JPH08228980A - 移動作業用ロボット - Google Patents

移動作業用ロボット

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JPH08228980A
JPH08228980A JP3684695A JP3684695A JPH08228980A JP H08228980 A JPH08228980 A JP H08228980A JP 3684695 A JP3684695 A JP 3684695A JP 3684695 A JP3684695 A JP 3684695A JP H08228980 A JPH08228980 A JP H08228980A
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祥史 高木
Masahiro Kimura
昌弘 木村
Yasumichi Kobayashi
保道 小林
Hidetaka Yabuuchi
秀隆 藪内
Mitsuyasu Ogawa
光康 小川
Toshiaki Fujiwara
俊明 藤原
Osamu Eguchi
修 江口
Hirofumi Inui
弘文 乾
Takafumi Ishibashi
崇文 石橋
Yoshitaka Kuroki
義貴 黒木
Hiroyuki Senoo
裕之 妹尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 往復走行を繰り返しながら自動的に作業を行
う移動作業用ロボットにおいて、つねに絨毯目による走
行ずれだけを正確に検出して、所望の走行作業を行うこ
とを目的とする。 【構成】 本体1を移動させる駆動輪2L、2R、駆動
モータ3L、3Rからなる駆動手段および操舵手段と、
本体1の動作を制御する制御手段21と、本体1の方向
を計測する方向計測手段23と、ロボットの目指す方向
と走行方向とのずれ角を検出する絨毯目検出手段24
と、清掃作業を行なう床ノズル18とを備え、制御手段
21が方向計測手段23の情報に基づいて絨毯目検出手
段24の情報の選別を行う。制御手段21は段差乗り越
えの際に絨毯目検出手段24の情報が大きく変化するの
で、この情報により本体1の移動方向を補正することは
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動床面掃除機・自動
床面仕上げ装置等のように往復移動を繰り返しながら自
動的に作業を行う移動作業用ロボットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、作業機器が走行駆動装置、制御手
段、およびセンサ類などを備え、自動的に移動しながら
作業を行う移動作業用ロボットが種々開発されている。
例えば自走式掃除機は、本体底部に吸込みノズルやブラ
シなどを清掃手段として備え、走行および操舵手段と走
行時の障害物を検知する障害物検知手段と位置を認識す
る位置認識手段とを移動手段として備え、障害物検知手
段によって清掃場所の周囲の壁や障害物を検知するとと
もに、位置認識手段によって清掃区域を認識し、その清
掃区域内全体を移動して清掃するものである。
【0003】このような自走式掃除機が用いられる場所
には絨毯が敷き詰められている場合が多いが、この絨毯
の絨毯目により走行方向が影響を受け、絨毯が敷かれて
いない場合とは異なる方向に進行することが知られてお
り、絨毯目の影響を検出して走行方向を補正する手段が
用いられている。この絨毯目とは絨毯の植毛が基布に対
して垂直でなく、一方向にやや傾斜している毛並みの状
態である。
【0004】以下、絨毯目が走行に与える影響について
図面を参照しながら説明する。図7は絨毯が敷かれてい
ない平坦な床面上を自走式掃除機が直進走行した走行軌
跡を示す平面図である。図において、1は自走式掃除機
の本体(以下の説明において、ロボットを単に本体と称
す)、実線aは走行軌跡である。この場合は、絨毯がな
いので当然絨毯目の影響がなく、本体1の走行軌跡は操
作者の希望どおりに実線aになる。
【0005】一方、図8は絨毯が敷かれている床面を本
体1が直進走行した時の走行軌跡を示す平面図である。
図において、破線aは操作者が希望する走行軌跡、実線
bは実際の走行軌跡、矢印は絨毯目の方向である。図8
に示したように、絨毯目の方向(毛並みが寝る方向)
が、例えば左から右である絨毯の上で本体1を直進走行
させると、本体1は所望の破線aの方向を向いているに
もかかわらず、絨毯目の影響により逐次右方向に並行移
動する。この現象は、絨毯の毛先に乗った本体1が自重
で絨毯目の方向に落ち込んで移動するためと考えられ
る。その結果、走行軌跡は、破線aから右へ角度θだけ
ずれた実線bになる。このような角度ずれが生じる状態
で往復移動した時、直進軌跡間で隙間ができて清掃のや
り残し部分が生じたり、逆に軌跡間が狭くなって同じ場
所を何回か通過して清掃効率が低下したりする。
【0006】上記課題を解決する手段として、ずれ角θ
を検出し、走行方向を補正する手段が考えられてれる。
図9はずれ角θを検出する絨毯目検出手段の一例の構成
を示す側面図である。図において、41は本体1の底部
に固定された取付台48に回転自在に支持された支持
軸、42は支持軸41にレバー軸45を介して回動自由
に取り付けられたレバー、43はレバー42にローラ軸
46を介して回転自在に支持されたローラ、44はレバ
ー42を介してローラ43を床面Fに付勢するばねなど
の弾性体である。47は支持軸41の本体1に対する回
転角度を検出する回転検出器、Fは床面である。
【0007】上記構成においてその動作を説明する。本
体1が走行する時、ローラ43はローラ軸46を中心に
して床面F上を転がりながら本体1に追従する。この
時、本体1に対して自由に方向を変えることのできるロ
ーラ43は、それ自体は絨毯目の影響をほとんど受けず
(発明者らは、ローラ43の接地面積が小さい時に、絨
毯目の影響を受けにくいことを確認している)、本体1
の走行軌跡の方向を向いて転がる。
【0008】したがって、図8に示したように、本体1
が破線aの方向を向きながら絨毯目の影響によって実線
bに沿って直進する時、ローラ43は実線bの方向を向
いている。その結果、本体1の向きとローラ43の向き
との間に相対的な角度差が生じ、この角度差が絨毯目に
よって生じるずれ角θである。このずれ角θの大きさは
回転検出器47により検出できる。このずれ角θでずれ
る分だけ、破線cで示したように、本体1を左方向に向
けて直進させることにより、走行軌跡が所望の破線aと
なるように走行方向を補正することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の絨毯
目検出手段を設けた移動作業用ロボットでは、本体が直
進中であっても、落下物や段差を乗り越えたり、障害物
を回避したり等によって、絨毯目とは全く関係のないず
れ角を検出すると、その情報が走行軌跡の補正にそのま
ま反映され、意図しない走行軌跡が発生するという問題
があった。
【0010】本発明は、上記の課題を解決するもので、
つねに絨毯目による走行ずれだけを正確に検出して、所
望の走行作業を行う移動作業用のロボットを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
の第1の課題解決手段は、床面を走行するための駆動手
段および操舵手段と、前記床面の清掃等の作業を行なう
作業手段と、走行および作業を制御する制御手段を備
え、移動しながら作業を行う自走式の移動作業用ロボッ
トであって、本体の方向を計測する方向計測手段と、前
記床面に敷かれた絨毯の絨毯目の影響により走行軌跡の
方向が前記ロボットの目指す方向とずれる角度を検出す
る絨毯目検出手段を備えるとともに、前記制御手段は、
前記方向計測手段の出力に応じて前記絨毯目検出手段の
ずれ角出力を選別する選別処理部を備え、前記選別処理
部により選別して取り入れたずれ角情報のみを直進走行
時のずれ角情報として直進走行を制御するようにしたも
のである。
【0012】第2の課題解決手段は、床面を走行するた
めの駆動手段および操舵手段と、前記床面の清掃等の作
業を行なう作業手段と、走行および作業を制御する制御
手段を備え、移動しながら作業を行う自走式の移動作業
用ロボットであって、前記床面に敷かれた絨毯の絨毯目
の影響により走行軌跡の方向が前記ロボットの目指す方
向とずれる角度を検出する絨毯目検出手段を備えるとと
もに、前記制御手段は、前記駆動手段への入力値を監視
する入力監視部と、前記入力監視部の出力に応じて前記
絨毯目検出手段のずれ角出力を選別する選別処理部を備
え、前記選別処理部により選別して取り入れたずれ角情
報のみを直進走行時のずれ角情報として直進走行を制御
するようにしたものである。
【0013】
【作用】第1の課題解決手段によれば、選別処理部は所
定周期で、方向計測手段から本体方向情報を、絨毯目検
出手段からずれ角情報を入力し、本体方向情報に基づい
て直進走行時のずれ角情報を選別し、制御手段は選別さ
れたずれ角情報のみを用いて直進走行を制御し、絨毯目
に無関係なずれ角情報を排除して制御する。
【0014】第2の課題解決手段によれば、選別処理部
は所定周期で、入力監視部から駆動手段への入力値の情
報を、絨毯目検出手段からずれ角情報を入力し、駆動手
段への入力値に基づいて直進走行時のずれ角情報を選別
し、制御手段は選別されたずれ角情報のみを用いて直進
走行を制御し、絨毯目に無関係なずれ角情報を排除して
制御する。
【0015】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の移動作業用ロボットの一実
施例について自走式掃除機を例に図面を参照しながら説
明する。図1は本実施例の構成を示す縦断面図、図2は
図1におけるA−A断面を示す断面図である。図におい
て、1は自走式掃除機の本体(以下単に本体と称す
る)、2L・2Rはそれぞれ左駆動輪と右駆動輪、3L
と3Rはそれぞれ左減速機4Lと右減速機4Rを介して
左駆動輪2Lと右駆動輪2Rを駆動する左駆動モータと
右駆動モータ、5Lと5Rはそれぞれ左駆動モータ3L
と右駆動モータ3Rに接続されたロータリエンコーダ等
からなるモータ回転検出器、9は本体1に回転自在に取
り付けた従輪である。なお、本体1は駆動モータ3L、
3Rと、減速機4L、4Rとにより回転する駆動輪2
L、2Rにより左右独立に駆動される。また、駆動モー
タ3L、3Rの軸回転数がモータ回転検出器5L、5R
により検出される。
【0016】12は本体1の周囲に突出して設けられた
接触検知手段で、その表面は弾性材で構成され、壁面、
柱、床面の突起物、段差、家具、人間等の障害物に本体
1が接触したときの衝撃を和らげるとともに、その接触
を検出する。14は電動送風機、15は集塵室、16お
よび17はその内部に設けたフィルタ、18は本体1の
底部に設けた床ノズル、19は床ノズル18を集塵室1
5に連通させている接続パイプである。21は駆動モー
タ3Lと3R等を制御し、本体1の動作を制御する制御
手段、22は本体1から周囲の障害物までの距離を計測
する測距手段で、本体1の周囲に設けた超音波センサか
ら構成されている。23は本体1の方向を計測する方向
計測手段で、本実施例ではレートジャイロおよびこの出
力を積分する積分器等から成っている。24は本体1の
走行中に絨毯目の方向と強さを検出する絨毯目検出手段
で、例えば図9に示したものである。31は装置全体に
電力を供給している蓄電池、45は人が本体1の移動を
操作するときの取っ手となるハンドルである。
【0017】図3は上記制御手段21の構成を示すブロ
ック図である。なお、図1および図2と同じ構成要素に
は同一番号を付与している。図において、モータ回転検
出器5Lおよび5R、接触検知手段12、測距手段2
2、方向計測手段23、絨毯目検出手段24の出力が制
御手段21に伝達される。制御手段21は、これらの出
力を判断して駆動モータ3Lおよび3Rに制御信号を出
力し、本体1の移動方向と走行距離とを制御する。ま
た、制御手段21は、清掃走行時には清掃手段である電
動送風機14と床ノズル18に設けた回転式ブラシとを
駆動する。
【0018】以下、本実施例における制御手段について
説明する。本実施例における制御手段が従来と異なる点
は、選別処理部61を備え、所定周期で、方向計測手段
23から本体方向情報を、絨毯目検出手段24からずれ
角情報を入力し、本体方向情報に基づいて直進走行時の
ずれ角情報を選別し、選別されたずれ角情報のみを絨毯
目による走行ずれの有効出力として活用することにあ
る。
【0019】図4は自律走行で清掃を行うときの走行軌
跡の一例を示す図である。まず、本体1はスタート位置
Sから前進を開始し、所定の設定距離Lだけ走行する
か、あるいは壁面W1の手前まで走行して停止し、次
に、方向を少し右に変えて今度は後進を始める。そし
て、前進時と同様に、所定の設定距離Lだけ走行する
か、あるいは壁面W2の手前まで走行して停止し、再
び、方向を少し右に変えて前進を始める。以降、この動
作を繰り返して清掃作業を進め、所定の往復数に達する
か側方に壁面W3を検出することにより、清掃作業を終
了する。この時、前進と後進の一往復で、あらかじめ決
められた清掃幅Wだけ清掃方向に進むように走行する。
【0020】上記構成においてその動作を説明する。選
別処理部61は上述のように、所定周期で、方向計測手
段23から本体方向情報を、絨毯目検出手段24からず
れ角情報を入力するが、図5は絨毯目情報(ずれ角情
報)と本体方向情報の一例を示す波形図であり、本体1
が直進走行中に段差を乗り越えた時を例にとっている。
図において、本体方向が大きく変化する区間があるが、
これは本体1が段差を乗り越える動作に対応するもので
あり、さらにピークが2ヶ所あるのは、駆動輪2と従輪
9がそれぞれ時間差を持って段差を乗り越えていること
を示している。
【0021】この時、本体方向の変化に伴いずれ角も変
化するが、この変化は、絨毯目検出手段24のローラ4
3が、本体1と自身の段差乗り越え動作に追従した結果
であり、絨毯目によるずれ角を表すものではない。そこ
で、選別処理部61は、本体方向情報に対してあらかじ
め所定の上限値と下限値を備え、上限値と下限値を越え
た区間(図で時間t1からt2までの区間)の絨毯目情
報を絨毯目に無関係として排除し、これ以外の区間の情
報を有効として抽出する。そして、制御手段21は選別
された有効出力のみを活用して絨毯目によるずれ角の補
正を行う。
【0022】以上のように、本実施例の移動作業用ロボ
ットによれば、選別処理部61を備えて、本体方向の上
限値と下限値に基づいて直進走行時のずれ角情報を選別
し、選別されたずれ角情報のみを用いて走行を制御する
ことにより、所望の走行軌跡を得ることができる。
【0023】なお、段差の形態(高さ、形状、本体1と
の角度等)が異なったり、段差でなく落下物であった
り、障害物回避時にも、本実施例を適用できる。
【0024】また、選別処理部61の選別を、本体方向
を設定した上限値と下限値と比較することとしたが、本
体方向でなくその変化率により行うのでもよい。
【0025】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。なお、本実施例
の基本構成は図1および図2に示した構成と同じとし、
また、絨毯目検出手段の構成も図9に示した構成と同じ
として、詳細な説明を省略する。また、走行のパターン
も図4に示したパターンとする。
【0026】次に本実施例における制御手段について図
3を参照しながら説明する。なお、その構成は基本的に
は前記実施例1と共通なので、相違部分についてのみ説
明する。制御手段21は入力監視部70を備え、駆動モ
ータ3L、3Rを駆動制御するために動力源から供給さ
れる入力値(本実施例では電流値あるいは電力値)を監
視し、選別処理部61は、所定周期で、入力監視部70
から駆動モータ3L、3Rへの入力値情報を、絨毯目検
出手段24からずれ角情報を入力し、入力値情報に基づ
いて直進走行時のずれ角情報を選別し、選別されたずれ
角情報のみを絨毯目による走行ずれの有効出力として活
用する。
【0027】上記構成においてその動作を説明する。選
別処理部61は、所定周期で、入力監視部70から入力
値情報を、絨毯目検出手段24からずれ角情報を入力す
るが、図6は絨毯目情報(ずれ角情報)と入力値情報の
一例を示す波形図であり、本体1が直進走行中に段差を
乗り越えた時を例にとっている。図において、入力値が
大きく変化する区間があるが、これは本体1が段差を乗
り越える動作に対応するものであり、さらにピークが2
ヶ所あるのは、駆動輪2と従輪9がそれぞれ時間差を持
って段差を乗り越えていることを示している。つまり、
段差乗り越えという不規則な動作によって本体1に加速
度が生じたため、この加速度に抗して本体1を駆動制御
しようとするために入力値が上昇したものである。 こ
の時、本体方向の変化(実施例1参照)に伴いずれ角も
変化するが、この変化は、絨毯目検出手段24のローラ
43が、本体1と自身の段差乗り越え動作に追従した結
果であり、絨毯目によるずれ角を表すものではない。そ
こで、選別処理部61は、入力値情報に対してあらかじ
め所定の上限値を備え、これをを越えた区間(図で時間
t1からt2までの区間)の絨毯目情報を絨毯目に無関
係として排除し、これ以外の区間の情報を有効として抽
出する。そして、制御手段21は選別された有効出力の
みを活用して絨毯目によるずれ角の補正を行う。
【0028】以上のように、本実施例の移動作業用ロボ
ットによれば、選別処理部61を備えて、駆動モータ3
L、3Rへの入力の上限値に基づいて直進走行時のずれ
角情報を選別し、選別されたずれ角情報のみを用いて走
行を制御することにより、所望の走行軌跡を得ることが
できる。
【0029】なお、段差の形態(高さ、形状、本体1と
の角度等)が異なったり、段差でなく落下物であった
り、障害物回避時にも、本実施例を適用できる。
【0030】また、選別処理部61の選別を、駆動モー
タ3L、3Rへの入力値と設定上限値との比較によると
したが、実際には床面に敷かれている絨毯の種類によっ
て走行負荷の大小があり、設定値を決めにくい場合もあ
る。その時は入力値ではなく入力値の変化率により行う
のでもよい。
【0031】また、入力監視部70は駆動モータ3L、
3Rの入力値を監視するとしたが、監視する対象として
は、左駆動モータ3Lと右駆動モータ3Rの和でも、そ
れぞれ個々にでも、左右どちらか一方のみでもよく、限
定するものではない。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、請求項1
の発明によれば、選別処理部を備えて、本体方向情報に
基づいて直進走行時のずれ角情報を選別し、選別された
ずれ角情報を用いて走行を制御することにより、落下物
や段差を乗り越えたり、障害物を回避したり等によっ
て、絨毯目検出手段が絨毯目とは全く関係のないずれ角
を検出しても、これを排除するので、所望の走行軌跡で
移動作業を行うことができる。
【0033】また、請求項2の発明によれば、入力監視
部を備え、この入力監視部の入力値情報で段差、落下物
等を乗り越えるタイミングを検出し、このタイミングに
おける絨毯目検出手段からのずれ角情報を排除している
ので、所望の走行軌跡で移動作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す移動作業ロボットの縦
断面図
【図2】図1におけるA−A断面図
【図3】同移動作業用ロボットの制御手段とその周辺の
構成を示すブロック図
【図4】同移動作業用ロボットの自律走行パターンの一
例を示す図
【図5】同移動作業用ロボットの絨毯目検出手段のずれ
角および本体方向の状況と選別処理部の処理を示す波形
【図6】本発明の第2の実施例における移動作業用ロボ
ットの絨毯目検出手段のずれ角および駆動手段への入力
レベルの状況と選別処理部の処理を示す波形図
【図7】移動作業用のロボットが直進走行する走行軌跡
を示す平面図
【図8】移動作業用のロボットが絨毯目の影響を受けて
直進走行する走行軌跡を示す平面図
【図9】移動作業用のロボットに使用されている絨毯目
検出手段の構成を示す側面図
【符号の説明】
1 本体(ロボット) 2 駆動輪(操舵手段) 3 駆動モータ(駆動手段) 18 床ノズル(作業手段) 21 制御手段 23 方向計測手段 24 絨毯目検出手段 61 選別処理部 70 入力監視部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藪内 秀隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小川 光康 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤原 俊明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 江口 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 乾 弘文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石橋 崇文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 黒木 義貴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 妹尾 裕之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面を走行するための駆動手段および操
    舵手段と、前記床面の清掃等の作業を行なう作業手段
    と、走行および作業を制御する制御手段を備え、移動し
    ながら作業を行う自走式の移動作業用ロボットであっ
    て、本体の方向を計測する方向計測手段と、前記床面に
    敷かれた絨毯の絨毯目の影響により走行軌跡の方向が前
    記ロボットの目指す方向とずれる角度を検出する絨毯目
    検出手段を備えるとともに、前記制御手段は、前記方向
    計測手段の出力に応じて前記絨毯目検出手段のずれ角出
    力を選別する選別処理部を備え、前記選別処理部により
    選別して取り入れたずれ角情報のみを直進走行時のずれ
    角情報として直進走行を制御するようにした移動作業用
    ロボット。
  2. 【請求項2】 床面を走行するための駆動手段および操
    舵手段と、前記床面の清掃等の作業を行なう作業手段
    と、走行および作業を制御する制御手段を備え、移動し
    ながら作業を行う自走式の移動作業用ロボットであっ
    て、前記床面に敷かれた絨毯の絨毯目の影響により走行
    軌跡の方向が前記ロボットの目指す方向とずれる角度を
    検出する絨毯目検出手段を備えるとともに、前記制御手
    段は、前記駆動手段への入力値を監視する入力監視部
    と、前記入力監視部の出力に応じて前記絨毯目検出手段
    のずれ角出力を選別する選別処理部を備え、前記選別処
    理部により選別して取り入れたずれ角情報のみを直進走
    行時のずれ角情報として直進走行を制御するようにした
    移動作業用ロボット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002204769A (ja) * 2001-01-12 2002-07-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自走式掃除機
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