JP3446286B2 - 自走式掃除機 - Google Patents
自走式掃除機Info
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- Electric Suction Cleaners (AREA)
Description
とを備え、自動的に清掃を行なう自走式掃除機に関する
ものである。
時の操作性の向上を図った掃除機が開発されている。特
に最近では、これにマイクロコンピュータと各種センサ
類を搭載した、いわゆる自立誘導型の自走式掃除機の開
発も行なわれている。
本体底部に吸い込みノズルやブラシ等を備え、移動機能
としてモータで駆動される走行輪や操舵輪等を有し、光
学式誘導手段やジャイロを用いた慣性航法手段等を利用
して本体の誘導制御を行ない、内部に蓄電池などの電源
を備えているのが通常である。
ように清掃区域の内側を本体前方に存在する壁などの障
害物を検知するまで直進し、検知した地点でジャイロ等
の出力を基に180度ターンを行い再度直進する。以後
この様な往復動作を繰り返し清掃を行っていく。
式掃除機では、本体前方の壁を検知し方向転換をする際
に方向センサであるジャイロのデータを基にその地点で
反転し、再度、壁を検知するまで直進する。従ってこの
ジャイロの角度出力の精度が本体の移動精度を左右す
る。
換を行う際には最初の直進(後退A−B)と2回目の直
進(後退C−D)が同じ方向になるようにθ1とθ2は
同じ角度で行う。しかし、本体の左回転、右回転におけ
るジャイロの出力が同じでないと同じ角度だけ方向転換
を行っても前述のように前回と同じ方向に直進する事は
できなくなる。従ってこの様な動作を繰り返していく事
により図15に示すように本体が清掃領域を斜めに清掃
を行う事になり未清掃領域が発生してしまう。
うとするもので、ジャイロの角度ズレを自動的に補正し
精度良く本体を移動させ未清掃領域の発生を未然に防ぐ
事を第一の目的としている。
して直角でなくとも未清掃領域の発生を防ぐ事を第二の
目的としている。
るための本発明の第1の手段は、本体を移動させる走行
操舵手段と、前方並びに左右方向の障害物の有無と障害
物との距離を検出する複数の障害物検知手段と、前記障
害物検知手段の出力より本体と対面する前方障害物との
状態を判断する対面状態判断部と、清掃を実行する清掃
手段と、本体の走行方向を検知する方位センサと、本体
が清掃を行う領域を入力する清掃領域入力手段と、前記
清掃領域入力手段より入力された領域の距離に応じて本
体の直進方向を算出する直進制御方向算出手段と、本体
が清掃領域の往路の直進開始後、障害物を検知するまで
実際に走行した距離を計測する直進距離計測手段と、本
体全体に電力を供給する電源部と、前記直進距離計測手
段、前記障害物検知手段、前記清掃領域入力手段、前記
直進制御方向算出手段からの信号を処理して前記走行操
舵手段に出力信号を送り、本体の前進・後退・停止・方
向転換を制御し、さらに前記清掃手段を制御する判断処
理部とを備えたものである。
知して停止した時の対面状態判断部の出力結果を、毎回
記憶する状態記憶部と、これら状態記憶部の記憶内容よ
り対面状態の傾向を判断する対面状態傾向判断部とを備
えたものである。
断部での判断により行われる本体の方向転換方向より直
進制御方向算出手段を調整する角度調整部を備えたもの
である。
第4の手段は、本体始動後最初に検知した前方の壁に対
する対面状態判断部の出力を記憶する初期状態記憶部を
備えたものである。
て停止した時に、複数の障害物検知手段の出力より前方
の壁との状態(壁と正対している角度)を判断し、この
正対角度より本体が壁に対して直角になる様に判断処理
部により走行操舵手段を制御する。
方の壁を検知して停止した対面状態判断部の出力結果を
状態記憶部に毎回、記憶し、この記憶内容より対面状態
傾向判断部により本体と前方の壁との状態の傾向を判断
し壁の凹凸に影響されずに正しく壁と正対させる。
態判断部で壁との対面状態を判断しこれにより定まる本
体の方向転換方向より直進制御方向算出手段が算出する
制御方向を角度調整部により本体の往、復の移動距離に
基ずいて調整する。
動後最初に検知した前方の壁に対する対面状態判断部の
出力を初期状態記憶部において記憶し、以後、この記憶
内容と対面状態判断部の出力とを等しくなるように判断
処理部が走行操舵手段を制御し本体の方向転換を行う。
て、図1・図2・図3に基づいて説明する。図2・図3
は本実施例の全体構成を示している。また図1は、本実
施例のブロック図を示している。
各要素が収容されている。2a・2b・2cは、それぞ
れ清掃手段を構成している電動送風機・集塵室と、集塵
室2bの内部に設けたフィルタである。また2dは、同
様に清掃手段を構成している床ノズルで、本体1の底部
中央に設けている。本体1の下部後方には、左駆動輪3
a・左駆動モーター3bと左駆動輪3aに取り付けられ
た走行距離検出用のエンコーダー3d(図示せず)と、
図示していない右駆動輪・右駆動モーターを設けてい
る。本体1の下部前方には、移動のために回転自在とな
っている従輪3cを設けている。この駆動輪3a・駆動
モーター3b・エンコーダー3dは、走行操舵手段3を
構成している。
検知するための超音波を使用した複数の障害物検知セン
サ4aを、本体1の下部全周には本体1が障害物などに
接触したことを検出する為の接触センサ4bを設けてい
る。
は、障害物検知手段4を構成している。
等の方位センサである。7は前記障害物検知手段4・方
位センサ5・清掃領域入力手段8からの信号を処理し
て、前記走行操舵手段3に出力信号を送り本体1の前進
・後退・停止・方向転換を制御し、さらに前記清掃手段
2を制御する判断処理部である。また6は本体全体に電
力を供給する電源部である。8は本体1が清掃を行う領
域の縦、横の距離を入力する清掃領域入力手段である。
9は本体1が直進開始後、障害物を検知するまで実際に
走行した距離を計測する直進距離計測手段である。10
は障害物検知手段の出力より本体と対面する前方障害物
との状態を判断する対面状態判断部である。11は清掃
領域入力手段8により入力された清掃領域の縦の距離に
応じて本体1の直進方向を算出する直進制御方向算出手
段である。
る。8aは清掃領域入力モード切り換え及び距離入力に
使用する距離入力スイッチであり、8cは清掃領域の縦
の距離の入力と横の距離の入力とを切り換えるときに使
用する切り換えスイッチであり、8bは動作の開始を指
示するスタートスイッチである。8eは動作のリセット
スイッチである。また、8dは距離入力スイッチによっ
て入力された距離を表示する表示部である。
説明する。本実施例ではある限られた部分的な清掃を行
う際に、本体1を壁に正対させて置き、この状態で距離
入力スイッチを押すと判断処理部7は清掃領域入力モー
ドに切り替わったことを認知し、表示部8dを”00”
で点滅させる。この状態で更に距離入力スイッチ8aを
押すと表示部8dの表示を一度押される度に一ずつ増加
させていく。
ていき、所望の距離になった時点で切り換えスイッチ8
cを押す。切り換えスイッチ8cが押されると、判断処
理部7はその時表示部8d表示されていた距離を清掃領
域の縦の距離と確定し、入力する。(たとえば表示部8
dの表示が”08”であれば8m。)また、表示部8d
の表示を”00”にクリアし、清掃領域の横の距離の入
力に切り換える。この状態で距離スイッチ8aを押すと
前述のように一度押す度に表示部8dを一ずつ増加させ
ていく。所望の距離となった時点でスタートスイッチ8
dを押すと、判断処理部7はその時、表示部8dで表示
されていた距離を清掃領域の横の距離として入力し、既
に入力されていた縦の距離とで示される領域(図13及
び図14参照)の清掃を開始する。
正対した壁に向かって直進し、前方を監視している複数
の障害物検知手段4のうちの最小値が予め設定された距
離まで接近したところ(図5中、A点)で停止する。そ
の後、対面状態判断部10により本体両端の障害物検知
手段4a,4a’の検知出力を監視し同じになった時、
同一出力である事を判断処理部7へ出力する。判断処理
部7ではそのときの方位センサ5の出力をもって復路の
直進制御方向として清掃領域入力手段8により入力され
た縦の距離分、真っ直ぐ後退する。
かって直進を開始し予め設定された距離まで接近した場
所(図5中、C点)に於いて前回、同様に停止した場所
(図5中、A点)から清掃幅分(例えば0.4m)だけ
清掃進行方向にずれるように直進制御方向算出手段11
にて算出した直進方向θ(θ=Tan−1(0.4m/
入力された清掃領域縦の距離))に基ずき清掃往路(第
2回目清掃往路、図5中、B点からC点まで)の直進を
行う。C点に達し後、A点と同様の動作を行い、以後こ
れらの動作を繰り返す。この様に本実施例の自走式掃除
機では壁を基準に壁に対して毎回ほぼ直角に移動し、ま
た、一度の往復動作で清掃幅分(例えば40cm)清掃
進行方向に移動する。このように壁に対して毎回直角に
移動する事で清掃残しの無い動作を実現できる。
の一実施例のブロック図を示す。12は対面状態判断部
10の出力を、前方壁を検知し停止する度に毎回記憶す
る状態記憶部であり、13はこの状態記憶部12に記憶
内容の平均をとり対面状態判断の傾向を判断する対面状
態傾向判断部である。
本体1が前方の壁を検知し停止時の対面状態判断部10
の出力(障害物検知手段4a,4a’の検知出力)を状
態記憶部12に毎回記憶して対面状態傾向判断部12に
よりこれらの例えば過去5回の平均を求め、判断処理部
へ出力する。判断処理部7ではこの状態記憶部12と対
面状態判断部10からの入力とを比較し、図7のN点に
示すように対面状態判断部10からの出力が対面状態傾
向判断部12の出力から大きく異なると(a”=a’≠
a、b”=b’≠b)、この時の対面状態判断部10か
らの出力は無視し、本発明の第1の手段のようなaとb
を等しくするような方向転換は行わず、前回の直進と平
行になるように往路での方向転換角θ1と同じくθ2だ
け方向転換を行う。
などで部分的に本体と壁との対面状態が変化しても乱さ
れる事無く清掃を行う事ができる。
の一実施例のブロック図を示す。13は対面状態判断部
10での判断により行われる本体の方向転換方向より直
進制御方向算出手段を調整する角度調整部である。
図9、図10に示すように壁が途中で曲がっている場
合、本発明の対面状態判断部10の出力により本体を清
掃進行方向に対して開く場合(図10)と閉じる場合
(図9)とが判定できる。(開く場合は本体1の両端の
障害物検知手段4a<4a’、図10参照)図9のよう
に清掃進行方向に対して閉じる場合には本発明は第1の
手段と同じように図中A点で壁に対して直角になるよう
に、本体1を方向転換させ、B点まで後退し、そしてD
点と同じ角度θ1だけ方向転換を行う。しかし、図10
のように清掃進行方向に対して開く場合には同じように
壁に直角に方向転換すると未清掃領域が発生してしま
う。
ズル幅(例えば50cm)から毎回の重なりしろをとり
(例えば10cm)、直進制御方向算出手段11により
有効清掃幅(50ー10=40cm)を確保するように
方向転換角度を算出している。そこで図10の場合、A
点で壁と直角になる角度θ3では、角度調整部13によ
り前述の重なり幅を少なくし(たとえば5cm)、その
分の角度θ2を清掃領域入力手段8により入力された清
掃縦距離より算出し直進制御方向算出手段11に出力す
る。直進制御方向算出手段11では、このように角度調
節部13からの出力があると今までの角度θ1に足し
て、(θ1+θ2)の角度を判断処理部7へ出力しそれ
により本体1を方向転換させる。
機の一実施例のブロック図を示す。14は前方の壁によ
る一番最初の本体停止時の対面状態判断部10の状態を
記憶する初期状態記憶部である。
図12に示すようにスタート時に本体1が壁に対して直
角でない時に壁に対して停止したときの対面状態判断部
10の最初の状態を初期状態記憶部14に記憶して、以
後、この記憶された状態に対面状態判断部10の出力が
なるように判断処理部に於いて本体1を方向転換させ
る。これによりスタート時の方向を維持しながら清掃を
行っていく事ができ、壁に対してどのような角度で置か
れて始動されてもスタート地点から未清掃領域のない清
掃をおこなうことができる。
ば、壁に対して毎回直角に移動する事でジャイロの角度
ズレに対して影響を受けず精度良く本体を移動させ未清
掃領域の発生も未然に防ぐ事ができる。
の手段の効果に加え、柱など凹凸のある壁の領域でも壁
を基準に毎回直角に移動する事のできる自走式掃除機を
得ることができる。
で曲がっている壁に対しても未清掃領域の発生を防ぐ事
を可能とするものである。
対してどのような角度で置かれて始動されてもスタート
地点から未清掃領域のない清掃をおこなうことができる
自走式掃除機を得ることができる。
ック図
ック図
ック図
ロック図
Claims (4)
- 【請求項1】 本体を移動させる走行操舵手段と、前方
並びに左右方向の障害物の有無と障害物との距離を検出
する複数の障害物検知手段と、前記障害物検知手段の出
力より本体と対面する前方障害物との状態を判断する対
面状態判断部と、清掃を実行する清掃手段と、本体の走
行方向を検知する方位センサと、本体が清掃を行う領域
を入力する清掃領域入力手段と、前記清掃領域入力手段
より入力された領域の距離に応じて本体の直進方向を算
出する直進制御方向算出手段と、本体が清掃領域の往路
の直進開始後、障害物を検知するまで実際に走行した距
離を計測する直進距離計測手段と、本体全体に電力を供
給する電源部と、前記直進距離計測手段、前記障害物検
知手段、前記清掃領域入力手段、前記直進制御方向算出
手段からの信号を処理して前記走行操舵手段に出力信号
を送り、本体の前進・後退・停止・方向転換を制御し、
さらに前記清掃手段を制御する判断処理部とを備えてな
る自走式掃除機。 - 【請求項2】 前方の壁を検知して停止した時の対面状
態判断部の出力結果を毎回記憶する状態記憶部と、これ
ら状態記憶部の記憶内容より対面状態の傾向を判断する
対面状態傾向判断部とを備えた請求項1記載の自走式掃
除機。 - 【請求項3】 対面状態判断部での判断により行われる
本体の方向転換方向より直進制御方向算出手段を調整す
る角度調整部を備えた請求項1または2記載の自走式掃
除機。 - 【請求項4】 本体始動後最初に検知した前方の壁に対
する対面状態判断部の出力を記憶する初期状態記憶部を
備えた請求項1〜3のいずれか一項記載の自走式掃除
機。
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JP03975394A JP3446286B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 自走式掃除機 |
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JPH07246175A JPH07246175A (ja) | 1995-09-26 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03975394A Expired - Fee Related JP3446286B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 自走式掃除機 |
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KR100560966B1 (ko) | 2004-10-12 | 2006-03-15 | 삼성광주전자 주식회사 | 로봇 청소기의 자이로 센서 보정방법 |
-
1994
- 1994-03-10 JP JP03975394A patent/JP3446286B2/ja not_active Expired - Fee Related
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