JP2005090621A - 手動変速機のリバースミスシフト防止装置 - Google Patents

手動変速機のリバースミスシフト防止装置 Download PDF

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    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/18Preventing unintentional or unsafe shift, e.g. preventing manual shift from highest gear to reverse gear
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Abstract

【課題】前進段位置から後退段位置への直接的なシフトを防止するリバースミスシフト防止装置を小型且つ薄型な構造にする。
【解決手段】この発明は、セレクト位置を挟んで前進段位置と後退段位置とが配設される手動変速機のリバースミスシフト防止装置において、シフトアームから延出されるプレート部材と、プレート部材の回転方向の前側位置に配置されるとともにシフトアンドセレクト軸の軸線と交差する方向の軸線を中心に回転されるカム部材と、このカム部材を回転方向の中立位置に付勢する付勢手段とを備え、カム部材にはプレート部材に当接される突起部を形成し、この突起部にはシフトアームが前進段位置から後退段位置へ移動する際にプレート部材に当接して後退段位置への移動を規制する規制面と、シフトアームが後退段位置から前進段位置へ移動する際にプレート部材の移動を許容する斜面とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は手動変速機のリバースミスシフト防止装置に係り、特に、前進段位置から後退段位置への直接的なシフトを防止するリバースミスシフト防止装置を小型且つ薄型な構造にできる手動変速機のリバースミスシフト防止装置に関する。
車両においては、エンジンの駆動力を走行条件に応じて所要に変換して取出すために、手動変速機や自動変速機を備えている。手動変速機は、複数段の変速ギヤ列を有しており、シフトレバーの操作によってギヤ列を切換えて各段のギヤを噛合させることにより、エンジンの駆動力を走行条件に応じて所要に変換して取出している。
このような手動変速機には、前進段から後退段への直接的なシフトを防止するリバースミスシフト防止装置を備えているものがある。手動変速機のリバースシフト防止装置としては、図16〜図19に示すものがある。図16において、302は手動変速機、304は変速機ケースである。変速機ケース304は、アッパケース306とロアケース308とエクステンションケース310とからなる。変速機ケース304には、入力軸312と入力軸312に同軸なメイン軸314と入力軸312及びメイン軸314に平行なカウンタ軸316とを軸支して設けるとともに、メイン軸314及びカウンタ軸316に平行なリバースアイドラ軸318を固定して設けている。
手動変速機302は、メイン軸314及びカウンタ軸316間に入力ギヤ列320、1速〜5速ギヤ列322〜328を設け、メイン軸314及びカウンタ軸316とリバースアイドラ軸318との間にリバースギヤ列330を設けている。メイン軸314には、1速ギヤ列322と2速ギヤ列324との間に1速・2速切換機構332を設け、3速ギヤ列326と入力ギヤ列320との間に3速・4速切換機構334を設け、5速ギヤ列328とリバースギヤ列330との間に5速・リバース切換機構336を設けている。各切換機構332〜336は、1速・2速切換スリーブ338と3速・4速切換スリーブ340と5速・リバース切換スリーブ342とを夫々有している。
各切換機構332〜336は、シフト機構344により切換動作される。シフト機構344は、変速機ケース304に1速・2速シフト軸346、3速・4速シフト軸348、5速・リバースシフト軸350を軸方向移動可能に夫々保持して設けている。1速・2速シフト軸346は、セレクト位置を挟んでシフト方向一側に1速位置が配設されるとともにシフト方向他側に2速位置が配設される。3速・4速シフト軸348は、シフト方向一側に3速位置が配設されるとともにシフト方向他側に4速位置が配設される。5速・リバースシフト軸350は、セレクト位置を挟んでシフト方向一側に5速位置が配設されるとともにシフト方向他側にリバース位置が配設される。各シフト軸346〜350には、前記各切換スリーブ338〜342に夫々係合される1速・2速シフトフォーク352、3速・4速シフトフォーク354、5速・リバースシフトフォーク356を設けている。
前記各シフト軸346〜350には、エクステンションケース310内に夫々1速・2速シフトヨーク358と3速・4速シフトヨーク360と5速・リバースシフトヨーク362とを設けている。このエクステンションケース310に取付けたレバーハウジング364には、シフトアンドセレクト軸366を軸線周りに回動可能且つ軸線方向に摺動可能に支持して設けている。シフトアンドセレクト軸366には、各シフトヨーク358〜362のいずれか1つに係合されるシフトアーム368を装着して設けている。
シフト機構344は、図示しないシフトレバーのセレクト操作によりシフトアンドセレクト軸366を軸線回りに回動させてシフトアーム368のシフト爪部370を各シフトヨーク358〜362のいずれか1つに係合させ、シフトレバーのシフト操作によりシフトアンドセレクト軸366を軸線方向に摺動させてシフトアーム368により各シフト軸346〜350のいずれか1つをシフト位置である前進段位置の1速位置〜5速位置あるいは後退段位置のリバース位置に移動させ、入力ギヤ列320と1速〜5速ギヤ列322〜328とリバースギヤ列330とを切換える。
この手動変速機302には、リバースミスシフト防止装置372を設けている。リバースミスシフト防止装置372は、図17〜図19に示す如く、レバーハウジング364にシフトアンドセレクト軸366の軸線方向に平行に延びる規制部材374を設け、シフトアンドセレクト軸366にカム部材であるインタロックカム376をピン378及びピン溝380により一定角度だけ軸線周りに回動可能且つ一定距離だけ軸線方向に移動可能に支持して設けている。インタロックカム376には、規制部材374に係止・離脱される係止部382を設け、インタロックカム376を5速位置側からリバース位置側に向かって押進するとともに係止部382を規制部材374に係止させるように付勢する付勢手段であるスプリング384を設けている。
リバースミスシフト防止装置372は、シフト機構344のシフトレバーをニュートラル位置から5速位置及びリバース位置側のセレクト位置にセレクト操作すると、図17・19に実線で示す如く、スプリング384の付勢力によりインタロックカム376の係止部382が規制部材374の側面に係止される。リバースミスシフト防止装置372は、シフトレバーをセレクト位置から5速位置にシフト操作すると、係止部382が規制部材374の側面との係止を外れてスプリング384の付勢力により回転され、図15・図17の2点鎖線で示す如く、規制部材374の先端に対向位置される。
リバースミスシフト防止装置372は、シフトレバーを5速位置からリバース位置に直接的にシフト操作しようとすると、インタロックカム376の係止部382が規制部材374の先端に当接して移動を規制されるとともにスプリング384が圧縮され、リバース位置へのシフト操作を阻止する。
リバースミスシフト防止装置372は、シフトレバーを5速位置及びリバース位置側のセレクト位置から、一旦1速位置及び2速位置側のニュートラル位置にセレクト操作すると、インタロックカム376の係止部382が規制部材374の先端との当接を解除されて、スプリング384の付勢力により規制部材374の側面に係止される。この状態からは、シフトレバーをニュートラル位置から5速位置及びリバース位置側のセレクト位置にセレクト操作し、リバース位置にシフト操作することにより、リバース位置にシフト操作することができる。
このような手動変速機のリバースミスシフト防止装置としては、セレクト案内溝とシフト案内溝とを有するガイドプレートに対してシフト方向の摺動とセレクト方向の摺動とが行われるリバースゲートプレートを、この動きに合わせた専用のスプリングによって所定位置となるように付勢したことにより、リバースゲートプレートの作動が安定して行われ、所望のシフト選択を確実に行うことを確保しつつミスシフトをより確実に防止するものがある。
また、手動変速機のリバースミスシフト防止装置としては、第1の前進段からセレクト操作を行わずに後退段にシフト操作した際に、変速機ケースに固定されたストッパブラケットとストッパブラケットに向かった端部が二股状に形成されストッパプレートとの作用により、シフトアンドセレクト軸が第2の前進段に摺動し、後退段へのミスシフトを防止するものがある。
さらに、手動変速機のリバースミスシフト防止装置としては、シフトアンドセレクトレバーに装着したカムと、レバーケースの棒部材に抑止用スプリングを介して装着した移動子と、カムが接触される第1位置決め部と、移動子が接触される第2位置決め部とによって、5速位置からリバース位置へのシフト操作を防止するものがある。
実公平7−33010号公報 特開平7−224933号公報 特開平8−42688号公報
ところが、従来の図16〜図19に示すリバースミスシフト防止装置においては、レバーハウジングにシフトアンドセレクト軸の軸線方向に平行に延びる規制部材を設けたことにより、レバーハウジング内の長手方向にシフトアンドセレクト軸と別途に規制部材を配設する空間を必要とする問題があり、また、シフトアンドセレクト軸にシフトアームと別途に軸線周りに回動可能且つ軸線方向に移動可能にインタロックカムを支持して設けていることにより、レバーハウジング内の幅方向及び厚さ方向にインタロックカムの係止部が軸線回りに回転するための作動空間と軸線方向に移動するための作動空間とを必要とする問題がある。
このため、従来のリバースミスシフト防止装置においては、シフトアンドセレクト軸の軸線方向に長くなり、また、幅方向及び厚さ方向にも大きくなり、構造が大型化する不都合があった。
この発明は、レバーハウジングに支持されてセレクト操作により軸線周りに回動されるとともにシフト操作により軸線方向に摺動されるシフトアンドセレクト軸と、このシフトアンドセレクト軸に装着されるシフトアームと、このシフトアームに係合してシフト方向に移動される複数本のシフト軸とを備え、この複数本のシフト軸のいずれか1つにはセレクト位置を挟んでシフト方向一側に前進段位置が配設されるとともにシフト方向他側に後退段位置が配設される手動変速機のリバースミスシフト防止装置において、前記シフトアームから前記シフトアンドセレクト軸の径方向に延出されるプレート部材と、前記シフトアームが前記前進段位置及び後退段位置側のセレクト位置へ移動する際に軸線周りに回転する前記プレート部材の回転方向の前側位置に配置されるとともに回転する前記プレート部材に当接されて前記シフトアンドセレクト軸の軸線と交差する方向の軸線を中心に回転されるカム部材と、このカム部材を回転方向の中立位置に付勢する付勢手段とを備え、前記カム部材には前記プレート部材に当接される突起部を形成し、この突起部には、前記シフトアームが前記前進段位置から前記後退段位置へ移動する際に軸線方向に移動する前記プレート部材に当接して前記後退段位置への移動を規制する規制面と、前記シフトアームが前記後退段位置から前記前進段位置へ移動する際に軸線方向に移動する前記プレート部材の移動を許容する斜面とを備えることを特徴とする。
この発明のリバースミスシフト防止装置は、シフトアームに付設されてシフトアンドセレクト軸の径方向に延出されるプレート部材と、シフトアームが前進段位置及び後退段位置間のセレクト位置へ移動する際に軸線周りに回転するプレート部材の回転方向の前側位置に配置されるとともに回転するプレート部材に当接されてシフトアンドセレクト軸の軸線と交差する方向の軸線を中心に回転されるカム部材と、このカム部材を回転方向の中立位置に付勢する付勢手段とで構成しており、前進段位置から後退段位置に直接的にシフト操作する際には、カム部材に形成した規制面と斜面とを備えた突起部にプレート部材を当接させて、後退段位置への移動を規制することにより、構成部材であるプレート部材とカム部材と付勢手段とをシフトアンドセレクト軸の径方向においてコンパクトに配置することができ、また、作動時にはカム部材が中立位置を中心として軸線周りに微小角度回転するだけであるので、カム部材の作動空間を小さくすることができる。
このため、この発明の手動変速機のリバースミスシフト防止装置は、前進段位置から後退段位置への直接的なシフトを防止するリバースミスシフト防止装置を小型且つ薄型な構造にすることができる。
この発明のリバースミスシフト防止装置は、手動変速機の既設部材であるシフトアームを利用して構成部材をコンパクトに配置し、構成部材の作動範囲を小さくすることにより構造を小型且つ薄型にするものである。
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図13は、この発明の第1実施例を示すものである。図13において、2は手動変速機、4は変速機ケースである。変速機ケース4は、アッパケース6とロアケース8とエクステンションケース10とからなる。変速機ケース4には、入力軸12と入力軸12に同軸なメイン軸14と入力軸12及びメイン軸14に平行なカウンタ軸16とを軸支して設けるとともに、メイン軸14及びカウンタ軸16に平行なリバースアイドラ軸18を固定して設けている。
手動変速機2は、メイン軸14及びカウンタ軸16間に入力ギヤ列20、1速〜5速ギヤ列22〜28を設け、メイン軸14及びカウンタ軸16とリバースアイドラ軸18との間にリバースギヤ列30を設けている。メイン軸14には、1速ギヤ列22と2速ギヤ列24との間に1速・2速切換機構32を設け、3速ギヤ列26と入力ギヤ列20との間に3速・4速切換機構34を設け、5速ギヤ列28とリバースギヤ列30との間に5速・リバース切換機構36を設けている。各切換機構32〜36は、1速・2速切換スリーブ38と3速・4速切換スリーブ40と5速・リバース切換スリーブ42とを夫々有している。
各切換機構32〜36は、シフト機構44により切換動作される。シフト機構44は、変速機ケース4に1速・2速シフト軸46、3速・4速シフト軸48、5速・リバースシフト軸50を軸方向移動可能に夫々保持して設けている。1速・2速シフト軸46は、セレクト位置を挟んでシフト方向一側に1速位置が配設されるとともにシフト方向他側に2速位置が配設される。3速・4速シフト軸48は、シフト方向一側に3速位置が配設されるとともにシフト方向他側に4速位置が配設される。5速・リバースシフト軸50は、セレクト位置を挟んでシフト方向一側に5速位置が配設されるとともにシフト方向他側にリバース位置が配設される。
各シフト軸46〜50には、前記各切換スリーブ38〜42に夫々係合される1速・2速シフトフォーク52、3速・4速シフトフォーク54、5速・リバースシフトフォーク56を設けている。また、各シフト軸46〜50には、エクステンションケース10内に夫々1速・2速シフトヨーク58と3速・4速シフトヨーク60と5速・リバースシフトヨーク62とを設けている。
このエクステンションケース10には、レバーハウジング64を取付けている。レバーハウジング64は、図1〜図3に示す如く、略四角枠形状の周壁部66とこの周壁部66の上側を覆う上壁部68とにより、有蓋無底四角箱形状に形成して設けている。レバーハウジング64の前後方向において対向する周壁部66には、支持用ボス部70・72を設け、支持穴74と支持孔76とを形成して設けている。支持穴74と支持孔76とに、シフトアンドセレクト軸78を軸線周りに回動可能且つ軸線方向に摺動可能に支持して設けている。
支持孔76から外部に突出されたシフトアンドセレクト軸78は、図示しないシフトレバーに連絡される。シフトレバーは、図8に示す如く、ニュートラル位置を中心に互いに交差するセレクト方向及びシフト方向にセレクト操作及びシフト操作され、セレクト操作によりレバーハウジング64に支持されたシフトアンドセレクト軸78を軸線周りに回動させるとともにシフト操作によりシフトアンドセレクト軸78を軸線方向に摺動させる。このシフトレバーは、ニュートラル位置を挟んでセレクト方向一側に1速位置及び2速位置側のセレクト位置を設けるとともにセレクト方向他側に5速位置及びリバース位置側のセレクト位置を設け、1速位置及び2速位置側のセレクト位置からシフト方向一側に1速位置を設けるとともにシフト方向他側に2速位置を設け、ニュートラル位置からシフト方向一側に3速位置を設けるとともにシフト方向他側に4速位置を設け、5速位置及びリバース位置側のセレクト位置からシフト方向一側に5速位置を設けるとともにシフト方向他側にリバース位置を設けたシフトパターンを有している。
シフト機構44は、図2に示す如く、シフト方向の位置決め機構80として、支持穴74内のシフトアンドセレクト軸78にニュートラル位置溝82と一側シフト位置溝84と他側シフト位置溝86とを形成して設けている。各溝82〜86に近接する周壁部66には、位置決め用ボス部88を設け、位置決め用ボス部88に位置決め用孔部90を形成して設けている。位置決め用孔部90内には、スプリング92により前記各溝82〜86に向かって付勢されるボール94を収納して設けている。位置決め機構80は、スプリング92の付勢力によってボール94を各溝82〜86に弾性係合し、シフトアンドセレクト軸78を所定の節度でニュートラル位置と一側シフト位置と他側シフト位置とにおいて固定する。
シフトアンドセレクト軸78には、前記各シフトヨーク58〜62のいずれか1つに係合されてシフト軸46〜50をシフト方向に移動させるシフトアーム96を装着して設けている。シフトアーム96は、シフトアンドセレクト軸78に嵌合される筒状のアーム基部98を設け、このアーム基部98に前記各シフトヨーク58〜62のいずれか1つに係合されるシフト爪部100を設けている。シフトアーム96は、アーム基部98をシフトアンドセレクト軸78に嵌合して固定ピン102を貫通させることにより、シフト爪部100をシフトアンドセレクト軸78の下方に指向させて装着して設けている。
シフトアーム96には、アーム基部98の一側からレバーハウジング64の一側方の周壁部66に向かって突出されるガイドボス部104を設け、ガイドボス部104の先端にシフトパターンに対応するシフトガイド溝106を形成して設けている。シフトガイド溝106は、前記シフトレバーのシフトパターンに対応する1速位置〜5速位置、リバース位置からなり、1速位置及び2速位置、3速位置及び4速位置、5速位置及びリバース位置が直線的に対向するように配設されている。
シフトガイド溝106と対向するレバーハウジング64の周壁部66には、ねじボス部108を設け、ねじ孔110を形成して設けている。ねじ孔110には、ボルト形状のシフトガイド部材112を螺着して設け、シフトガイド部材112先端のシフトガイド突部114を前記シフトガイド溝106に係合して設けている。シフトアンドセレクト軸78は、シフトアーム96のシフトガイド溝106とシフトガイド部材112のシフトガイド突部114との係合によりシフト動作をガイドされる。
また、シフトアンドセレクト軸78には、シフトアーム96のアーム基部98下方を跨ぐように略U字形状のインタロックプレート116を装着して設けている。インタロックプレート116は、支持穴74側の一側突出部118と、この一側突出部118にアーム基部98を挟んで対峙する支持孔76側の他側突出部120と、アーム基部98下方において一側突出部118及び他側突出部120を連絡する連絡部122とから構成される。
一側突出部118及び他側突出部120には、シフトアンドセレクト軸78を摺動可能に挿通する一側挿通孔124及び他側挿通孔126を形成して設けている。連絡部122には、シフトアンドセレクト軸78の軸線方向に指向するアーム挿通孔128を形成して設けている。アーム挿通孔128には、シフトアーム96のシフト爪部100が挿通され、シフト爪部100のシフトアンドセレクト軸78の軸線周りの回動を阻止するとともに軸線方向への移動を許容する。また、連絡部122には、アーム挿通孔128から突出されたシフトアーム96のシフト爪部100に向かって、幅方向両側から一対の保護部130・130を突出させて設けている。
インタロックプレート116は、シフトアンドセレクト軸78のシフト方向(軸線方向)への移動に追従せず、シフトアーム96のシフト方向(軸線方向)への移動を許容し、シフトアンドセレクト軸78のセレクト方向(軸線周り)へのみ追従し、シフトアーム96とともにセレクト方向(軸線周り)に回転する。
シフト機構44は、図3に示す如く、シフトアンドセレクト軸78を所定の節度でニュートラル位置に固定する位置固定機構132として、レバーハウジング64の他側方の周壁部66と対向する側のインタロックプレート116の一側突出部118に位置固定窪部134を形成して設けている。位置固定窪部134に近接するレバーハウジング64の他側方の周壁部66及び上壁部68には、位置固定用ボス部136を一体に形成して設け、位置固定用ボス部136に位置固定用孔部138を形成して設けている。位置固定用孔部138内には、スプリング140により位置固定窪部134に向かって付勢されるボール142を収納して設けている。位置固定機構132は、スプリング140の付勢力によってボール142をインタロックプレート116の位置固定窪部134に弾性係合し、シフトアンドセレクト軸78を所定の節度でニュートラル位置に固定する。
前記シフト機構44は、シフトレバーのセレクト操作によりシフトアンドセレクト軸78を軸線回りに回動させてシフトアーム96のシフト爪部100を各シフトヨーク58〜62のいずれか1つに係合させ、シフトレバーのシフト操作によりシフトアーム96のシフトガイド溝106とシフトガイド部材112のシフトガイド突部114との係合によりシフト動作をガイドしながら、シフトアンドセレクト軸78を軸線方向に摺動させてシフトアーム96により各シフト軸46〜50のいずれか1つをシフト位置である前進段位置の1速位置〜5速位置あるいは後退段位置のリバース位置に移動させ、入力ギヤ列20と1速〜5速ギヤ列22〜28とリバースギヤ列30とを切換える。
この手動変速機2には、リバースミスシフト防止装置144を設けている。リバースミスシフト防止装置144は、図1に示す如く、シフトアーム96からシフトアンドセレクト軸78の径方向に延出されるプレート部材146と、シフトアーム96が前進段位置である5速位置及び後退段位置であるリバース位置側のセレクト位置へ移動する際にシフトアンドセレクト軸78の軸線周りに回転するプレート部材146の回転方向の前側位置に配置されるとともに回転するプレート部材146に当接されてシフトアンドセレクト軸78の軸線C1と交差する方向の軸線C2を中心に回転されるカム部材148と、このカム部材148を回転方向の中立位置に付勢する付勢手段であるスプリング150とを備えている。
前記プレート部材146は、図3に示す如く、シフトアーム96のガイドボス部104先端下部から、シフトガイド部材112が設けられたレバーハウジング64の一側方の周壁部66に向かって平板形状に突出させて設けている。
前記カム部材148は、図4に示す如く、円板形状のカム基部152の中心に取付孔154を形成して設け、カム基部152の径方向周縁から一対の係合部156・156を一定間隔Dだけ離間させて平行に突出させて設け、一方の係合部156の外側にプレート部材146に当接される突起部158を形成して設けている。
突起部158は、略直角三角形状に形成され、規制面160と斜面162とを備えている。規制面160は、シフトアーム96が前進段位置である5速位置から後退段位置であるリバース位置へ移動する際に、シフトアンドセレクト軸78の軸線方向に移動するプレート部材146に当接して、シフトアーム96のリバース位置への移動を規制する。斜面162は、シフトアーム96がリバース位置から5速位置へ移動する際に、シフトアンドセレクト軸78の軸線方向に移動するプレート部材146の移動を許容する。
前記規制面160は、第1規制面160−1と第2規制面160−2とで構成される。シフトアーム96が5速位置からリバース位置へ移動する際に、シフトアンドセレクト軸78の軸線方向に移動するプレート部材146のリバース位置側対向面146aに第1規制面160−1が当接するとともにリバース位置側対向面146aに直交するセレクト位置側対向面146bに第2規制面16−2が当接する。
前記スプリング150は、図5に示す如く、巻線部164と、この巻線部164の捲回方向両端から伸びる一対の自由端部166・166とを備えた捩りスプリングからなる。スプリング150は、巻線部164を後述する回転軸192に装着し、自由端部166・166をカム部材148の一対の係合部156・156の内側と後述する係止孔198の内側に夫々弾設する。
前記カム部材148及びスプリング150は、シフトアーム96を囲む略U字形状の固定レバー168に装着して設けている。
固定レバー168は、図1・図2に示す如く、前記インタロックプレート116の一側突出部118よりもレバーハウジング64の支持穴74側の一側腕部170と、この一側腕部170にアーム基部98を挟んで対峙するとともに前記インタロックプレート116の他側突出部120よりもレバーハウジング64の支持孔76側の他側腕部172と、シフトガイド部材112が設けられたレバーハウジング64の一側方の周壁部66側において一側腕部170及び他側腕部172を連結する連結部174とから構成される。
一側腕部170及び他側腕部172には、図6・図7に示す如く、一側貫通孔176及び他側貫通孔178を形成して設けている。一側貫通孔176には、他側腕部172に向かって伸びる筒部180を嵌合して設けるとともに、筒部180内にシフトアンドセレクト軸78を摺動可能に挿通して支持する環状の一側支持部182を装着して設けている。他側貫通孔178には、シフトアンドセレクト軸78を摺動可能に挿通して支持する環状の他側支持部184を装着して設けている。連結部174には、シフトガイド部材112と対応する位置に貫通孔186を形成して設けている。貫通孔186には、回転規制部材であるシフトガイド部材112中間の回転規制部188を貫通させて設けている。
これにより、固定レバー168は、シフトアーム96を囲む略U字形状に形成されて両端の一側腕部170及び他側腕部172をシフトアンドセレクト軸78に回動自在に軸支されるとともに、レバーハウジング64に配設された回転規制部材として機能するシフトガイド部材112により回転を規制され、シフトアンドセレクト軸78の軸線方向への位置を決定される。また、前記インタロックプレート116は、一側突出部118を一側腕部170の筒部180に当接されるとともに他側突出部120の他側腕部172に当接されることにより、シフトアンドセレクト軸78の軸線方向への位置を決定される。
固定レバー168の連結部174には、プレート部材146と対向する側に、プレート部材146の回転及び軸線方向の移動を許容する切欠部190を形成して設けている。連結部174の周壁部66と対向する側には、シフトアンドセレクト軸78の軸線C1と交差する方向の軸線C2を有する回転軸192を固定用穴194に挿通した固定ピン196により固定して設け、この回転軸192に近接して一定間隔Dの幅を有する係止孔198を形成して設けている。
回転軸192には、前記カム部材148を回転自在に軸支して設けるとともに、前記スプリング150を装着して設けている。カム部材148は、一対の係合部156・156の内側を係止孔198の内側に合致させるとともに、突起部158を連結部174の切欠部190内に位置させて、取付孔154に回転軸192を挿通して装着される。スプリング150は、自由端部166・166を係合部156・156の内側と係止孔198の内側とに夫々弾性当接させて、巻線部164に回転軸192を挿通して装着される。カム部材148は、係合部156・156に弾設されるスプリング150の付勢力によって回転方向の中立位置に付勢される。
また、シフト機構44には、図1に示す如く、シフトアンドセレクト軸78をニュートラ位置に戻すリターン機構200として、固定レバー168の連結部174と対向する側のインタロックプレート116の一側突出部118に、シフトアンドセレクト軸78の径方向に延びるとともにシフトアンドセレクト軸78に追従して回転する回転レバー202を設けている。回転レバー202の先端には、固定レバー168の一側腕部170に向かって延びる係合部204を設けている。この係合部204よりもシフトアンドセレクト軸78に近接する側であって前記固定レバー168の一側腕部170には、筒部180と平行に回転レバー202に向かって延びるストッパ部206を設けている。筒部180には、回転レバー202をニュートラル位置側に付勢する戻りスプリング208を装着して設けている。
戻りスプリング208は、巻線部210とこの巻線部210の捲回方向両端から伸びる一対の自由端部212・212とを備え、巻線部210を筒部180に装着し、ニュートラル位置において自由端部212・212を回転レバー202先端の係合部204と一側腕部170から延びるストッパ部206との各両側から挟むように夫々弾性当接する。リターン機構200は、シフトアンドセレクト軸78に追従してインタロックプレート116の回転レバー202がニュウートラル位置からセレクト位置側に回転した際に、戻りスプリング208の自由端部212・212のいずれか一方が弾性変形し、この弾性変形した一方の自由端部212の付勢力によって回転レバー202を介してシフトアンドセレクト軸78をニュートラル位置戻すように付勢する。
次に、この実施例の作用を説明する。
リバースミスシフト防止装置144は、図9に示す如く、ニュートラル位置において、シフトアンドセレクト軸78に固定されたシフトアーム96に設けたプレート部材146が、カム部材148の突起部158から離間して対峙している。
リバースミスシフト防止装置144は、シフト機構144のシフトレバーをニュートラル位置から5速位置及びリバース位置側のセレクト位置にセレクト操作すると、図10に示す如く、シフトアンドセレクト軸78に追従してシフトアーム96のプレート部材146が軸線周りに回転し、回転方向の前側位置に配置されるカム部材148の突起部158に当接して、中立位置のカム部材148をスプリング150の付勢力に抗して一方向に回転させる。
リバースミスシフト防止装置144は、シフトレバーをセレクト位置から5速位置にシフト操作すると、図11に示す如く、シフトアンドセレクト軸78が軸線方向に移動してプレート部材146がカム部材148の突起部158との当接を外れて、カム部材148がスプリング150の付勢力により他方向に回転して中立位置に戻される。
リバースミスシフト防止装置144は、シフトレバーを5速位置からリバース位置に直接的にシフト操作しようとすると、図12に示す如く、シフトアンドセレクト軸78が軸線方向に移動してプレート部材146のリバース位置側対向面146aが中立位置のカム部材148の突起部158の第1規制面160−1に当接し、リバース位置へのシフト動作を阻止してリバース位置へのシフト操作を禁止する。
このとき、リバースミスシフト防止装置144は、シフトレバーをセレクト位置からリバース位置側にさらにシフト操作しようとすると、シフトアンドセレクト軸78に追従して軸線方向に移動されるプレート部材146のリバース位置側対向面146aがカム部材148の突起部158の第1規制面160−1を押圧してカム部材148を他方向に回転させ、このカム部材148の他方向への回転によりプレート部材146のセレクト位置側対向面146bにカム部材148の突起部158の第2規制面160−2が当接し、プレート部材146をニュートラル位置側に押圧して軸線周りに回転させる(図4参照)。
これにより、シフトアンドセレクト軸78が軸線周りに回転してニュートラル位置に戻された後には、リバースミスシフト防止装置144はプレート部材146とカム部材148の突起部158との係合が外れ、リバース位置へのシフト操作禁止が解除される。
また、リバースミスシフト防止装置144は、シフトレバーをニュートラル位置から5速位置及びリバース位置側のセレクト位置にセレクト操作すると、シフトアンドセレクト軸78に追従してシフトアーム96のプレート部材146が軸線周りに回転し、回転方向の前側位置に配置されるカム部材148の突起部158に当接して、中立位置のカム部材148をスプリング150の付勢力に抗して一方向に回転させる。
リバースミスシフト防止装置144は、シフトレバーをセレクト位置からリバース位置にシフト操作すると、シフトアンドセレクト軸78に追従してプレート部材146が軸線方向に移動し、カム部材148による押圧が解除されてカム部材148がスプリング150の付勢力によりわずかに他方向に回転して中立位置側に戻される。
リバースミスシフト防止装置144は、シフトレバーをリバース位置から5速位置にシフト操作すると、シフトアンドセレクト軸78が軸線方向に移動してプレート部材146がカム部材148の突起部158の斜面162上を滑ることにより、プレート部材146の移動を許容する。
このように、この手動変速機2のリバースミスシフト防止装置144は、シフトアーム96から延出されるプレート部材146と、プレート部材146の回転方向の前側位置に配置されるとともに回転するプレート部材146が当接されて回転するカム部材148と、このカム部材148を回転方向の中立位置に付勢するスプリング150とで構成しており、5速位置からリバース位置に直接的にシフト操作する際には、カム部材148に形成した規制面160と斜面162とを備えた突起部158にプレート部材146を当接させて、リバース位置への移動を規制することにより、構成部材であるプレート部材146とカム部材148とスプリング150とをシフトアンドセレクト軸78の径方向においてコンパクトに配置することができ、また、作動時にはカム部材148が中立位置を中心として軸線周りに微小角度回転するだけであるので、カム部材148の作動空間を小さくすることができる。
このため、この手動変速機2のリバースミスシフト防止装置144は、5速位置からリバース位置への直接的なシフトを防止するリバースミスシフト防止装置144を小型且つ薄型な構造にすることができる。
また、リバースミスシフト防止装置144は、カム部材148の規制面160を、シフトアーム96が5速位置からリバース位置へ移動する際に軸線方向に移動するプレート部材146のリバース位置側対向面146aに当接する第1規制面160−1と、リバース位置側対向面146aに直交するセレクト位置側対向面146bに当接する第2規制面160−2とで構成している。
これにより、リバースミスシフト防止装置144は、カム部材148に形成した第1・第2規制面160−1・160−2によって、プレート部材146が5速位置からセレクト位置を越えてリバース位置へ移動することを規制することができるとともにプレート部材146をセレクト位置からニュートラル位置へ戻すことができ、これらリバース位置への移動を規制する作用とニュートラル位置へ戻す作用とを簡素な構造で実現することができ、小型且つ薄型の構造を実現することができる。
さらに、リバースミスシフト防止装置144は、シフトアーム96を囲む略U字形状に形成されて両端がシフトアンドセレクト軸78に回動自在に軸支されるとともにレバーハウジング64に配設された回転規制部材であるシフトガイド部材112の回転規制部188で回転を規制される固定レバー168を設け、この固定レバー168にシフトアンドセレクト軸78の軸線C1と交差する方向の軸線C2を有する回転軸192を設け、この回転軸192にカム部材148を回転自在に軸支して設けるとともにこの回転軸192にスプリング150を装着して設けている。
これにより、リバースミスシフト防止装置144は、シフトアンドセレクト軸78に軸支された固定レバー168に回転軸192、カム部材148、スプリング150を装着したことにより、プレート部材146に対する回転軸192、カム部材148、スプリング150の組付精度を向上することができ、組付作業性を向上することができる。
図14・図15は、第2実施例を示すものである。この実施例のリバースミスシフト防止装置144は、シフトアンドセレクト軸78を所定の節度でニュートラルに固定する位置固定機構132を、固定レバー168の連結部174に固定した回転軸192とシフトアンドセレクト軸78との間に設けている。
位置固定機構132は、回転軸192の軸線C2と対向するシフトアンドセレクト軸78に位置固定窪部134を形成して設け、カム部材148を回転自在に軸支する回転軸192に位置固定機構132の位置固定用ボス部136を一体に形成して設け、位置固定用ボス部136に位置固定用孔部138を形成して設けている。位置固定用孔部138内には、スプリング140により位置固定窪部134に向かって付勢されるボール142を収納して設けている。位置固定用ボス部136を一体に形成した回転軸192は、連結部174の固定用孔194に挿通し、位置固定用ボス部136先端のボール142をシフトアンドセレクト軸78の位置固定窪部134に係合させ、固定具214により固定する。
この位置固定機構132は、スプリング140の付勢力によってボール142をシフトアンドセレクト軸78の位置固定窪部134に弾性係合することにより、シフトアンドセレクト軸78を所定の節度でニュートラル位置に固定する。
このように、この実施例のリバースミスシフト防止装置144は、レバーハウジング64の一側方の周壁部66に対向する固定レバー168に固定した回転軸192とシフトアンドセレクト軸78との間に位置固定機構132を設けていることにより、図3に示すレバーハウジング64の他側方の周壁部66に位置固定用ボス部136を設けた位置固定機構132に対して、レバーハウジング64の他側方の周壁部66を、2点鎖線で示す位置から実線で示す位置に、シフトアンドセレクト軸78側に近づけることができる。
このため、このリバースミスシフト防止装置144は、レバーハウジング64の左右方向の幅を小さくすることができ、さらに小型な構造にすることができる。
この発明のリバースミスシフト防止装置は、手動変速機の既設部材であるシフトアームを利用して構成部材をコンパクトに配置し、構成部材の作動範囲を小さくすることにより構造を小型且つ薄型にするものであり、手動変速機のシフト機構における小型化の用途に適用できる。
この発明の実施例を示すリバースミスシフト防止装置を備えたシフト機構の底面図である。 第1実施例を示す図1のII−II線による断面図である。 第1実施例を示す図2のIII−III線による断面図である。 第1実施例を示すカム部材の正面図である。 第1実施例を示すスプリングの正面図である。 第1実施例を示す固定レバーの正面図である。 第1実施例を示す図6のVII−VII線による断面図である。 第1実施例を示すシフトパターンを示す図である。 第1実施例を示すニュートラル時の動作を説明する図である。 第1実施例を示すセレクト操作時の動作を説明する図である。 第1実施例を示す5速位置へのシフト操作時の動作を説明する図である。 第1実施例を示す5速位置からリバース位置へのシフト操作時の動作を説明する図である。 第1実施例を示す手動変速機の断面図である。 第2実施例を示すリバースミスシフト防止装置を備えたシフト機構の一部省略底面図である。 第2実施例を示す図14のXV−XV線による断面図である。 従来例を示す手動変速機の断面図である。 従来例を示すリバースミスシフト防止装置を備えたシフト機構の一部破断平面図である。 従来例を示す図17のXVIII−XVIII線による断面図である。 従来例を示すインタロックカムの側面図である。
符号の説明
2 手動変速機
4 変速機ケース
20 入力ギヤ列
22 1速ギヤ列
24 2速ギヤ列
26 3速ギヤ列
28 5速ギヤ列
30 リバースギヤ列
32 1速・2速切換機構
34 3速・4速切換機構
36 5速・リバース切換機構
44 シフト機構
46 1速・2速シフト軸
48 3速・4速シフト軸
50 5速・リバースシフト軸
58 1速・2速シフトヨーク
60 3速・4速シフトヨーク
62 5速・リバースシフトヨーク
64 レバーハウジング
78 シフトアンドセレクト軸
80 位置決め機構
96 シフトアーム
100 シフト爪部
106 シフトガイド溝
112 シフトガイド部材
116 インタロックプレート
132 位置固定機構
144 リバースミスシフト防止装置
146 プレート部材
148 カム部材
150 スプリング
158 突起部
160 規制面
162 斜面
168 固定レバー
186 貫通孔
188 回転規制部
192 回転軸
196 固定ピン

Claims (3)

  1. レバーハウジングに支持されてセレクト操作により軸線周りに回動されるとともにシフト操作により軸線方向に摺動されるシフトアンドセレクト軸と、このシフトアンドセレクト軸に装着されるシフトアームと、このシフトアームに係合してシフト方向に移動される複数本のシフト軸とを備え、この複数本のシフト軸のいずれか1つにはセレクト位置を挟んでシフト方向一側に前進段位置が配設されるとともにシフト方向他側に後退段位置が配設される手動変速機のリバースミスシフト防止装置において、前記シフトアームから前記シフトアンドセレクト軸の径方向に延出されるプレート部材と、前記シフトアームが前記前進段位置及び後退段位置側のセレクト位置へ移動する際に軸線周りに回転する前記プレート部材の回転方向の前側位置に配置されるとともに回転する前記プレート部材に当接されて前記シフトアンドセレクト軸の軸線と交差する方向の軸線を中心に回転されるカム部材と、このカム部材を回転方向の中立位置に付勢する付勢手段とを備え、前記カム部材には前記プレート部材に当接される突起部を形成し、この突起部には、前記シフトアームが前記前進段位置から前記後退段位置へ移動する際に軸線方向に移動する前記プレート部材に当接して前記後退段位置への移動を規制する規制面と、前記シフトアームが前記後退段位置から前記前進段位置へ移動する際に軸線方向に移動する前記プレート部材の移動を許容する斜面とを備えることを特徴とする手動変速機のリバースミスシフト防止装置。
  2. 前記規制面は、前記シフトアームが前記前進段位置から前記後退段位置へ移動する際に軸線方向に移動する前記プレート部材の後退段位置側対向面に当接する第1規制面と、前記後退段位置側対向面に直交するセレクト位置側対向面に当接する第2規制面とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の手動変速機のリバースミスシフト防止装置。
  3. 前記シフトアームを囲む略U字形状に形成されて両端が前記シフトアンドセレクト軸に回動自在に軸支されるとともに前記レバーハウジングに配設された回転規制部材で回転を規制される固定レバーを設け、この固定レバーに前記シフトアンドセレクト軸の軸線と交差する方向の軸線を有する回転軸を設け、この回転軸に前記カム部材を回転自在に軸支して設けるとともにこの回転軸に前記付勢手段を装着して設けたことを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の手動変速機のリバースミスシフト防止装置。
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