JPH08214052A - 電話機 - Google Patents

電話機

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JPH08214052A
JPH08214052A JP3920595A JP3920595A JPH08214052A JP H08214052 A JPH08214052 A JP H08214052A JP 3920595 A JP3920595 A JP 3920595A JP 3920595 A JP3920595 A JP 3920595A JP H08214052 A JPH08214052 A JP H08214052A
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automatic
automatic transmission
line
telephone number
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Masaharu Otsuki
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通話中に簡単な操作で所望の電話番号へ自動
発信可能とする。 【構成】 通話中、受話器1を上げた状態で発信ボタン
と「2」のダイヤルボタンを押すと、コントロールマイ
コン21はフックスイッチ回路8をオンフック制御して
一旦回線を切断したあと、オフフック制御して再び、回
線を閉結し、RAM22の第2登録エリアに登録された
ポケットベルの契約電話番号を発信する。応答検出回路
13で相手先の応答が検出されると、コントロールマイ
コン21は第2登録エリアに登録された送信情報51#
を送信したのち、フックスイッチ回路8をオンフック制
御して回線を切断する。これにより、ポケットベルの呼
び出し及び伝言の送信を自動的に行うことができ、ユー
ザが一旦、受話器1を戻したあと再び取り上げ、契約電
話番号と伝言情報をダイヤルし、しかるのち受話器1を
戻すという面倒な操作をしなくても済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話機に係り、とくにポ
ケットベルサービス、迷惑電話お断りサービスを利用す
るなどのため、特定の相手先電話番号に簡単または自動
的に発信できるようにした電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】電話サービスの中には、ポケットベルサ
ービス、迷惑電話お断りサービスの如く、特定の電話番
号に電話を掛ける必要のあるものがある。呼び出し専用
ポケットベルサービスでは、例えば、或る人が会社から
外出する際、ポケットベルを携帯させる。社内に居る者
が外出者と連絡を取りたい場合、ポケットベルに対応付
けられた所定の契約電話番号をダイヤルする。すると、
センターは呼び出し電波を送信してポケットベルを鳴ら
し、また、発信者側には回線を通じて「ただいまポケッ
トベルを呼び出しています。電話をお切りになってお待
ち下さい」とのアナウンスを返す。外出者はポケットベ
ルが鳴ることで会社が自分を呼び出していることが判
り、最寄りの公衆電話から電話を掛けて用件を聞くこと
ができる。また、表示式ポケットベルサービスでは、契
約電話番号をダイヤルしてセンターから「こちらは○○
○○です。伝えたい番号を押して下さい。」とのアナウ
ンスが返ってきたとき、電話番号、略号等の伝言番号を
押すと(例えば、伝言したい電話番号が34−1234
であり、*2でハイフンを表し、終了記号に#を用いる
場合、34*21234#と押す。)、センターが呼び
出し電波と一緒に伝言番号を送信し、ポケットベルを鳴
らすとともに伝言番号を表示器に表示させる。よって、
携帯者は呼び出し者からの伝言内容を知ることもでき
る。
【0003】一方、迷惑電話お断りサービスでは、或る
人の所にイタズラ電話が掛かってきたとき、一旦、電話
を切り、迷惑電話お断りサービス用の電話番号(例え
ば、144)にダイヤルする。すると、局の交換機から
「プププ・・」という合図音が返ってくるので、お断り
サービスオンを示す番号(例えば、2)を押す。このと
き、局の交換機はイタズラ電話を掛けた者の電話番号を
着信拒否メモリに記憶し、次に、同一の発信者から当該
或る人の所に電話が掛かってきたとき、電話は繋がず、
「都合によりおつなぎできません」とのアナウンスを発
信者に流す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】けれども、これらポケ
ットベルサービス、迷惑電話お断りサービスを利用する
には、外出者宛に掛かってきた電話に出てまだ通話中で
あったり、イタズラ電話に出てまだ通話中であったと
き、或いは、通話は終了したがオフフック状態にあると
き、一旦受話器を置いたあと再度、持ち上げるか、フッ
クスイッチを押して再び開放して、回線を一旦切断した
あと再度、オフフック操作をし、発信音から回線が閉結
したのを確認したのち、ポケットベル呼び出し用の契約
電話番号、または迷惑電話お断りサービス用の電話番号
144をダイヤルしなければならず、操作が面倒であっ
た。また、オンフック状態で電話待機中にポケットベル
サービス、迷惑電話お断りサービスを利用する場合で
も、受話器を持ち上げて回線を閉結させたあと、ポケッ
トベル呼び出し用の契約電話番号、または迷惑電話お断
りサービス用の電話番号をダイヤルしなければならず、
操作が面倒であった。表示式ポケットベルサービスを利
用したいときは、契約電話番号をダイヤルしたあと伝言
番号もダイヤルする必要が有り、迷惑電話お断りサービ
スを利用するときは、144のあとにお断りサービスオ
ンを示す2もダイヤルする必要が有り、操作に習熟して
いない者に取って操作が非常に面倒である。
【0005】本発明は、上記した従来技術の問題を解決
するためになされたもので、電話機が通話状態にあると
きだけでなく、通話中に相手が切断した直後のような状
態からポケットベルの呼び出しや迷惑電話お断りサービ
スなどの所定の電話番号へ簡単な操作で自動発信するこ
とができる電話機を提供することを目的とする。また、
電話機がオフフックされて発信音の聞こえている状態に
あるときや、待機状態にあるときはポケットベルの呼び
出しや迷惑電話お断りサービスなどの所定の電話番号へ
速やかに自動発信することができる電話機を提供するこ
とを目的とする。また、イタズラ電話が掛かってきたと
きに、迷惑電話お断りサービス用の所定の電話番号へ完
全に自動発信することができる電話機を提供することを
目的とする。また、イタズラ撃退用の合成音を自動的に
送出することのできる電話機を提供することを目的とす
る。また、希望しないときに誤って所定の電話番号に自
動発信するのを防止することのできる電話機を提供する
ことを目的とする。また、電話番号の後に所定の送信情
報を送信する際の手間を省くことができる電話機を提供
することを目的とする。また、所定の電話番号に自動発
信した後、回線が閉結状態のままとなるのを防いだり、
または、自動発信の相手先からの応答がなかったときに
再度、所定の電話番号に発信する手間を省くことのでき
る電話機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、所定の自動
発信用の電話番号を登録した登録手段と、自動発信の指
示操作をする操作手段と、自動発信が指示されたとき、
回線を一旦切断したあと閉結し、登録手段に登録された
所定の電話番号を発信して自動発信を行う自動発信手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0007】また、他の発明では、自動発信手段は自動
発信が指示されたとき、発信可能状態であればそのまま
登録手段に登録された所定の電話番号を発信して自動発
信を行い、待機状態であれば回線を閉結したあと、登録
手段に登録された所定の電話番号を発信して自動発信を
行うようにしたことを特徴としている。
【0008】また、更に他の発明では、所定の自動発信
用の電話番号を登録した登録手段と、通話中に相手先音
声の有無を検出する検出手段と、通話中に検出手段で一
定時間、音声の検出がされなかったとき、回線を一旦、
切断したあと再度、閉結し、登録手段に登録された所定
の電話番号を発信して自動発信を行う自動発信手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0009】また、他の発明では、自動発信手段が自動
発信動作をする前に回線に所定の音声合成音を出力させ
る音声合成音出力手段を設けたこと、を特徴としてい
る。
【0010】また、他の発明では、着信による通話中か
否かを判別する判別手段を設け、自動発信手段は、判別
手段で着信による通話中と判別されていないとき、自動
発信をしないようにしたこと、を特徴としている。
【0011】また、他の発明では、通話開始からの経過
時間を計時する計時手段を設け、自動発信手段は、判別
手段で着信による通話中と判別されていても、計時手段
で計時した経過時間が一定時間以上のとき、自動発信を
しないようにしたこと、を特徴としている。
【0012】また、他の発明では、登録手段には所定の
自動発信用の電話番号とともに所定の送信情報も登録し
ておき、自動発信手段は、自動発信する際、登録手段に
登録された所定の電話番号を発信したあと、登録手段に
登録された所定の送信情報を送信するようにしたこと、
を特徴としている。
【0013】また、他の発明では、登録手段には所定の
自動発信用の電話番号とともに所定の送信情報も登録し
ておき、自動発信手段による自動発信に対する相手先か
らの応答の有無を検出する応答検出手段を備え、自動発
信手段は、応答検出手段で相手先からの応答が検出され
たとき、登録手段に登録された所定の送信情報を送信す
るようにしたこと、を特徴としている。
【0014】また、他の発明では、自動発信手段による
自動発信に対する相手先からの応答の有無を検出する応
答検出手段を備え、自動発信手段は、自動発信完了後、
または、応答検出手段で相手先からの応答が検出されな
かったとき、回線を切断するようにしたこと、を特徴と
している。
【0015】また、他の発明では、自動発信手段による
自動発信に対する相手先からの応答の有無を検出する応
答検出手段を備え、自動発信手段は、応答検出手段で相
手先からの応答が検出されなかったとき、再度、自動発
信を行うようにしたこと、を特徴としている。
【0016】
【作用】本発明によれば、登録手段に所定の電話番号を
登録しておき、操作手段により自動発信が指示されたと
き、回線を一旦切断したあと閉結し、登録手段に登録さ
れた所定の電話番号を発信して自動発信を行う。これに
より、通話中、または通話中に相手が先に電話を切った
あとのオフフック状態、または待機状態から受話器を持
ち上げたあと、ダイヤルする前に発信音が聞こえなくな
ったオフフック状態などにおいて、自動発信の指示とい
う簡単な操作を行うだけで、回線の切断、閉結、所定の
電話番号の発信という一連の自動発信を行わせることが
でき、ポケットベルの呼び出し、迷惑電話お断りサービ
スへのダイヤルなど、所定の電話番号に発信する際のユ
ーザの手間が大幅に軽減される。
【0017】また、他の本発明によれば、自動発信が指
示されたとき、発信可能状態であればそのまま登録手段
に登録された所定の電話番号を発信して自動発信を行
い、待機状態であれば回線を閉結したあと、登録手段に
登録された所定の電話番号を発信して自動発信を行う。
これにより、待機状態から受話器を持ち上げ発信音が聞
こえている状態において自動発信が指示されたときは、
回線の切断と閉結を省略して、所定の電話番号の自動発
信を速やかに行わせることができ、また待機状態におい
て自動発信が指示されたときは、回線の切断を省略し
て、速やかに回線閉結と所定の電話番号の発信という一
連の自動発信動作を行わせることができる。
【0018】また、更に他の発明によれば、登録手段に
所定の電話番号を登録しておき、通話中に検出手段で一
定時間、相手先の音声の検出がなかったとき、回線を一
旦、切断したあと再度、閉結し、登録手段に登録された
所定の電話番号を発信して自動発信を行う。これによ
り、無言電話が掛かったとき、ユーザが何ら特別な操作
をしなくても、回線の切断、閉結、所定の電話番号の発
信という一連の自動発信動作を行わせることができ、迷
惑電話お断りサービスへのダイヤルを完全に自動的に行
うことができる。
【0019】また、他の発明によれば、自動発信が指示
されたとき、自動発信手段が自動発信動作をする前に音
声合成出力手段から回線に所定の音声合成音を出力させ
る。これにより、イタズラ電話が掛かったとき、例え
ば、「イタズラはやめて下さい」、「いい加減にしろ」
などの音声合成音で応答することができ、ユーザが肉声
で応答する必要がなくなるとともに、機械的な合成音で
イタズラ撃退効果を発揮することもできる。
【0020】また、他の発明によれば、着信による通話
中と判別されていないとき、自動発信をしないようにす
る。これにより、ユーザから発信して通話中となってい
た場合に、自動発信の指示操作を誤って行ったり、相手
が電話に出たあと所要で一時的に電話から離れた場合な
どに、誤って所定の電話番号に自動発信してしまうのを
防止することができる。
【0021】また、他の発明によれば、着信による通話
中と判別されていても、通話開始からの経過時間が一定
時間以上のとき、自動発信をしないようにする。これに
より、着信により通話中となっても、イタズラ電話でな
く普通の電話であれば一定時間以上通話するので、この
場合に、自動発信の指示操作を誤って行ったり、相手が
所要で一時的に電話から離れた場合などに、誤って所定
の電話番号に自動発信してしまうのを防止することがで
きる。
【0022】また、他の発明によれば、登録手段には所
定の電話番号とともに所定の送信情報も登録しておき、
自動発信する際、登録手段に登録された所定の電話番号
を発信したあと、所定の送信情報も送信する。これによ
り、例えば、表示式ポケットベルサービスの場合の伝言
番号、迷惑電話お断りサービスの場合のお断りサービス
オンを示す番号なども自動送信することができる。
【0023】また、他の発明によれば、登録手段には所
定の電話番号とともに所定の送信情報も登録しておき、
応答検出手段で自動発信の相手先からの応答が検出され
たとき、登録手段に登録された所定の送信情報を送信す
る。これによっても、例えば、表示式ポケットベルサー
ビスの場合の伝言番号、迷惑電話お断りサービスの場合
のお断りサービスオンを示す番号などを自動送信するこ
とができる。
【0024】また、他の発明によれば、自動発信完了
後、または応答検出手段で自動発信の相手先から応答が
検出されなかったとき、回線を切断する。これにより、
自動発信完了後にユーザが回線切断操作をしなくても、
回線に接続されたままとならないようにできる。
【0025】また、他の発明によれば、応答検出手段で
自動発信の相手先からの応答が検出されなかったとき、
再度、自動発信を行う。これにより、所定の電話番号に
確実に自動発信することができる。
【0026】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る電話機の回路
図である。1は受話器であり、送話マイク2、受話スピ
ーカ3を備えている。4は電話機本体であり、この内、
5は公衆電話回線(L1,L2)と接続された端子、6
は電話が掛かってきたとき呼び出し音を鳴らすリンガー
回路、7は電話機本体内部と公衆電話回線を接続させる
とともに公衆電話回線の極性切り換えに関わらず、電話
機本体内部の極性を同一にする極性一致回路、8はオン
フック(回線切断)/オフフック(回線接続、回線閉
結)を電気的に行うフックスイッチ回路であり後述する
コントロールマイコンによって制御される。9は受話器
1の送話マイク2などから入力した音声信号を回線側へ
送出したり、回線側から入力した音声信号を受話器1の
受話スピーカ3へ出力したりするスピーチネットワーク
回路、10は受話器1と回線側とをスピーチネットワー
ク回路9とブリッジ構成でバランスを取って、送話と受
話の信号を振り分けるとともに、適度の側音レベルを得
るためのバランスネットワーク回路、11は外線着信を
検出する着信検出回路であり、16Hzの呼び出し音信号を
検知して着信を検出する。12は待機状態から受話器1
を持ち上げたときに交換機から送信される400Hz の発信
音を検出する発信音検出回路である。
【0027】13は公衆電話回線の極性変化から相手先
の応答を検出する応答検出回路、14は通話中にスピー
チネットワーク回路9の受話出力から相手方の音声の有
無を検出するとともに、発信時における話中音または通
話中に相手方が先にオンフックしたときに発せられるビ
ジートーン(BT音)を検出する音声検出回路、15は
通話開始後、音声検出回路14が無音状態を検出する度
に、その持続時間を計時する第1タイマ、16は通話開
始後、零から計時を開始する第2タイマ、17はコント
ロールマイコンの制御に従い「イタズラはやめて下さ
い」、「いい加減にしろ」などの音声を合成して出力す
る音声合成出力回路、18は音声合成出力回路17から
出力される音声信号及びコントロールマイコンが出力す
るダイヤル信号(PB信号)、トーン信号等を加算する
加算器であり、出力側がスピーチネットワーク回路9と
接続されている。
【0028】19は受話器1が電話機本体4の上に置か
れると開き、電話機本体4から持ち上げられると閉じる
フックスイッチ、20はキーマトリクスであり、「0」
〜「9」,「#」,「*」のダイヤルボタン、所定の自
動発信用の電話番号及び送信情報を登録するための第1
登録ボタン及び第2登録ボタン、自動発信ボタン等を備
えている。21はコントロールマイコンであり、通常の
通話制御のほか、所定の自動発信用の電話番号及び送信
情報の登録動作をしたり、通話中やオフフック状態下、
待機状態下での自動発信指示操作に伴う所定の自動発信
制御をしたり、着信通話中に無言状態が一定時間持続し
たときに所定の自動発信制御を行ったりする。キーマト
リクス20のダイヤルボタンにより電話番号がダイヤル
されたとき、コントロールマイコン21はダイヤルされ
た電話番号に基づきフックスイッチ回路8をオン・オフ
制御してDP信号によるダイヤル信号を発信させるか、
または、ダイヤルされた電話番号に基づきPB信号によ
るダイヤル信号を発生し、加算器18、スピーチネット
ワーク回路9を介して発信する。22はコントロールマ
イコン21に内蔵されたRAMであり、図2に示す如
く、自動発信用の電話番号及び送信情報を2組登録でき
る第1と第2の2つの登録エリアが設けられている。ま
た、23はコントロールマイコン21に内蔵されたRO
Mであり、この中には、図3に示す如く、迷惑電話お断
りサービス専用の登録エリアが設けられており、上段に
電話番号144が登録されており、下段に送信情報とし
ての2が登録されている。
【0029】RAM22への自動発信用の電話番号及び
送信情報の登録の仕方を説明すると、待機状態にあると
き、キーマトリクス20の第1登録ボタンと「1」のダ
イヤルボタンを同時押しすると、コントロールマイコン
21はRAM22の第1登録エリアへの電話番号登録モ
ードとなる。ここで、呼び出し専用ポケットベルに対す
る契約電話番号、例えば、03−5612−42××を
ダイヤルすると、コントロールマイコン21は第1登録
エリアの上段に自動発信用電話番号として登録する。こ
のあと、第1登録ボタンを単独で再度押せば登録モード
が解除される。第2登録エリアに表示式ポケットベルに
対する契約電話番号と伝言番号を登録したいとき、第1
登録ボタンと「2」のダイヤルボタンを同時押しする
と、第2登録エリアへの電話番号登録モードとなる。こ
こで、契約電話番号、例えば、03−5612−42△
△をダイヤルすると、第2登録エリアの上段に自動発信
用電話番号として登録する。第1登録ボタンを単独で再
度押し登録モードを一旦、解除したあと、第2登録ボタ
ンと「2」のダイヤルボタンを同時押しすると、第2登
録エリアへの送信情報の登録モードとなる。ここで、伝
言番号として、「来い」を意味する51をダイヤルし、
終了記号として#をダイヤルすると、第2登録エリアの
下段に送信情報として登録される。このあと、第2登録
ボタンを単独で押すと、登録モードが解除される。な
お、RAM22の第1登録エリア、第2登録エリアに登
録した電話番号、送信情報は、同様の操作で何回でも任
意に書き換えることができる。
【0030】次に本実施例の動作を図4〜図7を参照し
て説明する。図4と図5はコントロールマイコン21の
通話制御処理を示すメインのフローチャート、図6と図
7は自動発信ボタンの押圧に伴いコントロールマイコン
21が割り込みで実行する自動発信制御処理を示すフロ
ーチャートである。ここでは、説明の便宜上、自動発信
ボタンの押圧に伴いハード割り込みで図6,図7の処理
が実行されるものとする。なお、RAM22とROM2
3には予め、図2と図3に示す如く、3組の電話番号及
び送信情報が登録済とする。また、電話機の各種状態を
示すフラグA〜Fは全てクリアされているものとする。
フラグAは着信通話中に1とされ、フラグBは着信通話
中に相手方が先にオフフックして回線を切断すると1と
され、フラグCは待機状態から受話器1を持ち上げたあ
と発信音が聞こえている間1とされ、フラグDは待機状
態から受話器1を持ち上げたあと発信音が聞こえなくな
ったとき1とされ、フラグD´は待機状態から受話器1
を持ち上げ発信音が聞こえている間にダイヤルしたがま
だ相手方と接続されていないとき1とされ、フラグEは
発信通話中に1とされ、フラグFは発信通話中に相手方
が先にオフフックして回線を切断すると1とされる。
【0031】呼び出し専用ポケットベルへの自動発信
(着信通話中) 待機状態に有るときに電話が掛かると、リンガー回路6
が呼び出し音を鳴らす。また、着信検出回路11が着信
を検出して、着信検出信号をコントロールマイコン21
に出力する。着信検出信号を入力したコントロールマイ
コン21は図4のステップ101でYESと判断する。
そして、ユーザが受話器1を取り上げたためフックスイ
ッチ19が閉じると、フックスイッチ回路8を制御して
オフフック状態とし、回線を閉結させて通話可能とする
(ステップ102、103)。この際、着信通話中であ
ることを示すフラグAを立て、第1タイマ15と第2タ
イマ16をイネーブル状態とするとともに、第2タイマ
16の計時動作をスタートさせる(ステップ104〜1
06)。第1タイマ15は音声検出回路14が無音状態
を検出する度にその持続時間t1を計時する。第2タイ
マ16は通話開始からの経過時間t2を計時する。
【0032】通話状態になると、公衆電話回線の極性が
変わるので、応答検出回路13は応答検出信号を出力す
る。相手の声はスピーチネットワーク回路9を経て受話
器1の受話スピーカ3から聞こえる。また、自分の声は
送話マイク2、スピーチネットワーク9を介して回線に
送出される。このあと、コントロールマイコン21は第
1タイマ15の計時時間t1が10秒を越えたか、受話
器1が電話機本体4に置かれてフックスイッチ19が開
いたか、音声検出回路14でビジートーンが検出され、
相手方が先に回線を切断(オンフック)したかのチェッ
クを繰り返す(ステップ107〜109)。
【0033】通話相手が呼び出し専用ポケットベルを携
帯して外出している者甲に用件があったため、甲をポケ
ットベルで呼び出して用件を伝えたい場合、通話相手に
ポケットベルで呼び出し、連絡する旨、伝えたあと、キ
ーマトリクス20の自動発信ボタンと「1」のダイヤル
ボタンを順に押して、受話器1を電話機本体4の上に戻
す。コントロールマイコン21は、自動発信ボタンが押
されると、自動発信指示操作と判断して、図6のハード
割り込み処理を実行する。まず、自動発信ボタンに次に
押されたのが「1」または「2」のダイヤルボタンかチ
ェックし(図6のステップ301)、YESなので、続
いてRAM22の第1登録エリアに電話番号が登録され
ているかチェックする(ステップ302)。若し、NO
であれば自動発信できないので、割り込み処理を終えて
図4、図5のメインフローに戻る。
【0034】但し、ここではステップ302でYESと
なるので、次に、フラグA,B,D,D´,E,Fのい
ずれかが1となっているかチェックする(ステップ30
3)。Aが1なのでYESと判断し、自動発信処理を実
行する。すなわち、まず、フックスイッチ回路8に対し
オンフック制御して回線を一旦、切断させたあと(ステ
ップ304)、再び、オフフック制御をして回線を閉結
させる(ステップ305)。なお、ここでいう回線の閉
結とは単に回線が接続状態となるだけでなく、交換機か
ら発信音が送信されて発信可能状態となることを指す。
続いて、RAM21の内、今回、自動発信ボタンに続け
て押されたダイヤルボタン「1」の示す第1登録エリア
の上段に登録された電話番号03−5612−42××
に対応する組み合わせのダイヤル信号の発信を行う(ス
テップ306)。ポケットベルのセンターが応答する
と、交換機が公衆電話回線の極性を切り換え、この極性
切り換えから応答検出回路13が相手先の応答を検出
し、応答検出信号を出力する。
【0035】センターは回線を通じて「ただいまポケッ
トベルを呼び出しています。電話をお切りになってお待
ち下さい」とのアナウンスを返し、また、ポケットベル
呼び出し電波を発射して甲の携帯したポケットベルを鳴
らす。このように、着信による通話中、自動発信ボタン
と1つのダイヤルボタンを順に押すという簡単な自動発
信指示操作をするだけで、回線の切断、閉結、契約電話
番号の発信が自動的になされるので、ユーザが受話器1
を一旦、電話機本体4に置いたあと、再び、取り上げ、
契約電話番号をダイヤルするという面倒な手間が省け
る。
【0036】コントロールマイコン21はステップ30
6のあと、応答検出回路13からの入力を一定時間、監
視し、一定時間内に自動発信した相手先が応答したこと
を示す応答検出信号を入力すると(ステップ307でY
ES)、RAM22の第1登録エリアの下段に送信情報
が登録されているかチェックする(ステップ308)。
登録されているときは、送信情報に対応する組み合わせ
のトーン信号を発生し、加算器18、スピーチネットワ
ーク回路9を介して公衆電話回線に対し発信を行うが
(ステップ309)、ここでは、登録されていないの
で、ステップ308でNOと判断し、フックスイッチ回
路8に対しオンフック制御を行い、回線を切断させる
(ステップ310)。そして、フラグA〜Fをクリアし
(ステップ311)、受話器1が電話機本体4に置かれ
てフックスイッチ19が開いていれば図4のステップ1
01に戻って待機状態となり(ステップ312でYE
S)、フックスイッチ19が開いていなければ受話器1
が電話機本体4に置かれるのを待って待機状態となる。
【0037】若し、図6のステップ307で一定時間内
に応答検出信号が入力されなかった場合、コントロール
マイコン21は、自動発信を2回実行したかチェックし
(ステップ313)、まだなので再度、自動発信を行う
ため、回線の切断、回線の閉結、ダイヤル信号の発生を
行い、先の電話番号に自動発信する(ステップ304〜
306)。そして、応答検出回路13からの応答検出信
号の入力を一定時間待つ(ステップ307)。一定時間
内に応答検出信号の入力があれば、ステップ308へ進
み、一定時間内に応答検出信号の入力が無ければ、自動
発信を2回実行したのでステップ310に進み、フック
スイッチ回路8に対しオンフック制御を行い、回線を切
断させる。
【0038】このように、自動発信した相手先から応答
がなかった場合、再度、自動発信が行われるので、確実
に所望の相手先に発信することが可能となる。また、自
動発信後、相手先から応答が有り正常に自動発信が完了
するか、または、自動発信を2回行っても相手先から応
答が得られなかった場合、回線を自動的に切断するの
で、回線が閉結状態のまま放置されることはなく、ま
た、ユーザが改めて回線切断操作をする手間が省ける。
このあと、ポケットベルで呼び出しを受けた甲が電話を
掛けてきたならば、用件を伝えることができる。
【0039】なお、着信による通話中、ユーザが自動発
信指示操作をするより先に相手が電話を切ったとき、交
換機はビジートーン(BT音)を発するので、音声検出
回路14がビジートーン検出信号をコントロールマイコ
ン21に出力する。このとき、コントロールマイコン2
1は相手方が回線を切断(オンフック)したと判断し
(図4のステップ109でNO)、Aをクリアし、Bを
立てる(ステップ110)。この状態で、受話器1を電
話機本体4に戻す前に、ユーザが自動発信ボタンと
「1」を順に押したときも、コントロールマイコン21
は図6のステップ301〜303でYESと判断し、A
=1の場合と全く同様にして自動発信処理を行うので
(ステップ304〜313)、ポケットベルの呼び出し
に手間が掛からない。また、t1が10秒を越えること
なく、また、自動発信指示操作をすることなく、受話器
1を置きフックスイッチ19が開くと、コントロールマ
イコン21は回線を切断させ、AとBをクリアして待機
状態に戻る(図4のステップ107でNO、108、1
12、113)。
【0040】表示式ポケットベルへの自動発信(待機
中) これと異なり、電話機が待機状態にあるとして、契約電
話番号がRAM22の第2登録エリアに登録された表示
式ポケットベルを携帯して外出中の者乙を社に呼び戻し
たい場合、キーマトリクス20の自動発信ボタンと
「2」のダイヤルボタンを順に押す。すると、コントロ
ールマイコン21は、図6の割り込み処理を実行し、ス
テップ301と302でYESと判断したあと、ステッ
プ314でNOと判断し、待機状態時の自動発信処理を
実行する。すなわち、まず、フックスイッチ回路8に対
しオフフック制御をして回線を閉結させる(ステップ3
05)。続いて、RAM22の第2登録エリアの上段に
登録された電話番号03−5612−42△△に対応す
る組み合わせのダイヤル信号の発信を行う(ステップ3
06)。ポケットベルのセンターが応答すると、交換機
が公衆電話回線の極性を切り換え、この極性切り換えか
ら応答検出回路13が相手先の応答を検出し、応答検出
信号を出力する。
【0041】表示式の場合、センターは応答後、回線を
通じて「こちらは○○○○です。伝えたい番号を押して
下さい。」とのアナウンスを返し、伝言番号の送信があ
ったときは伝言番号を含めた呼び出し電波を発射し、伝
言番号の送信がなかったときは伝言番号を含まない呼び
出し電波を発射する。このように、待機中、簡単な自動
発信指示操作をするだけで、回線の閉結、契約電話番号
の発信が自動的になされるので、ポケットベルの呼び出
しを行うためにユーザが受話器1を取り上げ、契約電話
番号をダイヤルするという面倒な操作をする必要がな
い。
【0042】コントロールマイコン21はステップ30
6のあと、応答検出回路13からの入力を一定時間、監
視しており(ステップ307)、一定時間内に、自動発
信した相手先が応答したことを示す応答検出信号を入力
すると、RAM22の第2登録エリアの下段に送信情報
が登録されているかチェックする(ステップ308)。
ここでは送信情報51#が登録されているので、送信情
報51#に対応する組み合わせのトーン信号を発生し、
加算器18、スピーチネットワーク回路9を介して公衆
電話回線に対し発信を行う(ステップ309)。そし
て、フックスイッチ回路8に対しオンフック制御を行
い、回線を切断させる(ステップ310)。そして、ス
テップ311、312の処理を経て待機状態に戻る。こ
のように、予め、自動発信用の電話番号に対応付けて伝
言番号も登録してあるとき、契約電話番号に続けて、伝
言番号も自動的に送信されるので、ユーザが伝言番号を
ダイヤルする手間が省ける。
【0043】若し、ステップ307で一定時間内に応答
検出信号が入力されなかった場合、コントロールマイコ
ン21は、再度、自動発信を行うため、回線の切断、回
線の閉結、ダイヤル信号の発生を行い、先の電話番号に
自動発信する(ステップ313、304〜306)。そ
して、応答検出回路13からの応答検出信号の入力を一
定時間、待つ(ステップ307)。一定時間内に応答検
出信号の入力があれば、ステップ308へ進み、送信情
報を送信し(ステップ309)、無ければ、ステップ3
13を経て310に進み、フックスイッチ回路8に対し
オンフック制御を行い、回線を切断させる(ステップ3
10)。このように、自動発信した相手先から応答がな
かった場合、再度、自動発信が行われるので、確実に所
望の相手先に発信することが可能となる。また、自動発
信後、相手先から応答が有り、正常に自動発信が完了す
るか、または、自動発信を2回行っても相手先から応答
が得られなかった場合、回線を自動的に切断するので、
ユーザが改めて回線切断操作をする手間が省ける。
【0044】センターは応答後、伝言番号の送信がある
と伝言番号を含めた呼び出し電波を発射し、乙の携帯す
る表示式ポケットベルを鳴らすとともに表示器に伝言番
号を表示させる。伝言番号51(来いという意味)を見
た乙は直ぐに社に戻ることができる。
【0045】ポケットベルへの自動発信(発信通話中) ユーザから発呼するため受話器1を取り上げると、コン
トロールマイコン21は図4のステップ114でYES
と判断し、図5のフローに進んでフックスイッチ回路8
に対しオフフック制御を行い、回線を接続させる(ステ
ップ201)。このあと、交換機から400Hz の発信音が
送られて来るのを待ち、発信音検出回路12から発信音
検出信号が入力されると回線閉結状態となり発信可能と
なったことを示すフラグCを立てる(ステップ202、
203)。ユーザが一定時間内に電話番号をダイヤルし
ないとビジートーン(BT音)に変わり、このときはフ
ラグCを落としフラグDを立てるが(ステップ204、
205)、ユーザが一定時間内に任意の電話番号をダイ
ヤルすると、コントロールマイコン21はダイヤル信号
を発信するとともにフラグCを落とし一旦、フラグD´
を立てて発信後のオフフック状態であることを示し、応
答検出回路13で相手先の応答が検出されたところでフ
ラグD´を落としフラグEを立てて発信通話中であるこ
とを登録する(ステップ206〜210)。
【0046】相手と通話している間に、外出者甲または
乙をポケットベルで呼び出す必要が生じたとき、受話器
1を置く前に、自動発信ボタンと「1」または「2」の
ダイヤルボタンを順に押すと、コントロールマイコン2
1は図6の割り込み処理を実行し、ステップ301、3
02でYESと判断したあと、Eが1なので303でも
YESと判断し、着信通話中と同様にして、回線の切
断、閉結、契約電話番号の発信、応答検出後の送信情報
の発信、回線の切断、フラグのクリア、待機状態への復
帰を行い、甲または乙のポケットベルを呼び出すための
自動発信処理を行う(ステップ304〜313)。よっ
て、ユーザが煩雑なポケットベル呼び出し操作をする必
要がない。
【0047】若し、自動発信指示操作をする前に相手が
先に電話を切ったとき、音声検出回路14からビジート
ーン検出信号が入力されたところでコントロールマイコ
ン21はフラグEを落とし、フラグFを立てるが(ステ
ップ212、213)、ステップ303でYESとなる
ので、E=1の場合と全く同じ自動発信処理を行う。待
機状態から受話器1を持ち上げただけの状態、または、
受話器1を持ち上げダイヤルしたが相手方とまだ接続さ
れていない状態からでも、自動発信ボタンと「1」また
は「2」のダイヤルボタンを順に押すことで自動発信を
行うことができる。すなわち、発信音が聞こえている間
は、フラグC=1なので、図6のステップ314でYE
Sと判断し、契約電話番号の発信、応答検出後の送信情
報の発信、回線の切断、フラグのクリア、待機状態への
復帰を行う。受話器1を持ち上げたままダイヤルするこ
となく発信音が聞こえなくなったあと、または、受話器
1を持ち上げダイヤルしたがまだ相手方と接続されてい
ないときは、フラグD=1またはD´=1なので、ステ
ップ303でYESと判断し、E=1の場合と同様の自
動発信処理を行う。
【0048】なお、待機状態から一旦、受話器1を取り
上げ、電話を掛けることなくそのまま受話器1を置いた
とき、または、受話器1を取り上げダイヤルをしたが相
手が電話に出ないまま受話器1を置いたとき、発信通話
後にそのまま受話器1を置いたとき、コントロールマイ
コン21は回線を切断し、フラグをクリアして待機状態
に戻る(図5のステップ214または215または21
6または211、217、218)。
【0049】迷惑電話お断りサービスへの自動発信(着
信通話中) 電話が掛かってきたため受話器1を取り上げて出たが、
イタズラ電話であったので次回からイタズラ電話が掛か
らないようにしたいとき、通話状態のまま自動発信ボタ
ンと「3」のダイヤルボタンを順に押し、受話器1を電
話機本体4の上に戻す。コントロールマイコン21は、
自動発信ボタンが押されると、図6の割り込み処理を実
行する。今回は自動発信ボタンの次にダイヤルボタン
「1」または「2」が押されていないのでステップ30
1でNOと判断し、図7のフローに進み、ダイヤルボタ
ン「3」が押されたかチェックする(ステップ40
1)。YESとなるので、まず、A=1で着信通話中か
チェックする(ステップ402)。これは、ユーザから
発呼して通話中の場合(E=1となる)、迷惑電話お断
りサービスの電話番号に発信することは不自然であり、
ユーザが誤操作したとして、自動発信指示操作を無視す
るためである。
【0050】但し、ここでは、着信による通話中なの
で、続いて、第2タイマ16の計時時間t2が予め定め
られた基準時間T2以下かチェックする(ステップ40
3)。T2は、イタズラでない通常の電話で要する最低
限の通話時間であり、例えば、30秒程度に設定されて
いる。t2がT2以上となっていれば、イタズラでない
普通の通話中に、ユーザが誤って自動発信指示操作をし
たとしてと考えられるので、この場合も、コントロール
マイコン21はユーザが誤操作したとして、今回の自動
発信指示操作を無視するためである。
【0051】ユーザが通話開始からt2=10秒の時点
で自動発信指示操作をしたとき、t2がT2以下であ
り、コントロールマイコン21はステップ403でYE
Sと判断する。この場合、イタズラ電話であったので迷
惑電話お断りサービスを受けるために自動発信指示操作
をしたものと考えられるので、コントロールマイコン2
1は、まず、音声合成出力回路17を制御して「イタズ
ラはやめて下さい」、「いい加減にしろ」などの音声を
合成させ、加算器18、スピーチネットワーク回路9を
介して公衆電話回線に出力させてイタズラの撃退を行う
(ステップ404)。続いて、迷惑電話お断りサービス
を受けるための自動発信処理を実行する。
【0052】すなわち、まず、フックスイッチ回路8に
対しオンフック制御して回線を一旦、切断させたあと
(ステップ405)、再び、オフフック制御をして回線
を閉結させる(ステップ406)。続いて、ROM23
の登録エリアの上段に登録された電話番号144に対応
する組み合わせのダイヤル信号の発信を行う(ステップ
407)。局の交換機が応答すると、該交換機が公衆電
話回線の極性を切り換え、この極性切り換えから応答検
出回路13が相手先(迷惑電話お断りサービスの場合は
交換機)の応答を検出し、応答検出信号を出力する。交
換機は回線を通じて「プププ・・・」の合図音を返す。
このように、着信による通話中、簡単な自動発信指示操
作をするだけで、イタズラ撃退音の送出、回線の切断、
閉結、迷惑電話お断りサービスを受けるための電話番号
144への発信が自動的になされるので、ユーザが肉声
で「イタズラはやめて下さい」、「いい加減にしろ」な
ど、イタズラ電話を撃退する言葉を発しなくて済み(ユ
ーザが肉声で話すと、かえってイタズラを助長してしま
うことがある)、また、受話器1を一旦、電話機本体4
に置いたあと、再び、取り上げ、144をダイヤルする
という面倒な手間が省ける。
【0053】コントロールマイコン21はステップ40
7のあと、応答検出回路13からの入力を一定時間、監
視しており(ステップ408)、一定時間内に、自動発
信した相手先が応答したことを示す応答検出信号を入力
すると、ROM23の登録エリアの下段に登録されたお
断りサービスオンを示す送信情報2に対応するトーン信
号を発生し、加算器18、スピーチネットワーク回路9
を介して公衆電話回線に対し発信を行う(ステップ40
9)。そして、フックスイッチ回路8に対しオンフック
制御を行い、回線を切断させる(ステップ410)。そ
して、各種フラグA〜Fをクリアし(ステップ41
1)、受話器1が電話機本体4に置かれてフックスイッ
チ19が開いていれば図4のステップ101に戻って待
機状態となり(ステップ412でYES)、フックスイ
ッチ19が閉じていれば受話器1が電話機本体4に置か
れるのを待って待機状態となる。
【0054】若し、ステップ408で一定時間内に応答
検出信号が入力されなかった場合、コントロールマイコ
ン21は、再度、自動発信を行うため、回線の切断、回
線の閉結、ダイヤル信号の発生を行い、先の電話番号1
44に自動発信する(ステップ413、405〜40
7)。そして、応答検出回路13からの応答検出信号の
入力を一定時間、待つ(ステップ408)。一定時間内
に応答検出信号の入力があれば、ステップ409へ進ん
で送信情報2を送信したあと、フックスイッチ回路8に
対しオンフック制御を行って回線を切断し(ステップ4
10)、一定時間内に応答検出信号の入力が無ければ、
ステップ413を経てステップ410に進み、回線を切
断させる。このように、自動発信した相手先(ここでは
局の交換機)から応答がなかった場合、再度、自動発信
が行われるので、確実に所望の相手先に発信することが
可能となる。また、自動発信後、相手先から応答が有
り、送信情報2を送信して正常に自動発信が完了する
か、または、自動発信を2回行っても相手先から応答が
得られなかった場合、回線を自動的に切断するので、回
線が閉結状態のまま放置されることはなく、また、ユー
ザが改めて回線切断操作をする手間が省ける。
【0055】局の交換機は或る電話機から144がダイ
ヤルされたあと、2が送信されて来ると、迷惑電話お断
りサービスオンを受け付け、イタズラ電話を掛けた者の
電話番号を着信拒否メモリに記憶し、次に、同一の発信
者から同じ番号に電話が掛かってきても電話は繋がず、
「都合によりおつなぎできません」とのアナウンスを発
信者に流す。
【0056】なお、着信による通話中、ユーザが自動発
信指示操作をするより先に相手が電話を切ったとき、交
換機はビジートーン(BT音)を発するので、音声検出
回路14がビジートーン検出信号をコントロールマイコ
ン21に出力する。このとき、コントロールマイコン2
1は相手方が回線を切断(オンフック)したと判断し
(図4のステップ109でNO)、Aをクリアし、Bを
立てる(ステップ110)。この状態で、受話器1を電
話機本体4に戻す前に、ユーザが自動発信ボタンと
「3」を順に押したとき、コントロールマイコン21は
図7のステップ414でYESと判断する。このとき、
コントロールマイコン21は合成音の出力は省略し、ス
テップ405へ進んで回線の切断、閉結、144の発
信、応答検出後の2の発信、回線の切断、フラグA〜F
のクリア、待機状態への復帰を自動的に行うので(ステ
ップ406〜413)、迷惑電話お断りサービスの利用
に手間が掛からない。
【0057】迷惑電話お断りサービスへの自動発信(無
言電話) 無言電話が掛かってきた場合、ユーザが自動発信指示操
作をしなくてもコントロールマイコン21は自動的に迷
惑電話お断りサービスへ自動発信するようになってい
る。即ち、着信による通話中、相手の無音状態が10秒
続き第1タイマ15の計時時間t1が10秒になったと
ころで、コントロールマイコン21は図4のステップ1
07でYESと判断する。このとき、コントロールマイ
コン21は、第2タイマ16で計時された経過時間t2
がT2以内かチェックする。T2を越えているときは、
通話時間が長く、イタズラ電話でなく発信元の相手が所
要で一時的に席を外したために無音状態が続いただけと
考えられるので、今回の無音状態の発生を無視する(ス
テップ111でNO)。そして、t2がT2以内であっ
たときだけ、ステップ111でYESと判断して無言電
話が掛かってきたと扱い、前述と同様にして、音声合成
音の出力、回線の切断、回線の閉結、144のダイヤル
トーン信号の発信、交換機から応答が有ったときの2の
送信、回線の切断、フラグのクリア、待機状態への復帰
を順に行う(図7のステップ404〜412)。これに
より、無言のイタズラ電話が掛かってきたとき、ユーザ
が特に自動発信指示操作をしなくても、迷惑電話お断り
サービスを受けることができ、便利である。
【0058】迷惑電話お断りサービスへの自動発信(待
機中) イタズラ電話が掛かった場合、受話器1を電話機本体4
に置いて待機状態としたあとでも、他の電話が掛かって
来る前に自動発信指示操作をすることで、迷惑電話お断
りサービスを受けることができる。自動発信ボタンと
「3」のダイヤルボタンを順に押すと、コントロールマ
イコン21は、図6、図7の割り込み処理を実行し、ス
テップ301でNO、図7のステップ401でYESと
判断する。そして、フラグA〜Fが全てクリアされてい
るので、ステップ406へ進み、回線を閉結させたあ
と、144を発信する(ステップ407)。そして、応
答検出回路13からの応答検出信号の入力を一定時間待
つ(ステップ408)。一定時間内に応答検出信号の入
力があれば、ステップ409へ進み、2を送信し、回線
を切断したあとフラグA〜Fをクリアし、待機状態に戻
る(ステップ410〜412)。これにより、ユーザ
は、待機状態にあるときに、単に、自動発信指示操作を
するだけで、迷惑電話お断りサービスを受けることがで
き、受話器1を取り上げて144をダイヤルし、2を送
信したあと受話器1を元に戻すという面倒な操作をしな
くて済む。
【0059】なお、ステップ408で一定時間内に応答
検出信号の入力が無ければ、コントロールマイコン21
は回線を一旦、切断し、再度、回線の閉結、144の発
信を行い、応答検出信号の入力を待つ(ステップ41
3、405〜408)。応答検出信号の入力があれば、
2の送信を行ったあと回線を切断し、フラグをクリアし
て待機状態に戻り(ステップ409〜412)、一定時
間内に応答検出信号の入力がなければ、回線を切断し、
フラグをクリアして待機状態に戻る(ステップ413、
410〜412)。局の交換機は或る電話機から144
がダイヤルされたあと、2が送信されて来ると、迷惑電
話お断りサービスを受け付け、直前にイタズラ電話を掛
けた者の電話番号を記憶し、次に、同一の発信者から同
じ番号に電話が掛かってきても電話は繋がず、「都合に
よりおつなぎできません」とのアナウンスを発信者に流
す。
【0060】迷惑電話お断りサービスへの自動発信(オ
フフック状態) 待機状態から受話器1を取り上げたあと、発信音が聞こ
えている間にユーザが自動発信ボタンと「3」のダイヤ
ルボタンを順に押したとき、コントロールマイコン21
は、図6、図7の割り込み処理を実行する。ここでは、
フラグC=1なのでステップ415でYESと判断し、
直ちに144を発信し、応答検出後、2を送信し、回線
を切断したあとフラグをクリアして待機状態に戻る(ス
テップ407〜413)。一方、待機状態から受話器1
を取り上げたあと、発信音が聞こえなくなってから、自
動発信ボタンと「3」のダイヤルボタンを順に押したと
き、D=1なので、コントロールマイコン21は図7の
ステップ414でYESと判断し、このとき、回線切断
後、再度閉結したあと、144を発信し、応答検出後、
2を送信し、回線を切断したあとフラグをクリアして待
機状態に戻る(ステップ405〜413)。
【0061】また、直前に掛かったイタズラ電話に関し
て友人等に相談するため待機状態から受話器1を取り上
げたあと、或る番号をダイヤルしたが、相手がなかなか
電話に出ないため、自動発信ボタンと「3」のダイヤル
ボタンを順に押したとき、D´=1なので、コントロー
ルマイコン21は図7のステップ414でYESと判断
し、このとき、回線切断後、再度閉結したあと、144
を発信し、応答検出後、2を送信し、回線を切断したあ
とフラグをクリアして待機状態に戻る(ステップ405
〜413)。このようにして、待機状態から受話器1を
持ち上げたオフフック状態にあるとき、自動発信の指示
という簡単な操作を行うだけで、迷惑電話お断りサービ
スへ自動発信できるので、ユーザの手間が大幅に軽減さ
れる。
【0062】なお、発信通話中または発信通話中に相手
が先に電話切ったあとのオフフック状態にあるとき(E
またはF=1)、迷惑電話お断りサービスを受けるのは
不自然であるので、ユーザが自動発信ボタンと「3」を
順に押してもコントロールマイコン21は自動発信指示
を無視するようになっている(図7のステップ416で
YES)。
【0063】上記した実施例では、自動発信用の電話番
号に伝言番号等の送信情報が付加されている場合、自動
発信時、応答検出回路の出力から相手先の応答を確認し
てから送信情報を送信するようにしたが、自動発信用の
電話番号を発信したあと、相手先の応答の有無に関わら
ず、一定時間後に送信情報を自動的に送信し、しかる
後、回線を切断するようにしても良く、このようにすれ
ば、応答検出回路が不要となる。また、着信通話中、迷
惑電話お断りサービスを受けるための自動発信指示操作
がされたとき、図7のステップ403のチェックをする
ことなくそのまま自動発信処理を行うようにしても良
く、また、着信通話中に無言状態が一定時間続き図4の
ステップ107でYESとなったときもステップ111
のチェックをすることなくそのまま自動発信処理を行う
ようにしても良い。また、ステップ107では10秒を
越えたかチェックするようにしたが、15秒、20秒な
ど他の時間としたり、ユーザが任意に可変設定できるよ
うにしても良い。
【0064】また、迷惑電話お断りサービスを受けるた
めの電話番号と送信情報をROM23の登録エリアに予
め登録しておくようにしたが、RAM22に第3登録エ
リアを設け、ユーザの登録操作に従い、登録できるよう
にしても良い。更に、迷惑電話お断りサービスを解除す
るめの電話番号144と送信情報9を対応付けてROM
23に登録しておき、例えば、自動発信ボタンと「0」
のダイヤルボタンが順に押されたとき、前述と同様にし
て、回線の切断や閉結を行ったあと、まず144を自動
発信し、このあと自動または応答検出後に9を送信し、
しかるのち回線を切断するようにすれば、迷惑電話お断
りサービスの解除も簡単な操作で行うことができる。
【0065】また、電話機の状態をフラグで管理し、電
話機の状態によって自動発信の仕方を変えるようにした
が、これに代えて、自動発信指示操作がされたときまた
は着信通話中に一定時間以上の無言状態が続いたとき、
一律に回線の切断、閉結、電話番号の発信、応答検出後
の送信情報の送信、回線の切断、待機状態への復帰を行
うようにしても、通話中、待機中、オフフック状態のい
ずれの場合でも自動発信することができ、また、自動発
信指示操作がされたとき、一律に回線の閉結、電話番号
の発信、応答検出後の送信情報の送信、回線の切断、待
機状態への復帰を行うようにすれば、待機状態から自動
発信することができる。
【0066】また、上記した実施例ではポケットベルサ
ービス、迷惑電話お断りサービスを利用するための電話
番号を自動発信できるようにしたが、本発明は何らこれ
に限定されず、二重番号サービスなど他の電話サービス
を利用するために自動発信できるようにしたり(二重番
号サービスの場合、141を電話番号、1を送信情報と
する)、個人的に特定の電話番号に自動発信できるよう
にしても良い。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、登録手段に所定の電話
番号を登録しておき、操作手段により自動発信が指示さ
れたとき、回線を一旦切断したあと閉結し、登録手段に
登録された所定の電話番号を発信して自動発信を行うよ
うにしたので、通話中、または通話中に相手が先に電話
を切ったあとのオフフック状態、または待機状態から受
話器を持ち上げたあと、ダイヤルする前に発信音が聞こ
えなくなったオフフック状態などにおいて、自動発信の
指示という簡単な操作を行うだけで、回線の切断、閉
結、所定の電話番号の発信という一連の自動発信を行わ
せることができ、ポケットベルの呼び出し、迷惑電話お
断りサービスへのダイヤルなど、所定の電話番号に発信
する際のユーザの手間が大幅に軽減される。
【0068】また、他の本発明によれば、自動発信が指
示されたとき、発信可能状態であればそのまま登録手段
に登録された所定の電話番号を発信して自動発信を行
い、待機状態であれば回線を閉結したあと、登録手段に
登録された所定の電話番号を発信して自動発信を行うよ
うにしたので、待機状態から受話器を持ち上げ発信音が
聞こえている状態において自動発信が指示されたとき
は、回線の切断と閉結を省略して、所定の電話番号の自
動発信を速やかに行わせることができ、また待機状態に
おいて自動発信が指示されたときは、回線の切断を省略
して、速やかに回線閉結と所定の電話番号の発信という
一連の自動発信動作を行わせることができる。
【0069】また、更に他の発明によれば、登録手段に
所定の電話番号を登録しておき、通話中に検出手段で一
定時間、相手先の音声の検出がなかったとき、回線を一
旦、切断したあと再度、閉結し、登録手段に登録された
所定の電話番号を発信して自動発信を行うようにしたの
で、無言電話が掛かったとき、ユーザが何ら特別な操作
をしなくても、回線の切断、閉結、所定の電話番号の発
信という一連の自動発信動作を行わせることができ、迷
惑電話お断りサービスへのダイヤルを完全に自動的に行
うことができる。
【0070】また、更に他の発明によれば、自動発信が
指示されたとき、自動発信手段が自動発信動作をする前
に音声合成出力手段から回線に所定の音声合成音を出力
させるようにしたので、イタズラ電話が掛かったとき、
例えば、「イタズラはやめて下さい」、「いい加減にし
ろ」などの音声合成音で応答することができ、ユーザが
肉声で応答する必要がなくなるとともに、機械的な合成
音でイタズラ撃退効果を発揮することもできる。
【0071】また、他の発明によれば、着信による通話
中と判別されていないとき、自動発信をしないようにす
るようにしたので、ユーザから発信して通話中となって
いた場合に、自動発信の指示操作を誤って行ったり、相
手が電話に出たあと所要で一時的に電話から離れた場合
などに、誤って所定の電話番号に自動発信してしまうの
を防止することができる。
【0072】また、他の発明によれば、着信による通話
中と判別されていても、通話開始からの経過時間が一定
時間以上のとき、自動発信をしないようにするようにし
たので、着信により通話中となっても、イタズラ電話で
なく普通の電話であれば一定時間以上通話するので、こ
の場合に、自動発信の指示操作を誤って行ったり、相手
が所要で一時的に電話から離れた場合などに、誤って所
定の電話番号に自動発信してしまうのを防止することが
できる。
【0073】また、他の発明によれば、登録手段には所
定の電話番号とともに所定の送信情報も登録しておき、
自動発信する際、登録手段に登録された所定の電話番号
を発信したあと、所定の送信情報も送信するようにした
ので、例えば、表示式ポケットベルサービスの場合の伝
言番号、迷惑電話お断りサービスの場合のお断りサービ
スオンを示す番号なども自動送信することができる。
【0074】また、他の発明によれば、登録手段には所
定の電話番号とともに所定の送信情報も登録しておき、
応答検出手段で自動発信の相手先からの応答が検出され
たとき、登録手段に登録された所定の送信情報を送信す
るようにしたので、例えば、表示式ポケットベルサービ
スの場合の伝言番号、迷惑電話お断りサービスの場合の
お断りサービスオンを示す番号などを自動送信すること
ができる。
【0075】また、他の発明によれば、自動発信完了
後、または応答検出手段で自動発信の相手先から応答が
検出されなかったとき、回線を切断するようにしたの
で、自動発信完了後にユーザが回線切断操作をしなくて
も、回線閉結状態のままとならないようにできる。
【0076】また、他の発明によれば、応答検出手段で
自動発信の相手先からの応答が検出されなかったとき、
再度、自動発信を行うようにしたので、所定の電話番号
に確実に自動発信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電話機の回路図であ
る。
【図2】RAMに登録されるデータの説明図である。
【図3】ROMに登録されるデータの説明図である。
【図4】コントロールマイコンの動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】コントロールマイコンの動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】コントロールマイコンの動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】コントロールマイコンの動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 受話器 4 電話機本体 8 フックスイッチ回路 9 スピーチネット
ワーク回路 10 バランスネットワーク回路 11 着信検出回路 12 発信音検出回路 13 応答検出回路 14 音声検出回路 15 第1タイマ 16 第2タイマ 17 音声合成出力
回路 19 フックスイッチ 20 キーマトリク
ス 21 コントロールマイコン 22 RAM 23 ROM

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の自動発信用の電話番号を登録する
    登録手段と、 自動発信の指示操作をする操作手段と、 自動発信が指示されたとき、回線を一旦切断したあと閉
    結し、登録手段に登録された所定の電話番号を発信して
    自動発信を行う自動発信手段と、 を備えたことを特徴とする電話機。
  2. 【請求項2】 自動発信手段は自動発信が指示されたと
    き、発信可能状態であればそのまま登録手段に登録され
    た所定の電話番号を発信して自動発信を行い、待機状態
    であれば回線を閉結したあと、登録手段に登録された所
    定の電話番号を発信して自動発信を行うようにしたこ
    と、 を特徴とする請求項1記載の電話機。
  3. 【請求項3】 所定の自動発信用の電話番号を登録する
    登録手段と、 通話中に相手先音声の有無を検出する検出手段と、 通話中に検出手段で一定時間、音声の検出がなかったと
    き、回線を一旦、切断したあと再度、閉結し、登録手段
    に登録された所定の電話番号を発信して自動発信を行う
    自動発信手段と、 を備えたことを特徴とする電話機。
  4. 【請求項4】 自動発信が指示されたとき、自動発信手
    段が自動発信動作をする前に回線に所定の音声合成音を
    出力させる音声合成音出力手段を設けたこと、 を特徴とする請求項1または3記載の電話機。
  5. 【請求項5】 着信による通話中か否かを判別する判別
    手段を設け、 自動発信手段は、判別手段で着信による通話中と判別さ
    れていないとき、自動発信をしないようにしたこと、 を特徴とする請求項1または3または4記載の電話機。
  6. 【請求項6】 通話開始からの経過時間を計時する計時
    手段を設け、 自動発信手段は、判別手段で着信による通話中と判別さ
    れていても、計時手段で計時した経過時間が一定時間以
    上のとき、自動発信をしないようにしたこと、 を特徴とする請求項5記載の電話機。
  7. 【請求項7】 登録手段には所定の自動発信用の電話番
    号とともに所定の送信情報も登録しておき、 自動発信手段は、自動発信する際、登録手段に登録され
    た所定の電話番号を発信したあと、登録手段に登録され
    た所定の送信情報を送信するようにしたこと、 を特徴とする請求項1または2または3または4または
    5または6記載の電話機。
  8. 【請求項8】 登録手段には所定の自動発信用の電話番
    号とともに所定の送信情報も登録しておき、 自動発信手段による自動発信に対する相手先からの応答
    の有無を検出する応答検出手段を備え、 自動発信手段は、応答検出手段で相手先からの応答が検
    出されたとき、登録手段に登録された所定の送信情報を
    送信するようにしたこと、 を特徴とする請求項1または2または3または4または
    5または6記載の電話機。
  9. 【請求項9】 自動発信手段による自動発信に対する相
    手先からの応答の有無を検出する応答検出手段を備え、 自動発信手段は、自動発信完了後、または、応答検出手
    段で相手先からの応答が検出されなかったとき、回線を
    切断するようにしたこと、 を特徴とする請求項1または2または3または4または
    5または6または7または8記載の電話機。
  10. 【請求項10】 自動発信手段による自動発信に対する
    相手先からの応答の有無を検出する応答検出手段を備
    え、 自動発信手段は、応答検出手段で相手先からの応答が検
    出されなかったとき、再度、自動発信を行うようにした
    こと、 を特徴とする請求項1または2または3または4または
    5または6または7または8記載の電話機。
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