことができ、車両への
影響を減らすことが可能となる。
【0015】請求項14に記載の発明によれば、請求項
12に記載の発明の作用・効果に加え、前記出力トルク
制御手段は、エンジンの動力伝達系に配置された変速機
におけるギヤ位置、車両速度、アクセル開度のうちの少
なくともいずれか1つを、走行状態に対応する検出要素
して用い、前記間引きを行う気筒数を決定する。よっ
て、例えば、変速機におけるギヤ位置によって変速機の
出力側でのトルクが異なるが、これを反映した出力トル
クの増加抑制を行うことができる。
【0016】請求項15に記載の発明によれば、請求項
14に記載の発明の作用・効果に加え、前記出力トルク
制御手段は、低速ギヤほど前記間引きを行う気筒数を多
くする。よって、低速ギヤほど変速機の出力側でのトル
クが大きくなるが、これを反映した出力トルクの増加抑
制を行うことができる。
【0017】請求項16に記載の発明によれば、請求項
12に記載の発明の作用・効果に加え、前記出力トルク
制御手段は、前記燃料噴射間引き制御から通常の燃料噴
射制御への移行の際に間引く気筒数を徐々に減らす。よ
って、燃料噴射間引き制御から通常の燃料噴射制御へス
ムーズに移行することができる。
【0018】請求項17に記載の発明によれば、請求項
12に記載の発明の作用・効果に加え、前記出力トルク
制御手段は、前記間引き対象となる気筒を、全気筒のう
ちの燃焼順にならべた各気筒に対し、均等化する。よっ
て、エンジン1サイクル中において回転変動を極力減ら
し円滑なるエンジン制御を行うことができる。
【0019】請求項18に記載の発明によれば、請求項
16に記載の発明の作用・効果に加え、前記出力トルク
制御手段は、等しい周期で、間引く気筒数を徐々に減ら
す。よって、等しい間隔(期間)毎に気筒数が徐々に減
り、燃料噴射間引き制御から通常の燃料噴射制御に、よ
りスムーズに移行することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に従って説明する。図1には、エンジン1の吸・排気
系およびスロットル弁2の駆動系を示す。エンジン1は
自動車に搭載されており、エンジン1の出力軸は変速機
を介して各車輪と駆動連結されている。
【0021】火花点火式ガソリンエンジン1には吸気管
3が接続され、吸気管3にはバタフライ式のスロットル
弁2が設けられている。このスロットル弁2は、回動軸
4に円板状の弁体5が固定されたものであり、回動軸4
が吸気管3を貫通し、かつ回動可能に支持されている。
又、弁体5が吸気管3内に配置され、その開度によりエ
ンジン1の燃焼室への吸入空気量が調整できるようにな
っている。
【0022】スロットル弁2の回動軸4にはスロットル
アクチュエータとしての電動モータ6が駆動連結され、
電動モータ6の駆動によりスロットル弁2の開度を調整
できるようになっている。又、スロットル弁2の開度は
スロットル開度センサ7により検出される。
【0023】一方、スロットル弁2の回動軸4には連結
部材8を介して連動部材9が駆動連結され、連動部材9
はスロットル弁2の回動に伴って図中、上下方向に移動
する。この連動部材9にはスプリング10が設けられ、
スプリング10によりスロットル弁2が開弁側に付勢さ
れている。図1の矢印は全てスロットル弁2が開く方向
を示している。
【0024】アクセル操作部材としてのアクセルペダル
11にはワイヤ12の一端が固定され、ワイヤ12の他
端にはスロットル開度規制部材13が固定されている。
又、スロットル開度規制部材13にはスプリング14,
15が設けられ、スプリング14,15によりスロット
ル開度規制部材13がスロットル弁2を閉じる方向(閉
弁方向)に付勢されている。そして、スプリング14,
15の付勢力に抗してアクセルペダル11を操作するこ
とによりスロットル開度規制部材13が図中、上下方向
に移動する。さらに、アクセルペダル11を操作しない
状態(アイドル状態)においては、スロットル開度規制
部材13はストッパ部材16に接触した位置で停止す
る。
【0025】スロットル開度規制部材13は連動部材9
の移動領域におけるスロットル弁2の開弁側に配置され
ている。よって、スロットル開度規制部材13により連
動部材9の開弁側での移動が規制される。より詳しく
は、連動部材9がスロットル開度規制部材13に接触す
るまでは連動部材9は自由に移動できるが連動部材9が
スロットル開度規制部材13に接触することによりそれ
以上の開弁側への移動が規制される。又、スロットル開
度規制部材13がストッパ部材16に接触した状態にお
いて、連動部材9とスロットル開度規制部材13とは間
隔Lが設けられている。これはISC(アイドルスピー
ド制御)等を行うためであり、アクセルペダル11を離
していても前記電動モータ6によりスロットル弁2の開
度を調整して吸入空気量を制御するためである。
【0026】アクセルセンサ17はアクセルペダル11
の操作量、即ち、アクセル開度を検出する。一方、エン
ジン1の吸気管3には燃料噴射弁(インジェクタ)18
が設けられ、この燃料噴射弁18を開弁することにより
燃料がエンジン1に噴射される。エンジン1の気筒の燃
焼室には点火プラグ19が配置され、点火プラグ19か
ら火花を発生して燃焼室での爆発を行わせる。
【0027】又、エンジン1の排気管20にはO2 セン
サ21が設けられ、O2 センサ21により排ガス中の酸
素濃度が検出される。エンジン制御用電子制御装置(以
下、エンジン制御用ECUという)22は、スロットル
弁2の制御、燃料噴射制御、点火時期制御等を行う。図
2には、エンジン制御用ECU22の電気的構成を示
す。
【0028】図2に示すように、エンジン制御用ECU
22は、異常検出手段,アクチュエータ停止手段,出力
トルク制御手段としてのメインCPU23と、スロット
ル開度制御手段としてのスロットル制御CPU24と、
スロットル駆動回路25と、バックアップ手段としての
バックアップ回路26と、噴射弁駆動回路27とを備え
ている。メインCPU23にはアクセルセンサ17とス
ロットル開度センサ7とエアフロメータ29とO2 セン
サ21と水温センサ30とクランク角センサ31とが接
続されている。そして、メインCPU23はアクセルセ
ンサ17からの信号によりアクセルペダル11の操作量
(アクセル開度)を、スロットル開度センサ7からの信
号によりスロットル開度を、エアフロメータ29からの
信号によりエンジン1への吸入空気量を、O2 センサ2
1からの信号により排ガス中の酸素濃度を、水温センサ
30からの信号によりエンジン冷却水の温度を、クラン
ク角センサ31からのパルス信号によりエンジン1のク
ランク角およびエンジン回転数を、それぞれ検知する。
【0029】又、メインCPU23にはバックアップ回
路26を介して噴射弁駆動回路27が接続され、さら
に、噴射弁駆動回路27には燃料噴射弁18が接続され
ている。そして、メインCPU23にて演算された燃料
噴射量となるように燃料噴射弁18が駆動制御されるよ
うになっている。又、メインCPU23にはバックアッ
プ回路26を介して点火装置32が接続され、さらに、
点火装置32には点火プラグ19が接続されている。そ
して、メインCPU23にて演算された点火時期にて点
火プラグ19による点火動作が行われるようになってい
る。
【0030】スロットル制御CPU24にはアクセルセ
ンサ17が接続され、スロットル制御CPU24はアク
セルセンサ17からの信号によりアクセルペダル11の
操作量(アクセル開度)を検知する。又、スロットル制
御CPU24には水温センサ30が接続され、水温セン
サ30からの信号によりエンジン冷却水の温度を検知す
る。さらに、スロットル制御CPU24にはスロットル
駆動回路25が接続され、このスロットル駆動回路25
には電動モータ6が接続されている。そして、スロット
ル制御CPU24はアクセルペダル11の操作量を基に
スロットル開度を算出して、この算出結果に基づき電動
モータ6を制御してスロットル弁2の駆動にする。つま
り、アクセルペダル11の操作量に応じたスロットル弁
2の開度にする。
【0031】図3には、バックアップ回路26の電気的
構成を示す。このバックアップ回路26はハードにて構
成され、メインCPU23に異常が発生した際にメイン
CPU23に代わり電動モータ6の駆動を停止するとと
もに燃料噴射および点火時期を制御するためのものであ
る。
【0032】バックアップ回路26は点火信号生成回路
33と走行用噴射信号生成回路34と減量用噴射信号生
成回路35とウォッチドグ回路36とタイマ回路37と
信号切換スイッチング回路38,39,40とを備えて
いる。点火信号生成回路33はクランク角センサ31か
らの信号を入力して点火信号を生成する。走行用噴射信
号生成回路34は走行可能な最低限の燃料量となる噴射
信号を生成する。減量用噴射信号生成回路35は、走行
用噴射信号生成回路34による走行可能な最低限の燃料
量よりも少ない燃料量となる噴射信号を生成する。この
際の減量方法としては一回あたりの噴射幅(噴射時間に
相当する)を短くしてもよいし間引いてもよい。
【0033】信号切換スイッチング回路38はメインC
PU23からの点火信号と点火信号生成回路33からの
点火信号のいずれかを点火装置32に送る。メインCP
U23が正常に機能している場合には、信号切換スイッ
チング回路38はメインCPU23からの点火信号を点
火装置32に送るようになっている。信号切換スイッチ
ング回路40は走行用噴射信号生成回路34からの噴射
信号と減量用噴射信号生成回路35からの噴射信号のい
ずれかを信号切換スイッチング回路39に送る。メイン
CPU23が正常に機能している場合には、信号切換ス
イッチング回路40は減量用噴射信号生成回路35から
の噴射信号を信号切換スイッチング回路39に送るよう
に切り換えられている。信号切換スイッチング回路39
はメインCPU23からの噴射信号と信号切換スイッチ
ング回路40からの噴射信号のいずれかを燃料噴射弁1
8に送る。メインCPU23が正常に機能している場合
には、信号切換スイッチング回路39はメインCPU2
3からの噴射信号を燃料噴射弁18に送るようになって
いる。
【0034】ウォッチドグ回路36は常に一定時間毎に
カウント動作を行っており、メインCPU23からのウ
ォッチドグクリア信号にてカウント値を初期化し、カウ
ント値が所定値以上にならないようになっている。そし
て、ウォッチドグ回路36はメインCPU23からウォ
ッチドグクリア信号が送られてこなくなり所定のカウン
ト値以上になるとメインCPU23が異常であるとして
異常検出信号を信号切換スイッチング回路38,39、
タイマ回路37、スロットル駆動回路25、メインCP
U23に出力する。このように、バックアップ回路26
は、所定周期毎にメインCPU23(異常検出手段、出
力トルク制御手段)から出力されるパルス信号に基づい
てメインCPU23の異常検出を行う。
【0035】尚、本実施の形態においてはメインCPU
23にて異常検出手段および出力トルク制御手段を構成
しているが、異常検出手段と出力トルク制御手段とを別
部品とした場合においては、異常検出手段から出力され
るパルス信号に基づいて異常検出を行うようにしてもよ
い。あるいは、出力トルク制御手段から出力されるパル
ス信号に基づいて異常検出を行うようにしてもよい。
【0036】タイマ回路37はウォッチドグ回路36か
らの異常検出信号の入力により起動して予め設定された
時間が経過したとき信号切換スイッチング回路40に切
り換え信号を出力し、走行用噴射信号生成回路34から
の出力信号を信号切換スイッチング回路39を経由し燃
料噴射弁18に出力するようになっている。
【0037】次に、このように構成したエンジン制御装
置の作用を説明する。図4にスロットル制御CPU24
の概略制御フローチャートを示す。この処理は所定時間
毎(8msec毎)に起動するものである。
【0038】スロットル制御CPU24はステップ10
0でアクセルセンサ17からの信号を取り込みその時の
アクセルペダル11の操作量(アクセル開度)を検知す
る。そして、スロットル制御CPU24はステップ10
1でアクセルペダル11の操作量(アクセル開度)に対
応したスロットル開度θACC(i)を算出する。尚、添字の
「i」は算出タイミングを示す。つまり、今回の処理に
よる算出値iに対し前回の処理による算出値はi−1と
なる。以下の説明における添字iも同様である。
【0039】スロットル制御CPU24はステップ10
2でエンジン冷却水温に応じたISC制御用のスロット
ル開度θISC(i)を算出する。さらに、スロットル制御C
PU24はステップ103でアクセルペダル11の操作
量(アクセル開度)に対応したスロットル開度θACC(i)
とISC制御用のスロットル開度θISC(i)とを加えて最
終的な目標スロットル開度θFIN(i)を算出する。さら
に、スロットル制御CPU24はステップ104で最終
的な目標スロットル開度θFIN(i)をデジタル・アナログ
変換してスロットル駆動回路25に出力する。その結
果、電動モータ6が通電制御されて、スロットル弁2の
開度が所定の開度に調整される。
【0040】つまり、図1においてスプリング10によ
りスロットル弁2が開弁側に付勢されている状態におい
て、アクセルペダル11を踏み込むとアクセルセンサ1
7にてその操作量が検出され、スロットル制御CPU2
4にて適切なスロットル弁2の開度を算出し、電動モー
タ6によりスロットル弁2が所定の開度に駆動される。
又、アクセルペダル11を離したアイドリング時には、
スロットル開度規制部材13と連動部材9との間隔Lの
範囲内においてスロットル弁2の開度を制御して(吸入
空気量を制御して)所定のアイドル回転数となるように
ISC(アイドルスピード制御)が行われる。
【0041】図5にメインCPU23の概略フローチャ
ートを示す。この処理は図4の処理と同期して実行され
るものであり、所定時間毎(8msec毎)に起動す
る。メインCPU23はステップ200で異常検出フラ
グFFAILが「1」か否か判定する。この異常検出フラグ
FAILは異常の有無を表すものであり、初期化によりF
FAIL=0となっている。メインCPU23はFFAIL=0
であると、ステップ201でアクセルセンサ17からの
信号を取り込みその時のアクセルペダル11の操作量
(アクセル開度)を検知し、アクセルペダル11の操作
量(アクセル開度)に対応したスロットル開度θACC(i)
を算出し、そのスロットル開度θACC(i)とISC制御用
のスロットル開度θISC(i)とを加えて最終的な目標スロ
ットル開度θFIN(i)を算出する。つまり、メインCPU
23はスロットル制御CPU24による図4でのステッ
プ100〜103の処理と同様な処理にて目標スロット
ル開度θFIN(i)を算出する。
【0042】メインCPU23はステップ202でスロ
ットル開度センサ7により実際のスロットル開度θi
取り込み、ステップ203で前回の目標スロットル開度
θFI N(i-1)とそれに対応する実際のスロットル開度θi
とが一致するか否か判定する。即ち、電動モータ6によ
るスロットル開度制御系が正常ならば前回の目標スロッ
トル開度θFIN(i-1)の設定にて電動モータ6が駆動して
今回のスロットル開度θi に反映される。
【0043】メインCPU23は前回の目標スロットル
開度θFIN(i-1)と実際のスロットル開度θi とが一致す
ると、ステップ204で通常のエンジン運転状態に応じ
た燃料噴射制御および点火時期制御を行う。つまり、メ
インCPU23はエンジン回転数と吸入空気量とエンジ
ン冷却水温と排ガス中の酸素濃度とに応じた燃料噴射量
を算出して所定のタイミングで燃料噴射弁18から燃料
を噴射させる。又、メインCPU23はエンジン回転数
と吸入空気量とエンジン冷却水温とに応じた点火時期を
算出して点火装置32を介して点火プラグ19にて点火
を行わせる。その後、メインCPU23は同ルーチンを
終了する。
【0044】メインCPU23はステップ203におい
て前回の目標スロットル開度θFIN( i-1)と実際のスロッ
トル開度θi とが一致しないと、スロットル開度制御系
に異常(例えば、スロットル制御CPU24の故障、電
動モータ6の故障等)が発生したとして、ステップ20
5〜208のフェールセーフ処理を実行する。メインC
PU23はステップ205で異常検出フラグFFAIL
「1」にし、ステップ206でスロットル駆動回路25
の駆動を停止して電動モータ6への通電を停止する。つ
まり、異常発生時、スロットル駆動回路25は電動モー
タ6への通電を停止する。その結果、図1のスロットル
弁2はスプリング10により開弁側に回動するが、連動
部材9がスロットル開度規制部材13と接触し、それ以
上のスロットル弁2の開弁側への動作が規制される。
【0045】さらに、図5においてメインCPU23は
ステップ207で異常を検出してから所定時間が経過し
たか否か判定し、当初は所定時間が経過していないので
ステップ208で燃料噴射量の減量を行うとともに点火
時期を遅角側にして出力トルクを低下させて電動モータ
6の駆動停止に伴うスロットル弁2の開弁動作によりエ
ンジン回転数が上昇しないようにする。次回の処理にお
いて、メインCPU23はステップ200でFFAIL=1
となっているので、ステップ200からステップ207
に移行して所定時間が経過するまではステップ208の
処理を実行する。このステップ200→207→208
の繰り返しにより燃料噴射量の減量処理および点火時期
の遅角処理が行われる。そして、ステップ207で所定
時間が経過したと判定すると、ステップ204に移行し
て燃料噴射量の減量処理および点火時期の遅角処理を終
了して通常の燃料噴射および点火処理を行う。このよう
に電動モータ6の駆動が停止してからスロットル開度規
制部材13と連動部材9とが接触するまでの開弁動作に
よるエンジン出力の増加が抑制される。
【0046】尚、この際の減量方法としては一回あたり
の燃料噴射時間を短かくしてもよいし、間引いてもよ
い。このようにメインCPU23は燃料噴射量および点
火時期を制御することによりエンジンの燃焼を制御して
エンジンの出力トルクの変動を抑制している(メインC
PU23にて燃焼制御手段が構成されている)。尚、燃
焼制御手段としてのメインCPU23の動作として燃料
噴射量の減少および停止の少なくともいずれか1つを実
行するようにしてもよい。
【0047】又、本実施の形態においてはCPU23
(アクチュエータ停止手段)と連動部材9とスロットル
開度規制部材13にてフェールセーフ用スロットル開度
調整手段が構成されている。
【0048】図6はアイドル状態におけるアクセル開
度、スロットル開度およびエンジン回転数の推移を示
す。横軸は時間、縦軸は各々の物理量の相対的な変化を
示したものである。アクセルペダル11の開度はアイド
ル状態のため一定である。スロットル弁2の開度はt1
のタイミングまではISC制御を行っているためアクセ
ルペダル11の開度以下で制御されている。t1のタイ
ミングにて異常が検出され、電動モータ6の通電が停止
される。この電動モータ6への通電停止時からスロット
ル開度規制部材13と連動部材9とが接触するまでの期
間T2において、スロットル弁2は上記スロットル開度
規制部材13と連動部材9との間隔L分だけ急激に開
き、エンジン回転数は、一瞬、図中、破線で示すように
上昇し、所定時間T1後に安定する。この期間T1にお
いてドライバーにショックを与える可能性がある。
【0049】これに対し、本実施の形態では、図5のス
テップ205〜208の処理により図6の所定時間T1
に実行される燃料噴射制御または点火制御等のトルク低
減処理によりエンジン回転数は図中実線で示すように、
ほぼ一定に抑えられ、前記ショックを抑えることができ
る。
【0050】このように、この機械式スロットル開度調
整モード(リンプホームモード)に移行する際に、電動
モータ6への通電をカットした瞬間、間隔L相当のエン
ジン回転数上昇があり、最悪、ドライバーへショックを
与えることになる。しかし、エンジン回転の上昇は電動
モータ6への通電をカットしてから所定時間内にエンジ
ンのトルクを抑えるように点火制御、噴射制御を行うこ
とにより抑えられる。
【0051】ここで、トルク低減処理を行う所定期間T
1は、異常検出からスロットル開度規制部材13と連動
部材19とが接触するまでの時間T2より長く設定され
ている。
【0052】又、図3のバックアップ回路26において
は、メインCPU23が正常に機能している場合には、
信号切換スイッチング回路38はメインCPU23から
の点火信号が点火装置32に送られるように切り換えら
れるとともに、信号切換スイッチング回路39はメイン
CPU23からの噴射信号を燃料噴射弁18に送るよう
に切り換えられ、さらに、信号切換スイッチング回路4
0は減量用噴射信号生成回路35からの噴射信号を信号
切換スイッチング回路39に送るように切り換えられて
いる。
【0053】この状態において、ウォッチドグ回路36
にメインCPU23からウォッチドグクリア信号が送ら
れてこなくなると、ウォッチドグ回路36におけるカウ
ント値が所定値以上となり、ウォッチドグ回路36から
異常検出信号が信号切換スイッチング回路38,39、
タイマ回路37、スロットル駆動回路25、メインCP
U23に出力される。スロットル駆動回路25はバック
アップ回路26からの異常検出信号の入力により駆動を
停止する。又、信号切換スイッチング回路38,39は
この異常検出信号により切り換え動作する。タイマ回路
37は異常検出信号により計時動作を開始する。さら
に、メインCPU23は異常検出信号にてリセットされ
る。
【0054】そして、点火信号生成回路33からの点火
信号が信号切換スイッチング回路38を介して点火装置
32に送られ、この点火信号により点火プラグ19によ
る点火が行われる。又、減量用噴射信号生成回路35か
らの走行可能な最低限の燃料量よりも少ない燃料量とな
る噴射信号は、信号切換スイッチング回路40,39を
介して燃料噴射弁18に送られ、この信号により燃料噴
射弁18が駆動される。
【0055】その後、タイマ回路37は予め設定された
時間(図6の所定時間T1)だけ経過した時、信号切換
スイッチング回路40に切り換え信号を出力する。する
と、走行用噴射信号生成回路34による走行可能な最低
限の燃料量となる噴射信号が信号切換スイッチング回路
40,39を介して燃料噴射弁18に送られ、この信号
により燃料噴射弁18が駆動される。
【0056】このように、メインCPU23に異常が発
生した場合にも、点火時期制御と燃料噴射制御が行わ
れ、さらに、異常発生時のエンジン回転数の上昇が抑え
られる。
【0057】この後のスロットル弁2の機械式スロット
ル開度調整モード(リンプホームモード)においては、
図1の連動部材9とスロットル開度規制部材13とが接
触した状態にてアクセルペダル11の操作に伴いスロッ
トル開度規制部材13が移動し、この移動に伴いスロッ
トル弁2の開度が調整される。このようにしてリンプホ
ーム走行(機械式スロットル開度調整モード走行)が行
われる。次に、前記図5のステップ208における燃料
噴射量の減量制御(エンジンの出力トルクの増加抑制)
として、多気筒エンジンの所定気筒への燃料噴射を停止
する燃料噴射間引き制御を行う場合について説明する。
燃料噴射間引き制御は、燃料噴射されている気筒におい
ては理想空燃比に保たれているため、出力トルクを低減
する方法として排気エミッション上好ましいものであ
る。
【0058】エンジン1は8気筒ガソリンエンジンを用
い、各気筒に対応した吸気マニホールドに1本ずつ燃料
噴射弁を持つマルチポイントインジェクションであっ
て、図2におけるメインCPU23のメモリ23aには
図7に示す間引く気筒を示すマップが用意されている。
このマップはエンジンの動力伝達系に配置された変速機
(マニュアルタイプ)におけるギヤ位置により、間引き
を行う対象となる気筒を決定するためのものである。図
7に示すマップにおいて、ギヤ位置が「1速」又は「リ
バース」のときの間引き気筒は、噴射順序にして、第
1,3,5,7番目の気筒であり、ギヤ位置が「2速」
のときの間引き気筒は、噴射順序にして、第1,3,6
番目の気筒であり、ギヤ位置が「3速」のときの間引き
気筒は、噴射順序にして、第1,5番目の気筒であり、
ギヤ位置が「4,5速」のときの間引き気筒は、噴射順
序にして、第1番目の気筒である。
【0059】又、メインCPU23は図2に示すように
ギヤポジションセンサ42からの信号を入力して同セン
サ42からの信号により変速機(マニュアルタイプ)に
おけるギヤ位置を検知する。
【0060】そして、メインCPU23は図8の処理を
実行する。まず、メインCPU23はステップ301で
ギヤ位置が「1速」又は「リバース」であるか否か判定
し、「1速」又は「リバース」であるとステップ302
で図7のマップを用いて第1,3,5,7番目の気筒を
間引き対象気筒として設定する。そして、メインCPU
23は異常検出後の第1,3,5,7番目の気筒におけ
る燃料噴射を行わせない。つまり、該当する気筒におけ
る燃料噴射量として強制的に「0」を設定し、燃料噴射
タイミングとなっても第1,3,5,7番目の気筒にお
ける燃料噴射弁18からは燃料を噴射させない。その様
子を図9に示す。図9からも分かるように、t10のタ
イミングにてスロットル異常が発生した場合においてギ
ヤ位置が「1速」又は「リバース」であると、異常検出
後において最初の噴射気筒である第4気筒からは燃料を
噴射させず、次の第3気筒(2番目の気筒)からは燃料
を噴射させ、次の第6気筒(3番目の気筒)からは燃料
を噴射させず、次の第5気筒(4番目の気筒)からは燃
料を噴射させ、次の第7気筒(5番目の気筒)からは燃
料を噴射させず、次の第2気筒(6番目の気筒)からは
燃料を噴射させ、次の第1気筒(7番目の気筒)からは
燃料を噴射させない。
【0061】又、メインCPU23はステップ301に
おいてギヤ位置が「1速」又は「リバース」でないとス
テップ303でギヤ位置が「2速」であるか否か判定
し、「2速」であるとステップ304で図7のマップを
用いて第1,3,6番目の気筒を間引き対象気筒として
設定する。そして、メインCPU23は異常検出後の第
1,3,6番目の気筒における燃料噴射を行わせない。
【0062】又、メインCPU23はステップ303に
おいてギヤ位置が「2速」でないとステップ305でギ
ヤ位置が「3速」であるか否か判定し、「3速」である
とステップ306で図7のマップを用いて第1,5番目
の気筒を間引き対象気筒として設定する。そして、メイ
ンCPU23は異常検出後の第1,5番目の気筒におけ
る燃料噴射を行わせない。
【0063】又、メインCPU23はステップ305に
おいてギヤ位置が「3速」でないとギヤ位置が「4速」
または「5速」であるとしてステップ307で図7のマ
ップを用いて第1番目の気筒を間引き対象気筒として設
定する。そして、メインCPU23は異常検出後の第1
番目の気筒における燃料噴射を行わせない。
【0064】このような処理を行うことにより、図6の
所定時間T1(例えば200ms)にわたるトルク低減
処理として、低速ギヤほど間引きの気筒数も多くし低速
ギヤほど走り出すトルクが大きくなることに対処してい
る。つまり、ギヤ比が大きい方がトルクが大きいため間
引く気筒数を大きくしている。
【0065】このような間引き制御の他の例を次に示
す。これは、スロットル異常直後に、図13に示すよう
に、ギヤ位置から決まる気筒数の間引きを行い、徐々に
間引き気筒数を減少させ通常噴射制御に戻すものであ
る。
【0066】メインCPU23は図10〜12の処理を
実行する。まず、メインCPU23は図10のステップ
401でギヤ位置が「1速」又は「リバース」であるか
否か判定し、「1速」又は「リバース」であるとステッ
プ402で所定時間T(図6における所定時間T1に相
当)の1/4の時間が経過したか否か判定し、経過して
いないと、ステップ403において図7のマップを用い
て噴射気筒順序にして第1,3,5,7番目の気筒を間
引き対象気筒として設定し、異常検出後の第1,3,
5,7番目の気筒における燃料噴射を行わせない。つま
り、該当する気筒における燃料噴射量として強制的に
「0」を設定し、燃料噴射タイミングとなっても第1,
3,5,7番目の気筒における燃料噴射弁18からは燃
料を噴射させない。
【0067】又、メインCPU23はステップ402に
おいてT/4が経過すると、ステップ404で所定時間
T(図6のT1に相当)の1/2の時間が経過したか否
か判定し、経過していないと、ステップ405において
第1,3,6番目の気筒を間引き対象気筒として設定す
る(図7の第2のパターン)。そして、メインCPU2
3は異常検出後の第1,3,6番目の気筒における燃料
噴射を行わせない。
【0068】又、メインCPU23はステップ404に
おいてT/2の時間が経過すると、ステップ406で所
定時間T(図6のT1に相当)の3/4の時間が経過し
たか否か判定し、経過していないと、ステップ407で
第1,5番目の気筒を間引き対象気筒として設定する
(図7の第3のパターン)。そして、メインCPU23
は異常検出後の第1,5番目の気筒における燃料噴射を
行わせない。
【0069】又、メインCPU23はステップ406に
おいて3/4・Tの時間が経過すると、ステップ408
で第1番目の気筒を間引き対象気筒として設定する(図
7の第4のパターン)。そして、メインCPU23は異
常検出後の第1番目の気筒における燃料噴射を行わせな
い。
【0070】又、メインCPU23はステップ401に
おいて「1速」又は「リバース」でないと、図11のス
テップ409に移行して、ギヤ位置が「2速」か否か判
断し、「2速」であると、ステップ410で所定時間T
(図6のT1に相当)の1/3の時間が経過したか否か
判定し、経過していないと、ステップ411において第
1,3,6番目の気筒を間引き対象気筒として設定する
(図7の第2のパターン)。そして、メインCPU23
は異常検出後の第1,3,6番目の気筒における燃料噴
射を行わせない。
【0071】又、メインCPU23はステップ410に
おいてT/3の時間が経過すると、ステップ412で所
定時間T(図6のT1に相当)の2/3の時間が経過し
たか否か判定し、経過していないと、ステップ413で
第1,5番目の気筒を間引き対象気筒として設定する
(図7の第3のパターン)。そして、メインCPU23
は異常検出後の第1,5番目の気筒における燃料噴射を
行わせない。
【0072】又、メインCPU23はステップ412に
おいて2/3・Tの時間が経過すると、ステップ414
で第1番目の気筒を間引き対象気筒として設定する(図
7の第4のパターン)。そして、メインCPU23は異
常検出後の第1番目の気筒における燃料噴射を行わせな
い。
【0073】又、メインCPU23はステップ409に
おいて「2速」でないと、図12のステップ415に移
行して、キヤ位置が「3速」か否か判断し、「3速」で
あると、ステップ416で所定時間T(図6のT1に相
当)の1/2の時間が経過したか否か判定し、経過して
いないと、ステップ417において第1,5番目の気筒
を間引き対象気筒として設定する(図7の第3のパター
ン)。そして、メインCPU23は異常検出後の第1,
5番目の気筒における燃料噴射を行わせない。
【0074】又、メインCPU23はステップ416に
おいてT/2の時間が経過すると、ステップ418で第
1番目の気筒を間引き対象気筒として設定する(図7の
第4のパターン)。そして、メインCPU23は異常検
出後の第1番目の気筒における燃料噴射を行わせない。
【0075】又、メインCPU23はステップ415に
おいてギヤ位置が「3速」でないとギヤ位置が「4速」
または「5速」であるとしてステップ419で図7のマ
ップを用いて第1番目の気筒を間引き対象気筒として設
定する。そして、メインCPU23は異常検出後の第1
番目の気筒における燃料噴射を行わせない。
【0076】このような処理を行うことにより、図13
に示すように、図6の所定時間T1にわたるトルク低減
処理として、間引く気筒数を徐々に減らすことにより
(具体的には、図7のパターンを切り換えることによ
り、間引き制御から通常噴射制御へスムーズに移行させ
ることができる。
【0077】このように本実施の形態では、メインCP
U23は、図5のステップ201〜203によりスロッ
トル開度制御系(具体的にはアクセルセンサ17と電動
モータ6とスロットル制御CPU24)の異常の有無を
判定し、異常検出時において、電動モータ6の駆動が停
止してからスロットル開度規制部材13と連動部材9と
が接触するまでの開弁動作に起因するエンジン1の出力
トルクの増加を抑制すべくエンジンへの燃料噴射量と点
火時期とを制御する。よって、異常発生時において、電
動モータ6の駆動が停止してからスロットル開度規制部
材13と連動部材9とが接触するまでの開弁動作に起因
するエンジン1の出力トルクの増加が抑制され、エンジ
ン回転数の噴き上げが防止でき、電子式のスロットル開
度調整モードから機械式のスロットル開度調整モード
(フェールセーフモード)に円滑に移行される。その結
果、走行時のショックが低減される。又、特開平5−3
06636号公報に示されているように、異常検出時に
モータを緩やかに駆動して緩やかに連動部材をスロット
ル弁開度規制部材に接触させる構成ではスロットル開度
制御系(装置)単体で構成されているためモータ等のス
ロットル開度制御系(装置)自体に異常が発生した場合
にはモータを駆動することができず円滑に機械式スロッ
トル開度調整モードに移行させることができなかった
が、本実施の形態ではスロットル開度制御系(装置)と
は切り離した別系統の制御系(装置)を設けているの
で、電動モータ6やスロットル制御CPU24等に異常
が発生しても、円滑に機械式スロットル開度調整モード
に移行させることができる。このように、スロットル開
度制御系(装置)に加え、車両に搭載されている燃料噴
射弁(インジェクタ)、イグナイタ等の各種アクチュエ
ータにより、スロットル開度制御系(装置)に異常が発
生した時にも機械式スロットル開度調整モードへ円滑に
移行させることができる。
【0078】又、メインCPU23は、異常検出から所
定期間が経過するまでの間、出力トルクの増加を抑制す
る動作を行う。よって、簡単な構成にて出力トルクの増
加抑制動作を終了させることができる。又、エンジンを
車両に搭載した場合において、異常発生から所定時間、
出力トルクの増加を抑えることにより、車両挙動の変化
を抑制するとともに早期タイミングで機械式スロットル
開度調整モードに適したエンジンの駆動に移行すること
ができる。
【0079】さらに、異常検出手段、出力トルク制御手
段としてのメインCPU23の異常をバックアップ回路
26にて検出して、異常検出時にはバックアップ回路2
6が電動モータ6の駆動を停止するとともに、点火信
号、減量噴射信号、走行用噴射信号を生成して燃料噴射
および点火時期制御を行うようにした。よって、メイン
CPU23に異常が発生して同メインCPU23におい
てスロットル開度制御系の異常の検出、燃料噴射制御・
点火時期制御を行うことができない場合にも、燃料噴射
制御・点火時期制御を続行することができるとともにモ
ータ停止によるエンジン回転数の上昇を抑制することが
できる。その結果、メインCPU23に異常が発生した
場合にもトルク変動を抑制しつつ機械式スロットル開度
調整モードに移行できる。
【0080】又、メインCPU23は、エンジンの出力
トルクの増加抑制として、図8にて示すように多気筒エ
ンジンの所定気筒への燃料噴射を停止する燃料噴射間引
き制御を行うので、エミッションを悪化させることなく
エンジンの出力トルクの増加抑制を行うことができる。
つまり、スロットル開度に基づき目標空燃比(通常制御
では理想空燃比(A/F=14.7)、リーンバーン制
御の場合には目標空燃比)近傍となるように決定されて
いる燃料噴射量を変更しないため、エミッションを悪化
させることなくエンジンの出力トルクの増加抑制を行う
ことができる。
【0081】さらに、メインCPU23は、図8にて示
すように、エンジンの動力伝達系に配置された変速機に
おけるギヤ位置により、間引きを行う気筒数を決定する
ので、変速機におけるギヤ位置によって変速機の出力側
でのトルクが異なるが、これを反映した出力トルクの増
加抑制を行うことができる。より詳しくは、メインCP
U23は、図7に示すマップに従って低速ギヤほど間引
きを行う気筒数を多くするので、低速ギヤほど変速機の
出力側でのトルクが大きくなるが、これを反映した出力
トルクの増加抑制を行うことができる。
【0082】又、メインCPU23は、例えば、図10
のステップ402〜408の処理のように、燃料噴射間
引き制御から通常の燃料噴射制御への移行の際に間引く
気筒数を徐々に減らすので、燃料噴射間引き制御から通
常の燃料噴射制御へスムーズに移行することができる。
【0083】さらに、メインCPU23は、間引き対象
となる気筒を、全気筒のうちの燃焼順にならべた各気筒
に対し、均等化するので、エンジン1サイクル中におい
て回転変動を極力減らし円滑なるエンジン制御を行うこ
とができる。つまり、図7のマップにおいて明らかなよ
うに、4気筒の間引きであれば、異常検出後の第1,
3,5,7番目の気筒とし、3気筒の間引きであれば、
同じく第1,3,6番目の気筒とし、2気筒の間引きで
あれば、第1,5番目の気筒とすることにより、連続し
た間引きとすることが回避できる。
【0084】さらには、メインCPU23は、図10に
おいてステップ402,404,406の処理のように
所定時間Tを等間隔で分割した各境界において気筒数を
「1」ずつ減らすようにしている。つまり、等しい周期
で、間引く気筒数を徐々に減らす。従って、等しい間隔
(期間)毎に気筒数が徐々に減り、燃料噴射間引き制御
から通常の燃料噴射制御に、よりスムーズに移行するこ
とができる。
【0085】又、メインCPU23(出力トルク制御手
段)は、走行状態(ギヤ位置)に応じて燃料噴射間引き
制御における間引き気筒数を設定する。よって、同一の
気筒数を間引いた場合においても車両走行状態により車
両の挙動が異なるが、異常検出時または異常検出前後の
車両走行状態に適したトルク増加抑制制御を行うことが
でき、車両への影響を減らすことが可能となる。ここ
で、異常検出前後の車両走行状態の監視について言及し
ておくと、メインCPU23は走行状態(ギヤ位置)を
常時検出しておりその検出結果をメモリに記憶してお
き、異常検出前の状態あるいは異常検出後の状態を監視
し、このメモリのデータをトルク増加抑制制御に反映さ
せる。
【0086】つまり、変速機のギヤ位置を、車両走行状
態を見る上での検出要素として、メインCPU23(出
力トルク制御手段)は、この走行状態(ギヤ位置)に応
じたトルク増加抑制処理を実行する。よって、同一のト
ルク増加抑制制御を行った場合でも車両走行状態により
車両の挙動が異なるが、異常検出時または異常検出前後
の車両走行状態に適したトルク増加抑制制御を行うこと
ができる。
【0087】尚、本実施の形態では、車両における走行
状態に対応する検出要素として変速機のギヤ位置を用い
たが、変速機のギヤ位置の代わりに、車両速度やアクセ
ル開度等を用いてもよく、車両速度の大小や車両の加減
速度の大小等により、燃料の減量割合や点火時期の調整
量を変更する。つまり、車両速度が大きいほどトルク抑
制度合い(間引き気筒数)を減らすようにする。又、車
両の走行状態に対応する検出要素として、ギヤ位置と車
両速度とアクセル開度のうちの「2」または「3」を用
いて出力トルクの増加抑制に反映させるようにしてもよ
い。
【0088】この発明の他の態様として以下のように実
施してもよい。 (1)上記実施の形態では、異常を検出してから所定時
間、エンジンの出力トルクの増加を抑制する動作を行っ
たが、図2において二点鎖線で示すように、スロットル
開度規制部材13と連動部材9との接触を検出する接触
検出手段としてのリミットスイッチ41を設け、メイン
CPU23はスロットル開度規制部材13と連動部材9
とが接触したことを検出した時(図6においてはt2の
タイミング)から出力トルクの増加を抑制する動作を開
始するようにしてもよい。このような構成を採用する
と、エンジンの仕様やスロットル弁2の開弁方向への付
勢力の大きさ等により、好適なタイミングにて出力トル
ク増加抑制を開始させることが可能となる又、この場合
において、導電性材料よりなるスロットル開度規制部材
13と導電性材料よりなる連動部材9との接触による両
部材間に流れる電流にて接触を検出するようにすると、
構成が簡単な接触検出手段とすることができる。 (2)上記実施の形態におけるメインCPU23による
異常検出に伴う電子式のスロットル開度調整モードから
機械式のスロットル開度調整モードへの移行の際に、燃
料噴射量の減量制御と遅角点火時期制御とを行ったが、
いずれか一方のみを行ってもよい。 (3)上記実施の形態におけるバックアップ回路26に
よる機械式スロットル開度調整モードへの移行の際に、
減量制御のみを行ったが、遅角点火時期制御のみを行っ
たり、あるいは、減量制御と遅角点火時期制御とを行っ
てもよい。 (4)アクセル操作部材としてのアクセルペダル11の
代わりにアクセルレバーを用いる場合にも適用できる。 (5)スロットルアクチュエータとしての電動モータ6
の代わりに油圧モータ等の他のアクチュエータを用いて
もよい。 (6)上記実施の形態では、図5のステップ203にお
いて目標スロットル開度と実際のスロットル開度が不一
致の場合に異常であると判断したが、スロットル制御C
PU24、電動モータ6、アクセルセンサ17のそれぞ
れの異常を個々に検出するようにし、いずれか1つに異
常が発生した場合に電動モータ6の駆動を停止して機械
式スロットル開度調整モードに移行させるようにしても
よい。要は、アクセルセンサ17と電動モータ6とスロ
ットル制御CPU24(スロットル開度制御手段)との
少なくともいずれか1つの異常によりフェールセーフモ
ードに移行できればよい。 (7)異常検出するために、図2のスロットル制御CP
U24とメインCPU23とを通信ラインL1にて接続
してデータ通信できるようにし、スロットル制御CPU
24による図4のスロットル開度演算処理結果をメイン
CPU23に送り、メインCPU23において図5のス
テップ201でのスロットル開度演算処理結果と比較
し、両者が一致しなければ、スロットル制御CPU24
に異常が発生したとして機械式スロットル開度調整モー
ドに移行するようにしてもよい。このように異常検出手
段としてのメインCPU23は、アクセルセンサ17に
よるアクセル開度に応じたスロットル弁の開度を演算
し、この演算結果とスロットル制御CPU24によるス
ロットル弁の開度とを比較しその比較結果によりスロッ
トル開度制御系の異常を検出するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるエンジン制御装置の全体構
成図。
【図2】エンジン制御用ECUの電気的構成図。
【図3】バックアップ回路の電気的構成図。
【図4】作用を説明するためのフローチャート。
【図5】作用を説明するためのフローチャート。
【図6】作用を説明するためのタイミングチャート。
【図7】ギヤ位置に応じた間引き気筒を示すマップ。
【図8】作用を説明するためのフローチャート。
【図9】作用を説明するためのタイミングチャート。
【図10】作用を説明するためのフローチャート。
【図11】作用を説明するためのフローチャート。
【図12】作用を説明するためのフローチャート。
【図13】作用を説明するためのタイミングチャート。
【符号の説明】
1…エンジン、2…スロットル弁、3…吸気管、6…電
動モータ、9…連動部材、11…アクセルペダル、13
…スロットル開度規制部材、17…アクセルセンサ、2
3…メインCPU、24…スロットル制御CPU、26
…バックアップ回路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 11/10 F02D 11/10 D 17/00 17/00 B 45/00 364 45/00 364J F02P 5/15 F02P 5/15 L

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気管に設けられ、開弁側に
    付勢されたスロットル弁と、 アクセル操作部材の操作量を検出するアクセルセンサ
    と、 前記スロットル弁の開度を調整するスロットルアクチュ
    エータと、 前記スロットルアクチュエータを駆動して前記アクセル
    センサによる前記アクセル操作部材の操作量に応じた前
    記スロットル弁の開度に制御するスロットル開度制御手
    段と、 前記アクセルセンサと前記スロットルアクチュエータと
    前記スロットル開度制御手段との少なくともいずれか1
    つの異常を検出する異常検出手段と、 前記異常検出手段による異常検出時には前記スロットル
    アクチュエータの駆動を停止するアクチュエータ停止手
    段と、 前記スロットル弁に連動して移動する連動部材と、 前記アクセル操作部材と機械的に連結され、アクセル操
    作部材の操作量に応じた位置に移動し、前記異常検出時
    において前記スロットルアクチュエータの駆動が停止し
    た際に、前記連動部材と接触してそれ以上のスロットル
    弁の開弁側への動作を規制するとともに前記連動部材と
    接触した状態にて前記アクセル部材の操作量に応じたス
    ロットル弁の開度に調整するスロットル開度規制部材
    と、 前記異常検出手段による異常検出時において、前記スロ
    ットルアクチュエータの駆動が停止してから前記スロッ
    トル開度規制部材と前記連動部材とが接触するまでの開
    弁動作に起因するエンジンの出力トルクの増加を抑制す
    べくエンジンへの燃料噴射量および点火時期の少なくと
    もいずれか一方を制御する出力トルク制御手段とを備え
    たことを特徴とするエンジン制御装置。
  2. 【請求項2】 前記出力トルク制御手段は、前記エンジ
    ンを搭載した車両における走行状態に応じたトルク増加
    抑制処理を実行するものである請求項1に記載のエンジ
    ン制御装置。
  3. 【請求項3】 前記連動部材に対し前記スロットル開度
    規制部材が所定の間隔を隔てて配置され、異常検出時に
    前記スロットルアクチュエータの駆動の停止により前記
    スロットル開度規制部材と連動部材とが接触する請求項
    1に記載のエンジン制御装置。
  4. 【請求項4】 前記出力トルク制御手段は、異常検出か
    ら所定期間が経過するまでの間、出力トルクの増加を抑
    制する動作を行う請求項1に記載のエンジン制御装置。
  5. 【請求項5】 前記異常検出手段は、前記アクセルセン
    サによる前記アクセル操作部材の操作量に応じた前記ス
    ロットル弁の開度を演算し、当該演算結果と前記スロッ
    トル開度制御手段による前記スロットル弁の開度の演算
    結果とを比較し、その比較により前記異常を検出するも
    のである請求項1に記載のエンジン制御装置。
  6. 【請求項6】 前記スロットル弁の開度を検出するスロ
    ットル開度センサを備え、前記異常検出手段は、前記ア
    クセルセンサによる前記アクセル操作部材の操作量に応
    じた前記スロットル弁の開度を演算し、当該演算による
    スロットル弁の開度と前記スロットル開度センサによる
    前記スロットル弁とを比較し、その比較により前記異常
    を検出するものである請求項1に記載のエンジン制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記所定期間は、異常検出から前記スロ
    ットル開度規制部材と前記連動部材とが接触するまでの
    時間より長く設定されている請求項4に記載のエンジン
    制御装置。
  8. 【請求項8】 前記スロットル開度規制部材と前記連動
    部材とが接触したことを検出する接触検出手段を備え、
    前記出力トルク制御手段は、前記接触検出手段にてスロ
    ットル開度規制部材と連動部材とが接触したことを検出
    した時から出力トルクの増加を抑制する動作を開始する
    請求項1に記載のエンジン制御装置。
  9. 【請求項9】 前記接触検出手段は、導電性材料よりな
    るスロットル開度規制部材と導電性材料よりなる連動部
    材との接触による両部材間に流れる電流にて接触を検出
    するものである請求項8に記載のエンジン制御装置。
  10. 【請求項10】 前記異常検出手段または前記出力トル
    ク制御手段の少なくともいずれか一方の異常検出時には
    スロットルアクチュエータの駆動を停止するとともに、
    スロットルアクチュエータの駆動が停止してから前記ス
    ロットル開度規制部材と前記連動部材とが接触するまで
    の開弁動作に起因するエンジンの出力トルクの増加を抑
    制すべくエンジンへの燃料噴射量または点火時期の少な
    くともいずれか一方を制御するバックアップ手段を備え
    た請求項1に記載のエンジン制御装置。
  11. 【請求項11】 前記バックアップ手段は、所定周期毎
    に前記異常検出手段および前記出力トルク制御手段の少
    なくともいずれか一方から出力されるパルス信号に基づ
    いて前記異常検出手段および前記出力トルク制御手段の
    少なくともいずれか一方の異常検出を行うものである請
    求項10に記載のエンジン制御装置。
  12. 【請求項12】 前記出力トルク制御手段は、エンジン
    の出力トルクの増加抑制として、多気筒エンジンの所定
    気筒への燃料噴射を停止する燃料噴射間引き制御を行う
    ものである請求項1に記載のエンジン制御装置。
  13. 【請求項13】 前記出力トルク制御手段は、前記エン
    ジンを搭載した車両における走行状態に応じて燃料噴射
    間引き制御における間引き気筒数を設定するものである
    請求項12に記載のエンジン制御装置。
  14. 【請求項14】 前記走行状態に対応する検出要素とし
    て、エンジンの動力伝達系に配置された変速機における
    ギヤ位置、車両速度、アクセル開度のうちの少なくとも
    いずれか1つを用いた請求項13に記載のエンジン制御
    装置。
  15. 【請求項15】 前記出力トルク制御手段は、低速ギヤ
    ほど前記間引きを行う気筒数を多くするものである請求
    項14に記載のエンジン制御装置。
  16. 【請求項16】 前記出力トルク制御手段は、前記燃料
    噴射間引き制御から通常の燃料噴射制御への移行の際に
    間引く気筒数を徐々に減らすものである請求項12に記
    載のエンジン制御装置。
  17. 【請求項17】 前記出力トルク制御手段は、前記間引
    き対象となる気筒を、全気筒のうちの燃焼順にならべた
    各気筒に対し、均等化した請求項12に記載のエンジン
    制御装置。
  18. 【請求項18】 前記出力トルク制御手段は、等しい周
    期で、間引く気筒数を徐々に減らすようにした請求項1
    6に記載のエンジン制御装置。
  19. 【請求項19】 エンジンの吸気管に設けられ、開弁側
    に付勢されたスロットル弁と、 アクセル操作部材の操作量を検出するアクセルセンサ
    と、 前記スロットル弁の開度を調整するスロットルアクチュ
    エータと、 前記スロットルアクチュエータを駆動して前記アクセル
    センサによる前記アクセル操作部材の操作量に応じた前
    記スロットル弁の開度に制御するスロットル開度制御手
    段と、 前記アクセルセンサと前記スロットルアクチュエータと
    前記スロットル開度制御手段との少なくともいずれか1
    つの異常を検出する異常検出手段と、 前記異常検出手段による異常検出時において、前記アク
    セルセンサと前記スロットルアクチュエータと前記スロ
    ットル開度制御手段とによるスロットル制御系によらず
    に前記アクセル操作部材の操作量に応じて前記スロット
    ル弁の開度を調整するフェールセーフ用スロットル開度
    調整手段と、 前記異常検出時での前記フェールセーフ用スロットル開
    度調整手段によるスロットル開度調整動作に移行させる
    際に前記エンジンの出力トルクの変動を抑制すべくエン
    ジンの燃焼を制御する燃焼制御手段とを備えたことを特
    徴とするエンジン制御装置。
  20. 【請求項20】 前記燃焼制御手段は、前記異常検出か
    ら所定期間が経過するまでの間、出力トルクの変動を抑
    制する動作を行う請求項19に記載のエンジン制御装
    置。
  21. 【請求項21】 前記所定期間は、前記フェールセーフ
    用スロットル開度調整手段によるスロットル開度調整動
    作に移行させる期間より長く設定されている請求項20
    に記載のエンジン制御装置。
  22. 【請求項22】 前記燃焼制御手段は、燃料噴射量の制
    御によりエンジンの燃焼を制御する請求項19に記載の
    エンジン制御装置。
  23. 【請求項23】 前記燃焼制御手段は、燃料噴射量の減
    少および停止の少なくともいずれか1つを実行する請求
    項22に記載のエンジン制御装置。
  24. 【請求項24】 前記フェールセーフ用スロットル開度
    調整手段は、前記異常検出手段による異常検出時には前
    記スロットルアクチュエータの駆動を停止するアクチュ
    エータ停止手段と、 前記スロットル弁に連動して移動する連動部材と、 前記アクセル操作部材と機械的に連結され、アクセル操
    作部材の操作量に応じた位置に移動し、前記異常検出時
    において前記スロットルアクチュエータの駆動が停止し
    た際に、前記連動部材と接触してそれ以上のスロットル
    弁の開弁側への動作を規制するとともに前記連動部材と
    接触した状態にて前記アクセル部材の操作量に応じたス
    ロットル弁の開度に調整するスロットル開度規制部材と
    を備える請求項19に記載のエンジン制御装置。
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