JP2002304203A - Nc工作機械および加工方法 - Google Patents

Nc工作機械および加工方法

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JP2002304203A
JP2002304203A JP2001109106A JP2001109106A JP2002304203A JP 2002304203 A JP2002304203 A JP 2002304203A JP 2001109106 A JP2001109106 A JP 2001109106A JP 2001109106 A JP2001109106 A JP 2001109106A JP 2002304203 A JP2002304203 A JP 2002304203A
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machining
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Katsuhiko Takei
勝彦 武井
Tatsuya Kuki
達也 久木
Yasutoku Masumiya
泰徳 増宮
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Makino Milling Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに直交する3軸の直線送り軸と、少なく
とも1つの回転送り軸とを有するNC工作機械におい
て、回転送り軸の最適な割出角度およびそれに適合した
工具経路を自動生成する。 【解決手段】 加工形状情報12、素材情報14、工具
情報16および機械情報18に基づき回転送り軸のため
の割出角度事例を作成し、割出角度事例による加工を数
値化して加工経済性を評価することにより、最適な割出
角度を演算し、この割出角度に基づき、最大同時3軸の
直線送り軸制御によりワークを加工するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリテーブ
ル、傾斜テーブル、インデックステーブル、チルティン
グ主軸等を有するマシニングセンタやパラレルリンク機
構でなるマシニングセンタのようにX、Y、Z軸の直線
送り軸に加えてA、B、C軸の回転送り軸の少なくとも
1つの回転送り軸を有するNC工作機械およびそのNC
工作機械を用いた加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金型などの凹部や凸部のある曲面を加工
するために、近時、X、Y、Z軸の直線送り軸に加えて
A、B、C軸の回転送り軸の少なくとも1つの回転送り
軸を有するNC工作機械が用いられるようになってい
る。これは、X、Y、Z軸の直線送り軸しか備えない3
軸NC工作機械による加工に比較して、ワークの段取り
替えをすることなく、様々な形状のワークが加工可能で
あるばかりではなく、回転送り軸を用いて主軸の軸方向
を変化させたり、ワークの傾斜を変えることによりワー
クと工具の相対位置、方位を変更して、ワークと工具お
よび工具ホルダとの干渉を回避しつつ、工具の突き出し
を短くすることができるからである。
【0003】図4は、工具ホルダTHを介して主軸Sの
先端に装着された工具T、例えばボールエンドミルを示
している。図4(a)に示すように、工具ホルダTHの
端面から工具Tの先端までの突き出し長さを工具長L、
工具の直径をDとした場合に、工具長Lと工具径Dとの
比L/Dが小さな図4(c)の場合は、L/Dが大きな
図4(b)の場合に比べ工具Tの剛性が高く、加工速度
および加工精度を高くすることが可能となり、工具の突
き出し長さLを短くすることには大きな利点がある。
【0004】図5は、ボールエンドミル等の工具Tによ
りワークWに比較的深い凹所Rを形成する場合を模式的
に示した図である。回転送り軸を備えていないNC工作
機械の場合には、図5(a)に示すように工具ホルダT
Hからの工具Tの突き出しを長くして工具ホルダTHと
ワークWとの干渉を回避しなければならない。そのため
にL/Dが大きくなり、工具Tの剛性が低下して加工効
率が低下し、場合によっては工具Tに発生するビビリ振
動により加工が不可能となる。これに対して回転送り軸
を備えたNC工作機械では、図5(b)に示すように、
ワークWを主軸Sに対して傾斜させることにより、工具
ホルダTHとワークWとの干渉を回避しつつ工具ホルダ
THからの工具Tの突き出し長さLを短くして凹所Rの
加工が可能となる。
【0005】更に、図6(a)に示すように、ボールエ
ンドミルは工具Tの先端は加工性が悪く、特に、仕上加
工のように切込み量が小さい場合には切削ができないこ
とがある。こうした場合でも回転送り軸を備えたNC工
作機械では主軸Sに対してワークWを傾斜させることに
より工具Tの先端による切削を回避して高い加工速度、
精度にてワークWを加工可能となる。
【0006】回転送り軸を有するNC工作機械による加
工方法には、適当な角度に回転送り軸を割り出しX、
Y、Z軸の最大同時3軸送りで加工する方法と、X、
Y、Z軸の直線送り軸と回転送り軸とによる同時4軸以
上の送りで加工する方法とがある。本発明は、前者の適
当な角度に回転送り軸を割り出し、加工中に回転送り軸
を変化させずにX、Y、Z軸の最大同時3軸送りで加工
する方法に関する。
【0007】こうした加工方法では、NC加工プログラ
ムを作成するオペレータは、ワークの全加工範囲を複数
の加工範囲に分割して、加工工程を決定し、各工程にお
ける回転送り軸の割出角度を決定する。最適な割出角度
を求めるには、加工形状や要求される加工精度等の加工
条件に関する諸情報、ワーク素材の材質、形状、位置、
方位等に関する素材情報、工具の形状、寸法、切削速
度、工具ホルダの形状等に関する工具情報、使用する工
作機械の主軸まわりの形状、寸法、主軸最高回転速度、
送り軸構成、特に回転送り軸の構成や送り軸の位置関係
等に関する機械情報などを全て勘案しなければならな
い。こうした情報からオペレータが適切な割出角度や工
具の運用方法等を選択するには深い経験が必要である。
また、ワークと工具、機械との間で干渉が生じる限界付
近では、オペレータは、安全性を優先して加工範囲を細
分化したり、選択された工具やその運用法により加工が
可能であるか否かを判別するために、実際のワークを機
械に取り付け実際に加工を想定した工具を装着し、オペ
レータが機前において機械を操作しワークと工具、機械
との干渉を目視で確認したりする。加工範囲を細分化す
れば加工プログラムを作成する回数が増加し、実機にお
いて確認作業を行うためには加工を停止しなければなら
ず、これらは納期を増大する原因となる。すなわち経済
性が高められなかった。
【0008】こうした問題を解決するために、回転送り
軸を予め割り出してX、Y、Z軸の最大同時3軸送りで
加工する方法の従来技術として、特開平9−47939
号公報には、指定した加工範囲の平均傾斜角度θを演算
し、回転送り軸の割出角度を角度θとしてワークと工具
系との干渉チェックを行い、干渉が生じる場合には干渉
を回避する角度γを所定の手順に従って演算するように
した加工方法が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−47939
号公報に開示の発明では、干渉を回避する回転送り軸の
割出角度を自動的に設定することはできても、その割出
角度が最適な値であるか否かの判断がなされない問題が
ある。
【0010】本発明は、こうした従来技術の問題点を解
決することを技術課題としており、X、Y、Z軸の直線
送り軸に加えてA、B、C軸の回転送り軸の少なくとも
1つの回転送り軸を有するNC工作機械において、回転
送り軸の最適な割出角度およびそれに適合した工具径路
を自動生成できるようにしたNC工作機械を提供するこ
とを目的としている。
【0011】更に本発明は、上記NC工作機械におい
て、回転送り軸の最適な割出角度およびそれに適合した
工具径路を自動生成する方法および該方法を実施するた
めのプログラムを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明によれば、互いに直交する3軸の直線送り
軸と少なくとも1つの回転送り軸とを有するNC工作機
械において、加工すべきワークの加工形状、寸法に関す
る情報を含む加工形状情報を記憶する加工形状情報記憶
手段と、前記NC工作機械が備える工具および該工具が
装着される工具ホルダの形状、寸法に関する情報を含む
工具情報を記憶する工具情報記憶手段と、前記加工形状
情報記憶手段および工具情報記憶手段がそれぞれ記憶し
た加工形状情報および工具情報、ならびに予め与えられ
た加工対象の素材の形状、寸法を含む素材情報および前
記NC工作機械の主軸まわりの形状、寸法を含む機械情
報に基づき、素材と工具、工具ホルダまたは主軸まわり
とが干渉せず、かつ適切な前記回転送り軸の割出角度を
演算する割出角度演算手段と、前記加工形状情報記憶手
段および工具情報記憶手段がそれぞれ記憶した加工形状
情報および工具情報、ならびに前記割出角度演算手段か
ら送出される割出角度に基づき、当該割出角度における
直線送り軸制御による加工用の数値制御データを演算す
る工具径路演算手段と、前記割出角度演算手段が演算し
た割出角度および前記工具径路演算手段が演算した数値
制御データに基づき回転送り軸および直線送り軸を数値
制御する数値制御手段とを具備することを特徴としたN
C工作機械が提供される。
【0013】本発明の他の特徴によれば、互いに直交す
る3軸の直線送り軸と少なくとも1つの回転送り軸とを
有するNC工作機械を用いた加工方法において、加工す
べきワークの形状、寸法に関する情報を含む加工形状情
報を記憶するステップと、加工対象の素材の形状、寸法
に関する情報を含む素材情報を記憶するステップと、前
記NC工作機械が備える工具および該工具が装着される
工具ホルダの形状、寸法に関する情報を含む工具情報を
記憶するステップと、前記NC工作機械の主軸まわりの
形状、寸法に関する情報を含む機械情報を記憶するステ
ップと、前記加工形状情報、素材情報、工具情報および
機械情報に基づき、素材と工具、工具ホルダまたは主軸
まわりとが干渉せず、かつ適切な前記回転送り軸の割出
角度を演算するステップと、前記加工形状情報、工具情
報および前記演算された割出角度に基づき、当該割出角
度における直線送り軸制御による加工用の数値制御デー
タを演算するステップと、前記演算した割出角度および
数値制御データに基づき回転送り軸および直線送り軸を
数値制御するステップとを含んで成ることを特徴とした
加工方法が提供される。
【0014】更に本発明によれば、前記加工方法をコン
ピュータを用いて実行させるためのプログラムが提供さ
れる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好ましい実施形態を説明する。先ず、図3を参照する
と、本発明に係るNC工作機械の一例が斜視図にて示さ
れている。NC工作機械100は、水平面内で直交する
X軸およびZ軸方向に延設されたベッド102、104
を具備している。ワーク(図示せず)を固定するロータ
リテーブル114を有したテーブルベース112がベッ
ド102のX軸方向の案内面102aに沿って往復移動
可能に設けられ、ベッド104のZ軸方向の案内面10
4aに沿ってコラム106が往復移動可能に設けられて
いる。コラム106には、主軸頭108がX、Z軸に対
して垂直なY軸方向に往復移動可能に設けらており、N
C工作機械100はX、Y、Z軸の3つの直線送り軸を
有している。
【0016】ロータリテーブル114は、テーブルベー
ス112に対してX軸回りの回転送り軸A1と、X軸に
垂直な軸線回りの回転送り軸Bとを有している。主軸頭
108にはZ軸回りの回転送り軸Cを有する主軸109
が内蔵されており、主軸109の先端にはZ軸に垂直な
軸線回りの回転送り軸A2を有するアングルヘッド11
0が取り付けられ、該アングルヘッド110の先端に工
具Tが装着される。従って、NC工作機械100は、
X、Y、Z軸の3つの直線送り軸に加えてA1軸、A
2軸、B軸、C軸の4つの回転送り軸を有しており、7
軸制御のマシニングセンタを構成している。回転送り軸
は、連続的に回転角度制御可能なタイプでも、1度置き
や5度置きの割り出しのみ可能なインデックスタイプで
もよい。
【0017】次に、NC工作機械100の機械制御装置
のブロック図を示す図1を参照すると、機械制御装置1
0は、中央演算処理装置(CPU)、ROM、RAM、
入出力ポートを双方向バスにより接続したコンピュータ
により形成することができ、CAD等により生成される
加工すべきワークの最終的な加工形状情報12を受け取
りこれを記憶する加工形状情報記憶部20、ロータリテ
ーブル114に取り付けられるワーク素材の形状、寸
法、取付位置、方位等を含む素材情報14を受け取りこ
れを記憶する素材情報記憶部22、アングルヘッド11
0先端に取り付けられる工具Tの形状、寸法、切削速
度、1刃当たりの送り量、工具Tを装着する工具ホルダ
の形状、寸法等を含む工具情報16を受け取りこれを記
憶する工具情報記憶部24、NC工作機械100の主軸
まわりの形状、寸法、主軸最高回転速度、最高送り速
度、主軸モータ出力、送り軸構成、回転送り軸の割出可
能な角度範囲や最小割出角度、NC工作機械100の各
部の温度変化に対する姿勢変化量等を含む機械情報18
を受け取りこれを記憶する機械情報記憶部26を備えて
いる。
【0018】加工形状情報記憶部20、素材情報記憶部
22、工具情報記憶部24、機械情報記憶部26に記憶
された諸情報に基づき割出角度演算部28が、A1軸、
2軸、B軸、C軸の4つの回転送り軸の各々に関し
て、当該加工範囲を加工するために最適な割出角度を演
算する。割出角度演算部28により演算された最適な割
出角度に基づき回転送り軸制御装置50が、A1軸、A2
軸、B軸、C軸の4つの回転送り軸の各々を割り出す。
他方、工具径路演算部30は、割出角度演算部28が演
算した最適な割出角度および上述した加工形状情報記憶
部20、素材情報記憶部22、工具情報記憶部24、機
械情報記憶部26に記憶された諸情報に基づきX、Y、
Z軸の3つの直線送り軸による3軸制御加工用の数値制
御データを演算する。回転送り軸制御装置50から出力
された4つの回転送り軸の割出角度データおよび工具径
路演算部30から出力された3軸制御加工用数値制御デ
ータ32に基づき数値制御装置36がNC工作機械10
0のA1、A2、B、Cの4つの回転送り軸を割り出した
後、X、Y、Zの3軸の送り軸サーボモータ(図示せ
ず)を制御しワークWが加工される。
【0019】ここで素材情報記憶部22および機械情報
記憶部26は必ずしもなくて良い。素材の形状、寸法は
ワークの加工形状に最大取代1mmが加わった形状、寸法
であることが予め与えられている場合は、素材情報記憶
部22を設けず、加工形状情報記憶部20からの形状情
報を全方位へ1mmオフセットした形状情報を数学的に生
成し、それを素材情報とすることができる。また、使用
するNC工作機械が特定の1台に限られている場合は、
主軸まわりの形状、寸法、送り軸構成等の情報を機械情
報記憶部26を設けず、割出角度演算部28の演算プロ
グラムに予め与えておくことができる。この場合が請求
項1や2の構成に当たる。
【0020】更に、工具経路演算部30における3軸制
御加工用数値制御データ32の演算、すなわち工具経路
データの生成のためには、必ずしも素材情報14や機械
情報18を必要としない。
【0021】こうして1つの加工範囲の加工プロセスが
終了すると、次の加工範囲につき上述した手順に従って
最適な割出角度と工具径路が演算される。その際、新た
な割出角度を算出するために、従前の加工プロセスによ
り変化した素材の形状を更新する必要がある。1つの実
施形態では、機械制御装置10はシミュレーション演算
部34を備えており、シミュレーション演算部34は、
3軸制御加工用数値制御データ32および加工前の素材
情報14に基づき加工プロセスのシミュレーションを行
い、加工終了後のワーク形状を演算する。シミュレーシ
ョン演算部34において演算された加工終了後のワーク
形状に基づき素材情報14が更新され、更新された素材
情報14に基づき、新たな加工範囲に対して割出角度演
算部28が最適な割出角度を演算し、これに対して工具
径路演算部30が工具径路を演算する。
【0022】また、シミュレーション演算部34による
加工終了後のワーク形状の演算に代えて、ワーク測定装
置38により加工後のワークWを直接測定してもよい。
ワーク測定装置38の一例としては、タッチプローブが
測定対象物に接触した瞬間にタッチ信号を発する所謂タ
ッチセンサとすることができる。こうしたタッチセンサ
を用いて、当該加工範囲の加工プロセス終了後に、アン
グルヘッド110の先端に装着されている工具Tを前記
タッチセンサに交換し、数値制御装置36によりX、
Y、Zの3軸を制御して前記タッチセンサのプローブを
ワークWの表面に接触させ、タッチ信号を受信したとき
のX、Y、Z軸の座標を読み取り、読み取られた座標値
に基づき、ワーク形状演算部40が加工後のワークWの
形状を演算し、これに基づき素材情報14が更新され
る。
【0023】また、加工プロセスが進むと工具Tは摩耗
し寸法が小さくなる。そこで、工具径路を演算するため
に、この工具Tの寸法の変化を考慮することが高精度に
加工するためには望ましい。そこで、工具測定装置42
により工具Tの寸法を測定し工具情報16を更新するこ
とにより加工精度の低下を防止できる。これは、例え
ば、工具測定装置42として既述のタッチセンサをロー
タリテーブル114またはテーブルベッド112の所定
位置に固定し、タッチセンサに工具Tを接触させタッチ
信号を受信したときのX、Y、Z軸の座標を読み取り、
読み取られた座標値に基づき、工具情報演算部44が工
具Tの寸法を演算し、これに基づき工具情報16が更新
される。
【0024】更に、NC工作機械100は加工プロセス
が進むにつれ、各部の温度が変化して熱変形のために姿
勢が変化する。これも加工精度を低下する原因となる。
そこで、機械測定装置46を設けてNC工作機械100
の各部の温度や寸法を測定し、その測定値に基づいて機
械情報18を更新することが好ましい。機械測定装置4
6がNC工作機械100の各部の温度を測定する温度セ
ンサを具備する場合には、機械情報演算部48が、前記
温度センサによる測定値に基づき、予め格納されている
校正表を参照してNC工作機械100の各部の寸法を算
出し機械情報18を更新する。これは、機械情報18の
中のNC工作機械100の各部の寸法を直接書き換えて
もよいし、補正値を更新するようにしてもよい。また、
ワーク測定装置38において説明したように、機械測定
装置46はタッチセンサとして、NC工作機械100の
所定部位にタッチセンサのプローブを接触させたときの
X、Y、Z座標を読み取り、この読み取られた座標値に
基づいて機械情報演算部48において補正値を演算し
て、機械情報18中の補正値を更新するようにしてもよ
い。
【0025】以下、図2を参照して、割出角度演算部2
8における最適な割出角度の演算方法を説明する。割出
角度演算部28は、加工形状情報記憶部20、素材情報
記憶部22、工具情報記憶部24、機械情報記憶部26
からの諸情報に基づき、割出角度事例を作成する(ステ
ップS10)。本実施形態ではNC工作機械100は、
1軸、A2軸、B軸、C軸の4つの回転送り軸を有して
いるが、工作機械毎に各回転送り軸の割出可能な角度範
囲および最小割出角度が決まっている。そこで、例え
ば、各回転送り軸につき最小割出角度または最小割出角
度の整数倍を増分単位として割出可能な角度範囲の最小
値から全角度範囲について割出角度を作成する。こうし
て作成した各回転送り軸に関する割出角度を漏れなく組
合せて割出角度事例を作成する。
【0026】こうして作成した割出角度事例の各々につ
き加工可能な領域を試算し(ステップS14)、加工経
済性を評価する(ステップS16)。ここで、加工経済
性とは、A1軸、A2軸、B軸、C軸の4つの回転送り軸
の各々につき、ある割出角度とした割出角度事例が決定
されると、その割出角度における加工可能な領域、使用
可能な工具、当該工具を用いた場合の単位時間当たりの
切削量、それによる加工時間、工具コスト等が試算でき
るが、こうした各項目につき数値化することを意味す
る。ステップS16において評価(数値化)された加工
経済性は、割出角度事例に関連付けて加工経済性リスト
に追加される。上記プロセスを全ての割出角度事例につ
き行い、割出角度事例が無くなると(ステップS12に
おいてNoの場合)、ステップS20において加工経済
性リストから経済性が最も高い割出角度が選択される。
ステップS20における割出角度の選択は、機械制御装
置10により経済性評価の最も高い割出角度事例を自動
的に選択するようにしても、或いは、オペレータが各項
目についての評価を勘案して最も好ましいと考えられる
割出角度事例を選択するようにしてもよい。例えば、後
者の場合、工具コストが高いためにトータルの経済性評
価は低くても、納期が迫っているために加工時間の短く
なる割出角度事例を選択したいときに、オペレータが個
々の場合に応じて柔軟に対応可能となる。つまり経済性
が高いとは、加工が可能で、かつ振動が発生せずに能率
よく所望精度の加工を行え、所定納期内に加工が終了
し、コストが低いという諸条件を総合的に評価したと
き、最も妥当性があるということである。ステップS2
2において各回転送り軸に関する割出角度が決定される
と、この割出角度は工具径路演算部30に送出される。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、3つの直線送り軸に加
えて少なくとも1つの回転送り軸を有するNC工作機械
において、回転送り軸の最適な割出角度およびそれに適
合した工具径路を自動生成できるようになる。これによ
り、オペレータの経験、能力に左右されることなく、加
工時間、精度に対して最適な加工方法を自動的に求める
ことができる。そしてこれを用いたNC工作機械によっ
て実加工の能率向上と所望精度のワークを得ることがで
きる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態によるNC工作機械
の機械制御装置のブロック図である。
【図2】割出角度演算部における最適な割出角度の演算
方法を説明するフローチャートである。
【図3】本発明に係るNC工作機械の一例を示す斜視図
である。
【図4】工具長を短くする利点を説明するための図であ
り、工具ホルダを介して主軸の先端に装着された工具を
示す模式図である。
【図5】回転送り軸を有するNC工作機械の利点を説明
するための図である。
【図6】回転送り軸を有するNC工作機械の利点を説明
するための図である。
【符号の説明】
100…NC工作機械 102…ベッド 104…ベッド 106…コラム 108…主軸頭 109…主軸 112…テーブルベース 114…ロータリテーブル 110…アングルヘッド 10…機械制御装置 12…加工形状情報 14…素材情報 16…工具情報 18…機械情報 20…加工形状情報記憶部 22…素材情報記憶部 24…工具情報記憶部 26…機械情報記憶部 28…割出角度演算部 30…工具径路演算部 32…3軸制御加工用数値制御データ 34…シミュレーション演算部 36…数値制御装置 38…ワーク測定装置 40…ワーク形状演算部 42…工具測定装置 44…工具情報演算部 46…機械測定装置 48…機械情報演算部 50…回転送り軸制御装置 T…工具 TH…工具ホルダ W…ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増宮 泰徳 東京都目黒区中根2丁目3番19号 株式会 社牧野フライス製作所内 Fターム(参考) 5H269 AB01 AB31 BB14 CC07 CC13 CC15 DD01 FF06 FF07 FF09 QA05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直交する3軸の直線送り軸と少な
    くとも1つの回転送り軸とを有するNC工作機械におい
    て、 加工すべきワークの加工形状、寸法に関する情報を含む
    加工形状情報を記憶する加工形状情報記憶手段と、 前記NC工作機械が備える工具および該工具が装着され
    る工具ホルダの形状、寸法に関する情報を含む工具情報
    を記憶する工具情報記憶手段と、 前記加工形状情報記憶手段および工具情報記憶手段がそ
    れぞれ記憶した加工形状情報および工具情報、ならびに
    予め与えられた加工対象の素材の形状、寸法を含む素材
    情報および前記NC工作機械の主軸まわりの形状、寸法
    を含む機械情報に基づき、素材と工具、工具ホルダまた
    は主軸まわりとが干渉せず、かつ適切な前記回転送り軸
    の割出角度を演算する割出角度演算手段と、 前記加工形状情報記憶手段および工具情報記憶手段がそ
    れぞれ記憶した加工形状情報および工具情報、ならびに
    前記割出角度演算手段から送出される割出角度に基づ
    き、当該割出角度における直線送り軸制御による加工用
    の数値制御データを演算する工具径路演算手段と、 前記割出角度演算手段が演算した割出角度および前記工
    具径路演算手段が演算した数値制御データに基づき回転
    送り軸および直線送り軸を数値制御する数値制御手段
    と、 を具備することを特徴としたNC工作機械。
  2. 【請求項2】 互いに直交する3軸の直線送り軸と少な
    くとも1つの回転送り軸とを有するNC工作機械におい
    て、 加工すべきワークの加工形状、寸法に関する情報を含む
    加工形状情報を記憶する加工形状情報記憶手段と、 加工対象の素材の形状、寸法に関する情報を含む素材情
    報を記憶する素材情報記憶手段と、 前記NC工作機械が備える工具および該工具が装着され
    る工具ホルダの形状、寸法に関する情報を含む工具情報
    を記憶する工具情報記憶手段と、 前記加工形状情報記憶手段、素材情報記憶手段および工
    具情報記憶手段がそれぞれ記憶した加工形状情報、素材
    情報および工具情報、ならびに前記NC工作機械の予め
    与えられた主軸まわりの形状、寸法を含む機械情報に基
    づき、素材と工具、工具ホルダまたは主軸まわりとが干
    渉せず、かつ適切な前記回転送り軸の割出角度を演算す
    る割出角度演算手段と、 前記加工形状情報記憶手段および工具情報記憶手段がそ
    れぞれ記憶した加工形状情報および工具情報、ならびに
    前記割出角度演算手段から送出される割出角度に基づ
    き、当該割出角度における直線送り軸制御による加工用
    の数値制御データを演算する工具径路演算手段と、 前記割出角度演算手段が演算した割出角度および前記工
    具径路演算手段が演算した数値制御データに基づき回転
    送り軸および直線送り軸を数値制御する数値制御手段
    と、 を具備することを特徴としたNC工作機械。
  3. 【請求項3】 互いに直交する3軸の直線送り軸と少な
    くとも1つの回転送り軸とを有するNC工作機械におい
    て、 加工すべきワークの加工形状、寸法に関する情報を含む
    加工形状情報を記憶する加工形状情報記憶手段と、 加工対象の素材の形状、寸法に関する情報を含む素材情
    報を記憶する素材情報記憶手段と、 前記NC工作機械が備える工具および該工具が装着され
    る工具ホルダの形状、寸法に関する情報を含む工具情報
    を記憶する工具情報記憶手段と、 前記NC工作機械の主軸まわりの形状、寸法に関する情
    報を含む機械情報を記憶する機械情報記憶手段と、 前記加工形状情報記憶手段、素材情報記憶手段、工具情
    報記憶手段および機械情報記憶手段がそれぞれ記憶した
    加工形状情報、素材情報、工具情報および機械情報に基
    づき、素材と工具、工具ホルダまたは主軸まわりとが干
    渉せず、かつ適切な前記回転送り軸の割出角度を演算す
    る割出角度演算手段と、 前記加工形状情報記憶手段および工具情報記憶手段がそ
    れぞれ記憶した加工形状情報および工具情報、ならびに
    前記割出角度演算手段から送出される割出角度に基づ
    き、当該割出角度における直線送り軸制御による加工用
    の数値制御データを演算する工具径路演算手段と、 前記割出角度演算手段が演算した割出角度および前記工
    具径路演算手段が演算した数値制御データに基づき回転
    送り軸および直線送り軸を数値制御する数値制御手段
    と、 を具備することを特徴としたNC工作機械。
  4. 【請求項4】 前記割出角度演算手段は、回転送り軸の
    1または複数の割出角度事例を作成し、 前記割出角度事例の各々に関して前記加工形状情報、素
    材情報、工具情報および機械情報に基づき加工可能な加
    工範囲を試算し、 その結果に基づき当該割出角度における加工の可否、効
    率、時間、コストの少なくとも1つを数値化して加工の
    経済性を評価し、最も経済性の高い割出角度事例を選択
    して前記工具径路演算手段に送出する請求項1から3の
    何れか1項に記載のNC工作機械。
  5. 【請求項5】 前記NC工作機械は、更に前記素材情報
    および前記工具径路演算手段が演算した工具径路に基づ
    き加工のシミュレーションを行い、加工終了後のワーク
    形状を演算するシミュレーション演算手段を具備してお
    り、 前記シミュレーション演算手段の結果に基づき次工程に
    おける素材情報を更新する請求項1から4の何れか1項
    に記載のNC工作機械。
  6. 【請求項6】 前記NC工作機械は、加工終了後におけ
    るワークの寸法を測定するワーク測定手段と、 前記ワーク測定手段による測定結果に基づき加工後のワ
    ーク形状を演算するワーク形状演算手段とを具備してお
    り、 前記ワーク形状演算手段の結果に基づき次工程における
    素材情報を更新する請求項1から4の何れか1項に記載
    のNC工作機械。
  7. 【請求項7】 前記NC工作機械は、更に工具の寸法を
    測定する工具測定手段を具備しており、 前記工具測定手段による測定結果に基づき次工程におけ
    る工具情報を更新する請求項1から6の何れか1項に記
    載のNC工作機械。
  8. 【請求項8】 前記NC工作機械は、更に前記NC工作
    機械の各部の温度または寸法を測定する機械測定手段
    と、 前記機械測定手段による測定結果に基づいて前記NC工
    作機械の各部の寸法を演算する機械情報演算手段とを具
    備しており、 前記機械情報演算手段による演算結果に基づき次工程に
    おける機械情報を更新する請求項1から7の何れか1項
    に記載のNC工作機械。
  9. 【請求項9】 互いに直交する3軸の直線送り軸と少な
    くとも1つの回転送り軸とを有するNC工作機械を用い
    た加工方法において、 加工すべきワークの形状、寸法に関する情報を含む加工
    形状情報を記憶するステップと、 加工対象の素材の形状、寸法に関する情報を含む素材情
    報を記憶するステップと、 前記NC工作機械が備える工具および該工具が装着され
    る工具ホルダの形状、寸法に関する情報を含む工具情報
    を記憶するステップと、 前記NC工作機械の主軸まわりの形状、寸法に関する情
    報を含む機械情報を記憶するステップと、 前記加工形状情報、素材情報、工具情報および機械情報
    に基づき、素材と工具、工具ホルダまたは主軸まわりと
    が干渉せず、かつ適切な前記回転送り軸の割出角度を演
    算するステップと、 前記加工形状情報、工具情報および前記演算された割出
    角度に基づき、当該割出角度における直線送り軸制御に
    よる加工用の数値制御データを演算するステップと、 前記演算した割出角度および数値制御データに基づき回
    転送り軸および直線送り軸を数値制御するステップと、 を含んで成ることを特徴とした加工方法。
  10. 【請求項10】 前記割出角度を演算するステップは、
    回転送り軸の1または複数の割出角度事例を作成するス
    テップと、 前記割出角度事例の各々に関して前記加工形状情報、素
    材情報、工具情報および機械情報に基づき加工可能な加
    工範囲を試算するステップと、 その結果に基づき当該割出角度における、加工の可否、
    効率、時間、コストの少なくとも1つを数値化して加工
    の経済性を評価し、最も経済性の高い割出角度事例を選
    択するステップと、 を含んで成る請求項9に記載の加工方法。
  11. 【請求項11】 更に、前記素材情報および前記演算さ
    れた工具径路に基づき加工のシミュレーションを行い加
    工終了後のワーク形状を演算するステップと、 前記演算結果に基づき次工程における素材情報を更新す
    るステップと、 を含んで成る請求項9または10に記載の加工方法。
  12. 【請求項12】 更に、加工終了後におけるワークの寸
    法を測定するステップと、 前記測定結果に基づき加工後のワーク形状を演算するス
    テップと、 前記演算結果に基づき次工程における素材情報を更新す
    るステップと、 を含んで成る請求項9または10に記載の加工方法。
  13. 【請求項13】 更に、工具の寸法を測定するステップ
    と、 前記測定結果に基づき次工程における工具情報を更新す
    るステップと、 を含んで成る請求項9から12の何れか1項に記載の加
    工方法。
  14. 【請求項14】 更に前記NC工作機械の各部の温度ま
    たは寸法を測定するステップと、 前記測定された温度または寸法に基づいて前記NC工作
    機械の各部の寸法を演算するステップと、 前記演算結果に基づき次工程における機械情報を更新す
    るステップと、 を含んで成る請求項9から13の何れか1項に記載の加
    工方法。
  15. 【請求項15】 請求項9から14の何れか1項に記載
    の加工方法をコンピュータを用いて実行させるためのプ
    ログラム。
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