JPH08257874A - Nc加工用プログラムの修正方法 - Google Patents

Nc加工用プログラムの修正方法

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JPH08257874A
JPH08257874A JP6324695A JP6324695A JPH08257874A JP H08257874 A JPH08257874 A JP H08257874A JP 6324695 A JP6324695 A JP 6324695A JP 6324695 A JP6324695 A JP 6324695A JP H08257874 A JPH08257874 A JP H08257874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machining
workpiece
program
dimension
machining program
Prior art date
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Pending
Application number
JP6324695A
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English (en)
Inventor
Yuji Matsumoto
祐司 松本
Hideaki Tashiro
秀昭 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 既に作成されているNC加工用プログラムに
対し、距離測定器により被加工物の外形寸法の測定を行
い、この測定寸法が上記プログラムに記述された加工寸
法より小さい場合に、その寸法差に応じた距離だけ加工
開始点を、被加工物側に近付けるように、上記プログラ
ムを修正する方法である。 【効果】 被加工物の想定寸法よりも実測寸法の方が小
さい場合、その寸法差に応じた距離だけ加工開始点を被
加工物側に近付けるように、加工用プログラムを修正す
るため、エアカットを極力少なくすることができ、した
がって加工能率を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NC加工用プログラム
の修正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、機械加工に、多くのNC工作機械
が使用されており、このNC工作機械は、プログラムに
より制御され、被加工物の加工寸法が予めプログラムに
書き込まれている。
【0003】ところで、被加工物が鋳造品または鍛造品
である場合、被加工物の外形寸法にばらつきが生じてい
るため、従来、予測される最大寸法を想定して、加工用
プログラムが作成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の加工用プロ
グラムにおいては、切削シミュレーションなどによりエ
アカット(切削が行われているが、実際には、まだ被加
工物に接触していない状態)が最小となるようにされて
いるが、被加工物の外形寸法が、想定された寸法よりも
小さい場合には、エアカットを避けることができず、し
たがってどうしても加工能率が低下するという問題があ
った。
【0005】そこで、本発明は上記問題を解消し得るN
C加工用プログラムの修正方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のNC加工用プログラムの修正方法は、既に
作成されているNC加工用プログラムに対し、被加工物
の外形寸法の測定を行い、この測定寸法が上記プログラ
ムに記述された加工寸法より小さい場合に、その寸法差
に応じた距離だけ加工開始点を、被加工物側に近付ける
ように、上記プログラムを修正する方法である。
【0007】
【作用】上記の構成によると、被加工物の想定寸法より
も実測寸法の方が小さい場合、その寸法差に応じた距離
だけ加工開始点を被測定物側に近付けるように、加工用
プログラムを修正するため、エアカットを極力少なくす
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明のプログラムの修正方法の一実
施例を図1〜図3に基づき説明する。
【0009】図1において、1はNC工作機械で、支持
台2の一端側には、被加工物Aを取付治具3を介して保
持する保持装置4が配置されるとともに、支持台2の他
端側には、先端に加工具5が取り付けられたスピンドル
6、このスピンドル6を回転させるモータおよびATC
7などを具備した加工装置8が配置されている。
【0010】上記加工装置8において、加工具5すなわ
ちスピンドル6が、上下方向(X軸方向)、左右方向
(Y軸方向)および前後方向(Z軸方向)に移動し得る
ようにされている。
【0011】そして、このNC工作機械1の数値制御部
には、被加工物Aを所定の形状に加工(例えば穴あけ)
するために、加工具5を三軸方向(X軸,Y軸,Z軸方
向)に移動(制御)させる加工用プログラムが記憶され
ている。
【0012】この加工用プログラムにおいては、被加工
物Aの想定される外形寸法に基づき、エアカットをでき
るだけ少なくするように、加工開始位置(例えば、R点
位置)が決定されている。
【0013】ところで、上記加工用プログラムでは、被
加工物Aの想定寸法に基づいて、加工開始位置が決定さ
れているため、例えば被加工物Aが鋳造品、鍛造品であ
る場合には、その想定寸法よりも小さくなることが多
く、このため、どうしても、エアカットが大きくなつて
しまう。
【0014】そこで、この加工用プログラムに修正が施
される。以下、加工用プログラムの修正方法について説
明する。すなわち、図2に示すように、実際の被加工物
Aを保持装置4により保持させておき、加工具の替わり
に、距離測定器11を加工装置8側のスピンドル6に取
り付け、被加工物Aまでの距離、すなわち加工に関係す
る実際の外形寸法を測定する。
【0015】そして、この外形寸法と加工用プログラム
に組み込まれた想定寸法とを比較し、寸法差がある場合
には、この寸法差に応じて加工開始位置が被測定物A側
に近づくように修正され、この修正された加工用プログ
ラムが使用される。すなわち、エアカットが極力少なく
なる。
【0016】なお、上記寸法差を解消する際に、不要な
箇所が生じた場合には、加工用プログラムから削除され
る。ここで、より具体的な修正手順を、図3のフローチ
ャートに基づき説明する。
【0017】まず、加工具5をスピンドル6から取り外
し、距離測定器(例えば、超音波距離計、レーザ光距離
計などなど使用される)11を取り付ける。次に、スピ
ンドル6をX軸,Y軸方向に所定間隔(例えば、5mmピ
ッチ)ごとに移動させ、それぞれの位置でZ軸方向にお
ける距離、すなわち被加工物Aまでの距離を測定する。
【0018】測定が終了すると、この測定値をNC加工
用プログラムにおけるX軸,Y軸,Z軸上への展開処理
を行った後、予め想定された被加工物に対応する各座標
と比較する。
【0019】この比較した結果に基づき、加工用プログ
ラムの修正を行った後、数値制御部に修正プログラムが
転送され、そして加工が開始される。例えば、図2の仮
想線にて示すように、被加工物Aの所定位置からの想定
寸法がZ軸方向で210mmであるが、実際の測定寸法で
は、200mmであった場合には、このZ軸方向での修正
が行われる。
【0020】実際に、上記の修正方法を採用した場合、
例えば加工時間が163分かかったものが、被測定物の
測定時間を含めても約145分程度となり、約10%の
加工時間の削減となった。
【0021】例えば、外形の加工に他に、上述したよう
に、穴あけ加工などの固定サイクルにおいても、切削加
工開始位置(R点)を、被加工物寄り位置に修正するこ
とができる。
【0022】ところで、上記実施例においては、被加工
物を測定するのに、加工具の替わりに、スピンドルに距
離測定器を取り付けるようにしたが、例えばCCDなど
を使用して画像処理により、被加工物までの距離または
外形寸法を測定するようにしてもよい。
【0023】なお、このNC加工用プログラムの修正方
法を、例えば溶接ロボット装置などにも適用することが
できる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明のプログラムの修正
方法によると、被加工物の想定寸法よりも実測寸法の方
が小さい場合、その寸法差に応じた距離だけ加工開始点
を被加工物側に近付けるように、加工用プログラムを修
正するため、エアカットを極力少なくすることができ、
したがって加工能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に使用されるNC工作機械の
概略側面図である。
【図2】同実施例のNC工作機械における被測定物の測
定状態を示す側面図である。
【図3】同実施例におけるNC加工用プログラムの修正
方法を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
A 被加工物 1 工作機械 3 取付治具 4 保持装置 5 加工具 6 スピンドル 8 加工装置 11 距離測定器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既に作成されているNC加工用プログラム
    に対し、被加工物の外形寸法の測定を行い、この測定寸
    法が上記プログラムに記述された加工寸法より小さい場
    合に、その寸法差に応じた距離だけ加工開始点を、被加
    工物側に近付けるように、上記プログラムを修正するこ
    とを特徴とするNC加工用プログラムの修正方法。
JP6324695A 1995-03-23 1995-03-23 Nc加工用プログラムの修正方法 Pending JPH08257874A (ja)

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