JPH08218098A - オクタメチルトリシロキサンの共沸混合物を含む及び共沸混合物様組成物を含む組成物並びにこの組成物の使用方法 - Google Patents

オクタメチルトリシロキサンの共沸混合物を含む及び共沸混合物様組成物を含む組成物並びにこの組成物の使用方法

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JPH08218098A JP7147497A JP14749795A JPH08218098A JP H08218098 A JPH08218098 A JP H08218098A JP 7147497 A JP7147497 A JP 7147497A JP 14749795 A JP14749795 A JP 14749795A JP H08218098 A JPH08218098 A JP H08218098A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境にやさしい洗浄剤、リンス剤及び乾燥剤
として有用な新しい二成分共沸混合物又は共沸混合物様
組成物を提供する。 【構成】 オクタメチルトリシロキサンと、2−ブトキ
シエタノール、2−メチルシクロヘキサノール又はイソ
プロピルラクテートとを含有する混合物から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環境にやさしい溶剤に
関し、もっと詳しく言えば、揮発性メチルシロキサン
(VMS)を含有している二成分共沸混合物又は共沸混
合物様組成物である、洗浄、リンス及び乾燥用の溶剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の発明者らは、これまでに、ヘキ
サメチルジシロキサン(MM)とアルコール類の3−メ
チル−3−ペンタノール、2−ペンタノール又は1−メ
トキシ−2−プロパノールとの共沸混合物、オクタメチ
ルトリシロキサンとアルコール類の2−メチル−1−ペ
ンタノール、1−ヘキサノール又は1−ブトキシ−2−
プロパノール及びエステルのエチルラクテートとの共沸
混合物、そしてオクタメチルトリシロキサンとn−プロ
ポキシプロパノールとの共沸混合物を明らかにしてい
る。発明者らはまた、共沸混合物をリンス剤として用い
て表面を洗浄又は脱水する方法も開示している。
【0003】米国内の州及び米国連邦政府の、そして国
際的な規制が、一定の化学物質の使用を制限しようとし
ており、適当な代替物を追求することが国内外の化学部
門及び産業部門の直面しているジレンマである。「不法
とされた」化学物質の代わりに揮発性メチルシロキサン
類を溶剤として使用することは、米国において実行可能
なアプローチである。と言うのは、米国環境保護局(E
PA)は、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカ
メチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘ
キサシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメ
チルトリシロキサン及びデカメチルテトラシロキサンは
クロロフルオロカーボンC2 Cl3 3(CFD−11
3)及びメチルクロロホルム(MCF)に代わる許容可
能な代替物であると決定しているからである。この決定
は、EPAの重要な新代替政策(SNAP)の下では金
属、エレクトロニクスの洗浄用途及び精清浄化(pre
cision cleaning)用途における閉鎖系
での洗浄に限定されている。
【0004】EPAはまた、揮発性メチルシロキサン
(VMS)を揮発性有機化合物(VOC)としては除外
した。VMSは、VMS化合物は対流圏オゾンの生成へ
の寄与を無視してよいことを根拠にVOCの定義から外
された40 CFR 51.100(s)の化合物のリ
スト中にある。このリスト中の化合物はまた、光化学の
反応性を無視することができる。EPAは、VMSは危
険な大気汚染物質(HAP)としてリストされているい
くつかの化合物の代替物として使用することができるで
あろうから、VMSをオゾン前駆物質としての規制から
外すことはいくつかの重要な環境目標を達成するのに貢
献することができよう、と特に言及を行った。EPA
は、これはオゾンを涸渇させる物質(ODS)の代替物
を開発するという要求を満たすと説明し、またそれは、
清浄大気条例(Clean AirAct)のタイトル
Iの下でのオゾンに対する国家大気保全基準及びシカゴ
のオゾン非達成領域に対する連邦実施計画を達成するで
あろうと説明した。EPAの除外を受けるVMSには、
環式の、枝分かれした、及び線状の「完全にメチル化さ
れた」シロキサン類が含まれ、そしてこの呼称は、シロ
キサンの中心主鎖にメチル基が結合しており、他の官能
基が結合していないことを意味している。
【0005】
【発明の説明】VMSは大気中での寿命が10〜30日
であって、地球温暖化に有意に寄与しない。それらはま
た、大気中での寿命が短く、そのため上昇して成層圏中
に蓄積することはないから、成層圏のオゾンを涸渇させ
る可能性もない。VMSは塩素又は臭素原子を含まず、
オゾン層を攻撃せず、対流圏のオゾン生成(スモッグ)
に寄与せず、地球温暖化の可能性が最小である。このよ
うに、VMSはこれらの特性を同時に備えている点で特
異である。
【0006】従って、揮発性メチルシロキサン類が「不
法とされた」化学物質の代わりに新しい物質を洗浄剤と
して使用するという問題に対する一つの実際的な解決策
を提供することは明らかである。
【0007】本発明は、揮発性メチルシロキサン(VM
S)とアルコール又はエステルとを含有している新しい
二成分共沸混合物に関する。一定の共沸混合物様組成物
も発見された。これらのVMS含有共沸混合物と共沸混
合物様組成物は、環境にやさしい洗浄剤、リンス剤及び
乾燥剤として有用である。
【0008】洗浄剤として、これらの共沸混合物は任意
の表面から汚染物質を除去するのに使用することができ
るが、特にフラックスの除去や精清浄化(precis
ion cleaning)、低圧蒸気脱脂、並びに気
相洗浄に関連する用途で使用することができる。洗浄剤
としてのこれらのVMS含有共沸混合物の予期せざる利
点と利益には、向上した溶解力が含まれ、また気相洗
浄、蒸留による再生及び拭き取りによる清浄化を伴う応
用の際に生じうる蒸発後に一定した溶解力を保持するこ
とが含まれる。
【0009】この洗浄剤は共沸混合物であるから、回収
して再循環させるのが容易という追加の利点がある。例
えば、洗浄プロセスで使用後の汚染された洗浄浴流出液
から共沸混合物を分離することができる。その再生は単
純な蒸留によって容易にされ、そしてそれを新しい洗浄
剤として系へ再循環させることができる。
【0010】その上、これらのVMS共沸混合物は、シ
ロキサン流体とエタノールのような低分子量アルコール
との共沸混合物よりもシロキサン流体の含有量が多く、
それに応じてアルコール含有量が少ないという予期せざ
る利点をもたらす。それによる驚くべき結果は、これら
の共沸混合物は対流圏のオゾン及びスモッグを発生させ
る傾向がより少なくなるということである。これらの共
沸混合物を使用することのもう一つの驚くべき結果は、
それらはVMSだけと比べて溶解力が向上するというこ
とである。しかも、これらの新しい共沸混合物は穏やか
な溶解力を示し、洗浄する鋭敏な表面を害することなく
その表面を洗浄するのに有用なものとなる。
【0011】共沸混合物は、2又は3種以上の液体の混
合物であって、その組成は蒸留によって変化しない。例
えば、95%のエタノールと5%の水の混合物は、7
8.3℃で沸騰する純粋なエタノールあるいは100℃
で沸騰する純粋な水よりも低い温度(78.15℃)で
沸騰する。そのような液体混合物は、液体の部分的蒸発
で生じた蒸気がその液体と同じ組成を持つという点で、
単一物質のように挙動する。このように、これらの混合
物はそれらの組成が変化せずに一定の温度で蒸留され、
通常の蒸留では分離することができない。
【0012】共沸混合物は、二成分共沸混合物として二
つの液体(A及びB)を含む系で存在することがあり、
三成分共沸混合物として三つの液体(A、B及びC)を
含む系で存在することがあり、また四成分共沸混合物と
して四つの液体(A、B、C及びD)を含む系で存在す
ることがある。本発明の共沸混合物は二成分共沸混合物
である。共沸現象は「予測できない現象」であり、各共
沸混合物は発見しなくてはならないものである。この
「予測することが不能」の現象は、先行技術の文献に十
分記載されていることであって、例えば米国特許第41
57976号及び同第4155865号各明細書に記載
されている。
【0013】本発明の目的にとっては、2又は3種以上
の成分の混合物は、それが液体から蒸気組成が変化しな
いで気化するならば、共沸混合物である。具体的に言え
ば、共沸混合物は、組成を変えないで沸騰する混合物
と、組成を変えないで沸点未満の温度で蒸発する混合物
の両方を含む。従って、共沸混合物には、おのおの特定
の割合の二成分がある温度では共沸するが他の温度では
必ずしもそうでない、ある範囲の割合にわたる二成分の
混合物を含めることができる。
【0014】共沸混合物はそれらの組成が変化しないで
蒸発する。適用された圧力が共沸混合物の蒸気圧よりも
高い場合は、この共沸混合物は変化なしに蒸発する。適
用された圧力が共沸混合物の蒸気圧よりも低い場合は、
この共沸混合物は変化なしに沸騰しあるいは蒸留され
る。低沸点共沸混合物の蒸気圧は、個々の成分の蒸気圧
よりも高く、沸点は個々の成分の沸点よりも低い。実
際、共沸組成物は、その成分の任意の組成物のうちで最
低の沸点を有する。従って、共沸混合物は、組成が当初
は共沸混合物の組成から離れている混合物を蒸留するこ
とによって得ることができる。
【0015】構成成分の一定の組み合わせのみが共沸混
合物を形成することができるだけであるから、気液平衡
(VLE)の実験データ、すなわち構成成分の種々の混
合物について一定の全圧と温度における蒸気組成と液体
組成がなければ、共沸混合物の形成を信頼できるように
予測することはできない。
【0016】共沸混合物の中には、温度によって組成が
変化しないものがあるが、多くの場合には、共沸組成は
温度とともに変わる。温度の関数としての共沸組成は、
所定の温度での質の高いVLEデータから決定すること
ができる。そのような決定を行うために、例えば米国マ
サチューセッツ州CambridgeのAspenTe
chnology, Inc.のASPENPLUS
(商標)プログラムのような市販のソフトウェアが利用
可能である。実験データが与えられれば、そのようなプ
ログラムは、組成と蒸気圧の完全な表を作りだすことが
できるパラメーターを計算することができる。これは、
当該系の使用者が共沸組成がどこにあるかを決定するの
を可能にする。
【0017】本発明の共沸混合物は、式(CH3 3
iO(CH3 2 SiOSi(CH 3 3 を有するオク
タメチルトリシロキサンを含有する。それは25℃で測
定して1.0センチストークス(mm2/s)の粘度を有す
る。また、それは、下記に示すように一つの二官能性
「D」単位(CH3 2 SiO2/2 及び二つの一官能性
「M」単位(CH3 3 SiO1/2 を有するその分子に
関連して、しばしば「MDM」と称されている。
【0018】
【化1】
【0019】オクタメチルトリシロキサン(MDM)は
透明な液体で、本質的に無臭であり、毒性がなく、油っ
ぽくなく、刺激性でなく、皮膚をひりひりさせない。そ
れは、開放室内雰囲気中で周縁部を支持した直径185
mmのNo.1円形ろ紙の中央に1gの液体を置いた場合
に、室温で30分後に残留物を残さない。
【0020】本発明の共沸混合物はまた、アルコール又
はアルコールエステルを含有する。一つのアルコール
は、ケミカルアブストラクトのインデックス名が1−ブ
トキシ−2−エタノールであるアルコキシ含有脂肪族ア
ルコールであり、以下において2−ブトキシエタノール
と呼ばれる。それは、式C4 9 OCH2 CH2 OHを
有し、またエチレングリコールn−ブチルエーテルの化
学名を有する。2−ブトキシエタノールは、米国ミシガ
ン州MidlandのThe Dow Chemica
l CompanyによりDOWANOL(商標)EB
として販売されている。このほかのアルコールは、脂環
式アルコールの(c,t)2−メチルシクロヘキサノー
ルであり、これは以下において2−メチルシクロヘキサ
ノールと称される。それは式CH3 6 10OHを有
し、「シス」及び「トランス」異性体の混合物である。
アルコールエステルは、乳酸のアルキルエステル、イソ
プロピルラクテートである。それは式CH3 CH(O
H)CO2 CH(CH3 2 を有する。これらの液体の
標準気圧(101.3kPa(760mmHg))で測定し
た沸点は、MDMが152.6℃、2−ブトキシエタノ
ールが171℃、2−メチルシクロヘキサノールが16
4℃、そしてイソプロピルラクテートが166〜168
℃である。
【0021】(i)4〜18重量%の2−ブトキシエタ
ノールと82〜96重量%のオクタメチルトリシロキサ
ンを含有する、(ii)3〜18重量%の2−メチルシ
クロヘキサノールと82〜97重量%のオクタメチルト
リシロキサンを含有する、そして(iii)14〜39
重量%のイソプロピルラクテートと61〜86重量%の
オクタメチルトリシロキサンを含有する、オクタメチル
トリシロキサンの新しい二成分共沸混合物が発見され
た。これらの共沸混合物は均質であり、且つ、共沸温度
及び室温において単一の液相を持っていた。均質な共沸
混合物は、二つの相でなく一つの液相として存在するた
め、特に洗浄用途に対して、不均質な共沸混合物よりも
望ましい。対照的に、不均質な共沸混合物の各相はその
洗浄力を異にする。従って、不均質共沸混合物の洗浄性
能は、それがそれらの相の徹底した混合に依存するの
で、再現するのが困難である。単一相(均質)の共沸混
合物は、より容易に移送することができるので、多相
(不均質)の共沸混合物よりも有用である。
【0022】各均質共沸混合物が特定の温度範囲にわた
って存在することが見いだされた。その範囲内で、共沸
組成は温度とともにいくらか変化した。上記の2種のア
ルコールを含有している組成物は、75〜160℃の範
囲内で共沸混合物であった。上記のエステルを含有して
いる組成物は、0〜153.1℃の範囲内で共沸した。
以下に掲げる例は本発明をより詳しく説明するものであ
る。
【0023】
【実施例】
(例1)気液平衡を測定するために単一プレート蒸留装
置を使用した。液体混合物を沸騰させ、そして蒸気を凝
縮させて小さな受器に集めた。この受器には、沸騰する
液体へ再循環させるためのオーバーフロー流路が設けて
あった。平衡が確立されたら、沸騰している液の試料と
凝縮した蒸気の試料を別々に取り出し、ガスクロマトグ
ラフィー(GC)で定量分析した。いくつかの異なる初
期組成点で、温度、周囲圧力及び液体と蒸気の組成を測
定した。このデータを用いて共沸組成が存在するかどう
かを決定した。定量を行った種々の温度での共沸組成
を、ASPENPLUS(商標)ソフトウェアプログラ
ムによりこのデータを使用して決定した。これらの新し
い共沸組成を表1〜3に示す。これらの表において、
「MDM」は共沸組成におけるオクタメチルトリシロキ
サンの重量百分率を示している。蒸気圧は、torrの
圧力単位(1torr=0.133kPa(1mmHg))
で示されている。これらの共沸組成の測定における精度
は約±2重量%である。
【0024】 表 1 温度 蒸気圧 MDM アルコール (℃) (torr) (重量%) 2−ブトキシエタノール 160 1000 82 149.9 760 84 125 360.2 88 100 151.6 93 75 55.1 96
【0025】 表 2 温度 蒸気圧 MDM アルコール (℃) (torr) (重量%) 2−メチル 160 1000 82 シクロヘキサノール 150.2 760 84 125 357.8 89 100 151 93 75 55 97
【0026】 表 3 温度 蒸気圧 MDM エステル (℃) (torr) (重量%) イソプロピルラクテート 153.1 1000 61 143.3 760 62 125 434.3 63 100 181.1 66 75 64.4 70 50 18.7 74 25 4.2 79 0 0.68 86
【0027】オクタメチルトリシロキサンと、2−ブト
キシエタノール、2−メチルシクロヘキサノール又はイ
ソプロピルラクテートとを含有する、共沸混合物様組成
物又は疑似共沸組成物も発見された。本発明の目的上、
共沸混合物様又は疑似共沸というのは、共沸混合物と同
じように挙動する組成物を意味するものである。このよ
うに、共沸混合物様組成物は一定した沸騰特性を持ち、
あるいは沸騰又は蒸発により分留されない傾向がある。
共沸混合物様組成物では、沸騰又は蒸発する間に生じる
蒸気の組成は最初の液の組成と同じであるかあるいは実
質的に同じである。沸騰又は蒸発中に、液の組成は、仮
にそれが変化するとしても、最小限にあるいは無視でき
る程度に変化するだけである。言い換えれば、それは還
流して用いられる場合液相の組成とほぼ同じ蒸気組成を
有する。対照的に、非共沸混合物様の混合物の液組成
は、沸騰又は蒸発する間に相当の程度まで変化する。共
沸混合物様組成には、760torr(101.3kP
a)での極小沸点の1℃以内で沸騰する共沸成分の全て
の組成比率が含まれる。
【0028】オクタメチルトリシロキサンと2−ブトキ
シエタノールの共沸混合物様組成物は、760torr
(101.3kPa)の蒸気圧で、2−ブトキシエタノ
ールの重量割合が5〜33%の範囲内でありそしてオク
タメチルトリシロキサンの重量割合が67〜95%の範
囲内にあるこれらの成分の全ての比率に対して認められ
た。これらの共沸混合物様組成物は、149.9℃の極
小値の1℃以内の標準沸点を持っていた。
【0029】オクタメチルトリシロキサンと2−メチル
シクロヘキサノールの共沸混合物様組成物は、760t
orr(101.3kPa)の蒸気圧で、2−メチルシ
クロヘキサノールの重量割合が5〜35%の範囲内であ
りそしてオクタメチルトリシロキサンの重量割合が65
〜95%の範囲内にあるこれらの成分の全ての比率に対
して認められた。これらの共沸混合物様組成物は、15
0.2℃の極小値の1℃以内の標準沸点を持っていた。
【0030】オクタメチルトリシロキサンとイソプロピ
ルラクテートの共沸混合物様組成物は、760torr
(101.3kPa)の蒸気圧で、イソプロピルラクテ
ートの重量割合が21〜64%の範囲内でありそしてオ
クタメチルトリシロキサンの重量割合が36〜79%の
範囲内にあるこれらの成分の全ての比率に対して認めら
れた。これらの共沸混合物様組成物は、143.3℃の
極小値の1℃以内の標準沸点を持っていた。
【0031】これらの共沸混合物様組成を決定するため
に使用した手順は、例1におけるものと同じであった。
これらの共沸混合物様組成物は均質であった。また、こ
れらの共沸混合物様組成物には、表1〜3の共沸混合物
と同じ用途がある。
【0032】上記の共沸混合物の一つの特別に有用な用
途は、印刷回路基板に電子部品を搭載及びハンダ付けす
るのに用いられるフラックスを洗浄及び除去するもので
ある。ハンダは、機械的接続、電気機械的接続又はエレ
クトロニクスの接続にしばしば用いられる。エレクトロ
ニクスの接続を行う際には、構成部品をウェーブソルダ
リングによりプリント配線組立品の導体通路に取り付け
る。このハンダは、通常、ロジンを基剤とするフラック
スと組み合わされる錫−鉛合金である。ロジンは、異性
酸の複雑な混合物であり、主なものはアビエチン酸であ
る。ロジンフラックスは、しばしばアミンハロゲン化水
素酸塩及び有機酸のような活性剤を含有している。フラ
ックスは、表面の化合物、例えば酸化物のようなものと
反応してこれを除去する。それは、溶融したハンダ合金
の表面張力を低下させ、ベースメタル及びハンダ合金に
表面被覆を施すことによって加熱サイクルの間の酸化を
防止する。ハンダ作業の後に、通常は組立品を洗浄する
必要がある。本発明の共沸組成物はこの最終洗浄剤とし
て有用である。それらは、残っているフラックスと、ハ
ンダ付けの間フラックスによって保護されなかった領域
に形成された酸化物を除去する。これらは腐食性である
か、あるいはエレクトロニクス組立品の誤動作もしくは
短絡の原因となりかねないものである。この用途におい
て、上記の共沸混合物は冷たい洗浄剤として、蒸気脱脂
剤として、又は超音波エネルギーとともに使用すること
ができる。これらの共沸組成物はまた、上記の如き物品
の表面から、また他の工業物品の表面から、炭素質物質
を除くために使用することもできる。炭素質物質とは、
ヘキサン、トルエン又は1,1,1−トリクロロエタン
のような普通の有機溶剤に可溶性の、任意の炭素含有化
合物又は炭素含有化合物の混合物を意味する。
【0033】汚染物として用いたロジンを基剤とするハ
ンダフラックスを洗浄するために共沸混合物を使用し
た。洗浄試験は、共沸混合物の蒸留による再循環をせず
に、開放された浴中で22℃で行った。各アルコールを
含有している共沸混合物と、エステルを含有している2
種類の共沸混合物を試験した。これらの共沸混合物はフ
ラックスを除去したけれども、それらは等しく有効であ
ったわけではない。次に掲げる例は、本発明のこの側面
を説明するものである。
【0034】(例2)ロジンフラックスに0.05重量
%の非反応性低粘度シリコーングリコール流展性添加剤
を混合した。この混合物をアルミニウムQパネルの2”
×3”(5.1×7.6cm)の面積に均一な薄い層とし
て適用して、へらの端で平らに延ばした。電気及び電子
組立品に対して普通に用いられている活性化されたロジ
ン基剤のハンダフラックス(Kester No.15
44)を用いた。このフラックスは、米国イリノイ州D
es PlainesのLitton Industr
ies社Kester Solder部門から入手可能
である。このフラックスのおよその組成は、50重量%
が変性されたロジン、25重量%がエタノール、25重
量%が2−ブタノール、そして1重量%が専売の活性剤
であった。上記の被膜を室温で乾燥させ、そして空気炉
中において100℃で10分間硬化させた。このパネル
を、底に磁気攪拌棒があり、三分の一を共沸混合物で満
たした大型ビーカーに入れた。洗浄は、より高い温度の
共沸混合物で洗浄するときでも、室温で急速に攪拌しな
がら行った。パネルを決められた時間間隔で取り出し、
室温で乾燥させ、秤量して、更に洗浄するために再び浸
漬させた。当初の被膜重量を測定し、そして重量減少を
累積洗浄時間の関数として測定した。このデータを表4
に示す。
【0035】表4において、2−ブトキシエタノールは
「ブトキシ」と略記され、2−メチルシクロヘキサノー
ルは「2−M−C−H」と略記され、イソプロピルラク
テートは「ラクテート」と略記されている。「重量百分
率」はアルコールとエステルの重量百分率を指してい
る。「温度」は℃で表した共沸温度である。「重量」は
グラムで表した被膜の初期重量である。「時間」は、1
分、5分、10分及び30分の経過時に測定した累積時
間である。組成物5は、組成物のために使用したオクタ
メチルトリシロキサン100重量%からなる対照であ
る。表5は、共沸混合物1〜4が対照の組成物5より効
果的な洗浄剤であったことを示している。
【0036】 表 4 室温(22℃)での洗浄の程度 重 量 除去率(%) 組成物 百分率 液体 温度 重量 1分 5分 10分 30分 1 38% ラクテート 143.3 0.3292 87.9 100.0 -- -- 2 21% ラクテート 25.0 0.3226 87.9 98.1 99.7 -- 3 16% 2-M-C-H 150.2 0.3257 0.4 87.1 92.5 95.9 4 16% ブトキシ 149.9 0.3326 79.8 97.5 99.1 99.1 5 0% 100% MDM -- 0.3260 0.0 2.8 7.0 21.0
【0037】これらの共沸混合物には、洗浄、リンス又
は乾燥についていくつかの利点がある。例えば、この共
沸混合物は蒸留により容易に再生することができ、その
ため洗浄用混合物の性能をある使用期間の後に回復する
ことができる。共沸混合物の組成から影響を受ける性能
ファクターには、浴寿命、洗浄速度、一つの成分が難燃
性であるときの引火性の欠如、及び傷みやすい部品に対
する損傷がないことが含まれる。気相脱脂においては、
これらの共沸混合物は大気圧での又は減圧下での連続的
蒸留によって連続的に再生して、洗浄装置に連続的に再
循環させることができる。この装置では、洗浄又はリン
スを、部品を沸騰する液体中に浸すか、又は還流する蒸
気を冷たい部品上へ凝縮させることによって、沸点で行
うことができる。これに代えて、部品を、新しい凝縮物
が継続して供給され同時に汚れたオーバーフロー液が液
溜めへ戻される冷却浴中に浸漬してもよい。後者の場
合、部品は連続的に更新される最大洗浄力の液体で洗浄
される。
【0038】共沸混合物を開放された系において用いる
場合には、その組成と性能は蒸発損失が起こるとしても
一定に保たれる。そのような系は、周囲条件での洗浄浴
として用いられる場合、又は手で拭き取る洗浄剤として
用いられる場合に室温で操作することができる。洗浄、
リンス又は乾燥は高温においてしばしばより速く起こ
り、そして洗浄すべき部品及び装置が許すならばそうす
るのが望ましいので、洗浄浴は沸点よりも低い高温で操
作してもよい。
【0039】VMSを含有している共沸混合物は、機械
部品や電気部品、例えばギアボックスや電動機のような
もの、また金属、セラミック、ガラス及びプラスチック
製の物品から水を置換する流体をすすぎ洗いするのに使
用する場合に有益である。そのような物品の例として
は、エレクトロニクス及び半導体部品や、精密部品、例
えばボールベアリングの如きものや、光学部品、例えば
レンズの如きものや、写真用及びカメラの部品、並びに
軍用及び宇宙用ハードウェア、例えば防衛及び航空宇宙
産業において用いられる精密誘導装置の如きものがあ
る。水置換流体は、典型的に1又は2種以上の界面活性
剤を含有する。VMS含有共沸混合物をリンス流体とし
て用いることによって、(i)部品の残留界面活性剤が
より完全に除去され、(ii)リンス流体の持ち逃げ損
失(carry−over loss)が減少し、そし
て(iii)水の置換の度合いが上昇する。
【0040】洗浄は、所定の共沸混合物をその共沸温度
でもしくはその付近で、あるいは何らかの他の温度で使
用して行うことができる。共沸混合物だけを使用しても
よく、あるいは共沸混合物に、少量の1又は2種以上の
有機液体添加剤、例えば酸化安定性、腐食の抑制又は溶
解力を向上させることができる化合物の如きものを組み
合わせてもよい。酸化安定剤は、アルコールのような有
機化合物のゆっくりした酸化を抑制する。腐食抑制剤
は、存在しうる、又はアルコール中でゆっくりと生成し
うる微量の酸による金属の腐食を抑制する。溶解力向上
剤は、出発溶剤により強力な溶剤を添加することによっ
て溶解力を増大させる。酸化安定剤は約0.05〜5重
量%の量で用いられる。腐食抑制剤は約0.1〜5重量
%の量で用いられる。溶解力向上剤は約1〜10重量%
の量で用いられる。
【0041】上記のアルコールは酸化による劣化に対す
る耐性がVMSほどではないから、これらの添加剤は本
発明の共沸混合物のアルコール成分の望ましくない影響
を軽減することができる。多数の添加剤が本発明の共沸
混合物と組み合わせるのに適当であり、そしてVMSは
多くのそのような添加剤の少量と混和可能である。しか
しながら、添加剤は、添加剤と共沸混合物との、結果と
して得られた液体混合物が均質であり、且つ単一相にな
るものでなければならない。
【0042】使用することができる酸化安定剤は、フェ
ノール類、例えばトリメチルフェノール、シクロヘキシ
ルフェノール、チモール、2,6−ジ−t−ブチル−4
−メチルフェノール、ブチルヒドロキシアニソール及び
イソオイゲノールのようなものや、アミン類、例えばヘ
キシルアミン、ペンチルアミン、ジプロピルアミン、ジ
イソプロピルアミン、ジイソブチルアミン、トリエチル
アミン、トリブチルアミン、ピリジン、N−メチルモル
ホリン、シクロヘキシルアミン、2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン及びN,N’−ジアリル−p−フェ
ニレンジアミンといったようなものや、トリアゾール
類、例えばベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキ
シ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール及びク
ロロベンゾトリアゾールの如きものである。
【0043】使用することができる腐食抑制剤は、脂肪
族ニトロ化合物類、例えばニトロメタン、ニトロエタン
及びニトロプロパンのようなものや、アセチレン系アル
コール類、例えば3−メチル−1−ブチン−3−オール
及び3−メチル−1−ペンチン−3−オールの如きもの
や、エポキシド類、例えばグリシドール、メチルグリシ
ジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、フェニルグ
リシジルエーテル、1,2−ブチレンオキシド、シクロ
ヘキセンオキシド及びエピクロロヒドリンのようなもの
や、エーテル類、例えばジメトキシメタン、1,2−ジ
メトキシエタン、1,4−ジオキサン及び1,3,5−
トリオキサンのようなものや、不飽和炭化水素類、例え
ばヘキセン、ヘプテン、オクテン、2,4,4−トリメ
チル−1−ペンテン、ペンタジエン、オクタジエン、シ
クロヘキセン及びシクロペンテンの如きものや、オレフ
ィン系のアルコール類、例えばアリルアルコール及び1
−ブテン−3−オールの如きものや、アクリル酸エステ
ル類、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル及び
アクリル酸ブチルといったようなものである。
【0044】使用することができる溶解力向上剤は、炭
化水素類、例えばペンタン、イソペンタン、ヘキサン、
イソヘキサン及びヘプタンのようなものや、ニトロアル
カン類、例えばニトロメタン、ニトロエタン及びニトロ
プロパンのようなものや、アミン類、例えばジエチルア
ミン、トリエチルアミン、イソプロピルアミン、ブチル
アミン及びイソブチルアミンといったようなものや、ア
ルコール類、例えばメタノール、エタノール、n−プロ
ピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブタノ
ール及びイソブタノールのようなものや、エーテル類、
例えばメチルセロソルブ(「セロソルブ」は商標)、テ
トラヒドロフラン及び1,4−ジオキサンのようなもの
や、ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン及
びメチルブチルケトンのようなものや、エステル類、例
えば酢酸エチル、酢酸プロピル及び酢酸ブチルといった
ようなものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H05K 3/26 7511−4E H05K 3/26 (72)発明者 ジョン アルフレッド ムーア アメリカ合衆国,ミシガン,ミッドラン ド,ワイルド パイン コート 4514 (72)発明者 ドゥワイト エドワード ウィリアムス アメリカ合衆国,ミシガン,ミッドラン ド,ホワイトウッド ドライブ 2711

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(i)〜(iii)より選ばれた
    共沸混合物又は下記の(iv)〜(vi)より選ばれた
    共沸混合物様組成物を含む組成物。 (i)均質であり且つ75〜160℃の範囲内の温度で
    共沸する、4〜18重量%の2−ブトキシエタノールと
    82〜96重量%のオクタメチルトリシロキサン (ii)均質であり且つ75〜160℃の範囲内の温度
    で共沸する、3〜18重量%の2−メチルシクロヘキサ
    ノールと82〜97重量%のオクタメチルトリシロキサ
    ン (iii)均質であり且つ0〜153℃の範囲内の温度
    で共沸する、14〜39重量%のイソプロピルラクテー
    トと61〜86重量%のオクタメチルトリシロキサン (iv)5〜33重量%の2−ブトキシエタノールと6
    7〜95重量%のオクタメチルトリシロキサン (v)5〜35重量%の2−メチルシクロヘキサノール
    と65〜95重量%のオクタメチルトリシロキサン (vi)21〜64重量%のイソプロピルラクテートと
    36〜79重量%のオクタメチルトリシロキサン
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組成物を物品の表面に適
    用することを含む、物品表面を洗浄し、リンスし又は乾
    燥させる方法。
JP14749795A 1995-01-18 1995-06-14 オクタメチルトリシロキサンの共沸混合物を含む及び共沸混合物様組成物を含む組成物並びにこの組成物の使用方法 Expired - Lifetime JP3323697B2 (ja)

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