JPH0824982B2 - 溝付き軸状部品の製造方法 - Google Patents

溝付き軸状部品の製造方法

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JPH0824982B2
JPH0824982B2 JP13381391A JP13381391A JPH0824982B2 JP H0824982 B2 JPH0824982 B2 JP H0824982B2 JP 13381391 A JP13381391 A JP 13381391A JP 13381391 A JP13381391 A JP 13381391A JP H0824982 B2 JPH0824982 B2 JP H0824982B2
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molding die
die
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shaft
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進 内藤
利悟 鍋師
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Nitto Seiko Co Ltd
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Nitto Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軸状部品の外周に間隔を
開けた二条の鍔部を成形するとともにこの間に環状の溝
を成形した溝付き軸状部品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からこのような溝付き軸状部品を製
造するには、まず、頭部をパンチで圧造加工し、その
後、頭部の中央部周面に切削加工を施して溝を形成し、
頭部にこの溝を挟んで鍔部を成形していた。
【0003】ところがこの方法では、圧造加工及び切削
加工の二種類の作業が必要であり、製造単価が高くなっ
ている。そこで最近では、特公平2−37810号公報
に示すような方法が用いられている。これは図3(A)
に示すように、第1パンチ110で素材100の一端に
中空孔101を形成し、この素材100をブランクとし
てこの中空孔101に図3(B)に示すように、押圧ピ
ン111を挿入するとともに第2パンチ120でブラン
クの他端を受け型130のガイド孔131内に圧入して
一つの鍔部102を成形し、これを半製品として図3
(C)に示すように、第3パンチ140を受け型130
に一致させ、前記中空孔101の内周面を膨出させ、前
記鍔部102との間に間隔をおいてもう一つ鍔部103
を形成する方法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの方法で溝
付き軸状部品を製造する場合、必ず軸状部品の一端に中
空孔を形成せねばならず、また、このようにすることで
圧造加工の工程が多くなり、製造コストが高くなってい
る。更に、最終工程で前記中空孔を拡げて鍔部を形成し
ているので、この鍔部を形成するのにそれに必要な長さ
の素材を必要とし、それを加えた長さの素材がいる等の
課題が生じている。
【0005】本発明は、このような課題を解決するとと
もに安価な溝付き軸状部品を提供することを目的として
発明されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこの目的を達成
するために、多段圧造機2の受け型3に素材1を押し込
み、この素材1に第1押圧ピン12を内蔵した第1成形
型10を対動させ、同時に前記第1押圧ピン12により
素材1を押圧して第1鍔部32を有するブランクを製造
し、更に、このブランクを前記第1成形型10の第1押
圧ピン12が摺動する第1ガイド孔11より小径の第2
ガイド孔21を有する第2成形型20で押圧して第2鍔
部33を形成し、しかもこの第2成形型20の第2ガイ
ド孔21に第2押圧ピン22を内挿してこの第2押圧ピ
ン22で前記ブランク径より小径且つ短い所定寸法の軸
部を有する軸状部品30を圧造成形する方法である。
【0007】
【作用】このように、素材1に最初に第1鍔部32を形
成し、この後、更に圧造加工を加えて第2鍔部33を形
成しているので、素材1に中空孔を開ける必要がなく、
単一製法による量産が可能になり、低コストの安定した
製品の製造が可能になる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図1及び図2に基づき
説明する。1は素材であり、2はこの素材1を成形する
多段式圧造機である。この圧造機2は素材1の一方を成
形する多段圧造型とこの素材1の他方を支持し、成形す
る受け型とから構成されている。この多段圧造型は第1
成形型10、第2成形型20から成っており、多段受け
型は一つの受け型3で構成されている。前記第1成形型
10には部品30の環状の溝径に相当する寸法の第1ガ
イド孔11が形成してあり、この孔には第1押圧ピン1
2が第1成形型10に対して摺動自在に挿入されてい
る。また、第2成形型20にも前記第1ガイド孔11よ
り小径の部品30の軸部を形成する第2ガイド孔21が
形成してあり、この孔には第2押圧ピン22が前記第2
成形型20に対して摺動自在に挿入されている。
【0009】一方、前記第1、第2成形型10、20に
交互に対応する位置には前記受け型3が設けてあり、こ
の受け型3には所定軸径の素材1を挿入支持する摺動孔
4が形成されている。この摺動孔4には素材1の進入を
所定位置で阻止するとともに成形された部品30を突き
出すための突出しピン5が前後動自在に挿入されてい
る。この受け型3の前記第1、第2成形型10、20に
対向する面には前記摺動孔より大径の鍔成形穴6が形成
されている。
【0010】このため、このように構成された多段圧造
機2を使用して図1に示すように、線材を所定寸法に切
断した素材1からほぼ中央に環状の溝31を有するとと
もにこの溝31の両側に環状の第1、第2鍔部32、3
3を形成した軸状部品30を製造する場合、まず、第1
成形型10及び第1押圧ピン12で受け型3の摺動孔4
へ素材1を所定量だけ押し込む。この後、素材1が突出
しピン5の先端に当接すると、引続き第1成形型10は
前進しているので、第1ガイド孔11にこの素材1が入
り、あらかじめ所定位置で停止している第1押圧ピン1
2に当接し、この状態のまま第1成形型10は前進を続
けるから、受け型4の鍔成形穴6において素材1が膨れ
第1鍔部32が成形される。
【0011】このようにしてブランクが成形されると、
第1成形型10が後退し、続いて第2成形型20がブラ
ンクの位置へ移動し、第2成形型20が前進する。この
第2成形型20の第2ガイド孔21は第1成形型10の
第1ガイド孔より小さい寸法に設定され、即ち、部品3
0の軸径に相当する寸法になっているので、これの前進
によりブランクの一方の軸部は外周の肉が前方へ移動さ
せられ、続いて第2押圧ピン22が所定量だけ前進する
から他方の軸長より短い所定長さでしかも所定太さの軸
部が形成されるとともに軸より大きい直径の第2鍔部3
3が形成される。これにより、この第2成形型20は所
定位置にて停止するから第1、第2鍔部32、33の間
に環状の溝31が形成され、所望の部品30が得られ
る。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上説明した実施例から明らか
なように、素材1を第1成形型10で半製品としてのブ
ランクを成形し、続いて第2成形型20で完成品として
の部品30を成形する方法であるので、両側に鍔部3
2、33を有する溝付き部品30を製造する場合、必ず
あらかじめ素材の一端に中空孔を形成する必要がない。
また、このように素材の一端に鍔部を形成するための孔
を開ける必要がないので、圧造加工の工程が少なくな
り、製造コストが低減される。更に、鍔部の両端に必要
に応じて夫々軸部を形成することができ、従来のように
軸部を一端にしか成形できないようなことが皆無になる
等の特有の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工程図である。
【図2】素材の正面図である。
【図3】従来技術を示す工程図のである。
【符号の説明】
1 素材 2 多段圧造機 3 受け型 4 摺動孔 5 突出しピン 6 鍔成形穴 10 第1成形型 11 第1ガイド孔 12 第1押圧ピン 20 第2成形型 21 第2ガイド孔 22 第2押圧ピン 30 部品 31 溝 32 第1鍔部 33 第2鍔部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多段圧造機(2)の受け型(3)に素材
    (1)を押し込み、この素材(1)に第1押圧ピン(1
    2)を内蔵した第1成形型(10)を対動させ、同時に
    前記第1押圧ピン(12)により素材(1)を押圧して
    第1鍔部(32)を有するブランクを製造し、更に、こ
    のブランクを前記第1成形型(10)の第1押圧ピン
    (12)が摺動する第1ガイド孔(11)より小径の第
    2ガイド孔(21)を有する第2成形型(20)で押圧
    して第2鍔部(33)を形成し、しかもこの第2成形型
    (20)の第2ガイド孔(21)に第2押圧ピン(2
    2)を内挿してこの第2押圧ピン(22)で前記ブラン
    ク径より小径且つ短い所定寸法の軸部を圧造成形したこ
    とを特徴とする溝付き軸状部品の製造方法。
JP13381391A 1991-03-28 1991-03-28 溝付き軸状部品の製造方法 Expired - Lifetime JPH0824982B2 (ja)

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JPH04300040A JPH04300040A (ja) 1992-10-23
JPH0824982B2 true JPH0824982B2 (ja) 1996-03-13

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