JPH08234227A - 表示装置およびその製造方法 - Google Patents

表示装置およびその製造方法

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JPH08234227A
JPH08234227A JP32752395A JP32752395A JPH08234227A JP H08234227 A JPH08234227 A JP H08234227A JP 32752395 A JP32752395 A JP 32752395A JP 32752395 A JP32752395 A JP 32752395A JP H08234227 A JPH08234227 A JP H08234227A
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line
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英郎 川野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造工程の途中で摩擦などにより発生した高い
電圧を有する静電気による静電破壊を防止して製造歩留
まりを向上させ、製造コストを低減できる構造を有する
液晶表示装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ショートリング形成以前における静電
荷の放電用として配線部34c,36dに突起部37
l,37mを形成し、この突起部の配置位置として他層
の信号線のような導体パターンが形成されない位置を選
択することにより、放電によって生じた絶縁膜38の損
傷等を介して信号線のような他層の導体パターンと走査
線32cあるいは補助容量線33dとがショートするこ
とを防ぐ構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアクティブマトリッ
クス型液晶表示装置における走査線、信号線のような微
細な配線構造を有する表示装置およびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、表示装置の中でも、特に液晶表示
装置においては、テレビ表示やグラフィックディスプレ
イ等を指向した大容量で高密度な表示装置の開発及び実
用化が盛んに為されている。
【0003】液晶層を挟んで互いに対向して各画素を形
成する電極の間に電圧を時分割的に印加し、液晶層を駆
動し表示を行なう単純マトリックス型液晶表示装置のみ
ならず、近年は、さらなる高精細、高機能の画像表示の
実現を狙った表示装置として、MIM(metal-insulato
r-metal )ダイオードや薄膜トランジスタ(TFT)を
スイッチング素子として用いたアクティブマトリックス
型の液晶表示パネルを用いた表示装置の開発が進めら
れ、実用化も為されている。
【0004】このアクティブマトリックス型液晶表示装
置のような表示装置は、画像のコントラストが高く、画
像信号に対する表示の高速応答性に優れ、クロストーク
のない高品質な画像表示が可能であることから、これら
の特徴を生かして、テレビジョン用やOA(オフィスオ
ートメーション)用などのディスプレイデバイスとして
多用されるようになってきており、その画素電極の配列
ピッチは100μm程度と微細なものとなってきてい
る。しかもその画素数が約100万画素という、超多画
素数の表示装置の開発も進められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなアクティブ
マトリックス型液晶表示装置の普及を促進するために
は、製造歩留まりを向上させることによって価格を下げ
ることが必要である。製造歩留まりを向上させる手段と
しては幾つかあるが、その主要な手法の一つとして、製
造工程における電極または電極間の絶縁層の静電破壊に
起因した表示不良欠陥の発生率の低減があり、静電破壊
に対して従来から様々な対策が施されている。
【0006】そのような従来の静電破壊対策を施したア
クティブマトリックス型液晶表示装置として例えばスイ
ッチング素子に薄膜トランジスタを用いたものにおい
て、ショートリングと呼ばれるリング状の導体パターン
をアレイ基板の周辺部に配設することで、全ての走査線
と補助容量線及び信号線を導通させる手法が知られてい
る。
【0007】図1は製造工程の途中において、ショート
リングが形成された状態の従来のTFTアレイ基板の概
略平面図を示す。図において、ガラス基板10上には、
複数の走査線11とこれらの走査線11の間に平行に補
助容量線12とが形成されている。この補助容量線12
の上にはマトリクス状に配列された複数の画素電極13
が補助容量線12と絶縁されて設けられている。走査線
11と補助容量線12とに夫々直交する方向には複数の
信号線14がこれらと絶縁されて形成される。これらの
配線それぞれには、走査線検査電極15、給電電極16
及び補助容量線検査電極17が形成される。さらに走査
線11と補助容量線12と信号線14とは、アレイ基板
の周辺部に形成されたショートリング18により電気的
に接続される。
【0008】このように、製造工程の途中において、全
ての走査線11と補助容量線12及び信号線14をショ
ートリング18によって導通させることで、製造される
アクティブマトリックス型液晶表示装置のTFTアレイ
基板は、ショートリング形成後に静電気を帯電しても、
配線間に高い電位差が生じることを防ぐことができるの
で、静電破壊が生じない。
【0009】しかしながら、実際には、ショートリング
形成前の工程において静電気の帯電が生じる場合も多
く、このような場合にも、配線間に高い電位差が生じる
ため、TFTアレイ基板上にショートリング形成工程ま
でに形成した配線構造物や絶縁膜などに静電破壊が生じ
てしまう。
【0010】例えば、図8に示したショートリング18
が形成される前の工程で、走査線11、補助容量線12
及びそれら配線に接続された各検査電極15、17が形
成される。この後に、他のパターンを形成するフォト・
エッチングを行なうためのレジストを基板10上に塗布
した後、そのレジストの溶媒を蒸発させるために平面の
ステージ上で加熱が行なわれる。その加熱工程の後、例
えば図9に示したように、複数の搬送ローラー21を備
えた搬送ベルト22上で、TFTアレイ基板10を、搬
送ベルト22から浮上させながら移動させて次の工程へ
と移送する。この浮上して移送させる際、TFTアレイ
基板10と搬送ベルト22との間には剥離帯電により例
えば数千ボルトの静電気が帯電される。この際に図8に
示すように搬送ベルト22に付属された金属アーム23
によってTFTアレイ基板10の搬送位置が修正される
が、このときに金属アーム23とTFTアレイ基板10
との接触によりにTFTアレイ基板10に蓄積されてい
た電荷が急激に金属アーム23に向けて移動することに
起因して、TFTアレイ基板10の配線構造物や絶縁膜
に静電破壊が生じる。
【0011】即ち、図10に示すように、TFTアレイ
基板10の一部24に数千ボルトのマイナスの静電気が
帯電し、これに接している金属アーム23が接地レベル
に接続されていると、そのTFTアレイ基板10の帯電
部分24と金属アーム23との間を帯電電荷が急激に移
動する。
【0012】このとき、例えば、TFTアレイ基板10
の帯電部分24に近接した位置に配置された走査線11
aや補助容量線12a上の静電荷は、金属アーム23と
の間に配置された走査線11bを通過して層間絶縁膜な
どの絶縁膜内あるいは薄膜半導体層26内を放電状態で
急峻に移動する。ここで、図10にはその後の工程で形
成されるべき信号線14aの位置が2点鎖線で示されて
いる。
【0013】この放電の結果、例えば図11に示すよう
に、走査線11aと金属アーム23との間に放電が生
じ、走査線11aの上に形成された絶縁膜25および薄
膜半導体層26には、放電が発生した部分に沿ってその
静電破壊によるピンホール状あるいは裂損状の損傷27
が生じる。このような損傷27上に後の工程で例えば図
12に示す如く信号線14aが形成される場合には、損
傷27を通して信号線14aと走査線11aの配線どう
しがショートするため、完成後の表示動作の際にこの部
分に対応した画素列に線欠陥などの表示不良が生じる。
【0014】なお、上記のショートリングは表示動作を
妨げるため、アレイ基板完成の後にすべて切り離す必要
がある。また、ショートリング切り離し後は静電破壊に
よる表示不良が生じることを防止できない。
【0015】さらに、上記のショートリングを用いる代
わりに、走査線および信号線の入力端子の隣接部分を製
造工程のときだけ互いに結合容量として形成することに
より、配線部分の静電荷を放電させて絶縁破壊を防止す
る方法がある。しかしながらこの方法でも結合容量部分
は、ショートリングと同様に、表示動作を妨げるため、
アレイ基板完成の後にすべて切り離す必要があり、やは
りその後の静電破壊による表示不良や製造コスト上昇の
一要因となる。
【0016】そこで、本発明の目的は、ショートリング
形成前の工程やショートリング切り離し後においても帯
電した静電気に起因した静電破壊を防いで、表示不良品
の発生率を低減することによって製造歩留まりを向上さ
せて、信頼性の高いアクティブマトリクス型の液晶表示
装置のような表示装置を、良好な生産性で低コストに実
現することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、第
1絶縁基板上に互いにほぼ平行に配置された複数の第1
電極配線と、前記第1電極配線に夫々スイッチ素子を介
して電気的に結合されマトリクス状に配置される複数の
画素電極とを含む第1電極基板と;第2絶縁基板上に配
置され前記画素電極に対向する対向電極を含む第2電極
基板と;前記画素電極と前記対向電極との間に保持され
る光変調層とを備え;隣接する前記第1電極配線の少な
くとも一方は他方に向かって少なくとも1個の放電突起
を有する。
【0018】また、本発明の表示装置は、第1の絶縁性
基板上に互いに併設された複数の走査線および複数の補
助容量線と、該走査線および補助容量線が形成された層
とは異なる層に絶縁膜を介して配設され、前記走査線お
よび補助容量線と互いに交差するように配列された信号
線と、前記複数の走査線と前記複数の信号線とが互いに
交差して形成される各格子内ごとに配設された画素電極
と、を備えた画素電極アレイ基板と;前記画素電極アレ
イ基板に対向する対向電極が第2の絶縁性基板上に形成
された対向基板と;前記画素電極アレイ基板と前記対向
基板との間に保持される光変調層とを備えた表示装置に
おいて、平面的パターンを直角以下の鋭角に形成されて
おり、前記走査線に帯電する電荷および前記補助容量線
に帯電する電荷を隣り合う前記走査線と前記補助容量線
との間に非接触で放電可能に対向する突起部が、前記走
査線および前記信号線の両線が交差する部分を避けて前
記走査線と前記補助容量線とにそれぞれ形成される。
【0019】また、前記突起部が、前記走査線および前
記補助容量線から延伸して前記画素電極が配列された領
域の外部の位置に形成された走査線用接続パッドおよび
補助容量線用接続パッドまたはこれに接続された走査線
検査用パッドおよび補助容量線検査用パッドに付設され
ている。
【0020】また、上記の表示装置において、前記突起
部が、前記走査線用接続パッドの一角および前記補助容
量腺用接続パッドの一角であり、該一角どうしが互いに
前記走査線に帯電する電荷および前記補助容量線に帯電
する電荷を隣り合う前記走査線と前記補助容量線との間
に非接触で放電可能に対向配置されていることを特徴と
している。
【0021】また、上記の表示装置において、前記突起
部の先端部における平面的形状が、30度以上90度以
下の角度の鋭角に形成されており、隣り合う突起部の先
端どうしの間が4μm以上20μm以下の距離を隔てて
配置されていることを特徴としている。
【0022】また、本発明の表示装置の製造方法は、第
1の絶縁性基板上に複数の走査線および複数の補助容量
線を形成し、該走査線および補助容量線が形成された層
とは異なる層に絶縁膜を介して前記走査線および補助容
量線と互いに交差するように信号線を形成し、前記複数
の走査線と前記複数の信号線とが互いに交差してなる各
格子内ごとに画素電極を配設して画素電極アレイ基板を
形成する工程と、前記画素電極アレイ基板に対して対向
電極を第2の絶縁性基板上に備えた対向基板を対向配置
し前記画素電極アレイ基板と前記対向基板との間に光変
調層を挟持させる工程と、を有する表示装置の製造方法
において、平面的パターンが直角以下の鋭角で、前記走
査線に帯電する電荷および前記補助容量線に帯電する電
荷を隣り合う前記走査線と前記補助容量線との間に非接
触で放電可能に対向する突起部を、前記走査線および前
記信号線の両線が交差する部分を避けて前記走査線と前
記補助容量線とにそれぞれ形成する工程を含むことを特
徴としている。
【0023】また、上記の製造方法において、前記突起
部を、前記走査線および前記補助容量線からそれぞれ延
伸して前記画素電極が配列された領域の外部の位置に形
成された走査線用接続パッドおよび補助容量線用接続パ
ッドまたはこれに接続された走査線検査用パッドおよび
補助容量線検査用パッドに付設することを特徴としてい
る。
【0024】一般に導体内の電荷分布は、その導体の外
部との境界面における曲率半径の小さい部分あるいは平
面的分布の場合はパターンの鋭角の小さい部分に集中す
る。従って、本発明に係る走査線及び補助容量線に形成
された突起部の先端に、それら走査線及び補助容量線の
電荷分布が集中する。この結果、互いに非接触で対向す
るパターンに配置された突起部どうしの間に強い電場が
形成されて、それらの間で放電が生じ易くなる。
【0025】そして例えば配向膜のラビング配向処理の
際などに走査線及び補助容量線に電荷が畜積されるが、
この電荷が例えばTFTアレイ基板の工程内移動時の搬
送の際などに作業者の手や搬送用金属アームとの接触で
急峻に移動する以前に、この突起部どうしの間で直ちに
放電が行なわれる。そして他の部分では放電は防止され
る。さらには、この突起部の配置位置としては他層の導
体パターンが形成されない位置に形成されているため、
放電によって生じた絶縁膜の損傷等を介して導体パター
ンと走査線および補助容量線とがショートすることは無
い。従って、静電破壊による層間ショートに起因した表
示不良品の発生を防ぐことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る表示装置をア
クティブマトリックス型液晶表示装置に適用した実施例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの実施例に
より製造されたアクティブマトリックス型液晶表示装置
のTFTアレイ基板の端部の一部を示す平面図であり、
ここでは走査線と補助容量線のみが示されている。
【0027】ガラス基板のような透明な絶縁性基板31
上に、複数の走査線32a,32b,32c,…および
複数の補助容量線33a,33b,33c,33d…が
平行して交互に隣り合うように配列される。走査線32
a,32b,32cには夫々走査線検査用パッド34
a,34b,34cおよび先端部に走査線接続パッド3
5a,35b,35cが形成される。また、補助容量線
33a,33b,33c、33dにはその先端部分に補
助容量線接続用兼検査用パッド36a,36b,36
c,36dが形成される。
【0028】隣り合った走査線検査用パッドと補助容量
線接続用兼検査用パッドとの間,すなわち、パッド36
aと34a、34aと36b,36bと34b,34b
と36c,36cと34c,34cと36dそれぞれ
に、先端が60度の鋭角のほぼ三角形で、互いに所定の
距離を隔てて非接触で対向するパターンに形成された突
起部37a〜37jが形成される。例えば、補助容量線
接続用兼検査用パッド36dの突起部37lと走査線検
査用パッド34cの突起部37mとは図6に示したよう
に、先端部の間隔dが1〜3ミクロン程度に形成され
る。しかもこの先端部に向かってテーパ部Tが形成され
る。このテーパ部Tはあとで説明するように製造工程に
おいてエッチングが行われる際に容易に形成できる。し
たがって、突起部37l,37mの先端部分の対向面積
は極めて小さく、この部分の容量結合はほとんど無視で
きる値となっている。この間隔dは数千ボルトの静電気
の電圧により放電開始するが、液晶表示装置として完成
後に印加される数十ボルトの動作電圧によっては全く放
電が起こらないような寸法に設定される。なお図1の電
極構造が形成された後、図2に示すように接続パッド部
分を除いて絶縁層38で被覆される。
【0029】この後、あとで説明するが、走査線32
a,32b,32cや補助容量線33a,33b,33
c、33dに対して絶縁膜を隔てて交差するように信号
線が形成される。このように、この突起部37a〜37
mは先端部が避雷針のように尖っているので、この先端
部分に電荷が集中して放電が他の部位よりも発生し易く
なっている。つまり、この部分で電極に溜まった数千ボ
ルトの静電荷が放電されるので、後の工程で形成される
画面領域の信号線(図示せず)と絶縁膜を隔てて交差す
る走査線32a,32b,32cや補助容量線33a,
33b,33c,33dの他の部位よりも電荷が集中し
て放電が発生し易くなっている。したがって、他の部
分、例えば走査線32a,32b,32cや補助容量線
33a,33b,33c、33dの本体の部分、例え
ば、走査線32aにおけるゲート電極Gに相当する画像
表示部分では、それらの間やその上層または下層に絶縁
膜を隔てて交差して形成される信号線に対して静電荷が
絶縁膜を突き抜けて急激に放電するということが無い。
したがって画像表示エリア内部で、そのような電荷の急
激な移動に起因した絶縁膜の破損(ピンホール欠陥やそ
の他の裂損のような絶縁膜の損傷)の発生を極めて効果
的に解消することができる。
【0030】しかも、TFTアレイ基板の製造工程にお
いて、ショートリングが形成される以前に信号線が形成
されるので、ショートリングが形成されていない段階で
は、走査線32a,32b,32cや補助容量線33
a,33b,33c、33dと信号線とは未だショート
リングで結ばれていない。従来はこの段階で走査線32
a,32b,32cおよび補助容量線33a,33b,
33cと信号線との間で蓄積された電荷の偏りが生じる
と、その電荷が急峻に走査線および補助容量線と信号線
との間を移動して、絶縁膜の損傷が発生していた。しか
し本実施例によれば、上記の如く突起部37a〜37m
で電荷を放電させることができるので、特にショートリ
ングが形成されていない段階における従来のピンホール
欠陥やその他の裂損のような絶縁膜の損傷の発生を、極
めて効果的に解消することができる。
【0031】前記したように、この突起部37a〜37
mは静電的に蓄積された電荷のような数千ボルトの高い
電圧の放電に対しては有効に作用する一方、一般に液晶
表示装置の表示装置の駆動用に用いられる高々20〜3
0V程度で数mA程度の駆動電圧の印加に対しては、放
電を生じることはない。また、突起部37a〜37mは
ほとんど容量結合もないので、液晶表示装置として完成
した後でもこれらを基板から切り取る、あるいは除去す
る必要はない。従って、表示性能には何ら問題なく、高
い歩留まりで製造できるとともに、製品として完成後に
もTFTアレイ基板上に突起部37a〜37mを残して
おくことができるので、TFTアレイ基板あるいは表示
装置の製品として完成した後にも、静電気の蓄積とその
移動に起因した表示装置の不良(故障)発生を防ぐこと
ができる。
【0032】以下、図1、図2に示した電極構造を有す
るアクティブマトリックス型液晶表示装置のTFTアレ
イ基板の製造プロセスを図3の製造プロセスフローなら
びに図4ないし図6の製造プロセスの所定のステップに
おける基板平面図に従って詳細に説明する。
【0033】先ず、図3により製造プロセスの全体の流
れを説明する。最初のステップS1では用意された例え
ば0.7mm程度の薄いガラス基板上にゲート電極、走
査信号線、補助容量線、突起部を含むこれらの配線の検
査電極が形成される。図1、図2はこのステップS1に
おける電極構成を示しており、TFTアレイ基板の全体
としては図4に示したようになる。
【0034】すなわち、ガラス絶縁基板31上にスパッ
タ法によりMo−W(モリブデン−タングステン)合金
膜を300nm成膜した後これをフォト・エッチングに
より所定の形状に加工して、走査線32a〜32m、ゲ
ート電極G、補助容量線33a〜33m、及びそれぞれ
の配線に接続された走査線用検査電極34a〜34m、
補助容量線検査電極36a〜36mを形成する。
【0035】次に、図3のステップS2において図4に
示した中間製品に対して、走査線32a〜32m及び補
助容量線34a〜34mのパターン検査、すなわち配線
32a〜32m,34a〜34m各々のオープン或いは
ショート検査を行なった後、シリコン酸化膜、SiOx
からなるゲート絶縁膜を400nm厚で形成し、続い
て、ステップS3において、TFTのチャネル領域とな
る半導体層であるハイドロジェナイテッド・アモルファ
ス・シリコン膜、a−Si:H膜を50nm厚で夫々C
VD(Chemical Vapor Deposit
ion)法で基板31全体に順次成膜する。そしてステ
ップS4で全体に窒化シリコン(シリコンナイトライ
ド)膜、SiNxからなるエッチング保護膜を同様にC
VD法によって200nm厚で成膜した後、このエッチ
ング保護膜のみを所定の形状にフォト・エッチングによ
り加工する。
【0036】続いて、ステップS5でCVD法によりn
+型a−Si:H膜を50nm厚で成膜する。その後、
+型a−Si:H膜と共にその下にある前記のa−S
i:H膜を所定の形状に加工した後、ステップS6でI
TO(indium tin oxide)膜をスパッタ法で100nm
厚で被膜し、これをフォト・エッチングにより加工し
て、図5に示すようにそれぞれゲート電極Gに対応した
位置に画素電極Pを形成する。
【0037】そして、ステップS7において、走査線用
接続パッド35a〜35mおよび補助容量線用接続パッ
ド36a〜36mそれぞれに各給電電極35a1〜35
m1,36a1〜36m1を形成する。
【0038】続いて、ステップS8において図6に示し
たように、走査線32a〜32m及び補助容量線34a
〜34mに交差する方向でかつそれぞれゲート電極Gを
挟んで画素電極Pに対応した位置に複数の信号線39
a,39b,39c,39d,39e,…を形成する。
この際、同時にすべての配線、電極を取り囲むようにガ
ラス基板31の周囲に沿ってショートリング40が形成
される。さらに、図6に示したように、ゲート電極Gと
画素電極Pとの間を接続するためにゲート電極Gが形成
され、ゲート電極Gと信号線39aとを接続するために
ソース電極Sが形成される。このショートリング40は
複数の信号線39a〜39bと電気的に接続されてい
る。
【0039】そして最後に、前記の構造物の上ほぼ全面
を覆うように配向膜(図示省略)を形成してアレイ基板
41を完成する。さらに、このTFTアレイ基板41に
液晶保持用の隙間を有して対向配置させる対向基板(図
示省略)を、別のガラス絶縁基板上に共通電極としてI
TO膜を100nm成膜して対向膜を形成して作製し、
この対向基板とTFTアレイ基板41とを両基板周囲に
封止材兼接着剤を配置して貼り合わせて、その基板隙間
に液晶層を注入し、アクティブマトリクス型液晶表示装
置の主要部が完成する。
【0040】このような手法により、全ての走査線32
a〜32と補助容量線33a〜33mとは互いに放電用
の突起部を介して近接して形成し、信号線39a〜39
eをショートリング40によって導通させることで、製
造されるアクティブマトリックス型液晶表示装置のTF
Tアレイ基板41はショートリング形成以前に静電気を
帯電しても配線間に高い電位差が生じることを防ぐこと
ができ、またショートリング除去後に静電気を帯電して
も放電用の突起部を介して放電するので、静電破壊が生
じない。
【0041】図7は図6に示した実施例の変形例の回路
構成を示す。したがって説明を分かりやすくするために
図6の実施例と対応する部分は同一または類似の参照符
号を付してある。
【0042】図7において、この変形例では2本のショ
ートリング40A、40Bが互いに基板31上で所定距
離をおいて形成される。内側のショートリング40Bは
図6の実施例におけるショートリング40に対応するも
ので、信号線39aは二つのトランジスタTr1,Tr
2で形成されたトランスファゲートTG1を介してショ
ートリング40Bに接続される。同様に、走査線32a
も二つのトランジスタTr1,Tr2で形成されたトラ
ンスファゲートTG2を介してショートリング40Bに
接続される。同様に、補助容量線33aもトランスファ
ゲートTG3を介してショートリング40Bに接続され
る。
【0043】走査線32aはスイッチングトランジスタ
TFT1のゲートに接続され、スイッチングトランジス
タTFT1のソースは信号線39aに接続され、ドレイ
ンは画素電極Pに接続される。画素電極Pの下方には補
助容量線33aの幅広の容量形成部33aaが対応して
設けられる。なお、走査線32a、32b,補助容量線
33a、信号線39aはいずれもOLBパッド(outer
lead bonding pad)41に内側ショートリング40Bの
外側で接続される。OLBパッド41の他の端は外側シ
ョートリング40Aに接続される。
【0044】トランスファゲートTG1,TG2、TG
3はいずれもそのトランジスタのゲートにたとえば数百
ボルトの電圧が印加されると導通するが、動作電圧程度
の数十ボルトでは導通しないように設計されているの
で、製造工程の途中で静電気により高い電圧が生じると
静電荷をショートリング40Bに逃がす働きを持つ。し
たがってこのトランスファゲートTG1,TG2、TG
3は製造工程終了後に除去することなく製品中に組み込
まれてもなんら差支えない。ただし外側のショートリン
グ40Aは製造工程の最後に破線Cで示した位置でガラ
ス基板31をカットしてOLBパッド41のすぐ外側で
カットされる。
【0045】なお、図6の実施例において、上記の突起
部37a〜37nは駆動回路との接続をとるために基板
31の周辺部に形成された走査線接続パッド35a〜3
5mと補助容量線接続用兼検査用パッド36a〜36m
との間に付設してもよいことは言うまでもない。あるい
は、走査線接続パッド35a〜35mや補助容量接続用
兼検査用パッド36a〜36mそれぞれのコーナー部分
を、上記の突起部37a〜37mと同様に直角以下の鋭
角に形成するとともにそれらの互いの間の距離を上記の
如く数μmの範囲内で適宜に形成する。
【0046】なお、図6において、補助容量線接続用兼
検査用パッド36a〜36mは、接続配線43に対して
絶縁膜に穿設されたコンタクトホール36a1〜36m
1を通して接続されている。
【0047】本発明の表示装置は、その製造工程を殆ど
従来の工程から変更する必要がなく、突起部を上記のよ
うに巧妙な構造にパターン形成するだけでよいので、そ
の製造も極めて簡易に行なうことができる。
【0048】なお、上記の突起部の先端テーパ部Tにお
ける平面的形状は、30度以上90度以下の角度の鋭角
に形成することが望ましい。また、隣り合う突起部の先
端どうしの間の距離は、1μm以上20μm以下に形成
することが望ましい。
【0049】上記実施例においては、本発明の技術を液
晶表示装置に適用した場合の一実施例を示したが、本発
明の適用はこれのみには限定されないことは言うまでも
ない。この他にも、例えばELディスプレイやプラズマ
ディスプレイなど、走査線と信号線とが絶縁膜を隔てて
交差するように配置されており、それらに静電的に蓄積
された電荷の移動に起因して従来は破損が生じていた表
示装置に対して、特に好適である。
【0050】
【発明の効果】以上、詳細な説明で明示したように、本
発明によれば、ショートリング形成前の工程やショート
リング切り離し後においても帯電した静電気に起因した
静電破壊を防いで、表示不良品の発生率を低減すること
によって製造歩留まりを向上させて、信頼性の高いアク
ティブマトリクス型の液晶表示装置のような表示装置
を、良好な生産性で低コストに実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアクティブマトリックス型液晶表
示装置のTFTアレイ基板上における放電突起部を中心
として示す拡大平面図である。
【図2】図1に示した放電突起部の部分の断面構造を示
す図。
【図3】図1の実施例に係る液晶表示装置の製造プロセ
スフローを示す図である。
【図4】この実施例の液晶表示装置の一つの製造工程に
おけるTFTアレイ基板の概略平面図を示す図である。
【図5】この実施例の液晶表示装置の他の製造工程にお
けるTFTアレイ基板の概略平面図を示す図である。
【図6】この実施例に係る液晶表示装置に用いられるさ
らに他の製造工程におけるTFTアレイ基板の、ショー
トリングを切り離す以前の構造の概要を示す平面図であ
る。
【図7】図6に示す製造工程におけるTFTアレイ基板
上のおけるショートリングと回路構成素子の配置関係を
示す回路配置図。
【図8】従来のショートリングを用いた液晶表示装置の
製造プロセスにおけるTFTアレイ基板の概略平面図を
示す図である。
【図9】液晶表示装置の製造プロセスにおける搬送系上
で、TFTアレイ基板が金属アームによって位置修正さ
れる状態を示す図である。
【図10】TFTアレイ基板上に静電的に帯電した電荷
が、金属アームの接触によりこれに向かって急峻に移動
する状態を示す概念図である。
【図11】従来の表示装置の製造工程において静電荷の
放電によって絶縁膜が損傷して生じたピンホール欠陥を
示す図。
【図12】図11に示したピンホール欠陥を通して走査
線と信号線とがショート不良となった状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
31…ガラス基板、 32c…走査線、 33d…補助容量線、 34c…走査線検査用パッド、 36d…補助容量線検査用パッド、 37l…放電用突起部、 37m…放電用突起部、 T…テーパ部、 d…放電ギャップ。 38…絶縁層。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1絶縁基板上に互いにほぼ平行に配置
    された複数の第1電極配線と、前記第1電極配線に夫々
    スイッチ素子を介して電気的に結合されマトリクス状に
    配置される複数の画素電極とを含む第1電極基板と;第
    2絶縁基板上に配置され前記画素電極に対向する対向電
    極を含む第2電極基板と;前記画素電極と前記対向電極
    との間に保持される光変調層とを備え;隣接する前記第
    1電極配線の少なくとも一方は他方に向かって少なくと
    も1個の放電突起を有する、表示装置。
  2. 【請求項2】 さらに前記第1電極配線群と絶縁膜を介
    してほぼ直交する方向に設けられている第2電極配線を
    有する請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1電極配線群は走査線群を含み、
    第2の電極配線群は信号線群を含む、請求項2に記載の
    表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1電極配線群は走査線群および補
    助容量線群を含み、交互に隣接する前記第1電極配線群
    の一方が走査線であり、他方が補助容量線である、請求
    項3に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第1電極配線群は信号線群を含み、
    第2の電極配線群は走査線群を含む、請求項2に記載の
    表示装置。
  6. 【請求項6】 第1の絶縁性基板上に形成された複数の
    走査線および複数の補助容量線と、該走査線および補助
    容量線が形成された層とは異なる層に絶縁膜を介して配
    設され、前記走査線および補助容量線と互いに交差する
    ように配列された信号線と、前記複数の走査線と前記複
    数の信号線とが互いに交差して形成される各格子内ごと
    に配設された画素電極と、を備えた画素電極アレイ基板
    と;前記画素電極アレイ基板に対向する対向電極が第2
    の絶縁性基板上に形成された対向基板と;前記画素電極
    アレイ基板と前記対向基板との間に保持される光変調層
    とを備えた表示装置において、 平面的パターンを直角以下の鋭角に形成されており、前
    記走査線に帯電する電荷および前記補助容量線に帯電す
    る電荷を隣り合う前記走査線と前記補助容量線との間に
    非接触で放電可能に対向する突起部が、前記走査線およ
    び前記信号線の両線が交差する部分を避けて前記走査線
    と前記補助容量線とにそれぞれ形成されている、表示装
    置。
  7. 【請求項7】 前記突起部が、前記走査線および前記補
    助容量線からそれぞれ延伸して前記画素電極が配列され
    た領域の外部の位置に形成された走査線用接続パッドお
    よび補助容量線用接続パッドまたはこれに接続された走
    査線検査用パッドおよび補助容量線検査用パッドに付設
    されている、請求項6記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記突起部が、前記走査線用接続パッド
    の一角および前記補助容量線用接続パッドの一角であ
    り、該一角どうしが互いに前記走査線に帯電する電荷お
    よび前記補助容量線に帯電する電荷を隣り合う前記走査
    線と前記補助容量線との間に非接触で放電可能に対向配
    置されている請求項7記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 前記突起部の先端部における平面的形状
    が、30度以上90度以下の鋭角に形成されており、隣
    り合う突起部の先端どうしの間が1μm以上20μm以
    下の距離を隔てて配置されている請求項7記載の表示装
    置。
  10. 【請求項10】 前記光変調層が液晶層を含む請求項7
    に記載の表示装置。
  11. 【請求項11】 第1の絶縁性基板上に複数の走査線お
    よび複数の補助容量線を形成し、該走査線および補助容
    量線が形成された層とは異なる層に絶縁膜を介して前記
    走査線および補助容量線と互いに交差するように信号線
    を形成し、前記複数の走査線と前記複数の信号線とが互
    いに交差してなる各格子内ごとに画素電極を配設して画
    素電極アレイ基板を形成する工程と、前記画素電極アレ
    イ基板に対して対向電極を第2の絶縁性基板上に備えた
    対向基板を対向配置し前記画素電極アレイ基板と前記対
    向基板との間に光変調層を狭持させる工程と、を有する
    表示装置の製造方法において、 平面的パターンが直角以下の鋭角で、前記走査線に帯電
    する電荷および前記補助容量線に帯電する電荷を隣り合
    う前記走査線と前記補助容量線との間に非接触で放電可
    能に対向する突起部を、前記走査線および前記信号線の
    両線が交差する部分を避けて前記走査線と前記補助容量
    線とにそれぞれ形成する工程を含む表示装置の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 前記突起部を、前記走査線および前記
    補助容量線からそれぞれ延伸して前記画素電極が配列さ
    れた領域の外部の位置に形成された走査線用接続パッド
    および補助容量線用接続パッドまたはこれに接続された
    走査線検査用パッドおよび補助容量線検査用パッドに付
    設する請求項11に記載の表示装置の製造方法。
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