JPH08233102A - 変速操作機構のリターンスプリング支持構造 - Google Patents

変速操作機構のリターンスプリング支持構造

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JPH08233102A
JPH08233102A JP6351895A JP6351895A JPH08233102A JP H08233102 A JPH08233102 A JP H08233102A JP 6351895 A JP6351895 A JP 6351895A JP 6351895 A JP6351895 A JP 6351895A JP H08233102 A JPH08233102 A JP H08233102A
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JP
Japan
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speed
shift
reverse
shaft
case
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JP6351895A
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Hideaki Shimizu
秀明 清水
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、操作機構ケースに固定さ
れる5速・リバース用支持プレートの固定用ボス部を小
さくし得て、固定用ボス部のピッチを小さくし得て、5
速・リターン用支持プレートの剛性を確保し得て、操作
機構ケースの小型化及び軽量化を果たし得て、コストダ
ウンを果たし得て、変速機ケースの剛性を高めることに
ある。 【構成】 この目的を達成するために、この発明は、5
速・リバース用ケース側支持体を支持するとともに軸側
誤操作防止体の挿通される挿通孔を形成した5速・リバ
ース用支持プレートをかしめにより固定する固定用ボス
部を操作機構ケースに形成して設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は変速操作機構のリター
ンスプリング支持構造に係り、特に、変速操作機構の操
作機構ケースに固定される5速・リバース用支持プレー
トの固定用ボス部を小さくし得て、また、固定用ボス部
のピッチを小さくし得て、5速・リターン用リターンス
プリングを支持する5速・リターン用支持プレートの剛
性を確保し得て、操作機構ケースの小型化及び軽量化を
果たし得て、コストダウンを果たし得て、変速機ケース
の剛性を高め得る変速操作機構のリターンスプリング支
持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、内燃機関の動力を走行
条件に応じて所要に変換して取出すために、手動式や自
動式の変速機を備えている。このような変速機には、ギ
ヤ式の変速機やベルト式の変速機等があり、動力の伝達
損失の少ないギヤ式の変速機が多用されている。
【0003】手動により噛合状態を切換えるギヤ式の変
速機は、複数段の変速ギヤ列を有しており、シフトレバ
ーによってギヤ列の噛合状態を切換えて各段のギヤを噛
合させることにより、内燃機関の動力を走行条件に応じ
て所要に変換して取出している。
【0004】このようなギヤ式の変速機においては、変
速操作機構により噛合状態を切換えている。変速機の変
速操作機構としては、特公平2−14581号公報に開
示されるものがある。この公報に開示される変速操作機
構は、シフトアンドセレクト軸に回動可能且つ軸方向移
動不能に組付けられたハウジングと、このハウジングの
軸方向移動を許容し且つ回動を規制するガイドと、前記
シフトアンドセレクト軸の穴部に出没可能に組付けられ
たロックボールと、このロックボールをハウジング側に
付勢するスプリングと、前記ハウジングに複数個形成さ
れた前記ロックボールの弾性係合される凹陥部と、から
なるディテント機構を設けた設けたものである。
【0005】また、変速機の変速操作機構としては、図
7〜図12に示すものがある。図10〜図11におい
て、102は変速機、104は変速機ケースである。前
記変速機102は、変速機ケース104に図示しない各
軸を設け、各軸に複数段の変速ギヤ列(図示せず)を設
けている。前記変速ギヤ列の噛合状態を切換える変速操
作機構106は、シフトアンドセレクト軸108の一端
側を変速機ケース104の変速機側支持部110に支持
して設け、シフトアンドセレクト軸108の他端側を変
速機ケース104に固定ボルト(図示せず)により取付
けられる操作機構ケース112の操作機構側支持部11
4に支持して設けている。
【0006】シフトアンドセレクト軸108は、図12
に示す如く、シフトレバー(図示せず)の操作によりコ
ントロール軸116やコントロールレバー118を介し
てセレクト動作及びシフト動作される。これにより、シ
フトアンドセレクト軸108は、フトレバー(図示せ
ず)のセレクト操作により軸方向(矢印A方向)にセレ
クト動作されるとともに、シフトレバーのシフト操作に
より周方向(矢印B方向)にシフト動作される。
【0007】シフトアンドセレクト軸108には、略コ
字状に形成された誤動作防止用のインタロックプレート
120を設けている。インタロックプレート120は、
変速機ケース104に取付けたプレート保持ボルト12
2によりシフトアンドセレクト軸108に対する軸方向
及び周方向の移動を所定に規制されている。インタロッ
クプレート120内のシフトアンドセレクト軸108に
は、シフトアンドセレクトレバー124が取付けられて
いる。
【0008】シフトアンドセレクトレバー124の一端
側には、レバー部材126を設けている。レバー部材1
26は、1速・2速シフトヨーク128と3速・4速シ
フトヨーク130と5速・リバースシフトヨーク132
とに選択的に係合される。
【0009】前記1速・2速シフトヨーク128は、1
速・2速シフト軸134に設けられている。前記3速・
4速シフトヨーク130は、3速・4速シフト軸136
に設けられている。前記5速・リバースシフトヨーク1
32は、5速・リバースシフト軸138に設けられ、5
速・リバースガイド軸140により支持されている。
【0010】前記1速・2速シフト軸134には、図示
しない1速・2速スリーブを動作させる1速・2速フォ
ーク142を設けている。1速・2速フォーク142
は、1速・2速スリーブを動作させて1速・2速同期機
構を介して1速ギヤ列または2速ギヤ列を噛合状態にす
る。前記3速・4速シフト軸136には、図示しない3
速・4速スリーブを動作させる3速・4速フォーク14
4を設けている。3速・4速フォーク144は、3速・
4速スリーブを動作させて3速・4速同期機構を介して
3速ギヤ列または4速ギヤ列を噛合状態にする。
【0011】前記5速・リバースシフト軸138には、
図示しない5速スリーブを動作させる5速フォーク14
6を設けている。5速フォーク146は、5速スリーブ
を動作させて5速同期機構を介して5速ギヤ列を噛合状
態にする。また、前記5速・リバースガイド軸140に
は、リバースギヤシフトアーム148を設けている。リ
バースギヤシフトアーム148は、リバースギヤシフト
レバー150を揺動させることにより、図示しないリバ
ースアイドラギヤを動作させてリバースギヤ列を噛合状
態にする。
【0012】また、前記シフトアンドセレクトレバー1
24の他端側には、ストッパ部材152を設けている。
ストッパ部材152は、プレート保持ボルト122の先
端部によりセレクト動作とシフト動作とを所定に規制さ
れる。
【0013】前記シフトアンドセレクト軸108の他端
側には、5速シフト位置からリバースシフト位置への直
接的なシフト動作を阻止する軸側誤操作防止体154を
取付けて設けている。軸側誤操作防止体154は、シフ
トアンドセレクト軸108に係止軸156により軸方向
移動可能且つ周方向少許移動可能に取付けて設けてい
る。
【0014】前記軸側誤操作防止体154には、誤操作
防止突部158を形成して設け、誤操作防止用スプリン
グ160の一端側を係合して設けている。誤操作防止用
スプリング160の他端側は、シフトアンドセレクト軸
108に固設した誤操作防止用支持体162に支持して
設けている。
【0015】前記操作機構ケース112には、軸側誤操
作防止体154と係合離脱されるケース側誤操作防止体
164を取付けて設けている。ケース側誤操作防止体1
64は、シフトアンドセレクト軸108の5速シフト動
作時に誤操作防止突部158と係合し、シフトアンドセ
レクト軸108の5速シフト位置からリバースシフト位
置への直接的なシフト動作を阻止する。
【0016】前記シフトアンドセレクト軸108には、
3速・4速用リターンスプリング166と5速・リバー
ス用リターンスプリング168とを設けている。3速・
4速用リターンスプリング166は、シフトアンドセレ
クト軸108が軸方向一端側の3速・4速セレクト位置
にセレクト動作された際に、シフトアンドセレクト軸1
08をニュートラル位置側に押圧する。5速・リバース
用リターンスプリング168は、シフトアンドセレクト
軸108が軸方向他端側の5速・リバースセレクト位置
にセレクト動作された際に、シフトアンドセレクト軸1
08をニュートラル位置側に押圧する。
【0017】前記3速・4速用リターンスプリング16
6は、一端側をシフトアンドセレクト軸108に軸方向
移動可能に外装した3速・4速用ケース側支持体170
に支持して設け、他端側をシフトアンドセレクト軸10
8に3速・4速用軸側支持体172を介して支持して設
けている。3速・4速用軸側支持体172は、インタロ
ックプレート120に当接支持されている。
【0018】3速・4速用ケース側支持体170は、シ
フトアンドセレクト軸108に固定した3速・4速用支
持プレート174により軸方向一端側への移動を所定に
規制される。また、3速・4速用ケース側支持体170
は、シフトアンドセレクト軸108の3速・4速セレク
ト動作時に、前記変速機ケース104の変速機側支持部
110により軸方向他端側への移動を阻止され、3速・
4速用リターンスプリング166を圧縮してシフトアン
ドセレクト軸108をニュートラル位置側に押圧する。
【0019】前記5速・リバース用リターンスプリング
168は、一端側をシフトアンドセレクト軸108に5
速・リバース用軸側支持体176を介して支持して設
け、他端側をシフトアンドセレクト軸108に軸方向移
動可能に外装した5速・リバース用ケース側支持体17
8に支持して設けている。5速・リバース用軸側支持体
176は、インタロックプレート120に当接支持され
ている。
【0020】5速・リバース用ケース側支持体178
は、5速・リバース用支持プレート180により軸方向
他端側への移動を所定に規制される。5速・リバース用
ケース側支持体178は、図11に示す如く、シフトア
ンドセレクト軸108の5速・リバースセレクト動作時
に、前記5速・リバース用支持プレート180により軸
方向一端側への移動を阻止され、5速・リバース用リタ
ーンスプリング168を圧縮してシフトアンドセレクト
軸108をニュートラル位置側に押圧する。
【0021】前記5速・リバース用支持プレート180
は、前記操作機構ケース112の固定用ボス部182に
固定ボルト184により固定して設けている。5速・リ
バース用支持プレート180は、図7〜図8に示す如
く、固定ボルト184を固定孔186に挿通して固定用
ボス部182の固定ねじ孔188に螺着することによ
り、操作機構ケース112の固定用ボス部182に固定
される。
【0022】また、5速・リバース用支持プレート18
0には、図7〜図8に示す如く、5速・リバース用支持
プレート180を固定した操作機構ケース112を変速
機ケース104に組付ける際に、シフトアンドセレクト
軸108に固定された軸側誤操作防止体154を挿通す
るための軸側誤操作防止体挿通孔190を形成してい
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の図7
〜図12に示す変速操作機構106は、5速・リバース
用支持プレート180の固定された操作機構ケース11
2を変速機ケース104に組付けるために、図7〜図8
に示す如く、5速・リバース用支持プレート180に軸
側誤操作防止体挿通孔190を形成している。このた
め、5速・リバース用リターンスプリング168を支持
する5速・リバース用ケース側支持体178は、径を大
きくして5速・リバース用支持プレート180に対する
圧縮力の受け座192を確保する必要がある。
【0024】また、5速・リバース用支持プレート18
0は、操作機構ケース112の固定用ボス部182の固
定ねじ孔188に固定ボルト184を螺着することによ
り固定して設けている。このため、操作機構ケース11
2には、固定ねじ孔188に螺着された固定ボルト18
4の緩みを防止するために、ある大きさの固定用ボス部
182を確保する必要がある。
【0025】この結果、従来の変速操作機構106は、
5速・リバース用ケース側支持体178の径を大きく
し、また、固定用ボス部182を大きくしなければなら
ないことにより、固定ボルト184のピッチPが大きく
なり、5速・リバース用支持プレート180の剛性が低
下する不都合があった。
【0026】また、従来の変速操作機構106は、固定
ボルト184のピッチP1が大きくなることにより、操
作機構ケース112の大型化及び重量化を招き、コスト
アップを招く不都合があるとともに、図7及び図9に示
す如く、操作機構ケース112の合わせ面194の形状
及び変速機ケース104の合わせ面196の形状が大き
くなり、この結果、変速機ケース104の合わせ面19
6で囲まれる穴部198の面積が大となって変速機ケー
ス104の剛性が低下する不都合があった。
【0027】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
不都合を除去するために、シフトレバーのセレクト操作
により軸方向にセレクト動作されるとともに前記シフト
レバーのシフト操作により周方向にシフト動作されるシ
フトアンドセレクト軸の一端側を変速機ケースに支持し
て設け、前記シフトアンドセレクト軸の他端側を前記変
速機ケースに取付けられる操作機構ケースに支持して設
け、前記シフトアンドセレクト軸の他端側に5速シフト
位置からリバースシフト位置への直接的なシフト動作を
阻止する軸側誤操作防止体を取付けて設けるとともに前
記操作機構ケースに前記軸側誤操作防止体と係合離脱さ
れるケース側誤操作防止体を取付けて設け、前記シフト
アンドセレクト軸が軸方向他端側に5速・リバースセレ
クト動作された際にニュートラル位置側に押圧する5速
・リバース用リターンスプリングを設け、この5速・リ
バース用リターンスプリングの一端側を前記シフトアン
ドセレクト軸に5速・リバース用軸側支持体を介して支
持して設けるとともにこの5速・リバース用リターンス
プリングの他端側を前記シフトアンドセレクト軸に軸方
向移動可能に外装した5速・リバース用ケース側支持体
に支持して設け、この5速・リバース用ケース側支持体
を支持するとともに前記軸側誤操作防止体の挿通される
挿通孔を形成した5速・リバース用支持プレートをかし
めにより固定する固定用ボス部を前記操作機構ケースに
形成して設けたことを特徴とする。
【0028】
【作用】この発明の構成によれば、変速操作機構のリタ
ーンスプリング支持構造は、5速・リバース用ケース側
支持体を支持するとともに軸側誤操作防止体の挿通され
る挿通孔を形成した5速・リバース用支持プレートをか
しめにより固定する固定用ボス部を操作機構ケースに形
成して設けたことにより、従来の固定ボルトの締め付け
により固定する固定用ボス部に比べて、5速・リバース
用支持プレートの固定用ボス部を小さくすることができ
るとともに、固定用ボス部のピッチを小さくすることが
できる。
【0029】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明
する。
【0030】図1〜図6は、この発明の実施例を示すも
のである。図4〜図6において、2は変速機、4は変速
機ケースである。前記変速機2は、変速機ケース4に図
示しない各軸を設け、各軸に複数段の変速ギヤ列(図示
せず)を設けている。前記変速ギヤ列の噛合状態を切換
える変速操作機構6は、シフトアンドセレクト軸8の一
端側を変速機ケース4の変速機側支持部10に支持して
設け、シフトアンドセレクト軸8の他端側を変速機ケー
ス4に固定ボルト(図示せず)により取付けられる操作
機構ケース12の操作機構側支持部14に支持して設け
ている。
【0031】シフトアンドセレクト軸8は、図6に示す
如く、シフトレバー(図示せず)の操作によりコントロ
ール軸16やコントロールレバー18を介してセレクト
動作及びシフト動作される。これにより、シフトアンド
セレクト軸8は、フトレバー(図示せず)のセレクト操
作により軸方向(矢印A方向)にセレクト動作されると
ともに、シフトレバーのシフト操作により周方向(矢印
B方向)にシフト動作される。
【0032】シフトアンドセレクト軸8には、略コ字状
に形成された誤動作防止用のインタロックプレート20
を設けている。インタロックプレート20は、変速機ケ
ース4に取付けたプレート保持ボルト22によりシフト
アンドセレクト軸8に対する軸方向及び周方向の移動を
所定に規制されている。インタロックプレート20内の
シフトアンドセレクト軸8には、シフトアンドセレクト
レバー24が取付けられている。
【0033】前記シフトアンドセレクトレバー24の一
端側には、レバー部材26を設けている。レバー部材2
6は、1速・2速シフトヨーク28と3速・4速シフト
ヨーク30と5速・リバースシフトヨーク32とに選択
的に係合される。
【0034】前記1速・2速シフトヨーク28は、1速
・2速シフト軸34に設けられている。前記3速・4速
シフトヨーク30は、3速・4速シフト軸36に設けら
れている。前記5速・リバースシフトヨーク32は、5
速・リバースシフト軸38に設けられ、5速・リバース
ガイド軸40により支持されている。
【0035】前記1速・2速シフト軸34には、図示し
ない1速・2速スリーブを動作させる1速・2速フォー
ク42を設けている。1速・2速フォーク42は、1速
・2速スリーブを動作させて1速・2速同期機構を介し
て1速ギヤ列または2速ギヤ列を噛合状態にする。前記
3速・4速シフト軸36には、図示しない3速・4速ス
リーブを動作させる3速・4速フォーク44を設けてい
る。3速・4速フォーク44は、3速・4速スリーブを
動作させて3速・4速同期機構を介して3速ギヤ列また
は4速ギヤ列を噛合状態にする。
【0036】前記5速・リバースシフト軸38には、図
示しない5速スリーブを動作させる5速フォーク46を
設けている。5速フォーク46は、5速スリーブを動作
させて5速同期機構を介して5速ギヤ列を噛合状態にす
る。また、5速・リバースガイド軸40には、リバース
ギヤシフトアーム48を設けている。リバースギヤシフ
トアーム48は、リバースギヤシフトレバー50を揺動
させることにより、図示しないリバースアイドラギヤを
動作させてリバースギヤ列を噛合状態にする。
【0037】また、前記シフトアンドセレクトレバー2
4の他端側には、ストッパ部材52を設けている。スト
ッパ部材52は、プレート保持ボルト22の先端部によ
りセレクト動作とシフト動作とを所定に規制される。
【0038】前記シフトアンドセレクト軸8の他端側に
は、5速シフト位置からリバースシフト位置への直接的
なシフト動作を阻止する軸側誤操作防止体54を取付け
て設けている。軸側誤操作防止体54は、シフトアンド
セレクト軸8に係止軸56により軸方向移動可能且つ周
方向少許移動可能に取付けて設けている。
【0039】前記軸側誤操作防止体54には、誤操作防
止突部58を形成して設け、誤操作防止用スプリング6
0の一端側を係合して設けている。誤操作防止用スプリ
ング60の他端側は、シフトアンドセレクト軸8に固設
した誤操作防止用支持体62に支持して設けている。
【0040】前記操作機構ケース12には、軸側誤操作
防止体54と係合離脱されるケース側誤操作防止体64
を取付けて設けている。ケース側誤操作防止体64は、
シフトアンドセレクト軸8の5速シフト動作時に誤操作
防止突部58と係合し、シフトアンドセレクト軸8の5
速シフト位置からリバースシフト位置への直接的なシフ
ト動作を阻止する。
【0041】前記シフトアンドセレクト軸8には、3速
・4速用リターンスプリング66と5速・リバース用リ
ターンスプリング68とを設けている。3速・4速用リ
ターンスプリング66は、シフトアンドセレクト軸8が
軸方向一端側の3速・4速セレクト位置にセレクト動作
された際に、シフトアンドセレクト軸8をニュートラル
位置側に押圧する。5速・リバース用リターンスプリン
グ68は、シフトアンドセレクト軸8が軸方向他端側の
5速・リバースセレクト位置にセレクト動作された際
に、シフトアンドセレクト軸8をニュートラル位置側に
押圧する。
【0042】前記3速・4速用リターンスプリング66
は、一端側をシフトアンドセレクト軸8に軸方向移動可
能に外装した3速・4速用ケース側支持体70に支持し
て設け、他端側をシフトアンドセレクト軸8に3速・4
速用軸側支持体72を介して支持して設けている。3速
・4速用軸側支持体72は、インタロックプレート20
に当接支持されている。
【0043】3速・4速用ケース側支持体70は、シフ
トアンドセレクト軸8に固定した3速・4速用支持プレ
ート74により軸方向一端側への移動を所定に規制され
る。また、3速・4速用ケース側支持体70は、シフト
アンドセレクト軸8の3速・4速セレクト動作時に、前
記変速機ケース4の変速機側支持部10により軸方向他
端側への移動を阻止され、3速・4速用リターンスプリ
ング66を圧縮してシフトアンドセレクト軸8をニュー
トラル位置側に押圧する。
【0044】前記5速・リバース用リターンスプリング
68は、一端側をシフトアンドセレクト軸8に5速・リ
バース用軸側支持体76を介して支持して設け、他端側
をシフトアンドセレクト軸8に軸方向移動可能に外装し
た5速・リバース用ケース側支持体78に支持して設け
ている。5速・リバース用軸側支持体76は、インタロ
ックプレート20に当接支持されている。
【0045】5速・リバース用ケース側支持体78は、
5速・リバース用支持プレート80により軸方向他端側
への移動を所定に規制される。5速・リバース用ケース
側支持体78は、図5に示す如く、シフトアンドセレク
ト軸8の5速・リバースセレクト動作時に、前記5速・
リバース用支持プレート80により軸方向一端側への移
動を阻止され、5速・リバース用リターンスプリング6
8を圧縮してシフトアンドセレクト軸8をニュートラル
位置側に押圧する。
【0046】この変速操作機構6は、図1〜図2に示す
如く、前記5速・リバース用支持プレート80を、操作
機構ケース12の固定用ボス部82に、かしめより固定
して設けている。5速・リバース用支持プレート80
は、固定孔84を固定用ボス部82に突設した固定突部
86に嵌合し、固定孔84から突出される固定突部86
の端部をかしめることにより、操作機構ケース12の固
定用ボス部82に固定される。
【0047】また、5速・リバース用支持プレート80
には、図1〜図2に示す如く、5速・リバース用支持プ
レート80の固定された操作機構ケース12を変速機ケ
ース4に組付ける際に、シフトアンドセレクト軸8に固
定された軸側誤操作防止体54を挿通するための軸側誤
操作防止体挿通孔88を形成している。なお、図1にお
いて、符号90は、5速・リバース用ケース側支持体7
8の受け座である。
【0048】このように、この変速操作機構6の5速・
リバースリターンスプリング68を支持する構造は、5
速・リバース用ケース側支持体78を支持するとともに
軸側誤操作防止体54の挿通される軸側誤操作防止体挿
通孔88を形成した5速・リバース用支持プレート80
を、かしめにより固定する固定用ボス部82を操作機構
ケース12に形成して設けている。
【0049】これにより、この変速操作機構6は、従来
の図7〜図12に示す固定ボルト184の締め付けによ
り固定する固定用ボス部182に比べて、5速・リバー
ス用支持プレート80の固定用ボス部82を小さくする
ことができるとともに、この固定用ボス部82の小形状
化により固定用ボス部82のピッチP2を従来の図7に
示す固定用ボス部182のピッチP1よりも小さくする
ことができる。
【0050】このため、この変速操作機構6は、操作機
構ケース12に固定される5速・リバース用支持プレー
ト80の固定用ボス部82を従来よりも小さくでき、ま
た、固定用ボス部82のピッチP2を従来のピッチP1
よりも小さくすることができる。これにより、変速操作
機構6は、5速・リバース用リターンスプリング68を
支持する5速・リバース用支持プレート80の剛性を確
保することができ、操作機構ケース12の小型化及び軽
量化を果たし得て、コストダウンを果たすことができ
る。
【0051】また、この変速操作機構6は、操作機構ケ
ース12の小型化により操作機構ケース12の合わせ面
92を小さくすることができるとともに、この小さな合
わせ面92の当接される変速機ケース4の合わせ面94
の形状を小さくすることができる。これにより、変速操
作機構6は、変速機ケース4の合わせ面94により囲ま
れる穴部96の面積を小さくし得て、変速機ケース4の
剛性を高めることができる。
【0052】
【発明の効果】このように、この発明によれば、変速操
作機構のリターンスプリング支持構造は、5速・リバー
ス用支持プレートをかしめにより固定する固定用ボス部
を操作機構ケースに形成して設けたことにより、従来の
固定ボルトの締め付けにより固定する固定用ボス部に比
べて、5速・リバース用支持プレートの固定用ボス部を
小さくすることができるとともに、固定用ボス部のピッ
チを小さくすることができる。
【0053】このため、この変速操作機構のリターンス
プリング支持構造は、変速操作機構の操作機構ケースに
固定される5速・リバース用支持プレートの固定用ボス
部を従来よりも小さくし得て、また、固定用ボス部のピ
ッチを従来よりも小さくし得ることにより、5速・リバ
ース用リターンスプリングを支持する5速・リバース用
支持プレートの剛性を確保し得て、操作機構ケースの小
型化及び軽量化を果たし得て、コストダウンを果たし得
る。
【0054】また、この変速操作機構は、操作機構ケー
スの小型化により操作機構ケースの合わせ面を小さくし
得るとともに、この合わせ面の当接される変速機ケース
の合わせ面の形状を小さくし得て、これにより変速機ケ
ースの合わせ面により囲まれる穴部の面積を小さくし得
て、変速機ケースの剛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による変速操作機構のリターンスプリ
ング支持構造の実施例を示す変速機構ケースの底面図で
ある。
【図2】変速機構ケースの断面図である。
【図3】変速機ケースの合わせ面部位の平面図である。
【図4】ニュートラル位置の変速操作機構の断面図であ
る。
【図5】5速・リバースセレクト動作時の変速操作機構
の断面図である。
【図6】変速操作機構の平面図である。
【図7】変速操作機構のリターンスプリング支持構造の
従来例を示す変速機構ケースの底面図である。
【図8】変速機構ケースの断面図である。
【図9】変速機ケースの合わせ面部位の平面図である。
【図10】ニュートラル位置の変速操作機構の断面図で
ある。
【図11】5速・リバースセレクト動作時の変速操作機
構の断面図である。
【図12】変速操作機構の平面図である。
【符号の説明】
2 変速機 4 変速機ケース 6 変速操作機構 8 シフトアンドセレクト軸 12 操作機構ケース 20 インタロックプレート 24 シフトアンドセレクトレバー 54 軸側誤操作防止体 64 ケース側誤操作防止体 68 5速・リバース用リターンスプリング 76 5速・リバース用軸側支持体 78 5速・リバース用ケース側支持体 80 5速・リバース用支持プレート 82 固定用ボス部 84 固定孔 86 固定突部 88 軸側誤操作防止体挿通孔 90 受け座 92 合わせ面 94 合わせ面 96 穴部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレバーのセレクト操作により軸方
    向にセレクト動作されるとともに前記シフトレバーのシ
    フト操作により周方向にシフト動作されるシフトアンド
    セレクト軸の一端側を変速機ケースに支持して設け、前
    記シフトアンドセレクト軸の他端側を前記変速機ケース
    に取付けられる操作機構ケースに支持して設け、前記シ
    フトアンドセレクト軸の他端側に5速シフト位置からリ
    バースシフト位置への直接的なシフト動作を阻止する軸
    側誤操作防止体を取付けて設けるとともに前記操作機構
    ケースに前記軸側誤操作防止体と係合離脱されるケース
    側誤操作防止体を取付けて設け、前記シフトアンドセレ
    クト軸が軸方向他端側に5速・リバースセレクト動作さ
    れた際にニュートラル位置側に押圧する5速・リバース
    用リターンスプリングを設け、この5速・リバース用リ
    ターンスプリングの一端側を前記シフトアンドセレクト
    軸に5速・リバース用軸側支持体を介して支持して設け
    るとともにこの5速・リバース用リターンスプリングの
    他端側を前記シフトアンドセレクト軸に軸方向移動可能
    に外装した5速・リバース用ケース側支持体に支持して
    設け、この5速・リバース用ケース側支持体を支持する
    とともに前記軸側誤操作防止体の挿通される挿通孔を形
    成した5速・リバース用支持プレートをかしめにより固
    定する固定用ボス部を前記操作機構ケースに形成して設
    けたことを特徴とする変速操作機構のリターンスプリン
    グ支持構造。
JP6351895A 1995-02-28 1995-02-28 変速操作機構のリターンスプリング支持構造 Pending JPH08233102A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001116118A (ja) * 1999-10-18 2001-04-27 Honda Motor Co Ltd トランスミッションのブリーザ装置
JP2010048266A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Kawasaki Heavy Ind Ltd 駆動ベルト案内構造

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