JPH082083A - 孔版印刷用版胴 - Google Patents
孔版印刷用版胴Info
- Publication number
- JPH082083A JPH082083A JP13728694A JP13728694A JPH082083A JP H082083 A JPH082083 A JP H082083A JP 13728694 A JP13728694 A JP 13728694A JP 13728694 A JP13728694 A JP 13728694A JP H082083 A JPH082083 A JP H082083A
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- JP
- Japan
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- plate cylinder
- outer peripheral
- peripheral surface
- press roller
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成の追加により、プレスローラの衝
突音を効果的に低減し、高速印刷時においても大きい騒
音が発生しないよう改良された孔版印刷用版胴を提供す
ること。 【構成】 外周面に孔版原紙を巻き付け装着され、印刷
動作回転角領域において前記外周面にプレスローラ３を
押し付けられる孔版印刷用版胴１において、前記印刷動
作回転角領域の始端側にてプレスローラ３が版胴外周面
に対し着地衝突する部位に衝撃吸収部材１７を設ける。
プレスローラ３は版胴外周面の衝撃吸収部材１７に対し
着地衝突するから、その衝突エネルギが衝撃吸収部材１
７による緩衝作用によって吸収され、版胴１に作用する
衝撃が低減する。これにより衝突音が小さくなる。
突音を効果的に低減し、高速印刷時においても大きい騒
音が発生しないよう改良された孔版印刷用版胴を提供す
ること。 【構成】 外周面に孔版原紙を巻き付け装着され、印刷
動作回転角領域において前記外周面にプレスローラ３を
押し付けられる孔版印刷用版胴１において、前記印刷動
作回転角領域の始端側にてプレスローラ３が版胴外周面
に対し着地衝突する部位に衝撃吸収部材１７を設ける。
プレスローラ３は版胴外周面の衝撃吸収部材１７に対し
着地衝突するから、その衝突エネルギが衝撃吸収部材１
７による緩衝作用によって吸収され、版胴１に作用する
衝撃が低減する。これにより衝突音が小さくなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷用版胴に関
し、より詳しくはプレスローラにより押圧式に孔版印刷
を行う孔版印刷装置にて使用される孔版印刷用版胴に関
するものである。
し、より詳しくはプレスローラにより押圧式に孔版印刷
を行う孔版印刷装置にて使用される孔版印刷用版胴に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】プレスローラにより押圧式に孔版印刷を
行う孔版印刷装置は、外周面に孔版原紙を巻き付け装着
され、内側より印刷インキを供給されるインキ透過構造
の円筒状の版胴を有し、印刷動作回転角領域において給
紙状態にてプレスローラを版胴の外周面に対し押し付
け、印刷用紙を版胴外周面の孔版原紙とプレスローラと
によって挟み込むことにより、印刷用紙を孔版原紙に圧
接させて押圧式に孔版印刷を行う。
行う孔版印刷装置は、外周面に孔版原紙を巻き付け装着
され、内側より印刷インキを供給されるインキ透過構造
の円筒状の版胴を有し、印刷動作回転角領域において給
紙状態にてプレスローラを版胴の外周面に対し押し付
け、印刷用紙を版胴外周面の孔版原紙とプレスローラと
によって挟み込むことにより、印刷用紙を孔版原紙に圧
接させて押圧式に孔版印刷を行う。
【０００３】この孔版印刷装置においては、版胴の外周
面に孔版原紙の先端をクランプする原紙クランプ機構が
設けられることから、プレスローラは、この原紙クラン
プ機構の配置領域においては、原紙クランプ機構との干
渉を避けるべく版胴外周面より離間し、この領域を避け
て印刷動作回転角領域においてのみ版胴外周面に対して
押し付けられる。このプレスローラの退避駆動の具体例
としては、版胴の両端部に一体的に設けられたカムによ
り行うものと、ソレノイド装置などのアクチュエータを
使用して行うものとが知られている。
面に孔版原紙の先端をクランプする原紙クランプ機構が
設けられることから、プレスローラは、この原紙クラン
プ機構の配置領域においては、原紙クランプ機構との干
渉を避けるべく版胴外周面より離間し、この領域を避け
て印刷動作回転角領域においてのみ版胴外周面に対して
押し付けられる。このプレスローラの退避駆動の具体例
としては、版胴の両端部に一体的に設けられたカムによ
り行うものと、ソレノイド装置などのアクチュエータを
使用して行うものとが知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】何れの場合も、プレス
ローラは、版胴一回転に付き必ず一回、印刷動作回転角
領域の始端側にて版胴外周面に対し着地衝突するから、
この着地衝突時に衝突音が発生する。この衝突音は、版
胴が高速回転される高速印刷時ほど大きくなり、オフィ
ス環境にそぐわない不快な騒音となる。
ローラは、版胴一回転に付き必ず一回、印刷動作回転角
領域の始端側にて版胴外周面に対し着地衝突するから、
この着地衝突時に衝突音が発生する。この衝突音は、版
胴が高速回転される高速印刷時ほど大きくなり、オフィ
ス環境にそぐわない不快な騒音となる。
【０００５】またプレスローラが版胴外周面に着地衝突
する際に版胴に作用する衝撃により、版胴に繰り返し疲
労が与えられ、これは版胴の寿命を短くする原因にな
る。
する際に版胴に作用する衝撃により、版胴に繰り返し疲
労が与えられ、これは版胴の寿命を短くする原因にな
る。
【０００６】本発明は、上述の如き問題点に着目してな
されたものであり、簡単な構成の追加により、プレスロ
ーラの衝突音を効果的に低減し、高速印刷時においても
大きい騒音が発生しないよう改良され、併せて耐久性の
向上を図った孔版印刷用版胴を提供することを目的とし
ている。
されたものであり、簡単な構成の追加により、プレスロ
ーラの衝突音を効果的に低減し、高速印刷時においても
大きい騒音が発生しないよう改良され、併せて耐久性の
向上を図った孔版印刷用版胴を提供することを目的とし
ている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的を達成す
るため、本発明による孔版印刷用版胴は、外周面に孔版
原紙を巻き付け装着され、印刷動作回転角領域において
前記外周面にプレスローラを押し付けられる孔版印刷用
版胴において、前記印刷動作回転角領域の始端側にて前
記プレスローラが版胴外周面に対し着地衝突する部位に
衝撃吸収部材が設けられていることを特徴としている。
るため、本発明による孔版印刷用版胴は、外周面に孔版
原紙を巻き付け装着され、印刷動作回転角領域において
前記外周面にプレスローラを押し付けられる孔版印刷用
版胴において、前記印刷動作回転角領域の始端側にて前
記プレスローラが版胴外周面に対し着地衝突する部位に
衝撃吸収部材が設けられていることを特徴としている。
【０００８】
【作用】上述の如き構成によれば、プレスローラは版胴
外周面の衝撃吸収部材に対し着地衝突するから、その衝
突エネルギが衝撃吸収部材による緩衝作用によって吸収
され、版胴に作用する衝撃が低減する。これにより衝突
音が小さくなる。
外周面の衝撃吸収部材に対し着地衝突するから、その衝
突エネルギが衝撃吸収部材による緩衝作用によって吸収
され、版胴に作用する衝撃が低減する。これにより衝突
音が小さくなる。
【０００９】衝撃吸収部材が版胴外周面より所定の厚み
をもって突出いる場合には、当該衝撃吸収部材の印刷動
作回転角領域側の段差面が版胴外周面と衝撃吸収部材の
上面とを滑らかに接続する傾斜面であることにより、版
胴外周面に着版された孔版原紙Ｍと版胴外周面との間に
間隙が生じることがない。
をもって突出いる場合には、当該衝撃吸収部材の印刷動
作回転角領域側の段差面が版胴外周面と衝撃吸収部材の
上面とを滑らかに接続する傾斜面であることにより、版
胴外周面に着版された孔版原紙Ｍと版胴外周面との間に
間隙が生じることがない。
【００１０】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
【００１１】図１（ａ）〜（ｃ）は本発明による孔版印
刷用版胴を含む孔版印刷装置の一実施例を示している。
これらの図において、符号１は孔版印刷用版胴（以下、
単に版胴と云う）を、符号３はプレスローラを各々示し
ている。
刷用版胴を含む孔版印刷装置の一実施例を示している。
これらの図において、符号１は孔版印刷用版胴（以下、
単に版胴と云う）を、符号３はプレスローラを各々示し
ている。
【００１２】版胴１は、インキ透過構造の円筒体により
構成され、外周面部に原紙クランプ機構５を有し、原紙
クランプ機構５によって先端をクランプされた孔版原紙
（図示省略）を巻き付け装着され、図示されていない版
胴駆動機構により図にて反時計廻り方向へ回転駆動され
る。
構成され、外周面部に原紙クランプ機構５を有し、原紙
クランプ機構５によって先端をクランプされた孔版原紙
（図示省略）を巻き付け装着され、図示されていない版
胴駆動機構により図にて反時計廻り方向へ回転駆動され
る。
【００１３】原紙クランプ機構５は、版胴１の外周面に
固定装着されたクランプベース部材７と、版胴１に枢軸
９によってクランプ位置とアンクランプ位置との間に概
ね１８０度回転変位可能に設けられたクランププレート
１１とにより構成されている。
固定装着されたクランプベース部材７と、版胴１に枢軸
９によってクランプ位置とアンクランプ位置との間に概
ね１８０度回転変位可能に設けられたクランププレート
１１とにより構成されている。
【００１４】版胴１は、原紙クランプ機構５の配置部を
除く他の部分をインキ透過構造とされ、胴内に配置され
た不図示のインキ供給機構により内周面に印刷インキを
計量供給される。なお、この版胴１の構造について、よ
り詳細な説明が必要ならば、特開昭６０−１６５２９５
号公報、特開昭６１−２２８９８２号公報を参照された
い。
除く他の部分をインキ透過構造とされ、胴内に配置され
た不図示のインキ供給機構により内周面に印刷インキを
計量供給される。なお、この版胴１の構造について、よ
り詳細な説明が必要ならば、特開昭６０−１６５２９５
号公報、特開昭６１−２２８９８２号公報を参照された
い。
【００１５】インキ透過構造領域は孔版印刷可能回転角
領域であり、ここでは、図１（ａ）に示されているよう
に、孔版印刷可能領域は符号Ａにより示されている領域
とし、原紙クランプ機構５の配置領域を含む他の回転角
領域である非印刷回転角領域は符号Ｂにより示されてい
る領域とする。
領域であり、ここでは、図１（ａ）に示されているよう
に、孔版印刷可能領域は符号Ａにより示されている領域
とし、原紙クランプ機構５の配置領域を含む他の回転角
領域である非印刷回転角領域は符号Ｂにより示されてい
る領域とする。
【００１６】版胴１の両端には各々板カム１３が固定装
着されている。板カム１３は、印刷動作回転角領域Ａに
対応する回転角領域にて小径カム面１３ａをなし、非印
刷回転角領域Ｂに対応する回転角領域にて大径カム面１
３ｂをなし、これらカム面にはプレスローラ３と連携装
着されているカムフォロア１５が不図示のばね装置によ
るばね力により当接している。
着されている。板カム１３は、印刷動作回転角領域Ａに
対応する回転角領域にて小径カム面１３ａをなし、非印
刷回転角領域Ｂに対応する回転角領域にて大径カム面１
３ｂをなし、これらカム面にはプレスローラ３と連携装
着されているカムフォロア１５が不図示のばね装置によ
るばね力により当接している。
【００１７】このカム機構により、プレスローラ３は、
版胴１の印刷動作回転角領域Ａにおいては、図１（ａ）
に示されているように、版胴１の外周面に対し押し付け
られ、版胴１の非印刷回転角領域Ｂにおいては、図１
（ｂ）に示されているように、原紙クランプ機構５との
干渉を避けるべく版胴１の外周面より離間する。
版胴１の印刷動作回転角領域Ａにおいては、図１（ａ）
に示されているように、版胴１の外周面に対し押し付け
られ、版胴１の非印刷回転角領域Ｂにおいては、図１
（ｂ）に示されているように、原紙クランプ機構５との
干渉を避けるべく版胴１の外周面より離間する。
【００１８】版胴１の外周面には、印刷動作回転角領域
Ａの始端側であってプレスローラ３が版胴外周面に対し
着地衝突する部位に衝撃吸収部材１７が取り付けられて
いる。
Ａの始端側であってプレスローラ３が版胴外周面に対し
着地衝突する部位に衝撃吸収部材１７が取り付けられて
いる。
【００１９】この衝撃吸収部材１７は、帯状をなして版
胴外周面の軸線方向全域に亘って延在していても、ある
いは版胴外周面の軸線方向に部分的に設けられていても
よい。
胴外周面の軸線方向全域に亘って延在していても、ある
いは版胴外周面の軸線方向に部分的に設けられていても
よい。
【００２０】衝撃吸収部材１７として好適な材料として
は、ゴム状弾性部材、発泡体、フェルト、不織布の積層
体などが挙げられ、これらは衝撃吸収のために適度の弾
性と耐印刷インキ性とを備えていればよい。
は、ゴム状弾性部材、発泡体、フェルト、不織布の積層
体などが挙げられ、これらは衝撃吸収のために適度の弾
性と耐印刷インキ性とを備えていればよい。
【００２１】衝撃吸収部材１７として好適なゴム状弾性
部材としては、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロ
ロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、シリコンゴ
ム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、ニトリルイソプレンゴ
ム、多硫化ゴム、エピクロルヒドリンゴムなどが挙げら
れ、なかでも耐印刷インキ性より、シリコンゴム、フッ
素ゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴムがより好まし
い。
部材としては、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロ
ロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、シリコンゴ
ム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、ニトリルイソプレンゴ
ム、多硫化ゴム、エピクロルヒドリンゴムなどが挙げら
れ、なかでも耐印刷インキ性より、シリコンゴム、フッ
素ゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴムがより好まし
い。
【００２２】図１（ａ）は、版胴１が印刷動作回転角領
域Ａにてプレスローラ３と対応する印刷動作回転位相状
態を示しており、この状態下ではカムフォロア１５が板
カム１３の小径カム面１３ａに対応することによりプレ
スローラ３は、版胴１の外周面に対して押し付けられ、
版胴１との間に給紙された印刷用紙Ｐを版胴１の外周面
に巻き付け装着されている孔版原紙（図示省略）に所定
のプレス圧をもって圧接させる。これにより所定のプレ
ス圧をもって押圧式に孔版印刷が行われる。
域Ａにてプレスローラ３と対応する印刷動作回転位相状
態を示しており、この状態下ではカムフォロア１５が板
カム１３の小径カム面１３ａに対応することによりプレ
スローラ３は、版胴１の外周面に対して押し付けられ、
版胴１との間に給紙された印刷用紙Ｐを版胴１の外周面
に巻き付け装着されている孔版原紙（図示省略）に所定
のプレス圧をもって圧接させる。これにより所定のプレ
ス圧をもって押圧式に孔版印刷が行われる。
【００２３】上述の状態より版胴１の回転が進み、版胴
１が非印刷回転角領域Ｂにてプレスローラ３と対応する
印刷動作回転位相になると、図１（ｂ）に示されている
ように、カムフォロア１５は板カム１３の小径カム面１
３ａとの対応関係より離れて大径カム面１３ｂに乗り上
げ、この乗り上げによりプレスローラ３が原紙クランプ
機構５との干渉を避けるべく版胴３の外周面より離間す
る。
１が非印刷回転角領域Ｂにてプレスローラ３と対応する
印刷動作回転位相になると、図１（ｂ）に示されている
ように、カムフォロア１５は板カム１３の小径カム面１
３ａとの対応関係より離れて大径カム面１３ｂに乗り上
げ、この乗り上げによりプレスローラ３が原紙クランプ
機構５との干渉を避けるべく版胴３の外周面より離間す
る。
【００２４】これより更に版胴１の回転が進み、図１
（ｃ）に示されているように、版胴１が印刷動作回転角
領域Ａにてプレスローラ３と対応する印刷動作回転位相
状態へ移行すると、カムフォロア１５は板カム１１の大
径カム面１３ｂとの係合より離れて小径カム面１３ａへ
向けてカム面を降下し、これに伴ってプレスローラ３
が、版胴１の外周面に接近し、そして版胴１の外周面に
着地衝突する。
（ｃ）に示されているように、版胴１が印刷動作回転角
領域Ａにてプレスローラ３と対応する印刷動作回転位相
状態へ移行すると、カムフォロア１５は板カム１１の大
径カム面１３ｂとの係合より離れて小径カム面１３ａへ
向けてカム面を降下し、これに伴ってプレスローラ３
が、版胴１の外周面に接近し、そして版胴１の外周面に
着地衝突する。
【００２５】プレスローラ３が、版胴１の外周面に着地
衝突する部位には衝撃吸収部材１７が設けられているか
ら、プレスローラ３はその衝撃吸収部材１７に着地衝突
することになる。
衝突する部位には衝撃吸収部材１７が設けられているか
ら、プレスローラ３はその衝撃吸収部材１７に着地衝突
することになる。
【００２６】これによりプレスローラ３が版胴１の外周
面に着地衝突する際に生じる衝撃が衝撃吸収部材１７に
より緩衝吸収され、この着地衝突時に大きい衝突音が発
生することが回避される。
面に着地衝突する際に生じる衝撃が衝撃吸収部材１７に
より緩衝吸収され、この着地衝突時に大きい衝突音が発
生することが回避される。
【００２７】また衝撃吸収部材１７はゴム状の粘着性材
料により構成されていてもよい。この場合には、版胴１
の外周面に巻き付け装着される孔版原紙が衝撃吸収部材
１７に剥離可能に貼り付き、印刷時の孔版原紙のずれが
抑制される。また孔版原紙を版胴１より取り除く排版時
にクランプ解放後の孔版原紙がめくり上がることが回避
される。
料により構成されていてもよい。この場合には、版胴１
の外周面に巻き付け装着される孔版原紙が衝撃吸収部材
１７に剥離可能に貼り付き、印刷時の孔版原紙のずれが
抑制される。また孔版原紙を版胴１より取り除く排版時
にクランプ解放後の孔版原紙がめくり上がることが回避
される。
【００２８】図２に示されているように、版胴１の外周
面に衝撃吸収部材１７が貼り付け式に装着されると、衝
撃吸収部材１７の厚さ分だけ版胴外周面に段差が生じ、
印刷動作回転角領域Ａ側において、これを覆うように巻
き付け装着された孔版原紙Ｍと版胴外周面との間に間隙
Ｓが生じる。この間隙Ｓには印刷インキが溜まり、この
印刷インキが間隙Ｓの開放された両サイドより外部へ漏
れる脇漏れが発生するから、図３に示されているよう
に、衝撃吸収部材１７の印刷動作回転角領域Ａ側は、間
隙Ｓの発生を避けるべく、傾斜面１７ａとされているこ
とが好ましい。
面に衝撃吸収部材１７が貼り付け式に装着されると、衝
撃吸収部材１７の厚さ分だけ版胴外周面に段差が生じ、
印刷動作回転角領域Ａ側において、これを覆うように巻
き付け装着された孔版原紙Ｍと版胴外周面との間に間隙
Ｓが生じる。この間隙Ｓには印刷インキが溜まり、この
印刷インキが間隙Ｓの開放された両サイドより外部へ漏
れる脇漏れが発生するから、図３に示されているよう
に、衝撃吸収部材１７の印刷動作回転角領域Ａ側は、間
隙Ｓの発生を避けるべく、傾斜面１７ａとされているこ
とが好ましい。
【００２９】また図４に示されているように、衝撃吸収
部材１７は版胴１に形成された取付凹部１９にはめ込み
装着されていてもよい。この場合には版胴外周面に大き
い段差が生じることがなく、上述のような間隙Ｓが生じ
ることがない。
部材１７は版胴１に形成された取付凹部１９にはめ込み
装着されていてもよい。この場合には版胴外周面に大き
い段差が生じることがなく、上述のような間隙Ｓが生じ
ることがない。
【００３０】また図５に示されているように、プレスロ
ーラ３の外周面が比較的薄い緩衝層２１により構成され
ていもよい。
ーラ３の外周面が比較的薄い緩衝層２１により構成され
ていもよい。
【００３１】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による孔版印刷用版胴によれば、版胴外周面に衝撃吸収
部材を配置すると云う簡単な構成の追加だけで、プレス
ローラの衝突音が効果的に低減し、高速印刷時において
も大きい騒音が発生することが回避され、印刷動作時の
静粛性が向上し、一般オフィスにおける使用においてオ
フィス環境を不快な騒音により悪化することがない。
による孔版印刷用版胴によれば、版胴外周面に衝撃吸収
部材を配置すると云う簡単な構成の追加だけで、プレス
ローラの衝突音が効果的に低減し、高速印刷時において
も大きい騒音が発生することが回避され、印刷動作時の
静粛性が向上し、一般オフィスにおける使用においてオ
フィス環境を不快な騒音により悪化することがない。
【００３２】また衝撃吸収部材による緩衝作用により、
プレスローラの着地衝突時に版胴に作用する衝撃が低減
するから、版胴の寿命を延ばす効果も得られる。
プレスローラの着地衝突時に版胴に作用する衝撃が低減
するから、版胴の寿命を延ばす効果も得られる。
【００３３】衝撃吸収部材が版胴外周面より所定の厚み
をもって突出いる場合には、当該衝撃吸収部材の印刷動
作回転角領域側の段差面が版胴外周面と衝撃吸収部材の
上面とを滑らかに接続する傾斜面であることにより、版
胴外周面に着版された孔版原紙Ｍと版胴外周面との間に
間隙が生じることがなく、この部分より印刷インキが外
部へ漏れる脇漏れが発生することが回避される。
をもって突出いる場合には、当該衝撃吸収部材の印刷動
作回転角領域側の段差面が版胴外周面と衝撃吸収部材の
上面とを滑らかに接続する傾斜面であることにより、版
胴外周面に着版された孔版原紙Ｍと版胴外周面との間に
間隙が生じることがなく、この部分より印刷インキが外
部へ漏れる脇漏れが発生することが回避される。
【図面の簡単な説明】
【図１】（ａ）〜（ｃ）は各々本発明による孔版印刷用
版胴を含む孔版印刷装置の一実施例を示す概略構成図。
版胴を含む孔版印刷装置の一実施例を示す概略構成図。
【図２】本発明による孔版印刷用版胴の要部を拡大して
示す側面図。
示す側面図。
【図３】本発明による孔版印刷用版胴の改良実施例の要
部を拡大して示す側面図。
部を拡大して示す側面図。
【図４】本発明による孔版印刷用版胴の他の実施例の要
部を拡大して示す側面図。
部を拡大して示す側面図。
【図５】本発明による孔版印刷用版胴の他の実施例の要
部を拡大して示す側面図。
部を拡大して示す側面図。
１ 孔版印刷用版胴 ３ プレスローラ ５ 原紙クランプ機構 １３ 板カム １５ カムフォロア １７ 衝撃吸収部材
Claims (2)
- 【請求項１】 外周面に孔版原紙を巻き付け装着され、
印刷動作回転角領域において前記外周面にプレスローラ
を押し付けられる孔版印刷用版胴において、 前記印刷動作回転角領域の始端側にて前記プレスローラ
が版胴外周面に対し着地衝突する部位に衝撃吸収部材が
設けられていることを特徴とする孔版印刷用版胴。 - 【請求項２】 衝撃吸収部材は版胴外周面より所定の厚
みをもって突出しており、当該衝撃吸収部材の印刷動作
回転角領域側の段差面が版胴外周面と衝撃吸収部材の上
面とを滑らかに接続する傾斜面であることを特徴とする
請求項１に記載の孔版印刷用版胴。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13728694A JPH082083A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 孔版印刷用版胴 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13728694A JPH082083A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 孔版印刷用版胴 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH082083A true JPH082083A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15195139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13728694A Withdrawn JPH082083A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 孔版印刷用版胴 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082083A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001270213A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-10-02 | Duplo Seiko Corp | 輪転孔版印刷機 |
| CN1073014C (zh) * | 1996-09-06 | 2001-10-17 | 吴羽化学工业株式会社 | 制备高温消毒包装容器的树脂组合物 |
| US6792157B1 (en) | 1999-08-25 | 2004-09-14 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image encoding apparatus and quantization characteristics determining apparatus |
| JP2007105995A (ja) * | 2005-10-13 | 2007-04-26 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 孔版印刷装置の版胴及び孔版印刷装置 |
| CN105761671A (zh) * | 2015-01-06 | 2016-07-13 | 伊格尼斯创新公司 | 提取有机发光器件的相关曲线的***和方法 |
| US20230001685A1 (en) * | 2019-10-25 | 2023-01-05 | Gallus Ferd. Rueesch Ag | Screen-printing cylinder |
-
1994
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